4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(2日目)

 今日の予定は佐賀県下の道路元標を幾つか回って熊本まで移動の予定、最初は長崎本線の三間坂駅まで移動して走りだそうかと思ったのですが、後の行程が読みにくい事もあって唐津まで北上し筑肥線の浜崎駅から走り出す事にしました。 浜崎までの運賃は1,080円、今日は18切符を使うかどうかを悩んだのですが、熊本までは無理としても大牟田あたりまで走り抜けられるかと踏んで使わない事にしたのですが。
 ところで昨夜で東横インの宿泊が50泊目、だからと云って何か頂ける訳でもないのですが、メンバー特典で10泊毎1泊無料とか、各種割引を日頃からフルに利用させて貰っています。 なんと50泊目の洗礼は部屋のキーのプレートが落としただけで真っ二つに。 このプレートは部屋内の照明のスイッチにもなっているので、そんなに頑丈なものでもありませんし、逆に頑丈すぎるとスイッチ側を壊してしまうかも知れませんが、落としただけで折れたりするものでもありません。 フロントで弁償と云う事で1,000円也を要求される事に、取り扱い上に手落ちがあったとも思えないし、まして紛失した訳でもない、1,000円と云う金額の根拠があまりに曖昧と云うかテキトーすぎるので、本社から請求書を出してくれと迫ったら無料と云う事に、と云う事は費用と云うより手続き上の煩雑さが上回ったのでしょうね。 しかしこれがケチのつき始めで続きがあるのです。
 しかし佐賀県と云う処は関西人に限らず、今一つ印象に残らないと云えば、昨晩ご一緒したのそーつく氏に申し訳ないのですが、九州での道路元標の宝庫でもなければ、私もこう何度も訪れる事はなかっただろうと思います。 関西芸人島田洋七のがばいばあちゃんと、桜井市民としては卑弥呼がらみでライバル九州説の吉野ヶ里遺跡、最近では玄海原発と云う処なんでしょうか。 でもこうやって通ってみると色々と見所もある様なんですよ、甘党の私が驚いたのは羊羹屋が30何軒も並んでいる小城の街並み

 唐津駅にて、筑肥線が電化(九州なのに直流)され、大幅なルートの変更や高架化でSL時代の印象派はまったくありません。 左の赤い電車筑肥線なんと103系です、ディーゼル車の乗り入れるこの駅では乗車口の段差が極端に大きいのが。 福岡地下鉄との相互乗り入れで快速なら博多まで1時間と沿線は通勤圏内、福岡県に囲まれた鳥栖市とか、佐賀県域のイメージの希薄なところでしょうか。

 筑肥線浜崎駅、無事部品等の紛失や不具合もなく組み上げて出発準備完了、しかし今回は直前まで行き先が決まっていなかったので準備不足、ツーリングマップル九州も忘れてくる始末。 とにかくGPS頼りに道路元標目指して走るだけなのですが、一体どんな道をどんだけ登ったら良いのやら。

 とにかくR323を東へ走りまずは七山村道路元標へ、しかしR323と云う道がこんなに交通量が多いとは想像してませんでした、とにかく峠を越えて佐賀市側へ出なければならない訳です。 旧道と思しき道を発見、これなら車に追われる事もなく快適、下の国道を見下ろすと1台のローディが車に追われながら辛そうに登っています。 と旧道のある内は良かったのですが、結局は現道に吸収され、その先にはヘアピンカーブの急坂が待ち構えていました。  

 完全に調子を乱してしまって、数度の休憩の後、ほうほうの体で標高448mの観音峠に到着します。 しかしローディの多い事、集団でで登ってきたり、峠の前後で休憩していたり、有難い事にサインを送ってくれますが、どうやら此処は近隣のローディのメッカの様で、ツーリストの走る道ではなかった様です。

 蓄えた位置エネルギーを放出して、あっと云う間に北山(ほくざん)村道路元標の残るとされる場所に下ってきましたが、それらしきものが見当たりません。 そこに杖をついて現れたおばあちゃんに尋ねると、道路拡幅の際に車に倒されて折れてしまって、ここに置いてあると教えて貰います。 元標は無残にも真っ二つ、しかし道路上の元あった場所には印が入れられ、近々には再建との事です。 この昭和2年生まれの和代おばあちゃんとは道路元標の事を色々とお話しする事ができました。

 この後、GoogleMapにもまだ載っていない試験湛水中の嘉瀬川ダムの横を通り南山村道路元標のある古湯温泉へ、ここで温泉にでも浸かって引き上げたいのが山々なんですが、とにかく下界へ。 しかし佐賀平野まで下りてくると暑いこと、このまま熊本方面へ向かうか三養基郡に残る道路元標へ向かうか悩ましいところですが、折角ここまで来たのですからみやき町へ向かう事にします。

 三養基郡の3つの道路元標を巡った後、鳥栖駅から再び輪行で熊本へ向かう事に。 熊本まで1,600円ですから「18切符」を使った方が得だった計算になってしまいましたが、これ以上走る余力も時間の余裕も残っていません。 乗り換えもなしですのでハンドルは外さず輪行袋に押し込みます。 熊本駅は今年1月にも来ていますが、新幹線開業ですっかり駅前は綺麗に、そのまま東横インの熊本駅前店まで担いで行っても良かったのですが、明日はここからスタートなので、適当な場所もあるので先に輪行袋をといておく事にします。 ところそれがある意味裏目に…
 東横イン熊本駅前では、自転車は駅前の無料駐輪場に置いてくれとの事、しかしそこは雨ざらしでみるからに無用心。 社員用の自転車置き場に置かせてくれとお願いするが、一向にラチがあかない。 こちらも新潟駅前や富山駅前の様にロビーが一階にないテナントの様になっている店なら予め考えもしようものだが。 それよりフロントの女性が「全員お断りしてます」と云う表現や発音からどうも日本人ではなさそうな感じ、こちらの言い分が通じないのか柔軟な対応がとれないのか、結局他の人に代わって貰って、置き場所を確保する事ができた。

 熊本の中心街はJR熊本駅前から離れているし、今夜は10時半からRKKラジオ熊本の三村さんの番組を聴きながら休む事にします、熊本へ来て3本録りだった様で今夜が最後の放送ではない様ですが、特集は日本のJAZZレーベル、スリーブラインドマイスだった、私には中本マリのデビューアルバムや、笠井紀美子のイエロ-・カ-カス・イン・ザ・ブルーが記憶に残る。 期せずしてと云う言い方はおかしいが、三村さんのお葬式の日、たまたま訪れる事になった熊本で三村さんの番組を聴く事になるとは、なんか因縁があったのだろうか。 最後に店で買ったのはCDで再発されたまま残っていたリッチー・バイラークのナーデイス、いつもと趣の違う買い物が不思議そうだった三村さんが記憶にある。 最近はCD等も通販で買う機会も少なくない、レコード屋の店主が、客の好みや興味を考えて、新しいものや面白いものを勧めてくれる店が無くなってしまったのが残念で堪らない、もっと出掛けていれば新しい発見や出会いがあったかも知れなかった。本日の走行80.0キロ

【944】 佐賀県 東松浦郡 七山村 (現 唐津市) 
【945】 佐賀県 小城郡 北山村 (現 佐賀市)
【946】 佐賀県 小城郡 南山村 (現 佐賀市)
【947】 佐賀県 三養基郡 北茂安村 (現 みやき町) 
【948】 佐賀県 三養基郡 中原村 (現 みやき町) 
【949】 佐賀県 三養基郡 田代村 (現 鳥栖市) 

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4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(1日目)

 今日は丸一日かけて九州佐賀まで「18切符」で移動、常人ではちょっと考えられない旅です、でも昔は33時間かけて「きたぐに」~連絡船~「すずらん」で札幌行きましたよ、今では携帯音楽プレーヤーやスマホでTwitterとか退屈しのぎには事欠きませんし、その上元鉄ですからね。 ただ今回は土日ダイヤの日と云う事で、西行き定番の大阪0652始発の姫路行き新快速が使えません、従って奈良の桜井からだと大阪0800発しか使えません。 これでも佐賀へは行けなくもありませんが、輪行袋を担いでいると云うハンディでは、混雑する駅やタイトな時間、階段の上り下りは避けたいのです。 実は関西本線の王寺駅まで約20キロを自走する事で、大阪0600発のスジを利用する事ができます、それでも姫路の乗り換えは2分、同じホーム向かい側ですが、おそらく座れないですし輪行袋の置き場所に難渋する事は必須。 ところが王寺0430に始発に乗り、大阪駅から東海道山陽緩行線と呼ばれる京都~西明石間の普通電車のスジを使えば、先のスジより姫路へ10分先回りする事ができます。 なおこれは「乗換案内NEXT」等のソフトでは普通には検索できません。
 未明に20キロ余りを走ってガード付の自転車を輪行仕度して王寺駅0430に乗車するのですから、安全を見て3時前には桜井を出発します。 以前は<14>桜井田原本王寺線を利用したのですが、信号も多く夜中でも結構車が走ってますし、夏の土曜の未明なんてアホな車もいますので、最近走りなれている大和川河畔の道を走る事にします、ただし照明のない川の土手の道ですから、夜間走行はご注意を。 21.3キロを無事に1時間2分で走って王寺駅に到着しました。
 乗換10回、約13時間半の長丁場ですからできるだけコンパクトに担ぎやすい様に、ペダルもハブシャフトもハンドルも抜きます。 前後ガード付きですからネジ類も一杯、無くしたり忘れたりすると、すごすごと走れずに帰ってこなければならない事になるので、確認を怠らず慎重に。
 ガラガラの始発電車に乗り込み、20キロブッ飛ばして輪行仕度で汗だくになった訳ですから、顰蹙を買わない」様に着替えれば、後はひたすら乗り換えをこなして九州を目指すだけです。
王寺0430→0503新今宮0512→0529大阪0540→0646西明石0647→0720姫路0732→0901高島0927→1040糸崎1054→1305岩国1344→1651下関1709→1721小倉1729→1914鳥栖1932→1958佐賀
 ポイントは姫路で乗車した新見行きから、赤穂線からやってくる三原行きに乗り換える駅ですが、岡山駅はホームが違う上に混雑します、東岡山はホームが異なります、その間の高島駅か西川原駅で乗り換えるのが正解です、混んでいても岡山で座れませす。 ちなみにホームや階段をダッシュするのが好きな鉄ちゃんは東岡山で乗り換える様です。 なお実際は尾道で下車し1本後のスジに乗車し岩国で予定のスジに追いついています。 尾道駅では階段を通らずにトイレに行けるからだけの理由ですが、18分あればラーメンも食べられるかな。 この辺は結構臨機応変ですが頼りの「乗換案内NEXT」はスマホ(android)になってからハングしまくりです、一体何が悪いのやら。 しかし輪行袋を担いでいると色々と制約がでてきます、高級軽量ロードならさっと持ち逃げされるかも知れません、まぁ私のは持った瞬間諦めると思いますが。 飲み物類は殆どの駅ホームに自販機がありますが、食い物を買える駅は限られていますので、事前の調査と準備を。
 山陽本線相生以西はほぼ3扉クロスシートの115系です、下関寄り先頭車両の運転席後ろが輪行袋の特等席、ショックコード等なんらかの固定方法があれば、それとトイレ付き弱冷車になります。 今回は高島から117系で、輪行袋がなければ快適な車なんですが、戸袋部が浅いので置くスペースに難儀します、JR東海の米原口や、和歌山線和歌山口に出没する2扉両開クロスシートのやつです。 なお写真右は九州に入ってからJR九州の813系200番台です、こちらは余裕があります。 結果的には今回乗換えで階段(エレベーター等を含む)を利用したのは、大阪駅、小倉駅と鳥栖駅だけで、座れなかったのは高島~岡山の2駅間と、途中下車した尾道~糸崎の1駅間だけでした。
 今回は佐賀駅着が程々の時間になりそうなので、佐賀市在住のそーつく氏に連絡を入れておきましたら、改札まで来て頂き、夕食をご一緒して頂きました、有難うございました。
本日の走行21.3キロ

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4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(出発前夜)

「青春18切符」の季節が、春のシーズンこそ行けませんでしが、この夏のシーズンはどこへ行こうかと幾つかのプランを用意しながら、週間天気予報と仕事の都合を睨み合わせて、7/30~8/3の4泊5日で九州方面しかないと決定。 18きっぷ利用で九州まで行くのですから、4泊5日と云っても行き帰りで丸一日づつ取られる訳ですから、行動できるのは実質3日、でも新幹線で往復すると3万円はかかってしまう訳ですから、ヒマ人の究極の貧乏旅行な訳です。 もちろん宿泊も4泊中3白は東横インでメンバー割引、休日割引、訳ありプランフル活用です。 当然ライフワークの道路元標も織り込み済みで、佐賀県下の幾つかと熊本県山鹿市の鹿本郡山鹿町道路元標を巡る予定にして、その後ネットで話題になっている阿蘇外輪山の「ラピュタの道」とメイプル耶馬サイクリングロードを走る予定にしています。
 30日(土)佐賀、31日(日)熊本、1日(月)阿蘇、2日(火)大分中津の宿泊予定なので31日(日)の夜は現地で三村さんのRKKラジオ熊本「ジャズの専門店」の放送が聴けるので、携帯ラジオ持って行こうと思っていたのです、前回も期せずして1/10(日)に熊本の八代でした、生番組でもありませんし音楽抜きならポットキャストでも聞けますので、別にミムラさんの番組を聴きに熊本へ行っている訳ではないのですが… ところが昨夜その三村さんが京阪電車の中で倒れられ、今朝亡くなった事を自転車仲間の天五さんのTwitterへの書き込みで知る事に。 大阪キタのJAZZ専門店ミムラの店主三村さんとjは天五さんを通じて教えて頂いたので、そんな古い付き合いでもありませんし、お店の方へも何度かお伺いしただけですが、私とは世代も近くて元ワルツ堂におられたので、その頃にもお目にかかっているかも知れませんし、それに話をしてみると一時代昔ですが、大阪のあちこちのレコード屋のJAZZ担当者とかJAZZ喫茶のマスターとか、共通の知り合いが非常に多くて同じ様なシーンを過ごしていただけにショックです、しかし年下の知人を亡くすというのは辛いものです。 三村晃夫さんのご冥福をお祈りします。

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絶景トンデモ林道ツーリング

 先月にUG兄氏を案内して19年ぶり訪れた吉野郡上北山村のサンギリ林道に続いて、今度はその北側に近年開通した橡谷西の谷林道を走ろうと云う企画です。 橡谷西の谷林道はサンギリトンネルよりさらに上、標高1200m近くまで登らなくてはなりません。 正直云って距離こそ30キロに満たないツ-リングですが標高差は900m、その上私にはトラウマのサンギリ林道東行きを含む反時計回りと云う事で、正直云ってあまり気がすすみません。 そこに先日の台風6号で、これできっと道は無いぞと一安心、代替案まで用意していたのですが、世の中お好きな人はいるもので、24日は参加できないので一人で23日に走ってきたツワモノガ、お陰様で自転車ならば通行可能と云う報告を受け、今日の「絶景林道ツーリング」は決行される事となったのです。

 今回は京都からの参加者もあるので、いつものT御大宅での集合を7時にして、UG兄氏のトランポで一路R169を南へ。 上北山村河合の道の駅「吉野路上北山」で参加の皆様を待ちます。 今日の参加は先週の京都北山「まったりランドナーラン」とほぼ同じ面子で9台のガード付が集います。

 早速サンギリ林道に、川沿いのアプローチも短く最初からどんどん標高を上げて行きます、毎度の事で休憩のお喋りが長いので、貧脚写真係の私はその度に先回りさせて頂くと云うパターン。 生かさず殺さずと有難い限りです。  

 それでも標高850mのサンギリトンネルには本隊に遅れて到着、T御大は早速水浴びをしていたとか。 先日の台風による雨で水場は豊富です。 しかし1月前に19年ぶりに訪れたばかりのこの場所に間を置かずに再び訪れるとは思いもしませんでした。

 橡谷西の谷林道はサンギリトンネルの東側で分岐してさらに登って行きます。 サンギリ林道のピークであるトンネルで気持ちが一旦切れていますから、さらに標高で300m登るのは気が重いです、その上斜度も路面状況もパワーアップし、そして「8km先通行止の標識」が。 (PHOTO : tatsumi御大)

 標高1100m、大峯の山々を見渡せる展望台が今日の目的地です、林道そのもののピークは、サンギリトンネル側から来ると、展望台からさらに後少し数10m登らなくてはなりません、またGPS搭載の地図や多くの地図がこのピークより北側の一部の区間が載っていないものが殆どです。

 最近アウトドアクッキングにご執心のUG兄氏以外にもバーナー持参の御仁や、保冷バッグによく冷えたノンアルコールビールがあれば、下界を走っている人には信じられないでしょうが、熱いお茶を沸かせて飲んだりと。

 通行止とされている8キロ地点より手前でご覧の様な路面が、先日の大雨のせいでしょうか、舗装の下が流されて、アスファルト路面は波板状に、チェーンリングが当たるので押す事もままなりません。

 しかしこの林道の造りはかなり強引なコース取りです。

 問題の通行止箇所は此処でしょうか、道路の半分が谷側からざっくりえぐられています。 柵もなにもありませんし、上から下りてくると見えにくいのでMTB等の走破性の高い自転車で調子に乗っているとそのまま谷底へ。

距離的に楽勝と思われた今日のコース、休憩が長い事もありますが、ダウンヒルも思うようには走れず、デポ地に戻ってきたのは16時過ぎと今日一日目一杯遊んでいた事に。 その後上北山温泉「薬師湯」に入っているうちに雨が降り出し、ツーリング中にあの山の中で降りださなかった事に感謝。
 本日の走行、集合場所までの自走を含めても35.5キロ也、しかし疲れましたわ。

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やっぱり夏は東吉野

 台風6号の過ぎ去った後多少涼しさが残っているのですが、やはり下界は暑い事に変わりはありません、と云う事で夏の定番コース「東吉野」へ向かう事にしました。 標高の事を考えると天川村の方がずっと涼しいに違いないのですが、行き帰りと考えるとね、その点東吉野なら朝の涼しい内に芋峠を越えて川沿いに下りてくる冷気を感じながらゆっくりと登って、最後は宇陀市側へ越えて、一気に転がり落ちてくると云うコースが組めます。 桜井スタートで約90キロ、そこそこの距離にはなりますが、明日日曜のの予定もある事なのでのんびりと走って、早めに下りてくる段取りです。

 明日香村稲淵、明日香村に入ると未明まで降っていたのか、路面はしっかり濡れています。 棚田も後一ヶ月もすれば案山子コンテストの準備が始まりますね。 今朝は食事をして出てこなかったので、芋峠に着いた処でパンを齧りながら休んでいると。 ロードが1台登って来ます、少し話していると以前、私が住んでいた広陵町のそれも至って近所の方で色々と話が盛り上がってしまいました。  

 ところで4月から津風呂ダム堰堤南側の県道部分崩落で 、ここ暫くは一旦吉野川沿いのR169まで下りていたのですが、今月になってようやく通れる様になったので、久しぶりに天端道路を渡り湖畔を走ってみる事にしました。 とは云っても土嚢を積み上げただけで本格的な法面の復旧工事はこれからの様です。  

 ところが県道<256>入野河原屋線に入って暫く行くと通行止の看板が、その先はご覧の通り、先日の台風の被害でしょうか、崩れたてホヤホヤです。  一ヶ所だけで先が見えているので、担いで突破。 よゐこは真似しないでネ。

 無事に崩落箇所越えて、久しぶりの湖畔道路です。

 入野トンネルを窪垣内に下り<16>吉野東吉野線へ、吉野川右岸から高見川右岸を遡ります、しかし台風後の増水でかなり濁ってます。
 東吉野村役場のある小村の何時ものみたらし団子のお店でパンとチューブ入りアイスを補給。 ここは近くに以前勤めていた会社の同僚の実家があったりして、結構古くからの顔馴染みです、お陰で此処に立ち寄る自転車乗りはみんな私の知り合いみたいに思われていたりして(^_^;)

 あ~橋が… 何時にない増水で、鮎釣り客や川遊びの家族連れが見られない東吉野です。 小村から蟻通橋の間は県道<220>大叉小村線ではなく左岸を走ります。 地元の車しか通らないのと、高見川を見下ろしながら走るのが快適です。

 丹生川上神社のある蟻通橋に、今日は連れができれば七滝八壺と噂の中華屋探索も考えていたのですが、一人ではつまらないので、まっすぐ高見川沿いの<221>小村木津線を遡ります、ここまで来ると高見川にも清流の趣が戻ってきます、川風とヒグラシの鳴き声が最高に心地良いです。

 R166を跨いで<251>谷尻木津線へ入りいつもの「月うさぎ」へ、一人ですし予約もしていなかったのですが、他のお客さんもあった事もあって、1日10食夏限定ランチを戴く事ができました、私の様な大食いサイクリストには量的にちょっと物足りない様な気もしますが、美味しくてヘルシーな食事を愉しむ心掛けしなくてはネ。  

 もちろんランチには、癒し猫と涼しい縁側が付いていますよ(^_^) ところで今オーナーは夏のイベント準備におおわらわです、小学生位のお子様をお持ちの方には、夏休みの課題が色々とできるかも知れませんよ、興味がありましたら問い合わせてみて下さい。  

3時過ぎに「月うさぎ」を後にし、一谷峠を越え宇陀市へ下り、芳野川に沿った裏道を縫いながら帰途に就きました、本日の走行89.0キロ也。


ところで朝、芋峠でお逢いしたKさん、女寄峠の裏道の件、この機会に紹介しておきます。 新旧の女寄峠とトンネルが合流する女寄交差点から桜井側へ1キロ、写真の場所で右折しUターンして現道をくぐって左側へ出る道と、この先に信号があって左後ろに入る道があり、先の道と合流して忍坂東の信号まで、現R166の一段下を平行した道(今年のカレンダー9月の道です)が続き、僅かの距離ですが車に煩わされずに走る事ができます。

京都北山まったりランドナーラン

 京都北山で行われる「まったりランドナーラン」、ウッディ京北~大布施~広河原~佐々里峠~八丁林道~R162~ 約60キロのなかなか魅力的なコースなんですが、車に乗らない私にとって北山方面はなかなかアクセスの難しいエリアです。 今回も半分諦めていたのですが、M氏から新祝園から便乗させて貰えるとのお話があり、遠慮なくお世話になる事にしました。 待ち合わせ場所を自転車道から入りやすい近鉄木津川台駅に変更して貰い、夜明け前に桜井を出発、上街道を北上し奈良阪を越えるお馴染みのコースですが、今朝は一つの信号も踏切にも引っ掛からずに自転車道へ、思いもよらず早く着いてしまったので、コンビニへ立ち寄ったりしながらM氏の車を待ちます。 0840には集合場所の周山の道の駅「ウッディ京北」に到着、次々と馴染みの面々が集まってきます。 今日は11台のランドナーと紅一点なべちゃんの改装なったフラットバーロードの計12台の参加と云う事で、久しぶりに賑やかなサイクになりそうです。 U兄氏が急用で少し遅れると云う事ですが、他の面子は揃っているので定刻少し前に周山を出発し、まずはR477を花脊方面に向かいます。 10台以上のガード付がドカドカ走るのは名古屋での新春ラン 以来です。 周山より東のR477は昔に二度ばかり走った事はありますが、殆ど土地勘がありませんので、写真を撮るポイントが判りません。 上黒田、花脊、広河原と休憩しながら佐々里峠を目指しますが、佐々里峠への序盤ですっかり皆さんにおいて行かれます。 事前に学習しておいたコースや標高差からして、そんなに厳しいコースではないと踏んでいたのですが。 連日の寝不足と、飲料補給のポイントを逃したり、お腹の調子も今一つ、花脊からは全く未知のコースとあって調子は最悪です。 佐々里峠でようやく皆さんに追いつき道路で寝転がってりると、2時間も遅れてスタートしてきたU兄氏がもう上がってきます。 内心「こんな早くに登ってこんでもエエのに…」と思う事しきり。 分水にあたる佐々里峠を越えると由良川水系です、佐々里へ下りきる少し手前の河原でお昼にします。 元少年数名は喜々として河原に降りて行きます。 八丁林道へ入ります、取り付き2キロ程はご覧のような立派な道なんですが、その後1.5車線になり雰囲気も良くなって、木陰も多く最高のツーリングコース、水場もあって岩肌からほとばしる冷たい水も補給、おまけに今年初めてヒグラシの声も聞こえてくるのですが、自身のコンディションだけが最悪です。 路面状態は上に行くに従って徐々に悪くなってきて、崩落箇所もあって4輪の走行は厳しい様相に、所々ぬかるみになっている上に木漏れ日が眩しくて路面状態がつかめず700x28cには結構厳しいのですが、それでも23cのなべちゃんはどんどん先に行っているいる様です。 ようやく林道ピークで待つ一行の見える処までたどりついたら、今度は珍しく足が吊る始末、結局は押して登りついた始末(^_^;) ピークの向こうは少しダートがあります、500mとかの話ですが、実際はもっとあった様な… ここからR162まで標高差360m程のダウンヒルですが、気の抜けない路面と。 些か不安感のでてきたタイヤと効きの悪くなってきたブレーキに、思うように下れません。 這々の体でようやくR162に出てきました。 どうやら私にとって「北山」が鬼門である事は今回も実証された訳ですが、八丁林道は再び訪れたい道として記憶に残る事となりました。   ようやくありがた~い自販機のお世話になった後、車を避けて旧道や裏道を縫ってデポ地への残り行程を急ぎ、17時頃には戻ってきました。 往路一部自走を含めてここまで98.3キロ。 帰路は再び奈良県の手前まで便乗させて貰い、ナイトランの準備をしておいたのですが。 M氏と温泉に行こうと云う話になり日吉へ向かいますが、駐車場が満員で京都市内のスーパー銭湯に入り食事もして、わざわざ桜井まで送って頂きました、感謝!! 全然「まったり」でなくて「待ってくれない」皆さんどうも有難うございました、来週もトラウマの「サンギリ林道南行き」よろしくお願い致します。 集合写真を含め大きなサイズの写真をうちのHPにUPしております。 例によって https://canpal.info/hp から「BICYCLE」→「ツーリングの記録」→「2011」とたどって下さい。 土地勘のないエリアでR477とR162以外は走った事のないコースなので、撮影ポイントが判らずに写真の出来は今一つ二つですが、ご笑覧をば… なお認証が必要です、ユーザー名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号の下4桁です、カレンダーの奥付等をご覧下さい。 なお申し訳ありませんがIE6以前のプラウザでは正常に表示できない場合があります。

日経mix kansai会議オフ

 日経mixは1987年から1997年まで日経BP社が運営していたパソコン通信サービス、と云ってもインターネットが普及してしまった今ではパソコン通信サービスって云っても判らないかもね、加入者数の多い処ではPC-VAN、ニフティサーブやアスキーネットがありました、日経mixはある意味濃い処でしたが、kansai会議はそのなかで関西地方の話題を扱う会議と云う事で、そのローカル性から結構有志でのオフでの食事会も行われました。 日経mixそのものはなくなってしまいましたが、そのオフ会はその後も時々行われていて、久しぶりにお声がかかっていそいそと出掛けてきました。
 今夜は大阪本町の中華料理店に7名が集合。 自転車仲間のS氏を除いてずいぶん久しぶりの面子でしたが、皆さんすっかりおじさんになっていました、話題は還暦とか年金ですもんね。
 私がoutdoor会議議長をさせて貰っていた事もあって、過去にキャンプでのオフ会も何度か行われましたが、次回は10月にお月見キャンプを行おうと云う企画が持ち上がっています。

飛鳥~今井町カメラポタ

今日はゲストを迎えて明日香ポタです。 実は4月にDさんと兵庫県の北条鉄道のレトロな法華口駅を訪れた折に知り合いになったKさんが折畳みのできる小径車に興味を持たれている云う事で、その時にも私のKHSに跨って貰ったのですが、今日は輪行時にはころがず事も可能なBD-1をT御大から拝借して、実際にそこそこの距離を走ってみてもらおうと云う事なんです。

しかし、よりにもよってこの暑い盛りにとも思いましたが、少しでもすがすがしい内にと朝7時から走り出す事にしました。
 

飛鳥川沿いの自転車道を走り、とにかく涼しい内に一番奥まで行ってみようと栢森集落へと、しかし18吋のBD-1は始めての人にとってもちょっと手怖い様です。 目的は風景や鉄道の撮影行の時の足なので、輪行時の運びやすさとコンパクトさなんですが、どうしても走行性能や操縦性とは反比例する事は否めません。 小径車マニアの方は色々と云われますが、所詮小径車は小径車その機動性を評価する以上のものでは無いと云うのが私の考えです。

栢森は明日香村のほぼ南端、芋峠へ入り口にあたる集落で、村内の周回バスも来ていますが観光客は殆ど訪れる事もない静かな処です。
栢森集落の奥に蓮が植わっている処があって覗いてみます。 開いているのも一輪ありましたが、朝露を被って開花を待つ蕾が印象的でした。

栢森を後にして稲渕へ下り、案山子ロードへ登り返します。 この後石舞台にも寄ってみましたが、この季節の明日香村って観光客もまばらなのは良いですが、カメラを担いで走ってみると一年で一番彩りのない季節だなぁと、つくづく思いました。

 少しお昼には早いのですが、橿原へ下りお馴染みの「よろづ」でお昼にして今井町へ、しかし日陰の少ない一番暑い時間的になってしまいました。 この後、八木西口駅でお別れしましたが、折畳み小径車の実用性いかがでしたでしょうか。

今日は東吉野まで

 6月は最後に頑張って655キロ、7月も天気予報に煩わされながら頑張りましょうとばかりに、まずは定番の東吉野まで、今日は芋峠経由で反時計回りの予定ですが天気が少し心配、峠を越えてしまえば開き直るのですが、栢森あたりで降りだすと萎えてしまいます。 やはり峠手前から霧雨状態に、峠に着くと1台のロードが… 昨年ここでお逢いした高田のらくさんでした、どうやらガラス片を踏んでパンクしたそうで、吉野方面に向かわれる様でしたが、パンクでちょっとテンションが下がってしまわれたご様子、お一人なので天気がはっきりしていればお誘いしたのですが、先に進ませて貰う事にしました。 千股まで降りると路面も乾いています。 ただ津風呂湖での通行止めがまだ続いている様なのでR169まで下りサンクスで補給、思っていた以上にに車が多いので、吉野川左岸の<39>吉野五条線に入ってみますが、宮滝付近での工事、歩行者、自転車も通行止めと明記しているので、中荘で再びR169に戻って東吉野を目指します、東の空に少し青空も見えて天気もどんどん良くなってきます。

 東吉野村に入って、ニホンオオカミ像の前で小休止、2台のロードが追い越して行きます、足の郷でも行くのでしょうかね。

 高見川左岸路へ、解禁された鮎釣りで賑わってます。 R166を跨ぎ谷尻へ、三叉路まで来ると途端にパラパラと、「月うさぎ」までの900mを珍しくスタンディングでラストスパート。

 今夜はコンサートがあるとかで準備されたタープの下でお昼の最中でした。
 残念ながら今日は夜に予定があるので、暫く猫たちに遊ばれてから「月うさぎ」を後にします。 しかし一谷峠を下っただけで途端に暑くなります。

宇陀市篠楽まで来て、新しくできたセブイレでアイス購入、ここはカウンターが設置されていて、ちょっと涼ませて貰う事にします。
本日の走行89.7キロ、ちょっと物足りない気もしますが、シャワーを浴びて出掛ける準備を、こちらの方が疲れます。