先月にUG兄氏を案内して19年ぶり訪れた吉野郡上北山村のサンギリ林道に続いて、今度はその北側に近年開通した橡谷西の谷林道を走ろうと云う企画です。 橡谷西の谷林道はサンギリトンネルよりさらに上、標高1200m近くまで登らなくてはなりません。 正直云って距離こそ30キロに満たないツ-リングですが標高差は900m、その上私にはトラウマのサンギリ林道東行きを含む反時計回りと云う事で、正直云ってあまり気がすすみません。 そこに先日の台風6号で、これできっと道は無いぞと一安心、代替案まで用意していたのですが、世の中お好きな人はいるもので、24日は参加できないので一人で23日に走ってきたツワモノガ、お陰様で自転車ならば通行可能と云う報告を受け、今日の「絶景林道ツーリング」は決行される事となったのです。
今回は京都からの参加者もあるので、いつものT御大宅での集合を7時にして、UG兄氏のトランポで一路R169を南へ。 上北山村河合の道の駅「吉野路上北山」で参加の皆様を待ちます。 今日の参加は先週の京都北山「まったりランドナーラン」とほぼ同じ面子で9台のガード付が集います。
早速サンギリ林道に、川沿いのアプローチも短く最初からどんどん標高を上げて行きます、毎度の事で休憩のお喋りが長いので、貧脚写真係の私はその度に先回りさせて頂くと云うパターン。 生かさず殺さずと有難い限りです。
それでも標高850mのサンギリトンネルには本隊に遅れて到着、T御大は早速水浴びをしていたとか。 先日の台風による雨で水場は豊富です。 しかし1月前に19年ぶりに訪れたばかりのこの場所に間を置かずに再び訪れるとは思いもしませんでした。
橡谷西の谷林道はサンギリトンネルの東側で分岐してさらに登って行きます。 サンギリ林道のピークであるトンネルで気持ちが一旦切れていますから、さらに標高で300m登るのは気が重いです、その上斜度も路面状況もパワーアップし、そして「8km先通行止の標識」が。 (PHOTO : tatsumi御大)
標高1100m、大峯の山々を見渡せる展望台が今日の目的地です、林道そのもののピークは、サンギリトンネル側から来ると、展望台からさらに後少し数10m登らなくてはなりません、またGPS搭載の地図や多くの地図がこのピークより北側の一部の区間が載っていないものが殆どです。
最近アウトドアクッキングにご執心のUG兄氏以外にもバーナー持参の御仁や、保冷バッグによく冷えたノンアルコールビールがあれば、下界を走っている人には信じられないでしょうが、熱いお茶を沸かせて飲んだりと。
通行止とされている8キロ地点より手前でご覧の様な路面が、先日の大雨のせいでしょうか、舗装の下が流されて、アスファルト路面は波板状に、チェーンリングが当たるので押す事もままなりません。
問題の通行止箇所は此処でしょうか、道路の半分が谷側からざっくりえぐられています。 柵もなにもありませんし、上から下りてくると見えにくいのでMTB等の走破性の高い自転車で調子に乗っているとそのまま谷底へ。
距離的に楽勝と思われた今日のコース、休憩が長い事もありますが、ダウンヒルも思うようには走れず、デポ地に戻ってきたのは16時過ぎと今日一日目一杯遊んでいた事に。 その後上北山温泉「薬師湯」に入っているうちに雨が降り出し、ツーリング中にあの山の中で降りださなかった事に感謝。
本日の走行、集合場所までの自走を含めても35.5キロ也、しかし疲れましたわ。
上北山村のこの道も面白そうな大変な急坂・激坂・悪道ですね。
一度行ってみたいですね。
それにしても良くご存知ですね!
ブログ拝見してとても行きたくなり、今日走ってきました。
CanCanさんのブログで自転車が通行できることが予め分っていたので、安心して先へ進みましたがそれにしてもひどい路面でした。
テッドさんこんばんわ。
お一人で反時計回りで行かれたのでしょうか、実際に見て驚かれたでしょう、あんな状態ですから車が通れる様になるまで相当時間かかるでしょうね。
坂本ダムの方もなかなか良いですよ、機会があれば訪れてみて下さい。
橡谷西の谷林道は確か、去年の5月開通でしたよ。
開通してすぐに登りましたがすばらしい舗装路でした。
でも、そんな開通間もないのに強烈な落石の痕跡が幾つもありましたよ。
急峻すぎるところにむりやり切り取った斜面だからでしょうね。
道路としての利用価値を考えれば、そのうち水呑峠のように廃道の運命なんでしょうか…。
Chokoさんこんにちわ、せっかくの休日このお天気では出るに出られずネット周回ですか(^_^) 橡谷西の谷林道はChokoさんのブログを見たUG兄氏のリクエストで無理やり連れて行かれた様なものですわ。
しかし真新しいアスファルト舗装の下を流されて、表面はまるで液状化現象と同じ様な有様で、オフロードバイクも1台引き返してきた様な具合です。
あの状態では下から順に時間をかけて補修して行くしかないですよね。
三重県の水呑峠ですよね、旧宮川村の水害禍の中で長年手つかずのまま、でも一応県道ですし公式には廃道にはならないとは思いますが。