山之辺の道と中ッ道「あすか鍋」下見サイク

 週末の「あすか鍋サイク」の下見には先週21日にも行ったのですが、部分部分では良く知った道ですが、明日香村基点で山之辺の道を天理まで北上して中ッ道に沿って戻ってくるなんて周回コースは通して走った事がないので、実際のところ所要時間の積み上げがなかなか読めません、今日は穏かな天気の一日だとの事ですので、再び下見に通して走る事にしました。
 ところで集合場所の明日香村「めんどや」駐車場ですが、奥山の三叉路から石舞台に抜けるバイパス路(県道15号桜井明日香吉野線)側から入る事ができます、車の場合は道が広いこちら側からの方が早いかと。岡寺の駐車場前から少し石舞台側に下ると「めんどや」の看板がでています。しかし「この下20m」って、200mの間違いなのか標高差の事なのか。
 駐車場はお店の3階部分の裏になります(写真左)、サイクのみの方も遠慮なく使って頂いて良いかと。なお下から来た場合は右の坂道を登る事になります。
 時間を合わせて「めんどや」前を10時に出発。板蓋宮跡、入鹿の首塚、水落遺跡を経て北へ向い、明日香村を後にします。正面に見えているのは大和三山の一つ天香久山、三山の中で一番目立ちませんが、今回の中ッ道は天香久山がキーワードになります、しかし最高のお天気ですね。
 まずはウォーミングアップがてらに少し登って貰い、天香久山の東側の万葉の森を抜けて行きます。
 R165を跨いで横大路(初瀬街道)へ入り東へ、桜井へ向います。

 

 今回のコース、前半にはコンビニの類はありませんので、桜井でスーパーに立ち寄る事もできます。

 11時過ぎには桜井町道路元標の建つ辻を左折、上街道(上ッ道) へ入ります。かつて賑わった桜井の中心市街はすっかり寂れてシャッター商店街になってしまっています。
 山之辺の道の一般的なルートは金屋の石仏から三輪神社を経て北上するのですが、三輪神社界隈が混雑するのと、桧原神社にかけては山越えのシングルトラックとなるので、上ッ道を卑弥呼所縁とされる箸墓古墳近くまで北上し、桧原神社まで迂回する事にします。
 今回のコースで一番の激坂になる桧原神社の参道をこなして境内へ、鳥居越しに二上山を望む事ができます。この辺りで11時45分前後になるかと。
 車が余裕で走れるだけの復員のあるダートを走り、折り返すように県道50号大和高田桜井線を下ります。山之辺の道を辿っていつも思うのですが。山裾を縫うように曲がりくねった道、古くからの集落を継いでいるには違いないのですが、三輪神社から石上神社までアップダウンを繰り返しながら約10キロ、約1キロ西を南北に真っ直ぐ貫く上ッ道なら平坦で楽だと思うのですがね、日本最古の道と云われる山之辺の道って、本当に今紹介されているコースで南北を結ぶ道として機能していたのでしょうかね。
 天理市域に入り景行天皇陵から崇神天皇陵と長閑な道が続きます。
 萱生町と竹之内町の間にある休憩所、この季節陽射しが暖かくて時間的にお昼にするには丁度良いのですが、誰しも考える事は同じで、休日だと結構ハイカーで混んでいます。


 13時前には夜都岐神社に到着、紅葉が見頃でした。山之辺の道これより北はハイカーも多少は少なくなるかと、石上神社に向って山越えになります。
 峠を下ると内山永久寺跡、恐らく今回はここでお昼に、テーブルとベンチが二組あってここなら遠慮なく全員が店を拡げられるかと、水道やトイレの設備はありません。逆算するとここでのタイムリミットは14時位。なお例年の様に火器は持って行きますが、サイドバックは邪魔になる様なルートですので、振る舞いぜんざいなんてのはありませんよ。
 14時過ぎには石上神社に到着。春日大社の鹿、三輪神社の蛇とか謂れのあるものではなさそうなのですが、何匹もの鶏が放し飼いにされています。今夜の「あすか鍋」の具に一羽連れて帰ります、嘘。

 天理市街へ、天理教本部と天理大の間の銀杏並木は見事です。時間の余裕があればここでヤラセ写真を撮るのも良いかも。
 

 上ッ道は天理教本部界隈で分断されている様な形になりますが、近世の上街道は西寄りのルートを辿っていたのではないかと想像しています、そのルートと合流して北へ、櫟本で北の横大路と呼ばれる東西の古道と交差します、業平道とも呼ばれるのですが、ここを右折し西へ。
 北の横大路は大和川の支流高瀬川に沿ったこの区間では県道192号福住横田線となっていますが、福住より東はR25旧道、横田より西もR25となり法隆寺から王寺へと繋がっています。

 

 県道51号天理環状線との交差点を左折し南へ、これがかつての中ッ道(橘街道)をなぞったルートになります。
 天理市喜殿町では中ッ道の遺構が発掘されていますが、現在では断片的にここに南北を結ぶ道があった事を示すものが残るだけです。
 井戸堂の山辺御縣神社は中ッ道を考える上で重要なポイントです、万葉集や行幸の史実から裏付けられます。
 田園風景の中を真っ直ぐ進む中ッ道は上ッ道や下ッ道とは少し趣が異なるのですが、この様な風景も、ただ全盛期の中ッ道は両側に側溝を持つ幅員18~28mの道だったとか。
 この付近では南東から北西に向って流れる大和川ですが、田原本町蔵堂(くらんど)で中ッ道は川縁に突き当たります、ただ大和川と斜めに交差してそのまま対岸へと道が続いているのが見て取れます。時間は15時半そろそろ陽が傾き始めます、
 蔵堂の集落を抜けて村屋神社から先は自転車ですら道を辿る事は難しくなります。ただ中ッ道の南北のラインは桜井市と田原本町や橿原市との境界として生きています。ところでこの区間でなぜ中ッ道ルートが失われたか、私の勝手な憶測ですが、大和川と寺川に挟まれたこの区域が度々水害に見舞われ、上ッ道や下ツ道と比べて里道としての必要性が少なく維持できなかったのではと思うのです。この先は耳成駅近くまでは残り時間を踏まえながら迂回ルートを選ぶ事に。ところで中ッ道を南にとると天香久山が真正面に見えるはずなのですが、現在では遮られていたものが中和幹線近くまで来てようやくその事に納得が行きます。
 三輪神社の摂社のある中ッ道と横大路との交点、この位置が藤原京の北東端とされています。
 16時半、ようやく中ッ道の南端へ、もちろん正面は天香久山、右側は藤原宮跡です。中ッ道が別名橘街道を呼ばれる様に中ッ道は天香久山の西麓を迂回し橘寺へと繋がっています。そして芋ヶ峠を経て吉野へ。

 天香久山から望む畝傍山の夕景。

 

秋の鈴鹿8Hエンデューロ

 「スズカ8時間エンデューロ」に参戦したQCR(Quansai Classic Racers)の応援、広報部長と云う名の写真係兼荷物運びに馳せ参じてきました。過去には2015年5月に一度だけ代走、おまけにトレーニング中にkoga-miyataをブッ壊して、9さんのasuka号をお借りして参加した事もあるのですが「高い金払ろて同じ処クルクル回って何がオモロンねん」と豪語する私は応援に徹しております。

 ところでスズカには例年春と秋の開催でQCRは春に2~3チームでエントリーしていたのですが、来年から秋のみの開催となる事になったらしく、今年は5月の春に続いて秋にも2チーム8名がエントリーする事になった次第。春は仕事の都合で近鉄特急に乗ってお昼頃に入ったのですが、昨年5月には未明から100キロ余りを鈴鹿まで走ったので、今回も天候不順で走り足らないのを補おうと自走を画策したものの、連日12月並の気温に雨とあってはとても自走できる状況ではありません、今月は既に600キロに達してますし、無理をする事もないかと遠慮させて貰う事にしたのですが、UG兄氏から荷物運びをしてくれとのお達しで鈴鹿へ向うハイエースに便乗する事になったのです。
 エンデューロのスタートは8時、5時半には鈴鹿サーキットに到着しましたが、まだ雨はやんでくれませんが、私の任務はマイクロにトレーラーを繋いで、駐車場からパドックまで、これがトレーラーデビューであります。
 初めてで雨の降る真っ暗な中を乗って引っ張るの些か無理があるのでサーキットに入るまでは推して牽いて行く事に。パドックは3時からダイバーてっちゃん夫妻が場所取りに並んで頂いたお陰で8番の前列をゲット。
 前回タキちゃんから「QCRの女性メンバー全員に白のサイクリングスカートをプレゼントする」との宣言があり、今日は大黒屋さんへの「贈呈式」が行われました。春は5人×4チームだったんですが、秋はメンバーの集まりが悪く4人×2チームになり、女性は大黒屋さん一人ですが。
 スタートはデローザのタキちゃんとUG兄さんだったのですが、タキちゃんがトイレから帰って来ず急遽ケンちゃんが走る事に。
 スタートする頃には雨は上がっていたのですが、ウェットな路面は結構リスキーです、あちこちで転倒もあったとか。天気予報では9時から晴れマークなのですが、写真を撮る方にもテンションの上がらない空模様です。
 午前中は4時間エンデューロも走っているのでパドック付近でウロウロ。
 榛原のS氏も参加しているので、見つけて写真を撮ろうと思うのですが、そのジャージ前からだと見つけにくいのよね、フレームカラーで気が付いてからでは追っかけで撮るのが精一杯。他にも知った人が走っている様なのですが。
 午後からは陽射しも出てきたのでシケインで待ち構えますが、風が強いですね、ご愁傷様。

 動画は編集に手を出すと大変ですので、相変わらず撮ったのを繋いだだけですが。
 16時過ぎには2チームともに無事に走り終えました、結果の方は8時間男女混合が108チーム中60位、8時間ロードが487チーム中245位でした、今風なロードバイクの中でクラシックなロードレーサーを走らそうという集まりですから充分な結果かと。
 例によって全く反省のない反省会、今回はいつもの「みさきや」が予約のできる人数ではなかったので白子駅近くの焼肉屋さんの食べ放題、些か頼みすぎてエンデューロよりこっちの方がしんどかったとの声も。

 例に拠って集合写真を含む当日の写真をうちのHPのアルバムに順次アップしています、[BYCICLE]→[ツーリングの記録]→[2017]と辿って下さい。1920×1280の大きなサイズもダウンロード可能です、参加者の方には再利用して頂いて結構です。なお認証が必要です、ログインは’2017’、パスワードは2017年の「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下黄色枠内の4桁の数字です。

 

久しぶりに鳥見山へ

 今日は行き当たりばったりで走り出し鳥見山公園へ登ってきました。鳥見山公園は桜井市と宇陀市の間にある標高734mの鳥見山の中腹にある公園です。実は桜井市外山(とび)にも同名の鳥見山がありますが、こちらは標高わずか245m、いずれも神武天皇所縁とか共通する伝承があるので、どこかでごっちゃになっているのかも知れません。
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笠置キャンプ(2日目)

参加者8名と陣中見舞い1名で記念撮影、大きな画像は「ツーリングの記録」(要認証)からご覧下さい。

 今回は12日(日)がI’sBICYCLEの例会+タンデム学会とバッティングしたためか、マッドガード付き4サイドでの参加者は私を含めてトリトンさん(写真左)とkitamakiさん(写真右打)の3台と少々寂しかったですが。
 変わった処では、滋賀県から走ってきたniwa-chanさんのKHS、実は延陽伯号の参入で埃をかぶっていたウチのKHSをお譲りしたものなんです。
 あちこちで自転車談義、ただ今回はカヌー談義の方が盛り上がっていた様な。(Photo : トリトンさん))
 昨年秋同様haradaさんが差し入れを持って遠征してきてくれました。
 名残惜しいですが、夕刻から所用があるので、10時過ぎ一足先に笠置キャンプ場を後にします、いつもは山越えで帰るのですが、今回は往路と同じくR163から奈良市街経由で。1144に府県境を越え、1220観光客で賑わう猿沢池で一息入れ、1342には無事桜井に帰投しました。本日の走行43.0キロ。

 例に拠って集合写真を含む両日の写真をうちのHPのアルバムに順次アップしています、[BYCICLE]→[ツーリングの記録]→[2017]と辿って下さい。1920×1280の大きなサイズもダウンロード可能です、参加者の方には再利用して頂いて結構です。なお認証が必要です、ログインは’2017’、パスワードは2017年の「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下黄色枠内の4桁の数字です。

 これで今年14泊目のキャンプ納めになるかと。

5月3~5日「第11回月うさぎキャンプ」
6月22~24日「猪名川キャンプツーリング」
7月13~16日「しまなみキャンプライド」
8月13~14日「野迫川キャンプ」
8月27~28日「南の海へ」
9月24~26日「淡路島キャンプツーリング」
10月8~9日「月うさぎキャンプ番外編」
10月31日~11月2日「野迫川キャンプツーリング」
11月「笠置キャンプ」

 

笠置キャンプ(1日目)

 この週末は恒例の「笠置キャンプ」、昨年秋と同じくFacebookのグループ「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」のイベントをも兼ねています。気になっていたお天気の方ですが、未明にはあがる予報でしたので明るくなったら出掛けるつもりでいたのですが、グズグズと降ったり止んだりの状態が続いて出るに出られません。いつもの様に大和高原経由のルート(針~布目ダム)は諦めてギリギリの時間まで様子を見ていたのですが、雨雲レーダーを見ると何やらうちの回りだけがピンポイントで降っているではありませんか。1024 雨の止み間に4つのサイドバッグにカバーをかけて、ポンチョを準備して走り出す事に。「笠置キャンプ」にはイスやテーブルも積んで行くので荷物は目一杯、そこへ雨具は余計な荷物になるんですが。
 天理の手前で少し時雨た位でポンチョを出す事もなく一路上街道を北へ、奈良市に入る頃には青空も見えてきました。ただ晴れるに従って北西の風が強くなってきました。

 途中で調味料などを入れたケースを積み忘れてきた事に気がついて「ビッグナラ」へ寄り道、もとの遊郭街の中にあるスーパー、奈良市街では木辻町のこのお店が結構安いんですよね、ついでに昼食のおにぎりも調達。
 「ビッグナラ」の後、いつもの様にならまちへ入ってしまうと観光客がゾロゾロと、よくよく考えると休日のお正午、すんなりと通り抜けられる訳がありません。県庁前から奈良阪へ、少年刑務所跡前を経てようやく京都府へ入ります。鹿背山から観音寺と大仏線跡に沿った道を経て木津川河畔へ、しかし鹿背山界隈も宅地開発が進んでずいぶんと変わってしまいました。ここまで街や村の中を縫う様に走ってきたので風はさほど抵抗にならなかったのですが、木津川べりでは横風に煽られ、恭仁大橋ではまともに向かい風で前に進みません。
 ようやく渡りきり井平尾の交差点への抜け道を、ここから信楽への府道はローディも結構多いルートです。1台のローディが怪訝そうな眼差しでこちらを覗きこみながら無言で抜かして行きます、「こんちわ!」と挨拶したものの無視、すれ違い様とかで無視されても、気がつかないとかタイミングとかもありますので一々気にはかけないのですが、キャンピングが珍しいかも知れませんが、本当に失礼な輩もいるもんです。
 井平尾からあまり走りたくないR163へ、しかし加茂から笠置へはこの道を通るしかないので。トンネルを抜けると前方にキャンピングが、どうやら枚方から走ってきているKさんの様です、気が付くまで写真を撮ったりしながら黙って付いて行きます。実は木屋から峠を下ってきた滋賀のNさんが私の後ろに付いたそうなんですが、砂にタイヤをとられて転倒していたとか。

平尾

 笠置大橋の手前でようやく気づかれました。橋から見下ろすキャンプ場は盛況です、この季節にこれだけ埋まっているキャンプ場はそうはないでしょう、1日300円と安い事もありますが。
キャンプ場へは13時過ぎに到着、既に鈴鹿のあびさんが到着しています、今回はリハビリ中とかで自転車は積んでいるものの車で来ていますが、あれだけカヌーに乗っていて何がリハビリやねんとの声。「転けた、転けた」とNさんも到着、しかし後続車がいなくて無事でなにより。早速設営開始です。

 さて設営が済んだところで遅めのお昼に、寒いシーズンの私の定番、なべ焼きうどん也。
 神戸からタモさんも到着して今回の参加者8名が揃いました。うち自走での参加が4名、4サイドが3台と云う内訳です。あびさんが大型テントとストーブを持ち込んでくれたので夜もみんな揃って暖かく過ごせます。
 日頃は飲まない私もグループでのキャンプの時は別、従って9月の「月うさぎ」以来のアルコールです。さすがにここも直火禁止ですので、タモさんは焚き火台を持ってきて、0時過ぎまで宴は続きました。

 

なおちゃんTOEIお披露目ツーリング

 今日はなおちゃんことH氏夫人の新車、東叡26HEランドナーのお披露目走行会、題して「なおちゃんTOEIお披露目ツーリング」です。コースプランはまえださん、先月の台風で不通箇所が出たりとコースが二転三転しましたが、京都府南丹市の道の駅「スプリングひよし」デポで大野ダムから美山へ時計回り、神楽坂トンネルで戻ってくる60キロ程のコースとなりました。
 馳せ参じる参加者はH夫妻を含めて17名にもなり、お昼は外でと云う事になりましたので、そうなると火器や水の準備が必要になり、タイヤは28Cに換装したものの、フロント2サイドにキャラダイスの大型サドルバッグと云う出で立ちのasuka号、流石に容量過多で、まずは使わないだろう防寒具で無理くり膨らませます。
 当初の亀岡スタート案では自走も考えていたのですが、日吉となると輪行も大変なので隣町のT氏の車に便乗させて頂く事になりました。「スプリングひよし」へは7月に「北の海へセンチュリーラン」で立ち寄っていますが、車で行くのは2001年7月15日の「古典ロード走行会」以来、その折りはT御大のデリカで行ったのですが随分と道が良くなったものです、大山崎ジャンクションと京都縦貫道のお陰で2時間足らずで着いてしまいました。
  お陰で少々早く着きすぎましたが、暫時予定の17名が到着します。今回はなおちゃん以外にもご近所明日香村のチネリ怪人vivvaさんのレストアなったエルス(写真右)以外にも目新しい車が幾つか並びます。
 朴念仁な私にはよう判りませんが、タイニーな彼女にチョイスされたニューマシン。
 さて9時過ぎには「スプリングひよし」をスタートし山陰本線に沿った府道他を行きます、出るなりF氏率いるWindyの面々とすれ違ったり、しんがりを勤めていたはずの私が組し易しと見たローディにアタック、付いて行くのは良いのですが、サイドバッグが付いている事も忘れて前に出てはいけません。(写真右:まえださん)

 胡麻駅の先で踏み切りを渡り府道と別れます。この辺り高原状のなだらかな道が続くのですが、実は太平洋側と日本海側の分水嶺に当たります。胡麻駅近くまで桂川水系と由良川水系の支流が迫り河川争奪の末の谷中分水界を形成、京都府レッドデータブック(河川地形)にも登録されています。途中で山陰本線旧高屋川橋梁の遺構に寄り道したりして一息入れます。
 暫くR27を我慢した後、府道12号綾部宮原線へ入り大野ダム方面へ。樫原の大原神社への入り口にある大けやきの前で本日の集合写真を。なお大きなサイズの画像は「ツーリングの記録」(要認証)からご覧下さい。
 今回私には来年の「CanCan謹製カレンダー」になおちゃんをデビューさせようと、写真撮影のミッションがあるのですが、土地勘のないこの地域、交通量からして大野ダム前後のこの区間しかないのですが、由良川沿いに東進するこの道は美山までずっと右岸を進む様でして、開けた風景と陽射しが逆になってどうにもなりません。まぁ結果はカレンダーを見てのお愉しみと云う事に。
 この後、某所で某誌の取材撮影があって時間も押してきているのですが長谷運動広場でお昼のランチと云う事に。逆回りしてきたWindy一行とも再開、皆さん思い思いに店を広げます。

  午後の暖かな陽射しにもっとのんびりしていたいのですが、運動広場を後にします。
 美山までは由良川左岸の長閑な道を行きます。vivvaさん良いですね、蹴り入れちゃいましょか。

  私は慌てて行く事もないので遅れて到着、UG兄さんのTOEIとT氏のアルプスが撮影中。編集者に目ざとく見付けられたasuka号も俎上に上げられたのですが、どうかボツにして下さいね。
 15時前には陽が傾いてきた道をデポ地へと急ぎます、神楽坂トンネルまでは旧道を縫って。
 BLKさんやniwaちゃんさんがガンガン行くので1時間程で「スプリングひよし」に無事戻って、本日の「なおちゃんTOEIお披露目ツーリング」はめでたくお開きとなりました。


 一部、まえださんの写真を拝借しています。
 例に拠って集合写真を含む当日の写真をうちのHPのアルバムに順次アップしています、[BYCICLE]→[ツーリングの記録]→[2017]と辿って下さい。1920×1280の大きなサイズもダウンロード可能です、参加者の方には再利用して頂いて結構です。なお認証が必要です、ログインは’2017’、パスワードは2017年の「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下黄色枠内の4桁の数字です。

まえださんの「自転車趣味+α」
ショコラさんの「四半世紀の時の流れ 自転車・ランドナー」

 

野迫川キャンプツーリング(3日目)


林道タイノハラ線

 3日目の朝、今日もお天気は良さそうです。四阿から東側の展望は植生に遮られてイマイチですが、木々の間から今日も日の出を拝む事ができました。

 最近些か低調の「自撮り」ですが、今回は意気込んで出てきたものの紅葉がいまいちでパッとしません。タイノハラ線は昨日野迫川温泉側に下るつもりでいたのですが、野営地が入れ替わってしまったので、今日は高野龍神スカイライン側へ引き返す事になり、四阿の前と少し展望の開けた処でトライしてみたのですが。
 スカイラインを経て野迫川村役場へ下り再び高野辻へ登り返します、今日は雲海が見えたのでしょうかね。
 野迫川村中にて
 県道733号川津高野線紀和トンネルを抜け、野迫川村を後にします。
 上筒香から富貴と8月にも走ったコースで五條へ下ります。県道732号五條阪本線の豪快なダウンヒルです。
 1435 五條の吉野ストアまで下ってきました。「自撮り」の時とかは外していたのですが、ここでようやくゴミを処分する事ができました。
 17時過ぎ、日没には明日香村まで帰ってきました。本日の走行84.8キロ、3日間で219.8キロになりました。紅葉や「自撮り」は今一つでしたが、雲海を見られただけでも良かったかな。
 ところでお気付きかも知れませんが、今回はおニューのテントです。Geertopと云う中華ブランドのテントです。リーズナブルな事が一番なのですが、品質も良くなかなか気の効いた製品ですが、一人用にはちょっと大きすぎた事、スノースカートまで付いるのですが、冬用としてはインナーの天井近くのメッシュ部分が広すぎるのが矛盾している様な気がします。雪でなくてもスノースカートの効果は大きく裾からの冷気を遮断してくれます、巻き上げておく事も可能ですが、付いている限りは嵩高さは否めません。実は同社の1人用と勘違いしてポチってしまったものなんです、1人用はスノースカートは付いていないのですが、安いから良いものの何を勘違いしたものやら。

 新しいグッズで今回重宝したのがこのLEDライト、単4/3本で明暗3段階に点滅機能が付いています、気の効いたテントならインナーにリング等がついていると思いますが、裏側のフックを起して引っ掛ける事ができます。(カラー、スペック違い?で格安のものもありますが、同様の製品なのかな)
 そして今回一番有り難かったのは湯たんぽ、ダイソーで売っている百均商品(カバーは別売り)で、流石に朝までは持ちませんが、助かりました。気を良くして調べてみるとドイツ製の柔らかい材質のものがあるらしい、ゴム製の氷枕の様なものなのかな、誰か試してみません?

1日目 2日目 3日目