道路元標探索サイク(その5)

今日は和歌山市にある’県立文書館’へ和歌山県の道路元標に関する資料(県報)を閲覧複写しに行く事を目標に、竹内峠を越え石川サイクリングロードを南下、国道170号線の旧道を縫いながら和歌山へ向かおうと画策してみたのですが... 日頃走り馴れていない道なので河内長野で道に迷ったり、アップダウンを繰り返す国道170号線になかなか距離が稼げない。
 ところで現状大阪府下で大正の道路法に拠る内務省令に従った道路元標の現存が確認できたのは’岸和田市’の1基だけで、確かに本にまでなっている奈良県や兵庫県を除けばネット上で好事家と云うかマニアによる情報に頼るしかないのですが、現時点で私の知る限り大阪府×1、和歌山県×3、岐阜県×4、滋賀県×7、三重県×11、福井県に至ってはゼロとはあまりにも差が大きすぎます、これは単に探した人がいないだけなのか、大正道路法が有名無実化してしまった以降は府県単位で積極的に撤去されてしまったのかと思ってしまいます。 国道170号線沿いにも多くの町村が存在したので一応は目星をつけて走っていたのですが。

FI2612592_2E.jpg現在の岸和田市の郊外にあった’東葛城村’はなかなか残ってそうなロケーションなので旧役場跡と思われる付近を探索してみたのだが見つからず、やはり大阪府には無いのかなぁと国道170号線旧道を流していてフト左側を見たら、ありました‘熊取村道路元標’、中央小学校の南向かい’町立勤労青少年ホーム’の北東側、文具店の駐車場に隠れてしまう位置で、写真を撮っていたら暫くして車が入ってきて、通るのが10分遅かったら見逃していたかも。 しかし目星をつけたものが見つからずに殆ど偶然に見つかるのですから’道路元標発掘’も大変ですわ(^_^;)

FI2612592_3E.jpg時間が押してきたので国道26号線も走りましたが、昔の事を思うとバイパスや阪和道の開通で自転車にも随分走り易くなった処もある様です、少々退屈してきたので旧街道にまわったら早速’丸ポスト’を見つけました。
←泉南市信達牧野にて
 流石にロンさんは履修済みでした。

淡輪付近まできて、念のために開館時間を確認しようと「和歌山県立文書館」に電話したらなんと月曜は休みでした。 で<751>木之本岬線を走破がてら猿坂峠を越えてから紀の川北岸を岩出市へ突っ走り、所在地を示す資料が曖昧でてこずってしまいすっかり暗くなってしまいましたが‘岩出町道路元標’をゲット、岩出駅から輪行で帰途に就きました。 本日の走行123.2キロ

FI2612592_4E.jpg↑猿坂峠から和歌山市街を見下ろす、なかなかの展望ですが改良された南側の斜度はは相当なものです。


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