先日からの腰の具合の事もあるので今週は大人しくしていようと思っていたのですが、日曜日に吉野大峯林道へ行ってこられたO氏の桜の写真を見せられ、もう今年の桜は終りと思っていたのに、おっとり刀で出掛ける事に。
どのルートを選んでも100キロ超、獲得標高は2,000mは下らないだけに、夜明けとともに出掛け様と目論んでいたのですが、結果的に出発したのは6時過ぎ、その上仕事用の眼鏡をかけたままで出てきた事に気が付いて引き返し仕切り直す事に。
明日香村栢森にて、朝の陽射しがすがすがしく、いつも駐車している車が今日はいません、「自撮り」のチャンスと思ったのですが、そんな時間の余裕はありません。 残念ながら次の機会にとスルーします。
芋峠を越え吉野川を渡りますが、ここから先は吉野山を過ぎると一切補給ができないので、いつものローソンでしっかり補給をしておきます。 MACHI-CAFEを頂きながら吉野川を渡る近鉄電車を見上げるのも一つの愉しみです。
腰の事もあるので、今日は重いギアを踏まずに軽いギアを回しながらのんびりと。 どうにか10時前には標高700m近い金峯神社行者門へ。 ここを過ぎると左側に展望が開けます、吉野川を挟んで竜門の山々が眼下に。
写真左の道は奥駈道、ダートですが奥千本へ抜けられます、ちょっと乗っては行けませんが。
林道が稜線の東側へ越えたあたりで再び奥駈道と合流します。 ここは昨年6月に来た折に気になっていたポイントなのですが、その折は久しぶりの吉野大峯林道、この先の時間が読めなかったのでパスしたのですが、今日はしっかり「自撮り」を、ただ桜は殆ど終わっています、時折吹く風が残った花を散らせます。
奥駈道でも何テイクが撮りましたが、走れる様な道はこの界隈だけでしょう、何と云っても険しい修験道の道ですから。
暫く下って12時半に高原洞川林道との合流点へ、川上村側はもう何年も通行止になったままです、分岐を右に入り五番関へ向かって登り返します。 お目当ての場所に到着、位置的に午前中が良さそうなのですが、ここへお昼までに着くのはちょっと大変です、午後を回ってしまうと山腹は陰になってしまいますので、どうにかぎりぎりの時間だった様です。 先週だともっと鮮やかだったかも知れませんし、来年の課題ですね。
ちょっとお遊びで動画を撮ってみました、谷へ落っこちそうで怖いですが。 この辺りはいくらか緩やかなものの、片手で撮るのはなかなか大変ですわ。
五番関トンネルに到着。 このトンネルが出来たのは1993年(平成5年)ですから、その年の夏か翌年に越えています。 フィルム時代ですので、すぐに画像が出てこないので2004年にみんなで行った時の写真を並べておきますが、ピカピカのトンネルですね。 レーサージャージを着ているのはなべちゃんだけ、タオルを首からぶら下げた加茂屋さんとか、懐かしい顔も見えます。
洞川まで下ってきました、後は帰るだけなのですが、小南峠はパスして、気になっているR309旧道へ向かう事にして、虻トンネルへ向かう事に、最悪五條側へ下るリスクもあるので、「みやぞい」で頂こうかと思っていたお昼はパスして、川合の「モーソン」こと森田商店で補給を、「モーソン」の名前が使えなくなって随分経ちますが、今でも「モーソン」で通じたりします。
R309へ入り鉄橋の手前を左へR309旧道です。 切抜隧道を抜け笠木トンネルへ下ります、この区間は2車線、何と云っても国道だったのですから、新トンネルが出来る前、天川村へキャンプをしに、この坂を良く登ったものです。 問題の笠木トンネルも黒滝村側での工事が予定通り終わって様で通れそうです、ここが通れないと新笠木トンネル(1,693m)へ下るか、城戸まで迂回しなければなりません。 しかし昔の笠木峠への道、つまり旧々道が気になりますね、両側とも取り付きは荒れていません。
道の駅「吉野路黒滝」で名物のこんにゃくを頂き、地蔵トンネル~秋野隧道~椿橋~壺阪峠と勝手知ったるルートで18時過ぎに無事帰投しました。 結局はおにぎりとパンとお菓子だけで走行119.5キロ、獲得標高は2,200mを越えた様です、さすがに疲れました。