「自撮りのすゝめ」②

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2014年9月 奈良県吉野郡東吉野村 染谷峠にて 

20160628g.jpg 私の「自撮り」写真を見て、まず疑問に思われるのはどうやって撮っているかと云う事。 結論から云えば、基本はセルフタイマーです。 ふつうカメラのセルフタイマーと云えばタイマー時間は10秒、ところが私が使っているPanasonicのLumix Gシリーズにはセルフタイマーで3連写をすると云う機能があるのです、他のメーカーのカメラの事までは詳しくはありませんが、タイマー時間を3秒とかに短く設定できる機種はあって、3連写できる機能はちょっと見当たらない様です。 集合写真を撮る機会が多い方はお判りでしょうが、1枚だけでは横を向いてしまっていたり、目をつむっていたりする事が結構あったりするのですが、つまり3連写しておいて、その中から良いショットを選んで貰おうと云うのがこの機能の本来の目的なのでしょう。 即ちGシリーズでは2秒間隔で、10秒後、12秒後、14秒後にシャッターを切る設定ができるのです。
 シャッターを押してから被写体となる位置まで自転車で走って行く、10秒だけではかなり厳しいものがありますが、3連写の最後が14秒後となるとかなり余裕が出てきます。
 
20160628i.jpg 実際、こんな感じでシャッターが切れています。 まぁこの場合は10秒でも充分な位置まで入ってはいるのですが、シャッターボタンを押してから1,2,3と10数えながら被写体となります。 デジカメですと結果はすぐに判りますから、モニターを見ながらタイミングやコース取りを検討します、これを繰り返せば結構ちゃんとしたショットが撮れるのです。 慣れればワンテイクでOKと云う事も少なくありません。
 
20160628j.jpg それでもピンポンダッシュでは後ろ姿を撮る事が精一杯で、正面から撮ろうとすると、足を付く事なく乗ったまま速やかにUターンできる様な幅員でもないとかなり難しく、横からの写真も簡単ではありません。 それにダートや雪上ではスタートしてから体勢が安定するまでに時間がかかるので、そうなると10から16秒と云う壁はなかなか厳しいものがあります。 昔使ったデータコントロールバッグなら、シャッターが切れるまでの遅延時間を設定する以外にも、シャッターを切り始める時刻そのものを決める事すらできるのですが、但しこの手のオプション機器を使えるカメラはどうしても高価で重いハイエンド機になってしまいます。
 
20160628h.jpg タイマーが難しいとなると、誰しも考えるのがリモコン、赤外線とか無線とか。 中国製のものですが Lumix Gシリーズに対応できるものがありましたので試してみたのですが、明るい屋外や逆光時に上手く動作しないとか、届く距離に限界があるとか、離れた位置からだと動作が確認しずらいと云う問題があって、実用に耐えられものではありませんでした。
 
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 それでもLumixの内蔵タイマー機能を使って、2014年の暮れまでかなりの「自撮り」写真をものにする事はできたのですが。
 
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古稀に至ってもなお「走」「工」「趣」三拍子揃って三流のサイクリスト。ライフワークは「道路元標」と「自撮り」。なお「■ャリ」等の自転車に対する卑しい言葉をコメント等ではお使いにならないで下さい。