十津川~南紀ツーリング(2日目)

太地町森浦にて

 夜半から降り出した雨が断続的に降っています、予報も何となくはっきりしない、概ね午前中は曇りで午後は雨と云う感じなのですが、雨雲レーダーでは千切れ千切れに雨雲が西から東へと流れて行きます。予定では昨日の内に「道の駅 なち」と「くじら博物館」を回っておきたかったのですが、すっかり時間が推してしまい叶わず。今日は天気さえ悪くなければ「くじら博物館」「道の駅なち」「那智山」と回り山間部を西に越えて「一枚岩」から潮岬へ南下する案を考えていたのですが、この天気では端折った「くじら博物館」「道の駅なち」と回って那智駅辺りから帰途に就くしかないでしょう。
 7時過ぎには「小さな宿 Nieche」を後にし「くじら博物館」へ向います。潮岬まで行けば無料(繁忙期に有料期間あり)のキャンプ場があるですが、また使ってみたい宿です。
 太地町の「くじら博物館」へはR42より海側に突き出た小さな半島の方へ少し入ります。2014~2015年にかけての「ツールド・紀伊」の時もポイントになっていました。
 なにやら最近、虹を見る機会が続いている様で、写真を撮っているシーズーを連れたご夫婦が、シーズーだとついつい構ってしまいます、最近はこう云うに真ん丸顔にカットするのが流行っているのかな、ご夫婦はこの春に太地に引っ越してこられたそうです。太地と云うと捕鯨で知られる漁業の町のイメージなのですが、この界隈はちょっとしたリゾートっぽい処で、バブル期に近鉄グループとかが開発で進出していました、グリーンピア南紀をめぐる事件とかもありましたね。当時太地駅から太地の街中を結ぶ路線バスはなんと奈良交通で、ボデイ側面には鹿ならぬ鯨のプレートが付いていました。
 虹を見上げながらのんびりしていたら雨が、慌てて太地駅前に新しくできた道の駅「たいじ」に駆け込みます。

 

 昨日端折ってしまった道の駅「なち」までは戻る事にし、雨の合間を縫ってR42を東へ、今は歩行者自転車用になっている旧湯川隧道で雨宿りしていると「おはようございます」と、オルトリーブのリア2サイドのクロスバイクが…
 とにかく今日引き上げる覚悟を決めたので、勝浦のクロネコヤマトに立ち寄ります。クロネコメンバーになって予め送り状データを作って持ち込むとスムースですし割引が適用されます。なお荷物の取捨選択にはくれぐれもご注意を、必要な工具や肝心の輪行袋を送ってしまったりしない様に。
 JR那智駅に到着、駅前一画が道の駅「なち」となっています、「丹敷(にしき)の湯」と云う立ち寄り湯があるのですが、残念ながら営業時間は13時から、お風呂に入ってさっぱりし着替えて輪行したかったのですが。観光協会のHPを見てみると朝から営業しているのは僅か、その中で紀伊勝浦駅前裏の「Hotel&Renta Car660」が6時から入浴でき500円と格安、雨がおさまるのを待って紀伊勝浦駅まで移動する事に、しかし強い不降りの雨雲が次から次と西から東へと流れてきます。
 手を汚したり、汗をかいたりする前に輪行支度を済ませた方が良いのですが、袋のまま置いて置けそうな場所もないので先に温泉へ。なお紀伊勝浦駅前に足湯もあります。
 風呂上りせっかく勝浦へ来たのですから、雨でウロウロも出来ませんので、駅前のお店へ。「山かけ丼」にしましたが、失敗だったかな。
 駅に移動してのんびり輪行支度を始めます、観光地の駅前ですからゴソゴソやっていると客待ちのタクシーの運ちゃんの餌食になるのですが、ここの運転手の皆さん話題豊富でなかなか情報通、色々と勉強になりました。紀伊勝浦1203発、紀伊田辺、御坊、和歌山、天王寺、高田と5回の乗り換えをこなして桜井へ1916無事に帰投しました。
 昨日今日で5ヶ所ゲット、しかし輪行支度を済ませて紀伊勝浦駅を出る頃に雨はあがり、その後車窓から見る限りでは降った様子はなく、予報に反して午前中が雨で午後は曇りだった様な、これな太地から西に走れば志原海岸位まで回れたかも、前回の御坊と云い2日目が祟られている様で、なかなか思い通りには行かないものです。雨とは云え本日の走行16.9キロ也。

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