紀伊半島ツーリング 2018秋(1日目)

国道169号 奈良県吉野郡川上村大迫にて

 今日から2泊ないしは3泊の予定で紀伊半島へ向います。目的はWAKAYAMA800 モバイルスタンプラリーのポイント巡りなのですが、R169を日本唯一の飛び地の村和歌山県東牟婁郡北山村まで南下して「おくとろ公園キャンプ場」にてテント泊、2日目はR169~R311経由で白浜、田辺方面へ、3日目はR42を北上しながらサイドバッグ他の荷物をクロネコヤマトに託して、輪行で帰途に就く計画です。走行距離は300キロ超にはなるかと。
 0435 桜井を出発、R169を南下する入る時はいつも新鹿路トンネル(2,466m)を抜けるのですが、今一つ気が進まないので些か遠回りになりますが西峠で榛原へ向いR370の関戸峠、入野峠経由で吉野川河畔へ下ります。ただ関戸峠の下りにここ最近でなかったシミー現象、いつもに比べるとリアが軽めなのが原因なのか、ある程度の押え方は心得ていますので怖くはないのですが、三茶屋(みちゃや)で荷物のバランスを多少触ってマシにはなった様です。
 県道262号国栖大滝線で川上村へ、ようやく西河でR169に入ります。新鹿路、中山(206m)、五社トンネル(1,360m)経由に比べると12キロは遠回りになる計算です、たとえ新鹿路トンネルを越えても五社トンネルはパスしたいので県道262号経由はしているのですが。長くはないもののダム横の急坂の大滝トンネル(722.4m)は避けたい処ですが、この先R169は黙々とトンネルを利用するしか道はありません。
 0815 川上村役場前に到着、北山村へ2015年10月にも大滝ダムによる丹生川上神社移転で鳥居前にあった川上村道路元標は一時行方不明になっていたのですが、現在は役場前に保存されています。今回のいでたち、さすがに夏用テント、シュラフと云う訳には行きませんので嵩高くなります、テントはパニア台の上に、イスは止めて低い方のテーブルだけも持ってきました、後「自撮り」用の三脚を。またトンネルの多いR169に備えて2つずつのベッドランプとテールランプに加えてサイドバッグに点滅灯を付けています、これの威力は大きいかして、追い越し時に充分な間隔を取ってくれます。
 道の駅「杉の湯 川上」で小休止の後、暫くはダム湖畔の穏かな道を行きます。ダム湖畔と云っても水量が少なく水没した旧道が露になっています。ダム完成までの間、旧道と付け替え道路を登ったり降りたりさせられたものです。
 車でなくとも見落としてしまいそうな旧道への分岐を右に柏木集落へ入ります。柏木はかつて大峯登山の拠点として賑わったのですが、洞川へバスが通じて以降賑わいを失ってしまいました。
 10時丁度に大迫ダムに到着、トイレ休憩。トイレがリニューアルされていました。
 伯母谷ループ橋を見上げる事のできるポイントで「自撮り」にトライしてみたのですが、お天気がいまいち、と云って天気が良すぎるとこの時間帯は逆光になるのですがね。
 ループ橋に伯母峯道路の5つのトンネル(5つ合わせて3,419m也)を行くのですが、大台ヶ原へ向う車も多いかして今日は車が多くてあまり気持ちの良いものではありません。

 「自撮り」をしていた事もあってようやく1147に新伯母峯トンネル(1,964m)へ到着、新天辻とともに「どこが新やねんトンネル」です。


 新伯母峯トンネルを抜けると一気に上北山村へ下りますが、先のシミーの事があるのであまり飛ばせませんが。1237 道の駅「吉野路 上北山」へ、併設のヤマザキショップは定休日、充分な携行食とかもありますので別に構わないのですが、食料とかを補給できるところが少ないだけに、あてにしていると難儀です。
 上北山村役場のある河合を出ると直ぐに池原ダム湖の湖畔となるのですが、所々にアップダウンがあって結構だるい区間です、前鬼口のバス停で小休止、「ならクル」の使途不明意味不明の案内が立っています、県の道路環境課は机上で何やらコースを作って、案内板を業者に発注して設置させて、相変わらずサイクリストをダシに仕事を作って税金の無駄使いをやっている様です。どうなってる京奈和自転車道。ところでR169から奈良交通の撤退後、地元自治体がゆうゆうバスと云うのを1日2往復運行しているのですが、平日は福神行き、つまり南奈良総合医療センター行きなんです、病人は山道を片道3時間もバスに揺られて行きなさいと云う事なんです。
 池原ダムを横に見ながら下ります、池原にはJAのやっているお店があるのですが、品揃えはまり良くありません。ただ雨がパラパラと降ってきて雨宿りを余儀なくされ、雨雲レーダーを見ると通り雨でこの先無理をする事もなさそうなので、暖かい缶コーヒーと菓子パンを買って小休止に。
 池原を出るなり、石を前後輪で踏んですわパンクかと思ったのですが何となく大丈夫そう、しかし下池原トンネルを抜けた処でやはり前輪の圧が下がっています、スローパンクの様ですが、とてもキャンピングでは持ちそうにありません、大小井橋を渡った処で店を拡げる事に。前輪ですので左右のサイドバッグさえ外せばタイヤを外す事はできるのですが、春にタイヤをパセラジャケットにしてから初めてのパンクで、チューブがしっかり張り付いていてなかなか外せず難儀しましたが、その折工具袋を手にして、カニ目レンチを入れてあったので、ヘッドパーツを増し締めしておこうとすると、結構緩んでいてシミーの原因はこれだったのかもと、まぁ30分位格闘して修理完了、1504再スタートです。
 1527 不動トンネルへ、R169は一旦三重県熊野市へ入るのですが、15年程前にこのトンネルが開通して奈良県下北山村から直接和歌山県北山村へ行く事ができる様になりました、ただ北山村側は12%の急坂が延々と続きます。
 雨宿りとパンクのお陰で予定の15時と云う訳には行きませんでしたが、16時を少し回った頃に「おくとろ公園キャンプ場」へ到着、実走行8時間弱でした。フリーサイト利用で温泉込みで1,512円とソローキャンパーにも無理のない料金設定です、シオフシーズンとは云え静かで清潔なキャンプ場です、温泉、レストラン、コンビニもあって身軽にやってくる事も可能です、いかんせん遠いのが。3年前は1人貸切でしたが、今回はバイクでの2名の先客が。
 お約束のポイントゲット、桜井から100キロ余り、和歌山県庁からは他県を跨いで最短でも140キロのスタンプラリー最遠の地です。これで17基目となります。
 今回はお湯を沸かす以上の料理をするつもりではいませんので、食事は併設の「やまのやど」のレストランで、コンビニはヤマザキストアで営業時間とアルコール類を置いていないので注意。
 暗くなる頃から雨が本降りになってきたので、asuka号を炊事塔に移動させて、京都と滋賀からバイクでお越しのお二人とキャンプ道具の話題とかで盛り上がって夜は更けて行きました。本日の走行117.5キロ。

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