最後の「月うさぎキャンプ」へ


 2010年10月から足かけ9年、今回で12回目(番外編を加えると13回目)を迎える「月うさぎキャンプ」ですが、場所をお借りしている古民家カフェ「月うさぎ」が東吉野村谷尻(たんじり)から宇陀市菟田野岩端へ移転する事となり、ひとまず今回を以って最後と云う事になりました。今では決してメジャーとは云えない自転車キャンプツーリングですが、キャンプ支度の自転車で山深い「月うさぎ」に集おうと云うもので、年1回か2回をGWと10月の連休に原則2泊3日で行なっていて、今回は4月28日から30日の日程となりました。
 さて準備の方ですが、昨年も10泊以上しているキャンプツーリングですから、格段の事はありません、いつもの様にキャリアを取り付けて4サイド仕様に。
 特にダメージはないのですが、そろそろ気になる距離を走ってきましたので、タイヤを交換する事に、今までミシュランのワールドツアラーとかパナのパセラとアメサイドのタイヤを使ってきたのですが、全天候で走るだけにサイドの汚れが気になる処。asuka号はワイヤー上出しでもありませんし足元もビンディング装備と、クラシックなスタイルに拘っている訳でもありませんので、今回はサイドも真っ黒なケブラービートのタイヤを選択する事に、そうなると選択範囲は拡がるもので、パセラの上位モデルとして昨夏発売されたパセラジャケットを選んでみました。700Cで25,28,32がラインナップされていて、従来同様32を選択したのですが、格段細くは見えないものの、周長を計ってみると普通のパセラの同サイズより20mm程短いです。試走した感じではしなやかな印象で、従来は圧をやや低めに設定していたのですが、それではちょっと不安なので規定圧まで。
 そろそろチェーン、スプロケット、プーリーを交換しようと部品を準備していたのですが、いざ交換となってチェーンカッターにピンがなくなっている事に気が付いて、一先ずお預けする事に。

 さて荷物をまとめようと思ったらサイドバッグのフタ部分のベルトが千切れてしまいました。長い事使っているとは云え、力の掛かる部分の縫い代の浅さは、オーストリッチ品質としか。最近の中国製品の方が余程縫製が良いのですは。とにかく針と糸で縫い付けますが、バタバタしている前夜にさせられるとは。
 今回の新兵器は寝袋圧縮袋。以前からISUKAのものを使っていたのですが、両側から挟んでベルトで締めるタイプでどうしても中味がはみ出してきます。今回は袋状になっていて同様にベルトで締め上げるGEERTOPの製品。あくまでも袋ですので容量が合えば、ダウンなどの衣料品にも使えるかと。

 とにかくパッキングが終了。4つのサイドバッグですが前右には寝袋とマット、それに湯たんぽ(写真左)。前左には衣類と洗面具、モバルイルバッテリーとか細かなものを入れたバッグ。右後にはコッフェル、火器と燃料、それに鍋(写真中)が。左後は保冷バッグ(写真右)を含めて全て食料、ワインも1本。一人一品の「月うさぎキャンプ」食料を運ぶの大変なんです。今回テントはMOSS OUTLANDをパニア台上に横置きにします(巻頭写真)。リュックなどは背負わない主義なのですが、今回「麦笑」でパンを仕入れて行くのと、或るプレゼントを持って行く必要があるために、マウンテンスミスの10リッター程のヒップバッグを持って行きます。
 今回は私の5月の予定がはっきりしなかったと云う個人的な勝手な理由でGW前半の設定となり、アイズバイシクルの「コッパ・デ・バケッタ2018」とかち合ったりしてそちらへ流れる常連さんもいたりして、カンビオ・コルサとキャンピングのイベントがバッティングするとは、守備範囲の広い面子なんですね。幹事役が毎回一喜一憂する週間天気予報ですが、今年はまったく心配せずに迎える事が。前日までには初参加3名を含む23名のエントリーが、明日香村に4人が集まって芋ヶ峠を越えて吉野川~高見川俎上ルートの60キロ弱を走る一応の本隊4人、滋賀、大阪、愛知からの自走、後は車で現地入りするメンバーと、既に走っている方もいますが明朝には皆さん無事にスタートできそうな按配です。

前夜まで 1日目 2日目 3日目 まとめ

 

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