さてインターバルタイマーを使った「自撮り」で一つ困った問題があります。 即ち1秒の壁、データコントロールバックやタイムラプス機能を持ったデジカメを使った処で、最小の撮影間隔は1秒なのです、まして設定がフォーカス優先になっていると合焦するまでシャッターは切れませんので、条件によっては撮影間隔は1秒以上になってしまいます。
この様にカメラに向ってきたり、追いかける様な撮影の場合はスピードが出ていない限りさほど問題にはなりませんし、フォームが崩れない範囲でゆっくり走れば良い訳ですから。 ところが真横からの撮影の場合はそうは問屋が卸しません、先にも書いてますがいくら自転車が遅いと云っても、時速10km/hで走ると秒速277cmで移動している訳です。 そうなるとなかなか横位置でタイミング良くシャッターを切るのは難しくなってきます。 そこで思いついたのがタイマーのバルブ機能です、本来は長時間露光のための機能なのですが、設定したディレィ時間後から設定した時間の間をシャッターをレリーズしたままにしてくれます、そこでカメラ側を連続撮影にしておけば、カメラの持つスペックで連写が可能となります、フォーカスモードやメモリの書き込み速度の影響は受けますがカメラによっては充分に秒数コマの撮影が可能になりますから、1テイクからベストショットを選び出す事も容易です。 ただフォーカスモードによっては最初の1コマ目でしかピント合わせが行なわれませんから注意は必要です。 ただ横位置と云う事であれば置きピンと云う手も使える訳です。