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今年4度目の南紀ツーリング

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太地町森浦にて
 
 今年は紀伊半島再認識の年にしようかと考えていたら、期せずして「ツール・ド・紀伊」のスタンプラリーのお陰で既に今年4度目の南紀ツーリングとなってまいました。 3月1日から始まった「青春18きっぷ」の春のシーズン、1日あたり2,370円で普通列車乗り放題の「18きっぷ」ですが、紀伊半島を巡る紀勢本線は乗ったまま一周するのが精一杯で、わが街桜井を始発に乗っても新宮や串本に到着するのはお昼を回ってしまいます、マトモに行くととても自転車で走る余裕などないエリアですが、今日は古座川町の「月の瀬温泉ぼたん荘」と太地町の「くじらの博物館」をまわります。
 
20150305c.jpg近鉄で大阪鶴橋まで出ても良いのですが、今回も未明の大和川河畔を王寺駅まで走りスタートする事にします。 4時過ぎに桜井を出発、真っ暗な堤防上の道ですからそうは飛ばせません、所要1時間15分。 DST 21.02km、AVS 17.6km/h、MXS 24.4km/h、TM 1:11:34
 
20150305e.jpg新今宮、和歌山で乗り継いで紀伊田辺で49分待ち、紀伊田辺以南は0755から1044まで3時間近くも列車がありません、車両も17系からロングシートの113系へ。 ここでは新大阪0733発の「くろしお1号」に抜かされます、嫌でも特急に乗れとの計らいですが、その「くろしお1号」ですら串本到着は1102になります、昔は夜行もあって早朝から走り出せたのですがねぇ。
 
20150305f.jpg2駅手前の串本で25分停車の後、1249にようやく古座駅に到着です、串本から走っていても変わらない様な。





20150305g.jpgさすがに南紀、暖かいなぁと思っていら、既に桜が。







20150305h.jpg清流古座川沿いに入るとご覧の風景が、決して時間の余裕がある訳で
はないのですが、写真を撮っていたりしてなかなか前に進みません。

 
 
 
 
20150305i.jpg気持ちよく走っていたら、この橋は??? 1キロ程「ぼたん荘」を行きすぎてしまい慌てて引き返す事に、とにかく無事26地点目をGET!


 
 
20150305j.jpg予定では<227>田原古座線を走り地蔵峠を越えショートカットするつもりでいたのですが、あまりに天気が良くて気持が良いのでR42を走り、昔2度ばかり行った荒船海岸へ寄り道する事に、ちょっと頑張って走ればなんとか行けるでしょう。
 荒船海岸、入り口に国民宿舎があったりするのですが、ここはちょっとした穴場です。
 
20150305k.jpgR42に戻り少し走ってから下里村道路元標へ立ち寄り、太地町への<239>太地港下里線へ入り、27地点目のポイント「くじらの博物館」へ、これでスタンプラリーは残すところ3地点となりました。 ところで太地町には昔どういう経緯か知りませんが奈良交通が運行する路線バスが走っていました、車体横の鹿のエンブレムが鯨だったりして、信じられないでしょう。
 
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R42沿いのコンビニに立ち寄り食料を調達して、余裕で太地駅へ、1700発の最終に乗り遅れるとどうしようもなくなるのでパンク修理が出来るだけの余裕は持って走っておかなくてはなりませんし、輪行支度を済ませて駅のホームでまったり過ごすのも良いものです。
 帰りはさすがに「18きっぷ」のままでは桜井へはとてもたどり着けませんので、松阪から近鉄を利用して帰る事になりますが、6時間がかりで桜井に無事帰投、トンボ帰りで走行時間は2時間にもなりませんが、春を感じさせるとても気持ちの良いショートツーリングでした。 王寺駅までの自走を含めて本日の走行59.2キロ。 18きっぷで7,450円分乗車。
 

 

尾鷲ツーリング

20150215a.jpg尾鷲市 三重県立熊野古道センター

今日は予定通り「ツール・ド・紀伊」スタンプラリ-のポイント獲得に高見越で尾鷲市に向かいます。 尾鷲へは過去に何度か自走で行っていますし、コース的にも不安はないのですが、この季節に脚力の無い私が150キロ近く走るのですから、いつもの様にのんびりとは走ってられないのですが、結局スタートしたのは少し明るくなってきた6時10分でした。

20150215b.jpg西峠を通過、菟田野松井橋のローソンで補給の後、佐倉峠を越え新木津トンネルを抜けていつもの定点観測ポイント、まずまずのお天気なので高見山を頂上まで見上げる事ができました。 しかし休日とあって霧氷目当ての登山客を乗せた奈良交通の臨時バスが何台も通り過ぎて行きます、バスだけではないのでそれだけの人が登ったら上は大変な事になっているでしょうね。

20150215c.jpg9時半過ぎに高見トンネルの入り口に到着、3時間半程かかってますがこれでも結構目一杯です。 雪は4日の「伊勢ツーリング」で来た時と変わりません、前回は歩道に凍結した漏水の氷の破片が散乱していて往生したので、今回は車道を行きます、それでも処々濡れている箇所があるので慎重に走ります、万が一車が接近している時に滑りでもしたら笑い事ではありませんから。

20150215d.jpg高見トンネルを抜けてループ橋を下ります、今回はのんびりと旧道巡りをしている訳にも行きませんので波瀬地区は新道でショートカット、<569>蓮峡線を経てR422に入り湯谷トンネルを越えます。 トンネルを出て数100m程下った処にある湯谷不動尊、湧き水とベンチがあって夏は最高の休憩ポイントです、ここで小休止、ポットのコーヒーを頂きます。 残念ながらdocomoも届きません、結構な山の中ですんで。

20150215e.jpg大台町へ下り<31>大台宮川線へ、旧宮川村役場付近で宮川右岸へ渡り<424>大宮宮川線に入り、紀勢道の大宮大台IC付近でそのまま<731>川合大宮線へ入ります、こちらは大内山川をはさんでR42の対岸路になります、紀勢本線にほぼ沿っていて車も少ないのですが結構アップダウンがあります。 しかし高速道路の完成であちこちで風景が一変しています。

20150215f.jpg時間の余裕がないと云いながら紀勢本線のキハ40系もそろそろ終焉なので、列車の時刻を睨みながら線路沿いを走ります、阿曽駅と伊勢柏崎駅の間で適当な場所を見つけたので、ここで昼食&鉄な時間にします。 facebookにアップした画像を見て鉄な某S先生は場所を特定したので、結構知られた撮影ポイントなのかも。 一応「自撮り」用に三脚も積んできたのですが、そんな余裕もなく、お荷物になってしまいました。

20150215g.jpg3枚目は電線が被っていますが、まぁ3度美味しい場所でした、やってきたのは東海色、この後に大内山駅と梅ヶ谷駅との間で下り列車を狙えたのですが、そちらも東海色でした。 個人的には旧国鉄色が趣味なんですが、旧国鉄色の2連と云うのは難しそうですね。 ちなみにキハ40系のオリジナルは首都圏色だと記憶しています。 もう少し温かくなったらこれを目的に走りに来ても良いかな、陽が長くなったら2往復狙えるかも。

20150215h.jpg梅ヶ谷を過ぎるとR42を走るしかありませんが、まぁ荷坂峠は片峠みたいなものですから、熊野古道ブ-ムのお陰で旧峠も行ける様ですがダートです。 しかし高速の開通でR42も交通量が減って随分走り易くなりました、鉄な用事がなければ素直をアップダウンの少ないR42を走った方が良いかも。

20150215i.jpg霞んでいますが、荷坂峠から見る熊野灘です、ここから紀伊長島まで200m程のダウンヒルです。 

 

20150215j.jpgここまで来てやっと今日最初のスタンプポイント道の駅「紀伊長島マンボウ」です、マンボウ串焼とかクジラ串焼とかありますが、あまり好みやないんでパス。 紀伊長島ではR42東長島トンネルを避けて旧市街の駅前へ、踏切の横のその名も「ふみきりや」は健在でした、一応お花屋さんなんで用はありませんが。

20150215k.jpg紀伊長島から尾鷲にかけては幾つかの旧トンネルが歩行者や自転車用に供用されている処があり、中には県指定文化財となっているトンネルもあります。
 (左上)長島歩道トンネル、これは例外でR42長島トンネルより新しくて、最初から歩道トンネルとして作られています。 (右上)旧長島隧道、R42江ノ浦トンネルの海側にあります。 (左下)古里歩道トンネル(旧海野隧道)、R42古里トンネルの海側にあります。 (右下)道瀬隧道、やはりR42道瀬トンネルの海側にあります。 この後R42には三船トンネルがあり山側に三浦隧道と云うのがあったのですが、残念ながら廃道となっています。

20150215l.jpg銚子川を渡り、道の駅「海山」を過ぎると今日最後の峠となる尾鷲トンネルへ、熊野古道の馬越峠に相当します。 トンネルまでは標高差100m程、斜度も知れていますが、ここまで走ってきていると結構辛いものがあります。 ここも旧トンネルがあって海側にポッカリと口を開けているのですが、尾鷲側で橋が落ちてしまったとかで通行不能となっています、紀北町と尾鷲市の境界ですので、行き交う人もいないとは思いますが。 熊野古道の方の峠はブームのお陰で階段が整備されているのものの、自転車では返って越え難くなってしまいました、盟友峠おやじナワールド氏は押し担ぎで越えた様ですが。
 606mのトンネルを抜けると尾鷲市です、残念ながらこのルートでは海を見下ろす云った展望はありません。 1999年に尾鷲から見て対岸の須賀利へ越えて、定期船に乗って尾鷲入りした事ありましたが、背後に大台の山々を背負った尾鷲の風景は感動ものでした、今はその定期船もありません。

20150215m.jpg尾鷲市街を抜けて少し行った処の丘の上にある「熊野古道センター」へ、思っていた以上に立派な施設にちょっと面食らいます。 17時26分余裕で25地点目のスタンプGET、伊勢路エリア完了、三重県制覇、残るは和歌山県の5地点のみです。 ところで「熊野古道センター」の最寄り駅は一つ先の大曽根浦駅なのですが、付近にコンビニも何もない無人駅ですので尾鷲駅まで戻り1905発の最終のスジに乗る事にします。

20150215n.jpg帰途、桜井までの輪行は4時間6分、コンビニで食料を仕入れて尾鷲駅へ、今回はマッドガード無しで来ていますので楽勝で輪行支度を済ませ1905発多気行きに無事乗車しました。 本日の走行充実の148.8キロでした。  

 

自転車人生6個目の輪行袋

 

20150207i.jpg昨年暮れの事ですが、asuka号(700Cツーリング)用の輪行袋を新調しました(写真右端)、以前は左から2番目のTIOGAのものを使っていましたが、ファスナー脇が大きく裂けてしまったのです。 写真では5個写っていますが、左から3番目の小径車用の「ちび輪」が2代目ですので、都合6個目になります。 TIOGAの1個を除けば全てオーストリッチ製で、同社のフロントバッグ類はとても良いとは思えませんが、輪行袋はほぼ満足しています。 左端の紫色はもう30年以上使ってますかね。 先日の「3日連続100キロ超えは伊勢ツーリング」で始めて使う機会を得ましたのでご紹介をば。

 

 

20150207k.jpgAMAZONで買ったのですが、届いてびっくり想像以上にデカいです。 生地も厚いですし両側にホイールを入れるポケットが付いている事もあります。 一応MTB用輪行袋と云う名称ですが700Cでもマッドガードを含めて問題なく入りましたが、29ERは入らないと云う報告が。 しかしほぼ同じ仕様のTIOGAと比べてもデカいですね。

 

 

20150207o.jpgベルト以外にベルクロテープが付いているので、きっとこの様な事を考えているのだろうと、試しに装着してみました、バッグサポーターが写っていますがこれは無視して下さい。 私の場合キャラダイスのサドルバッグに入れてしまいますが、収納力のあるネルソンが輪行袋だけに占領されてしまいました。

 

 

 

20150207l.jpg収納袋以外の付属品はこんな感じです。 内部でホイールとフレームを結束するバンド(だと思う)1本、外側から全体を縛るバンド2本、エンド保護金具一式、肩掛けベルト1本。 あとエンド幅の狭いフレーム用の保護金具のスペーサーと思しきものが入っていました。

 

20150207m.jpgデカいと云っても後輪を外さなくても入るなんて掟破りの輪行袋ではありませんので、収納時はこんな感じです。 カタログの写真とはかなりイメージが違うと思いますが。 大きいだけあって収納は楽勝ですね、フロントキャリアとサドルバッグサポーターは付いたまま、ハンドルはステム引き上げボルトを緩めて90度捻り、改札を通るのに極力幅を狭くしたいのでペダルとクイックシャフトは抜いています。
 写真では少し判りにくいかも知れませんがファスナー付きのポケットとサイド下部にベルトが付いています、ポケットは固定用のショックコードを入れるのに重宝しています。

 

 

20150207j.jpg慣れてしまえば余計なお世話なのかも知れませんが、内側には親切にこの様なガイドが、サドルとエンド金具が当たるので、補強にもなっているのかな。 カラーは他に黒とブルーがある様ですが、一番清潔感のありそうなグレーにしました。

 

 

20150207n.jpg私は付属の肩掛けベルトは使いません、北は会津から南は宮崎まで18きっぷを使った長距離輪行もしてます、自転車そのものも軽くはありませんし、サドルバッグも付いたまま収納します、小径車に小型のサイドバッグまで押し込む事がありますので、写真のカメラ用アルミバッグのベルトを使いまわししています、ナスカンも金属製の頑丈なもので肩当も肉厚です、当然その分嵩高いですが。
 ヘッド抜き輪行にすればもっとコンパクトな輪行袋でコンパクトに運べるのですがね。  

3日連続100キロ超えは伊勢ツーリング

 

20150204a.jpg今日は復調以来の当面の目標だった「3日連続100キロ超え」を果たそうと一昨日、昨日に続いて、お伊勢さんまで片道のツーリングに出掛ける事にしました。 それに「ツール・ド・紀伊」のスタンプラリーのポイント2ヶ所をGETすると云う目的もあります。 基本道路元標であったりとか県道ヘキサ蒐集とか何か目標やテーマが無いと走らない人でして「走るのに理由はいらない」なんて格好の良い事をのたまう御仁でもありません。 今日は復路伊勢市から輪行の予定ですので、昨年暮に新調していたオーストリッチのMTB用の大型の輪行袋をサドルバッグに押し込んで行きます、しかしデカいキャラダイスのネルソンがそれだけで一杯です。

20150204b.jpg桜井から伊勢へはいわゆる伊勢本街道とよばれるR165~R368が最短コースになるのですが、R368の大内峠までのだらだらと続く登りとその後のアップダウンが嫌なので、昔からR166高見越を走っています。 R165西峠を越えて宇陀市へ、さすがに標高300m台の宇陀は寒いです。

20150204c.jpg菟田野松井橋のローソンで補給、これよりR166は60キロ程は松阪市飯南町付近までコンビニの類はないのです。 桜峠を越えて昨日も来たばかりの東吉野村へ、最近佐倉峠を越えたところにこんな看板ができました「ニホンオオカミ最後の地…」、まだお目にかかってませんがオオカミのゆるキャラもいるそうです。

20150204d.jpg佐倉峠を下り鷲家(わしか)で高見村道路元標の生存確認をした後、新木津(こつ)トンネルまで登り返しトンネルを抜けるといつもの定点観測ポイント、昨日と違ってなかなかのお天気です。 高見トンネルまでできる限り旧道を走って行きます。 ところで高見峠への旧道ですが、奈良県側通行止になったままと思っていたのですが、通行止の案内はでていませんでしたね。

20150204e.jpg路肩には雪が残っていますが問題なく高見トンネルに到着(最初の写真)、今日は向かって右側の歩道を行く事にしましたが、所々で漏水が凍って散乱しています、ちょっとこれには難儀しましたが、そのまま歩道を走って行く事に。 無事に2,470mの高見トンネルを抜け、ループ橋を見下ろせる処で一息入れます。

20150204f.jpgここからは松阪市飯南町粥見(かゆみ)まではR166を櫛田川沿いに約40キロ標高差500m程の下り基調の道を走って行けば良いのですが、そんな事は決して致しません可能な限りの旧道、脇道、裏道を縫って走って行きます。 まずは高見峠を越えて最初の宿場波瀬(はぜ)集落へ、昭和31年まで飯高郡波瀬村で里程標が残っています。 ここだけは時間が止まってしまった様な旧街道の街並みです。

20150204g.jpg松阪市飯高町森のR166旧道区間、遠回りになりますのでわざわざ通る車はありません。 なお先の波瀬集落に入る処から次の珍布(めずらし)峠まで、天神橋五丁目さんが2007年10月に撮った動画「R166旧道脇道裏道ツーリング「和歌山街道 珍布峠へ編」がYouTubeに残っていますので、興味のある方はどうぞ。

20150204h.jpg道の駅「飯高駅」の手前から旧道に入り和歌山街道珍布峠へ、櫛田川の蛇行部分をショートカットしているだけの標高差50m程の小さな峠ですが、岩盤を穿った深い切り通しが独特です、最近は訪れるハイカーも増えている様で案内板などが整備されています。 和歌山街道は伊勢南街道とも云われますが、江戸時代初期に紀州徳川家が参勤交代に利用していた時期があり、またこれから走る和歌山別街道の途中にある田丸は同じく紀州徳川家の所領でもあり、三重県の櫛田川沿いのこの道は和歌山とは縁が深いのです。 珍布峠を東へ下るとR166沿いにある道の駅より先に出てしまいますので、道の駅に立ち寄りたい向きは少し引き返す必要があります、ご注意を。

20150204i.jpg一旦R166に出ますが<745>片野飯高線に入り櫛田川右岸に入ります。 そのまま右岸を走りR368に出ますので、もうR166に戻る事はありません。 写真は<745>から見る櫛田川、背後の山は局ヶ岳(1,029m)伊勢三山と呼ばれているそうです。 写真の沈下橋は渡れましたが今はどうでしょうね。 (2007年4月)

20150204j.jpgR368に入り桜峠を越えます、飯高町側から大した標高差でもありませんが、ここまでに走ってきている事もあって谷あいのダラダラとした登りがあまり好きではありません。 私の知る限り三重県には桜峠は三つありますねR422信楽と青山高原に。 桜峠を越えたのは14時12分、もう登りはありませんがまだ30キロ以上は走らなくてはなりませんので、少々時間が押してきました。 それでもなお極力旧街道を走ります、何やら未知の道路元標がひょこっと現れそうな雰囲気の道筋ですねぇ。

20150204k.jpg予定の一つであった3日連続100キロ超えは達成、別に早く走りたいとは思いませんが、ツーリストとして連日走れる持久力と気力は持っておきたいですね。 16時丁度に伊勢市域に入りました。

20150204l.jpg度会(わたらい)橋を渡り外宮前の「ツール・ド・紀伊」のポイントをGETし内宮前のポイントへ、伊勢志摩エリアをクリアし都合22地点達成し後8地点です。 近々にも今日と同じ高見越えで尾鷲を目指す予定にしています。
20150204m.jpgせっかく内宮まで来たのですから「おかげ横丁」へ、しかしどのお店も5時で店仕舞い、折角の伊勢ですが「伊勢うどん」も「赤福」もなし。 なにやらうら寂しい赤福前、三脚を持ってきていたら人影のない貴重な風景で「自撮り」が出来たのに、残念。

20150204n.jpg最寄の近鉄五十鈴川駅まで走り、コンビニで豚まんと唐揚げで虫養いをして帰途に就きました。 本日の走行124.9キロ。

 

志摩ツーリング

 

 

20150124b.jpg鳥羽展望台

今日は「ツール・ド・紀伊」のスタンプポイントをGETしにKHSを担いで伊勢志摩方面へ輪行で向かいます。

 

20150124c.jpg今回は予め橿原市の金券ショップで買っておいた近鉄の株主優待乗車券を利用します。 近畿日本鉄道の路線のド真ん中に住んでいると名古屋または志摩方面まで行かないとメリットはないのですが、往路の桜井~鳥羽、復路の賢島~桜井で650円ばかしお得になる勘定です。 鳥羽駅まで輪行してスタートです、最初の目的地は鳥羽展望台、三重県道<128>磯部鳥羽線いわゆるパールロードを走らないと行けない処なのですが、いつも志摩方面へ行く時は平行している昔からの県道<750>阿児磯部鳥羽線を走っているので、麻生の浦大橋を除いて一度も走った事がありません、もちろん一般県道で自転車も走って構わない訳ですが、いわゆる観光ドライブウェイ、ロードならまだしも小径車に相応しい道ではありません、今回もできる限り走りたくないので極力<750>を走って行く事にします。

 

 

20150124d.jpg麻生の浦大橋を渡りパールロードと別れると漁港を縫って走る鄙びた道が続きます、石鏡(いじか)では伊良湖岬が遠望できます、しかし最高のお天気、この季節の晴天ならではの澄み切った空気です。 石鏡を過ぎた辺りでパールロードへ入りますが、鳥羽展望台までは標高差で100m以上登らなくてはいけません、展望台だから仕方がないと云えば仕方がないのですが。 なお地図上ではパールロードと<750>は何ヶ所かで交差していますが立体交差になっているので、接続している箇所は限られています。

 

 

20150124e.jpgパールロードは毎年秋に「サイクルマラソン鳥羽志摩線(とばしません)」と云うイベントが行われている位ですから結構ロードで走っている人を見かけますが、鳥羽展望台ではGIANTのGREAT JOURNEY の4サイドで日本一周中の若者に出会いました、山口県を出発し時計回りで北海道を回って今日が181日目、これから紀伊半島一周ですね。 大学は大阪で高取町に知人がおられるとの事で奈良にも来られるとの事、再会が愉しみです。 ブログもされているので応援よろしく。

 

 

 

20150124f.jpgパールロードを少し走り再び<750>へ、国崎、2つめのポイント「相差海女文化資料館」のある相差(おおさつ)と走り的矢へ、ここで<750>は的矢湾に分断されていて、県道船と云う無料の渡船が結んでいます、対岸までの距離は数百mですが、対岸の三ヶ所(さんがしょ)と渡鹿野島の3ヶ所を結んでいます。 船がこちら側にいない時は写真の腕木を水平にしてやると、それが目印になって迎えにやってきてくれますが、今回は20分程待ちました。 なお一応自転車はそのまま載せて貰えますが、持ち上げられない様なキャンピング仕様の自転車は無理かと、それに写真の様な小型船ですので載せられる台数に限界があります、それと周辺道路から乗り場への案内の類は皆無ですので注意して下さい。

 

20150124g.jpg対岸へ渡り少し<750>を走ってから<129>磯部大王自転車道線へ入ります、暫くは殺風景な山の中を走りますが、写真の国府白浜海岸に出て少し海岸線を走ります。 この後自転車道のルートに従うと再び山側へ入りR260を走らされるので、時間に余裕があれば波切(なきり)方面へ回るのも良いかも知れません。

 

20150124i.jpgR260は深谷水道を渡った処からバイパスが出来ているので旧道は車が少なくなって自転車にとってはすいぶん走りやすくなっていました。 今日3つ目のポイント「海女小屋体験施設・海女資料館」のある越賀まで行ってから和具港へ戻ります。 写真は越賀海岸。

 

 

 

 

20150124h.jpgここから英虞湾をはさんだ賢島まで伊勢マリンレジャーの運行する定期船がありますのでそれに乗船する事に、桟橋の向こうに見えているのはR260のバイパスの志摩大橋です。 昔御座~浜島間の航路へはロードをそのまま載せて貰ったのですが、賢島の船着場と近鉄賢島駅は距離が100mとありませんし、自転車をそのまま載せて貰えるかが判りませんでしたので、和具港で輪行支度を済ませてしまいました。 なお手荷物品扱いですので運賃の610円以外に360円が必要です。
 今回は「ツール・ド・紀伊」のポイント巡りと云う事で鳥羽駅から和具港まで走りましたが、風光明媚な志摩半島、鳥羽からのパールロードや鄙びた<750>と県道船、近鉄志摩磯部からスタートする自転車道、旧R260で志摩半島の先端御座白浜とコースを工夫してみると面白いかと思います。 本日の走行70.8キロ。

 

 

 

南紀ツーリング その2

20150110a.jpg一昨日に続いて「青春18きっぷ」を使って南紀へ輪行、ただ今日は亀山経由の東回りです。 桜井からですと近鉄で松阪へ出るのが距離的にも近いのですが、多気まで行けてもその先の普通列車がありません、結果的に奈良~亀山と回っても一緒なのです、2時間以上早く出る必要がありますが、そこが「18きっぷ」の「18きっぷ」たるところなんです。

20150110b.jpg奈良、加茂、亀山、多気と乗り換え紀伊長島ではなんと28分停車。 駅のトイレへ行ったり、自販機でコーヒー買ったり、ミラー相手に「自撮り」 したり、さすがに「元鉄」も時間をもてあまします。 外は最高のお天気、早く走り出したいのですが。

20150110c.jpg桜井を出て約7時間、1238ようやく目的地の大泊へ到着。 真横を紀勢道が開通していて風景が一変しています。 高速道路と1日10往復しか停まらない駅。

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「ツール・ド・紀伊」のポイントである鬼ヶ城へ立ち寄ってから熊野市へ、R42の鬼ヶ城トンネルは自転車通行禁止ですので、北側の鬼ヶ城歩道トンネルへ回ります。 こちらは旧R42の木本隧道で、現在は車両は東行き一方通行で歩道が設置されています。 土木遺産に指定されていて大正期最長の道路用煉瓦トンネル(509m)なんだそうです。 ちなみに三重県南部のR42には旧トンネルを歩行者、自転車用に供用している処が何ヶ所かあります。

20150110e.jpgR42の熊野市から新宮の間は七里御浜の海岸に沿った平坦路なんですが、向かい風がきつくって前に進みません。 道の駅「七里御浜」の手前から次の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」を過ぎるまで山側に旧道があるので、そちらを走った方が楽です。

20150110f.jpgかつて日本で一番面積の小さく一番人口密度の高い村であった現在は紀宝町になっているが鵜殿村へ、熊野川(新宮川)が見えてきました、これを渡ると和歌山県です。

20150110g.jpg今日4つ目のポイント、新宮市の「熊野速玉神社」へ到着、あわよくば太地まで輪行し5つ目をGETできるかなと思ったのですが、ここで紀伊田辺行きの発車時刻へ15分、さすがに間に合いませんので、ゆっくりお参りをする事にします。

20150110h.jpg速玉神社の境内では「もうで餅」を売っています、なかなか美味しいのですが箱入りでフロントバッグに入れにくいので、試食だけさせて貰って「長寿いも」を購入、芋餡を皮でくるんだお菓子です。 顔見知りなんかしてバスガイドとおばちゃんの会話が面白い。

20150110i.jpg余裕かまして新宮町道路元標の生存確認へ、以前は半分程まで埋没していたのですが、最近再建された様です。 新宮駅付近にはコンビニがないのでオークワへ行って帰りの車内での食料にと「めはり寿司」を調達、後で気が付いたのですが、製造者は橋本市だったりして。

20150110j.jpg新宮駅へ着いてれ列車のの時刻を確認すると、予定の1700発の1本前の1556発多気行発車11分前、駄目元で輪行支度を済ませ地下道を通って2番乗り場へ、さすがKHS余裕で乗車できました。 乗った車両は今朝と同じキハ11の2連、同じ乗るなら旧国鉄色に塗られたキハ40系の方が良かったな、写真は紀伊長島駅で交換の下り列車。
 1本前に乗ったところで「18きっぷ」のままで桜井へ辿り着く事はできません、亀山経由では奈良が限界で、今日は走り足りないからって奈良から走って帰るのはね。 素直に松阪から1,140円払って近鉄に乗車、2150桜井駅に帰着しました。 往復輪行に13時間掛けて本日の走行1時間50分で30.4キロ、18きっぷで7,020円分乗車。  

 

南紀ツーリング

20150108m.jpgR42 道の駅「イノブータンランドすさみ」前にて

 

20150108a.jpg云う訳で「18きっぷ」を使って天王寺廻りで南紀を目指します。 王寺駅0436発の関西本線始発に乗車するために真夜中3時過ぎに桜井を出発します。 距離的には最短ではありませんが、車が少なくて走りなれた大和川沿いのコースをとります、堤防沿いの道で路肩の白線が途切れていたりするので夜走るのは人にはお勧めできませんが、コースは熟知していますし、過去にも何度か夜中に走っています。 今夜は月明かりが明るく路面を照らしてくれています。 21.4キロ、予定通り1時間少しで王寺駅に到着。

 

 

20150108b.jpg天王寺、和歌山と乗り換えて紀伊田辺0839着。 こう云った18きっぷと輪行を駆使してポイントを巡るのは1000基を越す道路元標巡りでノウハウがあります、ジョルダンの乗換案内NEXTとウェイポイントを登録したGARMINは欠かせません。 乗換案内NEXTも決してお行儀が良くないのでガラケー時代と能力不足の先代スマホでは多少苦労させられましたが。

 

 

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最初の目的地は熊野古道中辺路の稲葉根王子、付近は過去何度も通っていますが、ここ訪れるのは初めてです。 スマホのナビ機能とGARMINを併用しながらやってきました、古いGARMINに較べて格段の進歩がありますね、音声ガイドも素晴らしい。

 

 

 

20150108d.jpg富田川に架かる幾つかの沈下橋のひとつ畑山橋、富田川沿いのこの辺りを走る時は左岸の<220>岩田保呂線を走る事が多かったのですが、最近はR311もバイパスができて自転車も走りやすくなりましたが、右岸の堤防道路を行きます。 ただ岩田橋を過ぎた処からとんでもない行き止まりの道へ入り込んでしまって、撤退を余儀なくされました。

 

20150108e.jpg朝来(あっそ)駅へ、ここは中辺路への出入口にあたるので今まで何度も輪行で利用しています、近くのローソンで補給してから駅へ。



 

 

20150108f.jpg何度もブログで紹介していますが、KHSの輪行支度はあっと云う間です、できるだけコンパクトにしたいので、ハンドルを抜いてシートポストも下げていますが。 輪行袋はオーストリッチのちび輪を使っています、ちょっとキツくて、2本のベルトの1つが締められません、キャリアが付いていないのならいけるのかな、基本バッグ等は極力身に付けたくないのでこの手のキャリアとバッグは必需品なんです。

 

 

20150108g.jpg後から考えると走っても良かった様な気もするのですが、紀伊日置駅までの3駅輪行しました。 椿から日置川まで<801>白浜日置川自転車道線と云う道があるにはあるのですが、これがとんでもない道でして。 今回のテーマ「ツール・ド・紀伊」稲葉根王寺に続いて道の駅「志原海岸」で今日2ヶ所目のポイントGETです。

 

 

20150108h.jpg観光地の多い南紀の中では知名度は低いのですが、道の駅「志原海岸」から日置川河口にかけて美しい砂浜が続きます、先に挙げた<801>白浜日置川自転車道線もこの区間だけはお奨めできます、2006年9月

 

20150108i.jpg現在は白浜町の一部となってしまった日置川町、日置川の街並みは南紀には珍しい佇まいです、漁港のそれとは違う。 調べてみると古くは日置川上流からの木材集積の地として栄えたらしいのです、紀勢本線の駅からも離れ、国道はバイパスが出きて通る車も人少ない、全く観光化されていない静かな街並みです。

 

 

20150108j.jpg日置川から次のすさみ町へは平成9年にバイパスとなる日置川道路の開通で従来の岬廻りのルートは県道<243>日置川すさみ線となりました、少し登って行かなければなりませんが、先の日置川の街を見下ろす事ができます、豊かな日置川の河口にできた砂州の上に発展した街だと云う事が良く判ります。

 

 

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その県道は通う車もなく、国道の喧騒をよそに釣り人の路上駐車だけが目立つ静かな岬まわりの道です、2006年9月。 この後3つ目のポイント道の駅「イノブータンランドすさみ」へ、次のポイントである道の駅「くしもと橋杭岩」へは後30キロ程の行程です、帰りの輪行の時間を考えると微妙な時間、初めてではありませんが海岸沿いのアップダウンの繰り返されるルート、工事で交互通行とかも幾つかあって所要時間が読めません。

 

20150108n.jpg午後からは晴れてきて、さすがに暖かいとは云えませんが明るい陽射しが心地良く、追い風に押されている事もあって快調に走ります。 近畿道の工事でダンプこそ多いのですが、この季節は観光のバスや車が少ないので快適です。 串本町に入る頃には海の向こうに本州最南端潮岬が見えてきました、自転車で紀伊半島を巡った人には感動の風景ですよね。

 

 

20150108o.jpg15時半には余裕で串本の街に入りコンビニで補給を済ませ橋杭岩へ、本日の予定終了です。

 

 

20150108p.jpg串本駅へは戻らず、距離的にも近い次の紀伊姫駅へ向かいます。 トイレも付近に自販機すらない殺風景な無人駅ですが、階段のない待合とホーム、輪行には好都合です。 1644発紀伊田辺行きで帰途に就きました。 ここまでの走行距離98.9キロ、真っ直ぐ家に帰れませんねぇ。

 

 

20150108q.jpg紀伊田辺、御坊、和歌山、天王寺、王寺とタイトな乗換をこなし帰ってきましたが、桜井までは行かず一駅手前の香久山駅で下車、ここから走って帰る事にします。 と云っても距離は知れていますし、紀伊姫駅同様に階段が無いに等しい駅なのでかえって楽かも知れません。 と云う訳で本日の走行101.7キロ、微妙な帳尻合わせですが松の内に2度目の100キロ超え、昨年9月以来のKHSでの100キロ超えとなりました。 「18きっぷ」は8,090円分乗車、後1回分ありますので1日おいて再び南紀へ向かいます。

 

道路元標蒐集サイク(知多半島編)

 愛知県は知多半島に残る道路元標を巡るサイクリングに行ってきました。 関西人にはあまり縁のない知多半島、まわりにも行った人は皆無で情報もありません。 2008年12月に名鉄を利用して、東海岸は河和駅(美浜町)、西海岸は榎戸駅(常滑市)まで南下した事があるだけで、全く土地勘はありませんし、人家の密集した処の印象しかありませんので、半島を海岸に沿って走ると考えても、自転車で走ると云うイメージがあまり湧いてきません。 まあ目的は道路元標なんですから、構わないのですがネ。
 18きっぷのシーズンでもありませんので、近鉄の株主優待乗車券を金券ショップで1,400円で往復の2枚買って名古屋に向かいます、まともに乗車券を買うより桜井からでも往復で2,000円以上安くなります、もちろん相変わらずの貧乏旅行ですから近鉄特急などには乗りません。
 桜井を0603発の始発に乗車、名張で名古屋行き急行に、名古屋で名鉄に乗換、知立で三河線へ、終点の碧南駅を目指します。
 碧南駅1007着、碧南市へ来たのは知多半島に入る前に碧海郡に残る2つの道路元標、棚尾村と大濱町を回る予定なのですが、棚尾小学校校門脇にあるはずの棚尾村道路元標が見当たりません、案内板らしきものも横に建っていた様子なんですが、近くの公園を覗いたり、高札場跡のある公民館を訪ねたりしたのですが、情報はありません。 今月はWi-Fiルーターのキャリアの切り替えを予定しているので、パケット使用量を抑えていてタブレットも持ってきていませんし、ネットで調べるのも。 それに台風接近とあって風が強いのです、これから80キロを海岸線を走る事を考えるとここで深追いもできませんので、諦めて次の大濱町道路元標へ、こちらは大浜小学校にちゃんと残っていました。
 碧南市から知多半島側に渡るには車だと衣浦トンネルと云う有料の海底トンネルが最短ですが、自転車歩行者道があってそちらが無料で利用できます、実は以前にも通っています、海底までスロープを延々と押して行かなければなりませんが。
 知多半島に入っても素直にR247には入らずに暫くは海岸寄りの工業地帯の中を走る道を南下します、途中で自転車が通れなくなったりもしましたが、反対車線には立派過ぎる歩道があったりして、とにかく武豊を過ぎるあたりまで信号の少ないルートを走る事ができました。
 河和口を過ぎた辺りからR247も快適なシーサイドラインとなります、週末とあってすれ違うロードもちらほらと、ただ風がこの風向きだと師崎(もろざき)を回って西海岸に入るとモロに向かい風になると思うとシャレにもなりません。
 三河湾に浮かぶ島々が。

 

 

 13時過ぎに知多半島南端の師崎へやってきました、以前はここから鳥羽へ、先月末まで伊良湖へのフェリーが出ていたのですが、今では離島への航路だけになってしまいました。

 師崎町道路元標の後、先端の羽豆岬へ、何人ものローディが休憩中です、関西でアワイチやビワイチと云うのと同じよう知多半島もチタイチと云う様です、名古屋から適当な距離で信号も交通量も少ないコースとなると、知多半島は人気な様です。
 案の定、岬を回ると思いっきり向かい風です。 反時計回りしているローディは快調そうにすれ違って行きます、まあそっちも岬までの事ですから… R247に入って30台位はローディとすれ違ったでしょうか、でもこちらは足の遅い小径車、そんなに追い越された記憶がありません、チタイチは反時計回りが人気なのでしょうか。
 ところで道路拡張で行方知れずになった内海町道路元標に関する情報がないかと南知多町郷土資料館へ立ち寄ってみましたが、見学者へ鍵の開閉をするのを図書館が行っていて専任の方は常勤しておられず、道路元標に関する情報は得られず仕舞い。
 14時半、野間埼灯台までやってきました、ここは夕景が有名な処らしい休憩スポットです。 30キロ程のシーサイドランもこの辺りまでです。 この後、野間村、小鈴谷村、西浦町と道路元標を回って、最後は知多市の歴史民族博物館にある旭村道路元標です、施設内にあるとすれば閉館時間に間に合うか微妙な時間です。  着いて行けそうなロードがあればしっかりしがみついて行きます、しかし常滑から知多にかけては道路が錯綜していて良く判りません、ひょんなところからロードが出てきたりしますので、自転車向きのコース取りがあるのかも知れません。 直感でGPSに逆らったら線路と川を跨げず引き返したり、素直に従ったらとんでもない激坂を登らされたりと、かなり時間をロスしてしまいました。
 知多市歴史民族博物館に到着したのは17時過ぎ、前庭にはそれらしきものはありません、丁度そこへ鍵をかけに出てきた方に尋ねると中庭にあるとの事、もう閉館だが外からも出入りできるよと心易く案内して頂きました、感謝。 知多郡は旭村道路元標で1,019基目となり本日の予定を無事終了。
 最寄り駅の名鉄寺本駅まで走りそそくさと輪行支度を済ませ1742発の電車に。 途中美味しそうな店の看板やバイクスタンドのあるお店とかもあったのですが、時間が押してくるのは目に見えていたので、コンビニで買い食いした春巻とイカフライだけで走り抜いてしまいました。
 名古屋駅で立そばでも食おうかなとも思ったのですが、輪行袋を担いでいると邪魔臭くなってしまい1816発の五十鈴川行き急行に飛び乗り、伊勢中川と青山町で乗り継ぎ、21時過ぎには桜井に帰ってきました。

本日の走行89.2キロ

本日の収穫
【1014】 愛知県 壁海郡 大濱町 (現 碧南市) 
【1015】 愛知県 知多郡 師崎町 (現 南知多町) 
【1016】 愛知県 知多郡 野間村 (現 美浜町) 
【1017】 愛知県 知多郡 小鈴谷村 (現 常滑市) 
【1018】 愛知県 知多郡 西浦町 (現 常滑市) 
【1019】 愛知県 知多郡 旭村 (現 知多市) 

追記:帰宅後ネットでググってみると碧海郡の棚尾村道路元標は昨年、棚尾の街並みの中に再建されたそうです。 「たなおまちづくり かわら版」(PDF) また宿題ができてしまった。

山の釜飯 北摂サイクリング

20140928a.jpg 今日はRRCBのメンバーと北摂方面へサイクリングに行ってきました。 兵庫県川西市の一庫(ひとくら)ダムに集合し、はらがたわ峠を越え北摂最高峰の深山に登って、峠の釜飯ならぬ山の釜飯を作って食べようと云う企画。 最初はasuka号が相変わらず輪行が大変な状態のまま、まして大阪市内を跨いでの輪行に参加を見送っていたのですが、dendenさんが家庭の事情とやらで小径車でトレーラーを引っ張って参加すると云うので、ならばとKHSの2サイド仕様で参加する事にしたのですが…

20140928b.jpg 朝9時、一庫ダムに皆さん集合、今日は地元のPROGRESSの三島さんがコースリーダーを引き受けてくださるとの事。 ところで肝心のdendenさんはランドナーで来ているではありませんか、裏切り者め。 まぁ奥様はMTBなので安心していたのですが、これが健脚。

20140928c.jpg まあ前半は知名湖湖畔のほぼ平坦な道ですから、カメラ担いで快調に走ります。



20140928d.jpg 釜飯の材料と水、そしてお釜を運ばなくてはなりませんので、皆さん大型サドルバッグやサイドバッグと思い思いの装備で走ります、荷物を運ぶのも旅自転車の醍醐味です。

20140928e.jpg 北摂の里山の風景の中、車の多いR173を避けて旧道を縫って走ります。

 

20140928f.jpg いよいよはらがたわ峠への登りへとさしかかります、ついにしんがりのsyokoraさんに捕まってしまいます。 道路元標1000基達成サイク以来リアガードに不安のある大黒屋さんも快調そうです。

20140928g.jpg はらがたわ峠旧道への分岐に到着、十分に通行は可能なのですが、不法投棄対策とかで南側は通行止めになっています。

20140928h.jpg 路面状態は良くなかったですが、無事にはらがたわ峠に到着、どちらかと云うと旧道分岐までの方がしんどかったです。 ところで乢(たわ)とは峠の事ですので’はらがたわ峠’と云うのもおかしな気もするのですが、国土地理院の地形図にも’はらがたわ峠’となっています。

20140928i.jpg 深山(791m)へはレーダーサイトの維持管理用に車道が通じています、頂上までにはゲートが3つあって一般車は通行できませんが、そこはその… 車は入って来ないので道はそれなりに荒れています。 

20140928j.jpg 山頂はお天気とあってハイカーで賑わっていて、丹波丹後の山々が一望に望めます、案内板によると大江山も見えるそうです。

20140928k.jpg いよいよお昼の釜飯の始まりです、山頂広場は風が強いので、鳥居の前の建物の影に陣取ります。 横を行くハイカーの皆さんの目には自転車に荷物を積んで登ってきた奇妙な集団です。 (Photo : UG兄さん)
20140928l.jpg 松茸釜飯に松茸、鱧、鶏肉、海老、銀杏などなどの入った’松茸土瓶蒸し風お吸い物’も付いています、syokoraシェフ、入念な下ごしらえ有難うございます。 (Photo : UG兄さん)

20140928m.jpg 深山を後にし、女性の参加者もいるのでトイレ休憩もかねて一旦るり渓まで下った後、府道54号線を延々と下り、道の駅「能勢くりの郷」を経て知名湖に掛かる「龍化吊橋」まで戻ってきました。

20140928n.jpg 知名湖湖畔を行く皆さん。 無事に予定の時間には一庫ダムに戻り解散お疲れ様でした、話題は次回のサイクリングに。 往路同様大阪上本町までsyokoraさんの車に便乗させて頂き、輪行で桜井まで帰ってきました。 本日の走行58.8キロ。  

 例によってアルバムに写真をUPしています、大きなサイズの画像もダウンロードできます。 うちのHPから[BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2014]と辿って下さい。 なお認証が必要です、ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、CanCan謹製カレンダー等でご確認下さい、なお昨年とは変わっています、昨年までの番号から-3です。