「自転車」カテゴリーアーカイブ

「二つの丹生川を遡るランドナーサイク 2022」(後半)

五條市西吉野町立川渡 西吉野大滝にて


 富貴の街並みで丁度お正午を回った事ですし、県道から東に少し入った処にある「宝蔵院」の軒先をお借りしてお昼にします。食後にはUG兄さんのパニアバッグからジェットボイル他一式が出てきて、紅茶が振舞われます。

 さて富貴の街並を後にします。コースリーダーとしてはそろそろ時間が気になってきます、前回2018年9月はイベントでやってきたボンネットバスを見学したりですっかり時間を食ってしまい、五條のデポ地へ戻るメンバーは暗くなるぎりぎりの時間になってしまいました、まして今回は1ヶ月遅いので陽も短くなっています。


 さて富貴からは和歌山奈良県境の峠を越えて五條市側へと越えます。以前は無名の峠としていたのですが、UG兄さんによると鳩の首峠と云う名前があるそうです。峠からは北側に金剛山と五條の街を見下ろす事ができます。


 峠から3キロ程のダウンヒル、R168に出て更に1キロ程下ります。標高だと河合橋でR371と別れてから登ってきた分を一気に下ってしまいます。

 R168を下永谷まで下って西野トンネルの手前で旧道区間に入ります、記録によると前回より20分早く通過。

 旧道を半分程下った処には道沿いに西吉野大滝があり、ここで小休止、真夏には最高の休憩ポイントです。(写真左 : UG兄さん)

 城戸まで下ってきた処で、九度山に車をデポしているLibertyさんとお別れする事に。ここからだと殆ど登りなしで五條市街へ下る事ができます。今回は本調子じゃなかった様ですが、次にご一緒するのを愉しみにしています。

 城戸からは奈良県の丹生川沿いを遡る事になります。県道20号下市宗桧線を少し走り、十日市から県道138号赤滝五條線に入ります。旧丹生小学校だった2階建木造校舎が解体されてしまったのは残念です。

 下市町長谷のR309旧道に出る処で、NakadeXさんにトラブル発生、リムの継ぎ目がズレてきています、大滝へ下る辺りから違和感があったそうですが、百戦錬磨のベテラン揃いとは云え、これはどうにもなりません。広橋峠を越えてショートカットも検討されたのですが、交通量の多いトンネルや旧道峠を経由するより、万が一動けなくなった場合の事を考えると皆んなで走った方が安心だし得策だと云う事に。

 1425 丹生川上神社へ、吉野には川上村の上社、東吉野村の中社と並んでここ下市町(旧丹生村)には下社があります。ここには白と黒の2頭の馬かいて、絵馬発祥の神社とも謂われています。なかなか大人しい馬なんで、頭を撫でたりしていたのですが、何を思ったのか私のフロントバッグをがぶり、UG兄さん曰く何かご利益が…

 1436 黒滝村の道の駅「吉野路黒滝」に到着、一日山間の鄙びた道を走っていただけに、人と車の多さには、天川村へのアクセス路だけに仕方がありませんが、名物の「串こんにゃく」まで売り切れとは… 奈良県に入ってから結構良いペースで走ってきた事もあって道の駅を40分早くでる事に。黒滝村に入った辺りから丹生川は黒滝川と名前を変えます。

  黒滝村役場のある寺戸から県道48号洞川下市線に入り地蔵トンネル(1,252.5m)を抜けます。このコースでは唯一の長いトンネルです。

 地蔵トンネルからは自転車には快適な長いダウンヒルが続きます。下市町才谷で五條デポ組と吉野山を越えて近鉄吉野駅へ向かう組と別れる予定だったのですが、輪行の2名は下市口駅から乗車する事になり、デポ組と大阪からの自走組と一緒にこのまま県道48号を下市町に向かい、私とVIVVAさんとがここから県道257号才谷吉野山線経由で帰途に就く事になりました。

 1527 下市へ下る一行を見送ります。本来このコースのゴールは近鉄吉野駅なんですが、輪行組が下市口駅に向かってしまい、吉野駅を経由する必要が無くなってしまったので、吉野山へは入らず吉野脳天神社経由で吉野川べりへと下る事に。

 吉野大橋で吉野川を渡り 1657 暗くなる前に芋ヶ峠(497m)に越える事ができました。明日香村でvivvaさんと別れ 1754 無事に桜井の寺自宅にたどり着く事ができました。
 本日の走行149.6キロ、未明4時半にスタートして約13時間半、実走行時間9時間41分、6月30日以来、久しぶりの100キロ超になりました。

※ 一部(殆ど)タックさん他の写真を拝借しています。

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHP「サイクリングの記録」にUPしています、一部タックさん他の写真を拝借しています。なお私の写真に関して参加された方は再利用して頂いて結構です、なお認証が必要です、ログインは’2022’、パスワードは2022年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事がありますが、Crome等ブラウザで開いて下さい。

「二つの丹生川を遡るランドナーサイク 2022」(前半)


和歌山県伊都郡高野町下筒香にて

 台風接近で10月16日に延期となった「2つの丹生川…」、またもや週間予報に一喜一憂させられる事に、一時は降水確率が50%になり今年はもう無理だなと諦めかけていたのですが、金曜になって当日日中は持ちそうな按配まで予報が好転、午後に崩れてショートカットするかもと云う条件でGOサインを出す事に。参加者も数名が手を挙げてくれています。
 前回2018年9月のログを参考に0429に桜井の自宅をスタートします、まだ暗いですしもう指抜きのグローブはまずいかなと思える気温です。0510飛鳥駅前、0534吉野口駅前、0556重阪峠と順調に通過、vivva2000さんが前後して走っていると思うのですが… 明るくなってきてR24に入る処でUG兄さんの車が下って行きました。九度山駅の手前にローソンがあるのですが、五條今井のファミマで今日の昼食を準備しておきます。

 0617 栄山寺の駐車場に到着、既に三重からお見えの賢ちゃんとNakadeXさん、明日香村から同じく自走のvivva2000さんが到着して準備中です。どうやら他の車載組は大川橋北詰の駐車場に集まっている様ですので「橋本橋南詰に向かいます」とメッセージを入れて0630 栄山寺駐車場をスタートします。(写真上は大川橋デポ組 : UG兄さん)



 栄山寺橋を渡り県道137号平原五條線から県道55号橋本五條線と京奈和自転車道のルートへ、しかし天気予報はなんだったんだろうと云うお天気です。(写真右 : UG兄さん)

 0727 南海高野線九度山駅に到着、輪行組は南海難波0630発橋本接続で0740着ですのでまだ暫く時間がありますが、前後して走ってきているはずの大川橋北詰デポ組の姿が見えません。

 0733 大阪からの自走組2名が到着(写真 : 左)、0737 大川橋デポ組が到着、下の国道から九度山駅までは県道114号九度山停車場線、和歌山県で一番短い県道なのですが曲がるなりの激坂でシフトミスする人が(写真 : 右)、どうやら大川橋デポ組は私のメッセージを「(大川橋)南詰に向かう」と理解していて、結果そのまんま成田さんの鬼引きでここまで走ってきたのだとか。
 0740着の極楽橋行きでoookaさんとタックさんが到着、輪行を前提としたコースなのですが輪行組は2名なのが。
 さて今日の参加者は11名かなと思っていたらLiberty(麦わらだったり一橋だったり)さんが登場、前回と同じ総勢12名となりました。今回は全員ランドナーです。

 さて準備が整った処で 0808 九度山駅をスタート、赤瀬橋までR370を行きます。南海高野線の丹生川橋梁は近代化産業遺産に指定されています。どうもR370は高野山方面が通行止(交互通行?)になっている様です。

 病み上がりのLibertyさんが些か遅れ気味ですが、口は達者なので心配はなさそうです。集団とLibertyさんの間でのんびり走って、私もこれ位のペースが助かります、自走だと150キロ走らなくてはなりませんからね。

 赤瀬橋から和歌山県道102号宿九度山線へ、玉川峡と呼ばれる丹生川沿いの道が続きます。

 さて彦谷の三叉路からR371となるのですが、国道とは名ばかりで道路状況は変わりません、川側にガードレールのない部分もあったりして車で来るには大変な道ですが、ランドナーにはうってつけの道です。

 0925「やどり温泉」に到着、ここには自販機とトイレ、サイクルスタンドまであって貴重な休憩ポイントです。改装前ですが2009年6月に「峠おやじ弐千峠達成記念サイク」でここで1泊したのが懐かしいです。

 「やどり温泉」を出てからも暫く渓谷沿いの道が続きます。短いトンネルを抜けて河合橋で高野山へ登って行くR371と別れ高野町道筒香線へ、筒香集落へと標高を稼ぎます。
 下筒香の集落を見上げるポイントで小休止。何人かが左の激坂を登って下筒香の集落を覗きに行きます。下からは見えないのですが、上から見るとこんなに民家があるのですね。(Photo : そのまんま成田さん/2019年9月)
 中筒香から上筒香と山峡の集落の中を行きます。前回は稲刈りの最中だったのですが、今は静な晩秋の風景です。
 上筒香で野迫川村から紀和隧道を越えてきた県道733号線と合流、ここを左折し富貴へと。

 筒香から富貴へとさらに丹生川沿いの道が続きます。

 お馴染み「成金」バス停、30何年奈良交通時代から通ってますが、ご利益はいまだにないです。

1132 富貴に到着、残念ながら「やきもちカフェ」はお休み、次の営業は11月13日だそうです。高野町富貴、和歌山の丹生川のほぼ源流部にあたる標高500m台の高原にある古い町で、古くは高野山への参詣道の一つとして宿場もあったそうです。ただ高野山との間に公共交通機関はなく、奈良県五條市へ高野町コミュニティバスが日に2~4往復通っています、この辺り奈良県野迫川村と反対ですね。後半へ

※ 一部タックさん他の写真を拝借しています。

2022年「秋の服部緑地シクロジャンブル(第44回)」開催のお知らせ

「シクロジャンブル」の案内を転載しておきます。(以下引用)

 秋期の開催日程が決まりましたのでお知らせします。
 また今年から「(自転車関連)古本市」も同時に開催しています。これはご自宅で既読の自転車関連の雑誌、書籍、旅行記、あるいはバイクや乗り物、カメラやアウトドア、キャンプ関連など、シクロジャンブルに相応しいと思われる雑誌・書籍を、多くの自転車を愛好する皆さま方に推薦し、紹介していただき、それを新たに必要とされる方にお譲りください。
 シクロジャンブルはご承知のように、どちらかと言えばヴィンテージの美しいもの、永く愛された旧車や自転車部品が多く持ち寄られ、少し前の「自転車文化」を語る良きコミュニケーション・情報交換の出会いの場となっています。これらの自転車の文化をしっかりと守り次世代へも語り続けるためにも、蓄積された今までの情報やその歴史と文化の伝達と継承は不可欠ともいえ、自転車パーツのみならず、その情報の中核をなす雑誌や書籍がメディアとなり、シクロジャンブルにおいて世代や地域を越えて、必要とする方に伝わり、つながっていくことは、良い機会かもしれません。ぜひ、貴重な自転車、関連部品はもとより、その資料、雑誌・書籍をお持ちよりいただき、ご参加の必要としている皆さま方にご紹介ください。
 要項は以下のとおりです。
▢開催実施要項
■2022年11月20日(日) 午前9時から午前12時ぐらいまで
■場所 大阪府営服部緑地 「民家集落南広場」
■雨天中止です。
また不測の事態で中止のなる場合がございます。その場合は、このFacebookやTwitter(シクロジャンブル実行委員会@cyclojumble)などでご案内の予定です。
■参加費用 出展者以外の方は無料です。
(ただし、出展者の方は、以下の注意事項と出展費用の項目をご覧ください。)
■ご注意(開催日の状況で、ガイドラインの変更があるかもしれませんが、現時点では、以下を遵守してください。)
1.参加されるすべての皆さまは、
①体調不良でないこと、検温して平熱であることなどを確認の上お越しください
②感染防止のためのマスクを着用してください
③長時間の他者との談笑を避け三密回避を徹底してください
④手指消毒の徹底にご協力をお願いします
2.出展される方は、
手指消毒用スプレーをご用意いただき、出展スペースのシートなどの片隅にご用意いただき、見学される方に手指消毒を呼びかけてください。
3.行楽シーズンのイベントです。
公園内・付設駐車場も混雑が予想されますのでどうか気をつけてお出かけください。
4.アウトドアイベントですから、
天候の急変等で急激に寒くなったり、突然の降雨があったりするかもしれませんので、防寒、雨対策もお忘れ無く。特に今回からのシクロジャンブル「(自転車関連)古本市」に初めて出展される方は、雨対策用の防水シートなどご準備いただき、雨対策をお願いします。
■出展費用(出展される方のみが必要な費用です) 
出展される方には、氏名連絡先情報の提供と500円のカンパ(寄付)をお願いしています。出展者情報の入手と寄付金の徴収にあたっては、実行委員が開催中に巡回しお声がけします。なお、出展のための事前申込は不要です。
*この自転車愛好家のイベント「シクロジャンブル+(自転車関連)古本市」開催を多くの方に知っていただくために、自転車好き、(自転車関連)古本好きのお友達には、ぜひご紹介、ご案内、Facebook、Twitter、Instagram等でひろく「シェア」いただけましたら幸いです。2022年春、今回で通算の開催が44回となります。
お知らせとご注意は以上となります。
 毎回、興味ご関心、ご参加、そして口コミでの広報・宣伝等の応援とご支援をいただき、ご協力に深く感謝申し上げます。

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今日の遠回り通勤ポタは…


 勤務明けですが良いお天気デスネェ… 明日がっつり走らないといけない予定があるので軽く「遠回り通勤ポタで明日香村へ、稲渕から栢森へとのんびり走ります。

 畑集落へ裏側から登る道になる林道栢森土場線へ、苔むした道が続きます。今年1月にも「ゆるゆるCC」の皆さんと来たのですが、折り返しから散乱する柴だらけでとんでもない事になってます。

 下畑の集落を抜けて三差路へ、真っ直ぐ行くと明日香村の細川の下ってしまうのですが、右折すると神畑から冬野集落への道が続いています、昔は冬になると良く走った道で何度か「あすか鍋サイク」のコースにもなっています。

 分岐から稜線に沿った道となりますが、焼却場や牧場があるのでうってかわって綺麗な舗装道路になります。記録によると2006年以来になるのですが、そんなに来ていなかったかなぁ…

 標高650mの冬野に良助親王冬野墓(りょうじょほっしんのうふゆのはか)と云うのがあるのですが、鎌倉時代の人で第90代亀山天皇の第8皇子と云う事ですが、門外漢には良く判らない、陵墓でなければ展望の良い処だと思うのですが。

 冬野で車道が終わり、左へ行くと芭蕉句碑のある細峠、右へ行くと多武峰へ下るシングルトラックがあるのですが…

 民家の間を抜けて行くと、なんと害獣除けの電気柵がしっかりと道を塞いでます(写真右)、とてもかわせそうな簡単なものではありません、すごすごと登ってきた道を引き返す事に。

 多武峰から桜井に下って帰るつもりだったのですが、明日香村へ戻るしか仕方がありません。畑の分岐から細川へ下り、あちこちで稲刈りの行われている明日香村の中を行きます、兼業農家にとってはこの週末が、あちこちで家族総出の様子が見られます。

 丁度お昼前になってしまったので「4’season」でランチを、なんと先日の大隅半島でご一緒したHさんもお見えに、これから藤原京のコスモス見物だとか。距離の割にくたびれた本日の走行35.3キロでした。

久しぶりの自撮りポタ


 大隅半島から帰ってきてから少々スランプ気味です、キャンプ装備に「自撮り」の準備までして出掛けたのに使わず仕舞い、大した距離も走ってないですしね、消化不良。それに帰ってきてから今一つすっきりしないお天気ですしね… 今日は勤務明けに明日香村役場に行く用事もありますので、ブログとSNSのヘッダー画像用に「自撮り」の準備をして出てきています。

 明日香村奥山の大官大寺跡へ、彼岸花も姿を消し稲刈り直前、月曜から雨予報ですからね。少々雲が多いですが柔らかな逆光が丁度良いかも。大きい方の三脚に35mm換算400mmまでのズームを持ってきました。写真右ははめこみ合成です。

 数テイク撮ってまずまずの手応え、撤収を始めていたら軽トラがやってきて稲刈り機を降ろすために角の稲を手で刈り始めます、どうやら今日が最後のチャンスだった様です。

 Facebookで851×315、うちのブログで1260×240といった横長のヘッダー画像用にパノラマ撮影の様に左右のコマを撮っておいて「Image Composite Editor」で合成します、以前はMicrosoftのサイトで入手できるフリーウェアだったのですが、最近はどうなんでしょ。明るさやコントラスト等少々の画像のバラつきがあっても見事に合成してくれますし、歪みの補正も幾つのパターンがあります、上手く撮ればこんな芸当も可能です。

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明日香と高取の案山子巡り

高取町「かかし祭り」にて

 今日はNちゃんと明日香村と高取町土佐街道で行われている案山子巡りへ、最初先月に予定していたのですが、天気が悪くて今日に延期となったもの、彼岸花はもう終わっていますが、高取町の方は10月が本番なので。9時前に橿原神宮前駅東口で落ち合う事に。しかしこの連休も明日から天気が崩れるとか。

 稲渕の棚田、彼岸花は既に盛りを過ぎていますが、案山子の展示はまだ暫く続いています。顔出しパネルの案山子に注目(写真左)、ヨーコのサングラスが変わっていますね、台風で飛ばされたのかな…
 コンテストそのものは先月に終わっていて、既に結果発表が行われています「ヨーコ&レノン」が入賞すらしていないのが意外。Nちゃんは「世界一小さな合唱団」より佳作になった「棚田の米作り」の方が気に入った様です。


 甘樫丘の紅葉したコキアに立ち寄ってから高取町へ向かいます。

 11時20分頃には土佐街道に着いたのですが、春の「町家の雛巡り」の事を思うと閑散としています。
 明日香村稲渕の棚田の案山子とは違い町家の軒先とかに展示されていて、案山子と云うには違和感がありますが。


 時世を反映した作品もあれば。

 食べられないたこ焼きや綿菓子の屋台も。
 お昼を回った頃から結構賑わってきました。

 チコちゃんやなしにキョエちゃんとの2ショット。12時半には土佐街道を後にします。

 お昼は橿原神宮前駅西口近く、古くからの自転車仲間millonさんのお店「よろづ」へ、Nちゃんとmillonさんは10数年ぶりの再会。

 再び明日香村に戻り、稲刈り直前の田園風景の中を、カラスの妨害を受けます。結局午後になっても陽ざしには恵まれませんでした。

 藤原宮跡のお花畑へ、キバナコスモスはもう終わってましたが、暫くはコスモスが愉しませてくれます、休日とあって結構な人出です。
 締めはお馴染み「4’season」へ。輪行で枚方へ帰るNちゃんを送って八木西口駅まで、この頃になって陽射しが出てきました。本日の走行49.6キロ、地元ポタにして距離が出ましたね。

大隅半島キャンプツーリング2022(4日目)

 10月3日朝、志布志港を出港して13時間。友ヶ島水道(紀淡海峡)まで帰ってきました。すいません「キャンプツーリング4日目」と云っても南港から帰宅するまでのお話です。
 今回は南港到着後は特に行事の様なものもなく、下船後は他の参加グループの方々とご挨拶する事もなく流れ解散に、柏原まで帰られる出口さんと角野さんと一緒に南港を後にします。なにやら適当に走ったら遠回りした様ですみません。結局は大阪公立大の南東端で大和川べりにでましたが、この間の望ましいルートを確立しておかなくてはいけませんね。(写真 : 角野さん)

 大和川右岸を走って明治橋の手前、トイレと自販機のある川辺大和川公園で小休止、ここで出口さん達とお別れします、愉しい4日間有難うございました。(写真 : 出口さん)

 お二人を追いかける様にスタート柏原市役所手前のリビエールホール前へ、何気なく見ていて「ゆるゆるCC」のシールを発見!
 さて往路はR25のまま河内国分駅前から国豊橋経由でしたが、復路はいつものパターンで府道183号本堂高井田線から国分寺大橋経由です。

 R25に入り亀の瀬から王寺、王寺駅近くまで来た処で田原本線のサイクルトレインを考えたのですが、サイドバッグが改札口を通らないかも知れないし、却って時間がかかるかもしれませんしね。御幸橋南詰と大和川左岸を走り、往路同様に寺川沿い(写真左)でショートカットして大北橋で再び大和川左岸へ、三輪山が見えてきたらもう桜井です。(写真右)

 お昼の用意をしていないので近くのスーパーで買い物をして13時前には無事帰宅、本日の走行61.2キロ、4日間で246キロでした。今日は夕方から出勤ですのでシャワーを浴びてバタバタと必要最小限の後片付けを済ませます。

 しかし豪華なフェリーでの往復は良かったものの、距離はともかく前回2019年ほど走りたい処を走れなかった様な反省点の多いツーリングでした、キャンプツーリングとは云えテントで寝ただけと云う感じですし、それなら荷物をもっと絞れたでしょうし結局「自撮り」もしませんでしたからね。若いとは云えキャンプ装備で佐多岬往復したTさんは羨ましい限り、私なら現地2泊はないと難しいですね。大隅半島はサイクリストにとってなかなか魅力的なフィールドです、志布志周辺にめぼしい見処がないのが残念ですが、今回走った肝属川沿いのルートと大隅線跡のルートを判りやすく案内(特に鹿屋市街)して貰えれば初心者でも安心安全に錦江湾側へ往復する事ができます。私の様な地理地学好きにも大隅半島は面白い地域ですし、今回は少ししか回れませんでしたが「田の神」の様な独特の民俗文化も面白いものです。次の機会があれば、今度は宿利用で身軽に走ってみようかな。

※ こにたんさんこと京猫さんのブログ

プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの「サイクリングの記録」にUPしています、一部タックさん他の写真を拝借しています。なお私の写真に関して参加された方は再利用して頂いて結構です、なお認証が必要です、ログインは’2022’、パスワードは2022年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事がありますが、Crome等ブラウザで開いて下さい。

大隅半島キャンプツーリング2022(3日目)

鹿児島県肝属郡錦江町 神川ビーチにて


 今日も良いお天気です、真夏だと陽が登ると暑くてやってられないのですが、10月ともなるとのんびりと撤収作業を… いやちょっとのんびりし過ぎ。
 神川ビーチは桜島と開門岳の両方が見えるのも売りにしているのですが、正直云ってどっちも中途半端、特に桜島は海岸線に隠れて全容は見えません。

 神川キャンプ場を後にしたのは8時、それが立ち寄るつもりだった「神川大滝」の事はすっかり忘れていました。海岸に沿ってR269を北上するのですが、結構なアップダウンです。展望塔のある「錦江湾パノラマパーク」で一息入れていると、同じモニターツアーで来ているロードの一行が気持ちよさそうに下ってきます、暫くすると出口さんと角野さんも、さてどこまで南下するのかな。県道68号に入り昭和62年国鉄民営化と同時に廃線となった国鉄大隅線のガードの下をくぐります、塗り直されているのか廃線の鉄橋と思えませんが。(写真右) 

 大隅高須駅跡、廃線跡は「フィットネスパース」と云う自転車歩行者専用道路になっています。前回2019年には垂水市から廃線跡に沿ってここまで南下してきました。


 駅跡から廃線跡の自転車道を鹿屋市街へ向かいます。大隅半島東岸に沿う高隈山地の南端が丁度この辺りで、佐多岬へと続く肝属山地との間は半島を横断するには一番標高の低い部分になっていて、一番楽に志布志方面へ戻る事のできるルートです。なお大隅線の前身の南隅軽便鉄道は港のあった高須から大隅地域の中心地だった鹿屋の間が最初に開通しています。

 自転車歩行者専用道路と云っても利用者の殆どはランニングやウォーキングの人で、所々落ち葉に埋まっている様な部分もありますが、切り通しなど廃線跡を感じさせる道筋が続き緩やかに登って行きます、昨日鹿屋へ向かうこにたんさんにこのルートを教えたのですが、荒平天神まで行っているので「フィットネスパース」への入り口を見つけられなかったのか、反対向きに走ってしまったのか。

 標高70m程で鹿屋市郊外の住宅地と云った趣の中の大隅野里駅跡へ、残念ながらこの先は車止めが多くて自転車には走りづらいのですが、一般道が並行しています。今回は鹿屋航空基地の南西端で左折し市街へ向かいます。

 海上自衛隊鹿屋航空基地の中にある鹿屋航空基地資料館、回りに所縁の航空機が展示されてます。「CanCanさ~ん!」と呼ぶ声、どうやらこにたんさん達も来ている様です、帰りのルートをどうしようかと迷っているとか、来る時はR220だったそうですが、地元の人に聞いてもやはりR220だと云われるそうで、夕方に志布志を出るフェリーに乗らないといけないサイクリングの女性2人に尋ねられたら、それ以外に答え様がないですよね。
 私の予定はルート探索を兼ねて肝属川沿いに下り、昨日のコースと重ならない様に途中から前回しくじった廃線跡を辿るつもりだったのですが、結果的にお二人と一緒に志布志までの帰途に就く事に、クロス、キャンピング、ミニベロの珍道中。(写真 : こにたんさん)

 鹿屋航空基地は鹿屋市中心市街の西側の高台にあるので、取り敢えず鹿屋駅跡の方に下ろうとして早速ミスコース、なんと「神徳稲荷神社」の前へ、これも御導きと見学を、ガラス製の鳥居と云い、何とも面白いお稲荷さんです。

 国鉄鹿屋駅跡の鹿屋市鉄道記念館、キハ20とかつての大隅線の各駅の駅名標が並んでいます。後で知ったのですが、廃線前鹿屋駅前後はΩ状に線路が敷かれていて、今もその跡を道路で辿る事ができます。Ω状になっているのは標高を稼ぐためのものだとばかり思っていたのですが、大隅鉄道時代の鹿屋駅はスイッチバッグ状になっていて、国有化後改軌とともに折り返しをしなくてよい様に付け替えてしまったのだとか。
 鹿屋駅跡から廃線跡の自転車道を少し走り、肝属川の支流下谷川を渡った処から右岸を走るとすんなり肝属川にでる事が。とにかく志布志港に15~16時の間に戻らなくてはなりません、万が一にも乗り遅れると自腹で帰らなくてなりません、帰阪が火曜の朝になっても構わない人は明日の「さんふらわあ」でしょうが、少しでも早く帰らないといけない人には、輪行袋を手に入れて鹿児島で1泊、明日の新幹線と大変な出費になってしまいます。その上台風被害でJR日南線は一部運休で南郷以南がバス代行、でも南郷まで走って日南線で宮崎回りする位なら、都城へ走った方が得策、とにかく船に乗り遅れると大変な事になる訳です。
 さてお二人のペースも判りませんし、距離的には多少遠回りにはなりますが、昨日走った肝属川沿いと海岸よりの道を走るのが賢明かと。

 肝属川沿いに走ると広々とした風景の中、車は来ないし、信号もない快適コース、ただ途中には食事のできる処かコンビニすらありません。しかも肝属川べりは河口に近づくにつれて向かい風が強くなります、まして抵抗の大きい4サイドでは油断をすると13km/hまでスローダウン。どうにか柏原海岸まで帰ってきて暫しトイレと自販機休憩。その後昨日同様に防砂林の中の道へ、一本道なので先頭を交替して貰い牽いて貰うつもりが、途端に20km/h超、そうお二人はE-Bikeだったのです。志布志市域に入りR448からR220へ、さすがにこのまま昼飯抜きではと、夜のバイキングまでの虫養いにファミマへ突撃。

 ともあれ 1452 無事に志布志港に到着、既に何台かは戻ってきてはいるのですが、佐多岬でキャンプをしていたT君は大丈夫かな。
 さて今回の参加条件にアンケートへの記入があるのですが、前回より進歩してネットでの回答なのですが、結構なボリュームがあります。

 1548 出口さんと角野さんも無事到着(写真左)、Tさんも無事に佐多岬から帰ってきました(写真右)、しかし皆さん与えられた時間目一杯走ってますね。前回と云い余裕で志布志に帰ってきたと云うより私が心配性なのかな…

 乗り遅れる人もなく参加者全員が無事に乗船できた様です。帰りは船が変わって「さつま」で3階甲板にサイクルラックが用意されていて、ラックに掛けられないキャンピングやミニベロは柱に固定して貰う事に、フェリーではそれが当たり前の光景だったのですがね。

 昨日に比べて坂と云える様な坂はなかったですし、距離も僅かに短いのですが些か疲れました。船室に上がると速攻で風呂に入ってバイキングの夕食に。本日の走行61.2キロ。

 

※ こにたんさんこと京猫さんのブログ

プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目

大隅半島キャンプツーリング2022(2日目)

鹿児島県肝属郡錦江町 神川キャンプ場にて

 志布志行きの航路、今の季節ですと宮崎沖で明るくなり、右舷側では日南海岸から都井岬を望む事ができます。志布志港に着くのは0855ですので、朝食バイキングとか、サイクリストにはゆっくり過ぎる朝を過ごします。

 自転車が下船できるのは乗船とは逆に最後で、そのから参加者が全員揃った処で記念写真を撮ってからのスタートとなります。フロントバッグは西大寺の自転車工房「Delft」製のお揃です。(写真左)

写真提供 : ヴァンズ凸


 志布志港から皆さん思い思いのコースで走り出します。出口さんと角野さんは3年前に私が行けなかった中茶屋公園経由で垂水市へ、「大和川CC」の4人は雄川の滝経由で「財宝」がやっている垂水市の宿へ、「ゆるゆるCC」のこにたんさんは鹿屋市の宿へ、「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」のT君は今時のパッキングとは云えなんと佐多岬でキャンプ。港から一人旅の私は市街に寄り道の必要もないので10時過ぎには志布志を離れ、R220からR448へ、R448へ入ると交通量は少なくなり走り易くなります。ほぼ先頭を走っていたのですが、足の違いで休憩していると次々と抜かされてしまいます、R448を南の方へ行くグループが多い様ですね。
 東串良町に入った処で海岸寄りの防砂林の中の道へ、海側の展望は殆どないのですが車の殆ど来ない道を数キロ走る事ができます。柏原海岸沖の人工島には志布志国家石油備蓄基地があるのですが、タンクは全くと云って良い程見えません。なお柏原海岸には休憩所やキャンプ場があります。


 肝属川河口から支流の姶良川を経て吾平山上陵まで約20キロの県道東串良吾平自転車道線(肝属川河畔自転車道)が通じているのですが、先日の台風で河川敷の区間がご覧の有様、堤防上を河川管理道路が通じているので、そちらを走らせてもらいます。

 自転車道の案内板と分岐とかで路面の案内が幾つかあるのですが、四阿やベンチと云った設備は見かけませんでしたし、日陰が全くないので夏場はちょっと大変かも…


 支流の姶良川べりへと入り前回2019年には端折った「吾平鉄道記念公園」へ立ち寄ります。元の大隅線吾平駅跡地で、かなり傷んでいますがキハ20とヨ8000が保存されています。
 写真は「吾平麓の田の神」九州地方南部の薩摩、大隅、日向の一部には田の神(タノカンサァ)と呼ばれる石像が多く残っていて、年代の特定できたものだけで100以上あり、なかなかユニークな姿のものもあります。
 海岸沿いから川べりと走ってきたのですが、R220を離れてからはコンビニの類は全くありませんでしたので「吾平鉄道記念公園」の近くでファミマに立ち寄り補給、ここを外すと錦江湾側に出るまで補給はできません、自販機も関西の感覚からすると少ない様です。
 自転車道は支流の姶良川沿いに、ここまで来て地元ローディとすれ違います。さらに支流の苫野川沿いの県道561号神之川内之浦線に入り自転車道とはお別れです。ところが県道は途中で通行止、迂回路の標識が判り難く行き過ぎて引き返した上に激坂を登らされる事に。
 今回神川キャンプ場まで神川大滝経由と雄川の滝経由の2つのプランを考えていたのですが、雄川の滝が下流側から滝壺への遊歩道が通行止になっているとの事で神川大滝経由にする事にしたのですが。県道68号鹿屋吾平佐多線から肝属グリーンロードへの道、標高で200m程度の山越えなのですが、4サイドには結構堪える道筋です、10月に入ったとは云え結構暑かったですしね。広域農道の様な肝属グリーンロードと並行する旧道もある様なのですが、ルートファインディング不足で踏み込めませんでした、宿利原農村公園の四阿で一息入れてルートは錦江湾に向かっての下りへ、神川大滝は明朝にでもと端折って神川キャンプ場へ。

 16時過ぎには影絵のモニュメントとかで人気の「神川ビーチ 影絵の祭典」に到着。

 前後して鹿屋泊りのこにたんさん一行と「大和川CC」のHさん一行が神川ビーチに。しかしこにたんさん明るいうちに鹿屋へ戻れるのかなぁ、Hさん一行は宿に18時に入らなければならないのに… この先アップダウンがあるのに、皆さん目一杯走っている様です。
 神川キャンプ場、料金は1人1張で1,500円也、週末とは云え十数張程度で余裕があります、ただ国道と海岸の間で車の音が結構煩いのが、国道を挟んでローソンがありますし、ベンチとかをテーブル代わりできるのでもっと荷物を絞れたかと。錦江湾を挟んで開聞岳がかすかに見えます、写真を撮ったりしながらのんびりテントの設営を。本日の走行57.4キロ。
 一旦休んで23時頃目を覚ましてごそごそしていたのですが日付の変わった 0003 スマホに緊急地震放送が、暫くして揺れが来たのですが、大隅半島東方沖でマグニチュード5.8の地震が、宮崎市では震度5弱だとか、海岸だけに津波の心配が、有線で「おおじしん」と放送が流れます。「津波の心配なし」が出るまで4分間、貴重品と自転車だけで逃げる段取りを考えていましたが、旅先で災害に出遭う事を考えるとぞっとしますね。

※ こにたんさんこと京猫さんのブログ

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2022年9月のまとめ

 9月の走行は455.4キロ、内訳はasuka 172.8キロ、démonta 237.9キロ、erba 44.7キロ、2022年累計は4831.0キロ。

 赤線は9月に走行した区間、青線は8月以前。

道路元標

【1117】 2022/9/9 広島県 御調郡 中庄村(現 尾道市)
【1118】 2022/9/10 愛媛県 越智郡 桜井町(現 今治市)
【1119】 2022/9/10 香川県 綾歌郡 岡田村(現 丸亀市)

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