「道路元標」カテゴリーアーカイブ

道路元標蒐集の旅(2011九州篇)

あまりに早く寝てしまったので、未明に目が覚めてしまいました、ロビーにでると紀伊水道まで来ている様です、ロビーにあるdocomoのアンテナブースターがどれ程届いていたのか判りませんが、ここまで来ると十分にモバイル接続は可能な様です。 0730ほぼ定刻に大阪南港かもめフェリーターミナルに到着、ただ南港から宮崎と志布志へのフェリーの着くかもめフェリーターミナルはニュートラムの駅から2キロ以上離れていて路線バスを利用しなければならないのが難点です。 住之江公園からなんばへ出て、10時前に無事桜井へ帰りつき、九州道路元標の旅を終えました。

【916】 2011/01/09 佐賀県 西松浦郡 東山代村  (現 伊万里市)
【917】 2011/01/09 佐賀県 西松浦郡 牧島村 (現 伊万里市)
【918】 2011/01/09 佐賀県 西松浦郡 大山村 (現 有田町)
【919】 2011/01/09 熊本県 玉名郡 伊倉町 (現 玉名市)
【920】 2011/01/09 熊本県 玉名郡 豊水村 (現 玉名市)
【921】 2011/01/09 熊本県 玉名郡 弥富村 (現 玉名市)
【922】 2011/01/10 熊本県 八代郡 八代町 (現 八代市)
【923】 2011/01/10 熊本県 阿蘇郡 宮地町 (現 阿蘇市)
【924】 2011/01/11 宮崎県 南那珂郡 市木村 (現 串間市)
【925】 2011/01/11 宮崎県 児湯郡 上江村 (現 高鍋町)

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道路元標蒐集の旅(2011九州篇 4日目)

 18きっぷは昨日で終わったのですが、今夜の南港行きフェリーに乗船するまで、今日の移動には「宮崎交通路線バス1日のり放題乗車券」を利用する事にしました。 1800円で宮崎交通の路線バスが1日乗り放題で当日でもローソンやファミマ等のコンビニの端末で購入できます。 高速バス等でよく採用されている仕組みですが、この様なフリーきっぷではあまり聞きません。 北近畿たんご鉄道や松浦鉄道等の乗り放題切符は限られた駅の窓口でしか買えず、結果早朝からフルに利用する事が難しい事を思えば非常に便利で、昨夜遅く宮崎に到着してからローソンまで買いに行きました。 ところで宮崎県下で未踏の道路元標は後4基、いずれもこのチケットのエリアに入りはするのでですが、4つの郡に分散していて1日で回る事は不可能どころか、どう考えても2つを回る事すら困難で、時間を見比べながら勿体ないですが並行するJRも利用せざる得ませんでした。 ただ1800円分の元を取るだけ宮崎交通バスには乗車してきました。

 宮崎0651発の日南線で飫肥(おび)へ、飫肥は現在の日南市に属する城下町、南那珂郡の市木村道路元標へ向かうために、ここから1日5往復の宮崎交通バス乗り継ぎます、1時間半待ちと接続が目茶苦茶悪いのですが、市街と離れているJR飫肥駅と宮崎交通の飫肥とは歩いて15~20分の距離があります。 土地勘が無いので最初判らなかったのですが、市木方面のバスはJR駅の近くを通っているものの、バス停の名も全く違っていて案内もなく、観光化されている割りには判りにくい処です。 街の真ん中を国道222号が貫いていて、なぜか「厚焼き卵」と「おび天」と云う名の練り物を揚げたものが名物です。

 とにかく時間はたっぷりありますので、あるかも知れない、かつてはきっとあっただろう飫肥町道路元標を求めて市街をウロウロします、残念ながら新たな発見はありませんでしたが。 飫肥城は大手門が再建されていますが、一応「日本の100名城」に名を連ねるお城だそうです。   

 宮崎交通の飫肥営業所を0930発のバスに乗車します。 宮崎市内からここ飫肥まで宮崎交通のバスも10数往復走っていますが、所要時間は若干長めで伊比井から南は日南線と離れて海岸線を走り日南市街に入ります、従って飫肥~油津間はそれぞれ宮崎へ向かう方向が逆になっています、日南線と宮崎交通を乗り継ぐにはこの点を理解していないととんでもない事に、結果的に日南駅か油津駅が乗り継ぐには丁度良い様ですが、同じ路線でも油津駅では駅前まで入るバスがあったりなかったりするので注意、とにかく路線バスは他所者には大変です。  

 南郷までほぼ日南線と並行して走り、山越えで串間市域へ入ります、自転車を持ってきたら越えただろう峠道を走り古都(ふると)停留所で下車、折り返しのバスまで半時間ですが、市木村道路元標は目の前、現在確認されている本土最南端の道路元標です。  

 折り返しのバスでそのまま飫肥へ戻るつもりでしたが、バスの時刻を調べていると、日南線沿線で有名な撮影ポイントである大堂津駅付近で途中下車し、日南線の列車を撮影して、再びバスで日南市まで戻っても宮崎へ戻るのは同じなので、急きょ予定を変更。 バスの運転手さんに尋ねる山王の停留所あたりが丁度良いとの事です、しかし熊本の九州産交にしても九州の路線バスの運転者さんはどこも親切です。 国道沿いに場所探しをしている内は日差しもあったのですが、列車の来る頃には陰ってしまったのが残念。

 日南駅からJRに乗換え、次の目的地高鍋に向かいますが、高鍋駅から目的の上江村道路元標までゆうに往復7キロはありますし、宮崎駅に1750までに戻ってこなくてはなりませんので、南宮崎~高鍋間を特急「にちりん」を利用する事に、「18きっぷ」なら乗車券分が無駄になるので、どうしても敬遠してしまうのですが。
 実は「にちりん」等で利用されている485系、3月のダイヤ改正で定期運用から外れる事に、まあ「くびき野」等で今ではタダで乗れる元特急車両なので、あまり有り難みもないのですがね。 独自のカラーリングのJR九州の中で国鉄時代を思い起こさせる塗色は貴重でしたが。
 高鍋駅から上江村道路元標のある高鍋西小学校前までも路線バスは走っているのですが、駅前から高鍋町中心部へのバスさえ上手く時間が合いません、結局往復歩く事になってしまいました。

 宮崎駅前1750発のバスで宮崎港へ、ここでも宮崎交通のチケットが利用できます。 宮崎港1900発の大阪南港行きフェリーに乗船、バースデー割引で半額。 1700円高いですが2等寝台を予約しています、それでも6700円です。 瀬戸内航路と違い外洋に出るのでモバイル接続は殆ど使えませんが寝台毎にACコンセントがあるのが有難いです。 大して旨いものでもありませんが1300円の夕食バイキングをたらふく食ったら、4日間の疲れがでたのか風呂にも入らず寝てしまいました。 なお船内の飲料自販機は割高ですよ。  

宮崎0651~0802飫肥 910円(JR)
飫肥0930~1034古都1104~1137山王1222~日南駅前 1110+720+370円(宮崎交通)
日南1259~1412南宮崎1413~1436高鍋1626~1700宮崎 1430+600+540円(JR)
宮崎駅前1750~宮崎港 260円(宮崎交通)

道路元標蒐集の旅(2011九州篇 3日目)

 在来線の新八代駅前から100円均一料金の「みなバス」と云う名の市内循環バスに乗って八代市街へ。 八代駅は何度も来ていますが、市の中心部へ来るのは初めてです、思っていた以上に大きな町で、確かに熊本県第二の都市には違いないのですが。 休日の早朝とあって閑散としていますが、八代町道路元標は大きな商店街と八代城址大手門からの道の交差する処にあります。 この一等地にしっかり建っているのですが、最近まで知られてなかったのは、道路元標の認知度の低さを表している様です。  

 八代町道路元標の後、今日は「18きっぷ」最後の1日を利用して宮崎へ移動します。 肥薩線経由で吉松、都城とでるのを一応は最短ですが、「いさぶろう・しんぺい」を加えても5往復の矢岳越えを通るので1日掛かりです。 どうせならと未収の宮地町道路元標を拾って大分経由のコースをとる事に、しかしこちらも1日5往復の豊肥線宮地~豊後竹田間と3往復の日豊本線宗太郎越えを経由しなければなりません、宮崎着は22時半です。 八代、熊本と決して天気は良くなかったので阿蘇はもっと悪いかと思っていたのですが、阿蘇外輪山を越える立野は晴れています。 雄大なスイッチバックも健在です。  

 宮地町道路元標は菓舗「さとう」の前に、実は宮地へは2008年にも訪れて乗り継ぎ待ちの間に道路元標を探してみたのですが、その時は見つける事はできませんでした。 今は町史跡「宮地道路元標」として案内板にも記されています。 大分方面への乗り継ぎへはまだ時間がありますので、甘味処でもある菓舗「さとう」でぜんさいを頂く事に、時々雪まじりの雨の降ってくる中で暖かいせんざいは格別です。    

 駅への帰途に阿蘇神社がありますので、今年は初詣に行っていなかったので、ここでお参りさせて貰う事に、「今年も未知の道路元標にご縁があります様に…」

 宮地1310発豊後高田行きに乗車、阿蘇外輪山の坂の上トンネルを抜けると回りは雪景色、波野駅は標高754m九州で一番高い駅との案内標が立っている。 分水嶺を超えているのですが、次の滝水駅まで熊本県です。

 大分県道路元標、いわゆる大正道路元標と同様の様式で、裏面に「位置大分県大字大分一番地 東経一三一度三九分 北緯三三度一四分」とあります。 山梨県道路元標とともにこの大分県の県道路元標と云うのは、大正の道路法に依って建てられた市町村の道路元標とはある意味矛盾すると云うか根拠に欠ける点があるので、私としては番外と云う事にしました。 そうなると東京日本橋の日本国道路元標も番外となるかも知れないのですが。

新八代駅前~市役所前~八代駅前
八代0842~0927熊本0957~1034肥後大津1040~1145宮地1310~1353豊後高田1357~1624大分~佐伯1924~2056南延岡2101~2229宮崎 7040円分乗車

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道路元標蒐集の旅(2011九州篇 2日目)

 今日は午前中に伊万里周辺で駅から徒歩圏内、西松浦郡の3基の元標を回り、熊本県へ移動の計画。 まず唐津線と筑肥線で伊万里へ向かいます。
← 唐津駅、左は筑肥線の博多方面、JR九州ですが直流電化されています、4つの両開き扉だけが真っ赤なJR九州らしいカラーリングですが103系です。  

 松浦鉄道で里まで往復し東山代村道路元標をGETして伊万里駅へ戻りますが、休日の朝にしては人が多いなと思っていたら、今日は「新春古伊万里ロードレース」と云うマラソン大会が行われる様です。  

 牧嶋村道路元標の保存展示されている伊万里市歴史民族資料館へ向かうと、こちらでは消防出初め式が。

 伊万里駅はかつて国鉄筑肥線と松浦線の接続駅で、博多~佐世保のDC急行「平戸」とかも走っていたのですが、民営化後松浦線が松浦鉄道となった今、両線は完全に分断され、道路が貫通しています。
 再び松浦鉄道で大木駅まで往復し大山村道路元標をGET、三度伊万里駅に戻り、筑肥線経由で佐賀に戻ります。 佐賀駅で佐賀市在住の道路元標ウォチャーのそーつく氏にお目にかかり40分程の短い時間でしたが、お昼をご一緒しながら元標談義。 佐賀県下にはまだ未踏の道路元標を残しています、再びお目にかかれる事を願って熊本へ向かいます。

 熊本県に入り玉名駅周辺の元標を巡りますが、結構離れているので路線バスを利用して伊倉町道路元標まで、帰りもそう上手い具合にバスはありませんので、帰路は歩いて豊水村道路元標弥富村道路元標と巡りましたが、5~6キロは歩いた様な。

← 弥富村道路元標は42cmは常識外れの巨大サイズ。

20110109f.jpg今夜は東横イン新八代駅前店泊、通常料金4480円にメンバー日祝割引で3136円、ただ九州新幹線の駅として開業した新八代駅周辺は八代市街から離れている上に駅周辺に食事のできる処やコンビニすらありませんので、熊本で途中下車して補給後、新八代に向かいます。

佐賀0525~山本~0734伊万里0743~0750里0805~0811伊万里0945~0959大木1035~1047伊万里1105~1143山本1144~1240佐賀1320~1348鳥栖1355~1521玉名1748~1816熊本~新八代  5130円分乗車(JRのみ)

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道路元標蒐集の旅(2011九州篇 1日目)

 Yahooオークションで3回分を6,349円で落札した「18きっぷ」が昨日届いた。 8,9,10日の3日間で使いきって11日の夜に宮崎からフェリーで帰ってくる計画である。 天気予報は相変わらず思わしくないので、自転車は持っていない事にしたが、1泊目を佐賀にするか八代にするかをまだ決めかねている、とにかく山陽本線を一路西へ向かう事に。
 「18きっぷ」で山陽本線を西に行く上でネックになるのが姫路~岡山間、一時間に1~2本は運行されているものの編成は3~4両になるので、「18きっぷ」の季節はどうしても集中してしまう、まして姫路駅乗り換えで発着ホームが異なると大変な混雑になってしまい、輪行だと余程余裕をみておかなければならない。 できればホームを跨ぐ可能性のある姫路、岡山、広島での乗り継ぎを避ける必要があるのと、長丁場なので食事や食料等の補給も考えておかなければならない、これが相反する課題なのだが。
 平日なら鶴橋まで近鉄利用で大阪0652発の新快速があるが、土日祝日は大阪0800発以降のスジしか選択できないので、桜井からJR利用でのんびり向かう事にする。 それでも長崎、八代、大分まで行こうと思えば2300円で行けてしまうのだから凄い、後は忍耐力だけ。 本屋へ行けば「18きっぷ」ガイド本も並んでいる位だから、一体1シーズンに何枚位売れるのだろう、「18きっぷ」を利用する客の多くは「18きっぷ」のオフシーズンや日頃は旅行でJRをあまり利用しないだろうから、それなりに売上げに貢献しているのだろう、少なくとも「18きっぷ」の存在がマイナスになってはいまい。 ただ日頃閑散としているローカル線は、この時期だけは何か訳の判らない連中が席を埋めてしまうのは、迷惑な話かも知れない。 しかし利用者らいしき人達を見ていると女性はグループ、男性は一人と云うのが圧倒的なのが面白い。

 長旅の必携品iPodで使っているBoseのヘッドフォオンのイヤーパッドが片側外れていたのには困ったが、季節柄耳当て付きの帽子を被っていたので不自由はなく、音楽を聴いたり居眠りしたり、倉敷を過ぎる頃には「18きっぷ」組も姿を消してしまった様である。 広島前後と北九州の通勤圏に入るまではほぼ1ボックス占有状態で下関まで行ける。
↑ 大畠水道に架かる大島大橋、周防大島にも道路元標があるので一度路線バスで渡ったが、もう3年にもなる。

 新山口で7回目の乗り換え、いまだに「小郡」ではなく「新山口」と云う駅名がどうもピンとこない。 JR西日本の塗色標準化だろうか、117系まで黄色に。
 天気予報を確認、目的の伊万里周辺も酷い降りにはならなそうなので、とにかく佐賀へ向かう事に、少し時間の余裕があるので小倉で一本遅らせて改札を出て食事をする事に。

 鳥栖で長崎本線に乗り換えて無事、佐賀駅2123着、宿はもちろん東横イン、ホームから見えている位だから殆ど濡れずに行ける。 駅構内にファミマができていたので、買い出しをして向かう事にする。 以前は九州内の東横インの中でも割安な価格設定だったが、今は4980円になってしまった。

桜井~奈良~大阪0800~0929相生0933~1037岡山1040~1207糸崎1216~1434岩国1441~1635新山口1647~1801下関1806~1812小倉1917~2054鳥栖2100~2123佐賀 10,400円分乗車。

18きっぷの旅

 今シーズンの「青春18きっぷ」の利用期間は今日が最終日、最後の一回分をきっちり消化しに行ってきました。 自転車抜きですが、元標を2基ばかり拾いに北近畿へ向かいます。
 今回は京都府天田郡の2つの道路元標、中夜久野村と福知山町を、いずれも近くを通過したり、探索したりもした事があったのですが、見つけ出す事ができませんでした。 自転車でR9や市街地をあまり走りたくはなかったので、この機会に訪れる事にしました。 京都から山陰線、福知山で乗り継いで下夜久野駅へ、中夜久野村道路元標は上夜久野駅から2キロ程の距離ですが、数少ない市営バスの時間を見計らって利用する事に。 市営バスと云っても、民間が撤退した後をカバーしている福祉バスの様なものです。 運賃は均一200円で乗客は私一人、車内はアナウンスも表示も無いマイクロバス、よそ者が利用する事は前提にない様です。

 上夜久野駅は雰囲気の良い山峡の駅です、峠のトンネルを越えると兵庫県です。
 和田山駅まで往復します。 播但線ホームにいたのは珍種のキハ41、片運転台のキハ47を両運転台化したもので、通常見せる事のない回送運転台ならともかく、切妻断面がそのままと云った感じです。 この様な例は湘南型サロ85のクハ85改造や、キハ44200からの改造車でも見られましたが、これはそのままと云う雰囲気ですね。
 この時間、福知山駅のホームには「たんば」「文殊」「きのさき」「北近畿」が並んでいます。
 せっかくの「18きっぷ」なので久しぶりに小浜線を「乗り鉄」して、敦賀経由で帰ろう考えて東舞鶴へ向かいます。 Twitterを見るとランニングバギーを押して日本縦断をしているKAY.Tさんが小浜を出発して舞鶴へ向かっているとの事、R27を走っているには違いないものの、舞鶴市街に入ってしまうととても判らないので、小浜線とR27が接近している松尾寺で待ち構えてみようと。 松尾寺1649着、R27へ出た処で20分程待ってみたが一向にやってこない、県境トンネルに入る直前の書き込み時間からすると、タッチの差ですれ違ってしまった様です、そうこうしていると舞鶴市街へ入った様な書き込みが。 敦賀経由で帰れる時間はもうないので、東舞鶴へ戻り、履修済みだが東舞鶴市道路元標を確認して、食事でもして帰ろうとしていると、駅付近にいるとの書き込み、2度のニアミスをしていた様です。

【914】 京都府 天田郡 中夜久野村 (現 福知山市)
【915】 京都府 天田郡 福知山町 (現 福知山市)

信州ツーリング(3日目)

 予定では今日は軽井沢から碓氷峠を越えて群馬県へ、高崎でもう一泊すれば群馬県下の道路元標を結構回れるのですが、ちょっと天気も仕事も気がかりな事で。 とにかく佐久平からは浅間山を見ながら中仙道を行きます。
  中仙道の宿場を辿って行くつもりだったのですが、途中御代田駅近くでレタス畑と別荘地に迷い込んでしまいましたが、どうにか軽井沢へ。 浅間山をこれだけ綺麗に見たのは始めてです。

 旧軽井沢駅舎、既にJRとしての在来線はないのですが、裏側にEF63が保存されています。

 軽井沢駅から碓氷峠までは僅かの距離、新幹線の駅から最も近い峠では、碓氷バイパスの開通でR18もこの区間は非常に車が少ないです。

 旧道と云っても、今もちゃんと整備が行われていて、最近アスファルトを引き直した区間もありました。 ただ台風の影響で風が強くて、木の枝が散乱しているのには参りましたが、木陰が多くてなかなか魅力的なコースです。
 碓氷峠に来た目的の一つにこのめがね橋こと旧信越線の第三橋梁、他にも幾つかの橋梁が保存され案内板も設置されています。

  第三橋梁へは「アプトの道」として遊歩道が整備されていて登ってくる事ができます。

 自転車を置いて階段を上まで登ってきましたが、旧線上を遊歩道が横川まで続いています、自転車はダメとは書いてありませんでしたが、どうなのかな。

 横川では「碓氷峠鉄道文化むら」へ寄って帰ろうと思っていたのですが、火曜は定休日(>_<)。 夏休みはやっていたので先週なら開いていたそうです、とにかく周わりを一周して外側から展示車両を遠目に見てきました。
 関門で活躍したEF30とお馴染みEF58。
  他にEF53かなEF59かなも見えました。

 横川駅、ここから碓氷峠を目指すのでしょうか、輪行でやってくる人が結構多い様です。




 有名な「峠の釜めし」は健在、駅前には「資料館」まであります。

 幸運な事にSLイベント列車の試運転に遭遇しました、なぜか後藤デフにされたD51が。







 SLや古い駅名標と、昔の佇まいが。

 横川からは「18きっぷ」で高崎、籠原、二宮、熱海、浜松、豊橋と乗り継ぎ、JRのままでは桜井には辿り着けませんから、名古屋から奮発して近鉄特急に。

 横川駅で買った「峠の釜めし」、高崎線~東海道線とローカルの乗り継ぎでは店を」拡げるのははばかられ、ようやく近鉄特急の中で晩飯がわりに頂きました。

本日の走行45.8キロ

【904】 長野県 南安曇郡 小倉村 (現 安曇野市)
【905】 長野県 東筑摩郡 入山辺村 (現 松本市)
【906】 長野県 小県郡 和田村 (現 長和町)
【907】 長野県 小県郡 大門村 (現 長和町)
【908】 長野県 小県郡 長久保新町 (現 長和町)
【909】 長野県 小県郡 長窪古町 (現 長和町)
【910】 長野県 北佐久郡 三岡村 (現 小諸市)
【911】 長野県 北佐久郡 西長倉村 (現 軽井沢町)
【912】 長野県 北佐久郡 軽井沢町 (現 軽井沢町)
【913】 群馬県 碓氷郡 坂本町 (現 安中市)

信州ツーリング(2日目)

 今日は<67>松本和田線で扉峠を越えR142に入り、ほぼ中仙道で佐久市へ向かいます。 松本市街から薄川沿いに徐々に標高を上げ、入山辺村道路元標へ。






 

 牛立の集落辺りの酒屋にあった看板「最終酒屋」、ちゃんとした酒屋の名前はありますが、この看板に「酒」でなくともサイクリストなら飲料の補給をしてしまいます。 実際この先県道沿いでは和田宿近くまで自販機すらありませんでした。

 ここからも’よもぎこば林道’経由のコースには入らず、扉鉱泉を経由する本来の県道ルートを行きます。 発電所脇の傷んだコンクリート舗装をどうにか漕ぎ上がったもののまだ激坂が続き、たまらず押しが入ってしまいました。
  時間的に扉鉱泉へ勤める人でしょうか、何台かの車に追い越された後は、扉鉱泉より上では全く車には出会いませんでした。 勾配も穏やかになり、標高をあげるにつれ信州の爽やかな空気につつまれて行きます。 こちらのルートをとったのは大正解の様です。

 

 ビーナスラインを行き交う車の音が聞こえてくる様になり、ようやくよもぎこば林道との合流に、れっきとした県道でも、ご覧の標識が並んでいては一般車はちょっと入ってきにくいですね。
 扉峠と云えば今ではビーナスラインの通過点と云ったイメージですが、本来は松本と和田宿を結ぶ県道の峠、古来は中仙道の間道でもあった訳です。
 中仙道和田宿、脇本陣跡が休憩所として整備されていますので、小休止。 それにここには和田村道路元標があります。

 長久保宿に入る手前で白樺湖方面へ少し南下し大門村道路元標、折り返して長久保新町道路元標、長窪古町道路元標を回って中仙道笠取峠に向かいます。 旧道が断続的に残っているので、そちらを選びながら笠取峠を越え、有名な松並木を芦田宿へ下ります。
 扉峠前後は結構涼しかったのですが、信州とは云え今年の猛暑にやはり下界は暑い事。 時間にも余裕があるのでのんびりと中仙道の宿場を辿りながら今夜の宿、東横イン佐久平を目指す事に。

本日の走行83.2キロ

信州ツーリング(1日目)

 今回は奈良発0503に乗車するために、夜中の3時半過ぎから自走で奈良駅に向かったのですが、暗いとは云え天理辺りまでのんびりと走り過ぎたせいか、奈良駅に着いたのは発車15分前。 大慌てで輪行袋に押し込み、汗だくになってホームに上がる事に。 今日は基本的に移動日のつもりですから、桜井始発でも良かったのですが、後の接続があまり良くないので、暗いうちから頑張ってこの時間にしたのですが。 加茂で亀山行きに、亀山で名古屋行きにと関西線を乗り継いで行きます。

名古屋駅では29分の待ち時間、ホーム上の立ち食いきしめんを頂きます。 最近ではホームの立ち食いも少なくなりましたが、一人での輪行ではあまりあちこち移動したり、荷物の置き場所にも困りますので、ホームでと云うのは非常に重宝します。  
 まぁ、輪行袋を持って逃げるヤツもそうはいないと思いますが、目の届く処に置いておけるのは安心です。

 名古屋から中津川行き、中津川から松本行きと乗り継ぎますが、中津川からは編成両数も少なく、’18切符’の期間に日曜日とあってハイカーだらけでほぼ満員、座る処か乗り込むのが精一杯、南木曽あたりで空いてくると期待していたのですが、輪行支度では何かと不自由で結局松本まで座れず仕舞いでした。
 松本駅で大糸線へ、ここでは41分待ちです。
 今日は松本近辺で残っていた南安曇郡の小倉村道路元標だけ回る予定です、しかし標高が600m以上ある信州でも、午後のこの時間の暑さは…
 16時には松本駅前の東横インに到着、ここはレンタサイクルを置いている位ですから、自転車を置いておくスペースはどうにかあります。 東横インでも新潟駅前や富山駅前の様に東横インそのものがビルのテナントの様になっていて、フロントも階上にある処もありますので、そう云った処では置き場所に困る事があるのです。 松本は信州と云う場所柄、自転車での利用を良く見かけますが、今日も何台かが、中にSTAGE AZUってランドナーが、関西のどっかのショップブランドですよね。
 さて昨夜はあまり寝ていないので、洗濯して、コンビニ弁当を買って食らったら、ウロウロ出歩かずに、早々に休む事にします。 と云いながら今夜は0時からNHKで酷道R439の番組をやっているので、一旦寝ていたものをまた起きて観ていましたが。

本日の走行41.6キロ

次の企み

山陰行きでは往復にしか「18きっぷ」を使わなかったので、まだ3回分残っているので、次の企みを検討中。 能登半島にはまだ22基も道路元標を残しているのだが、やはりこの時期少しは標高のある処へ行きたい、やはり信州かなぁ… 長野県にはまだ30数基残してますが、結構バラけてしまっているのが。 日程は割引のある日曜と月曜に東横インを利用する様に、9/10の有効期限までに機会があるかな。 ちょっと考えてみたのが、1日目は18きっぷで塩尻へ、午後の限られた時間だが東筑摩郡の片丘村元標を回って松本へ、 2日目は扉峠(1640m(を越えて佐久平へ約70キロ、途中から中山道に入り長久保宿から笠取峠と見処も多いし、松本からの標高500mも朝からこなしてしまえば大丈夫そうだし、3日目に十石峠か碓氷峠を越えて群馬県側に越える、18きっぷでその日の内に帰ってくるには名古屋や近鉄利用でも高崎1236がタイムリミットだが、碓氷峠を越えて横川までなら40キロ弱で充分に射程範囲、鉄分補給にもなるし、いいかも。