「地域別」カテゴリーアーカイブ

伊勢まで、道路元標。

 日帰り範囲で未踏の道路元標が殆んどなくなってしまったとボヤいていたら三重県伊勢市周辺で新たに5基の現存情報が、近鉄電車にKHSを担いで乗って行けば楽勝なんですが、暫く伊勢方面に走っていない事ですし、久しぶりに高見越えで向かう事にしました。

 朝4時過ぎ暗いうちに出発し、R165西峠経由で榛原に下り、朝もやの芳野川沿いに菟田野へ、今まで高見越えの場合、菟田野からは佐倉峠~木津峠と素直にR166を走っていたのですが、最近「月うさぎ」行きで走り慣れている一谷峠経由で東吉野入りする事に、距離的には3キロ程遠くなりますが、なにより車が来ないし、谷尻からは快適な林間コースです。  

 高見登山口のバス停で少し休憩、今日は旧高見峠へ登るつもりはありませんので気楽なもんです、2470mの高見トンネルを抜けると三重県、以前は飯高町だったのですが、平成の大合併で松阪市になってしまったのは、ちょっとね。  

 高見ループを下り、後は宮本まで下り基調のR166を走って行けば良いのですが、時間の余裕もあるので久しぶりに加杖坂峠から蓮ダム経由を走ってみる事にしました。 以前2003年に加杖坂峠を越えた時はSORAさんとダートの旧道を越えたのですが、今回はトンネルを。 ところでこのお地蔵さんの祠、旧道峠から移設されたとあり、帰って古い写真を見てみると、確かに祠は旧道峠にあり、トンネル脇には祠はありません、そう思うと先週のサンギリ林道と云い、自転車遊びにも年季が入ってきたもんです。  

 奥香肌湖に架かる現在の辻堂橋、このダム湖に沈んだ飯南郡森村の道路元標は辻堂橋東詰に設置した旨の記録がありますが、今も沈んでいるのでしょうかね。
 辻堂橋から先は県道<569>蓮峡線に入りますが、辻堂橋より上には廃村しかありません。
 

 蓮(はちす)ダム

 R422に入り湯谷峠へ、そろそろ暑くなってきたし湯谷トンネルで涼みながら休憩しようかと思っていたのですが、トンネルは何か工事をしていて交互通行になっていて、少し下ったいつもの不動明王の水場で一服。  

 大台宮川線を西へ、R42に出る少し手前、以前の宮川村に入り口にあたる処にあるふるさとプラザ「もみじ館」で軽く昼食、伊勢うどんを戴きます、別に専門店でもないのですが、ここの太めでしっかりしたうどんの伊勢うどんが好きです。

 三瀬谷ダム、手前が紀勢本線です。 妙な感じの風景ですが、三瀬谷ダムの堰堤の下流側200m程の処で紀勢本線が宮川を渡っています。 

 宮川右岸の県道<747>打見大台線を行きます、前後から徐々に拡幅工事が進んできていますが、木々の間から宮川を垣間見ながら、自転車にとってとても快適なコースです。

大宮町に入ったあたりで急に雲行きが怪しくなってきて、JAショップでアイスキャンデーを買ってかじりながら軒先で様子見をしていると、雷が鳴り出して本降りに、そのうちに店や自販機はもちろん、信号まで停電してしまいます、しかし良いタイミングで、濡れずにはすみました。
 ところで今日はM氏も吉野から尾鷲まで走る予定にしていたはず、雨雲レーダーによると三重県南部でもこちらと同様に相当降っている様子、実は昔、輪行で紀勢線の多気行き最終に乗り、沿線の大雨でダイヤが乱れ、そうなるとJRは乗客の多い下りと、払い戻しの発生する特急、はて貨物列車まで優先させ、私の乗る上り最終は2時間以上遅れて松阪へ、接続の近鉄に乗れなくなってしまって松阪泊まりになった事があります。 さて氏は帰ってこれたのでしょうか。

 雷雨もどうやらおさまり、雷も遠くへ行ってしまった様です、、そろそろ時間も押してくるので、ポンチョをかぶって出発、再び宮川右岸を進みます。 ところが麻加江で再び雷雨に、今度は無人精米所にもぐりこんで雨宿り、しかし二度目の雨宿りをしている内に時間は16時半に。  

 どうにか度会大橋まで下ってきたものの、2度の雨宿りが響いて、伊勢市域の4基を巡る事は諦めて玉城町に残る田丸町道路元標へ、それでも18時を回ってしまいました。
 その後、旧街道を走ったりしながら松阪へ、途中の参宮線の踏み切りでは遮断機が降りたままで大渋滞、やはりJRもおかしくなっている様です。 陽が長いとは云え19時を回り真っ暗にになってしまったので、近鉄松阪駅の2sつ手前の櫛田駅から輪行で帰途に就く事にしました。 本日の走行156.2キロ、センチュリーランに後一歩だったのですが。

【943】 三重県 度会郡 田丸町 (現 玉城町)

19年ぶりのサンギリ林道

 24日金曜日、伊賀上野から帰ってきた夜遅くにUG兄氏から電話があり「明日も天気良さそうだからどっか行こう」と、最初この週末の天気は思わしくない予報だったので、雑事&家事モードで格段の予定は入れてませんでしたが、疲れもあって一つ返事と云う程でもありませんが、往復車に便乗させて貰える気楽さから、とにかく走りに行こうと云う事に。 どこかエエとこあると云う問いに、先日からTwitterで坂本ダムの事や、R169が上北山~下北山村間で不通になっていてサンギリ林道が迂回路に案内され、R169の不通区間も今日交互通行ながら通行可能になった旨のリツィ-トを見たばかり、標高差はともかくとして周回コースをとっても距離は知れているので、サンギリ林道へ行こうと云う事に。 その後T御大をを加えた昨夏の川津今西林道と同じ3名で向かう事になり朝6時半に拾って貰う事になりました。
 さてサンギリ林道を走るのも坂本ダムも、十数年ぶり位かと思っていたのですが、帰ってきて調べてみると1991年5月だから何と19年ぶりでした。 坂本ダムもその年の夏に御坊をスタートしほぼR425で紀伊半島を横断した際に再訪しているから、やはり19年ぶりに違いない。 さすがに19年となると記憶が曖昧だが、上北山村河合側の登りに閉口した覚えがあって、今回は池原ダムをデポ地にして反時計回りにして貰った、自転車の場合大概は下ったルートの斜度がキツく思えるので、前回と逆回りするのは抵抗があるのですが。
(↑写真はデポ地の池原ダム発電所と洪水吐き)

 橿原市から約2時間で池原ダムに到着。 まずは池原ダム湖畔を坂本ダムへ向かいます、青い空に青い湖、ご機嫌のT御大。 両ダムの標高差は70m程なのですが、この間のR425は思っていた以上にアップダウンが多くて、調子に乗って走っているとサンギリ林道に入るまでに結構消耗してしまいます。

 備後川の分岐を過ぎて吊り橋を渡ります。 備後川沿いに備後川林道と大叉林道がR42へ繋がっていますが、私が紀伊半島で残してしまった未踏区間です。

 坂本ダムに到着、UG兄さんに天端道路を走って貰います。 19年前と変わらぬ風景です、トイレだけが綺麗になって水も出るようになってました。 サンギリ林道はここから入って行きます、上北山村河合まで18キロ程、坂本ダム側からピークのサンギリトンネルまでの標高差は500m程です。

 林道から坂本ダムを何度か見下ろす事ができます。 R169の迂回路にした位ですから路面状態は良く、林道と云っても一般車の走行には問題はありません、逆にR425の方が悪い位です。 ただ昨日まで迂回路と云う事で、落石等は取り除いていたのかも知れませんが。
 坂本ダム側前半は程々の斜度と緩急があり、木陰や水場も多く快適なコースです、中盤で少し下りがあったりして、だんだん距離と標高の計算が合わなくなってきます、最後2キロ程は結構な勾配が続きます。

 途中では眼下に滝や斜ばくが見られます。

 健脚ののお二人に遅れて1220にサンギリトンネルに到着、のんびり休憩したり、写真を撮ったりしながらでも1時間50分程の所要時間でした。  先日からの雨のせいもあるでしょうが豊富な水場で、水を被ったりしながら、夏を思わせる日差しにはかかわらず、思っていたよりも楽に登ってきました。

 470mのサンギリトンネルを抜けると、眼前に大峯の山々が見渡せます。 アルプスではありませんが昔の嶺方を彷彿とさせます。

 トンネルを出たところ日陰でお昼にします、標高870m、時折爽やかな風が噴く中、UG兄さんの路上レストランが開店です、リゾットやひとくちピザ、最後はコレールのカップで紅茶まで。

 サンギリ林道、河合側を下る私です、やはりこちら側の方がキツい様です、ただ昔よりは木陰は増えた様に感じられますが。

 下ってきたルートを見上げる事ができます、逆コースだと気分的に参ってしまいます。 なおサンギリ林道に入ってからすれ違ったのは軽トラ1台と単車5台だけでした。

 この後、河合からR169を池原ダムのデポ地まで戻り、下北山スポーツ公園の「きなりの湯」で汗を流して帰途に、明るいうちに桜井まで戻ってきました。


プロフィールマップ: MapfanⅣで作成したルート座標をSORAさん開発のMapFanRouteでトラックデータに変換し、カシミールでグラフ化したものです。 参考までにルートラボで同じコースを作成したものです、河合起点で時計回りですが、累積標高が倍近く異なってしまっています。

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伊賀上野までお昼しに

 アテにならないと云いながら、アテにしてしまうのが天気予報、どうやらこの週末も天気が悪いとの予報、昨日は予報にフェイントをかまされ、夕方に芋峠まで往復しただけと不完全燃焼。 今日走っておかなければ今月は走る機会がないのではと、それに最近夜型になってしまっていて、無理してでも生活のリズムを修正しておかなくてはと走る事に。 さて何処へ行こうかと悩んだ末に、久しぶりに伊賀上野までお昼をしに向かう事に。

 朝、暗いうちから飛び出して、まずは初瀬街道を東にとり長谷寺門前から初瀬ダムへ。

 合併で今は奈良市になっていますが旧都祁村に入り南之庄の三陵墓古墳群へ、少し判りにくい処ですが、静かで休憩するのは丁度良いところです。 朝食がわりのパンをかじりながらTwitterをしていると、鈴鹿のあびさんが上野方面へ走られているとの事でお昼をご一緒する事になりました。

 針IC付近からR25下道を経て助命(ぜみょう)から上津ダムへ、2000年に竣工した比較的新しいダムです。

 上津ダムで休憩していると後輪がスローパンクしています、どうやらダム周回路のグレーチングで段差の大きいものがあって、そこでリム打ちでもしたのでしょう、どうせここで昼寝でもしようかと思っていたところですので、のんびりとチューブ交換をします。  
 遅瀬川に沿って県道<181>遅瀬西波多線を走りR25五月橋に下ります。 名張川に架かるレトロな鉄橋、前後にボニートラスを従えたトラス橋です。 昭和二年横河橋梁製作所大阪工場製。

 五月橋を渡ると三重県ですが、ここままR25を走ってゆくとあびさんとの待ち合わせには早すぎますので、少し遠回りして名張川沿いに少し遡ってカントリーパーク大川(おおこ)の先の吊り橋を渡って三重県側に入ります。

 伊賀上野着、R25から旧道ぽい処を走って市街へ入ってくると、自然と上野町道路元標の建つこの三叉路に出てきますから、当然と云えば当然かも知れませんが不思議なものです。

 まだ待ち合わせには時間があるので、最近SORAさんが訪れた旧小田小学校本館へ立ち寄ってみます、上野城の北西にある明治時代の小学校建築で、内部の見学できます。 私の世代には板張りの床が懐かしいです。

 レトロな色ガラスの意匠、オリジナルも少し残っていますが、これはレプリカだそうです。

 待ち合わせの鍵屋の辻「数馬茶屋」へ、わらびもちを頂いてから、外のベンチでのんびり過ごします、風がとても心地良いです。 あびさんも予定より早く到着、案の定向かい風と暑さに相当苦しめられた様です。
 久しぶりに「伊賀路」へ、もちろん「牛タン麦飯とろろ定食」です、写真を撮るの忘れていて箸をつけてしまっていますが。
数年前、同じく伊賀上野の「わかや」へ集合し、お昼に「豆腐田楽」を食ってから御斎(おとぎ)峠を越え、信楽から阿山と走って、夜ここで食事をすると云うグルメと云うかカロリーオーバーなツーリングを何度か行ったのですが、その後狂牛病騒ぎとか道路の通行止めとかで途切れてしまい、今では「伝説」のツーリング企画になってしまいました。 しかし仲居さんが覚えておられて、余程に目立った団体客だったんでしょうね。
 さて帰路はどうしようかと悩んだのですが、今度は私が向かい風に苦しめられる番です、今日は目標100キロだったのですが、御斉峠から信楽~加茂と走るコースは今日はちょっと辛いので、とにかく伊賀神戸方面へ、いので、酒蔵を覗くと云う、あびさんと市街でお別れして、とにかく伊賀神戸方面へ向かいます、そこからは近鉄大阪線に沿って走れば、いつでも輪行で乗り換えなしで帰れるのですが、結局は西日と向かい風に苦しめられて、伊賀神戸駅から輪行する事に。 本日の走行83.8キロ。

梅雨の合間に PartⅢ

 こうも鬱陶しい天気が続く、まったく走りに出掛ける意欲が湧いてきませんし、日々の雑事もTwitterにぼやいて済ませてしまうので、Blogの更新もままなりません、だからと云って自転車の弄る奇特さも持ち合わせておりませんで、日々輝きを増してくる某氏のレストアを横目で見ている毎日であります。

 お昼頃から「晴れ」マークがちらりと見え隠れしていた昨日の予報。 まぁ「晴れ」とまでは行きませんが、贅沢は云えないここ暫くのお天気、今日走らんといつ走るねんとばかりに出掛けたものの、風が強いので川沿いコースは避けて、お山へ向かう事に。↑ いつもの大官大寺跡にて、向こうに畝傍山がチラりと。

 稲渕にて、昨夜の雨で飛鳥川はいつにない水量です。

 稲渕に集落を過ぎ、道幅が狭まった処へ来ると、寒いくらいの涼風が… 暑い夏の午後、ここまで来るとさわやかな流れの音とヒグラシの声が聴こえてきます、そんな季節まで後1,2ヶ月。
 と此処までは良かったのですが、雨のにおいがと思ったら、にわかに… 芋峠への谷あいの道へ逃げ込んだのですが、木々の陰でも雨の勢いはかわせず、ポンチョを被る余裕もなく引き返す事にしましたが、あっと云う間にずぶぬれに、ところが稲渕まで下りてくると日差しもでて「狐の嫁入」状態、明日香村を抜ける頃にはすっかり乾いてしまいました。

 もう仕切りなおしする気力もなく、いつもの様に自転車乗り御用達の食事処「よろづ」まで走ってお昼に、不完全燃焼のまま桜井へ戻って、本日の走行32キロ也。

梅雨の合間に

 ロングライド月間は100キロ越が2回だけと、ほぼ不発のまま梅雨入りしてしまいました。 梅雨の合間を縫って少しは走っておかなくてはと。 今日は初瀬ダムから小夫、白木街道に取り付き榛原へ下り、定番の東吉野右回りルートで100キロ越を画策してみたのですが… 熟睡できなかったせいか朝起きると気分が思わしくない上に、スマホを充電し忘れていたりして、しっかり出遅れてしまいました。 結局白木街道へ向かうのはやめて素直に南へ進路をとり多武峰から大峠宮奥ルートへ向かう事にしました。

 GWに4サイドで漕ぎ上げた事が多少気持ちの余裕になったのか、下居のバス停で一息入れただけで八井内のヤマザキ前まで、この頃にはだいぶ調子も良くなってきました。 雲行きは少々怪しいのですが、お陰で日陰のない八井内トンネルと大峠トンネルの間も上りきり、一気に宮奥ダムまで。

 宮奥ダムを見下ろす処で、少々Twitter休憩。

 大宇陀に下り、アナンダでパンを… 旧街道沿いのこのお店、ちょっとパン屋さんに見えないので、知らないと入りにくいでしょうネ。
 ここのパン、決してお安くはありませんが、食べ応えがあって腹持ちも良いのです、もちろん美味しい。 2個GET、今日は右下のクリームとベリーの入った「フロマージュ フリュイ」が絶品でした、でも250円もするのです。


 

 「月うさぎ」まで頑張ろうと思ったのですが、お腹が空いてきたので、岩端でアナンダのパンを1個かじります。

 12時少し前に「月うさぎ」到着、平日なのに「営業中」の看板がちゃんと出ているなぁと思ったら、グル-プのお客さんがみえている様です。 相変わらず犬どもに吠えられながら、オーナーとどういう訳かヨットやカヌーの話をしながら、まったりとすごします。

 谷尻木津(たんじりこつ)線から小村木津線、吉野東吉野線と川沿いの下り基調の道を走ります。 しかし昨日までの雨で谷尻木津線はビチョビチョ、今日もガードなし仕様なので背中までハネがあがります、ロードの細いタイヤに比べるとハネの量も多いんですよ。 いつもなら椿橋から壺阪峠と云うコースなんですが、明日も壺阪で帰る予定になっているので、今日は久しぶりにいわゆる裏芋、芋峠を南から越える事にします、しかし何年ぶりでしょうか、正直云って真夏の午後に西日を受けながらヘロヘロになって登った記憶があって、どっちかと云えば苦手だったんですが、千股の水辺公園で少し休憩したあと、峠まで一気に登る事ができました。 本日の走行91.2キロ、今朝の不調を思えば良しとしましょう。

細野村道路元標まで

 気候も良くなって陽も長くなって、これから梅雨までの間はロングライドのシーズン。 後輪を夏支度(ツアラー700x28c 32h 11-27t)、あえて暫くはガードを付けずに、走るだけ走って気軽に輪行で帰ってこれるスタイルに。 ところがここ数日は待機モードが続いてあまり遠くへ行けなかったが、とにかく土曜日までは大丈夫そうので、まずは課題消化と云う事で、京都府北桑田郡にあった細野村道路元標まで走って行く事にしました。 実は昨年7月にあまり走りたくもない周山街道沿いの弓削村と小野郷村へようやく行ったばかり、細野村もその時に傍を通っていたものの気づく事なく、それが最近になって現存が確認されたのです。 しかしいくら自動車に乗らないとは云え1基の道路元標のために100キロも走って行くのも、ただ県道走破とか県道ヘキサとか何か目的がないと走り出せない性格なもので。

 いつもの様に上街道を北上、ならまち、猿沢池、興福寺境内を抜けて0630県庁前西交差点へ、いつもウロウロしている鹿どももまだこの付近には出勤前、鹿せんべい屋が屋台を出す頃にはどこからともなく集まってきます。 

 写真は奈良阪を登った処にある奈良少年刑務所正門、あの山下洋輔のおじいさんの設計だそうで、一昨年の矯正展では洋輔が所内でコンサートを開きました。

 細野村道路元標に行くだけなら高雄経由が最短なのですが、なにもわざわざ京都市内を抜けて交通量の多い国道を走る気は毛頭ないので、ひたすら自転車道を北上、流れ橋と松尾大社前のファミマで休憩しただけで嵐山に到着。 

 平日とは云え9時を回ると渡月橋界隈は観光客がゾロゾロ、化野から六丁峠を目指します。

 途中のコーナーを過ぎた辺りまでは乗って行けたのですが、嵐山まででちょっと調子に乗りすぎたのか、峠が見えているものの最後の100mが登れず押してしまいました、後ろからロードが1台、「もうちょっと」とあえぎながらスタンディングで漕ぎ上がってきました。 

 六丁峠を下るとJR保津峡駅を見下ろす辺りまでお気に入りコースです、運が良ければトロッコ列車や保津峡下りの船も見下ろせます。 とにかく新緑の緑が鮮やかです。

 保津峡駅への分岐を過ぎ、水尾、神明峠、樒原とひたすら登ります、昨夏は夏の盛りだった事もありますが結構堪えた印象が残っていて無理せずぼちぼちと行く事にします。

 神吉からR477を下り途中から府道<363>宮の下神吉線に入ります、細野川に沿った道ですが全く未踏区間で、R162に突き当たった処に細野村道路元標があるとの事。

 まえださん判ります? 笠トンネルから下ってきて信号に引っかかれば気が付くかも知れませんね。 とにかく細野村道路元標を無事GET、938基目になります。
 この後、笠トンネルが交互通行になっていて、車に追われるように抜けるのが怖かったですが、トンネルを抜けた処で一気に抜かれると、後は雁行状態なので車は暫くやってきません、中山橋まで一人旅、車さえなけれな周山街道は快走路なんですね。

 京見峠への府道<31>西陣杉坂線に入ります、実は昨夏R162が大雨で高雄付近で暫く通行止めになっていた時に来たので、迂回路になった京見峠は大渋滞。 今日は平和なものです、たた平日にもかかわらず学生の多い京都だけあってかロードがどんどん下ってきます。 ところで京見峠茶屋のところまで終えてくるとお休み、どうやら休日のみの営業だった様です。 後で調べるとHPもあって季節によって金曜も営業しているようです。

 おまけ、京見峠の下りでこんな光景が、どうやったらこう云う風にこけるんでしょうね。
 昨夏は不案内な京都市内を迷走した上やっとの思いで自転車道に出て、もう輪行するのも邪魔くさくなって日没後も走り続けて、桜井まで走って帰ったのですが。 今回は夕方の混雑する時間帯までに下って来れたので、近鉄と相互乗り入れしている地下鉄の国際会館駅に見当を付けて走って行ったら、松ヶ崎と云う駅に出たので、そこから輪行で帰途に就く事に、でも後で調べると北山駅か北大路駅の方が近かったのですね、やはり京都は良く判りません。 竹田駅で少し待って橿原神宮行き急行に乗り換えて17時には桜井まで帰ってきました。 走行126.8キロ、ちょっと走り足りないかなと云う感じでしたが、爽やかな空気と目に眩しい新緑の中を機嫌よく走ってきたのですから、信号の多い京都市内をウロウロしても興ざめなだけですので、これで良しと云う事で。

月うさぎお花見キャンプ(2日目)

 色々な鳥の声が聞こえてきて5時頃に目が醒めたのですが、珍しく30分位寝袋の中でうとうとしていました。 フライの裾からの冷気が結構寒かったものの、嵩高いマットの断熱効果が大きかったです、あとホカロン一つあれば快適だったかも、今年のこの気候標高600mの「月うさぎ」なめてはいけません。 Colemane AVORの中は横になったまま着替えられるのが精一杯の断面、一応前室があって長さは充分あり、俯せになって読み書きするには不自由はありませんが、でも中で過ごすには限界のサイズ、横になればすぐに寝付けてしまう人でないと辛いでしょうね、それに夏場はどうでしょうか。 収納サイズとペグダウン必須と云う事は自転車ツーリングのゲリキャン用としては及第点は出せませんね。

 気持ちの良い朝です。 荷物を片付けたり、適当に残っているもので朝食にしていると、仕事の都合で昨日から参加できなくなったtatsumi御大が名古屋から直接こちらへやってきたり、わしはGTさんが大宇陀の道の駅から走ってきたりと賑やかに。

 kikiさんは榛原まで走り、車にキャリーして貰って敦賀へ、今夜のフェリーで北海道へ渡りGW休みを過ごすそうです、若さとバイタリティには感心します。

 お昼から室生寺まで行こうと云う話になります、往復30キロ位2時間半位の行程です。 昨秋は往復単独行でオーストリッチのサイドバッグを外すの鬱陶しいのでこちらでは走らず仕舞でしたので、帰路も自走約75キロの行軍に備える9さんを置いて、5人で走る事に、まずは隣村の滝野にある「投石の滝」に寄ってから、染谷峠を目指します。

 染谷峠の北行きは何度となく走っていますが、正直云って室生寺から辰尾橋~大内峠~染谷峠と戻ってくるコースは苦手なんです、その上携帯が使える染谷峠まで登ると雲行きが怪しくて風も強い、雨雲レーダーを見ると奈良県北部を雨雲が通りすぎていrる様です、荷物も拡げたままですし。 SORAさんも冷やかしに来る様な書き込みがあったので、私だけここで引き返す事にします。

 染谷峠を下り滝野から一気に「月うさぎ」へと登り返しましたが、SORAさんは9さんと一緒に帰途に就いた様でもうからっぽです。 荷物を片付けていると少しパラパラと来たので慌てて荷物を屋根のある処へ移動させたものの、心配する程の事もありませんでした。 何しろ携帯も入らないので荷物を片付けてしまうとする事がありません、写真を撮ったりベンチに転がってみたり、11匹の犬と9匹の猫たちと同様に平和な春の午後を過ごします、そうようやく猫たちの名前と顔?が一致する様になってきました。 写真左下は店長のももたろう、右下は唯一の洋犬チロです。

 15時までには室生組も戻ってきたので15時半、天五さんと2人で「月うさぎ」を後にする事にしました、一谷峠を下り榛原の手前で天五さんと別れ、R166女寄を下って17時頃に帰投、2日間での走行72.7キロでした。 「月うさぎ」のオーナー夫妻と参加の皆さん有難うございました。 
 例によってうちのHPの「ツーリングの記録」に写真をUPしましたが、認証が必要です、ユーザー名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号の下4桁です、カレンダーの奥付等をご覧下さい。 なおIE6以前のプラウザでは正常に表示できない場合があります。

大和高原ラン

 先々週に予定されていた「クラシックロード走行会」が震災禍で中止、その後も世間は自粛モードが漂ってますが。 一億総津波評論家が、一億総原発評論家になり、今では一億総PTSD状態。 そんな事ではいけないとUG兄さんの音頭取りで走り行こうと云う事に、今回は別にクラシックロードと云うレギュレーションでもないのですが、集合が名阪国道の針テラスでいつものコースと云う事でしたので、ロードで出かける事にしました。

 針テラスまでは初瀬ダム経由で1時間半くらいですので7時過ぎに出発しましたが、もう3月末と云うのに寒い事、寒い事。
 針テラスにはUG兄さん、ダイバーてっちゃん他、私を含めて5名が集合。 まずは旧R25から北野吐山線で布目ダムへ、日差しさえ入れば結構暖かいのですが。

 お昼はフォレストリゾートのレストランと云う予定ですが、折々に休憩しながら自転車談義、でも人数も少ないしノントラブルだと11時前には近くまで来てしまいました、ちょっと集合時刻が早すぎたかな。

 童仙坊の山並みを望める大きなレストラン、私は2度目ですが、今回は全員が1,570円のバイキングを選ぶ事に、しかし些か食いすぎ、時間もあるので2時間近くいたのですが、登り基調の帰りの苦しかった事。

 おなじみ興ヶ原の沈下橋へ寄り道しますが、はやまさんにスポーク切れのアクシデントが、どこからかケブラーの補修用スポークが出てきたのですが、みんなで首をひねったものの正しい使用方法が判りません、結局はプライヤーで折れたスポークを細工して応急処置、少し振れ取りして無事走行可能に。

 桜の木々もまだ寒々としています。

 柳生からR369を北上します。

 水間(みま)を過ぎる頃から雪がちらついていたのですが、ハーブハウスで休憩の後、針まで路面こそドライですが雪の降る中を走る事に。
 桜井まで自走で帰る私は、針テラスへ入らずに皆さんとお別れする事にして、朝と同じく<38>桜井都祁線へ。 小夫(おぶ)近くまで相変わらず雪の降る中でしたが、1時間余りで無事に帰りつく事ができました、しかし久しぶりのロードで少々疲れました。 本日の走行88.4キロ。
 集合写真を含む大きなサイズの写真をうちのHPの「ツーリングの記録」にUPしました。 なお閲覧には認証が必要です、ログイン名は’pal、パスワードはうちのFAX番号の下4桁です、カレンダー等をご覧下さい。 

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今日は冷や冷や氷上サイク

 先週に続いて東吉野へ向かいます。 火曜日にまた雪が降ったので、雪上走行写真のリベンジを狙ったのですが... 快晴、しかし気温はかなり低いです、いつもの大官大寺跡まで来ても体がぬくもってきません。

 ちよっと石舞台に寄り道、でもまだまだ殺風景な風情です、あと1月半もすればこうなるのですがね。 栢森から先は未明の気温が氷点下だったので凍結の心配もしたのですが、昨日暖かったせいか路面はすっかり乾いてしまって問題なし、

 ただ行者辻だけはご覧の通りです。 芋を越えてからも全く問題なしで予定より早く越えてしまいました。 輪童さんはどうやら津越へ福寿草探索に向かった様ですが、大和上市1030と告知していたので、千股でカンチの調整をしながら時間も調整。

 上市駅まで往復しサンクスへ立ち寄ってから先週と同じく中山トンネルと鷲家経由のショートカットコ-ス。 なお伊豆尾付近の工事は今月一杯の予定となっています。 新木津トンネルを出た付近も先週の路肩の雪もすっかり消えていました。

 谷尻木津線に入ってから暫くは良かったのですが、標高が上がるにつれ日差しのない部分はご覧の様に、解け出した雪が今朝の冷え込みで凍ってしまっていて先週は乗り切れた区間も今日は危険な状態、雪の残っている路肩はバリバリで先週の様に力任せに走れません、怖々氷上サイクです。

 谷尻の三叉路から少し「月うさぎ」方面に入りましたが、先週の様なロケーションは得られませんので、途中で引き返し一谷峠越えで帰途に就く事にしました。

 先週はカレンダーだけお渡しして早々に退散した「おごぽご」、今日はゆっくりお茶して、篠楽経由で女寄を下ってきました。 本日の走行86.6キロ。

久しぶりの雪上サイク

 昔は雪が積ると喜び勇んでMTBで良く山へ行ったものですが、最近は歳のせいか転倒するのが怖くなって遠のいてしまいました。 でも今日は日差しもあるので東吉野目指して行ける処まで行こうとまず芋峠へ向かいます。
 関西のマッターホルン(^o^)高見山、登山客を迎えに行くのか奈良交通の回送バスが何台も走って行きました。

 明日香村稲渕の棚田付近、ロードとMTBが1台ずつ下ってきましtが、MTBはともかくロードは越えてきたのかなぁ...

 栢森までは路面も乾いてましたがその先は... 追い越していったジムニーがチェーンを巻いていました。 役の行者の手前から橋の上は凍結していますし、急坂はとても登れません。 今日は単独行なので無理せず急がず、安全運転。

 芋峠を越えるまで、結構押すことに。 むかし津風呂湖で輪童さんと合流するために雪の芋峠を越えた直後に見事に転倒した事がありましたねぇ。 今日は日差しもあるので南斜面は少し下ると十分乗れる路面状態に。 出掛けるのが遅かった事もあって吉野側へ下ったのは13時になってしまいました。

 時間も押してしまったので津風呂湖経由は避けて、吉野川の対岸路から中山トンネルでショートカットし先を急ぎます。 ニホンオオカミ像の写真の様に、東吉野村小川までは路肩にも殆ど雪はありません。 この先もいつもの蟻通経由ではなく鷲家経由とします。 後から判ったのですが小村木津線も一部工事通行止になっている様です。

 R166旧道から谷尻木津線へ、この辺からやばいかなと思っていたのですが、700×32なら問題なく走れます、と云っても朝は凍結しているでしょうが。

 谷尻の三叉路から先は雪が路面を覆っています、10cm位ですので十分漕いで行けるのですが、一昨日の雪の下にそれまでの凍った轍が隠れているので要注意です。 ところで「月うさぎ」は道路がこんな状態なので休業中、表の犬達は相も変わらず吠えてくれます。 チロも中から鳴いていますが、どうやらお留守の様です。 カレンダーをポストに入れて引き上げる事にします。

 もう15時も回っているのでゆっくりもできませんが、三脚も持ってきているので、折角ですからセルフタイマーで、4往復しましたが走るのも大変なのでなかなか思う様には撮れません、車も来ないしなかなかのロケーションなんですが。  

 一谷峠、下り始めると向こうから車が、ハンドルも思う様にきれないので路肩へ逃げると、「月うさぎ」のオーナー夫妻、買い出しに行った帰りだそうです、しかし車でもここを登り下りするのも大変です。 登りの急坂部分は難しいかも知れませんがMTBなら結構愉しめそうです。

 20分程かかって、無事岩端まで滑り下りてきました。 ここからは雪もなく路面も乾いています。

 もう一つの目的地、宇陀市野依の「おごぽご」へ、既に5時を回ってしまって暗い女寄峠を下るのは危険なので、カレンダーだけお渡しして早々に引き上げます。 案の定女寄峠には除雪した雪が路肩に残っていて、明るいうちに下る事にして正解。 定番コースですが今日はショートカットしたので本日の走行80.3キロ。