言語論あれこれ

筆者は偏見かも知れないがと前置きしているのだが...
>BASIC系の人は、ごちゃごちゃとして整理できていない。
>COBOL系は、とにかくデータ中心に書いている。
>ハードよりの人は、タイミングチャートもしっかり書いてくる。

 確かにその通りだと笑ったり、また少しカチンと来たりもするのだが... じゃ’C’の人はそんなに立派な仕様書が書けるのかと云いたくもなる。
 BASIC一辺倒の私としては少しは抗弁なりしておかなくてはネ。 確かに言語の持つ特性がそういった傾向になりやすい事は否めない、柔軟と云うかエエ加減と云うかお手軽プログラミングと非力なマシン上での稼働からスタートしたBASICの言語仕様は決して褒められたものではないかも知れない、しかしPCの30年近い歴史の中でBASICの果たした偉業は大きいのである、ただそこから脱却できなかった私も情けないと云えば情けないのだが、多少は豊かな理解力と吸収力があっただろう(少なくとも今よりは)私の20代はLatticeCは27万円もしていて、長らく現業密着の企業内プログラマとしてやってきた私にはとても手にする事はできず、80286の出現でもう手に負えなくなるまでBASIC+アセンブラが唯一の選択肢だった。 個人的な事で全く抗弁にもならないが、インタプリタと画面上で格闘するBASICプログラマと、連続用紙に埋もれながらソースと格闘するCOBOLプログラマ、ラダー図を拡げプロコンと格闘しデバッグのリスクが大きいハード寄りのプログラマの間には言語よりも育てられた環境の大きな違いがあったのである。
 しかしWeb系のスクリプトのルーズさは昔のBASIC顔負けの様な気もするけど、普及に大きく貢献しているのでしょうネ、きっと。
 VB.NETで構文が厳密になり、「テスト駆動開発」なんて言葉が取り沙汰されたりするのだが、はてこれからどうなるのでしょうネ。

1985年に出版された本で、当時の事ですからNEC/PC9801に搭載されたN88BASIC(86)を前提に書かれています、序文からつらつらと眺めるといまさら色々と考えされられる事もあります。 BASICで構造化を云々するのはナンセンスだなんて云う人もいますが、エラー処理も構造化できる様になったVB.NETの時代になってもう一度読み直しても面白いかなと思ったりしています。


これは1986年に発売された本、当時ライフボートから発売されたCインタプリタの解説書です、でそのRUN/Cはいつのまにか姿を消しました、何故でしょ。 BASICプログラマのC移行への一助になったたのでしょうか...
 ところでこの本の著者は今もSQLやADO関係の書籍で活躍されてますネ(^_^)


PS:Windyさんのツッコミ期待してます(^_^;) ...と思ったら八重山行ったんだって、何処でそないに稼いでいるんやろ。


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VB.NET移行顛末記

アップグレード・ウィザード、心配していた引数の値渡し(ByVal))を省略した場合の問題はちゃんと解決してくれましたです、しかしでるわでるわ変換できない旨のメッセージがAppとかScreenオプシェクトがらみとか、結論としてあの手この手を駆使して作ったビジネス・アプリケーションでは役にたたない様な気が...

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