6時前にはゴールデンユートピアおおちを飛び出し、早速三瓶山麓の登りに入ります。 粕淵スタートだとウォーミングもなしに途端に登りですが、早朝とあって少しは涼しいのが救いです。 しかhし昨日90キロ近くも走ってからこの登りでは大変だったと。 三瓶温泉の中を通ってようやく<30>三瓶山公園線に、標高400m台の山麓を巡る道路で、ご覧の様なご機嫌な道ですが。 早朝とあってか三瓶山の全容は見えません、晴れるまでは待ってられないのが残念です。 佐比売村道路元標に寄って県道<286><56><281>と継いでR184へ下ってきましたが、コース設定はまずかった様で結構アップダウンに苦しめられました。 立久恵峡にて。 R184は意外と交通量が多いです。 朝山村道路元標、これで道路元標900基達成です。 出雲市~松江~米子の間は宍道湖と中海の南岸を走る限りR9しかありません、断続的に旧道や裏道も無くも無いのですが、半分位はR9を走らないとどうにもなりません。 とにかくR9を東にとり神立橋で斐伊川堤に出たところで出雲路自転車道に、路面状態が非常に良く、なかなかご機嫌な自転車道です、遠回りにはなりますが宍道湖北岸を回る事にします。 出雲路自転車道は出雲大社付近からスタートしていて、先に一度交差していた様なのですが、その時は気がつきませんでした。 もうすぐ宍道湖、少し風もありますが30キロ前後で快調に飛ばします。 しかし堤防上の自転車道に日陰の少ないのは仕方がないとは思いますが、本当にここは何もないです。 平田市街へ寄らないのであれば、少なくとも神立橋以東はおすすめルートです。 まもなく終点(起点) 映画「RAILWAYS」で話題の一畑電鉄、自転車道は園駅と一畑口駅の間に出てきます。 一畑電鉄は休日と平日の日中、有料ですが自転車持ち込みが可能です。 一昨年に雲州平田駅から松江しんじ湖温泉駅まで利用しましたが、今回は線路に沿って湖岸のR431を松江に向かいます。 こちらにも宍道湖湖北自転車道と云うのがあるそうですが、未整備なのか評判は良くない様です。 しかし一番暑い時間帯に日陰の殆どないこのルートを走り続けているのはかなり堪えてきました。 松江市街が宍道湖の向こうにはっきりと見えてきた頃に、コインランドリーを見つけたので、休憩がてら利用する事にしました。 コインランドリーと云ってもここは普通のクリーニングの取り次ぎもやっていて、受付のお姉さんがいました。 松江大橋南詰めでしばし休憩、そう云えば2階から大橋を見下ろす、夜景の綺麗なJAZZ屋はこの近所でしたっけ。 松江の東横インはシングルは満室だったので、米子まで進む事にし、中湖南岸を東へ荒島駅付近から南に入り、飯梨村道路元標と広瀬町道路元標をも回る事にします。 これで昨日の遅れを取り戻して、予定の道路元標を巡る事ができました。
本日の走行150.8キロ
本日の収穫
【899】 島根県 安濃郡 佐比売村 (現 大田市)
【900】 島根県 簸川郡 朝山村 (現 出雲市)
【901】 島根県 能義郡 飯梨村 (現 安来市)
【902】 島根県 能義郡 広瀬町 (現 安来市)
月別アーカイブ: 2010年8月
道路元標蒐集の旅 山陰篇二日目
益田0539に乗車し石見福光に向かいます。 今日の予定は山間部の道路元標を巡って出雲市まで、予定の距離が100キロ以上ですが、後半に三瓶山麓を越える山越えコースで、石見福光発が7時半以降ですからかなり厳しいです。 今回はKHSで気軽に輪行を繰り返す機動性もなく、日曜と月曜に東横インを利用しようとしているのですから、プランに無理もでてきますが。
7時45分をまわってようやく石見福光駅を出発します。 ここから井田村、谷住郷村、川戸村と道路元標を巡りますが、結構アップダウンがあって堪えます。
4つ目の日和村道路元標は江の川の支流日和川の上流の盆地にあるのですが、川沿いに辿る一般道はなく県道は峠越えで迂回して行かなくてはなりません。 川沿いは千丈渓と云う景勝地になっていて遊歩道と平行して林道が通じています、自転車ならばこそこれを利用しない手はありません。
千丈渓の下流側の入り口まで来ると、林道は邑南町側で崩落のために当分の間は通行止との案内板、ここまで来て引き返して峠越えをすればとても予定をこなせません、とにかく進む事に。 林道は緩やかな登りが続いて舗装されていていますが、落ち葉に小石が隠れていて、ちょっと乗って行くのはためらわれます。 幸い涼しい木陰の道が続くののんびりと押して行く事にします。
しかし道はだんだん悪くなり、2キロ位でダートになり、ご覧の様な断崖の下を行きます、ブッシュこそありませんが、かなり草が生い茂ってきていて、この季節レーパンではちょっと。 崩落区間は4輪こそ無理ですが問題なく通れました。 ただ眼下に見えるだろう千丈渓は殆ど云って良い程に見えず、音だけが聞こえてきます。
崩落区間を過ぎるとまもなく遊歩道と合流して再び舗装路に、渓谷の展望もあって幾つかの滝を見下ろす事もできます。 紅葉の頃なら見事かも知れませんが、残念ながら上流の集落の生活排水が流れ込んでいる様で、淵などでは泡立っている処もあり、決して清流とは云えません。
なお上流側から来ると崩落や通行止の案内はなく太めのタイヤやMTBなら乗車率100%のご機嫌なコースです。
日和村道路元標は一昨年の秋に峠おやじナワールドさんに教えて頂いていたのですが、やっと訪れる事ができました。 殆ど片峠となる谷峠を13時前に越えて江の川沿いに下り三江線に沿って走ります、この付近でも一日たった5往復の三江線を一往復捕らえる事ができそうなタイミングなので、先の事は忘れて狙う事に。
石見川本駅で休憩しながら今日のプランを再検討する事に、川本は三江線沿線で一番大きな町で駅も立派なのですが、無人駅ばかりの三江線唯一の業務委託駅なのですが一日5往復では人影も見えません。 とにかく出雲市へ越える事ははっきりと諦める事に、それにダートを押し歩きしたせいか、軽い靴ずれをしてしまった様です、漕いでいる限り問題はなさそうなのですが。 実際無理に越えても朝山村道路元標へ明るいうちに辿り着くのは不可能です。 粕淵の辺りで旅館があれば一番良いのですが、最悪は昨日の様に駅に自転車だけを置いて、江津か益田あたりで宿をとり三江線で往復する手もなくはないのですが。 しかし江の川沿いのR261や県道40、R375は交通量も少なく、自転車にはなかなかご機嫌な道です。
とにかく16時までに出雲市の東横インをキャンセルし、粕淵で宿を探します。 昔は日本中、小さくても町と云えるような処の駅前にはかならず駅前食堂や駅前旅館があったり、安い商人宿もあったものですが、駅前はすっかり寂れてしまって自動販売機すらありません。 町内には適当な旅館こそなかったのですが、ゴールデンユートピアおおちと云う公共の宿を教えて貰いました。 現在の美郷町役場の上で温泉(チェックイン日は無料)やクアプ-ル(別料金?)もあるご覧の施設です。
宿泊はゲストハウスと呼ぶバンガロー風の建物で、自転車ならそのまま玄関脇まで入って行けます。 私にとってご機嫌なのはヒグラシの鳴き声に囲まれ、先にシャワーだけ浴びて暫しのんびりとしました。 朝もヒグラシの声で起きました。
さすがにシングルルームと云うのはありませんが、ご覧のツインルームを一人使用で4,725円です、内風呂もあり、近くの研修施設の建物脇に洗濯乾燥機機もあります(有料)、屋外設置なのでくもの巣がかかっていたり、乾燥機の扉を開けても止まってくれないので、途中で取り出すのが困難ですが、まぁ我慢のできる範囲です。 6人定員のグル-プ棟は高校テニス部の合宿が利用している様で、ツイン棟は引率の先生かコーチが使ってる様でした。 日曜なのか当日でも泊まれたのは幸いでした。 なかなかお奨めです。
敷地内のレストランからの展望。 この手の施設に良くある事ですが、自転車にとって難なのは短いものの最後に激坂が待っている事、粕淵駅からの標高差は100mもありませんが。 レストランは18時半がラストオーダー、温泉施設もこの季節も20時台までの様です。 粕淵にはこの近辺では貴重なコンビニがあります、中国地方に多い「ポプラ」ですが、施設内には飲料の自販機しかありませんので、買い出しは事前にしておいたほうが。
本日の走行89.1キロ
本日の収穫
【894】 島根県 邇摩郡 井田村 (現 大田市)
【895】 島根県 邑智郡 谷住郷村 (現 江津市)
【896】 島根県 邑智郡 川戸村 (現 江津市)
【897】 島根県 邑智郡 日和村 (現 邑南町)
【898】 島根県 邑智郡 川越村 (現 江津市)