第15回あすか鍋サイク(後編)

天理市三島町

  萱生町の休憩所で皆さん思い思いの昼食の後、集合写真を撮って、再びスタートです。

 夜都伎神社の紅葉にはさすがに遅かった様です。
 石上神社へは小さな峠越えになります。山之辺の道の標識に従って行くと激坂を推す事になりますので少し迂回しますが、それでもそれなりの坂、下りは内山永久寺跡に向ってダートです。
 石上神社に到着、ここの人気者は十数匹はいるのでしょうかニワトリ達、ちょっと珍しい種類も間近で見る事ができます、 別に春日大社の鹿とか、大神神社の蛇とか所縁のあるものではないらしいのですが。さて山之辺の道はこの先も奈良まで続くのですが、今日はここまでと云うか、あまり見るべきものもないと云うか、天理市街へ入ります。
 天理教本部と天理大学の間には見事な銀杏並木があるので、ここでちょっとやらせ写真を撮ろう云う事に、南側の並木が葉を落とし始めているのが、ちょっと残念ですが。
 最初の写真は上の2枚の写真、車の写っていないものとを合成したものです。
 上ッ道を櫟本(いちのもと)まで北上し左折、ここでドタ参のM氏とはお別れ、真っ直ぐ奈良へ向かわれます。私たちは北の横大路と呼ばれる東西の道へ入ります、業平道とも呼ばれるのですが、大和川の支流高瀬川に沿ったこの区間では県道192号福住横田線となっていて、福住より東はR25旧道、横田より西もR25となり法隆寺から王寺へと繋がっています。 かつて中ッ道があっただろうルートに沿って南へ。萱生の休憩所からご一緒してくれた地元天理のK氏とは前栽でお別れ。
 迎撃に中ッ道を北上してきているT御大と合流できるタイミングかと天理市井戸堂の、山辺御縣神社へ。とにかく停まると自転車談義が始まりますのである意味世話が要りませんが、この神社は中ッ道を語る上で重要なポイントなのですよ。さてT御大はこの先の馬田池公園付近で待っているとの事です。
 PHOTO:T御大

  田原本町蔵堂で大和川を渡り、この先は中ッ道を辿り憎くなりますので、少々迂回する事に。時間調整も兼ねて最後の休憩を。T御大の新車?を囲んで自転車談義、ラーレーとは云え元国体チャンプの乗る自転車ちゃいまっせ。
 この後「あすか鍋」に加わらないdendenさんと乾さんとお別れ、とにかく出入りの多いサイクですわ。朝越えて来た天香久山、こんどは西側の山麓を越えます。落日にはちょっと遅かったのですが、畝傍山の黄昏を。

 予定通り暗くなった頃に「めんどや」に戻ってきました。

  はやま夫妻、つっちーさんご一家の到着を待って「あすか鍋」の始まりです。
 実は翌3日は齢64の私の誕生日なのですが、ある方からちょっとしたサプライズが、恥ずかしいやら照れるやら、でも気に掛けて頂き有難うございます。 「あすか鍋」次は2019年12月、もう平成じゃないのですね。

 例に拠って集合写真を含む当日の写真をうちのHPのアルバムにアップしています、[BYCICLE]→[ツーリングの記録]→[2017]と辿って下さい。1920×1280の大きなサイズもダウンロード可能です、参加者の方には再利用して頂いて結構です。なお認証が必要です、ログインは’2017’、パスワードは2017年の「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下黄色枠内の4桁の数字です。

 

第15回あすか鍋サイク(前編)

桜井市穴師 山之辺の道にて

 15回目を迎えた「あすか鍋サイク」、最近は隔年開催にしていますので20年の歴史が、今回は遠来の方の事も考えて初めて土曜日開催にしたのですが、意外と振るわず事前にサイク参加を表明していたのが8名(内初参加4名)でした。今回はお馴染みの芋ヶ峠~吉野川河畔~壷阪峠の周回コースが先月の台風禍で使えず、ハイカーの多い山之辺の道をコースに入れているので、あまり大人数でも大変だったのですが。

 さて当日、昨日は結構風がきつかったのですが、風もおさまり最高のお天気、集合場所の明日香村岡「めんどや」駐車場には案の定大ちゃんを筆頭に常連3名がドタ参、なんとdendenさんは富田林から自走とかで、総勢11名に。メインはマッドガード付きですが小径車3台にロード1台が加わる構成、残念なのは最近には珍しく女性がいない事、おっとややこしいのが若干1名。
 予定通り10時には「めんどや」駐車場を出発、特に案内も解説もないのですが、板蓋宮跡、入鹿の首塚、水落遺跡、大官大寺跡と車の入って来ない小径を継いで北へ、明日香村を後にします。今回は非常にややこしいコース設定ですので、引率が精一杯でなかなか写真を撮る事ができません、バックショット連発。
  本日のコースは基本的に平坦なのですが、まずはウォーミングアップに天香久山東麓の「万葉の森」を越えて貰います。
 R165を跨いで横大路へ、いわゆる竹内街道、伊勢街道(初瀬街道)に繋がる東西の道です。

 天理までのコース前半にはコンビニがないので桜井市街のスーパーに買出しに立ち寄ります。
 山之辺の道へは桜井側からですと金屋の石仏、三輪神社を経由して行くのですが、三輪神社から山越えのシングルトラックとなるので、上街道(上ッ道)を卑弥呼所縁の箸墓古墳近くまで北上し桧原神社まで迂回する事にします。
  桧原神社への参道は本日最大の激坂、頑張る人もさっさと押す人も、桧原神社からは鳥居越しに二上山を望む事ができます。
 山之辺の道の中でも景行天皇陵の手前、三輪山を望む辺りが一番長閑な風景が拡がります。好天の休日ですが思った程にはハイカーの姿は多くない様です。特に自転車の通行を禁止している訳でもなく、地元の人の生活道路でもある訳ですが、行楽シーズンともなるとハイカーが長蛇の列となる事もあります、しかしこの道でウォーキングイベントも些か迷惑な話です。
 崇神天皇陵付近、シングルトラックが続きます、歩行者の為に石畳が整備されていて少々走りにくくなりました。
 長岳寺ではたかやんさんとすれ違ったり、自転車は引退したと云っているSORAさんが自転車で待ち伏せしていたり、ここから12名に。
 中山町では乗車困難な区間が少しあります。

 予定では内山永久寺跡の休憩所でお昼にする予定でしたが、萱生町の休憩所が空いていたのでここでお昼にする事に。
(つづく)
※ 一部の写真をsetoさんからお借りしました。