「まんま亭」のその後


 ちょっと寒いけどお天気は最高、カレンダー配達の続きで御所市の輪童さんちから大和高田の元クライアントの後、今週末の「月うさぎ 酒池肉輪会」に持ってゆく酒を仕入れに奈良市へ向かう事に、元々そちらの方に造詣が深い訳でもないのですが、遠路川崎から来られるS氏が先日飲んだ奈良の酒が良かったと云うので、じゃそれを仕入れに行こうと、生駒の蔵元まで行くのもちょっと遠いしルートが愉しくないし蔵元で小売していかも判らないので、ならまち近くで奈良の地酒なら殆ど置いているらしい酒屋「なら泉勇斎」へ向う事にし、葛城川沿いの飛鳥葛城自転車道(県道274号明日香大和郡山自転車道線)を北上します。
 大和川を跨いでから佐保川沿いの自転車道を北上するつもりがあちらこちらで護岸工事をやっていて通行止、まともに進めません。どうにか桜井線の京終(きょうばて)駅へたどり着きます、最近駅舎をリニューアルしてカフェまであります。
 京終駅から北へならまち大通りを跨いで下御門商店街に入って一辻目を東へ、甘党には「こたろう」の通りと云えばすぐ判る場所、目的の「嬉長」を入手して本日の予定終了、近くだから「よしの舎」にでも寄ってぜんざいでも食って帰ろうかと思っていたら、思い出したのが一昨年2月に惜しまれつつ閉店した「まんま亭」、そのあとがジェラートのお店になっているとか、温かいぜんざいを食おうと思っていたのでジェラートもなんだけど、何なとあるだろうと新薬師寺への坂を久しぶりに登ります。
 建物はほぼ以前の「まんま亭」のまんま、塗り替えられているのでエスニックな雰囲気は薄らいでますが、段差もそのままでサイクルラックもあります。でもジェラートってなんやと云いかねない齢六十六のおっさんにお洒落なジェラート専門店はちょっと敷居が高いかな。
 まずは中が広いのに驚き、元の居室部分まで店舗になったと云う事なのかな、入ってすぐ右がカウンター席になっていて、ぜんざいではなくカフェラテを頂きます、そこから見える風景は昔のままです。
 陽が傾く中を県道188号高畑山線から上ッ道を帰途に、桜井まで帰ってきた辺りで、アノラックのポケットに入れていた鍵を失くしている事に気が付きます、思いつくのはベストを脱いだ飛鳥葛城自転車道で写真を撮っていた時かジェラートのお店「GELATERIA FIORE」しか考えられません、予備があるので差し当たり困る事はないのですが、帰宅後電話を入れるとやはりジェラートのお店でした、近々取りに伺う旨を伝えます。
 ただ水曜定休に今週は木曜も休みとの事、明日を逃すと来週まで取りに行けません、忘れ物をほったらかしにしておくのもなんですしね。土曜に「まんま亭」の話題を持ち出した某Rママにランチ食いに行こうぜと誘ったのですが案の定振られましたので、一人寂しく昨日走った高畑山線を北へ、若草山が綺麗に見えます、来月には山焼きなんですね。
 無事鍵を受け取って、昨日は入らなかったランチを頂く事に、中ほどの2人掛けのテーブル席、なかなか居心地が良いので気に入りました。
 ランチはパスタとピザで2種類ずつ、ベーコンと蕪のパスタかな、を頂きます。「少しだけランチもやってます」との案内なので、遅いとないのかも、まぁジェラート専門店ですから。
 ジェラートは暖かくなってからの機会に、ランチに満足して「GELATERIA FIORE」を後にします。京終駅から佐保川べりに出て南へ、打合橋から羅城門橋の間が通行止めですから迂回しなければなりません(写真左)、国道25号線に架かる筒井橋から三郷橋までも来年3月まで通行止(写真右、一部は休日は通れる様ですが)、なにやら県広報誌でもご自慢の京奈和自転車道ですが、供用された区間もこの有様です。
 筒井橋からR25を西へ、3ヶ月あいてしまいましたが献血に、ティッシュにトイレットペーパー、ラップに歯磨き、粗品も良いけど、あの10回毎の杯だけはどないかしてくれんのかな、ゴミですよ。
 大和川沿いに出て三輪山を望む川べりの道を快走、昨日今日の走行72.9キロと51.1キロ、走っていて心地良い2日でした。



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