猛暑の国中巡回サイク 4つのミッション

奈良県庁にて

 一昨日からの暑さ、二度目の夏がやってきたと云う感じ、お盆の長雨でクーラーが要らない位に涼しかっただけに、この暑さは調子が狂いますよね、8月も終わりとあってさすがに朝夕は少しはマシな気もしなくもないのですが。今日の「遠回り通勤らいど」は幾つか用事がありますので、猛暑の国中(くんなか)を巡る事に。
 まずは献血に奈良県庁に向かいますが、橿原市の勤務先からできるだけ車の少ない道を走って行こうと中ッ道と布留(ふる)川南流沿いの自転車道と上ッ道を継いで行きます。

 中ッ道は奈良盆地を南北に結ぶ古代官道の一つですが、上ッ道と下ッ道がそれぞれ上街道、中街道として近世以後も残るものの、中ッ道は平安時代以降には失われてしまった様で、大和川以南では道筋を辿る事は難しくなっています。天理市武蔵町、これより県道51号天理環状線と重なります(写真左)。同じく九条町の「野神さん」(写真右)。

 中ッ道だったと思われるルートを北上すると山邊御縣坐神社(やまのべみあがたにいますじんじゃ)、前裁駅を経て奈良市北之庄からJR奈良駅付近と繋がりますが、交通量も増えてくるので布留川南流沿いを走り天理市街へ向かいます。天理ダムのある布留川は天理市守目堂で北流と南流に別れ、それぞれ別々に大和川に流れ込んでいます。布留川南流堤は一部が自転車道として整備されています(写真左)。川べりを走りJR桜井線のガードをくぐると天理駅の前身の丹波市、現在の天理駅東側の道に出ます(写真左)。
 天理市街を適当に走りお馴染みの上ッ道へ、帯解寺の前を走り猿沢池まで旧街道の趣を残す道です。

 10時20分には県庁東交差点へ、27キロを1時間半程で走ってきました、信号が数える程ですからね。献血にわざわざ奈良県庁までくる事もないのですが、ボランティア依存の献血事業に憤りがあるので、わざわざ粗品の多い巡回バスの来る処へ向かいます。しかし何故県庁会場だけ粗品が多いの? 炎天下に自転車で献血に来てますので、自身の安全のために冷房の良く効いたロビーでゆっくり休憩させて貰いますね。

 2つ目のミッションは自転車工房「Delft」へオーダーしているフロントバッグ、そろそろ出来上がるのですが、私の作ったプロトタイプとかも持って帰っておきたいし、今日は献血の粗品のボックスティッシュを入れるためにサイドバッグを付けてきましたので、県庁から「Delft」のある西大寺へと向かう事に、ほぼ奈良県道104号谷田奈良線一本、30分足らずで到着。
 店に着いてみると、既にフロントバッグは完成、24日にはメールを頂いていたとの事、どうも最近スパムメールが多くて見落としていた様です。と云う訳でプロトタイプと往きに付けていたフロントバッグをサイドバッグに押し込み、おニューのバッグをケーブルタイでハンドルに仮止めして帰途に就きます。なお新しいフロントバッグについては改めまして詳しくご報告をば。

 近鉄尼ヶ辻駅の東側から秋篠川沿いの京奈和自転車道(奈良県道266号奈良西の京斑鳩自転車道線)を南下、3つ目のミッションは佐保川沿いの京奈和自転車道(奈良県道280号大和青垣吉野川自転車道線)の郡界橋から大師橋と稗田橋の間の工事が7月30日に終わっているはずですので、佐保川と地蔵院川の導流堤上の自転車道をLC360CAMで動画撮影しようと準備してきたのですが、なんと工事期間が来年1月31日までになっているではありませんか「京奈和自転車道 全線開通って何なんよ」って話です。
 大和川を渡り東へ、天神橋から今度は下ッ道(中街道)へ入り南下します。写真は天理市庵治町の地蔵尊、鎮守の森が涼しげで腰を下ろせる石もあります。


 4つ目のミッションは… 今年の夏になっていわゆるかき氷は7月の「東の海へ 2021」「赤福氷」だけしか戴いてません「4Season」も「おごぽご」「よしの舎」もまだと云う事で、少し遠回りして「4Season」の話題の「ほうじ茶ミルク」を戴きに走ります。本日の走行67.3キロ。