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今年最後の100キロ超かな

 寒くなると約束でもなければ、なかなか走り出せないものでして、カレンダー配布サイクに東吉野方面に走りたい処なんですが、ぐずぐずしているとお昼になってしまう事もしばしば…
 ゆるゆるCCの方に書き込みをしてみますと、奇特が方がおられるものでして F1氏が釣れちゃいました。ロードで来られるとの事ですので、私も合わせて Erbaロードで出掛ける事にして、明日香村のセブイレ前に9時に落ち合う事に。9時前に着くと既に氏は大阪から30数キロ走って既に到着済。今日は夕方から崩れる可能性もあるので輪行袋携行との由。
 他のドタ参される方もなさそうですので、9時を待たずにセブイレを後にします。行者辻で一息入れる事もなく 0953 には芋ヶ峠に到着。さて吉野側に向かって下ろうとすると F1氏はどこかに眼鏡を落としたとの事、この先誰かと約束がある訳でもないので探しに引き返す事に。幸いにも栢森を出て2つ目の激坂の手前で道に落ちている眼鏡を先行していたご本人が発見、幸い栢森以降は1台の車にも出遭わなかった事ですし、踏みつぶされる事もなかったのがなにより。20分程のロスタイムで今日2度目の芋ヶ峠に。

 吉野町河原屋のローソンで補給の後、国道370号から県道16~220~221号と走る定番コース、途中「麦笑」さんと「よしの庵」さんのポストにカレンダーを投函して本日のミッション終了。
今日は高見山は見えないかと思っていたのですがご覧の様に、北側斜面には少し積雪も見えます。
 高見集落から県道251号に入り一谷峠を宇陀に越えるのがいつもコースなのですが、結構良いペースで走ってきましたし、晴れ間も見えてお天気も持ちそうですので、染谷峠を越え様と云う事に。国道166号旧道を走りますと、以前酒屋のあった処に地元のコミニティスペースの様なものが出来ていて食事もできる様です、焼そば、焼めし、うどんが一律300円也、パンと携行食で走っていますので、温かいものでも戴こうと云う事に。私たちにはボリュームが少なめですが、平日に東吉野村で食事のできる処は鷲家周辺ににしかありませんから貴重です。「コーヒーお茶ハウス あいの家」旧国道沿い高見郵便局の少し東側、原則月火水曜営業の様です。
 出合橋で旧国道と別れ県道28号へ。

 出合橋から1時間足らずで染谷峠(710m)に到着。北側は結構な斜度と悪路ですが少し下ると国道369号の旧道大内峠へ、弁財天トンネル(以前は開路トンネルの名称だったのですが)の上にあたります。国道を榛原側に下っても面白くないので、引き続き県道28号を室生寺方面に下る事にします。
 長い下りに震えながら室生寺門前へ、さすが観光地ですね冬場の平日ですが愛想の良いおばあちゃんのやっている「よもぎ入り回転焼」のお店は営業中、ストーブで暖をとりながら2個平らげます。
 日没まじかですが室生口大野の手前で室生ダムに取り付くと、名残りの紅葉が夕日に輝いています。そろそろ時間も押してきたので赤人橋を渡り国道165号へ。無事西峠を越えますが、大和朝倉駅近くまで来てポツポツと雨が、F1氏は近鉄南大阪線沿線ですので橿原神宮前駅か尺土駅まで走れば乗り換えが楽なのですが、桜井駅から輪行するとの事。南口までご案内して 1652 無事帰投、本日の走行へ108.3キロ、F1氏のお陰で私としては久しぶりにがっつり走る事ができました。

芋ヶ峠で引き返した部分はカットしています。

ゆるゆるCC「宇陀かえでラン」

大きなサイズの写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。

 今日は昨年11月18日に続いて、ゆるゆるCCの「宇陀かえでラン」に参加します。0735 桜井の自宅を出発し西峠を目指し 0844 には西峠に到着、暫くするとK君が追い付いてきます。

 集合場所はいつもの榛原駅近くのコインパーキング「タイムパーク大昭」に9時、広々としていて車載組の積み下ろしにも不自由しません。今回のコースリーダーはつっちーさんです(写真右中央)。特に自転車の車種についてドレスコードはありませんし、全線舗装でミニベロやタンデムでも負担のないコースですので、集まった車種もまちまち。
 さて つっちーさんによるブリーフィングの後 0917 出発、今回の参加者はタンデムを含む15台16名、コースは定番の芳野川と宇陀川の周回ルート+岩端往復、先月のアイズラリーとは逆の時計回りに回ります。
 菟田野岩端までは県道31号榛原菟田野御杖線(但しこの県道、御杖村へは通じていません)に沿って可能な限りサイクリングロードにもなっている脇道を辿ります。
 最初の休憩場所は芳野川右岸のさくら公園、春には桜並木が見事です。やはり話題の的はつっちーさんの Patterson’s House のタンデム。

 暫し休憩の後、再び芳野川沿いの道を行きます。

 旧菟田野町域に入り、この季節には外せない「奈良カエデの郷ひらら」に立ち寄ります。旧宇太小学校跡地に世界のカエデ1,200種3,000本を集めた施設で、旧校舎内も見学する事ができます(入場無料)。

 旧小学校正門脇の大銀杏は既に葉を落としていますが、周りには銀杏の葉の絨毯が… 記念写真を撮ったり見学したりと1時間近く過ごします。
 偶然「月の宝箱」へ向かうバクローさん一家と遭遇、「月の宝箱」と云えば今月21~21日は恒例の「番頭さんを囲む会」です。

 今日のお昼は岩端の「みんなの森公園」ですので、松井橋のローソンで皆さん必要に応じて食料を調達、再び県道31号に沿って岩端を目指します。

 丁度12時に岩端に到着、紅葉と銀杏の葉の絨毯が出迎えてくれます、榛原のデポ地からここまで約16キロ、標高差で140m程です。

 公園の大屋根の下で皆さん思い思いにお湯を沸かしたりお昼の食事を拡げます。標高が400mを超えますのでさすがに寒いですが、時折陽射しの差し込む天気でしたので、この季節としては快適に過ごせました、ただ一昨年のRRCB「宇陀クッキングポタ」の時の様に雪が積もる事もありますのでご注意を、なお菟田野松井橋のローソン以降にはトイレ等がありません。

 食後は公園の前の道路に自転車を並べて写真を撮ったりしながら小一時間過ごします。

 帰途に菟田野まで県道31号を折り返します、下り基調ですが結構向かい風になる事が多いのです。
 菟田野から国道166号線を走り笹峠を越えて大宇陀へ、峠と云っても標高差はわ僅かなものです。今回のコース唯一の交通量の少なくない区間ですが、見通しが良く安全に走る事ができます。大宇陀で松山街道の旧い街並みへ。

 復路は大宇陀から宇陀川に沿って榛原へ。途中お馴染み「おごぽご」へ、大きなテーブルがあるのでお昼の時間帯を過ぎればこれだけの人数でも入店できる可能性が高いです、皆さんストーブのそばで暖まります。私自身は30年来のお付き合い、嘗ては鉄人児玉さんやNEGIの吉盛さんも常連だったのですが。
 時間も15時を回りましたので「おごぽご」を後に、宇陀川沿いのサイクリングロードを榛原へと帰途に。

 1527 には集合場所の「タイムパーク大昭」に到着、休憩時間を含めて6時間余り約35キロの行程でした。榛原駅からの輪行組をを見送り、田原本へ帰るYさんと私と同じく桜井のK君と3人で西峠を越え無事帰投しました。本日の走行57.5キロ。
※ 一部にゆるゆるCCのメンバーの写真を使わせて頂いています。

 

 だいちゃんのブログレポート

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2ヶ月ぶりの’芋’

吉野川 上市橋から近鉄吉野線吉野川橋梁を望む

 今日は風もなく穏やかな小春日和の一日だと云う事で吉野から東吉野、宇陀方面へ走ろうと考えていたのですが… 昨夜来年のカレンダーの準備で夜更かししてしまい、一旦起きたものの二度寝をしてしまい、しっかり出そびれてしまいました。結局動き出したのはなんとお正午前、とにかく芋ヶ峠へは向かおうと明日香村へ、
 途中、稲渕では9月に行われた「案山子コンテスト」の結果が発表されていました、優秀賞が4点、村長賞が1点他、例年の事ですが、センス、テクニックに秀でた常連さんの顔を立てながら、選んでる感がネェ…
 とにかく芋ヶ峠へは向かおうと栢森へ来たものの、ずいぶん陽も短くなってとても東吉野へ向かう時間はありません。昨夜ゆるゆるCCのイベントに12月29日「走り納め芋峠~壺阪峠」が上がっていたので、久し振りに「あすか鍋サイク」の定番ルートだったそのコースへ向かう事に。

 栢森から1台の車に遭う事もなく 1322 芋ヶ峠へ。9月21日以来ですが今年7回目(吉野側からのいわゆる’裏芋’が1回)。
 吉野町千股の水辺公園。

 上市橋で吉野川左岸へ渡ります、吉野山も考えてみたのですがやはり時間が足りません、県道39号五條吉野線を西へ、椿橋で右岸へ戻ります。

 1512 には壺阪峠へ。
 土佐街道、高取町の旧い街並みを抜けて飛鳥経由で帰途に、少し買い物をして17時前には無事帰宅、しかし陽が短くなりましたね、調べてみると今日11月13日の日没は1653(奈良市)、12月上旬に最も早くなって、12月26日と同じ日没時刻なんですからね。本日の走行51.4キロ。

ちょっと試運転のつもりで…

 asuka号のリニューアルの機会に、ワイヤー類、チェーン、プーリーを交換したのですが、スプロケットはそのままだったので、案の定トルクがかかると歯飛びする様になってしまい、そろそろスプロケットの交換は致し方ないかと、注文していたのが昨日遅くに届いたので早速交換してみたものの実際に走ってみないと判らないのですよね。今日はVさんから「アイズラリー」へ来ないのお誘いがあったのですが、いつ歯飛びするか判らないのにグループで走るのも顰蹙ものですので遠慮しておいたのですが…
 先日のカンチブレーキもそうですが、触ると色々と不具合が出てくるものでして、先週の「月の宝箱」からの帰りサドルに違和感が、先っちょが捻じれてしまっています、長年使って引っ張ってもう限界の様で、ガイドの端で外れてしまう様です。鋲の打ち直しなんてだいそれた事はできないので、B-17の手持ちがあったので先日からオイルをしっかり馴染ませ養生していたのですが… 実はこのB-17は延陽伯号こと片倉シルクグロワール24がやってきた時に付いていたもので、デニム地のサドルに交換してから埃を被っていたものなんです。
  お天気が良くなりましたのでお正午頃から試運転がてら走る事に、それなりのトルクを掛けないといけないので長谷寺門前から初瀬ダムに取り付く事にしたのですが、少しはマシにはなったのですがやはり歯飛びは治まりません、多少気を付けて走ればなんとかなる程度には良くはなっているのですが…
 初瀬ダムから藺生(写真左)、豆入峠を越えて広域農道で吐山に下る久しぶりのルートで国道369号線で香酔峠(写真右)を越えます、好天の休日とあって単車の多い事、やはりあまり走りたくルートです、ここをならくるT-1としてサイクリングコースに設定した県道路マネジメント課の見識いや良識を疑いますね。
 榛原に下って「おごぽご」でお茶しようとしたら、対岸を「アイズラリー」の一団が、コースは聞いていたのですが、先入観でてっきり時計回りしているものだと、まさか宇陀川沿いを5分ほど私が先行していたとは、突然だったので写真を撮る間もありませんでした。集合場所が大宇陀の「心の森総合福祉公園」でしたので、そろそろ解散だろうだと参加していたK君にメッセージを送って「おごぽご」で落ち合って一緒に桜井に下って帰途に就きました。本日の走行は49.1キロ、交換したサドルですが、以前なら秋冬用のニッカならインナーパンツなしで100キロ以上楽に走っていたのですが、馴染んでない事もあってかこれしきに距離でお尻が… リニューアルしたasuka号色々と前途多難です。

煙管ロングライド「桜井~岐阜」(後半)

旧中山道醒ヶ井宿にて

 さて鳥居本駅を出発し岐阜の加納宿まで旧中山道を辿ります、鳥居本宿~番場宿~醒ヶ井宿~柏原宿~今須宿~関ヶ原宿~垂井宿~赤坂宿~美江寺宿~河渡宿~加納宿と約58キロの道のり。鳥居本宿は野洲で別れた中山道と朝鮮人街道が再合流し、中山道と北国街道が別れる交通の要衝。10月6日に「第16回とりいもと宿場まつり」が行われるとの事で、幟や飾り付けが始まっています。

 中山道は鳥居本宿を出るなり摺針(すりはり)峠(170m)への登りが、距離は1キロ程ですが10%近い登りが。先日から左膝に少し痛みがあって調子が今一つなので心配だったのですが、どうにか降りずに登りきる事が。
 反対側は緩やかに下って名神高速に沿った処から緩やかに登り米原トンネルの上で小摺針峠を越えます。

 小摺針峠を下ると中山道62番目の「番場宿」、途中で正面に伊吹山を望む事ができます。番場と云えば「瞼の母」の番場忠太郎所縁の地ですが、あくまでも芝居の中の人物。旧中山道は次の醒井宿の手前から国道21号と並行する様になるのですが、嫌が上にも現国道を走らなければならない区間が幾つかあるのが。

 61番目「醒井宿」、もう盛りは過ぎていますが名残りの梅花藻と彼岸花が… 平日とあって訪れる観光客もまばらです。

 60番目「柏原宿」、最寄りに東海道線柏原(かしわばら)駅があるのですが、関西線柏原駅は「かしわら」、福知山線柏原駅は「かいばら」はご存知ですよね。そろそろ何処かでお昼でもと思ったのですが、既に13時半、中山道は見どころが多いだけに時間がかかります。
 59番目「今須宿」の後、国道21号を旧中山道側に跨ぐ事ができずに国道21号で今須峠をショートカットしてしまいました。

 県境のサインに気付かないまま岐阜県へ、不破の関から 1412 関ケ原駅前へ、岐阜駅までまだ35キロ、こんなペースだと明るいうちに辿り着けなくなりそうです、残念ながら関ケ原周辺の見どころは次の機会に。
 56番目「赤坂宿」、この季節、旧街道沿いは何処も彼岸花が盛りです。

 国指定重要文化財「旧揖斐川橋梁」で揖斐川を渡ります、現在は歩行者自転車専用となっています、隣は東海道線揖斐川橋梁。
 宿場町巡りを端折って信号以外はノンストップで17時前には岐阜駅南側の中山道53番目の「加納宿」へ、と云っても現在の岐阜市街地のど真ん中ですので、宿場の面影はありません。

 岐阜駅南口で今日のサイクは終了、ここで輪行支度を整え、晩飯を食って名古屋まで移動、近鉄特急で帰途に就きます。しかし旧街道巡りはErbaロードではなくマッドガード付きの自転車で走りたかったですね、延陽伯号で水口までの長丁場と摺針峠を登るのは厳しいとは思いますが。本日の走行は桜井〜水口城南駅と鳥居本駅〜岐阜駅で都合138.0キロ。中山道に拘らなければ巡見街道を南下したり、近江鉄道同様にサイクルトレインのある三岐鉄道や養老鉄道を利用しても面白いかも知れませんね。(前半にもどる)

煙管ロングライド「桜井~岐阜」(前半)

近江鉄道鳥居本駅

 あまりに長過ぎた猛暑も終わり、10月になって走り回れると思いきや何という天気予報なんでしょう、走るより先に片付ける事があるでしょうとのお達しなんでしょうかね、確かにそうなんですが…
 とにかく走るのは今日2日を外せません、北西側からお天気が崩れると云う事ですので、東の方角は今日1日は安心して走れそうですので懸案のプランを、和束から信楽経由で貴生川まで走り、近江鉄道のサイクルトレインを利用して米原までワープし、醒ヶ井から関ケ原と旧中山道で大垣岐阜方面へ走るプラン、題して「煙管ロングライド」端折る貴生川~米原間は約47キロになりますが、正味走る部分も130キロ以上にはなります。そう云えば昔「まんま亭」の常連さんに岐阜から走ってくる強者がいましたね。
 ところで岐阜へは1998年と1999年に名古屋側から金沢までの「さくら道ネイチャーサイク」の途中で、2006年3月17日に近鉄名古屋線の白子駅から多賀大社経由で訪れているのですが、今回計画している米原~岐阜間は未踏区間なのです。

 貴生川までは何度か走っているコースで、過去のログから判断して朝4時過ぎに桜井を出発、未明でも走り慣れている上ッ道(上街道)を北上し、猿沢池から県庁西交差点を経て奈良阪を越えます。県境を跨ぐ頃には明るくなってきて6時過ぎには木津川べりに出て恭仁(くに)大橋を渡ります。
 井平尾で国道163号線を跨いで府道5号木津信楽線へ 0640 には近隣のサイクリストにはお馴染みの和束のローソンへ。

 湯船にある八七瀬橋、周りの風景にちょっとそぐわない立派なRCローゼ橋(アーチ橋の一種)で、昭和28年の南山城大水害で流された橋を架け替えたものの様です。殆どの車が次の清水橋で朝宮方面へ向うので、府道をそのまま走る車は少なくなり静かな山村風景が広がります。
 0747 には京都滋賀府県境になる峠へ、2020年6月「黄和田キャンプ」の折に4サイドで登って来た時より30分早く着いていますが、今回はロードのErba号ですからもっと早くても良い様な気もしますけど。
 0822 信楽駅前へ、お馴染みの巨大狸は衣替えで「ハロウィン狸」に。

 信楽駅前から雲井までは快適な線路沿いの裏道を走る事ができますが、小野峠への分岐までは交通量の多い国道307号を3キロばかり我慢の走行。旧道は相変わらず通行止、倒木こそありますが担ぎなしで無事通過、なんと云ってもかつては国鉄バス 近城線として路線バスが通った道です。1971年2月11日 小野峠で立ち往生している国鉄バス。
 近江鉄道はJR草津線貴生川駅に乗り入れているのですが、自転車をそのまま持ち込むには北口に回る必要があります。サイクルトレインは八日市線を除く近江鉄道本線と多賀線で利用でき(彦根駅のみ利用不可)、休日は終日、平日は概ね9時から16時の間利用できます。利用するのは2006年8月2009年6月2019年4月2020年6月に続いてこれで5回目かな。なお信楽高原鐵道の紫香楽宮跡-信楽駅間のみ自転車の持ち込みができる様ですが、貴生川駅までは利用できませんのであまり価値があるとは、町内をレンタサイクルで回る方向けかと。なお近江鉄道には金・土・日曜と祝日は900円の全線フリーパスがあり、有人駅で事前に購入できるならお得になる場合も。

 次の米原行きは貴生川駅 1028発でやや時間がありますので、次の水口城南駅まで進みます、貴生川駅周辺にはコンビニが少ないのですが、水口城南駅の手前には大型スーパーとコンビニがあります、ただ駅の入り口が判り難いのが難点。ここまで78.84キロ。
 水口城南駅 1033発に乗車、無人駅ですので整理券を取るのをお忘れなく。自転車を置くスペースは確保されているのですが、車両毎の差異があるのかも知れませんが、一畑電鉄の様に固定するベルトどころか何かで括りつける手すりの類もありません、米原まで乗車すると1時間以上かかるので、これはかなり不便です。走行中はかなり揺れますので固定できないと自転車を支えた状態で座席に座り続ける事になるかと。
 今回は旧中山道に入るために終点の米原駅の2つ手前の鳥居本駅で下車しますが、無人駅ですので先頭車両に移動する必要があります、これは輪行の場合でもワンマン運行している路線の無人駅での下車のお約束ですね。なお夏場にサイクルトレインを長時間利用する場合、汗をかいた後に冷房に晒される事になるので、上着の様なものを準備しておいた方が良いかと。

 手前の彦根駅で10分程停車した後 1201 鳥居本駅へ。なおユニークな意匠の鳥居本駅駅舎は2013年に登録有形文化財に指定されています。(後半につづく)

遠回り通勤「久しぶりに東吉野へ」


 勤務明けからの久しぶりの遠回り通勤、今日は芋ヶ峠を越え、吉野町から東吉野村、宇陀市へと反時計回りに走る定番コースを。asuka号が塗り替えのためにドッグ入りしていますのでErba号で。さすがにお彼岸ともなれば朝夕は多少過ごし易くなった様な気もしますが、陽が昇るにつれて暑くなってきますし、左膝を強く踏み込むと少々痛みが、Erba号も重く感じます、大丈夫かなぁ。

 行者辻、通過して足付きなしで峠まで行けるかなと思いましたけど、やはり無理。暫し休憩、耳鳴りの様な秋の虫のユニゾンの上にツクツクボウシのソロが、暑くて長かった今年の夏の終わりを感じさせます。

 0959 今年6回目ですが6月1日以来ですから久しぶりの芋ヶ峠です。夜食の残りのあんぱん1個を補給食に東吉野まで頑張ります。栢森から千股まで単車と行き違っただけで1台の車にも出遭わず、なお吉野側で路肩が崩れている箇所があって幅員が狭くなっている区間があるので注意。
 津風呂湖畔経由はせずに吉野川べりまで下り、右岸の国道と左岸の県道を継いで東吉野へ。お昼は「よしの庵」のお蕎麦が定番だったのですが、すっかり人気店になったお陰か、今シーズンになって三タテまではゆかずとも二タテを食らって予約出来なかったので、電話する気もおこらずフロントバッグの 「あんぱん」頼りに一谷峠を目指す事にします。
 1208「よしの庵」駄目元で覗いて見ると「本日売り切れ」の紙がありません。やった、久しぶりに美味しいお蕎麦にありつける。

 確か開店したのが2014年ですから10年、まだ「月うさぎ」が谷尻(たんじり)にあった頃、キャンプに行く道中で皆んなで立ち寄ったり合流したのが懐かしいです。いつもと変わらず「変わりご飯とのセット」を注文。

 1311 高見山を望むビューポイントに到着、もうすっかり秋の空ですね。

 高見から全く車に出遭わず終いで 1400 には谷尻の三叉路へ、1404 には一谷峠を越えます。

 1416「月うさぎ」に到着、お客さんは2組、しかし猫どもの姿が見えません、10匹はいるはずなのですが、ここの猫どもは職業意識がないかしてお客さんが来るとどこかへと姿をくらますのです、お客さんが帰るとどこからともなく現れます。まぁ涼しくなると膝の上に乗ってきたりするので、猫の気持ちも判らなくもないのですが。
 実は明日から下の「月の宝箱」で第4.5回「番頭さんを囲む会」と云うな飲み会が行われるのですが、もろに出勤日と重なって不参加、次の第5回(10/26〜27)は参加しますので、皆さんよろしく。
 ところで少々雲行きが怪しくなってきましたが、雨雲レーダーによると国中から大和高原へと雨雲が流れています、ゆるゆるCCに皆さんが大和高原の方を走っている様なのですが、大丈夫なのかな。 
 1526 雨の心配もなくなったので「月うさぎ」を後にします。いつもの様に芳野川沿いの道を走り、榛原西小の前の越えて篠楽へ。ふと思いついて篠楽の交差点(昔ローソンのあった)と西峠の間から桜井市吉隠(よなばり)へ下る道に入ってみる事に、ちゃんと舗装されていて車が来ないのは良いのですが、100m余りを一気に下る激坂、桜井からR165を吉隠まで登ってきて西峠まで後1.5キロのところまで来てこのルートを選ぶ意義はなさそうです。本日の走行 82.4キロ。

岡山鳥取県境の峠周回は…



 0645 湯郷温泉を後にします、しかし9月も9日だと云うのに今日も暑くなりそうです。今年4月に来た折は林野あたりから出雲街道を辿りながら津山へ向かったのですが、今回は岡山県道51号美作奈義線と同7号智頭勝田線を継いでまずは鳥取県との県境の右手(うて)峠を目指します。ただ通勤時間帯と重なってか思っていた以上に車が多いのが。

 途中、国道429号を挟むのですが、コンビニがありますので補給を、この先は鳥取県側に越えて智頭までコンビニの類はもとより食料の調達は無理かと。国道と別れ県道7号となる頃には車も少なくなり、自転車にとって快適なコースに
 巻頭の写真と左の写真は県道7号から梶並川を挟んだ対岸路、以前に右手峠を越えたFacebookのお友だちのブログレポートで雰囲気の良さげな道の 写真をみて Google Street View で探し出した次第、久賀ダムの下の辺りになります。今回ロードなもんで「自撮り」の準備をしてこなかった事を後悔。
 久賀ダム、1973年に竣工した決して新しいダムでもないのですが、四阿やトイレは新しく整備された様です。
四阿で先のコンビニで調達した朝食を。余談ですがトイレの掲示がなかなか面白いのものでしてね。
 「トム・ソーヤー冒険村」のある右手集落、右手峠に向かって最後の自販機です。県道7号はこの辺りからセンターラインのない広めの1.5車線に。

 峠手前までこんな調子が続きます、標高が400mを超えた辺りから騒がしい蝉の鳴き声が途絶えて静かに、秋を感じさせる風情です。この辺り「木地師の里」と呼ばれています。

 1038 峠に到着、岡山県側は比較的緩やかでしたが、鳥取県側は林間のワインディングロードに。
 ただ県道296号西谷那岐停車場線への分岐から先は拡幅整備されて日陰のない道が国道373号まで続きます。「自転車峠おやじ」のナワールド氏によると「鳥取側の方が険しく、ヘアピン・急カーブが多い。岡山県側はなだらかなものだ」とありますが、なだらかまでとはね、2001年の記録ですから私と同い歳の氏はまだ40歳台のお話。
 さて予定では国道373号を智頭まで下り、因美線に沿って走り物見峠を越えて再び岡山県側に戻るつもりだったのですが、智頭まで来て急遽予定を変更、鳥取市が39.4℃と最高気温の記録を更新し、正に危険な暑さにリタイアした先月22日のリベンジで鳥取市まで走り「鳥取うみなみロード(とっとり横断サイクリングルート)」の残りを山陰本線大岩駅まで走る事に。
 千代川に沿って国道53号を走ります、下り基調と云うか殆ど平坦なのですが向かい風が些か余計です。鳥取市街まで10キロを切って時間を読める様になってきたので、先月も立ち寄った道の駅「清流茶屋かわはら」で一息入れます、しかしこの前後自転車道のルートが曖昧なのが…

 源太橋(写真左)から因幡自転車道の専用道区間に入り、先月にも増して草ぼうぼうの河川敷区間を突破し鳥取大橋東詰で「鳥取うみなみロード」に合流、千代川河口の見えそうな処(写真右)まで北上し折り返します。

 自転車道は住宅地の中を車道と交錯する様に登って行き、鳥取市街を見下ろせる高さまで。

 県道319号鳥取砂丘細川線へ入り一気に観光地の雰囲気に、せっかくですので少しだけ覗いて見る事に。

 以前は国道9号だった県道328号福部岩美線で駟馳山(しちやま)峠を越え、鳥取市から岩美郡岩美町へ。1505 には先月も立ち寄ったコンビニ(ファミリーマート 岩美町大谷店)へ、これで「鳥取うみなみロード」をほぼ完走した事になります。最寄りの大岩駅から帰途に就く予定でいたのですが、次の下りは 1641、輪行支度を含めても時間の余裕がありますし、走行距離が100キロにあと少し足りないので、次の岩美駅まで足を延ばす事にします。 
 1546 山陰本線岩美駅に到着、大岩駅と違って無人駅とは云え特急も停まる立派な駅です。

 のんびりと輪行支度を済ませ 1646 発豊岡行きに乗車し帰途に。スムーズに行けば岩美1646→1833豊岡1834→1952福知山2033→2134篠山口2145→2252大阪2257→2313鶴橋(2318→2353桜井)となるのですが、岩美駅出発から遅延、遅れは福知山駅の待ち時間で吸収できたのですが、大阪近郊路線があちこちで遅れていて、鶴橋で近鉄の乗り換える事ができたのは榛原行き最終で、桜井駅に辿り着いたのは日付の変わった 0026 となり7時間40分乗車。
 今日はJR区間4,830円分乗車して「18きっぷ」2014年夏シーズンを使い切りました。

 

1日目 2日目

日本で一番暑かった鳥取へ


 2024夏「18きっぷ輪行旅」第3弾は城崎温泉から鳥取市の間の未走行区間を走ろうと山陰本線浜坂駅から風光明媚な海岸沿いを走り鳥取駅を目指します、距離は42キロ程ですが、時間的にお正午から走り出すので。
 実は昨日今日と連休でしたので、昨日鳥取市まで走り今日は物見峠または右手(うて)峠で岡山県側へ越えようかと考えていたのですが、些か疲れが溜まっているのと、鳥取市界隈で適当な安宿が無かったので今日1日の日帰りに。
 浜坂駅は兵庫県の北西端、美方郡新温泉町、普通列車にしか乗れない「18きっぷ」ではかなり遠いです、桜井駅スタートですと1256着、近鉄利用でも変わりません、そこでJR奈良駅までの20キロを未明に自走する裏技を、JR王寺駅と云う手もあるのですが、桜井から天理を経て奈良への旧街道上ッ道(上街道)は旧くからの町並みを繋いでますので途切れる事なく街灯があり、信号も車も少くて、まして日頃から走り慣れたルートです。Erba号で0333に桜井の自宅をスタートし0445にはJR奈良駅前に、ここまで走行19.9キロ。
 輪行支度を解いて奈良0522発の京都行に、その後園部、豊岡と乗り継いで浜坂1121着。所要時間も長いですが、京都駅での奈良線から山陰本線への乗り換えが大変なのと、平日故に通勤通学の時間と重なるのと、園部から先は2両編成となるので、結局綾部までは座る事はできませんでした、まあ輪行袋がなければ要領よく座れなくもないのですがね。
 6時間掛りで浜坂駅へ、輪行支度を解いてくずぐずしているとお正午になってしまいました。走り出す前から食事と云うのも何ですし、この先鳥取市の手前までコンビニの類はないので、予め携行食を多めに持ってきています。しかしこの時間から走り出すのは大変、やはり真夏は前日に現地入りして早朝から走り出すのが正解の様です。

 浜坂を出ると2駅先の居組までは国道178号線を、幾つかあるトンネルは片側の歩道が広くとってあるのと、旧道と思われる部分も幾つか通行止になっている様ですので、そのまま国道を行きます。居組から先の鳥取県との県境となる区間は東浜居組道路(山陰近畿自動車道)の開通で国道指定から外れ、現在は兵庫県道128号居組港居組停車場線、新温泉町道・岩美町道七坂八峠線、鳥取県道256号陸上岩井線となっています。東浜居組道路が無料ですのでこちら側を走るのは観光の車と地元の車だけで至って空いています。
 多少のアップダウンがあるのですが標高113m程でピークを越え、鳥取県側に1キロ程下った処で県境となり、東浜の海岸線を望む事ができます。

 山陰本線東浜駅、先月末に境港から鳥取まで走った「鳥取うみなみロード(とっとり横断サイクリングルート)」の東の終(起)点、鳥取県最東の駅と云う理由だけで「紀の川サイクリングロード」の隅田駅とさして変わらないだろうと思っていたら、無人駅ににしてはなんとモダンな駅舎で天井は鏡張り、「トワイライトエクスプレス瑞風」停車の為に改修されたそうです。
 残念な事に「鳥取うみなみロード」は町道陸上(くがみ)中央線が現在全面通行止で国道178号旧道を迂回しなくてはなりません。迂回路へショートカットしようとしたら日影のないコンクリート舗装の激坂が…
 田後漁港から浦富海岸へ、標高こそ100mに届かないのですが、それなりのアップダウンをこなして網代漁港へ下ってきました。予定ではこの先内陸側へ、駟馳山(しちやま)峠を越えて鳥取市域に入り、鳥取砂丘の南側を走り千代川河口近くに出て因幡自転車道へ入るのですが、海岸を離れて風がなくなるのと、強烈な西日に木陰も少なそうな様子、この付近では貴重なコンビニに入ってアイスを齧りながら暫し思案。鳥取1800発で智頭急行を経由して帰途に就く予定、残り20数キロ、輪行支度を含めても3時間は余裕なのですが、この暑さは尋常じゃないです。結果的に最寄りの大岩駅に向かい帰途に就く決断を、奈良駅までの自走を別にすれば27.6キロ走っただけでギブアップする事に。

 鳥取駅の2駅手前の大岩駅、事前にwikiとストリートビューで調べてはいたのですが、無人駅でスロープでホームまで行けるものの、回りに民家もなく自販機どころかトイレもなくて小さな待合室があるだけ。次の上りまで小一時間ありますのでのんびりと輪行支度をして、無人を良い事に着替えも済ませてしまいました。待合室は風が抜けて心地良い上に忘れ物?の団扇が、拝借して蝉の声を聴きながら列車を待ちます。
 1641 の上り豊岡行きに乗車、山陰本線経由ですので智頭急行経由の別料金を払わずに「18きっぷ」で大阪鶴橋まで帰る事ができます。ところで今日の暑さ、気象庁のサイトを覗いてみると… 鳥取市は1404に39.4°を観測、鳥取市での観測史上1位を更新して、今日日本で一番暑い処へ走りに来ていたのです。

 今日走ったのは赤線部分、城崎温泉から鳥取市の間の未走行区間は断続的に4ヶ所を残したままです、餘部~浜坂間は海岸沿いの林道三尾御崎線に加えて町道久谷桃観線(桃観峠)が通行止で自転車は20キロも内陸の国道9号春来峠まで迂回しなくてはなりません、「鳥取うみなみロード」の迂回区間も含めて、先の長い宿題になりそうです。
 福知山駅での41分の待ち時間にコンコースに出てコンビニで夕食を調達。宝塚線、神戸線の遅延が心配でしたが定刻に大阪着、鶴橋から近鉄利用で桜井2353着、日付の変わった頃に無事に帰宅する事ができました、本日の走行47.6キロ(桜井→奈良を含む)。
 奈良0522→0622京都0637→0721園部0725→1010豊岡1013→1121浜坂 5時間59分乗車 4,070円分乗車
 大岩1641→1833豊岡1834→1952福知山2033→2134篠山口2145→2252大阪2257→2313鶴橋(2318→2353桜井) 7時間12分乗車 JR区間5,270円分乗車
 都合輪行13時間01分は鳥取の手前までの「18きっぷ」での日帰りですから仕方がないですよね、それでも2015年4月7日に王寺から益田まで15時間余り、山陽本線大畠駅で途中下車して周防大島へKHSで渡った記録には及びません。