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余野公園キャンプツーリング(1日目)

 毎度の事で週間天気予報に一喜一憂させられましたが、ゆるゆるCCの「余野公園キャンプ」に1泊2日で向かいます。ただ私以外の参加者3名は車載で余野公園(三重県伊賀市)へ向かい両日は近くを周回するサイクリングと云う事に、昨年は私も1日目は車に便乗させて貰い2日目自走で帰ってきたのですが、今年は4サイド支度で往復自走を目指します、ただ火器類は一行にお任せして荷物は「衣」と「住」だけですので多少は軽いかと、実は今年初のキャンプツーリングなんです(^_^;)
 コースは名張経由が最短で70キロ程ですが、初っ端に交通量の多い西峠(353m)を登らなけらばならないのと復路の定番コースですので、奈良盆地を北上し木津~和束~信楽を経て御葉木(ごようのき)峠(350m)を越えて旧阿山村経由で伊賀市に入る約90キロ、無論信楽から国道422号で桜峠(320m)を経由した方が距離的にやや短くなるのですが、交通量が少なくないですからね。

 なかなか週末を挟んだ連休が取れないので、今日は勤務明けからのスタートです。昨日準備を済ませ4サイドで出勤してきています、今朝一旦自宅へ戻ると自転車や荷物を降ろしていると結構時間を取られてしまいますからね。

 0857 には職場を出発、飛鳥川を走りおふさ観音の近くから下ッ道(中街道)へ入り北上、二階堂から三郷橋へ抜け佐保川沿いの京奈和自転車道を走ります。

 順調に大和郡山まで来たので自転車道のルートをそのまま秋篠川沿いに入り、WAKAYAMA800スタンプラリーのチェックポイントになっている「平城宮跡歴史公園 天平みはらし舘」へ立ち寄ります、ここも少々判り難くて「みはらし舘」の北側のレンタサイクル入り口ですが、どうやらここは営業時間外はチェックインできない様ですね。

 先月8日の信楽行き同様のコースで 1142 木津川に架かる恭仁大橋を渡り、井平尾の交差点で国道163号を跨いで府道5号木津信楽線へ入ります。曇り空ですが来週には梅雨入りしようかと云う貴重な週末ですから結構ローディが走っています、4サイドで走っていると笑顔で挨拶をしてくれる方もおられれば、何か悪いものを見たみたいに視線を合わさないようにして通り過ぎて行く人も、そのあたりなかなか面白いです。

 時々陽射しが入ったりする様なお天気になってきたのですが、暑くならないのが救いです。和束ローソンを通過、1251 湯船まで来た処の四阿で休憩をしようと停まった途端に雨が、前後に雨宿りできる場所がないだけにグッドタイミング、ここで補給食を口にしながら暫し脚を休めます、雨雲レーダーを見ると青土ダム界隈を走っているだろうゆるゆる一行の方へ雨雲は向かっています。

 湯船森林公園を過ぎると勾配がややきつくなりますが、まぁ何度も漕ぎあげているルートですから。さて向こうからローディのペアが下ってきます、すれ違い様にこちらの事を何か云っている様で振り返ると、聞き覚えのある声が… さて誰でしょう(ヒントは雨予報に流れた「ゆるゆるしまなみ」あぶれ組のお二人です)。14時丁度に京都滋賀府県境の無名峠(356m)を越えます。

 信楽町の立石橋交差点から国道422号を少し走って県道50号伊賀信楽線へ、先月お昼に立ち寄った「森のカフェ」の前を通過、これより先は2005年3月以来かと、かつて御斎峠と組み合わせて何度か走った道です。

 今では拡幅されてしまっているのと思いきや「ノーザンファーム」への入り口を過ぎると以前と変わらない1.5車線路で嬉しくなります、1438 御葉木峠を越え、滋賀県と三重県の境を何度か跨ぎながら下って行きます。

 この後は木津川の支流の服部川の支流の柘植川の更に支流河合川に沿って下って行きます。

 伊賀盆地へと下りJR関西本線の新堂と佐那具の間に出てくるとタイミング良くキハ120の単行が。

 国道25号線沿いのオークワ伊賀新堂店で買い出しをしながらゆるゆる一行に連絡を取ろうとするのですがなかなか繋がりません、キャンプ場のサイトは確保できている旨は今朝SNSへの書き込みで知っているので適当に買い物を済ませクーラーボックスに詰めて余野公園へ向かいます。1708 殆ど濡れる事なく滋賀県境が目の前の余野公園の入り口に到着、週末と云う事もあって結構賑わっています。

 昨年同様に奥まった林間サイトの四阿のある処へ向かいます。大ちゃんの車とタープ他、小川を挟んでタックさんのソロテントが設営されていますので、のんびり準備をしているとそのうち一行は帰ってくるでしょう。しかし酒と食材を買ったものの、すぐに食べられるものを買わなかったのは誤算でした。

 1823 一行が帰ってきました、やっとビールが飲める。(写真右 : タックさん)


 早速、夕食の準備です、まぁこの面子ですから大した事もはしませんがね。(写真 : タックさん)

 夜は更けて11時位までやってたんですかね、記憶が曖昧です。(写真 : タックさん)
 本日の走行1府3県を跨いで96.4キロ、所要時間8時間18分、実走行時間5時間50分。距離的には20キロは遠回りとは云え信楽経由は大正解でした。

(翌日に続く)

5年ぶり6回目の「あらぎ島」(後半)

丹生都比売神社

 さて陽の長い季節とは云えここからどう走って輪行で帰るかが問題、既に15時を回っています。 このまま有田川沿いに国道480号を走り紀勢本線沿線に出るのが一番楽で、藤並駅なら34キロ程、最終は 2039、ただ天王寺〜鶴橋回りで勿体無い気がします。やはり和歌山線沿線へ出るのが良いのですが山越えの上に40数キロは走る事になります、明るいうちには紀の川側に出たい処。遠井辻峠を越えて貴志から抜けるプランも考えていたのですが、沼谷林道を地蔵峠へ、峠を旧美里村側へ下り天野経由で下ると云うWAKAYAMA800のチェックポイントを2つ回れそうなコースを。

 高野口駅からだと最終は2027で22時には帰宅できそうです。最近復旧した沼谷林道は2004年10月にO氏と下って以来と記憶が曖昧、写真の大沼隧道も確かにあった様な… 一旦下って再び登りに、スーパー地形アプリも圏外でデータがダウンロードできないのでピークがどこなのかはっきり読めないのです、とにかく400m近く登らなけらばならないかと、陽が傾くにつれてこのコース選択に後悔が…
 どうにか 1708 には毛原林道への分岐へ、2004年は毛原から登ってきて沼谷林道を「あらぎ島」へ下ったのでした、と云う事はここから地蔵峠までの間は未踏区間だったのかな?
 1714 やっとの事で県道115号花園美里線に合流、記録によると1991年7月以来と34年ぶり、2005年に開通した花園美里トンネル(2,018m)により旧道峠となっていますが、懐かしい四阿は今も綺麗に維持管理されている様です。人家が途絶えてから1台の車にも出合わなかったのですが、四阿で最後の補給食を口にしていると、沼谷からなのか毛原からなのか1台の軽乗用車が花園側へと下って行きました。

 峠の切り通しが先の四阿から少し美里よりにあり「老松昔日語 和歌山県知事 花園村 地蔵峠 美里村」と記された石碑があり(写真右)、トンネル開通と同じ年の10月1日に伊都郡花園村はかつらぎ町に、翌2005年1月1日に海草郡美里村は紀美野町となっています。処でおなじ伊都郡どうしで合併したかつらぎ町と花園村の間には直接行き来できる道が一切ないのです。(追記 : 地形図によりますと地蔵峠と記載のあるのは県道115号の峠ではなく、沼谷林道と毛原林道との分岐点付近になります。)

 沼谷毛谷方面への道があるためにこの旧道は健在だと思っていたのですが、美里側は大荒れで路面が柴に覆われています、どうやら美里側は殆ど使われていない様な、ここでバーストでもしたら万事休すだと慎重に下りますが、柴に隠れた小石を弾いてしまう事も何度か、どうにか 1744 花園美里トンネルの美里側に出る事が。1749 長谷宮まで下り国道370号へ、途中でチェックポイントの「たまゆらの里」に立ち寄り花坂西へ、後1キロ走れば矢立へ出る事ができるのですが、志賀高野山トンネル(1,070m)に入り天野へ向かいます、志賀側からだと真国川に沿って楽に「天空の里 天野」へ行く事ができます。

 1847 「丹生都比売神社」のチェックポイントに到着、場所が移動していて少々探しましたが、とにかく日が暮れるまでに目的を果たす事ができました。

 天野の里から少し行った処にある笠松峠(555m)を越えると後は下るだけ、紀の川左岸の県道13号和歌山橋本線まで距離5.6キロ/標高差544m、平均斜度10%の下りが、一度登った事がありますが…

 JR和歌山線の高野口駅まで走るつもりでいたのですが、紀の川に架かる三谷橋を渡る頃にはすっかり暗くなってしまったので、二駅手前の妙寺駅から帰途に就く事に。妙寺駅からの輪行は初めてなので少々迷ってしまいましたが1937無事到着、本日の走行142.2キロ也。三谷橋は県道110号三谷妙寺停車場線なので国道24号を跨いで真っ直ぐ行けば良いかと思ったのが間違い、駅はやや西寄りになります。駅近くにコンビニがあって便利なのですが、橋本・五条方面への列車は跨線橋を渡らなくてはなりません。2019 発王寺行に乗車、JRだけで桜井に帰る事のできる最終のスジになるのですが、高田駅での接続が悪くて30分以上待たされ桜井駅 2217 着。無事には帰ってきましたが、些か無茶をし過ぎて疲れました。

(前半へ戻る)

遠回り通勤「芋さ行くべ!」

 はっきりしない天気予報が続きますが、、今日は朝から良いお天気、でも大気が不安定で午後は雷雨も… なんて云われたら足を伸ばせないやないですか、でも今月は今日走らないと走れる日がなさそう、遠回り通勤はとりあえず芋ヶ峠へ向かいます。

 0903橿原市の職場をsyっ発、栢森で10分程休憩して0956再スタート、1014行者辻通過、1024芋ヶ峠通過、速くはないですが1037吉野町千股の水辺公園へ、まだまだお天気の心配はないので津風呂湖畔へ向かいます。

 津風呂湖畔に出て1111みかえり橋を渡り北岸を東へ、平日とあって1台の車も入って来ず、逃げて行くとは云え鹿の集団には、入野1154着、三茶屋から関戸峠を越えて宇陀へ向かうか、入野峠を下って東吉野へ向かうか。

 少し曇ってきましたが窪垣内から県道16号吉野東吉野線に、走っていて気持ちの良いルートです、特に新緑の今が一番、日陰は気温低め。

 例によって小川から小(おむら)までは高見川左岸を遡ります。「ひなたや」が営業していましたのでお昼に、平日にもかかわらず結構賑わっています、唐揚げ定食をば。東吉野で平日に食事のできる店は有難いです。

 蟻通橋から県道221号小村木津線へ、国道166 号に入る直前、高見山を見上げるポイントまですれ違った車は1台。空模様を見ながらここまで走ってきましたが、一谷峠を越えるか染谷峠まで足を伸ばして室生ダムまで下るか。陽射しがあれば木漏れ日の染谷峠やキラキラ輝く室生ダム湖が心地良いのですが…

 で県道251号谷尻木津線に入ったのですが、ここへ来て陽射しが…  1444一谷峠へ。

 菟田野岩端へ下れば、あとはほぼ何時ものコースを走って篠楽から女寄方面へ、1620には宇陀市と桜井市の境界を越えます。結局天気が崩れる事なく1646には無事帰宅、本日の走行87.2キロ。

今日の遠回り通勤「五條~吉野山」

御所市鴨神 風の森にて

 明日明後日と連休なのですが明日は所用、明後日はお天気が悪そうで走れそうないので、勤務明けの今日は少し走っておこうと。しかし晴れマークの割にはスカっとしない空なんですが… ところで今年のWAKAYAMA800モバイルスタンプラリーでは京奈和自転車道賞と奈良県と京都府にそれぞれ5ヶ所のチェックポイントが設定されています、と云う訳で今日は南の方角へ。

 まずは御所駅前の「ohisama cafe & shop」へ、京奈和自転車道賞と云いながら先日の「河合町役場」と云い京奈和自転車道から離れたチェックポイントは如何なものでしょうかねぇ。カフェですので折角ですからモーニングを… ただ御所市HP掲載の500円より値上がりして600円也、中身もコスパ悪し、今時こんなものなんでしょうかね…

 国道24号を走り小殿交差点から旧街道へ。写真左で正面に見えている築堤上が現在の国道24号線です。「風の森」バス停のある峠鞍部の信号を西に渡り登って行って開けた処がいわゆる「風の森」で金剛山の裾野にあたります。

 風の森に立ち寄った後、次のチェックポイント「モンベル五條店」へ、こちらは京奈和自転車道沿いで、昨年で終了したモバイルグランドフォンド奈良・吉野でもチェックポイントになっていた処です。

 モンベルから県道を吉野方面へ少し行った処から川べりの道へ、先日K君がウリ坊と出遭ったそうですが、こんな狭い処で親が出てきたら怖いですね。阿太橋を渡り再び県道に入り下市へ、お昼になりましたがもう少し足を延ばしてみようとAコープでお弁当と飲み物をを調達します。

 下市からは県道48号洞川下市線へ、今では洞川すなわち天川村へは広橋、笠木と越えて行く国道309号がメインルートですが、かつては天川街道と呼ばれたこちらがメインルートでした。(写真左) 以前から気になっていたのですが、 見たところ昭和25年3月の道路標識令による様式の様なのですが、昭和35年12月には現在の様式に改正されています。

 1256 下市町才谷に到着、追っかけるように平日のみ2往復の奈良交通のバスがやってきました、ここで折り返すので時間待ちをするのですが、降りる人も乗る人もいません。

 才谷から県道257号才谷吉野山線へ、遠回りですが一番楽に吉野山へ行けるルートなんです、交通量も少なく今日は吉野山まで1台の車にも出遭わず。

 1327 吉野山へ、県道257号は中千本勝手神社の角に出てきます、シーズオフの静かな吉野山、ちょっと静かすぎ。左折して金峯神社の方へ下ると楽に吉野川べりに下る事ができるのですが、右折して如意輪寺の方へ向かいます、先にお弁当を買ってしまったので「静亭」は通過、すいません。

 如意輪寺の駐車場まで来た処で県道37号桜井吉野線を離れ磯貝へ下る道へ、県道39号五條吉野線沿いの吉野高校の前に出る事ができます。

 磯貝集落まではこんな感じの道が続きます。

 その後桜橋で吉野川を渡り芋ヶ峠への道県道15号桜井明日香吉野線へ入り1418千股へ。

 週末に行われた「ラリー飛鳥」のお陰で散乱していた柴や路肩の堆積物は綺麗に取り除かれていて、いつもを知っている者にはメチャ綺麗。

 今日は気温が上がらず涼しかった事もあって、殆ど汗をかく事もなく1506 芋ヶ峠(488m)に到着。

 もちろん明日香村側もご覧の通り、ただ路面そのものは傷んだままですので。結局78.2キロ走って16時過ぎに帰投、今月の走行距離は631キロに。

 

18年ぶりの大坂峠から鳴門へ(前半)

 大坂峠(香川県東かがわ市)からの展望

 今日も5時半のスタートです、徳島市中心部の宿をスタートしてまずは大坂峠へ向かいます。

 概ね徳島県道1号徳島引田線或いは旧道と思しき道を行きます、交通量が多くて快適とは云い難いのですが、鮎喰川、吉野川、旧吉野川と橋を渡らなければならないので仕方がありません。 0629 には吉野川に架かる名西橋を。
 讃岐街道と呼ばれた県道1号は徳島香川を結ぶ最短ルートになる訳ですが険しい大坂峠がある為に国道11号は海岸寄りの鳴門市経由となっています。ただトンネルで県境を越えているJR高徳線と高速の高松自動車道は大坂峠のやや西寄りを経由しているのは良くあるパターン。県道1号って国道昇格で無くなってしまった府県もあるのですが、2022年3月に走った長野、愛知、静岡3県に跨がる県道1号飯田富山佐久間線の様な険道も結構あったりするのです。なお今日の予定コースですとこの先徳島市に戻ってくるまでにコンビニの類はありませんのでこの付近で携行食等を調達しておきます。

 一旦県道1号から離れ板野駅の東側で高徳線の線路を跨ぎます、四国色のキハ47系が健在。踏切を渡り右側が讃岐街道かな、この板野では讃岐街道と撫養街道が交差しています。前回の2007年10月の大坂峠越えではこちらへ単身赴任したばかりのO氏と板野駅で落ち合ったのですが、どのルートを走ったのか記憶が曖昧です。

 板野の街を外れ暫く高徳線沿いの旧道を行きますが、再び県道1号に合流。

 高徳線と交差するポイントがありましたので、写真を撮ろうと列車時刻を確認して待つ間に朝食のおにぎりを頬張ります。高徳線の引田板野間って特急うずしおが15往復以上走っているのに普通列車は5往復しか走っていないのです、土讃線の事を思えばマシだとは云えますが。

 現在の県道は右側の斜面に取り付く様に登って行き谷を詰めて左側へと巻いて行きます、この辺りから幅員が狭くなります。途中1ヶ所谷あいの集落を見下ろす事のできるポイントがあり、この時間では日影になっていますが高徳線を見下ろす事ができます、前回もここで写真を撮っていた様で。

 0805 板野町と鳴門市の境界となる大坂越(264m)へ、県道1号のピークはここで、盟友峠おやじナワールド氏も「県境のものを大坂峠いい、阿讃山脈を越えるものは大坂越というようだ」として2つにカウントしています。


 大坂越から緩やかに下っていくと切通しがあって 0814 T字路に出ます(写真左)、ここが県道の大坂峠(185m)で徳島県と香川県の県境となります。ここを右折するとすぐに大坂峠展望台の駐車場(写真右)があります。なお古道の大坂峠は県道の切通しより数100m南の鞍部にあった様です。


 階段ですので担ぐ必要がありますが、展望台からは西から北方向へのパノラマが拡がります。小豆島はかすんで些か見えにくいですが昨年5月に走った東かがわ市の海岸線を眼下に望む事ができます。


 タイミング良く貴重な高徳線の普通列車がやってきたり、東側にはこれから走る海岸沿いの国道11号を見下ろしたり、展望台には四阿もあってのんびりしたい処なのですが、回りを蜂が飛び回って威嚇するので早々に退散する事に、今度は空気も澄んでいるだろう冬に来てみたいですね。


 香川県側は標高差180m九十九折れのダウンヒル、半分くらい下って展望が開けてもまだまだ九十九折れの道筋が眼下に。

 下から見上げてみると… 正直云って香川県側からは登りたくないです。国道11号に出て少し鳴門寄りに走った処にある「大坂峠古道」の案内板。
 大坂峠で一旦香川県側に下った後は海岸沿いに国道11号を走る訳ですが県道183号亀浦港櫛木線(鳴門スカイライン)に入るまでの約13キロ、昨年5月に反対方向に走っているのものの大型車の通行も多くてあまり走りたい区間とは、断続的に歩道もあるにはあるのですが、その上昨年4月頃から海岸沿いの旧道「うずしおロマンチック海道」も通行は危険と云う事で閉鎖されてしまっています。そんなこんなで早く通り抜けたい一心で1枚も写真を撮らずに鳴門へ…

前夜 / 13日 / 14日(前半) / 14日(後半)

信楽~伊賀上野サイク 2025 ②


御斎(おとぎ)峠(570m)を少し下った処からの展望

 ソロライドの時はお店に入るのが億劫なので、コンビニおにぎりやお菓子だけで走り続けてしまう事も多いのですが、今日は4’Seasonのりょうママお勧めの「ラマンチャ」まで行こうかと、GoogleMapによると「まもなく営業開始」となっていますから丁度良いタイミングかな、お店は国道307号沿いの信楽町牧ですから、信楽駅から3駅先の雲井駅近くまで足を延ばします。

 信楽駅からは国道に戻らず大戸川と信楽高原鉄道に沿った道へ、地元の車が通うだけの自転車向きルートで、貴生川水口方面に向かう時には必ず利用しています。
 少々行き過ぎてしまいましたが、牧で国道に出てお店の前まで行くとなんと定休日、GoogleMapの「まもなく営業開始」に騙されてしまいました。折角ここまで来て残念ですが引き返して「森のカフェ」に向かう事にし線路沿いの道へ戻ります。なお先の道から「ラマンチャ」へは牧杉谷林道への分岐を西に行くのが正解。ところでこちらに向かっているSさんですが、まだ大石だそうで時間的にお目に掛かるのは難しそうです。

 再び線路沿いの道に戻りますが、この道を信楽駅に向かって走るのは初めて、なにやら風景が新鮮です。「森のカフェ」へは国道422号線から滋賀県道50号伊賀信楽線へ入り御葉木峠の方へ向かう途中にあります、この県道に入るのはずいぶん久しぶりで2005年3月27日の「 御斎峠ツーリング」以来かと。

 実は私は「森のカフェ」へ入るのは初めて、ローディ御用達の店でハンパないボリュームである事は聞いてはいましたが、店の前まで来てタックさんは来た事があるとか、どうやらアリオリ自転車部のルーさんのツアーだった様。もちろんと云うか件のランチを頂きましたがそのボリュームはご覧の量、無事に完食しましたが信楽駅前でおにぎりをパクついていたタックさんはライスをギブアップ。しかし歳のせいでしょうか昔の様に量を食べられなくなった様で…

 1320「森のカフェ」を後にし国道307号を少し戻って神山の信号から県道334号多羅尾神山線へ、なおこの先は御斎(おとぎ)峠を越え伊賀上野に下るまでお店はもちろん自販機すらありません。県道は大戸川の支流に沿って多羅尾へ向かいます、県道138号信楽上野線に合流してから御斎峠までの約3キロ、無駄なアップダウンがあって結構厄介です、何度も走ってはいますが、お腹が張って今回が一番キツかった様な。

 1428 御斎峠(570m)に到着、色々と曰く因縁、蘊蓄のある峠なのです…「御斎峠なのか御斉峠なのか」、現在の県道の峠は切通しになっていて少し下った処で上野盆地の展望が開けます。

 麓までダウンヒルは標高差が約430m、伊賀コリドールロードやR422桜峠の改良で昔より交通量は少なくなっているはずですが、ブラインドカーブが多くときどき車が来るので気が抜けません。

 伊賀コリドールロード(写真左)を少し下って左へ、県道138号の旧道ではないのですが伊賀上野駅方面へのショートカット路があります。以前より荒れている様ですが直登するコリドールロードの部分を短縮できるので登るには有効です。

 1455 JR関西本線の伊賀上野駅到着。

① ~信楽駅 / ② 信楽駅~御斎峠~伊賀上野 / ③ 伊賀上野~

※ 一部にタックさんに撮って貰った写真を使わせて貰っています。

信楽~伊賀上野サイク 2025 ①

 
お馴染み信楽駅前のジャンボ狸、今は股旅装束です。

 今日明日の連休、できれば1泊で遠出でもしたい処なのですが、些か身内に気掛かりな事があるのと明日の天気予報が思わしくありません、日帰りで距離を稼げるコースを考えた処、何度も走っている信楽~伊賀上野~名張と周回するコースを、最近では一昨年5月2日にF1さん、きんなん君、一部をバクローさんとご一緒しています、その折の距離では146.2キロに。一応SNS等に告知しておいたのですが、なんと一昨日信州から帰ってきたばかりのタックさんがご一緒してくれる事になり近鉄奈良駅まで輪行して貰い県庁西交差点で落ち合う事に、なんでも信州では距離的にはあまり走れなかったからとの由。

 待ち合わせは奈良県庁西交差点8時にしたので、6時過ぎに出れば十分なのですが、いざ出掛け様とすると寒い事、今お医者さんから出して貰っている薬のせいかテンション低め、約束がなかったら出掛けるのをやめていたかと。予報では最低気温が8℃、確かに1桁には違いありません、しかし昼間は20℃超えとの事ですから、脱いだら一番コンパクトになるダウンベストを着込む事に。それでも寒いので少しでも温もろうと上ッ道を結構なペースで北上、早く着き過ぎそうなので合流場所を近鉄奈良駅に変更して貰い、京終駅でトイレ休憩を兼ねて時間調整を、しかし良いお天気です。

 近鉄奈良駅着0718の電車と云う事ですので頃合いを見ながら近鉄奈良駅へ。 行基さんがリニアを奈良へと云っている訳でもないのですが、その頃まで生きててもきっと乗らないだろうな、新幹線も20何年乗ってない位ですもん。
 さてタックさんが上がって来てデモンタの組み立てを済ませ 0745 にはスタート、ドタ参もいないだろうと県庁西を通らず奈良女の間を抜けて奈良阪へ。なお元奈良監獄(奈良少年刑務所)跡はっ件の改修工事が入っていて正門を見る事ができません。

 鹿背山を越えて8時には木津川べりへ、恭仁大橋を渡り国道163号の井平尾交差点から府道5号木津信楽線へ、この時間帯だと和束までの間は結構車が多いのが…

 0901 和束のローソンへ、井平尾交差点から4.7キロ、標高差約80m、約15分。ランドナーですから至って上等なペースです。

 木津信楽線、滋賀県境の無名の峠に向かって適度な斜度の走りやすい、新緑と茶畑の中を行きます。進むにつれて交通量も少なくなり、湯船の八七瀬橋で殆どの車が左折して朝宮方面に向かいます。

 今年は藤が当たり年なんだそうで、そう云えば例年より目立つような、藤はマメ科の植物なので他の木とかに巻き付いて成長します、寄生しているのでもないのですが。こうなると成長を妨げて枯らしてしまう事もあるのだとか。

  引き続き和束川に沿って木津信楽線を、滋賀県との県境を目指します、湯船森林公園辺りから少々斜度が増します。

 1018 井平尾から19.4キロ、和束ローソンから15キロ、京都滋賀府県境の峠(標高357m)に到着です。一昨年は 0913着ですから約1時間遅れで走っています。

 信楽町中野で国道307号を跨いで旧道へ入ります。

 1055 信楽高原鉄道信楽駅に到着、ジャンボ狸の裏の藤棚もごらんの按配です、桜井からここまで約60キロ。いつもですと御斎(おとぎ)峠に向かうのでここから少し折り返すのですが、お昼にしようと更に進んで雲井駅近くのカフェ&レストランに向かう事にします。ところでFacebookによると大津市在のSさんがこちらに向かっているとの事ですのでタイミングが良ければ逢えるかも。(つづく)

① ~信楽駅 / ② 信楽駅~御斎峠~伊賀上野 / ③ 伊賀上野~

※ 一部にタックさんに撮って貰った写真を使わせて貰っています。

ゆるゆるCC「若草山ピクニックライド」++

集合写真を含む大きな画像は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。

 何やら来週も火水曜の連続の休みはお天気が良くなさそう、色々と雑用が溜まっているものの、今日を逃すとGW明け来月8日まで通勤以外では走る機会がない様な… 今日19日はゆるゆるCCのイベントがなんと三つも、DeGucciさん主催の「仏隆寺~赤埴カトラ林道~西光寺~室生寺サイクリング」、いまむさん主催の「若草山ピクニックライド」、大ちゃん主催の「葛井寺の藤と浅香山ツツジと古墳ゆるポタ」、と云う事でいまむさんの「若草山 …」へ顔を出す事に…

 平城宮跡9時と云う事ですので約1時間半、7時15分に出発して近所のスーパーで弁当を買って行きます。さて平城宮跡まで来たものの南門広場トイレ前には姿が見えません、ネットを確認してみると集合場所は資料館駐車場との事、急ぎ移動してどうにか集合時刻に滑り込む事が、平城宮跡は広いからカンチガイしていると大変、朱雀門なんて云われたら線路の南側ですもんね。ドタ参はおられない様で今日の参加者は5名(内女性2名)也、これ位が走り良いかと。

 若草山へ向かう前に佐紀盾列古墳群の中を走りまわり足慣らし、奈良自転車道(県道266号奈良西の京斑鳩自転車道線)に入り、ドリームランド跡地から黒髪橋を渡り般若寺近くから奈良阪を南に下ります。

 正倉院の裏側から二月堂の下に出て小休止。土曜日ですがまだ午前10時過ぎですのか観光客の姿は多くないのが救い。

 若草山の南側からダートの春日山遊歩道に入ります。遊歩道と云っても車が通れる幅員がありますが、月日亭から先は一般車は入る事ができず、ハイカーやジョガーが少なくないので注意。なかなか新緑も良いですが秋の紅葉シーズンならこんな感じに。

 約2キロ標高差150m程をこなすと奈良奥山ドライブウェイの鎌研交番所に到着、休憩なしなら25分もあれば、交番と云っても警察の交番ではなくドライウェイのゲートみたいなもんで、ここへは奈良奥山ドライブウェイ経由で観光バスも上がってきます。

 駐車場から少し走れば若草山山頂です。実は奈良県人ながら若草山へ2015年12月以来の9年ぶり、ただ周りから聞こえる言葉は…

 「若草山ピクニック」ですから若草山でお昼にするのかと思いきや、いまむさん曰くドライブウェイ沿いの休憩所でとの事、ドライブウェイと云っても鎌研交番所から芳山交番所を経て石切峠への分岐までのB区間はダートで自転車や歩行者も通行可能です。

 1145 東海自然歩道と合流する大原橋休憩所に到着、ここは何年か前にリニューアルされて綺麗になっています、2014年11月当時。私はおにぎり弁当しか持ってきていなかったのですが、皆さんピクニックライドと云う事で準備万端、色々とお呼ばれに預かりました。

 休憩所で小一時間ゆっくりさせて貰ってから再びドライブウェイを、予定で石切峠を越えて南下し鉢伏峠を下るとの事だったのですが、芳山交番所から東海自然歩道のダートを新薬師寺の方へ下るとの事。私は奈良市街に下っても上ッ道で帰るのも芸がないので、芳山交番所で皆さんとお別れする事に。

 13時過ぎに芳山交番所前で皆さんを見送り石切峠へ向かいます。

 石切峠と峠の茶屋、2021年11月の「ゆるゆるツーィドラン」以来です。茶屋、お客さんがいなくて親爺さん縁台で昼寝してましたよ、名物わらび餅って云っても正直大して旨いものでもないですしね。さて誓多林に下ったもののどう走るか、県道184号須山西狭川線から県道183号日笠東金坊線と辿り県道80号奈良名張線の大野町へ、「真夏の早朝ラン」で越える天理市境の無名峠を越える事も考えたりしながら少し迷走して一台峠へ向かう事に。

 1420 2021年7月以来の一台峠(580m)、その折は針側からでしたが田原側からの記憶が?? もしかしたら初めてかも。

 国道369号を少し南下し馬場から針ヶ別所、県道127号北野吐山線に入り国道24号旧道を跨いで宇陀市境の無名峠を下り室生染田へ、室生寺まで来る予定のDeGucci組と出逢えるかもとLineで呼び出してみますが、応答なし。

 その後勢いで県道28号吉野室生寺針線を室生大野へ下り、国道165 号緑川半焼の嫌な坂を登って「濡れ地蔵」付近から室生ダム湖畔へ、この水位ですから「濡れ地蔵」は「溺れ地蔵」です。ダム湖南岸を走り榛原経由で17時過ぎには帰宅、本日の走行94.2キロ、久しぶりのダート走行に距離以上に疲れました。

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2025」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2025’、パスワードは2025年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。

「東の海へ 2025」①


高見トンネル 三重県側にて Photo : タックさん

 今週は火水曜と連休でしたので、昨年9月のリベンジで湯郷温泉に泊まり岡山鳥取県境の峠と因美線沿線を走ろうと考えていたのですが、火曜日は全国的に大荒れの天気と云う事で断念、だた水曜日のお天気は良さそうですので久しぶりに「東の海」を目指す事に、なんと2021年7月以来、鉄人児玉さんを習って海無し県から東西南北の海を目指すライドは2017年以来実現できていません。コースは2021年同様に高見トンネル、湯谷トンネル経由で宮川右岸を伊勢に向かいます、2019年5月に走った桜峠経由より距離的に少し長くなりますが、車や信号、市街地走行が少ない自転車向きのコースです。
 
 急な上に平日でしたが、何人かに声を掛けるとタックさんとDeGucciさんがご一緒して下さる事に、タックさんは近鉄榛原駅まで輪行で。ソロだった2021年7月は朝4時半に桜井を出発したのですが、今回は榛原7時半の約束ですのでかなり遅め、それでも準備ができたので6時前にはスタートしたものの、思っていたより気温が低め、ベストか何か取りに帰ろうかと考えがよぎったものの、どうせ走っているうちに温もるだろうしと西峠への登りですからね。なお今回機材はエルバロードで、2021年はasuka号だったのですが、分割式マッドガードの再製作が相変わらず滞ったままなんです。0720着の急行でタックさんが到着、DeGucciさんはなんと自走で到着。他にドタ参の人もおられない様ですので 0738 榛原駅をスタート

 菟田野松井までは芳野川沿い「月うさぎ」への定番コース、先週末に咲き始めた桜も散り始めてます、こと宇陀に関しては今年の桜は短かった様です。松井のローソンで一息入れますが、薄着が災いしてお腹を冷やした様で調子が良くありません。
 どうにか走り出せる様になり、国道166号旧道を継いで0849 佐倉峠を通過。しかし平日にも拘らずなんでこんなに車が多いのだろう、それも県外ナンバーに大型バスまで、そうか「高見の郷」の千本の枝垂れかぁ… 新木津トンネルも避けて旧道の木津(こつ)トンネルを 0909 に通過、その後も旧道を縫って 行きますが、「高見の郷」寄りの駐車場が満車の様で、溢れた車が手前の駐車場へと旧道を戻ってきます。0927 高見山登山口バス停に。
 「高見の郷」を見上げる処まで来ると車はぐっと少なくなります、三重県側から来る車は少ない様で、知名度はまだまだ関西ローカルと云う事なのかな。

 0955 には高見トンネルに到着、2021年は0747ですから桜井から2時間余りで来ています。

 1002 高見トンネル(2,470m)へ、歩道を走っても10分程で通過します、但し待避部分(東向きで2ヶ所)の歩道がクランクになっているので注意。なんと三重県側では満開の桜と青空が出迎えてくれました。

 高見トンネルは何度も通っていますが、このタイミングでは初めて、今年最後のお花見ツーリングに。
 写真右は旧飯高町木梶、加杖坂峠への分岐にある栃谷口の見事な枝垂れ桜。懐かしい2007年4月15日の写真。

 和歌山街道だった国道166号旧道へ入ります、老朽化のせいか4輪は入れない様にポールが建っています、橋の袂の民家の枝垂れ桜も見事です。
 少し遠回りにはなりますが和歌山街道の宿場町だった波瀬へ。

 ここには里程標が残っています、写真はDeGucciさんにレクチャー中の私。

 標高が下がるにつれ桜は花を落としていますが、このルートは昔から民家の庭先に色々な花木があって愉しまさせてくれます。旧飯高町の中心部森を過ぎて県道569号蓮峡線へ、
 1110 旧飯高町宮本の「つるや」へ、この界隈では貴重な食品スーパーです。少し補給の後、国道422号線へ入り湯谷峠へ向かいます、即ち櫛田川流域から宮川流域側に越える事になります。大津市と紀伊長島町を結ぶ国道と云っても重用区間が多く三重県下には不通区間が2ヶ所あります、実は滋賀県の瀬田川大橋から朝宮の間も422号なんです。
 標高差180mは比較的登り易い峠道、20分少しで湯谷トンネル(250m)に到着、大台町に入ります。

 峠から少し下った処にある「湯谷不動」湧き水があるので夏場は貴重な休憩ポイントです。今は残っていませんがクレージーキャッツの植木等さんの生家だったお寺が峠を下った処にあったのだとか。
 三重県道31号大台宮川線に入り、大台町と合併する前の宮川村中心部の旧道沿いにある食品スーパーへ、以前はJAだったのですが、今はキッチン「海ものがたり」となっています。なんと三重県産こしひかり2kgが1,380円(税別)で売っているではありませんか、4サイドなら買っていたかも。

 1250 には「もみじの森公園」へ、三瀬谷ダム湖(奥伊勢湖)の湖畔にあって四阿やトイレがあって、以前は無料でキャンプができて利用させて貰っていたのですが、コロナ禍をはさんで現在はキャンプ禁止になってしまいました。近くに食事や地元産品の買える「ふるさとプラザ もみじ館」もあったのですが、現在はバーガーとドーナツのお店になっています。さてここでお昼の休憩、距離的にはほぼ半分走ってきた事になります。(つづく)

一部にタックさんの写真を利用させて貰っています。

水曜ラン「芋越えて津風呂湖畔」(後半)

集合写真を含む大きな画像は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。


 「みかえり橋」と云う名の吊橋を渡り対岸の「木ノ子広場」へ、ここでお昼にします。ただ食事中の写真を誰も撮っていないのですよね (^^)

 1220 木ノ子広場でのんびりした後、津風呂湖畔の道を時計回りに入野(しおの)へ向かいます。何度も走ってレポートしてはいるのですが… 津風呂ダム南岸には県道256号入野河原屋線としてダムの天端道路から平尾へは昔から車道があるのですが、平尾から入野への北岸は近畿自然歩道に指定されていたものの未整備な状態でした (2006年当時)。その後かなり時間がかかりましたが、離合困難な1車線なものの舗装とガードレールの設置が進み2015年春頃から香束から入野まで利用がで繋がり津風呂湖を車でも一周できる様になりました。津風呂湖には3ヶ所に吊り橋があるものの車は渡れないために、離合困難な北岸側に車が入ってくる事は少ないものブラインドカーブが多いので注意。

 途中「津風呂村懐古」と記された立派な碑のある駐車スペースで小休止。津風呂ダムの建設では竜門村津風呂の50戸と国栖村入野の21戸が沈んでいます。
 再び湖岸に沿って、ちなみに北岸側は入り組んだ沢をなぞって道がついているので木ノ子広場から入野まで8キロ程あります。

 1308 ようやく入野に到着、途中15分程休憩していますが木ノ子広場から30分以上かかっています。
 入野の桜並木はまだですが、結構な老木で咲いても昔の勢いはありません (2006年4月9日)。子安地蔵の横の激坂に取り付き国道370号へ、三茶屋(みちゃや)まで国道を往きますが、この区間の交通量を少ないです。

 三茶屋「吉野見附三茶屋」で一息入れて県道28号へ入り小名トンネルを抜けます、道は宇陀市へ抜けているのですが、県道28号が東吉野へ越える区間が未開通のため県道としては途中で終わっているので三茶屋の道路標識は通行不能となっています。

 無名の峠を越えて大宇陀へ下り、帰途はどうするかと云う事にあり、久し振りに大峠トンネルを越えることに。途中宮奥ダムで小休止。このルート2022年6月以来です。
 宮奥ダムから最後の登り、国道370号から標高差200m近くあります。

 1525 大峠トンネル(1,806m)に到着、トンネル内は桜井側に向かって下り、多武峰の下の八井内交差点まで170mのダウンヒルです。

 八井内で県道37号桜井吉野線に入ります、百市の新しく供用された区間(写真左)、このルートを新鹿路トンネルを抜けてきた車が結構飛ばすのであまり好きではないのですが、できるだけ旧道を選びます。
 このまま桜井駅近くまで下ると大和八木へ戻るお二人にはロスになるので「談山」の西内酒造の前を通り過ぎた処で、このまま下るきんなん君とはお別れ、横大路の香久山駅近くまでお送りし、帰途に就きました。本日の走行73.5キロ、お天気にもメンバーにも恵まれ快適に走る事のできた一日でした。
 一部にタックさん、きんなん君の写真を使わせて貰っています。(前半へ戻る)

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2025」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2025’、パスワードは2025年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字ですが、当分の間は2024年版のログインとパスワードの組み合わせも有効です。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。