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「月うさぎランチ」サイク

 先月、東吉野村でたまたま見つけた古民家カフェ「月うさぎ」、食事は予約が必要なので、今回は仲間を募って「ランチ」をしに行く事にしました。
 しかし久しぶりにオープンなツーリング企画です、前夜に突然思いたって2~3人で走る事はありましたが、事前にコースや時間をちゃんと決めて募って走るのは昨年暮れの「第11回あすか鍋」以来です。 結構早くから輪童さんの「風のたわごと」とかで告知していたのですが、やはり事前の予約が必要な事と、タイミング悪く2~3日前から天気予報が悪くなり開催を懸念する程、結果的に「雨」は何処へやら。 と云う訳で参加メンバーはお馴染みの7名、久しぶりにNちゃんも参加して紅一点を添えてくれました。 正直云って10名位かなと思っていたのですが、多いと多いでキャパの心配もしなくては、かつての「牛タンとろろ」の様になると、つるんで走るのも大変です。
 集合場所は宇陀市三本松、道の駅と近鉄大阪線の駅が近接していてコンビニまである。 輪行にも車載にもおあつらえ向きの場所です、自走組にはちょっと辛いかも知れませんが。
 自走の私はR165を避けて、早朝から大和高原にあがり、早朝の爽やかな高原の空気の中、向淵から三本松へ下ります。 1時間も早く7時40分には到着してしまったのですが、昨日から名張界隈を走っていた9さんも既に準備中、8時過ぎにはUG兄氏も到着。
 道の駅を見下ろす三本松駅には、輪行組2名が到着、6名が集合し、自走の鉄人Kさんの待つ榛原へ向かいます。
 R165と近鉄大阪線を見下ろしながら伊勢街道阿保越で海老坂峠を越え室生ダム方面へ、R165に入る事を嫌って、下をくぐるルートをとりますが、その後の激坂に、大野寺経由の方が楽だと、Sさんから一回目のダメ出しが入ります。
 室生ダム湖畔を走っていると、早速鉄人Kさんから携帯に連絡が、既に墨坂神社まで来ているとの事。 おかしいなと思ったら一時間も時間を間違えていた様です。
 鉄人Kさんと合流後、芳野川沿いの道を菟田野へ向かいます。
  一谷峠を越え東吉野村に入りますが、谷尻集落からの登り返しの方が辛いようで、皆さんブーたれております、確かにそうなんですが。
 12時過ぎに「月うさぎ」に到着






 先月はテラスでお茶でしたが、今回は中でお食事です。
 「日替わりおまかせ定食」を頂きます。
 食事の後は2時間余り、猫たちと一緒にゴロゴロさせて貰います。 黒猫の「月」は私のスタッフバッグが気に入ったようでなかなか退いてくれません。
 ゆっくりさせて貰った後、滝野へ越えて「投石の滝」へ少し寄り道して染谷峠へ向かいます。
 今年は何回登ってきたでしょうか、染谷峠(712m) 
 室生トンネルで一気に三本松側へ抜けたのは良かったのですが、下見の時のコースより一つ手前の道に入ってコースを見失ってしまい引き返す始末。 Sさんの案内で滝谷川沿いの道を辿って、集合場所へ無事戻ってきました。 みなさんお疲れさまでした。 
 本日のコース走行距離は約55キロですが、往路自走、復路は針までUG兄さんの車で上げて貰ったので、都合走行113.4キロ、早くも今月の累計は400キロを越えてしまいました、年内にはタイヤ交換は必須。

信州ツーリング(3日目)

 予定では今日は軽井沢から碓氷峠を越えて群馬県へ、高崎でもう一泊すれば群馬県下の道路元標を結構回れるのですが、ちょっと天気も仕事も気がかりな事で。 とにかく佐久平からは浅間山を見ながら中仙道を行きます。
  中仙道の宿場を辿って行くつもりだったのですが、途中御代田駅近くでレタス畑と別荘地に迷い込んでしまいましたが、どうにか軽井沢へ。 浅間山をこれだけ綺麗に見たのは始めてです。

 旧軽井沢駅舎、既にJRとしての在来線はないのですが、裏側にEF63が保存されています。

 軽井沢駅から碓氷峠までは僅かの距離、新幹線の駅から最も近い峠では、碓氷バイパスの開通でR18もこの区間は非常に車が少ないです。

 旧道と云っても、今もちゃんと整備が行われていて、最近アスファルトを引き直した区間もありました。 ただ台風の影響で風が強くて、木の枝が散乱しているのには参りましたが、木陰が多くてなかなか魅力的なコースです。
 碓氷峠に来た目的の一つにこのめがね橋こと旧信越線の第三橋梁、他にも幾つかの橋梁が保存され案内板も設置されています。

  第三橋梁へは「アプトの道」として遊歩道が整備されていて登ってくる事ができます。

 自転車を置いて階段を上まで登ってきましたが、旧線上を遊歩道が横川まで続いています、自転車はダメとは書いてありませんでしたが、どうなのかな。

 横川では「碓氷峠鉄道文化むら」へ寄って帰ろうと思っていたのですが、火曜は定休日(>_<)。 夏休みはやっていたので先週なら開いていたそうです、とにかく周わりを一周して外側から展示車両を遠目に見てきました。
 関門で活躍したEF30とお馴染みEF58。
  他にEF53かなEF59かなも見えました。

 横川駅、ここから碓氷峠を目指すのでしょうか、輪行でやってくる人が結構多い様です。




 有名な「峠の釜めし」は健在、駅前には「資料館」まであります。

 幸運な事にSLイベント列車の試運転に遭遇しました、なぜか後藤デフにされたD51が。







 SLや古い駅名標と、昔の佇まいが。

 横川からは「18きっぷ」で高崎、籠原、二宮、熱海、浜松、豊橋と乗り継ぎ、JRのままでは桜井には辿り着けませんから、名古屋から奮発して近鉄特急に。

 横川駅で買った「峠の釜めし」、高崎線~東海道線とローカルの乗り継ぎでは店を」拡げるのははばかられ、ようやく近鉄特急の中で晩飯がわりに頂きました。

本日の走行45.8キロ

【904】 長野県 南安曇郡 小倉村 (現 安曇野市)
【905】 長野県 東筑摩郡 入山辺村 (現 松本市)
【906】 長野県 小県郡 和田村 (現 長和町)
【907】 長野県 小県郡 大門村 (現 長和町)
【908】 長野県 小県郡 長久保新町 (現 長和町)
【909】 長野県 小県郡 長窪古町 (現 長和町)
【910】 長野県 北佐久郡 三岡村 (現 小諸市)
【911】 長野県 北佐久郡 西長倉村 (現 軽井沢町)
【912】 長野県 北佐久郡 軽井沢町 (現 軽井沢町)
【913】 群馬県 碓氷郡 坂本町 (現 安中市)

信州ツーリング(1日目)

 今回は奈良発0503に乗車するために、夜中の3時半過ぎから自走で奈良駅に向かったのですが、暗いとは云え天理辺りまでのんびりと走り過ぎたせいか、奈良駅に着いたのは発車15分前。 大慌てで輪行袋に押し込み、汗だくになってホームに上がる事に。 今日は基本的に移動日のつもりですから、桜井始発でも良かったのですが、後の接続があまり良くないので、暗いうちから頑張ってこの時間にしたのですが。 加茂で亀山行きに、亀山で名古屋行きにと関西線を乗り継いで行きます。

名古屋駅では29分の待ち時間、ホーム上の立ち食いきしめんを頂きます。 最近ではホームの立ち食いも少なくなりましたが、一人での輪行ではあまりあちこち移動したり、荷物の置き場所にも困りますので、ホームでと云うのは非常に重宝します。  
 まぁ、輪行袋を持って逃げるヤツもそうはいないと思いますが、目の届く処に置いておけるのは安心です。

 名古屋から中津川行き、中津川から松本行きと乗り継ぎますが、中津川からは編成両数も少なく、’18切符’の期間に日曜日とあってハイカーだらけでほぼ満員、座る処か乗り込むのが精一杯、南木曽あたりで空いてくると期待していたのですが、輪行支度では何かと不自由で結局松本まで座れず仕舞いでした。
 松本駅で大糸線へ、ここでは41分待ちです。
 今日は松本近辺で残っていた南安曇郡の小倉村道路元標だけ回る予定です、しかし標高が600m以上ある信州でも、午後のこの時間の暑さは…
 16時には松本駅前の東横インに到着、ここはレンタサイクルを置いている位ですから、自転車を置いておくスペースはどうにかあります。 東横インでも新潟駅前や富山駅前の様に東横インそのものがビルのテナントの様になっていて、フロントも階上にある処もありますので、そう云った処では置き場所に困る事があるのです。 松本は信州と云う場所柄、自転車での利用を良く見かけますが、今日も何台かが、中にSTAGE AZUってランドナーが、関西のどっかのショップブランドですよね。
 さて昨夜はあまり寝ていないので、洗濯して、コンビニ弁当を買って食らったら、ウロウロ出歩かずに、早々に休む事にします。 と云いながら今夜は0時からNHKで酷道R439の番組をやっているので、一旦寝ていたものをまた起きて観ていましたが。

本日の走行41.6キロ

「月うさぎサイク」下見ラン

 実は先週お伺いした東吉野村谷尻(たんじり)の「古民家カフェ月うさぎ」へ行くサイクを9/11か12に企んでいて、集合場所は近鉄大阪線の駅と道の駅「宇陀路室生」のある三本松と考えているのですが、暫く室生方面は走っていないので、今日はコースの下見に行ってきました。 と云う事でいつもの吉野側から東吉野へ入るコースではなく、桜井からは東に向かいます。
 と云ってもR165を素直に西峠へ向かう訳もなく、長谷寺から都祁方面へ入ります。 笠荒神奥宮の水場で休憩の後、三稜墓古墳で休憩、早朝の高原の清々しい… と云いたい処ですが、除草作業をやっていてうるさいので、早々に退散する事に。
 <781>都祁名張線を東に、多田から<127>北野吐山線を少し南下して<28>吉野室生寺針線に入り向渕(むこうじ)へ、ここから大野へ下る黒線道へ入るのですが、振り返ると集落の東北側に新しいバイパスが出来ています、どの様な計画なのかは知りませんが、ここより南側は当分は大丈夫だとは思いますけど。
 話には聞いていたのですが、古大野の手作り展望台はやはり撤去されていました。 最高の休憩スポットだっただけに残念。
 このルートは地形図では黒線で表記されていて、初めて訪れた時はまだダートでした。 逆に走れば三本松から阿保越伊勢街道の海老坂峠を経て、車に煩わされずに都祁方面に登るお奨めルートです、ただ脇道が多く、間違えるととんでもない方向へ登り下りさされるので詳細な地図が必携です。

 海老坂峠まで下りてきました。 峠は「やまなみロード」の橋の下になってしまって旧街道の峠の風情もなにもないですが。 ここから計画しているコースに入ります。

 ちょっと寄り道して室生口大野駅を見下ろすビューポイントへ、架線柱が多くて撮影向きではありませんが。

 室生ダムにて。 大野側からここへ来るにはどうしてもダム堰堤に向かって直登するか、R165を少し登ってゴミ焼却場側から入るかしないといけないので、R165と近鉄線をくぐる新しいルートを探索してみたのですが、車こそ入って来ないものの路面が悪いのと激坂なんで、却下かな… ダム堰堤には出ずに下山橋にショートカットするルートものぞいてみたのですが、相変わらずこちらはダートのままの様です。 室生ダム、トイレがリニューアルされていました。

 ダム湖右岸(南側)の道を榛原方面に、午前中はほぼ日陰になりますし快適な湖畔のルートです。 榛原から<31>榛原菟田野御杖線と芳野(ほうの)川沿いのルートを選んで菟田野の古い街並みを抜けて松井橋のローソンで補給の後、一谷峠へと掛かる岩端の「いわはしみんなの森公園」で休憩、トイレも自販機もありませんが、なかなか快適な休憩ポイントです、傘堂みたいですネ。
 天五さんの北海道レポートによるとアイルランドではカラスの羽根を括り付けておくとお守りになるとか、たまたま一本落ちていたので一本でも御利益があるのかは知りませんが、試しにサドルバッグに付けてみました。

 最大の難所のはずの一谷峠、東吉野からの帰路には良く使ってますが、菟田野側から登るのは久しぶりです。 カラスの羽根の御利益があったのか15分程でしょうかあっけなく登ってしまいました。 ちなみにその有り難~い、カラスの羽根はどこかで落してしまいました。
 「月うさぎ」に到着、三本松からだと30キロ少しと云う処でしょうか。 やはり標高600m超だけに涼しいです。 元の分校跡と云うこの様なロケーションですので、実はサイクとは別に1泊のキャンプ企画も水面下で進行中なんです、まぁまだどうなるか判りませんが…
 明日8/22はここでライブコンサートが行われるそうなので、オーナーは色々と準備が、おつまみにと手作りロースターで鹿肉の薫製他を作っています。「月うさぎ」でコーヒーを頂いた後、コースの後半へ向かいます。 滝野への無名の峠を越えて行きます。 谷尻からこの峠までだけが昔から異様に道が広く、まぁ壷阪峠の南側みたいなものです、直線的で日陰はないわと、正直云ってツーリングコ-スとしては敬遠していました、滝野側はなかなかの激坂です。

 

今年何回目でしょうか染谷峠到着、後は下るだけ。 大内峠から室生寺方面へ向かい、やまなみロードの室生トンネル(1737m)を抜けて、滝谷しょうぶ園を経て三本松へ、染谷峠を越えなくてはなりませんが1時間半程で戻ってこれるでしょうね。 ツーリングコースとしては50キロ少々、お昼以外の休憩時間込みで所要5時間と云う処でしょうね。
 コースをなぞるために三本松まで下ってきたので、この後、桜井まで西日をまともに受けながら帰途に就かなければなりません、山陰以来ガードも外したままなので輪行袋を持ってくるべきだと後悔。 再び海老坂峠を経て大野からR165へ、長峰からひのき坂へ入り、榛原駅付近へ下らずに西峠へ、桜井には16時に帰投、さすがにくたびれました。 本日の走行110.6キロ、今月の累積は1000キロまで後80キロ程。
 「月うさぎサイク」については近々輪童さんの「風のたより」等に告知しますので、よろしく。

道路元標蒐集の旅 山陰篇四日目

 一応今回のノルマはこなしたので、今日は帰途に就くだけです。 軽いものの靴ずれもありますし、無理のない時間で輪行して帰ろうと思っているのですが、懸案だった岡山県真庭郡の八束村道路元標を目指してみようかと企ててみます、しかしなんと云うか蒜山高原南麓にあるのです。 米子からだとR181を南下し伯備線江尾駅付近からR482に入り標高650mの内海乢を越えなくてはなりません。 ただ峠さえ越えてしまえば、後は下り基調で姫神線中国勝山まで走り抜けてしまえば良い訳です。 行程は約85キロ、中国勝山駅を津山回りで1538、最悪新見回りで1652がタイムリミットです。 とにかく6時前には米子を出発しR181を南下します、しかし結構大型車が多いのには参ります。 7時に江馬のローソンに、これより先中国勝山までコンビニは皆無です。 R482に入った途端、ヘアピンカーブの激坂で、靴ずれは乗っている限り問題はないのですが、押しが入るといけません。 最悪は江尾駅まで引き返して輪行で帰途に就く事にします、と腹を括っていると登れるもので、標高380m程の南大山大橋までやってきました、ここから大山が望めるそうなのですが、残念ながら全貌は。 新しい下蚊屋ダムでもう一度休憩して9時半に内海乢(峠)に到着、標高差500mを2度の休憩込2時間半程で登ってきたので、私にしては快挙です。 蒜山高原道の駅「風の家」にて、山ぶどうシャーベット食ってます、さすがに500mの高原は涼しいです。 R482を一路東に途中八束村道路元標に立ち寄ります。 ここまで来たのですから、有名な山麓の自転車道も走りたいのですが、もうそこまでの余裕はありません、後ろ髪をひかれる思いで蒜山高原を後にします。 湯原温泉まで下ってきた処で、余分な荷物をゆうパックにしていまいます。 湯原温泉局は温泉街の中にあって少々判りにくかったですが、対応も良くてタオルの粗品まで頂きました、倶利■■局のおばはんとは大違い。 ゆうパックの箱込で940円、それだけで幾らかでも身軽になると随分違うものです。 ところで湯原温泉はカジカガエルで有名と云うか売りなのですが、足湯で休憩しているとどこからともなく鳴き声が… でもどこか不自然、テープでも流しているの? 中国勝山駅までは下りとは云え約20キロ、先の郵便局で教えて貰った足(たる)温泉に立ち寄る事にします、ここなら後10キロです。 思いっきりのんびりして、後はできるだけ汗をかかない様にR313を転がして行きます。   無事、中国勝山駅に到着、近くのローソンで買い出しをして、輪行支度でしっかり汗をかいてしまいました。 津山、佐用、姫路と乗り継ぎ、尼崎からおおさか東線経由の奈良行き直通快速に乗車、通勤時間帯に大阪での乗り換えをせずに奈良まで来て桜井線に。 できるだけコンパクトにしようとペダルも外して、サドルも下げ、ハンドルも抜いているので、もう組み立てる気力もなく、靴ずれの足を引きずりながら、輪行袋を数100m担いで汗だくになって帰宅しました。 本日の走行 88.4キロ、1日目の桜井~王寺の自走も含めて4日間で353.5キロになりました。 中国勝山1538→1623津山1631→1731佐用1734→1838姫路1842→1937尼崎1943→2051奈良2118→2148桜井 4,940円分乗車 本日の収穫 【903】 岡山県 真庭郡 八束村 (現 真庭市)

道路元標蒐集の旅 山陰篇二日目

 益田0539に乗車し石見福光に向かいます。 今日の予定は山間部の道路元標を巡って出雲市まで、予定の距離が100キロ以上ですが、後半に三瓶山麓を越える山越えコースで、石見福光発が7時半以降ですからかなり厳しいです。 今回はKHSで気軽に輪行を繰り返す機動性もなく、日曜と月曜に東横インを利用しようとしているのですから、プランに無理もでてきますが。

 7時45分をまわってようやく石見福光駅を出発します。 ここから井田村、谷住郷村、川戸村と道路元標を巡りますが、結構アップダウンがあって堪えます。

 4つ目の日和村道路元標は江の川の支流日和川の上流の盆地にあるのですが、川沿いに辿る一般道はなく県道は峠越えで迂回して行かなくてはなりません。 川沿いは千丈渓と云う景勝地になっていて遊歩道と平行して林道が通じています、自転車ならばこそこれを利用しない手はありません。
 千丈渓の下流側の入り口まで来ると、林道は邑南町側で崩落のために当分の間は通行止との案内板、ここまで来て引き返して峠越えをすればとても予定をこなせません、とにかく進む事に。 林道は緩やかな登りが続いて舗装されていていますが、落ち葉に小石が隠れていて、ちょっと乗って行くのはためらわれます。 幸い涼しい木陰の道が続くののんびりと押して行く事にします。
 しかし道はだんだん悪くなり、2キロ位でダートになり、ご覧の様な断崖の下を行きます、ブッシュこそありませんが、かなり草が生い茂ってきていて、この季節レーパンではちょっと。 崩落区間は4輪こそ無理ですが問題なく通れました。 ただ眼下に見えるだろう千丈渓は殆ど云って良い程に見えず、音だけが聞こえてきます。
 崩落区間を過ぎるとまもなく遊歩道と合流して再び舗装路に、渓谷の展望もあって幾つかの滝を見下ろす事もできます。 紅葉の頃なら見事かも知れませんが、残念ながら上流の集落の生活排水が流れ込んでいる様で、淵などでは泡立っている処もあり、決して清流とは云えません。
 なお上流側から来ると崩落や通行止の案内はなく太めのタイヤやMTBなら乗車率100%のご機嫌なコースです。
 日和村道路元標は一昨年の秋に峠おやじナワールドさんに教えて頂いていたのですが、やっと訪れる事ができました。 殆ど片峠となる谷峠を13時前に越えて江の川沿いに下り三江線に沿って走ります、この付近でも一日たった5往復の三江線を一往復捕らえる事ができそうなタイミングなので、先の事は忘れて狙う事に。
 石見川本駅で休憩しながら今日のプランを再検討する事に、川本は三江線沿線で一番大きな町で駅も立派なのですが、無人駅ばかりの三江線唯一の業務委託駅なのですが一日5往復では人影も見えません。 とにかく出雲市へ越える事ははっきりと諦める事に、それにダートを押し歩きしたせいか、軽い靴ずれをしてしまった様です、漕いでいる限り問題はなさそうなのですが。 実際無理に越えても朝山村道路元標へ明るいうちに辿り着くのは不可能です。 粕淵の辺りで旅館があれば一番良いのですが、最悪は昨日の様に駅に自転車だけを置いて、江津か益田あたりで宿をとり三江線で往復する手もなくはないのですが。 しかし江の川沿いのR261や県道40、R375は交通量も少なく、自転車にはなかなかご機嫌な道です。
 とにかく16時までに出雲市の東横インをキャンセルし、粕淵で宿を探します。 昔は日本中、小さくても町と云えるような処の駅前にはかならず駅前食堂や駅前旅館があったり、安い商人宿もあったものですが、駅前はすっかり寂れてしまって自動販売機すらありません。 町内には適当な旅館こそなかったのですが、ゴールデンユートピアおおちと云う公共の宿を教えて貰いました。 現在の美郷町役場の上で温泉(チェックイン日は無料)やクアプ-ル(別料金?)もあるご覧の施設です。
 宿泊はゲストハウスと呼ぶバンガロー風の建物で、自転車ならそのまま玄関脇まで入って行けます。 私にとってご機嫌なのはヒグラシの鳴き声に囲まれ、先にシャワーだけ浴びて暫しのんびりとしました。 朝もヒグラシの声で起きました。
 さすがにシングルルームと云うのはありませんが、ご覧のツインルームを一人使用で4,725円です、内風呂もあり、近くの研修施設の建物脇に洗濯乾燥機機もあります(有料)、屋外設置なのでくもの巣がかかっていたり、乾燥機の扉を開けても止まってくれないので、途中で取り出すのが困難ですが、まぁ我慢のできる範囲です。 6人定員のグル-プ棟は高校テニス部の合宿が利用している様で、ツイン棟は引率の先生かコーチが使ってる様でした。 日曜なのか当日でも泊まれたのは幸いでした。 なかなかお奨めです。
 敷地内のレストランからの展望。 この手の施設に良くある事ですが、自転車にとって難なのは短いものの最後に激坂が待っている事、粕淵駅からの標高差は100mもありませんが。 レストランは18時半がラストオーダー、温泉施設もこの季節も20時台までの様です。 粕淵にはこの近辺では貴重なコンビニがあります、中国地方に多い「ポプラ」ですが、施設内には飲料の自販機しかありませんので、買い出しは事前にしておいたほうが。

本日の走行89.1キロ

本日の収穫
【894】 島根県 邇摩郡 井田村 (現 大田市)
【895】 島根県 邑智郡 谷住郷村 (現 江津市)
【896】 島根県 邑智郡 川戸村 (現 江津市)
【897】 島根県 邑智郡 日和村 (現 邑南町)
【898】 島根県 邑智郡 川越村 (現 江津市)

道路元標蒐集の旅 山陰篇一日目

 まずは関西本線王寺駅0430発の始発に乗るために3時過ぎに出発します、距離は20キロ足らず、知らない道でもありませんが、夜間ですしできるだけコンパクトに輪行しようとすると支度にこれ位の余裕はほしいです。 しかしサイクリングには桜井は非常に便利な処ですが、こうやって始発で旅に出るには不便な事が、輪行前に大和八木や天理、奈良まで自走したり、昔名古屋からのツーリングイベント「さくら道」に参加するために名張まで真夜中にR165を自走した事もあります。
 ところで姫路0732発の新見行きに乗車するには1本後の0447発でも間に合わなくもないですが、姫路での乗り継ぎが7番ホームと向かいの8番ホームとは云え2分では、ちょっと座れそうにはありません。 そこで考えたのが大阪0540発の西明石行きに乗車し、西明石で0647発の姫路行きに乗り継ぎます。 ただこれも西明石での乗り継ぎが1分、西明石での発着番線が判らないので、ここでの乗り換えが間に合わないと元の木阿弥なのですが。
 なおこの乗り継ぎはいわゆる東海道緩行線を利用しているせいでしょうか、「乗換案内」では検索できませんでしたが、18きっぷでの旅はこうやってプランを練るのも愉しみなのです。 なお土休日ダイヤでの話です。
 結果的に西明石での乗換は向かい側ホームで、姫路では余裕たっぷり、乗り換えで階段を登り下りしたのは大阪駅と米子駅のみ、全線座って1634温泉津駅まで辿り着きました。  今夜の宿泊は益田なのですが、明日は温泉津付近からスタートしたいので、温泉津温泉に立ち寄った後、隣の石見福光駅まで走り、自転車だけを自転車置き場において1840発で荷物だけ持って益田へ移動します。 こう云った時にWikimediaのマニアックな情報は便利です、知らない駅でも検索するとしっかり駅の写真に屋根付きの自転車置き場が写っていたりします。
 新見駅にて、撮り鉄子発見!! 4月の東北遠征の帰りに見かけた子と良く似てたけど。
 最近、輪行する人を良く見かける様になり、休日とは云え朝から5人も見かけました。 新見駅では先の特急「やくも」から降りてきた彼と少し話をしましたが、生山で下車し「砂の器」で有名になったあの木次線の亀嵩まで走るそうです。

 米子から益田行きを待ちますが、やってきたのは姫新線を追われてきたキハ47、まだ以前の塗装のままです。 写真は温泉津駅にて。
 温泉津駅で輪行袋を開けて、困った事に前輪がパンクしています。 温泉に立ち寄り石見福光駅まで移動する予定はもともとタイトですし、温泉津駅では安心して置いておけそうな場所もありませんので、温泉は諦めるしか。 温泉津温泉は温泉津町道路元標を訪れた折りに徒歩で温泉街の入り口まで行ったのですが、今回も入らずに引き返す事に。

 温泉津駅から隣の石見福光駅までは山陰本線でわずか3キロ程の距離なんですが、道路はR9へ回る必要があります。 ただ地図上には山越えの黒線道があり、温泉津で尋ねると自転車なら問題なく通れる道の様です、実際行ってみると砂防ダムの工事で歩行者も含め全面通行止め、ただ今日は「休工日」で通る事ができました。 峠を越える日本海と岬を穿つトンネルが、日本海だと何かピンときませんが、ここの海岸にはサーファーが結構来ていました。
20100731f.jpg益田へ昨年3月に来た時に見つけたJAZZの店「マルフク」、ケーキの店だったりもするのですが、ライブもあるお店です。 実はこのお店の上はターミナルホテルとらやと云うビジホになっているので、今回はこちらにお世話になりました。 新見から予約の電話を入れた時にも気がついたのですが、予約を受けたのは店のマスター、フロントとの受付もマスターが下から上がってくるのです。 ホテル内の廊下や部屋にもJAZZのアルバムジャケットが飾られてます。 まぁ宿泊客の殆どは普通の人でしょうが、JAZZファンにはたまりせんね。  シャワーを浴びて、最近できたローソンで買い出しをして、下のお店へ、明日の事も考えず飲み過ぎました(^_^;)

本日の走行 24.3キロ

王寺0430→0503新今宮0512→0530大阪0540→0646西明石0647→0720姫路0732→1100新見117→1320米子1347→1634温泉津 7,670円
石見福光1840→2020益田 1,280円
8,950円分乗車

明日から山陰へ …

 明日から、山陰島根へ行ってきます。 明日31日は「18きっぷ」で一日輪行で温泉津へ、1日は江の川を巡り、三瓶山を見上げながら、7つの道路元標を巡って出雲市へ、2日は道路元標は2つだけですが米子方面へ抜けます。 道路元標蒐集の旅として山陰は3度目になると思いますが、いつもはKHSで頻繁に輪行を繰り返したのですが、今回はasukaでそこそこのコースと距離を走る計画です。 いつもの様に主に宿泊は勝手知ったる東横イン、メンバー日曜30%、月曜20%割引を有効に使います。 問題は土祝ダイヤでは大阪駅0652発の姫路行き新快速が無いのです、たとえあっても姫路駅で6分間で輪行袋を担いで6番のりばから7番への乗り換えは至難の業で、それに「18きっぷ」シーズンだけなんでしょうか、このスジは良く込むのです。 そこで思いついたのは未明から20キロ、関西本線王寺駅まで走り始発に乗ると姫路0732発の新見行きに乗車できるのです、折々にTwitterや輪童さんの「風のたより」に書き込みますのでよろしく。 では \(^o^)/

久しぶりの200キロ越え

 先日からの東吉野詣でに飽きた訳でもないのですが… 暫くご無沙汰の「道路元標」、と云っても自走で気軽に走って行ける様な処にはもう残っていないのですが、最近現存が確認された現京都市右京区の弓削村道路元標と、場所的になかなか行きにくかった京都市北区の小野郷村道路元標を目標にして走り出す事にしました。 しかし京都市と云っても最近まで北桑田郡京北町だった処、いわゆる北山と云われるエリアで、桜井からは100キロ余り、京都市街から急峻な峠を越えて行かなければならない地域で、どちらかと云えばあまり土地勘のない処です。 2基とも国道162号線いわゆる周山街道沿いなのですが、交通量も多く北行きは勾配がきつそうなので、少し遠回りですが行きは嵐山まで自転車道を利用し南丹市側から回り込み、帰途は周山街道で京都市街へ戻り、近鉄へ乗り入れてる京都市地下鉄の国際会館辺りから輪行で帰ろうと、先日GETしたキャラダイスのサドルバッグに輪行袋を入れ、ガードも外して出掛ける事にしました。 いつもロングライドの時は空が少し明るくなり始めたら出かけるのですが、少しグズグズしていて桜井を出たのは5時半頃。 奈良市を通過する頃にはすっかり明るくなっています。 いつものルートでならまちから猿沢池の西側から興福寺境内を抜けて行くのですが、移転した奈良市道路元標を確認に少し寄り道します。 以前はサークルK猿沢池店の前にひっそりと建っていたのですが、里程元標の復元を機会に道路元標も少し東向かいに移転しました、立派な奈良県里程元標の足元に相変わらず地味に建っています、里程元標に目を止めても、足元の道路元標にに気づく人は殆どいないでしょう。 奈良阪を越え木津から自転車道へ、先が長いのでペースを上げすぎない様にぼちぼちと嵐山を目指すつもりでしたが、ついついスピードが、ノンストップで8時過ぎには流れ橋へ、ここで呼ぶ声が自転車仲間かなと思ったら、昔1年程一緒に仕事をした事のあるT君が奥さんと愛犬を連れてお散歩中、T君は以前カレンダーやHPにイラストを提供してくれた人でもあります。 休日とあって次から次とローディが出入りする中、30分位ゆったりと休憩し、御幸橋の信号待ちを除いてまたまたノンストップで嵐山へ10時過ぎに到着。 嵐山で少し休憩の後、行楽客でにぎわう渡月橋を渡り六丁峠を目指します。 まだまだ10時過ぎなので化野あたりもまだ観光客もまばらです、午後からなら乗って行けないのでしょうね… 六丁峠の嵐山側も相当な激坂なのですが、林間の涼しい道なのでどうにか漕ぎ上がり、一度清滝川まで下り保津峡駅を見下ろす処に出ます。 判りにくいですが写真左上にタイミング良くトロッコ列車も少し見えています。 保津峡駅から先は水尾から神明峠を経て樒野(しきみの)まで標高で400m程余り登らなくてはなりません、昔下ってきた事はありますが、登るのは初めてで日差しのきつい辺りですっかりへばってしまい、神明峠でのびていました、愛宕林道のゲートの向こうから吹いてくる風が心地良かったですが。 13時40分ようやく南丹市に入ります。 休み休み登った水尾から神明峠で相当時間を食ってしまいました。 ここに「丹波国桑田郷」「山城国葛野郷」と彫られた石柱が建っています、いつ頃のものでしょうね。 神吉村道路元標の前を通って国道477号の狭窄区間を下り元の京北町へ入ります。 周山へのショートカット路は走らず桂川沿いに走り、魚ヶ淵吊橋の横を通ります。 お陰で東吉野では殆ど聞けなかった「カジカガエル」の声を聞く事ができました。   周山でR162に入り弓削村道路元標の残ると思われる場所まで北上、少し探しましたが無事に892基目をGETできました。 この後小野郷村道路元標へ向かうためにR162を引き返すのですが、あちこちにR162京都方面通行止めとの案内が、5万図とGPSを持っているのですが「毘沙門橋」と云われてものあまり土地勘のない私には何処まで行けるのか良く判りません。 ここまできて小野郷村を落としたくないのと、京都方面通行止めと云う割りには車が入って行きますので、引き返す事もなかろうと腹を括って栗尾峠から笠トンネルと進み無事に小野郷村道路元標に到着、これで本日の目的は達成。 ところで通行止はこの先で高雄までは抜けられないとの事で京見峠を越える事に、途中2ヶ所で交互通行を設けていますが、離合の困難な処ではご覧の様に渋滞。 予定外のコースと車之多さに、名峠と展望をのんびり愉しむ余裕もないままに京見峠を下りてきたのですが、京都市街には至って疎い私には一体全体何処に出てきたのか良く分かりません。 近鉄京都線に乗り入れている地下鉄国際会館駅に向かい輪行で帰途に就く手もあるのですが、日没まで少々時間もあるので、嵐山木津自転車道を目指す事にします。 勝手の判らない京都市内を迷走しながらも18時50分、天神川沿いで自転車道へ入る事ができました、ここまでで155.5キロ。 御幸橋以北はあまり自信はないのですが、走り馴れている御幸橋以南、強力なライト2灯と月明かりを頼りに日没後も走れなくはありません。 はるか南の方で雷が光っているので、奈良方面では雨が降ってくるかも知れないのですが、とにかく月が出ている限り走る事にします。 どうやら「風のたより」への書き込みで雨の心配もなさそうです。 ナイトランの経験のある方はご存じの様に月明りが何れ程頼りになるか、木曽には月夜沢峠がある位ですから、でもたとえ月夜でもあそこを越えたいとは思いませんがネ、今でも熊が出るのですから、昔はきっと狼が出たでしょうね。 ちなみに竹之内、樺の木、壷坂、芋、鹿路トンネル、女寄、西峠は真っ暗な時に越えた事があります。 しかし自転車道は真っ暗になってもランニングしている人がいるので結構注意がいります、虫は多いし犬には追いかけられるわと大変、リードを外して散歩させていた様ですが、結構大型犬の様で早いのでなかなか振り切れず冷や汗ものです、飼い主は呑気に知らん顔でケータイしているけしからん奴です、まぁこの時間に自転車を走らせているのもどうかと思いますが。 それに車止めを立てる穴の金属製の蓋が結構見えにくかったりするので、自転車道を夜走るのは決してお奨めできません。 自転車道から奈良阪、上街道と走り馴れた道を走り、巻向の手前で桜井線の最終に抜かされながらも23時32分、走行222.2キロ、無事に桜井に帰投しました。 一年ぶりのセンチュリーランとずいぶん久しぶりの200キロ越えを果たしました。

三度東吉野へ

 いよいよ今日で梅雨明けするかと思われる週間予報。 SORAさん曰く「飽きもせず」三度東吉野へ向かう事に、昨夜のうちに輪童さんの「風のたより」に書き込むjと久しぶりに大阪のFさんが釣れました、ただ時間的な事もあるので近鉄南大阪線で吉野町の大和上市駅まで輪行で来て頂き合流する事にさせて貰いました。
 いつもの明日香村大官廃寺跡にて、最高の天気ですが、朝7時前なのにもう日差しがジリジリと迫ってきます。 この位置から見ると良く判るのですが、後ろの山並みの左側が高取城址になります。

石舞台近くまで来ると「吉野方面通行止め」との表示が... 今日は新しいのサドルのポジション出しをしながらのんびりと行くつもりだったのですが、とにかく行けるところまで急ぐ事にします。 栢森まで来るとご覧の通り、とにかく進みますが、以前から崩れて幅員が狭くなっている処も問題なく、芋峠まで何の事もなく着いてしまいます。 こうなると逆に吉野側へ下ってしまうと引き返す事もままならない事に、ちょうど走ってきたランニング中の方に聞くと、吉野側へは問題なく越えられるとの事。 下って行くと山仕事の車も入って来ていますし、一体どこが崩れていた判らないまま、7時半過ぎには吉野町千股まで下ってしまいました。

ペースを落として大和上市駅に向かいます。 9さんから合流する旨の連絡が、0819着の吉野行から降りて来たのはFさんとIさんでした。

河原屋のサンクスに立ち寄って、少し対岸を走ってから東吉野へ向かいます。 しかし全国的な豪雨禍とこちらでも昨日は相当降っているのですが、吉野川支流の高見川の流れは綺麗です。
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例によって「みたらし団子」へ立ち寄った後「七滝八壷」へ往復し、そこで昼食休憩とします。 染谷峠方面へは行かずに、もときた川沿いに帰途に就く予定の9さんは「やはた温泉」でのんびりして帰るとの事でお別れして蟻越橋まで戻ってくると、鉄人児玉さんからの着信履歴が11時半に吉野町楢井付近との事ですから1時間程の差なので微妙な処です、少しペースを落として木津(こつ)に向かいます。 しかし道路沿いの沢から下りてくる風は涼しく、天然のクーラーが並んでいる様なもので、標高が上がるにつれてますます快適になります。

鉄人児玉さんと連絡がとれないまま、結局前にいるのか後ろにいるのか。 ようやく「たかすみ温泉」前で連絡が、伊豆尾でパンクしたそうで5キロ程後ろにいる事が判り「投石の滝」で待つことに。
 しかし「カジカガエル」の鳴き声が聞きたくて来た東吉野詣ですが、少し遅いのか水量が多すぎるのか殆ど聞けないまま、「投石の滝」では今年はじめて「ヒグラシ」の声を聞いてしまいました。

今日の最高点「染谷峠」に到着、話題は道東で難渋している天五さんの事ですが、どうやら南九州を除いて西日本は公式に梅雨明けした様ですね。
 染谷峠を下りR369に出て榛原へ、女寄峠を下るとむっとする熱気の向かい風と西日です、自走で大阪を目指すFさんを見送って、Iさんを近鉄桜井駅まで案内して帰宅。 久しぶりは皆さんと快適なコースをご一緒できて、有意義な一日でした。 本日の走行111.8キロ。