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4サイドで「自撮り」ポタ

五條市新町 吉野川河畔にて

 今日は休みと梅雨の晴れ間が合った貴重な一日、4サイドで「自撮り」サイクに走り出します、実は4サイドでのシルエットを撮りたかったので、バッグの中身はリアサイドに関しては空なんです。
 JR和歌山線と近鉄吉野線に沿って南下し重阪峠を越えて五條へ、ただお天気の方は曇っていてすっきりしてきません。
 10時を回ってようやく青空が見えてきたのですが、どうも東の空は薄曇りのままで、思った様な背景になりません。
 せっかくですので河原に下りて走ってみます、4サイドでは草の上を走るのはなかなか大変。(写真左はハメコミ合成)
 この後九度山まで行くつもりだったのですが、些か時間を食ってしまったのと、来週末にも野迫川村まで行く計画も出てきたので、今日はここでお弁当を拡げてお昼にする事に、適当な四阿もある事ですし。

 Fcebookのカバー画像用に横長のショットを、PC用とスマホ用ではプロフィール画像と重なる位置が異なるので構図に工夫が要ります。なおフォーカスは置きピンです。
 とりあえず吉野経由で帰る事にし、近道でもないのですが大川橋で一旦吉野川を渡り右岸へ栄山寺橋で再び左岸へ、トンネルの坑口が姿を。その後は左岸の市道に入り阿太大橋で県道に戻ります。
 千石橋南詰を1342通過、さてどこから帰ろうかと。結局は壺阪峠へ、奥越部から谷あいに入ると沢筋の涼しい風が。
 峠への途中で「自撮り」を、このシチュエーションって絵になりそうなんですが結構難しい、柔らかな陽射しの時の方が雰囲気上手く行く様な、同じく壺阪峠にて
 1520 峠を越えます。リアサイドが空いてる事ですし、スーパーで2リッターの烏龍茶7本を詰め込んで、16時半過ぎには帰宅、走行77.2キロはポタとは云えない距離ですが。

 

「酒池肉輪会」黄和田キャンプ(2日目)

滋賀県道土山蒲生近江八幡線 笹尾峠にて

 今回、キャンピングで集まったのはショコラさん、niwa-chanさん、ヤマタンさんと私の4人、私以外は県内在住かスタート、県内と云っても大津から大橋~八幡経由で往復150キロになったそうですが。私は暑くなりそうなお天気に120キロ弱の長丁場、名残惜しいですが7時半にはお先に出発させて貰います。
 帰りは永源寺まで下り基調なので素直にR421を走る事にします。昨日通った案山子街道を走り、2016年同様に日野町から旧土山町、旧甲賀町を経て伊賀上野へ抜ける予定、ただ古琵琶湖層群と呼ばれ標高こそないものの丘陵と河谷によるアップダウンが結構堪えます、時間もあるのでとにかく一番楽そうなルートを縫って行く事に。

 0920 には日野町役場前に到着、補給と古い街並みを巡って10時前には日野を後にし、県道41号土山蒲生近江八幡線を南下します。

 日野から鎌掛を経て笹尾峠を越えて土山へは、中山道と東海道を結ぶ脇街道であった御代参街道の名残で、私の好きなルートの一つです。
 峠前後は大型車通行不可の1~1.5車線路が続くのですが、ショートカットになるのか時折地元とは思えない車も下ってくるので注意。「土山蒲生近江八幡線の早期改良」となんて看板もありますが、いつまでも今のままの方が。
 現在の甲賀市との境界、標高330m程の峠に到着、前回はいつ降り出すか判らない空模様に駆け足だったのですが、今日はここで「自撮り」を、ウェアがいまいちかな。
 少し下ると頓宮新池と云う貯水池があり、静かで良い処です。
 土山で東海道を跨ぎさらに一山越えて旧甲賀町へ、前回は阿山の道の駅経由で伊賀上野へ抜けたのですが、今回は草津線の油日から柘植へと線路沿いに走ろうとして激坂の農道に阻まれて迂回したり。
 どうにか県道4号草津伊賀線に出て 1218 今回3つ目の越境で三重県に。

 柘植から伊賀上野へは大和街道だったりなかったり、適当にR25とJR関西線を縫いながら西へ。
 13時過ぎには伊賀上野へ、今の季節この時間に伊賀上野だと余裕で明るいうちに帰れます。「伊賀路」か「わかや」でお昼にしようかとも思ったのですが、なにやら邪魔臭くなって「数馬茶屋」の裏のトイレを借りただけで、旧街道を南下して猪田道あたりで木津川を左岸へ渡ります。
 上野盆地の田園風景の中を行きます。
 ここまで来ると走り慣れた道、時間も読めますし木津川左岸のベンチの木陰で小休止、風が心地良いです、結局お昼にありつけずに手持ちの羊羹とかで虫養い。
 伊賀神戸駅の西側で近鉄大阪線をくぐったのが 1445、ほぼ線路沿いに美旗へ、4年前は本降りになってきて雨支度をした桔梗が丘から名張、赤目口とできるだけ旧道を縫って走り、1545 には県境を越えて奈良県へ。三本松から海老坂峠を越えて緑川半焼まで旧街道を走ったものの後はR165をひた走り、最後に西峠を下り無事に17時半に帰投。走行119.7キロ、久しぶりにキャンピング支度での2日連続の100キロ超、直前にタイヤ交換として出発したのは安心感が違いましたし、クランクを172.5mmに換えてから初のロングも問題なし、お天気と概ね風向きには恵まれたとは云え、目一杯かな。

前日 1日目 2日目

「酒池肉輪会」黄和田キャンプ(1日目)

府県道5号木津信楽線、京都滋賀県境にて

 越境自粛解除を受けてキャンプしようと云う話になったのですが、なかなか場所が決まりません、なんでも週末はキャンプ場は何処も一杯だとか、結局は4年前の2016年6月に行った事のある滋賀県東近江市の黄和田キャンプ場と云う事に、永源寺ダムの上流ですから、奈良桜井からだと片道120キロ近い道のりです。コースは前回同様、往路は加茂から信楽、水口経由、復路は伊賀上野経由、これは帰りに信楽経由だとR307小野峠を登らなければならないからです、距離的には殆ど変わりません。
 4時05分に桜井を出発、上街道を北上し、0520 猿沢池、0510 奈良阪を登って奈良少年刑務所跡の前を通ります。
 0550 には京都府へ、4ヶ月ぶりに自転車で越境します。なお昨今はマスクをしてないとアヤシイ人物な世情、走っている時は顎マスクです、でないと死にます。

 時間もあるので大仏線跡に沿って加茂へ越えずに旧木津町まで回りこんで木津川左岸を走り、恭仁大橋を渡り県道5号木津信楽線へ、信楽すなわち滋賀県甲賀市へ行くには一番快適なルートです。7時前には和束のローソンに立ち寄りますがご他聞にもれずイートインコーナーは使えません、しかし県道は土曜の朝とあってローディと単車の多い事。
 湯船では少しですが村の中の旧道へ、朝の里山風景に癒されます。  0825 標高350m程の県境に到着、和束のローソンを出たのが 0714 ですから湯船で一息入れていても1時間強、サイドバッグ4つで25キロある4サイドでは上等です。
 4年前に撮っていますが、ここで「自撮り」にトライしますが、陽射しがないので、今一つ、左の写真は例によって「Microsoft Image Composite Editer」による合成ですが、これも今一ですね。
 県境で30分ばかりいて信楽へ下ります、杉山でR307を跨いで旧道へ、0922 信楽駅前着、時節柄狸もマスクを、でも今までのコスプレの中で一番安上がりですね。30分ばかり休憩。この先は車の多いR307を避けて線路沿いの道を行きますと牧東の交差点までパスできますが些か判りにくいですし、玉桂寺前後は道も悪いです。
 牧東から小野峠への入り口までの交通量の多いR307の約3キロがこのルートで一番我慢のしどころ。踏切を渡って旧R307へ、庚申山広徳寺への分岐から先は通行止になっていて廃道寸前かと思えますが、地元の軽トラとかが通っていて、自転車なら問題ないです、但し木っ端が散乱していて水も出ていますのでロードでは厳しいかと、今日はハイカーとすれ違いましたね。
 4年前は日野町役場でabiさん達と合流してから黄和田キャンプ場へ向かったのですが、日野町へのアップダウンが鬱陶しいので、水口のスーパーで買出しをしてから、近江鉄道サイクルトレインで水口城南駅から長谷野(ながたにの)駅までワープします、但しコース的には西側へ迂回しているので実走距離は変わりませんし、水口城南駅から長谷野駅まで33分乗車で運賃700円は高いです、昨年4月には貴生川から米原の手前の鳥居本までフリーキップ(1日880円)を買って乗車しましたが、それなら価値があります。
 水口には西友もあるのですが駅近くの「バロー」へ、中小スーパーの方が自転車を置ける処から売り場までが手っ取り早いし、最近はどこでも保冷用の氷とかのサービスをやっているので利用価値大です。
 そのまま載せられるサイクルトレインに水口城南駅 1132 から乗車、キャンピングでも問題なし、ワンマン運行で2両目の扉が開かない無人駅から無人駅への乗車ですから1両目に乗車、整理券と取るのをお忘れなく。なお自転車での乗降ができる時間帯や路線や駅の制限以外にも、推してホームへ行けるスロープのある駅とかを事前に調べておいた方が、貴生川駅のエレベータはサイドバッグが着いているとちょっと大変です。
 車内でスーパーで買った弁当でも食べようかと思っていたのです部活帰りかの高校生と重なった様で、お弁当を拡げたのは長谷野駅に着いてからに。
 長谷野駅から県道170号高木八日市線(布引街道)と県道508号中里山上日野線を継いで旧永源寺町域へ、GoogleMapでは県道508号の山上界隈を「案山子街道」と案内しています、ご覧の様な案山子があちこちに。
 八風街道(現R421)に入り永源寺門前へ、ここから永源寺ダムの上の黄和田キャンプ場まで標高差は100m程なのですが、コースによっては結構アップダウンがあります。とにかく車の多いR421を避けて右岸のルートを取ります。
 右岸路はダム前後で通行止になっていて、永源寺ダムの天端道路はチェーンが掛かっています、しかしダム下より湖畔の方が坂がきつかったりして。1445 無事に黄和田キャンプ場到着、走行107.2キロ、所要時間10時間40分、実走行時間7時間03分でした。
 大津からのショコラさん以外は既に到着していて、「酒池肉輪会」お約束の持参の酒を並べます。しかし自粛モードから放たれ、来週には梅雨入りが予想され、今日明日と天気に恵まれるとの予報とは云え、キャンプ場のこの混み様は、4年前はがらがらだったんですけど。なお自転車での1泊料金は以前の600円から500円に値下がりしていました、なんでも以前は300円/日の計算だったとか、ここは車でのディキャンプが多いんですよね。
 なおじさんと明日香村のチネリ怪人VIVVAさんが不参加との事、残念ですが、今年から滋賀県人となったショコラさんも無事に到着。ときかくしっかり冷しながら走ってきたマイブームの「一番搾り<黒生>」を2本空けちゃいました、クーラーボックス様さま。
 ここ2日程皆目寝ていなかった割には遅くまで飲んでいた様ですが、以降記憶が曖昧です。

前日 1日目 2日目

久しぶりの「自撮り」サイク

奈良県磯城郡田原本町八田 大和川河畔にて

 久しぶりの「自撮り」です。一昨日の「遠回り通勤ライド」で眼を付けておいたポイントへ、葛城川沿いの自転車道から大和川河畔の定番コースです。異例ずくめのGWも昨日終わったのですが、例年より自転車道を通う人が多い様な、大阪府下から越境して走りに来る人も少なくない様ですが、奈良県北部なんて大阪のベットタウン化していて多くが通勤通学しているのが現実、千早赤阪村に「クルナ」って云われるより良いんやないですか、所詮は「行政」区分なんですから、私の様に国中に暮らすものが吉野へ行くより。
 さて機材を一新してからは初めてですので結構戸惑います。G3でLVF/LCDを自動で切り換えるセンサーがなくなったのがやはり不便、それにダイアル類のタッチパネルでのメニュー化が。外部タイマーは機能的には全く変わりません。ただ連写速度は多少向上しているので、今日は外部タイマーの1秒インターバルではなく、バルブ設定でカメラ側の連写機能を使いますが、メモリそのものへの書き込み速度が壁になります。
 クリーンセンター広陵の東側の「飛鳥葛城自転車道」、新緑が美しいのですが、やはりここは桜の季節かな、それにもっと初夏らしいウェアにするべきだったと。5テイクばかりを。
 御幸(みゆき)橋まで北上して大和川河畔を遡ります。

 

 東側に望む風景はまさに「大和青垣」です、「やまとは くにのまほろば たたなづく あおかき やまごもれる やまとし うるわし」(古事記)
 R24を跨いで次のポイントへ、左岸の短い区間なのですが、ここは木々の陰になって周りの建物が写り込まないのです。(写真ははめ込み合成です。)


 「自撮り」で行ったり来たりしてますが、本日の走行42.1キロ、「遠回り通勤ライン」のお陰で今月は既に200キロ超。


再び熊野シーサイドツーリング

熊野市甫母(ほぼ)町にて

 先々週17日に行ったばかりなのですが、尾鷲市と熊野市を海岸沿いに結ぶR311を再び走る事に。素晴らしいロケーションと紀伊半島を巡る交通網が最後に繋がった難所に魅力を感じた何人かが集う事になり、ガイド役を仰せつかり、先日16年ぶりに走った私は期せずして1週間余りで再訪する事になってしまいました。ただ天気予報は二転三転、コロナ騒ぎでモチベーションの上がらない中も、前々日夜になって当日は午後から晴れとの予報にGOサインが。
 先日は往路6時間以上もかけて「青春18きっぷ」輪行でしたが、今回は助手席に乗って楽チン、桜井からR169~R309~R42経由で尾鷲市の九鬼駅まで2時間20分足らず、道中の下北山村では満開間近の見事な桜並木に、思いがけなく車中からお花見を満喫。
 当初は尾鷲から一駅熊野市寄りの大曽根浦駅前に集合だったのですが、雨雲のきれるの待っていると遅くなるのと駐車スペースが微妙なので、最初の山越えを端折って更に一駅熊野市寄りの九鬼駅前に集合する事にし、6名が集まりました、全員がマッドガード付き。九鬼から紀勢本線なら三木里、賀田、二木島、新鹿、波田須、大泊、熊野市と7駅、営業キロで23.2キロをほぼ海岸沿いをなぞるR311では50キロ程の行程になります、なお帰途は短時間ですが輪行でデポ地の九鬼駅に戻るプランです。
 幸い8時半には雨もほぼ落ち着き熊野市に向かってスタートします。この先熊野市まで集落毎にアップダウンが繰り返される行程、ただ当初の予定の大曽根浦~九鬼間を除けば最大標高150mにも届かないのですが。
 雨雲がとれないので少し雨宿りしたりしながら、三木浦~三木里~古江~賀田~曽根と賀田湾を巡ります。先日の晴れた眺めを見て貰えなくてちょっと残念。
 曽根では立派な破風を持った建物が、今は郷土資料館となっていますが、元は小学校の建物の様です。開放されていませんが外側を見学していると少し晴れ間が出てきました。
 曽根を出るとR311が最後に開通(2001年11月)した区間になる訳で、熊野古道の曽根次郎坂太郎坂の区間に相当しますが、3キロ程東側に迂回して位置になっています。現在では曽根(1,106m)、梶賀(1,370m)、須野(197.5m)の3つのトンネルで結ばれていますが、私が始めて訪れた1995年8月は現在の曽根トンネルの岬寄りの梶賀第1トンネルを抜けて梶賀漁港でR311は終わっていました。当初は梶賀漁港を橋で跨ぎ2つのトンネル(梶賀第2、第3?)で須野トンネル側に繋がる計画の様でしたが、結果的には梶賀漁港の背後を通る形で曽根梶賀バイパスが作られ現在のR311となっています、図は手元にある最も古い昭和62年の1/25000地形図ですが、須野トンネル(1981年)の建設がもっと遅ければ、R311のルートは更に西寄りになっていたのかも知れません。
 旧道トンネルとなってしまった梶賀第1トンネルですが、地図では更に岬よりに道が見えます、今回皆で走れば怖くないとばかりにゲートをくぐって突っ込んでみます。(写真 : UG兄さん)

 現在は林道と云う事で、海側に路肩が崩れていたりと車では危険な状態ですが、幅員もそれなりにありガードレールや白線も残っていて、暫く進むと熊野灘の展望が開けます。
 驚いたのはR311の国道標識が、このルートはR311旧々道だったのです。R311が国道認定されたのが1970年、梶賀第1トンネルが完成したのが1985年ですから、15年間、梶賀漁港への唯一の陸路は国道だったのです。
 かつて国道だった事が信じられないような漁港の中の通路を抜けて登って行くと曽根トンネルと梶賀トンネルの間の橋をくぐり現在のR311に戻ります。なおここまでの経緯はヨッキれんさんの「道路レポート 国道311号旧道 梶賀の計画変更ルート」に詳しくあります。
 曽根トンネルを行きます、1台の車もやってきませんでした。(写真 : UG兄さん)
 須野トンネルを抜けると熊野市域、12時前には楯ヶ崎の展望台に到着。ただ楯ヶ崎そのものは反対側にあって死角になるので見る事はできません、往復1時間半の遊歩道か遊覧船を利用する必要があります。
 甫母漁港を望む処まで下りてきました、お天気も良くなり近くの防波堤で持参のお弁当とかでお昼にする事にします。沿線は海水浴シーズンでもなければ外食できる処はあてにできません。
 甫母漁港からまえださんが撮ってくれた写真(左)、対岸の山腹には山桜が。
 二木島湾を巡り荒阪、二木島と2つのトンネルを抜けます。
 新鹿の美しい砂浜が見えてきました。
  新鹿にて、先日は時間切れでここから帰途に就いたのですが、今日は余裕、新鹿の海水浴場を望む四阿にて、ofはやまさんが持ってきたジェットボイルでお湯を沸かしてコーヒータイム。

 新鹿を過ぎるとR311はやや内陸側に入りますが、波田須では素晴らしい展望が、眼下を紀勢本線が走っています、ここは徐福伝説の地でもあります。
 大吹峠を下ると大泊、対岸は名勝鬼ヶ城です。なおR311はここからR42との併用区間となります。

 鬼ヶ城見物の後、R42の旧トンネルになる鬼ヶ城歩道トンネル(旧木本隧道、歩道トンネルと云いながら実は東行一方通行で車も通ります。)を抜けて熊野市街へ、1525に熊野市駅前に到着、九鬼へ戻る普通列車は1605、1652、1827、1605に乗ろうとそそくさと輪行支度を始めますが、今日はヘッド抜き輪行のasuka号、リアは分割式に交換して出てきましたが、2台のデモンタには適いません、ちょっと段取りを間違えてまえださんに負けてしまいました。熊野市駅は上り普通列車は跨線橋を渡って2番ホーム、特急も停まる駅にしてはエレベーターもありません。僅か37分間の鉄旅で九鬼駅1642着、エンジン音を響かせて出て行くディーゼルカーを一同で見送り、今日のツーリングを終えました(写真右 : UG兄さん)。本日の走行52.3キロ。


「風の森」へ

 御所市鴨神 風の森にて

 今日はお昼過ぎまで快晴との予報、asuka号の試運転もかねてのんびりと走る事に。大和高田からR24に沿った旧街道下街道を南下します。南葛城郡忍海(おしみ)村道路元標にて。


 少し寄り道して、最近になって現存が確認された南葛城郡御所町道路元標。解体された前の御所市民会館跡に放置されていますが、フェンスに囲まれていて敷地内に入る事ができません。


 西に水越峠の鞍部を見上げながら南下します。小殿のセブイレの裏からは旧道の雰囲気の残る道が峠まで残っています。
 峠の鞍部でR24と合流、現在「風の森峠」と呼ばれる場所は風の森神社の裏手で、信号を西へ急坂を登ると金剛山を見上げる開けた場所に出ます。(写真は2009年8月23日、南側から)

 近くにある三角点で標高272.4m、大和川水系と紀の川水系の分水嶺になります。葛城古道の南端にあたり、下街道以前の奈良と和歌山を結ぶ主要なルートだったのでしょうね。賀茂氏ルーツの地とか稲作発祥の地とも云われています。
 五條へ下ってオークワでお昼を補給、吉野川沿いに戻るつもりだったのですが、せっかくですので県境を越えてWAKAYAMA800のポイントになっているJR隅田駅経由で一昨日10時に供用されたばかりの恋野橋へ。

 2018年11月に橋台が傾き通行止となり撤去された恋野橋、1年あまりで新しい橋に架け替えが行われましたが、右折レーンに広い歩道とはオーバースペックでは。和歌山県のサイクリングルートにもなっているのでブルーラインも引かれています。
  以前の恋野橋、趣のあるトラス橋がまた一つ姿を消しました、1952年製だったとか。(撮影 2006年11月17日)

 

 恋野橋で紀の川(吉野川)を左岸に渡り県道55号で五條へ。市街をパスして栄山寺橋へ。まもなくここに栄山寺トンネルの坑口がぽっかりと口を開けるのかと。


 県道39号に入って、芝崎河川公園の四阿でお昼にします、予報通り少し曇ってきましたね。ところでクランクアームを170から172.5mmに交換したasuka号、やはり少々違和感が、サドルを少し後ろに動かしてみました。
 千石橋南詰を経て椿橋から壺阪峠の定番ルートで帰ってきました。本日の走行84.5キロ。


asuka号とerbaロードのメンテナンス

 ここ暫くマトモに走れない日が続いています、今年はもう雪遊びの機会もなさそうですし、asuka号のメンテナンスをば。チェーン、プーリーの交換に加えて、クランクアームを170mmから172.5mmに交換する事にしました。
 実はerbaロードのクランクのペダルのネジ穴をなめてしまい、輪行時に一旦外すと正しく締めこむのが少々厄介な状態になっています、そこで以前に某氏から譲って頂いた同じSHIMANO ULTEGRA FC-6503、それが172.5mmなんです、それならasuka号に172.5mmを付けて、外した170mmをerbaロードに付けようとの企て。しかしクランク長170と172.5の差はあるのでしょうかね、S氏はあっさり「そんなん素人には変わらんで」と云われ、V氏には「そらちゃうで」と云われますし、まぁものは試しに、膝を痛めるなんてオチがつくかも。せっかくですからBBも外してハンガー部のグリスアップも、BB-6500はシールドタイプですのでこれ以上はバラせません。
 無事にクランクアームの交換終了、ブレーキシューもウェットな環境に強いM50Tから、効きがしなやかでリムアタックな少ないR50T2に交換、ついでにバーテープ、シフトワイヤー、アウターを交換しました。
 足回りを触ったので少し試運転を、大和川べりを走っていたのですが、坂道も取り入れようと箸中へ、檜原神社の前後の道の舗装工事が始まっています。ここは山の辺の道の一部ですし、東海自然歩道にもなっていますので、自転車には鬱陶しい石畳様にするのかと思っていたのですが、工期が今月13日までとなってますので残り工期からするとカラー舗装かな。気になったのは「農村周遊自転車ルート整備事業」との表示、なんか訳の判らん事をやっているのですね、ググってみると田原本町と広陵町では既に整備されているとか。
 さて帰って次はerbaのメンテナンス、クランクアームの入れ替え他、asuka号とerbaロードの駆動系はリアディレラーとスプロケット以外は共通の6500系なんです。スプロケットは以前間違ってポチった13-25が付いていたのですが、些か辛いので以前から使っていた11-28に換装、asuka号と同様にチェーンとプーリーも交換しますが、チェーンは思い切ってCN-HG53から安いFSCの物を試してみる事に、さすがにasuka号には躊躇いますがね。自分で交換するなら安いものをマメに変えて行く方が良い様な、モノにもよりましょうが、
 タイヤはパナのTOURER 700x26Cが長らくお気に入りだったのですが、コスト面から同じくパナのCLOSER PLUS 700x25Cを一昨年から履いてみたのですが、あまり耐パンク性は良いとは、昨年高野山でサイドカットした折には走行距離が短いので切れた前輪だけ交換してローテーションしてきたのですが、そろそろ交換時期かと。TOURERといきたいところなんですが、コスパが良いと某氏オススメのIRC JETTY PLUS 700X25Cを試してみる事にペアで送料込み3,899円で手に入ったのは魅力です、IRCのタイヤを履くの2004年以来、以後ロードにはパナの25か26をずっと履いてきました。

 その他にブレーキシュー、ワイヤー一式も交換。
 後は「延陽伯」号のギドネット化が残っているのですが、明日の心だ。それより走りに行きたい。

 

 

山之辺の道へ「自撮り」ポタ

山之辺の道(桜井市穴師)にて

 最近トンとご無沙汰の「自撮り」、お天気も良いので買い物のついでに久しぶりに三脚を積んで出掛ける事にしました。
 向かったのは山之辺の道、行楽シーズンはハイカーで賑わうので自転車で踏み込むのも憚られるのですが、この季節の平日となると静かなものです、梅の他に気の早い桜もちらほら。
 桜井市域の北の端、景行天皇陵の手前、振り返ると三輪山の見えるポイントまでやってきました。三脚は横着してゴリラポッド、やはり高さを稼げないのは不自由ですね。


 小一時間ばかし時折やってくるハイカーの合間を狙って数テイク、もう少し北の方へ行けば見事な菜の花のポイントもあるのですが、あまり時間もないので上街道経由で帰ってきました。本日の走行15.5キロ。

 過去に山之辺の道周辺で撮った写真。

 

今年最初の東吉野サイク

東吉野村小(おむら)「麦笑」にて

 今日明日と予定していた山添村の「カントリーパーク大川(おおこ)」へのキャンプツーリングが雨の予報に中止となり、今日1日だけでも走ろうに出かける事に、FaceBookに告知したら釣れたのはチネリ怪人Vivva2000さん、9時に明日香村のセブイレで待ちあわせします、やってきたのは2017年12月に発売された「旅する自転車~ランドナーの本~」の表紙を飾ったエルス。予報では奈良県北部は晴のち曇りなのですが、今一つお天気はすっきりしません、路面は交通量のある処以外はほぼウェットな状態が続く中を芋ヶ峠に向かいます。気温はこの時期としては高めで登りになると結構汗をかくので気を付けないと。暮れには柴が散乱していた芋ヶ峠、吉野町側は綺麗に整備されています。
 殆ど休憩なしで1020には吉野町河原屋のローソンに到着、少々補給をば、この先コンビニの類は皆無です。
 宮滝と窪垣内の信号にもかからなかったので1138には小(おむら)のパン屋さん「麦笑(むぎわら)」に到着、ここは座敷がイートインコーナーになっていて、コーヒーと紅茶をお願いする事ができ、オーブントースターがありますのでピザ系のパンとか温める事もできます。
 このコース、吉野川(紀の川)の支流高見川に沿って遡上する快走ルートですが、Vivvaさんを先に走らすとどんどん行ってしまいますので、抑えながら引っ張るのが精一杯、デジカメも持ってこなかったので走っている写真は全くありません。13時丁度にはR166との交点に到着、高見山の眺望は期待していなかったのですが、出迎えてくれました。
 県道251号谷尻木津(たんじりこつ)線に入り、標高609mの一谷峠を越えると宇陀市菟田野岩端(いわはし)です。
 お馴染みの古民家カフェ「月うさぎ」で番頭さんと4月4~5日に予定している企画の打ち合わせ、12月は初めての試みと云う事もあって「酒池肉輪会」の行事だったのですが、次回は他の皆さんにもご案内できるかと。写真は少し下の方でリフォーム中の古民家、3月末にはこちらも使える様にするとか、五右衛門風呂もあります。
 15時には岩端を後にし女寄峠をバヒュンと下って1時間ほどで桜井へ下ったきました。DST 82.2km、TM 5:11:47、AVS 15.8km/h、MXS 56.3 km/h。

武装解除


 明日明後日と山添村へキャンプのお誘いを受けていたのですが、予報は一旦持ち直したので準備を進めていたのですが、やはり日曜は80%の降水確率になってしまい、今朝中止の知らせが、残念ながら武装解除です、しかし今まで何度も雨でキャンツーが流れたなぁ…「白崎海岸」「丹後半島」「余呉湖」。ここ暫く「石川ポタ」とかで4サイドで出動する事はあってもキャンプは昨年10月の「大隅半島キャンプツーリング」以来行けていません。