ちょっと寂しい便り

長年愛用しているFEP(日本語入力フロンエンドプロセッサ、もう死語か)、VJEを出しているVACSから葉書が届いた。 VJEを始めパッケージ製品の販売とサポートを終了するとの事である、今ではカナ漢字変換なんかはOSに付いている様に思われているが、20数年前は単体製品としても発売されていたものである。 今では単体でFEPを買う人なんかは殆どいないだろうから、もう商売にもならない事は簡単に想像できる。 実際最近では相性の良くないソフトもあるし、客先へ行ってもIMEばかりでそろそろ潮時かなとは思っていたのだが、やはり少し寂しい。



VACSと云えば日本初のMS-DOSマシン松下通信工業のマイブレーン3000のMS-DOS1.25に日本語入力をインプリメントしていて、きっとそれがVJEの前身になったのだろうし、その後アスキー発売のMS製品にも添付されもしていた。 それからConcer98なんてNEC PC9801シリーズの640KBのメモリ上でコンカレント環境を提供するなんてとんでもないものも出していた、当時の会社の同僚がフロントでエディタを操作しながら、バックエンドでNC工作機械を制御していたら、あらぬ処に穴をあけてしまったのなんて笑い話も記憶に残っている。 そう云えば確か新橋のクラブでVACSの専務とは当時アンガマンバス社の東貴彦やエージテックの棚橋社長とも酒席を共にした記憶も残っている。

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