いざ芋峠へ

暗いうちから超強力LEDライトのテストと、某A氏が心待ちにしている GARMIN eTrex LEGEND HCx の不具合が私の日本語版でも出るかのテストで芋峠へ向かいました。 先月初瀬ダムから笠そば、天理ダムへと結構厳しそうなコースでも問題は出なかったのですが、某A氏の英語版はサンギリ林道でも出ているのそうですから、日本語版にも同様の問題があるとすれば、芋峠は格好のテストフィールドです。

FI2613076_1E.jpg お馴染み、役行者の祠のあるカーブ、昼でも暗い位ですから、まだまだ真っ暗です。








FI2613076_2E.jpg標高497mあまりの芋峠に到着、ここまで暗くてGPSの動作を確認するどころではありませんでしたが、峠に着いても標高は211mを示していて明らかに異常な値です、ここは比較的空が開けて充分に衛星を補足できる場所です、念のため10分程待ってみましたが高度を示す値は殆ど変わりません。



FI2613076_3E.jpg話は変わって超強力LEDライトの方は至って快調、振動に対しても接触不良を起こす様な事はありませんでしたが、20km/h前後でj巡航するには照射角度がやや広い過ぎる様で、逆に照射角度が狭過ぎるマグライト等(右側)との併用が理想的です。 月夜に負けない明るさにナイトランが愉しみです。



FI2613076_4E.jpg帰宅後、早速カシミールにログを落としてみると、案の定明日香村稲渕の関西大学飛鳥文化研究所を過ぎ比売命神社あたりからトラックデータは異常を示しはじめ、栢森を過ぎて林間にはいると200m以上も外れてしまっています、結果的にはトラックデータは芋峠にさえ辿りついていません、芋峠で10分程待機しましたが、正しい位置を補足できずじまい、あえてリセットせずに引き返しましたが、役行者の手前(峠側)からトラックデータはほぼ誤差の範囲に戻った様にみられます。 移動速度は上り6?10km/h、下り20?30km/hですが、某A氏の報告通り、速度の遅い上りで従来機にも劣るどころか異常な値を示しています。

FI2613076_5E.jpg高度(赤線)を見ると異常である事は明らかです、既にトラック(緑)が異常なので比較するのもおかしいのですが、高度の値が34mまで下がってしまっていてこれは論外、ここのポイントの実際の標高は400m前後です。 峠までの同じルートを往復してこれだけ違うのは、補正とか先読みのアルゴリズムに問題があるとしか想像できません。 幸か不幸か今回は道路元標探索のために買った様なものなので、その点では問題の発生する様な処に道路元標はないのですが、峠越えツーリングのお供としてはとてもお話になりません、10km/h以下でこの様な問題が発生すると云う事は山歩きには使えないどころか、使ったら危険なシロモノと云う事になりますね。
ちなみに測地系はWGS84、WAASは有効にしています。

アフィリエイト広告を利用しています


「いざ芋峠へ」への5件のフィードバック

  1. よくこんな怖いとこ行きましたね。
    というか車が通ったら不気味がられそうな・・(^^;しかし予想が的中して見事に同一モードの不具合ですね。
    横方向へのずれはまだマシそうに見えますが、高度の急降下はまったく同様ですね。
    ひいひい言いながら登ってるのに高度がどんどん下がっていくのは実に不愉快なものですよ。
    旧機種のLegend Cxでは下りはずれても上りではほぼきれいに追従しています。
    これほど極端な性能低下は到底納得できないです。
    この事実が明るみに出ると、販売店はこれから受難の時代を迎えそうな・・(^^;

  2. ご存じの様に黄色いeTrexを使ってましたから、高速でのダウンヒルでの急降下はCPUの処理能力やGPSとしての測位能力不足から起こっていたもので、これは致し方ない事として許容していましたし、あえて云えば予測や把握はできます、でもHCxのこの問題は明らかにロジックに誤りがあると云う事ですからねぇ… とにかく「いいよねっと」には投げておきましたが、これだけの現象がいまだ一般に認知されていないのも不思議です。

  3. 的外れだったらごめんなさい。
    最近のガーミンのGPSの仕様を見るとアンテナが 内蔵パッチアンテナとなってメーカー等の記述がありませんよね。
    一世代前のモデルはSirfStar?Vの記述がありましたが・・・。
    噂ではCXはMTK(メディアテック)のアンテナらしい・・・。
    このアンテナを使っているHolux M-241(GPSロガー)というモデルをはづきのメンバーさんが使っていますが、低速の登り状態で空の視界が開けているけどログがぶっ飛ぶ現象が起きています。

  4. こんにちは。
    Hcxを使っていますが、こういったトラブルは全くないですね。
    4月にパキスタンに行って、3000メートル付近を上り下りしましたが、データに異常はないようです。
    画像をあとでブログにあげてみますね。

  5. エスペラさんこんばんわ。
     この問題は某A氏が詳しく報告しているので、http://blog.cyclekikou.net/category_6/ を参照して頂くと良いのですが、車や自転車でも下り坂とか相応の速度が出ていると発生しません。
    深い谷あいのコ?スで起こりるのですが、多少のコースアウトとかなら良いのですが、登り坂をヒイヒイ登っているのに、どんどん標高が下がっていくのは戴けませんわ。

コメントは停止中です。