今さら自慢にもならないのですが、クラシックとジャズに関してそれなりの枚数のCDやLPがあります。 なかにはジャケ買いしたものやコレクション的なものもあって、一度聴いたかロクに聴いていない様なものも。 この歳になると物へのこだわりもなくなってきまして、最近ではiTunesなんぞでダウンロードしたものをデジタルオーディオプレーヤーで聴く機会の方が多くなった様な、そんな訳でCDを買う事も、また別の意味で余裕がなくなってきたので今年は1枚も買わずに過ごしてきたのですがね。
ところが年も押し詰まった12月になって2枚買ってしまいました。
メンゲルベルクの「悲愴」を聴いていて思い出したのはミトロプーロスの指揮する「悲愴」、数少ないステレオ録音です。 40年も前に買ったLPがあるにはあるのですが、実はレコードプレーヤーが壊れたままでほったらかしの状態、あの凄まじいスケルッツオを聴きたくなってポチってしまいました。 久しぶりに聴くその演奏に手持ちのカラヤン盤もバーンスタイン盤も、その他もろもろもぶっ飛んでしまいました、誰やNPO暗黒時代の指揮者なんて云うヤツは、3楽章のコーダでは震えがきましたね。
もう1枚はfacebookのなぜか自転車繋がりの中での話題、Sonny Redはハードバップ時代にちょこっと出てきたパーカー系アルトの一人、Curtis Fuller の with Red Garland でサイドメンして参加しているのが愛聴盤なのですが、これは数少ない貴重なリーダーアルバムのひとつ、存在は知っていたのですが、希少盤で結構良いお値段が付いていたりします、思い出した様にググって見ると国内盤CDが一時出ていたのですね、偶然にも中古が格安で出ていたので迷わずポチってしまいました。 先のCurtis Fuller盤同様に歌物を吹かせると良く歌うアルトです。