今日は「自撮り」の準備を整えて目的地も何も決めずにスタート、まずは明日香村へ。平日にも拘わらず、「かかしコンテスト」の会場となっている稲渕界隈は、観光客やアマチュアカメラマンと路上駐車の車で一杯、そろそろ彼岸花も咲き始めているのですが、そんなこんなで今日はパスして栢森へ。芋ヶ峠への入り口にはアスファルトフィニッシャが置いてありましたので、工事中の高取山林道、舗装が行なわれるのでしょうね。先日の台風で柴が散乱しているかと思っていたのですが、早くも撤去作業が行われた様です。
芋ヶ峠を越え、千股あたりで「はさ掛け」の風景でも狙えないかなと思っていたのですが、よくよく考えると台風直後ですからね。河原屋のローソンで補給の後、吉野川左岸の県道を宮滝へ、R370を窪垣内まで走り三茶屋の「吉野見附茶屋」へ、休日なら色々販売しているのですが、平日は静かなものです。相変わらず行き止まりと記された県道28号吉野室生寺針線を小名方面へ、確かに県道は未開通のままなのですが、宇陀方面へ抜ける事が可能です、遠回りですがR370を関戸峠から大宇陀方面へ向う、車の少ないバイパスルートとして時々走る道です。小名界隈の里山風景、既に稲刈りは終わっていました。
滑り止めに路面が丸く彫られたコンクリート舗装に変わると宇陀市域への峠になります、案内も標識も何も無い静かな無名の峠です。
結局、大宇陀の街へ下り松山街道を北へ、宇陀川沿いの田園風景の中を行きます、あちこちで稲刈りが始まっています。水分神社の鳥居を一枚、モチベーションの上がらないまま、以前にも撮った場所なんですが、手ぶらで帰るのも何なので三脚を引っ張り出します。この宇陀川右岸の道は専用道ではないのですが、以前からサイクリングコースと小さな案内が立っています。他所の人にはあまり知られていないのでスポーツバイクを見る事はあまりありませんが、どちらかと云うと朝夕の通学自転車が多かったりして、こんな良いルートがあるのに対岸の国道が「ならくるT-1」に指定されています、お役所仕事ですね。現在では榛原のオークワの前から大宇陀の古い街並み近く、小附(こうつけ)辺りまで整備が進んでいます。
旧榛原町域に入る手前で橋を渡り左岸を引き返します。ちょっと良さげな稲穂と彼岸花の風景を見つけたので、真横から狙ってみます。引きがないのでかなり厳しい条件なのですが、この辺りのテクニックは「【連載】 Selfy Photo 『自撮りのすゝめ』⑦」の記事をご覧頂ければ。ただ今日入れてきた8Gのメモリーカード、書き込みが遅いかしてちょっと付いていけない様で。
大宇陀平尾にて、籾殻を焼く燻炭の風景なんですが、殆ど記念写真みたいなショットです。
野依まで戻りR166を女寄方面へ、陽も傾いてきたのですが久しぶりに男坂へ。桜井から大宇陀への古道、忍坂(おっさか)道の半坂峠、神武東征の男坂として伝承されている処です。近畿自然歩道になっていて桜井へ下って行けるのですが、この季節に膝から露出したスタイルでは危険ですので、引き返して女寄トンネル経由で帰途に就く事にしました。本日の走行68.9キロ、平均速度14.8キロ距離はともかく久しぶりのポタリングペースでした。