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今年も年末恒例「石川ポタ」

「石川ポタ」は2002年頃から大和川の支流石川沿いのサイクリングロードで行なわれている年忘れポタリングイベントです。 元はだいすけさんが主宰していた「ランドナー補完計画」の行事だったのですが、現在はRRCB(Restoring and Riding Classic Bicycles)の行事として受け継がれていて、概ね12月の最終日曜日に柏原市役所前に集合し、通称「OHCHOの森」までの往復20キロ余りをのんびり走ります。

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今年も残り僅か、なんですが…

20161223a.jpg 今年も残り一週間余り、先月から断続的に続けていたasuka号の整備、最後にボコボコになっていたフロントガードの交換を済ませて一応完了。 キャンプではありませんが、週末の「石川ポタ」に備えて、炊き出し?や振る舞い?の荷物を運ぶために4サイド仕様に仕立てます、まぁ2サイドでも間に合う様な気もしないでもないですが。
 
20161223b.jpg フロントのマッドガード、輪行時はヘッド抜きですから外す事は殆どありませんし、リア程ストレスも掛からないのですが、リアと同様にアクリル板製の補強版を入れてみました。 見た目は良くないのかも知れませんが、どうせキャリアやバッグに隠れてしまう場所ですので、気にしません。
 
20161223d.jpg 元来、自転車弄りは得手じゃないのですが… シクロサロンあすかの親爺がお元気でしたら、お任せで自分で触る事もなかったのでしょうが、如何せん近くには適当なショップもなく、結果的にはすっかり工具類も揃ってしまいました。 その上今風の自転車人が触る事のないだろう、ホイールを組んだり、マッドガードを加工したりするもんですから。 変わった処では引き抜きリベッター(左)はなかなか活躍しています。 オートポンチ(右)も重宝します。
 
20161223c.jpg そうそう先日の「津風呂湖ツーリング」で、馬鹿になったネジ穴の再生方法で、ヘリサートと云うのを教えて貰ったのですが、専用工具が結構なお値段になるので、試しにこないなものをポチってみました。 AMAZONのレビューではハンガーに使ったツワモノもいる様ですが。 細く切ってL字状に曲げて、とりあえず馬鹿になっていたErba号のボトルケージのダボに使ってみたのですが、あまり強く締め付けて行くとちぎれてしまう様です。 本来は筒状に細工をしてやるのが良さそうのですが、M5ではちょっと難しいです。 ダボ穴に関してはM6のタップを立て直してやるのが一番でしょうかね。
 
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 さて話しはマッドガードに戻って、間違えると取り返しが付かないだけに神経を使うのは、高価なマッドガードの加工。 私はアクリル板でこの様な型紙?を作っていて、先のオートポンチが活躍するのですが。 加工中にこんなのがあれば便利なのになぁと思っていたのですが…
 
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 世の中には本来の目的ではないカラフルなマスキングテープがある事は知っていたので、もしやと思って、探してみると、あるんですね、それも何種類も、速攻ポチりました。
 
20161223h.jpg と云う話で、話題が工具から文具に移ってきましたが。 卓上版に続いて、ちょっと変わった文具類が活躍する限定版「CanCan謹製カレンダー」プレミアムバージョンも完成。 こちらは図らずもカレンダーのモデルになった方々、写真を提供して頂いたお二人、今年自転車でご一緒して頂いた方々上位10位以内の方に進呈させて頂きます。
 
20161223g.jpg さて「石川ポタ」でのゲームによるプレゼント交換の景品、ご準備されてます、参加者の方はくれぐれもお忘れなく。 では「石川ポタ」でお逢いしましょう。

今年最後の最後の東吉野サイク

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奈良県吉野郡東吉野村木津(こつ)にて
 
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 先週も「今年最後の東吉野サイク」と題して向ったばかりなのですが、「月うさぎ」の雪便りを見て、一日お天気も良さそうだし、青空に冠雪の高見山をバックに「自撮り」をしようと、急遽東吉野へ向う事にしました。 まずは今月3回目、今年17回目の芋ヶ峠へ向います。
 
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 東吉野村へ向う時、いつもは真っ直ぐに吉野川河畔まで下るのですが今日は津風呂湖畔へ、右岸を走るとかなりの遠回りとなってしまうので、ダムの天端道路を走って左岸の県道(写真左)を行きますが、やはり入野(しおの)の手前で吊橋を渡って右岸(写真右)に入ります。
 
20161218d.jpg 入野の急坂を登ってR370に取り付いて入野峠を下り吉野川河畔に出ます。 蛇行する吉野川に沿って遡上してくるより数キロは近道になる様ですが、ややアップダウンが厳しくなりますので時間的にはあまり変わらないかと。
 
 
 
20161218e.jpg 東吉野村小(おむら)にて。 先週はカレンダーを届けにあちこち寄り道ばかりでしたが、今日は「麦笑」も「よしの庵」にも立ち寄らずにひたすら木津(こつ)を目指します。
 
 
20161218f.jpg 伊豆尾の集落を抜け旧道と別れて右に大きくカーブすると谷あいに高見山の威容が見えてくるのですが… かなり期待していたのですが、雪はかえって先週より少ない位ででした、残念。
 
 
 
 
 
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 せっかく「自撮り」の準備もしてきている事ですし、お気に入りのポイントへ移動して準備を始めます。 ところで今までで一番青空と高見山の冠雪に恵まれたのは右の写真、スレート葺きの屋根と相まって、とても奈良県とは思えない光景。 一昨年の12月8日なのですが、この時は「自撮り」の準備はしていなかったのです。
 
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 路面への積雪は殆ど残っていませんし、先週は谷尻(たんじり)から一谷峠を越えたので、今日は染谷峠を越える事にします。 水の流れている箇所は凍結していた形跡がありますので、朝走るのはちょっとヤバそうですが、問題なく染谷峠(713m)に到着。 ここで1440、陽の短いこの季節ですから室生ダム経由で帰るのはちょっと厳しそうです。 時間的に陽が沈んだ直後、交通量の多い17時台にに女寄か西峠を下る計算になります、それでなくとも気ぜわしい師走ですのであまり気が進みませんので、好きな道でもありませんが、R369を榛原へ真っ直ぐ下る事にしたのですが。
 
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 大内峠の旧道を下りR369に入って1キロも走らない内に、ズブズブと後輪の空気が抜ける気配、すわパンクか! どうやら路肩のガラス片か金属片でも踏んだのでしょうか。 まだまだ標高500m以上、日陰はかなり冷えますので、陽射しがあって広そうな路肩まで少し押しします。 実は昨夜28Cから32Cに換装したばかりで、いつもなら2本持ってきているスペアチューブが、今日は1本だけだった事に気が付いて悪い予感がしたのですが、次がないのでパンク箇所を慎重にチェックした後、順調にチューブ交換こそ出来たもののエアーが入りません、チューブを外して調べてみると、バルブの根元が裂けています、なんと先日バルブの根元が裂けてFaceBookネタにしていたそのチューブ、さっさと捨てれば良いものを、間違って持って来ていたのです。 もうこうなるとここでパッチ当てをするしかありません。 幸いパッチもゴム糊にも不都合はなく、路肩の標識にライトから取り出した電池でゴリゴリやって圧着させます、温度のせいかゴム糊の馴染みが多少悪い様な気がしますが、うまくタイヤに入れてやれば空気圧でしっかり着いてくれるでしょう。 作業時間約15分、ここから榛原の街まで9キロあります、少なくともその辺りまで無事に下れれば。
 
20161218j.jpg パンク修理に延々と続く下り坂と、すっかり身体が冷え切ってしまいました。 いつもなら篠楽から女寄辻経由で下るのですが、最短のR165西峠経由で帰る事にし、西峠のローソンでMachiCafeで暖まります、ここはイートインコーナーがないのが残念ですが。 無事に17時過ぎには桜井に帰り着く事ができました。 本日の走行85.5キロ、たっぷりと冬を感じさせてくれた1日でした。

asuka号無事復帰

 
 先月からフリーがフリーになったり、先日の「津風呂湖ツーリング」ではマッドガードをぶっ壊したりと満身創痍のasuka号ですが、無事に復帰しました。 後ろだけ新しくなったリムだけが輝いています。
 
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 最初、同じリアハブFH-6500の手持ちがあったので、フリー部分だけの交換を企んだのですが、組んだ状態のホイールでないとハブからフリー部分を外すのは難しいと知り、あらたにリムとスポークを調達してホイールを組むことにしました。 従来通りリムはARAYAのPX-645 36H、イタリア組み6本組です、実は以前は過去の経緯からなんと15番だったのですが、今回は14番としました。 実はシクロサロンあすかの親爺は基本的にロードやトライアスロンしかやってなかったので、ホイール組みは15番しかやってなかったのではと思うのです、結果的には細いから切れやすいと感じた事はなかったのですが。
 以前のホイールは半年程しか使っていないので、バラして歪みがなければ、8本組みで組み直して見ようかておもっているのですが、あと手持ちのFH-6500はハブボディが破断した32Hと、フリーがフリーになった36Hなので、やはりフリー部分を入れ換える算段をしなくてはなりません。
 
 マッドガードですが、ナニ銀さんで「なんでそんなに壊れまんねん」と笑われる位にしょっちゅう壊してます、輪行する事が多い事もありますが、まぁ元来なにかと荒っぽい事に他ならないのですが、本所の高級軽量マッドガードは私にはデリケート過ぎます。 それも壊すのは後ろばっかり、お陰で前用が余ってくるのですが、そこは良くしたもので、高価な分割式マッドガードの後ろ半分を前用から作り出しているのです(「分割式マッドガードの加工」)。 さて今回はブリッジに固定するネジ穴部分の内側にアクリル板で作った補強板を入れ、多少体裁は悪いですが引き抜きリベットで固定しています。 この部分はどうしても亀裂が入ってきやすいので、皆さん色々と金属製の補強板を入れたり、革製や樹脂製のワッシャを咬ませたりしているようなのですが、結構な距離を走るasuka号にはそれ位では役に立たない様でして。
 
 ブリッジの回りに引き抜きリベットの頭が見えているのですが、まあ飾り物の自転車やありませんし、質実剛健、実用本意と云う事で。 ところで引き抜きリベット、一般的な工具ではありませんが、結構手頃な値段からありますし、リベットも大きなホームセンターで揃っています。 実は先の分割式マッドガードの製作用に買ったものなんです、板材の接合には重宝します。
 
 17年間で50,000キロ以上走ってきたasuka号、脳天逆落としを食らっても壊れないと云われたデオーレXTのリアディレーラーですが、プーリーこそ替えはしましたが、相当ヤバくなってきていた処、ヤフオクで新品が適価で出ていましたのでゲット、スプロケットと共に交換。 スプロケットの方は、現役と年金需給の狭間のビンボー人ですので、些かグレードダウン。 後はフロント回りですが、既にギア板のみのスモールパーツは完売、クランクセットとなるとヤフオクでも結構なお値段になっている様でして。
 さて、そんなこんなで無事にasuka号は戦線復帰です。

これも年末恒例行事

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 出来上がった「CanCan謹製カレンダー」を大阪の皆様に配りに回るのも年末の恒例行事になってしまいました、特にskuram氏は毎年何枚かの写真を提供して貰っています。 さて大阪へは4ヶ月ぶりです、実は大阪生まれの大阪育ち、電車で1時間とかからないのですが、最近は通販で何でも買えるので、余程用でも無ければ出て行かないのです。
 地下鉄で移動しますので、谷町九丁目駅で「エンジョイエコカード」なる一日乗車券を800円で購入、なかなか元を取るのは微妙なんですが、休日なら600円になるので使いやすいです。
 
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 まず南森町へ、skuram氏と落ち合い竹元さんのお店「alioli dos」へ お昼を頂きます。 お次は大正の「ナニワ銀輪堂」、今や関西でランドナーに乗る人にはなくてはならないお店になりました、ちょっと長居をしてしまいましたが、次はあびこ(洒落やなしに)、大塚親分の「サイクルハウス アヴィワン」へ、決して旧車を扱うお店ではないのですが、何やら三木製作所と思しき一台が、なにしろ大御所だけにお宝が… と云うか実は鉄道模型マニアとオーディオマニアには魔窟なんです。 最後は谷町九丁目へ戻ってきて居酒屋「季春」に言付けておこうと思ったら、偶然にもオーナーのkiharuさんが、直接お渡しする事ができました。
 
20161206c.jpg と云う訳で最近はシラフで帰る事が多いのですが「季春」さんで少し頂いて帰途に就きました。 そしてasuka号と延陽伯号の修理部品も揃いました、「石川ポタ」までには直るかな。
 ちなみに「エンジョイエコカード」は1,040円分乗車。
 

津風呂湖ツーリング

 私たちの間で12月と云えば「あすか鍋サイク」と「石川ポタ」が恒例行事となっている訳ですが、「あすか鍋サイク」の方は2007年の第10回以降は隔年開催でエエやないかと云う事に一応なってまして、今年も少し考えてみたのですが、やはり今年は「あすか鍋サイク」はやらないと決めてはみたのですが、それもちょっと寂しいので明日香村をスタートとするサイクリング企画を考えてみたのです、他のイベントとの重複を避けて週間天気予報が出てきた1週間前に12月3日(土)にやりますよと、急遽告知をさせて貰う事にしました。
 
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 明日香村は石舞台古墳の向かい側、売店前に9時半に集合と云う事で、前夜までに私を含めて8名の参加表明があり、dendenさんのドタ参もあって、当日朝には都合9名の参加者が集まりました、見事に全員がマッドガード付き自転車と云う事に。 コースは2009年の第11回「あすか鍋サイク」に準じて、メインの津風呂湖畔は昨年あたりから整備が進み通行が可能になった右岸ルートを取る事を考えてみました。
 
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 明日香村内は稲渕から栢森と「あすか鍋サイク」でもお馴染みの芋ヶ峠への県道<15>桜井明日香吉野線を辿ります。
 
20161203e.jpg 10時27分には標高500m弱の芋ヶ峠に到着、しかし最高のお天気です。
 
 
 
 
 
 
 
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 芋ヶ峠を吉野側に下り、千股の水辺公園でトイレ休憩ですが、一旦自転車談義が始まると放っておくと何時までもやってます、まぁそれが至高の時間なんですが。 幸い幹事役の私はこの手の話題は不得手ですので、頃合を見計らって遠慮なくGOサインを入れます、でないと動かないもんで。
 
20161203g.jpg ちなみに本日の参加車です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
20161203h.jpg 素晴らしい初冬の里山風景の中を走り津風呂湖へ、「サイクリング車以外の二輪の通行を禁止します」と書かれた平尾吊橋を対岸(右岸)に渡ります。 津風呂湖は1962年に完成した津風呂ダムによってできた人造湖で、大きな湖沼のなかった奈良県には貴重なスポットだったのですが、今はちょっと寂れた景勝地と云う感じです、ただヘラブナやバス釣りの人が多く訪れています。 その津風呂湖、南岸(左岸)には県道が走っているのですが、右岸は近畿自然歩道には指定されていたものの、整備が遅れていました。
 
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 平尾吊橋を渡ると「木ノ子広場」、テーブルこそありませんが四阿やベンチがあり、トイレに水道もあります、ただ水は飲用に使えるかは? なかなかの休憩スポットなのですが、車は湖岸沿いに離合困難な一車線路を何キロも大回りして来なければなりませんので、利用する人は限られています。 さて各自お昼に店を拡げます、日向がとても心地好い初冬の一日です。
 
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 さてお昼からは湖岸に沿って走ります、対岸に津風呂ダムが見えています。 一ヶ所だけ半島状になった部分をショートカットするだけで、他は橋もなく入りくんだ湖岸を忠実に辿りますので、相当に遠回りです。 対岸の県道の倍は走らされます。 車はほとんどと云って良い程やってきません。
 
20161203l.jpg そんな訳で結構な距離になるのですが、景観に配慮してか全てこげ茶色に塗られたガードレールは切れ目なく、湖に付きだしたカーブにはミラー、写真的には結構邪魔なんです。 湖岸路と云いながら1ヶ所だけ小さな峠があり、これが激坂でシフトミスして立ち止まる人が続出。
 
 

 
 津風呂湖畔を行くショコラさんとdendenさん。
 
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 さて写真は2006年冬の津風呂湖右岸路です。 偶然にも同じく12月3日で、落ち葉の絨毯のシングルトラックにご機嫌のdendenさんが写っています。

 
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 ようやく湖岸路を走り終え、上流の入野(しおの)に到着、ここは春には桜並木が見事です。
 
 
 
 
 
 
 
 

20161203s.jpg 入野で国道370号線に入り三茶屋(みちゃや)へ、ここには木製のサイクルスタンド?があります、8台まで入ります。 (写真左 : ショコラさん、写真右 : kitanoさん)

 
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 予定ではこのまま国道370号線を関戸峠まで行くつもりでしたが少し時間の余裕もありますし、やや遠回りですが車の少ない小名経由の道を行き、無名の峠で宇陀市へ入ります。
 
20161203p.jpg 国道370号を跨いで大峠へ、標高差が200m近くあり、ここまで走ってきた脚にはちょっと大変です。 写真は宮奥ダム、大峠トンネルまで後一息。
 
 
 
 
 
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 飯盛塚まで下った処で桜井へ下るdendenさんとお別れし、大化の改新と紅葉で知られる談山神社のある多武峯まで再び登り返しです。 推す事を承知で激坂の参道へ、なんとWi-fujiさんは登りきってしまいました。 既に紅葉の盛りは過ぎていますが、週末とあって観光客で賑わっています。 久しぶりの「灯篭亭」で串こんにゃくを頂きながら、ご主人と世間話、12月中旬までは営業するそうです。
 
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 今や近隣のヒルクライマーのメッカとなってしまった坂を下って、余裕で15時40分に石舞台前に戻ってきました、みなさんがご一緒に走った距離は52キロ程かと。 大和八木駅まで走り輪行で帰途に就かれるお二人を案内して、桜井へと帰途に就きました。
 

 
 集合写真を含む「津風呂湖ツーリング」の写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2016]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、CanCan謹製カレンダーの奥付等でご確認下さい(2017年用パスワードも使用できます)。

asuka号のこと

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明日香村石舞台にて(2016年8月)
 
 昨夜「赤福~剣峠ツ-リング」から帰ってきて輪行袋に入ったままのasuka号を出して組み立て、あちこち気になる処を触りだしたりしていると、すっかり遅くなってしまいました。 結局はマッドガードを通常のものに、ブレーキワイヤー、リアブレーキパットを交換し、エイドアームが絡んでいるアウターの取り回しを治してバーテープを巻きなおしたと云うもので、結局夜中の3時位になってしまい、フリーだった今日は試運転がてら近くを走ってみようかと思っていたのですが、それも叶わずに1日終わってしまいました。
 
20161128b.jpg こんな感じですね、バーテープは前はフィジークのもので、なかなか良かったのですが、今回はサイクロプロの同じ様なものが安かったので買ってあったのでそれを、見た目や感触は変わりなく、なかなか巻きやすく長さにもゆとりもありました。
 しかしこんな写真を見せると色々と突っ込みが入りそうですね(^_^;) ランドナーですねと云われればあえて否定はしませんが、自分的には700Cツーリングと云う事に。ランドナーと云うと色々と様式に拘る人がいますんで、なにせアウターは上出しではありませんし、エイドアームなんてのも付いていますし、ペダルはヴィンデイングです。ポストランドナ-何て考えもなくはないのですが、基本的に様式より実用的である事が私のスタンスです。
 
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 エイドアームと云うのはTESTACHの商品名になると思うのですが、サブブレーキとか補助ブレーキとか、エイドアーム、エイドブレーキなんて呼ばれていたりもします。 TESTACH以外にも同様の製品がある様ですが、基本的にアウターを押し出す事によってインナーが引かれたのと同様の作用となりブレーキがかかる形になります、従って既存のブレーキと併用ができて、上ハンを持っていてもブレーキ操作が可能になります。ただセフテイレバーとともにロードにしろ何にしろベテランだとか上級者だと思っている人には格好悪いだとか初心者用だとか、あまり評判は良くない様です。確かに完成車についているのは入門用のクロスバイクだったりしますが。
 
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 あまり大きな声では云えませんが、走りながら写真を撮る事がままあるので、うちの現有自転車すべてにこのエイドレバーまたはセフティレバー付いていて、かつブレーキは全て左後ろの設定になっています。ただこのエイドアーム、ギドネットの様に直線的なデザインだったら良いと思うのですが。
 
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 ちょっと妙なものが付いていますが、昨年友人から賜ったGPS、カブトムシの角の様なアンテナが前に飛び出している為、フロントバッグに干渉しないように日東の便利ホルダーを使って後ろにオフセットさせています。便利ホルダー、頑丈でクラシックな感じは良いのですが、お高いのが欠点。詳しくはこちら
 
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 ヘッドライトですが、最近はクラシックなデザインのランプにLEDを仕込んだりと皆さん色々と工夫されている様ですが、市販の汎用のLEDライト(ジェントス NEX-903D)を使っています(防水性をうたった製品ではありませんが、今の処は不都合はありません)。自転車へのマウントを考慮していない汎用の製品ですが、径がぴったりですのでTOPEAKのインフレーター、モーフシリーズのブラケットを流用しています。TOPEAK製品ですから保守部品として入手も可能かと思いますが、ボトルゲージと共付けできるアクセサリーを使っているためにこのブラケットが余っていたのです。うちでは現在では携行用のインフレーターはロードが1本、ミニが3本と全てモーフシリーズになっています、なかなかお薦めギアなんで。もとよりナイトラン、ロングライドが好きな私ですのでライトは2灯装備しています。 しかし10年数前まではあの心もとないピン球の明かりで走っていたのが信じられません。後年ハロゲン球で明るいのもあったのですが、単3電池4本を一晩で3回交換した事もありましたね。
 
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 1999年完成当時のasuka号、当時はヤマタンさんの影響を受けてブルホーンハンドルにギドネットレバー、ガードなし、レッパーのサドルが付いていましたね(写真左 : skuram氏)、ビルダーの「シクロサロンあすか」の松村氏と(写真右)。 残念ながら松村さん倒れられてからはフレームビルダーとしての仕事は辞められて、お店も開けているのか閉めているのか判らない状態なのです。asuka号ももう既に17年、使い方も変わってきていて、故に不満点もなくはないのですが、二度のオーバーホールと塗り替えを経て今に至ってます。

不発の日

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10時近くになってから、いそいそと「自撮り」の準備を整えて走り出します。 さて今日の目的地は明日香村から芋ヶ峠を越えてお馴染み吉野町は津風呂湖なんですが、春、夏と出掛けてモノにできていません、紅葉の季節なら少しは絵にならないかと思っているのですが。

 ところで津風呂湖、1962年に竣工した奈良県下では古いダムで周辺は県立公園にも指定され、大会も開かれるヘラブナ釣りのメッカだそうです。 ダム湖とは云え奈良県では貴重な湖なのでかつては観光地として賑わったそうですが、この程度の観光地はご多分に洩れず何処も同じ様で、寂れた感満点です。 左岸(南岸)は県道256号入野河原屋線が走っており、右岸は近畿自然歩道として以前から指定されていたものの荒れ放題でしたが、近年整備舗装が進み自転車で周回コースを取る事も可能となりました、とは云えブラインドカーブの多い1車線路が続き、決してロードバイクで快走なんて処ではありません、念のため。
 珍しく前置きが長くなりましたが(余白の関係)、まずは木漏れ日の美しい芋ヶ峠への道を行きます。 雨上がりの晴れた日には舞台のスポットライトの様に光が降り注ぎます
 
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 最初は平尾吊り橋から津風呂湖を時計回りしようかと思っていたのですが、飲み物を買い損ねてダムまで行ってしまったので、県道を入野まで行き反時計回りに走る事に。 この様に見てみると良さげな「自撮り」ポイントがありそうなのですが、ところがどっこいガードレールが切れ目なく続き、湖側に飛び出したカーブにはことごとくカーブミラーがたっていて邪魔をするのです。
 
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 7月(写真左)にも来ていたポイント、陽射しが届いていないのと、渇水期で岸が露出してしまっていて興醒めです。
 
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 結局、三脚を立てる事なく津風呂湖を一周して戻ってきました。 見上げる紅葉を入れてなんてトライもしてみたものの、「貧すりゃ鈍する、藁打ちゃロ手ぇ打つ」と云う訳で、何とパンク。 いっぺんに意気消沈してしまいました。
 
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 その後県道を吉野川河畔に下りいつになくR169を西へ。 このまま手ぶらでは帰れないので、大淀町在のfacebookのお友達に教えて貰ったニュータウンの中の銀杏並木へ向かいます。 丁度通学の時間帯とあって子供たちを見守るボランティアとおぼしきおじさん達から不審者を見る様な視線を浴びせられながら坂道を登ります。 結果的に陽が傾いて影になってしまっている事、想像以上に交通量が多くて車が殆ど途切れないと云う事で「自撮り」は諦め、壺阪峠への帰途の道を取ったのです。
 
 と云う訳で合間合間に撮ったネイチャーな写真、で宜しければこちらを… 本日の走行71.4キロ、今月18日で月間500キロを越えました。