四国中央市?

奈良県平野部には一向に影響の現れない台風、陽射しと適度の風に絶好の洗濯日和ではないかと、テレビの台風報道を聞いていたら’四国中央市’、何やそれは!!
 弱小自治体のツラを札束ではる上に、合併しないと「いじめ」付きの「平成の大合併」の産物だとは容易に想像できるが、結構地理には強い私にも容易に位置が想像できない、検索をかけて市のホームページを見ても川之江あたりなのかと判っても、何処と何処が合併したのか良く判らない。 「市の概要」には『当市は愛媛県の東端部に位置し、東は香川県に面し、南東は徳島県、更に南は四国山地を境に高知県に接しており、四国で唯一4県が接する地域となります。 県都松山市と高松市へは約80 ?q、高知市までは約60 ?q、徳島市までは約100 ?q、大阪市へ約300 ?q、東京都まで約800 ?qの距離にあります。 』、『四国の「エックスハイウェイ」の中心地』、『海路では四国最大規模の国際貿易港として四国ロジサイト』...
 確かに四国の中央に位置しているんだ云いたい事は良く判るのだが。 調べて行くと愛媛県の伊予三島市、川之江市、宇摩郡土居町、新宮村の4市町村が合併し、同じく宇摩郡の別子山村は新居浜市と合併し「宇摩郡」の名は消えてしまった。
 住んでいる人の意向を多少は汲んでの事なのだろうが「四国中央市」のネーミングはなぇ... 原野や砂漠に突然街を作った訳でもあるまいに、地名と云う「文化遺産」をあまりにないがしろにするのに多少の怒りさえ覚える。 このままでは日本中が訳の判らない「市」だらけになってしまいそうである。 まあ川之江駅が「四国中央駅」にでもならない限り「四国中央市」が全国的に認知されないと思うけど。


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