モンベルらしいと云うか、従来にはなかった形状のフロントバッグ?である。 3気室の筒状で3つのベルトでハンドルバーとヘッドチューブに取り付ける様に考えているが、中央部の開口部の小ささもあって決してフロントバッグとして使いやすいものではない。 私はサドルバッグとしてスペアチューブや工具入れとして使用していたが、ベルト通しの部分がちぎれてしまった。
月別アーカイブ: 2004年8月
モンベルのツーリングフロントバッグ
レオさんにコメントを頂いたモンベル製のフロントバッグ、私のまわりにも多くの利用者がおり私も常用している。 リクセンカールのOEMのアダプタを使用してハンドルバーに取りつける、キャリアは必須ではないが、車種やハンドルバーの高さによっては前輪へ干渉する場合もある。
決してゆとりのある容量ではないがこれを言い出せばキリがないし、幅、高さともに大きくもなく小さくもなく良くまとめられている。 後ろ開きのファスナー式で防水性を謳っている訳ではないが、素材やシーム部分などで工夫がされているのか、オーストリッチ製品に比べて水の浸入は認めにくい、実際一昨年にロクにカバーもせず、土砂降りの中を小広峠から本宮まで走り抜けたが目立った水の浸入はなかった、この時にオーストリッチ製のサイドバッグは中身までビショ濡れであった。 内部にクッション材が入っておりカメラを入れておいても安心感がある。 上面にビニールのマップ用ポケットが付いている、中途半端なサイズではあるが、地図をそのサイズにあわせて折り畳んで使用している。 また酷使に拘わらずビニールの劣化も認められない。
アウトドア用品の総合メーカーが細々と出している自転車用バッグ類、カラーリングとどこか押しつけがましい企業イメージとが個人的に好きにはなれないが、自転車用品専業メーカーより気の効いた製品をいくつか出している事は事実である。 ロードレーサーやMTBばかりを追いかける自転車業界に対して、アウトドアの一分野として自転車ツーリング向けの商品を出している同社の商品の方が良いというのもおかしな話と云うか、日本の自転車業界が陳腐化してしまっていると云う事なのだろうか。