たまにはレコードでも

CDが世に出た20数年程前は確かに価格も割高だったし発売されている範囲も限られている事もあったが、CDなんかとマニアックな蘊蓄を並べたて敬遠していたものだ、でも一度その手軽さにはまってしまうと新たに買うのはすっかりCDになってしまった。 LPだとオペラなんぞ5枚裏表で計10回はプレーヤの前へ通わなくてはならないのもあるし、その上キズや振動やと鬱陶しい事ばかりである。 従って今ではLPを引っ張りだす事すら本当に少なくなってしまったが、まあたまには聴いてやらないとネ。

Cliff Jordan (BlueNote BLP1565) Jun 2.1957
Lee Morgan(tp) Curtis Fuller(tb) Jonn Jenkins(as) Cliff Jordan(ts) Ray Bryant(p) Pual Chambers(b) Art Taylor(ds)
 クリフ・ジョーダンの単独の前を冠した初リーダー・アルバム、4管編成の分厚いハーモニーが私好みのアルバム、中でも1曲目の「Not Guilty」 ジョーダン のオリジナルでメディアム・テンポでジャム・セッション風の演奏がご機嫌\(^o^)/ ブルーノートでは珍しいレイ・ブライアントのピアノにも注耳。


John Jenkins with Kenny Burrell (BLP1573) Aug 11.1957
John Jenkins(as) Kenny Burrell(g) Sonny Clark(p) Paul Chambers(b) Dannie Richimond(ds)
 かなりマイナーなアルト奏者ジョン・ジェンキンスの唯一のリーダー・アルバム(らしい)、同じアルト奏者のジャッキー・マクリーンとのバトル?「アルト・マドネス」(NewJazz)位しか記憶がないのだが、チャーリー・パーカーの名曲「フロム・ジス・モーメント・オン」がご機嫌、ソニー・クラークの参加も貴重だが、ケニー・バレルのソロもなかなか良いです、実はケニー・バレルはリーダー作よりサイドメンの時の方が好みなんです(^_^;)


Blowing in from Chicago / Cliff Jordan and John Gilmore (BLP1549) Mar 3.1957
Cliff Jordan, John Gilmore (ts) Horace Silver(p) Curly Russell(b) Artr Blakey(ds)
先の「Cliff Jordan」(BLP1565)に先だって発表されたジョン・ギルモアとのテナー双頭コンボでのアルバム、バリバリ系テナー2人にこのリズム・セッションですから演奏は推して知るべし、個人的にはジジ・グライス作の「ブルー・ライツ」が好みなんですが、後ろでしっかりブレイキーしてくれています。 ギルモアのアルバムはBlueNoteにこの1枚、他には記憶がありません、メッセンジャーズの面子として来日した事あるらしいから、その辺りだけかな。
 折角LPをかけるのだからとCDで買い換えていないアルバムを引っ張りだしてきたが、奇しくも1957年のアルバムが3枚続いてしまった。 しかしLP聴くのは邪魔臭いわ(^_^;) CD-Rにでも焼けばと思うのだけど、アナログ音源は曲前後の処理とか億劫だしネ。



ちょっと胸焼けしそうだから、最後はお口直しに...
Bill Evans / I Will Say Goodbye


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