泥沼に…

自転車は’乗るもの’、’弄るもの’ではないとか云いながら泥沼に足を踏み入れつつある経緯はこちらへ「踏み込んではいけない道へ…」。 代りのロードバイクをポンと買えるSORAさんの様な財力があれば良いのですが、そうも行きませんので使えるものは使って、貰えるものは貰って形にして行くしかありません。
 
20150619a.jpg借り物のasuka号で「スズカ8時間エンディーロ」を走らせて頂いた折に、適当なフレームがあるよとのお話があり、譲って頂ける話がすすんでいまして、昨日急に京都へ行く事になった機会に引き取りに行ってきました。 フレームだけとは云え、そのまま提げて電車で帰ってくるのも何ですので、輪行袋を持って出かけました、うちにある輪行袋で買ったものの一度も使った事のない輪行袋、ロード用でコンパクトなんですが、ホイール用の中仕切りがないのが。
 
20150619b.jpgERBAと云う今は無き京都のビルダーのフレームです、フレームサイズは525mm、とある事情でうちに転がり込んできたkoga-miyataが小さかった事もあって、本来自分にあったサイズです。 カラーはsteelblueって感じでしょうか、クラシックロードらしい渋いブルーです、ただ昔から自転車もウェアも暖色系が中心なのでちょっと当惑気味です、残り物のアウターケーブルを通してみましたが、アウターやバーテープは白が良いですかね。
 
20150619c.jpg一番気になっていたのはチェーンステー、ロードでは長年パナのツアラー700x26cを常用していますが、9さんからお借りしているasuka号の様に末広がりのチェーンステーではぎりぎりです、ELBAはストレートでいくらか内側を潰してありますので余裕です。
 
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エンド幅126mmのフレームですが、とりあえず強引に9速のホイールをはめてみますが、案の定このままではかなり厳しいです、T御大処へ持ち込んで修正して貰う必要があります。 ちなみにトップは12Tです。 ところでエンドピン(アジャストボルト)って最近は結構貴重なものなんですね、たかがM3のネジだと思っていたのですが、ローレットを切った袋ナットが無いのでしょうか。 そう云った処には無頓着な私は高ナットでもエエやんかと思っていたのですが。
 話は前後しますが、移植計画はkoga-miyataをバラす事から始まってます。 ところがウチにはチェーンを継いだり、ワイヤーを交換したりする以上の工具はありません、まぁ専用工具と云えばスプケロットを交換するためのもの位でしょうか、クランク、BB周辺なんてとんでもない、春にasuka号のBBを交換する必要に迫られた時も富雄のTRANSITさんまで持って行きお願いしました。 そんな三流の私ですが、こと自転車に関しては私の周りには一流の方々が揃っていまして相談する処には事欠きません、それどころか私が泥沼にはまって行くのを、足を引っ張って深みに引きずり込もうする方ばかりです。
 
20150619e.jpgしかしバラすとなると色々といるもんですわ、ちゃんとケースに収まったセット工具を買えば済む事かも知れませんが、使わないものは要りませんし無駄使いする余裕もありません、余裕があれば先にどっか泊まりで走りに行きますよ。 バラす工程毎に必要な工具をネットで確認してAMAZONへ注文するの繰り返しです、今朝もBBを外す処までいってアダプターを回す事のできるサイズの厚みのあるレンチもモンキーも無い事に気がつきます、自動車に乗らない人間にとっては普通は必要のないサイズです。 しかしものによっては午前中に注文すれば夕方に届いてしまう、便利と云うかな恐ろしい世の中です、AMAZONが凄いのか運送業者が凄いのか。 ましてプライム会員ですからお急ぎ便送料無料なんです。
 
20150619f.jpgと云う訳で無事にBBも外す事が出来ました。 koga-miyataは元はオールデュラだったのですが、トリプル化の時にピラー、ヘッドパーツ、ハブ以外はアルテグラにグレードダウンしてしまいました。 後はヘッドパーツのみ、ワンと下玉押さえは専用工具がないと上手くは抜けません、流用できるものなら使いたいので無茶はしません。 使う機会も滅多にない高価な工具には手は出さず、T御大のお世話になる事にします。
 
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ほぼ丸裸になったkoga-miyataのフレーム、カーボンパイプをラグ接着した初期のカーボンフレームですが、さすがにフレームだけで比べれば軽いですね。 なおオリジナルはアルミのフォークが付いていましたが、後年TANGE製のカーボンフォークに交換しています。