2月、7月に続いて今年3度目の伊勢ツーリングです、実はR女史から「お伊勢さんへ行きたいからお供せよ」とのお達しなのですが、スケジュールを合わせるとことごとくお天気が悪くなります、さては雨女かと云うと他のツーリングでは晴れているのです、どうにも巡りあわせが悪い様で。 赤福本店で「赤福氷」を食べ様と云う話は、季節は巡って「赤福氷」は9月17日(本店)で販売が終了していました。
帰途輪行の120キロライドですから、Erbaロードで行く事にしますが、どうもディレーラーの調子が思わしくありません、殆ど平地巡航の京都往復ならさして問題はないのですが、西峠~佐倉峠~木津(こつ)峠~高見峠~珍布(めずらし)峠~桜峠と越えて行く獲得標高1,000m超えのこのコースでは些か辛いものがあります。 落ち合う場所を宇陀市榛原のローソンにして貰い、少し早めに出て調整しながら西峠を登る事にします。
真夏の7月の折には朝5時に出発し、伊勢おかげ横丁の「赤福本店」には13時20分に到着したのですが、今回は榛原を7時に出て、とにかく「赤福本店」には15時半までには着こうと云う段取りです、16時を回ると「おかげ横丁」のお店は次々と店じまいしてしまうのです。
いつもなら新木津(こつ)トンネルを抜けると目の前に高見山の雄姿が見えるのですが、残念ながら今日は雲の中です。
奈良県側の標高632m、延長2,470mの高見トンネルに到着、今日のコースの最高点です。 三重県側に向って下り基調のトンネルなのですが、トンネルに入るなり強烈な向かい風、いつもと違って漕がないと進みません、結局今日は伊勢までずっと向かい風でした。 高見ループ橋を見下ろせる場所で休憩です、ホットコーヒーをボトルに入れて持ってくれば良かったかな。
R166は東吉野村鷲家から和歌山街道となります、紀州公が初期には参勤交替に利用した道でもあり、高見峠を越えて最初の宿場がここ波瀬(はぜ)です、R166から少し離れているので静かな佇まいはタイムスリップした様な感覚です。 ここには里程標も現存しています。
R166に戻ってからも時間的に無理のない範囲で旧道をよって走りますが、ここは外せません珍布(めずらし)峠、岩盤を切り開いた切通しで櫛田川の蛇行部分をショートカットしています。 ここを越えると道の駅「飯高駅」の先に出てしまいますので、珍布峠を越えて少し戻る事にします、私の知る限りこのコースですと高見トンネルを過ぎると桜峠を下る途中まで、公衆トイレの類は道の駅以外には見当たりません(珍布峠の西側に仮設がありますが)。
道の駅「飯高駅」を出ると櫛田川右岸の<745>に入りますが、途中で局ヶ岳をバックに沈下橋を見下ろせるお奨めのポイントがあります。 このコースのままR166に戻る事なく桜橋東詰めでR368へ入る事ができます、普通にR166を走って行くと旧飯南町粥見界隈が走り難いのですよね。
7月に来た折に見つけた丹生大師の向かいの「ふれあいの館」の中にある食事処、結構良かったので今日も当てにして走ってきたのですが、なんと今日はお休み、この付近には食事にできそうなお店は記憶にありません、なにやら豆腐バイキングのお店があるそうなのですが、ちょっと困った事に。 ところがレジ横にお弁当が2つ、店内にテーブル席もあって使えるとの事、お弁当は600円でボリュームもバラエティもあってお味もなかなか、伊勢茶やミカンを頂いてなにやら得した気分。
この後舗装はしてあるとは云えロードには少し厳しい区間もあるのですが熊野街道に抜けて、後は<13>伊勢多気線を淡々と走るだけです。
度会橋を越えてから伊勢市街に入ると車も信号も多くなって走りづらいものの15時少し前に「赤福本店」に無事到着、赤福3個入りを頂いて大満足、R女史は赤福のお店のおばさんにお嬢さんと云われて舞い上がってます、私は父親かい。
一応、内宮前まで行って記念撮影をして最寄の近鉄五十鈴川駅へ、本日の走行120キロ余り。 幸い1653発の直通の上本町行き快速急行に乗る事ができて、楽チン快適安上がりで桜井に帰ってきました、弁当600円、赤福290円、交通費1,390円となんと安上がりな「赤福本店ツーリング」でした。