大隅半島キャンプツーリング2022(2日目)

鹿児島県肝属郡錦江町 神川キャンプ場にて

 志布志行きの航路、今の季節ですと宮崎沖で明るくなり、右舷側では日南海岸から都井岬を望む事ができます。志布志港に着くのは0855ですので、朝食バイキングとか、サイクリストにはゆっくり過ぎる朝を過ごします。

 自転車が下船できるのは乗船とは逆に最後で、そのから参加者が全員揃った処で記念写真を撮ってからのスタートとなります。フロントバッグは西大寺の自転車工房「Delft」製のお揃です。(写真左)

写真提供 : ヴァンズ凸


 志布志港から皆さん思い思いのコースで走り出します。出口さんと角野さんは3年前に私が行けなかった中茶屋公園経由で垂水市へ、「大和川CC」の4人は雄川の滝経由で「財宝」がやっている垂水市の宿へ、「ゆるゆるCC」のこにたんさんは鹿屋市の宿へ、「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」のT君は今時のパッキングとは云えなんと佐多岬でキャンプ。港から一人旅の私は市街に寄り道の必要もないので10時過ぎには志布志を離れ、R220からR448へ、R448へ入ると交通量は少なくなり走り易くなります。ほぼ先頭を走っていたのですが、足の違いで休憩していると次々と抜かされてしまいます、R448を南の方へ行くグループが多い様ですね。
 東串良町に入った処で海岸寄りの防砂林の中の道へ、海側の展望は殆どないのですが車の殆ど来ない道を数キロ走る事ができます。柏原海岸沖の人工島には志布志国家石油備蓄基地があるのですが、タンクは全くと云って良い程見えません。なお柏原海岸には休憩所やキャンプ場があります。


 肝属川河口から支流の姶良川を経て吾平山上陵まで約20キロの県道東串良吾平自転車道線(肝属川河畔自転車道)が通じているのですが、先日の台風で河川敷の区間がご覧の有様、堤防上を河川管理道路が通じているので、そちらを走らせてもらいます。

 自転車道の案内板と分岐とかで路面の案内が幾つかあるのですが、四阿やベンチと云った設備は見かけませんでしたし、日陰が全くないので夏場はちょっと大変かも…


 支流の姶良川べりへと入り前回2019年には端折った「吾平鉄道記念公園」へ立ち寄ります。元の大隅線吾平駅跡地で、かなり傷んでいますがキハ20とヨ8000が保存されています。
 写真は「吾平麓の田の神」九州地方南部の薩摩、大隅、日向の一部には田の神(タノカンサァ)と呼ばれる石像が多く残っていて、年代の特定できたものだけで100以上あり、なかなかユニークな姿のものもあります。
 海岸沿いから川べりと走ってきたのですが、R220を離れてからはコンビニの類は全くありませんでしたので「吾平鉄道記念公園」の近くでファミマに立ち寄り補給、ここを外すと錦江湾側に出るまで補給はできません、自販機も関西の感覚からすると少ない様です。
 自転車道は支流の姶良川沿いに、ここまで来て地元ローディとすれ違います。さらに支流の苫野川沿いの県道561号神之川内之浦線に入り自転車道とはお別れです。ところが県道は途中で通行止、迂回路の標識が判り難く行き過ぎて引き返した上に激坂を登らされる事に。
 今回神川キャンプ場まで神川大滝経由と雄川の滝経由の2つのプランを考えていたのですが、雄川の滝が下流側から滝壺への遊歩道が通行止になっているとの事で神川大滝経由にする事にしたのですが。県道68号鹿屋吾平佐多線から肝属グリーンロードへの道、標高で200m程度の山越えなのですが、4サイドには結構堪える道筋です、10月に入ったとは云え結構暑かったですしね。広域農道の様な肝属グリーンロードと並行する旧道もある様なのですが、ルートファインディング不足で踏み込めませんでした、宿利原農村公園の四阿で一息入れてルートは錦江湾に向かっての下りへ、神川大滝は明朝にでもと端折って神川キャンプ場へ。

 16時過ぎには影絵のモニュメントとかで人気の「神川ビーチ 影絵の祭典」に到着。

 前後して鹿屋泊りのこにたんさん一行と「大和川CC」のHさん一行が神川ビーチに。しかしこにたんさん明るいうちに鹿屋へ戻れるのかなぁ、Hさん一行は宿に18時に入らなければならないのに… この先アップダウンがあるのに、皆さん目一杯走っている様です。
 神川キャンプ場、料金は1人1張で1,500円也、週末とは云え十数張程度で余裕があります、ただ国道と海岸の間で車の音が結構煩いのが、国道を挟んでローソンがありますし、ベンチとかをテーブル代わりできるのでもっと荷物を絞れたかと。錦江湾を挟んで開聞岳がかすかに見えます、写真を撮ったりしながらのんびりテントの設営を。本日の走行57.4キロ。
 一旦休んで23時頃目を覚ましてごそごそしていたのですが日付の変わった 0003 スマホに緊急地震放送が、暫くして揺れが来たのですが、大隅半島東方沖でマグニチュード5.8の地震が、宮崎市では震度5弱だとか、海岸だけに津波の心配が、有線で「おおじしん」と放送が流れます。「津波の心配なし」が出るまで4分間、貴重品と自転車だけで逃げる段取りを考えていましたが、旅先で災害に出遭う事を考えるとぞっとしますね。

※ こにたんさんこと京猫さんのブログ

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2022年9月のまとめ

 9月の走行は455.4キロ、内訳はasuka 172.8キロ、démonta 237.9キロ、erba 44.7キロ、2022年累計は4831.0キロ。

 赤線は9月に走行した区間、青線は8月以前。

道路元標

【1117】 2022/9/9 広島県 御調郡 中庄村(現 尾道市)
【1118】 2022/9/10 愛媛県 越智郡 桜井町(現 今治市)
【1119】 2022/9/10 香川県 綾歌郡 岡田村(現 丸亀市)

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大隅半島キャンプツーリング2022(1日目)

大阪南港にて

 好事魔多しとはよく云ったもので、昨夜は仮眠できず。9時過ぎに一旦帰宅、11時には出発するつもりでいたのですが、あれやこれやで出遅れてしまい、どうにか1124に桜井をスタート、大和川に沿ったコースを行きます。

 4サイドで走るのは今年5月の「琵琶湖キャンプツーリング」以来なのですが。キャリアに気になる箇所があり王寺のコーナンでM6のナットを調達し亀の瀬を経て、1336には柏原市役所前へ、大和川右岸を走り続け大阪公立大(元の大阪市大)の手前で左折して市街地へ、南港へはこの先のルート選びが課題です。河川敷を強引に走ればもう少し先まで行けるのですがネェ… 距離の割に時間が掛かります。

 1524 南港大橋の東側歩道を渡ります、自転車で南港島へ渡るにはこれが唯一のルートです。1540 にはトレードセンターに到着、受付には少し時間があるのでさんふらわあターミナルの見えるトレードセンターの海側へ、左側は志布志行き、今日は「きりしま」ですね、右側手前は別府行きです。勤務先から自宅までの分を加えてここまで65.9キロ。

 今回は「ゆるゆるCC」から出口さんと角野さん、面識はなかったのですが「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」から1名、「大和川CC」から4名の参加を聞いていたのですが、なんと「ゆるゆるCC」からこにたんさんとお友達が参加していて、参加者25名の内私を含めて10名が繋がりある方で、前回2019年の事を思うと賑やかな事になりました。乗船は自転車が先になり、甲板のスロープを降りなくてはならないのでSPDシューズをのWORKMANのスリッポンに履き替えておきます、キャンプの時にも重宝します。

 自転車は前回の往路同様にマットを引いた車両甲板に寝かせる事に、車同様出港後は車両甲板には入れませんので、船室に持ち込む荷物をリアの左サイドにまとめてあり、フロントバッグとサイド1つ持って船室階に上がります。今回キャンプ装備は私と「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」のT君だけの様です。

 速攻で浴室に行き南港まで自走の汗を流します。コロナ禍の酷い時期は弁当になった事もあった様ですが、お愉しみのバイキングへ、3年前は2,000円だったのですが現在キャンペーンで1,500円(65歳以上シニア割は1,200円)」となっています、スイーツ類が少し寂しくなった様な気もしないでも。しかし昔程には入らないのですよね、食べた分だけ走らないと思うと余計にです。
 お腹が一杯になったら流石に眠くなってきたので早々に休ませて貰う事に、台風の影響で少し揺れるかなと思ったのですが、さほどでもなかった様です。

※ 一部の写真を出口さんと角野さんが「ゆるゆるCC」の方へアップされたものから拝借しています。

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明日から大隅半島へ

2019年に続いて当選した九州鹿児島は大隅半島への無料モニターツアー、明日30日から3泊4日の日程で出発します、3泊と云っても船中2泊、現地でキャンプ1泊なのでいたって安上がり。今回は「ゆるゆるCC」から2名、直接面識はないのですがFacebookのグループ「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」から1名、「大和川CC」から4名が参加する事になっています。前回と違い行き帰りの船は賑やかに過ごせそうですが、タックさんが選に落ちちゃったのが残念、故に現地ではソロでのキャンプツーリングの予定です。

 昨日熱低から台風18号となり今後のコースが気になっていたのですが… 大東島あたりでグズグズしてられると帰りの便を心配しないといけなくなると思っていたのですが、進路を東に取って動き出したので、このまま行けば週末は西日本への影響はなさそうです、ただ紀伊水道を抜けて四国沖を航行する’さんふらわあ’ですから、まあ少しは揺れるでしょうね。

 前回は南港までの往復を含めると58.1/88.4/88.1/71.6キロと4日間で300キロ走ったのですが、最近左膝の調子があまり良くありませんのであまり遠回りせずに大隅半島を横断して、前回望めなかった開聞岳を見ようと根占の方へ走るつもりにしています。それだけでは面白くないので「雄川の滝」へ寄ろうと考えていたのですが、なんでも先日の台風で下流側から滝壺へ行く遊歩道が通れなくなっているのだとか。今回は道の駅でのゲリキャンではなく錦江町の神川キャンプ場を利用する予定ですが、1人じゃ料理の愉しみもなんですからね、鍋釜の類いは最小限に、それでも「自撮り」用にカメラと三脚、往復が豪華な船旅となると汚い格好のままでは行きませんので、やはり荷物で4サイドになりますわ。

 明日は南港のさんふらわあターミナルで16時から受付、南港まで所要約4時間ですので、明朝勤務明けに一旦帰宅してお昼前には出発します。もう荷物はできているので試運転がてら4サイドで職場まで往復しても良かったのですが、わざわざサイドバッグ付けて雨の中を走るのもね。
 往路2案、復路1案をRide with GPSで作ってみたのですが… 身軽にロードで佐多岬往復される方もいますが、あちこち見て回りと思うと少なくとも現地2泊はしたい処。前回は廃線跡巡りでしたが、今回はのんびりと田の神(タノカンサァ)でも見て回ろうかな。

【往路A案】志布志港~神川大滝~神川キャンプ場
56.2 キロメートル · +517 m / -522 m

【往路B案】志布志港~雄川の滝~神川キャンプ場
80.3 キロメートル · +860 m / -865 m

【復路A案】 神川キャンプ場~鹿屋航空基地史料館~志布志港~
51.1 キロメートル · +421 m / -415 m

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次期ヘッドライトは


 
 以前からヘッドライトには自転車用として販売されているものではなく、いわゆるハンディライトとかフラッシュライトと呼ばれるものを取り付け方法を工夫して使用しています。

 長い間ジェントス製のNEX-903Dを使用、TOPEAKのインフレーターのブラケット(写真右)を流用、ホムセン等で入手できる市販の金具を組み合わせて使用していました。
 NEX-903Dは既に生産終了でスペック的に後継と云えるものが出てこないので、メルカリとか適価なものがあれば買い換えたり買い足したりしていたのですが、さすがに手に入りにくくなってきました。必要なスペックはズーム機能(照射角を変えられる)、点滅機、単3×2本タイプ、できるならシルバーのボディ、明るさを云々するのが普通だと思いますが、最近のものは充分な明るさと防水性能を持っていますからネ。


 ジェントス製は長年使って信頼していたのですが、なかなか適当な後継品が出てきません、そこで見つけたのがオーム電機製の LHA-KS321ZI-S (画像はメーカーHPから拝借) 必要な条件は満たしていますが、メーカーのサイトでは既に販売終了となっています。マイナーチェンジをしている様で良く似た品番の商品が出回っていますが、1,980円で入手。なお同シリーズの最新モデルKS321ZSI-S2は600lmで電池残量表示付きでAMAZONで3,500円近くします。
 NEX-903Dのボディはシルバーと云うよりチタンカラーなのでこちらの方は感じが良いです、違いはズームが回転から前後へのスライド、スイッチは側面からお尻に、明るさは2段階から3段階へ、防水はIPX6に。

 一番気になるのが照射角なのですが、LED素子のばらつきがまだまだあるかしてメーカーが明示している例は少ない様です。広角側にして写真左の右がNEX-903、左がLHA-KS321ZI-S、写真右は実際にフロントキャリアに並べて取り付けてLHA-KS321ZI-Sの明るさを中にしています、明るい小さい円がNEX-903ですから、充分な照射角で、ムラも少なく製品の世代の差が出ていますね。
 ただボディの形状の違いでTOPEAKのブラケットがきっちりと収まりません、ありあわせの金具で固定しましたが、簡単に外せませんので電池の交換がしにくく、固定方法はこれからの課題です、暫くはNEX-903Dと併用と云う事で。

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せっかくのお天気なのに… 試運転


 貴重な日曜の休み、それも最高のお天気なのですが… 来週の大隅半島に向けてasuka号の準備をしなくてはなりません。

 キャリアを取り付け、ホームセンターへ買い物に行くついでに彼岸花が盛りの田園風景の中を試運転。今日は「ゆるゆるCC」とモゼールさん一行が葛城山麓へ、他にも「あらぎ島」へ走りに行っているメンバーがいる様で… ちょっと損した気分。
 「4season」で遅めのお昼を頂き、職場に少し顔をだして、本日の走行18.3キロ。さて週末の天気は上々の様ですね。

 

ゆるゆるCC「交通安全キャラバン隊」

  
 今日は「ゆるゆるCC」のメンバーのもりちゃんのお声掛けで「秋の交通安全週間」の一環として、なんと「ゆるゆるCC」が奈良県警の「交通安全キャラバン隊」として明日香村で啓発活動を行なう事となり、橿原警察署へ集合しました。

 つっちーさん夫妻はエルスタンデムで(写真左)、向こうを張って私は4サイドで来るつもりだったのですが、昨日の雨で予定が狂ってデモン太で、出口さんと来週の大隅半島の打ち合わせ中(写真右)。
 なんと「ゆるゆるCC」管理人の我らがイヌイダイスケが奈良県警橿原署長から「交通安全キャラバン隊」の隊長を委嘱され宣誓文を読み上げる事に、さすがに今日はすみれちゃんではありません。

 さて明日香村に向かって「交通安全キャラバン隊」の出発です、片道10キロに満たない道のり、日頃は自転車道や田んぼの中ばかり走っているのですが、今日は後詰めにパトカーがいるので結構交通量のある道を走って行きます。さすがに20台の自転車が連なって走る訳にも行きませんので、4つのグループに別けて私は3番目のグループを率いる事になりましたが、なんと今回女性の参加者は半分近い9名だとか。
 残念ながら諸般の事情で走行中の写真がありません。明日香村に入り一旦「あすか夢の楽市」に集まりますが、なんと出口さん率いる1番目のグループがいません、なんでも石舞台まで行ってしまった様です。ここはお客さんもあまり多くもいませんので、早々に石舞台近くの「あすか風舞台」へと移動する事に。
 「国営飛鳥歴史公園 石舞台地区」の中の「あすか風舞台」前に到着、全員が揃いました。紙コップみたいのがいっぱい転がっていますが、昨夜と今夜は「飛鳥光の回廊 2022」が行われています。近いとは云えあまり自転車で来るイベントでもないので暫く覗いていませんが2014年の模様です。                                                                                                       

 奈良県警のマスコットキャラクター「ナピちゃん」と「ナポくん」、「いかのおすし一人前」は流していませんでしたが… 知らない?奈良を走るサイクリストとしてはそれはモグリです。「いかのおすし」はともかくとして、こちらの動画に是非’いいね!’をお願いしますとの事でした。しかし「笑ゥせぇるすまん」ってお金かけてますねって聞いたら、これは警察庁がお金だしてるとの事。

 と云う事で、行楽客でいっぱいの石舞台周辺でお昼まで安全グッズやらティッシュ配りを。橿原警察署の皆さん、ゆるゆるCCの皆さん、お疲れ様でした。
 女性陣に囲まれてご満悦のイヌイダイスケ(写真右)、あの「ランドナー補完計画」から20数年を経て誰がこのシチエーションを想像できたでしょう、こんど癌になってももう思い残す事ないよね。
 この後は昼食を済ませて、稲渕の棚田で行われている「案山子コンテスト」やらいま盛りの彼岸花を観に回る予定なのですが、昨夜はあまり仮眠ができなかったのと、人出の多さにちょっと参ってしまったので、午後の部は遠慮させて貰い帰途に就かさせて貰いました。本日の走行23.9キロ。

乾さんのブログレポート

※集合写真の大きなサイズのものは後日うちのHPの「サイクリングの記録」(要認証)にアップする予定です。

Sonny Red と大塚親分


 久しぶりにこのカテゴリーの記事、最近はネットで何でも聴けますからネェ… ソニー・レッド(1932-1981)は1950年代後半から1960年代にかけて活動したデトロイト生まれのアルトサックス奏者、いわゆる典型的なパーカー系アルト。プレステッジ他に数枚のリーダーアルバムを残しているが、時代が移ってもスタイルを変える事なく1971年の本作が最後のリーダー作品となっている。「Shadow of Your Smile」で知られるなジョニー・マンデルの「 Time For Love 」や「My Romance」を収めているあたりにコマーシャルな選曲を感じさせるが、さりとて他の曲に全盛期の覇気は感じられない。結局は1960年代のポピュラーな曲に秀逸なリズムセクションが光る1枚にはなっていますが、フルートに持ちかえたソニー・レッドでなくても良かったと云うのが正直な処。
SonnyRed(as,ts,fl), Cedar Walton(p), Herbie Lewis(b), Billy Higgins Hayes(ds) 1971

 ソニー・レッドとの出会いはLP時代、カーティス・フラーの「Curtis Fuller With Red Garland」(Prestige)(1957)にサイドメンとして参加していた、フラーが抜けた(最後に少し顔を出すが)ヴァン・ヒューゼンの佳曲「Moonlight Becomes You」ではとにかく良く唄う。ガーランドも傑出している、プレステッジでホーンにガーランドの加わった作品はコルトレーンとの3部作が有名だが比べ物にならないノリの良さ。最近ではJAZZは殆んどiTunesに放り込んで聴いているが、この「Moonlight Becomes You」はなんと再生回数ダントツの1位、「私を構成する9枚と9本」でも不動の1枚ならぬ1曲になっている。

Curtis Fuller(tb), SonnyRed(as), Red Garland(p), Pual Chembers(b), Louis Hayes(ds) 1957/5/14

 そのソニー・レッドがリーダー作としてBlueNoteに残した1枚、今は亡き「サイクルハウス アビィ・ワン」の大塚親分に教えて貰ったアルバム、氏はオーディオマニアであり、店の名前から判る様に大のビートルズファンでもあったが、なぜこんなマイナーなJAZZの1枚を私に薦めてくれたのか、意外と云うより不思議でしかたがない。LPのコレクションを処分してあらかたはCDに買い替えてしまった後も手元に残っていた「With Red Garland」、せっかくだから「ソニー・レッドはこれが良いよ」と親分にプレゼントがてらご自慢のセットで聴かせて貰おうと思いながら、なかなかLPレコードを提げて伺える機会がないまま、訃報を耳にする事になった。

Sonny Red(as), Wynton Kerry(p),  Pual Chembers(b), Roy Brooks, Jimmy Cob(ds) 1959/12/5,1960/1/23

案山子コンテストと彼岸花


 明日香村稲渕の案山子ロードで行われている恒例の「案山子コンテスト」を覗いてきました。
 正直云って昨年2021年に続いて低調だなぁと云う印象です。
 時節を反映して今年のテーマは「世界平和」、と云う事で’鳩’とか’万国旗’とかのモチーフが多いです。
 視点を変えて撮ってみると面白いものです。
 テーマを反映させたと云う点ではやはりこれが一番かな、知っている人には…
 毎年完成度の高い作品を出される常連さんの作品、これが案山子かと云う意見もある様ですが… FishEyeを持ってきていていたので、この作品の雰囲気判るでしょ。

 彼岸花もあちらこちらで咲いております。

 朝風峠の手前までで上がり、稲渕の棚田を見下ろす回廊の様な小径を走ってお昼までには帰途に就きました。コンテストは今週末までですが展示は暫く続いています、案山子ロードは東側に開けた棚田ですので、写真を撮られるなら午前中の方が良いかと。

 例年の「案山子コンテスト」の模様は…
2021年の模様 2020年の模様 2019年の模様 2018年の模様 2017年の模様 2016年の模様 2015年の模様 2014年の模様 2013年の模様 2012年の模様 2011年の模様 2010年の模様

9月18日の日記

 この連休は台風襲来で予定が吹き飛んだ人が多いみたいでして… 彼岸花、今年は遅いのかなと思ったら、途端に咲き始めました、通勤コースにて。
 一昨日の朝の事です、歳なのか習慣なのか朝4時台に必ずと云って良いほど一旦眼を醒まします。テレビを点けたりスマホを覗いたりして何事もなければ、たいがいはそのまま二度寝してしまうのですが… 今度起きたらメガネが見当たりません、気が付いたら身体の下敷きに、何時もなら少し曲がった位で済んでいたですが、ものの見事にテンプルが折れています。昔は結構予備も持っていたのですが、度が進んでからはネェ、他のはかなり不自由なんです。行き付けのメガネ屋が開く時間に駆け込みます、昔からRay-Banの枠を愛用していて、決して安くはないのですが、古くなってもパーツの入手性が良いのですよね。ただこのテンプルは海外からの取り寄せで最低2週間はと云われます、フレーム丸ごと替えるのだったら他店に在庫があれは遅くとも連休明けには入ってくる、但し18,000円也、安いのだったらメガネ一式が。これは痛いけどとても2週間は待てない、余ったフレームは予備パーツだと思うしかないか、先日思いがけず国保の還付金が返ってきて先日の「ゆめしま」の分にお釣りがきたと喜んでいたのに… 背に腹は代えられんよね。
 幸い翌日にはフレームが届いたとの連絡が、明日取りに行く事にして、痛いけどとにかく一件落着。
 昨夜は最悪のパターンで仮眠が取れず、1時間程は横にはなっていた気するのですが… ここ暫く廻り合わせの悪い同僚の事をとやかく云ったらこれだもんね。ねむだるい身体でデモン太を駆って勤め先を後に、台風が九州まで来ているのに、午前中は雨も大丈夫らしい、4seasonでモーニングを頂いて時間調整してメガネ屋さんと明日は部屋に籠ってられる様に買い出しをして帰宅、さあ大隅半島のコースを考えなくては…

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