お待たせしました今年も秋の曽爾高原へ行ってきました。 一応の目的は「ならサイクルスタンプラリー」のチェックポイントなんですが…
桜井から曽爾高原までは最短ルートで行けば40キロに満たないのですが、車の多い国道を走る気もなく、それに榛原から大内峠(現在の弁財天トンネル)までだらだら登りも好きではありません、さりとて名張まで輪行するには近過ぎます。 したがって昨年に続いて一旦大和高原へ上がり、都祁山の道で赤目に下り、椿井峠を越えて曽爾村へ入ると云う60キロ余り、とんでもなく遠回りで楽ではないコースを選んでしまいます。 しかし同じ走るなら走っていて心地良い処を走りたいものです。
6時前には出掛け様と思っていたのですが、ぐずぐずしていて結局出発できたのは7時前、とにかく極力旧道を選びながら初瀬ダムへ向います。 現在は奈良市域となっていますが元の都祁村に入った処で、決してショートカットにもならないのですが、久しぶりに藺生(いう)集落の方を経由する事にします。 あちこちで稲刈りの始まった高原の田園、朝の逆光の中に素晴らしい風景を見つけました。 あまり「自撮り」をしている時間的余裕もないのですが、暫く悩んだ挙句に三脚を出す事に。

結局何ヶ所かで数テイク撮ってすっかり時間を食ってしまいました。 朝がまだだったので三陵墓古墳で缶コーヒーで菓子パンを齧りながら、まぁ曽爾高原はいつでも行けるしと、ゆっくり過ごしてしまいました。
とにかく「都祁山の道」こと<781>都祁名張線を東に、笠間から<242>上笠間三本松停車場に入り地蔵峠を越えます。 写真は地蔵峠の下りから見下ろす三本松の風景です。
本来「都祁山の道」は笠間峠を越え、距離的にも短いのですが、そのルートで行くと名張市街まで回らないとコンビニ等が全くないので、ローソンのある三本松へ下る事にします。

R165で三重県に入り近鉄赤目口駅前から<567>赤目滝線に入り山水園の手前で<784>赤目掛線に入ります。 この県道で椿井峠(746m)を越える訳なのですが、毎度の事ながら手前の鬼ヤ坂(567m)と云う名の峠の方が辛い様な気がします。 折角登ってきたのですが鬼ヤ坂を少し下ると出合茶屋、赤目四十八滝の上流側の入り口にあたります、行楽シーズンに訪れた事がないので営業しているのを見た事がありません、ちゃんと三重交通のバス停もあるのですが、9月中旬から11月一杯までの土日祝だけ1日1便の運行との事です。 茶屋のベンチとかもあるのですがとても綺麗とは云えない公衆便所が臭くてあまり長居はしたくはありません。 早々に出合茶屋を出発して暫く行くと再び奈良県に入り、椿井峠への登りが始まります。
椿井峠への登りが斜度を増す頃に、木漏れ日の風景が出迎えてくれます、この様な風景に感動するのはツーリング系のサイクリストだけなのかも知れません。 曽爾高原へ行けば絵葉書の様な風景がいつでもそれなりに出迎えてくれますが、光と影の織り成す風景は一期一会のものです。
何とか12時半には椿井峠に到着、最初の予定ではお昼に着けば良しと思っていたので、これだけ道草しながら上等と云うものです。 曽爾側の超激坂を下り、曽爾村役場に保存されている曽爾村道路元標に立ち寄ってから、鎧岳を見上げながら曽爾高原に向う事にしました。
県道<81>名張曽爾線からチェックポイントのファームガーデンまでは標高差100m程なのですが、結構な坂なのと、ここまで足を使ってきているので堪えます、とにかく1340着。 これで24ヶ所中19ヶ所をクリア、残り5ヶ所なのですが、結局は川上村、上北山村、下北山村、十津川村と吉野郡南部を残してしまいました、さてどうしたものか。


一応の目的は果たしましたし、ここまでで今月の走行距離は1,000キロを超え、このまま引き返しても走行距離は100キロを越えますので、今年2度目の3日連続100キロ達成にもなりますが、折角ここまできたのですから曽爾高原へ向かう事にしますが、さらに200mは登る必要があります。 手前からの遊歩道は階段になっていますので、自転車なら一番奥の「青少年自然の家」まで行くのがお勧めです、正面から更に右に登って行くと、広場状の処にベンチもあります。
1520には曽爾高原を後にします、
昨年は御杖村側に下ったのですが、今回は登ってきた道を下り<81>を掛まで南下してR369いわゆる伊勢本街道を走って18時過ぎには桜井に帰ってきました。 本日の走行113.6キロ。
今日は曽爾高原に行こうか東吉野へ行こうかと考えていたのですが、朝起きてみると昨夜の予報に比べてお天気はは思わしくありません。 とにかく曽爾高原は次にして、今月はまだだった東吉野へ吉野経由で向う事にしますが、明日香村に入ると路面は濡れています、未明まで結構降っていた様です、芋峠はご覧の様に霧の中、殆どと云って良い位に車は来ませんがライトを点滅にして走る事に。
吉野川から高見川河畔を行きます。 再来週は「月うさぎ」キャンプですが、榛原辺りで合流して連れもって走って行く様な話しがあがらない限り、距離的には倍ほど遠回りですが車が少なく風景を愉しめる吉野経由のこのルートで向うつもりです。
丹生川上神社中社のある小(おむら)にできるパン屋さん「mugiwara」、11月開店との案内がでていました。
立派な古民家を改装した手打ち蕎麦「よしの庵」、新そばは12月との事、その頃には東吉野はすっかり冬の佇まいでしょうね。
定点観測ポイントですが、高見山は全く見えません。
古民家カフェ「月うさぎ」にて、さて今回のキャンプはいったい何人になるでしょう、二回目以降はずっとお天気に恵まれているのですが、今回もお天気になる事を願うばかりです。
二代目桃太郎(右上)。 栗が豊作、少し分けて貰ってきました。
一谷峠を下り、今日は菟田野から大宇陀に出て、宮奥ダムから大峠トンネルを越え、多武峰の談山神社まで登ってから帰る事にしました。 実は「ならサイクルスタンプラリー」のチェックポイントの「談山神社」がまだだったのです、これで18ヶ所目。 そのまま桜井市街に下ればすぐなのですが、100キロに少し足らないので、明日香村側に下る事に、お陰で夕陽に輝く風景と名残の彼岸花を収める事ができました。 本日の走行102.3キロ。
葛城古道にて Microsoft Image Composite Editorを使用
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今朝、「葛城ポタ」へ向かう途中、明日香村の史跡「鬼の雪隠」の前で、今年の年間走行距離10,000キロを越えました。 まぁ10,000キロと云っても長年自転車に乗ってれば時間があれば走れるもんでして。
内訳はasuka700Cツーリング 5,830.3キロ、廃車になったKoga-Miyata 505.5キロ、KHS 1254.9キロ、九さんからお借りしていたasukaロード2182.9キロ、片倉シルク24 230.9、Erabロード 46.2キロ
さてR24に入ると前を走っているローディが、奈良で知らないサイクリストはモグリかニワカかと、見かけたらエエ事があるとか云われる御歳80ウン歳のlegendなローディ鉄人児玉さんでした。 80歳にして年間20,000キロ走行、10,000キロはヒマさえあれば走れますが、20,000キロはヒマだけでは走れないと、走れば走る程つくづく感じます、ほぼ20年の大先輩ですから、と云う事は後20年走れると云うか走らなアカンと云うか、健康管理に気をつけて後に続きたいと感じながら、風の森峠への登りを牽いて貰いました(^_^;)
世間のシルバーウィークは別に格段の予定はありません、まぁ年中シルバーウィークみたいな人間ですから、あえて混雑する時に動かなくても良い訳でして。 さてKoga-Miyataの変わりとして長らく9さんからお借りしていたasukaロード、後任のerbaの目処がついたので、お返しにあがろうと九度山町に向かう事にしました。
九度山町から出た事がないのではとささやかれる箱入り娘の9さんのasukaロードですが、5月に急遽代走を仰せつかった「スズカ8時間エンヂューロ」に代車として出走し、その後Koga-Miyataに続いてカンチ台座折損でドッグ入りしてしまったasuka700Cツーリングの代わりも勤めて頂いて足掛け5ヶ月、2,000キロ余りを走らせて頂き、毎週月曜の城陽市往復はもちろん、お伊勢さんや高野山にも行って貰いました。
明るくなったら出発して写真でも撮りながらのんびり行こうかと思っていたのですが、うかつにも2度寝をしてしまい起きたのは7時、10時の約束ですので急いで準備を済ませ飛び出す事に、明日香村を駆け抜け、吉野口駅前から重阪峠を越え五條から橋本へ、お天気の休日とあって10台以上のロードと出遭いましたね、結果的にDST44.32 MXS44.0 TM1:55:39 AVS23.0で約束の10時丁度に九度山駅下に到着しました。
9さんの秘密基地でチョイスしてあったハンドル、サドル、ペダルを外し、このフレームには無理のあった26Cのタイヤを譲って貰いご覧の様に、お疲れ様でした。
取り外したパーツをバッグに押し込み橋本発13時07分の電車で帰途に就きましたが、停まってばかりで自転車の方が早い様な… ところで思いがけない人に出逢いました。 金橋駅に着こうとする時にこちらの顔を覗き込む人、顔を見返して誰だか気付くまでさして時間はかかりませんでした、かつて阿部野橋にあったJAZZ喫茶「トップシンバル」のマスター上田さん、金橋駅で降りるとの事、近鉄線ならまだしも1時間1本の桜井線ではちょっとと降りる訳にも、今は金橋駅界隈に暮らしておられるのか、所用で見えたのかも解りません。 20年ぶりなのか30年ぶりなのか、もう出逢うことはないでしょうね。 別に慌てて帰る必要もなかったし、次の電車まで1時間待ってでも話をしたかったなと、ちょっと後悔しています。
「トップシンバル」は阿倍野橋交差点の北西角のビルの地下1階にありました、私は開店した1970年代後半から80年代にかけて通っていた様な記憶で、奈良に引っ越して縁遠くなって、お店は10年近く前に閉められたと聞いています。 (すみません写真はネット上から拾ってきました。 )

昨日は特急券を奮発したおかげで22時半には丹後半島から帰って来る事ができました、考えてみると南紀へ行くより近いんだなぁと。 ところでぐずぐずしていたら輪行袋に入れたままついほったらかしにしてしまうので、さっさと輪行支度を解きとりあえず組み立ててから休む事に。
朝から潮風を浴びたasuka号、マッドガードを普通のものに交換しながら、とにかく拭き掃除です。 サドルバッグをキャラダイスからモンベルに交換してゴリラボットを押し込んでとりあえず出かける事に。 石舞台を見下ろす高台?へ来て、朝露に濡れた草むらに踏み込んで案の定足元を濡らしてしまう事に。 新調した
GIROのSPDシューズ、結構気に入っているのですが、メッシュ故に浸みてくるのが。

石舞台の後は先週に続いて「案山子コンテスト」が行われている稲渕の棚田へ、先週はなかった新しい作品も顔を見せていました。 彼岸花はまだまだですが、来週頃には一気に咲き出すかもね。

芋峠を越えるつもりで栢森まで来たのですが、何となく気分が乗りません、引き返すもなんだしと、畑への林道へ入ります、結構キツいんですけどね、木漏れ日に輝く道や滝を撮ったりしながらのんびりと行きます。

一応ゴリラポッドを持ってきているので、手すりに巻きつけて
「自撮り」をば、やはり大きい三脚を持ってくるべきだったかなぁ…

下畑の集落を過ぎ、冬野への三叉路まで登って来た処でSNSを覗いていると、今日の
食事処「よろづ」のサービス定食はロースとんかつ、冬野まで登り多武峰へ下ろうかと思っていたのですが、誘惑に負けて下ってしまいました。 本日の走行35.7キロ。

七竜峠からの展望
いつもの事ですが、4時半には起き出しゆっくりと準備を始めます、こちらは台風も過ぎ去りホッして、気楽に今日のツーリングを愉しみにしているのですが、テレビをつけると台風の影響で東北関東には相当の被害が起こっている様で、お見舞い申し上げます。

さて今日は基本的に丹後半島を巡るR178を宮津まで走るのですが、R178より更に海寄りを通る府道665号浜詰網野線と623号本庄浜本庄宇治線を迂回して行きます。
6時に宿を出発、まずは近くのコンビニで補給です、今日のルートは宮津に至るまで、いわゆるコンビニの類は皆無です(網野町小浜にヤマザキストアがありますが)。 木津温泉街を抜け小さな峠を越えると日本海をバックに塩江集落が、集落を抜け再び登って行くと峠に公園の様なものが整備されています、「七竜峠」(しちりゅうとうげ)、峠一つゲット、どうやら盟友峠おやじナワールド氏の足跡のない峠の様です。 ベンチからは昨日通った小天橋と久美浜湾を望む事ができます。

七竜峠を下ると荒々しい日本海の風景が広がりますが、そんな中でも小さな棚田の風景が、秋の訪れが早い土地柄なのでしょうか、既に稲刈りが始まっています。 日本海に落ち込む様な斜面の集落、京丹後市網野町磯、かの静御前所縁の地だそうで、ここで生まれ晩年をここで過ごしたとあります。
磯集落を過ぎ次のピークを越える処に「子午線公園最北子午線塔」と云う案内があります、日本標準子午線すなわち東経135度、その子午線の最北の地だと云う事です。 車道からは歩いてすぐの処ですが、その途中から府道を見下ろす事ができます。 なかなかの「自撮り」ポイントなのですが、お天気が今一つなのと結構な距離があるので時刻合わせをしながら長いタイマー撮影をしなくてはなりませんし、それに雄大な風景に対して自転車はあまりに小さ過ぎます。

府道665号を走り抜けR178に入ります、時刻も8時を回り明るい陽射しは入る様になってきましたが、相変わらず風が強いです。 間人(たいざ)近くまで来て、行く手の道路の上を舞う白いものが、「波の華」です。 能登半島の曾々木海岸などが良く知られていますが、本来北国の海岸の真冬の現象です、強風のせいなのでしょうが9月に見られるとは。

間人の城島(写真上)、ここで缶コーヒーで菓子パンをかじりながら小休止とします、間人の海岸と立岩(写真右下)、道路は結構波を被って濡れていますので、潮風どころか立ち止まっておちおち写真も撮ってられません。 途中「自撮り」をしたりしていたので考えていたより遅くなりましたが、10時前に道の駅「てんきてんき丹後」に到着、ここから先は昨年走っているのである程度時間が読めます、その時と比べると2時間程遅れで走っていますが、宮津にあまりに早く着きすぎたので、「自撮り」をしながらでもこれ位が丁度良いペースでしょう。
京丹後市丹後町筆石にて、写真はR178のすぐ脇なのですが、屏風岩の方へ下りて行く道です。 後ろに見えているのは犬ヶ岬。
袖志にて、日本海に面した漁村の風景も素晴らしいですが、ここには「日本の棚田百選」にも選ばれた棚田があるので、集落の上の方へ登ってみました。 案内板にある棚田と漁村を俯瞰した写真はかなり上からの様ですが、上への道路は厳重に封鎖されていました、どうやら自衛隊か米軍関連施設かなんかがある様です。
昨年は端折ってしまったのですが、経ヶ岬灯台へ今回は行ってみました。 R178からの分岐(写真中右)から約1キロ、一旦下って登り返し、駐車場に自転車を置いて10分ばかりほぼ階段の山道を行きます、草生した敷地に灯台があるだけでベンチもありません。 駐車場へに戻ってきたら丁度お昼時、
四阿もある事ですしコンビニ弁当でお昼にします。 灯台も駐車場も今は無人ですが、駐車場にはトイレと自販機があります。
R178に戻り、白南風(しらばえ)隧道を抜けると伊根町域に入ります、ここから蒲入(かまにゅう)展望所までの間が丹後半島を巡るR178のハイライトでしょうね、お天気も最高です。 蒲入集落からR178は峠を越えて内陸側へと入り海を見る事なく舟屋で有名な伊根へ繋がるのですが、今回は本庄宇治で海寄りの府道623号へ入ります。
野室、津母、新井と海沿いの集落を継いで府道623号を行きます。
15時40分伊根に到着、ここで写真を撮るのは午前中が良さそうですね。 残り宮津駅までは20数キロ、実は明日も天気が良いと云う予報なので、このまま舞鶴まで走って一泊し、走れる処まで走って帰ろうなんて画策していたのです、舞鶴から桜井まで最短コースなら150キロ充分走れる距離ですが、ただR9を走るのは気がすすみません、そうなるとどうしても遠回りになってしまいます。 とにかく舞鶴での宿を当たってみる事に、しかし適当な処が見つかりませんでした。
宮津駅からの最終は1935ですので、格段急ぐ事もないのですが、宮津までは湾沿いの平坦路、天橋立まで向かい風の中、アウタートップでがっつり走ってみます。 天橋立の中は未舗装ですがれっきとした府道607号天の橋立線です。 市内でコンビニに立ち寄って1740宮津駅着、本日の走行94.0キロ。 今日はもう「18きっぷ」ではありませんので、1858発「はしだて10号」で帰途に就く事にしました、京都までの乗車券と自由席特急券で3.810円、加えて京都から桜井まで近鉄利用で940円掛かりますが、「18きっぷ」でも福知山か東舞鶴までは第3セクターの京都丹後鉄道(北近畿タンゴ鉄道)ですので、「18きっぷ」の利用できる区間が短いのであまりメリットはないのですよね。 おかげで22時半には帰宅できてしまいました、天気予報に一喜一憂した今回の「丹後半島」でしたが、無事に満足できるサイクリングを終える事ができました。

京丹後市久美浜町 小天橋にて
桜井駅0543発に乗車、奈良、京都、福知山経由で城崎温泉駅に向かいます。 1本後の0607発でも京都駅0805発に乗り継ぐ事はできるのですが、京都駅の奈良線と山陰本線のホームは両端の位置にあり、まして平日の通勤時間帯に掛かりますから、輪行袋を担いでの移動はかなり大変、ましてこのスジは8両編成の前寄り4両が福知山行き、早く行っておく事に間違いはありません、乗り替え41分は長い様ですが、30分もしないうちに折り返しの列車がホームに入ってきます。 お天気は概ね晴れ、暫くは青空が見えていたのですが、綾部から福知山にかけては雨、兵庫県に入るとまた晴れていると、せわしないお天気です。
昨年は初めての丹後半島周回、海岸沿いのアップダウンに恐れをなして、福知山まで輪行し、与謝峠を越え丹後大宮まで57キロ走り1泊、翌朝に間人(たいざ)の手前からR178に入ると云うコースをとったのですが、何の事はないお昼には舟屋で風名な伊根に着いてしまいました。 今回はR178により海沿いの府道も含めて西の端から丹後半島を巡る予定です。
1133城崎温泉駅着、早速支度を始めます。 なにしろ取り外しの多いヘッド抜き輪行ですから、部品一つで走れなくなってしまうリスクが、ロード以上に少なくありません。 asuka号はエイドブレーキを付けている関係でブレーキレバー側からブレーキワイヤーを外す事ができませんので、完全にハンドルを分離する事ができずにトップチュープに引っ掛けておくと云う変則的な方法になってしまっています、リアのブレーキワイヤーの処理に一考が必要です。 カンチブレーキの調整に不十分な処があって時間を取られましたが、それでも30分位で無事に出発準備完了です。
今日は府県境界を越えて京丹後市の木津温泉で宿を取るつもりです、と云っても最短ルートですと20キロ程の距離しかありません。 時間は充分あります、と云っても温泉巡りをする程の余裕はないのですが、城崎の温泉街を少しポタりながらどこか適当な処で昼食にでもしようかと思っていたのですが。 お天気の方が写真から判る様に晴れたり曇ったり、と云うより晴れたり降ったり、時折夕立の様な雨が降ってきます、雨雲レーダーには全く影が無いのですが。 足湯とかで雨宿りする場所は幾らでもあるのですが、濡れない処に自転車を置いておける食事のできる店が全くと云って良い程に見つかりません。 とにかく問題なく走れそうなので「じゃらん」で木津温泉の宿を取る事にしました、温泉街の方ではありませんが、駅近くのR178沿いでは貴重なコンビニも近い「金平楼」と云う処、入湯税込、「じゃらん」のポイント割引で都合素泊まり4,900円、まぁ温泉ですから良いでしょう。
食事はできないままですがお昼の分位の食料は持っていますし、お天気も落ち着いてきたので、14時前に城崎温泉を離れ円山川左岸の県道3号を北上します、距離的には城崎大橋を渡り飯谷峠を越えるのが短いのですが、一応最も外側を走るのが今回のテーマなもので、円山川最下流に架かる港大橋で対岸に渡り府県道11号に入ります(写真左)。 京都府との境の三原峠(写真右)
、ここで久美浜湾の北側に出る道が別れていますので、左の小天橋(しょうてんきょう)方面へ。
峠を下り久美浜湾を右に見ながら走っていると瀟洒なレストランが、湾の見えるロケーションも良いので、中途半端な時間になってしまいましたが、別に豪華な夕食が待っている訳でもありませんので、ここで遅いお昼を頂く事にします。 席からも抜群のロケーション、スムースジャズとボサノバが流れて、3匹の黒猫のいる空間です。 「ほうれん草とベーコンのパスタ」とパン、スープ、サラダのセットにコーヒーを頂いて1,706円、14時までだと何やらお安い様ですね。 それからロッジ「SEG」の名が示す様にどうやら素泊まりもできる様です。
小天橋は日本海と久美浜湾を隔てる砂嘴です。 小さな天橋立と云う事で名付けられたのでしょうね。 一帯は海水浴場になっていますが、もうその人影はありません、台風の波を狙ったサーファーがやってきている様です。 いまだすっきりしないお天気ですが、例によって「自撮り」に挑戦、結構な風なのでストーンバッグが活躍します、陽射しが入るのを暫く待ってみたのですが、なかなかそうは旨くは行きません。
かれこれ小一時間程頑張ってみたのですが、時間が押してきたので出発し、久美浜湾をぐるっとまわり神野村道路元標へ、ここを訪れたのは2007年3月、その時に印象深かったのは丹後神野駅前から真っ直ぐ伸びる道の先にある桟橋、再び訪れる事にしました。 木津温泉までは後1駅、R178を避けて海寄りの道を急ぎます。 宿は思っていたより大きな旅館でしたが、シーズンオフの平日とあって静か、自転車は広い玄関に入れさせて貰い、早速温泉に浸かる事にしました、本日の走行33.5キロ、明日は天気に恵まれそうです。

今日は最初お伊勢さんまで走ろうなんて話もあったのですが、連日のこのお天気ではネ。
せめて午前中だけでも走れないかと降水確率に期待して出掛けてはみたのですが… 雨の中を走っていると、過去のツーリングの辛かった出来事や馬鹿馬鹿しい出来事が甦ってきます、それも今では全て愉しい思い出、雨もまた良しと。
お尻を濡らし背中を汚して駆けるローディ達よ、我等雨もまた良し。
どうにも峠へ向かう程に雨が強くなってきます、栢森の手前まで行き引き返す事にし、稲渕で「案山子コンテスト」を覗いて帰ってきました、本日の走行25.6キロ。
ところでそう傘マークも続かないだろうと、昨年と同じ日程9/10~11に丹後半島へ行ってみようかと、往路の分だけ「青春18きっぷ」1回分をヤフオクでGETしておいたのですが、台風が発生して10~11日の曇りマークが雨になっているではありませんか、そう云えば昨年も2日目の午前中に思いきり降られたっけ、雨もまた良しとはねぇ…
まるで梅雨の様な空模様が続いていますが、昨日今日と貴重な晴れ間です、先週に続いて明日香村から芋峠を越え吉野へ向かう事にしました。 あれだけ賑やかだった蝉の声も影をひそめ、静かな峠道は秋の虫の声とタイヤの擦れる音だけが響きます。
今日は昨日に続いて「ならサイクルスタンプラリー」のチェックポイントになっている道の駅「吉野路黒滝」が一応の目的地です。 芋峠を越え、上市橋で吉野川を渡り下市からR309に入りますが、もちろん広橋トンネルではなく峠越えの旧道を行きます、峠越えの旧道と云っても集落をぬって行く道ですし、峠にはかつて小学校もあり、今も洞川(どろがわ)へ行く路線バスは変わらずこの道を越えて行きます。 広橋峠の黒滝村側も旧道と旧々道に別れていますが、集落の中を急坂で下って早めに新道と合流する左側の旧々道より右側の旧道をお勧めします(写真左)。
広橋峠を下ると広橋トンネルから出てきた新道と合流し途端に交通量が増えます、夏休みも終わったとは云え天川村へ向かう車も多いのでしょうね、暫く走って道の駅「吉野路黒滝」に到着、早々に今日の目的は達成です。
ところで親しい仲間とわいわいがやがやと走るのも好きですが、一人の時は道路元標だったり、峠巡りだったり、記憶にとどめておきたい場所での「自撮り」だったり、またこんなスタンプラリーも良いでしょう。 「走るのに理由はいらない」なんてキザな事はよう云いません、何かしらのテーマがあって自分自身でコースを考えて走るそれが愉しみです。 人に与えられたコースを決められた時間で走る、ましてお金を払ってまで、私にはちょっと出来ない話です。 プランを練って出掛け、良ければ臨機応変に対応する、それができないなんてサイクリングの愉しみの何割かを失っている様な気がするのですが、如何でしょう。 閑話休題。
道の駅でR309と別れ<138>赤滝五條線に入ります、通う車も少なく丹生川沿いに走るこの県道は自転車には最高のコースです。 村役場のある寺戸で<48>洞川下市線に入り地蔵峠へ向かいます。
地蔵トンネルの入り口までやってきました。 延長1252.5mのこのトンネル、下市町側に向かって下り基調なんであっと云う間に抜けてしまえるのですが、まだお昼前ですし久しぶりに旧道峠を登ってみる事にします。 地蔵峠へは新道との分岐から黒滝村側で約100m、下市町側で約140mの標高差があるのですが結構な坂が続きます、旧道とは云っても鳥住の集落や寺社の参道になっていたりするので、全く荒れていない現役の道です、以前はここにバス停もあったのですが。 峠には地蔵堂と水場があってここが由緒ある峠だった事が判ります。 案内板には日本三地蔵峠とありますが、後2つは何処なんでしょうね、信州埴科と開田高原あたりでしょうか。 「自撮り」したりしながらお昼を回ってしまいました、才谷まで下り吉野山でお昼にする事にしましょう。
<257>才谷吉野山線に入りますが、どうやら水道管埋設で車両通個止になっている様です、自転車は推して通して貰えましたが。 吉野山では勝手神社近くの馴染みの食事処「静亭」に寄って葛うどんと柿の葉寿司のセットを頂く事にします。 吉野山のお店はどこも自転車を置いておける様なスペースのない処が多いのですが、ここはどうにか向かいの観光案内板の陰に2,3台なら置けそうなので重宝します。
吉野山の帰りは壺阪峠で帰途に就く事が多いのですが、まだ時間もありますしお天気も明るい内は大丈夫な様ですので、頑張って大宇陀経由で帰る事にします、結構な遠回りなのですが。 吉野川沿いに遡上し窪垣内から入野(しおの)峠へ入ります。
まだおやつには早い気もしないでもないのですが、ここまで結構頑張って走ってきたので「関戸峠の五平餅」へ寄る事に、さすがに2本はちょっと多かったかな。 なおここのご主人もサイクリストでもあります。
大宇陀の古い街並み松山街道を行きます、ここも「まちづくりセンター千軒舎」(写真右上)がスタンプラリーのチェックポイントになってます、残す処チェックポイントは7ヶ所です。 ここへは何度も来ているのですが次は「延陽伯」号で「自撮り」に来てみようかと。
大峠経由で帰る事も考えたのですが、登り坂も満腹気味ですので宇陀川沿いに榛原近くまで北上して笠間辻経由で帰途に就きました、本日の走行108.8キロ。 なお「轍マップ」、相変わらず芋峠他でGAMIN LEGEND HCxのログが暴れまくっていますが、敢えて修正もしていませんので、あしからず。
古稀に至ってもなお「走」「工」「趣」三拍子揃って三流のサイクリスト。ライフワークは「道路元標」と「自撮り」。なお「■ャリ」等の自転車に対する卑しい言葉をコメント等ではお使いにならないで下さい。