
先日から長年の盟友「峠おやじナワールド」氏のHPが、ホスティングサービス業者のサービス停止に伴いアクセスができませんでしたが、無事に移転が完了した様です。
私はもちろんの事ですが、なんと云ってもサイクリストにとってリファレンスの様なサイトですので私からもお知らせしておきます。
HPでリンクされている方は修正の方もよろしく、新しいアドレスはこちら→
http://tougeoyaji.ciao.jp/
今日、近畿地方も梅雨明けの発表があったとか、先日からあちこちで蝉の初鳴きの知らせがと思っていたら、野迫川村ではひぐらしの声を聴いてしまいました、ちょっと早くないかと云う気もしなくもないですが、その涼やかな声を聴くと夏のキャンプツーリングの数々の思い出がよみがえってきます、なにやらもう晩夏の雰囲気に。
さて今日は昨日のリベンジで野迫川村へ向かう事にします。 できるだけ車の少ない道を縫って行こうと考えたらとんでもない迷走コースになってしまいました。 まずは明日香村から芋峠、意識すると余計にタイムは悪かったです。 しかし朝の芋峠はひんやりする位に快適です。
上市のローソンで補給を済ませ吉野川を渡り<39>五條吉野線を西へ下市町へ向かいます。 R309に入り下市の街中を走っていると、向こうからツーリングスタイルの御仁がやってきます、なんとご近所のつっちーさんではありませんか、この時間にどこを走ってきたのやらと、 何でも今日はNCTCのランで幹事役だとか、近くの奥様のご実家に車をデポしてこれから集合場所の近鉄下市口駅へ向かうとか。 さて下市からは<20>下市宗桧(むねひ)線に入り樺の木峠へ向かいます。 昔に比べるとずいぶんと拡幅改良工事が進んだのですが、断続的に旧道が残っていたり桃の木バス停から峠の手前までは昔のままだったりして、西吉野に向かうには自転車にとって走りよい道です。 峠に近づくと眼下に阿太高原が、その向こうに大和葛城山が望める最高のお天気です、中央の鞍部は水越峠ですね。
旧西吉野村城戸(じょうと)でR168へ、宗川野(むねがわの)まで少し我慢の走りです。 <49>勢井宗川野線に入ると渓流沿いの静かな道を緩やかに登っていきます、この季節の休日とあって洞川への抜け道にと県外ナンバーの車も入ってきたりしますが。 途中平雄集落への分岐に「萌の朱雀 記念碑」と書かれた案内板が、あの河瀬直美監督の「萌の朱雀」のロケ地だそうです、五新線の旧賀名生停留所跡は楽に行けますが、こちらは相当登らんとあかん様です。 西日裏簡易郵便局を兼ねた商店の前で小休止、峠に向かってここが最後の自販機です。
<49>勢井宗川野線はR309の新笠木トンネルと新川合トンネルの間に出るのですが、今日は新笠木トンネルと通行止めの笠木峠旧道を避けてこちら側から回り込んだもののの、新道への分岐まで行くとなにやら数台のダンプが旧道から下りてきます。 ここには通行止の案内も何もないので旧笠木峠側の工事の車かと登って行くとさらに下りてきたダンプの運ちゃんが親切に通れないよと教えてくれます、天川側がですかと確認すると、どうやら旧の川合隧道すなわち切抜峠側、トンネルを抜けた処で崩れているそうです、以前崩れた処?とさらに確認すると、どうもそうらしいです。 これは戻ってあの2,000m超えの新川合トンネルをくぐるしかありません、休日とあって行楽客の車も相当なものです。 それがトンネル内を結構飛ばして来るのでライトや点滅するテールランプの用意はしてあるものの、自転車にとっては決して気持ちの良いものではありません。 天川村へは2,30年前に良くキャンプするためだけに走ってきたものですが、その頃は車には不便だけに静かなもんでした。
どうにか無事に新川合トンネルを抜けて天川川合へ、ここから<53>高野天川線を再びR168方面へ向かいます、目的地は野迫川なんですから、新川合トンネルを抜ける位なら新とは名ばかりの新天辻トンネルを行けば早くて近いものを。 とにかく「ならサイクルスタンプラリー」のチェックポイントとなっている天川弁財天に寄って行きます。
旧大塔村阪本まで下ってきましたが、昭和館前(写真左上)、先月13日に来たばかりですが何か変わってませんか? 再びR168を我慢の走行で小代下へ、コースを練った時に確信していたのですが、やはりここから野迫川村への登りが一番しんどいんですよね、でもひぐらしの声に癒されながら2度ばかり休憩を入れてやっと下りへ、今井の集落の風景も良いんですよね。 14時過ぎに今日の目的地の「昭和食堂」に到着、期間限定でオープンするガレージなんとかならぬガレージカフェかな。 残念ながら営業最終日の午後とあって、ごはんものや愉しみにしていた「かんとだき」も売り切れ、ホットドッグを頂きようやくお昼にします、まぁここまでに辛抱たまらず大福餅1個食っているのですがね。 しかし野迫川村は最高の涼しさです。
ところで昭和食堂へ来る途中弁天さんの前と云うか豆腐屋の前で見慣れたUG兄さんの車が止まっているではありませんか、どうやら野迫川へ走りに来ている様です、携帯を呼んでみたのですが、捕まりません、川原樋辺りにでも行っているのでしょうか。
そろそろ時間が推してきましたので、紀和隧道今井峠を越えるコースで帰途に就きますが、ちょっと休憩時間が長かったのか思いの他に涼しいせいか今井峠への登りで、それこそ10何年ぶりに足を攣りかけました、暫く道路にへたり込んでさすったり押したりして落ち着くのを待ちました。
一旦は和歌山県に入るのですが高野町筒香から富貴を経て五條市火打への豪快なダウンヒルです。 しかし下界は暑いやろうなぁ。
五條市街まで下った処で日没までの時間の余裕もありますので、やはり「ならサイクルスタンプラリー」のチェックポイント「五條新町まちや館」に寄って行く事にします、2日目で5件目GETです。
栄山寺からいつもの吉野川右岸の道に入り、阿太を越えて福神から近鉄線に沿って明日香村経由で無事帰宅、本日の走行158.2キロ、五條からは追い風に押されて快調でしたが、さすがにセンチュリーランまで帳尻合わせをする元気は残ってませんでした。
五條市火打口までMyMapRideを走らせていたのですが、10,000mAhのモバイルバッテリーまで使い果たしてしまい、スマホ本体のバッテリーも50%を切っていますので、やむなく停めてしまいました。 やはり所詮はアスリート向けのツールですね。
壺阪峠からの展望、正確には峠から少し壺阪寺側に降りた処ですが。 台風の影響でしょうか風があって空気が澄んでいて、この季節としては見晴らしが良いです。 来月には恒例の「戦国ヒルクライム」も開かれる予定、がむしゃらに走るだけやなく、奈良盆地の展望も愛でて帰ってくださいね。 参加費払って自転車漕いでいるだけなら、家でローラー台回してれば良いと思うのですがネ。
今日は少し遠くまで走ろうかとも思ったのですが、早くに起きられなくてぐずぐずしてしまいました、土日月と3日で270キロ程走っている訳ですから、疲れがとれていないなら無理して走る事もないでしょう。 急ぎでもないのですが午後から少し気になる事もあるので、軽く明日香村まででものつもりで出掛ける事にします。 「めんどや」の前まで来たら明日15日から営業するとの事、先日から厨房の改装でお休みをされていました、FaceBookに上げておこうと写真を撮っていると、おやっさんとおかあさんがやってきましたので、世間話をしながら綺麗になった厨房を見せて貰いました。
最初は栢森(かやのもり)までで折り返すつもりだったのですが、あまりの爽やかさに芋への道へ。 結局は芋を越えて上市橋~椿橋と走り、壺阪峠を越えてお昼過ぎに帰ってきました。 なにやら冬の定番コースだったのですが、概ね登りが木蔭となるこのコースは夏でも快適です。 本日の走行53.6キロ。
昨日の天理市櫟本の「祇園祭り」、似合う自転車を入れて写真を撮っておきたいな思い、片倉シルクの24吋で夕方から出掛け様と思っていたのですが、今にも降り出しそうなお天気に諦めてしまいました。
今日はofはやまさんご夫妻としおちゃんが明日香村へ来られると云う事なんで、ご案内させて頂く事に。 期せずして5月31日のスズカ8時間エンデューロを一緒に走ったQCR(くわんさい・くらしっく・れーさーず)のBチームのメンバーなんですね。
まずは日本の棚田百選「稲渕の棚田」の案山子ロードへご案内、今日はofはやまご夫妻はランドナーですので、棚田の中のダート路でやらせ写真のモデルになって貰いました。
例によって石舞台の見える丘へ来て集合写真を撮ったのですが、すみません草ぼうぼうの中で
三脚がゴリラポッドでは低すぎて手前の草にピントが合ってしまい、集合写真は失敗してしまいました。 ところでここから下の県道を見下ろしていると、休日とあって多武峰へ向かうロードが何台も行き交います。 その中にこちらを見上げている人が、どこかで見たジャージだと思ったら「よろづ」のmillonさんでした。
今日はお昼に桜井市出雲の手打ちうどん「ぶれーど・う」へ行こうと云う事なので、桜井へ移動するコースを考える事に、香久山経由にすれば平坦路のまま行けるのですが、それではあまりに芸がないので明日香村八釣から桜井市高家を経由して倉橋溜池へ下るコースを考えてみました。 飛鳥坐神社から標高差170m程の坂なんですが、丁度日影の少ない正午前後とあって暑かったですね、まぁその分風の通る木蔭は天国だと云う事で。
ところで「ぶれーど・う」の店主はofはやまさんの古くからの知り合いなのですが、13時頃に4人で行くよとLINEでメッセージを入れて貰っておいたのですが、返事がなかったものの気にはしていなかったのですが、前まで行って唖然、今日は日曜だと云うのになんと臨時休業だったのです、Twitterにはお知らせがしてあったそうなのですが。
既にお昼も13時を回っています、とにかく何処かでお昼にしなければのたれ死んでしまいそうと、まぁせっかくの桜井ですので三輪素麺を食べに行こうと云う事に。 ところが桜井に暮らして20年になるものの、地元で素麺なんぞを食べに入った事がありません、自宅で素麺を食べるにしても、スーパーで売っている安いどこかの素麺、三輪素麺なんぞお使いに買っても自分用に買う事なんぞありません、ただ自転車仲間が三輪界隈に来て素麺を食べに行くのは大概は三輪神社前のそうめん処「森正」なのでそこへ案内する事にします。 確かに夏向きに涼しげで雰囲気もあって美味しいですし、自転車仲間を案内するには良い処でしょう。
後は明日香村へ戻る訳ですが、女性陣もいる事ですし大和盆地の田園地帯の中を抜けて、耳成のローディ御用達のカフェ「4’Season」へデザートをしに向かいます。 それに今日は朝から東吉野へ「よしの庵」へそばを食べに行っていたsyokoraさんも吉野から芋峠を越えて明日香村まで戻ってきている様ですので、ここで合流する事にしました。 猛暑の中、明日香ポタと云いながら、走っていたのは桜井市域の方が距離的に長い山越えを含めた50キロ程の行程、評判が良かったのは「森正」と「4’season」だけだったりして。 しかしこの季節、やはり標高の高い宇陀や吉野方面へ行くのが正解だったかと。
7月に入ってからと云うものの、梅雨とは云え悩ましいお天気続きで全くと云って良い程乗れませんでしたが、この週末はどうやらお天気には恵まれそうです、しかし蒸せる事と云ったら昨夜も殆ど眠れなかった様な。
今日は月例の東吉野サイク、とは云っても乗って行くものがありませんので、9さんからお借りしているasukaロードで行く事にします、とは云ってもスズカと城陽までの往復に使わせて貰っていて、峠越えは初めてですが、どうにか桜井から1時間程で登ってきました、早い人は45~50分で来るそうなのですが、私にはこれが精一杯です。
吉野町のローソンで補給を済ませ、吉野川から支流の高見川へと河畔の道を遡上します、私のお気に入りのコースです、梅雨入り頃まではカジカガエルの鳴き声が響いて心地良いです。 今日はロードですのでカメラも三脚もなしスマホだけ、小さなフロントバッグで身軽に。
東吉野村に入ってからはオオカミ像と丹生川上神社に立ち寄っただけで、お昼は例によって木津川(こつかわ)の「よしの庵」で、替わりご飯とのセットを戴きます。 立派な古民家を改装した手打ち蕎麦屋さんで、基本的に土日のみの営業ですが、8月は金曜も営業すると仰ってました。
高見山の見えるポイントにて。 最近の愉しみは木津(こつ)集落の民家で飼われている彼?に逢う事、勝手にひげ爺と呼んでいます。
谷尻(たんじり)の古民家カフェ「月うさぎ」にも顔を出します、今日はフリマをやってるので賑やかです。 いつのまにやら猫カフェの看板が、と云ってもここの猫たちはそう云った職業意識は皆無の猫たちなんですがネェ。 コーヒーを戴いてから一谷峠を越え、約束があるので15時過ぎには桜井に戻ってきたのですが、少し走り足りないと云うか100キロに足りないので明日香村石舞台まで往復してきました。
昨夜UG兄氏にお願いしたヘッドパーツ、サイクリングがてらと云うもののわざわざ持ってきて頂きました。 このヘッドパーツと右側の写真の24吋の片倉シルクについては、また機会がありましたら。

話が前後すると云いましょうか、順序からすると先に来る画像なのですが、ちょっと巻頭にははばられる写真なので。 レーパンがだいぶ痛んできていましたので一つ新調したのですが、至って強靭なお尻の持ち主なもんで、
安ければ良いとパットの事なんか考えていなかったのですが、最近はゲル入りとか云ってこんな分厚いパットが付いているのですね、はいてみるとまるで座布団が付いているみたいな、そう云えば前にもインナーパンツで失敗していた様な、しかし勿体なのでとりあえず使ってみる事に、しかしこの違和感はどうも、まぁそのうち慣れるでしょう、皆さんこんなんはいているんですネェ。 そしてもう一つ芋峠で降りた時にSPDシューズに違和感が、ソールが剥がれかけています、これ以上酷くならない様に吉野へ下りたらコンビニで接着剤でもと思いつつ下り、千股まで下りた処で所詮ゴムなんやからパンク修理キットのゴム糊で良いだろうと補修しましたが、帰ってきて見るとやはり駄目な様でした、でもこのSPDシューズもそろそろを通り過ぎてますね、またまた物入りやなぁ。 本日の走行106.7キロ、久しぶりに充実したサイクリングでした。 ところで走行ログをMyMapRideで取っていたのですが、バッテリ切れで失敗してしまいました、この手のスマホアプリは長時間のツーリングにはちょっと無理がありますね。
(ここまで) 室生ダムで15分ほど休憩した後、ダム湖畔の道を上流の榛原方面へ向かいます。 もちろん今日も「自撮り」の為の重いカメラや三脚を積んで来たのですが、深野で諦めた事もあってあまり成果のない日でした。 ちょっと悔しいので湖畔の道で湖の写っていない写真を、紅葉の頃なら少し彩りもあるかも知れませんが。 しかし昨日三脚の脚を曲げてしまい、無理やり押し込んできた為に手では4段目を引き出す事ができず、高さが足らずに左下にガードレールが写り込んでしまいました。 最近になって雲台を買い換えたり、安いものですが石突ゴムを取り寄せたりしたばかりなのに、買い換えるとすれば余計な出費ですわ。
帰りに榛原町道路元標へ立ち寄って行こうかと思っていたのですが、R369へ出た辺りで雨がパラパラと、ここまで来れば走り慣れている道ですし、雨宿りする処は幾らでもあるのですが、雨雲レーダーを確認してみると、北側の鳥見山辺りに雨雲がはっきりと、西峠は避けて川沿いに篠楽から笠間辻を目指す事に。 笠間辻に向かって緩やかな登りですが逃げ足は速いです、殆ど濡れずに雨雲をかわす事ができました。
笠間辻を越えると後は女寄峠の急坂をバヒュンと下るだけです。 粟原(おおばら)まで下ってきた処で旧道に入るために減速した時、後輪からパチンと嫌な音が、それ以上の異音はなかったので旧道に入った処で確認すると、案の定スポークが1本ニップルの処で折れています。 さすがに強靭な36本組ですから1本折れた位では殆ど振れは出ません、パンク修理キットと一緒にインシュロックをケースに入れていますので2箇所で束ねて固定します、マルチツールもこう云った時こそ役立ちます、まぁガムテープの類でも間に合うのですが。 自宅まで後数キロ足らずこれなら普通に走っても大丈夫です。 一難去ってまた一難でしたが、念の為に雨雲レーダーを確認すると、さっきまで薄い影だった雨雲が成長しているではありませんか、油断も隙もならないお天気です。
桜井市街を走り抜けて雨雲に捕まる直前16時過ぎに無事帰投、向渕で無理せず室生ダムへ下って正解でした、大和高原や額井岳山麓へ行ったらきっちり捕まっていたでしょう、本日の走行ちょっと物足りない77.1キロでした。
桜井を基点にしていますが、奈良市方面から大和高原や針インターから三陵墓古墳に入り、このコースを走り向渕から大和高原に戻るコースも良いかと思います。
「轍ONLINE」は「大きな画面で見る」をクリックすると、プロフィールマップやGPXデータをダウンロードする事もできます。
最近、吉野方面が続いていましたので久しぶりに大和高原から笠間峠と日本の里100選の「深野」へ行ってみる事にしました。 基本的に昨年10月に行った時のコースなんですが。
ほぼR165旧道を東へ、長谷寺参道から初瀬ダムへ。 平日とあって通勤の車が煩わしいのでダムの天端道路を渡って対岸を走ります。
小夫(おぶ)の集落から笛吹大明神へ、小休止。 真夏は有難い水場があります。 ほんの10数年前までこちら側が<38>桜井都祁線だったんです、交互通行の為の信号がありましたねぇ。
山辺高校の手前で<781>都祁名張線に入り、三陵墓古墳群史跡公園へ。 写真の様なモニュメント、四阿、トイレ、駐車スペースが整備されていますが、訪れる人は殆ど見かけません。 東寄りの入り口から県道を少し東に行った処に自販機がありますので、缶コーヒーを買ってきて持参の菓子パンで大休止(^_^) 県道<781>都祁名張線は名前の通り、今向かっている笠間峠を越えて名張市へ続いているのですが、赤目から東大寺二月堂のお水取りの松明を奉納する古くからの街道として知られ「都祁山の道」とも呼ばれています。 染田から上笠間にかけて改良が進んでいますが、地元の車以外は休日に周辺のゴルフ場へ向かう車がある位で、概ね1.5車線のサイクリング向きののどかな道が続いています。
南白石の信号でR369と交差し暫く行くと宇陀市へ、と云っても元の室生村域ですが、女人高野で知られる室生寺界隈とは違い名所旧跡もなく、あまり他所から訪れる人もいません。 上笠間まで下り県道は三叉路を右へ、左方向は<782>上笠間八幡名張線となって山添村方面へ行きます(写真左)。 上笠間の集落を過ぎると自販機や商店の類は三本松へ下るまでなく、廃校になった小学校の向かいの自販機が最後になります。 集落を離れる頃に<242>上笠間三本松停車場線が右へと別れ、笠間峠への登りが始まります。
今だ踏み込んだ事はないのですが、「薬持ち地蔵」別名「かっけ地蔵」のお堂のある辻で旧笠間峠への道が分岐しています(写真左)。 さらに四差路へ出ると、県道は直進して名張へと下ります、車にはかなりの険路です。 今日は旧笠間峠に立ち寄って深野へ向かいますのでここは右へ。
笠間峠の集落を左に入ると立派な笠間峠の石碑が、どうみても民家の庭と云う処に建っています。 このルートは奈良から伊勢への最短ルートとなる訳で伊勢街道の一つとも云えます、名張側からは標高差300mの峠道、賑わった往時を偲ばせる峠の集落です。
笠間峠は下らずに稜線に沿って西側へ下り深野へ。 この季節はササユリで有名なのですが、ちょっと盛りを外してしまった様です。 写真上は
「ささゆり庵」と云う宿泊施設です。 日本の里100選に選ばれているのですが、道路は拡幅され棚田は整理されているので、鄙びた風景を期待すると失望するかも知れませんが、南向きの明るい山腹に開けた集落の眺めは素晴らしいです。 もちろん「自撮り」の準備はしてきているのですが、バックの曽爾室生の山々が霞んでいるのと田んぼがすっかり猪垣に囲まれているの見て、撮影意欲を無くしてしまいました。 昨年の秋に来た時の写真は
こんな感じでした。
昨年秋は深野から下るシングルトラックに踏み込んでしまったのですが、今回は素直に地蔵峠経由の道で三本松に下ります。 ここには近鉄大阪駅の三本松駅に、道の駅「宇陀路室生」やローソンがあり、お昼の食料を補給します。 三本松は阿保越伊勢街道の宿場町ですが、現在のR165の北側に峠越えの旧街道が残っていて、三本松村道路元標も健在です。 海老坂峠からは室生口大野駅を見下ろす事ができます(写真右下)。
海老坂峠からさらに登って行く道があって、上出地区に私設の展望台があります、ここをお借りしてお昼にする事にします。 標高は400mに満たないのですが、通り過ぎる風が心地良いです、コンビニ弁当でもロケーションが良ければ格別です、前回はちょっとした失敗があってゆっくりできなかったのですが、コーヒーセット持ってきたら良かったかな。 展望台は公のものではありませんので、ご近所の方を見かけたら「お借りしてます」と挨拶くらいは、もちろんゴミは持ち帰りましょう。 この道は地形図にこそ載っているのですが、ルートラボはもちろんグーグルマップも断続的にしか載っていません、一応車も通れる道なのですが。 ただ間違えそうな分岐が多い上に民家の軒先みたいな処を縫って行くのでこのルートを辿るのはなかなか難しいです。
道はさらに登って向渕(むこうじ)集落へ越えますが、北側から新しい道路の工事が始まっています、何年掛かる事か知れませが、大野まで伸びるとの事ですから風景は一変してしまうかも判りません。 ここで県道<28>吉野室生寺針線に突き当たります。 右折すると外の橋でR369へ入りますので針インターから柳生方面へ、県道を跨いで真っ直ぐ行くと額井岳の山腹を榛原方面へ行く事ができ、昨年秋は真っ直ぐ行きましたが、今日は県道を左へ下り室生ダムへ向かう事にします。
R165を少し走らなければなりませんが、近鉄大阪線を跨ぐ橋を渡って室生ダムに到着、ちょうど14時、今日も午後からの天気の急変が予想されますので、適当な時間にここまで戻ってきておいて正解でしょう、今のところレーダーにも雨雲は観測されていませんし。 四阿にはコルナゴに乗った先客が1名、木津から曽爾を回って来られたそうです、それだけではどこをどう走ってこられたのか良く判らない話ですが(^_^) と云う訳で室生ダム湖畔を走り榛原へ抜けて帰りました、と終われれば良かったのですが…
(つづく)
天川村広瀬にて(Microsoft Image Composite Editorを使用)
サイクリングの愉しみの一つにプランを練ること、地図を見ながらまだ見ぬ土地へ思いをはせたり、自分の技量に応じて愉しめるコースファインディングを練ったりと、時としてそれは走る事以上に愉しかったりして。
先週の「吉野~洞川サイク」で行けなかった阪本へ下り、出屋敷峠を越えて高野町富貴から五條へ下るコース、問題は天川村までどうして行くかなのですが、2本合わせて4キロに及ぶ新笠木と新川合の長大トンネル、まして休日とあって馬鹿な車が飛ばしてくるので、決して気持の良いものではありません。 昔良く通った旧道ですが、いつも通行止情報が断続的にあって、自転車なら通れるのか通れないのか良く判らない状況、ofはやまさんに頂いた情報では3年前2012年7月には川合隧道(切抜峠)は天川村側で全く通れず、旧の笠木トンネルは問題なく通れたとの由。 とにかく最悪は新トンネルを通る事を覚悟して「光もの」を充分に準備した上で出発する事にしました。 写真は既に今月3回目の芋峠への道です。 一昨日の雨で路面はかなりウェット、苔や落ち葉で滑りやすくなっています、それに今日は蒸せる事、かなり湿度が高い様です。
上市橋を渡り<39>五條吉野線を走り千石橋南詰からR309を経て、下市温泉の近くから旧道に入ります。 旧道と云っても北側は集落を縫って行くので今も奈良交通の路線バスは今もこちらを走っています。 登って行くに従い北西側に展望が開けるのですが、今日は霞んで二上山までは見えません(写真左上)、梅の頃は梅林で賑わうのですが、今は静かなものです。 広橋峠には昔小学校がありましたが廃校となり、今では下市町全体ですら小学校は1校に集約されてしまったそうです。
丹生川上神社下社を過ぎて暫く行くと黒滝村、道の駅「吉野路黒滝」で旧道峠に備えてボトル1本補給、この先には黒滝茶屋と云うのが昔からあって、洞川に行く観光バスは出入りのしやすいそちらへ行くので、道の駅のできた後も賑わっています。 いよいよ新笠木トンネルの入り口に、旧道は右へ登って行きますが、案の定災害復旧工事で平成28年3月25日まで、即ち来年春まで通行止の看板としっかりとゲートが、どうやら旧笠木トンネルの手前で工事が行われている様です。 しかしゲートの様子から工事車両が頻繁に出入りして様子はありません。 車谷建設と洞川の業者が請け負っている処からみて天川村側からアクセスしている様子、ならば3年前に通れなかった川合隧道(切抜峠)より先も通行できる公算が大です、トンネルまでは標高差200m程、行かない理由がありません。 ところで新笠木トンネルが開通した後も、その先の新川合トンネルができるまでの何年間は路線バスは相変わらずこの道を走っていて、大峯参詣や登山の乗客で満員のバスに抜かされながら、キャンプ装備の自転車でこの道を天川へ越えた事が思い出されます。 昔に比べると木々が成長したのか、ずいぶんと木陰が続く道となって涼しく走れる様なった気がします。 そうこうしている内に上の方から聞こえてきたのは、ショベルの音と削岩機の音、これは駄目かなと思いつつ工事現場へ、トンネルはもうその先に見えています。 ショベルを動かしている工事の人がこっちを見て削岩機のついた方のショベルに乗り換えてこっちを見ています、どうやら通してくれそうな雰囲気です。 自転車を担いで入って行くと「下に通行止て書いたあるやろが」と、「すんません大きいトンネル通るん怖いもんで」と答えるとしゃあないなあと云った顔付きで、削岩機のついたアームをどけて通れる様にしてくれました、感謝。 なお工事の状況次第ではいつでも通れるとは限りませんよ。

無事に笠木トンネルを抜けると懐かしい三叉路に突き当たります、右に下ると県道<49>勢井宗川野線、新しい2つのトンネルの間に出て元の西吉野村へ下る事ができます。 問題は左側、ピークの川合隧道まではさらに100m程登って行かなくてはなりませんが、通行止の案内もなにもありません、予想通り工事車両は天川村から川合隧道経由でアクセスしているに違いありません。 写真右上は旧旧笠木峠への入り口です黒滝村側も笠木トンネル横にしっかり道がついていましたから通れるのでしょうかね、昔一度アプローチしましたが、工事で道路が全くなくなっていて、数少ない撤退経験の一つです。 天川村の標識が現れて無事に川合隧道に到着、漏水が溜まっていて中から不気味に鳥か何かの声が響いてきますが、問題ないでしょう。 ここまでくれば安心、持参のおにぎりと大福餅で軽く補給します。
ちなみに新旧ともに2つのトンネルの間は旧西吉野村域、すなわち現在の五條市です。
トンネルを抜け天川村側へ下ります、道端の展望の開けた処に祠がありますが、確かこの辺が映画「天河伝説殺人事件」のロケで使われたと記憶しているのですが。 ofはやまさんのブログで紹介されていた3年前の崩落現場だと思いますが、きれいに復旧されていました(写真左はofはやまさんのブログからお借りしました)。
旧道を暫く下り現R309に合流しようとすると目の前を女性ローディが走り抜けて行きます、FB友達のS女史が今日こちらを走られる事は判っていたのですが、こちらは旧道巡りなので、まさかここで出逢うとは。 早速追いかけて天川川合の信号の手前の観光案内所横の休憩スペースへ。 朝5時に奈良を出てわざわざ田尻峠まで行って山麓線経由でR309を走ってきたそうです。 これから洞川を経て五番関から吉野大峯林道を走られる予定、暫し歓談してお別れ、彼女は川合の信号を颯爽と左折、虻峠へ向かって行きました。 ちなみに彼女はら~さんと同じ職場。 その後、スマホをいじりながら休憩しているとバスの切符売りのおばあちゃんにしっかり捕まってしまいました、話だしたら放してくれません、まぁ地元情報も色々仕入れはしましたが。
ちょっと寄り道ですが、天川村と云えばモーソン森田商店、今ではモーソンの表記はなくなっていますが、あれだけ話題になれば今なおモーソンで通じます。 ここにはバイクスタンドがあってアイス買ってかじっていると、先客のローディから「桜井の方ですか?」と声を掛けられます、フォロワーではないのですがFBの方で自転車と後ろに積んでいる「自撮り」用の三脚で判ったそうです。 榛原からお見えで、伯母峰から行者還を走って来られたそうで、これから富貴から五條を目指されるとか、GF吉野のスーパーロングのコースですね。 実はこの頃いぬいさんも小南峠を越えて洞川から行者還へ向かっていた事が後になって判りました、ニアミスしてた様な。
モーソンを後にし<53>高野天川線へ、久しぶりに来たらずいぶん拡幅改良工事が進んでいますね、「自撮り」ポイントが探しながら行きます、十津(新宮)川の上流天ノ川の清流を左右に見ながらの下り基調の快適コース、不動滝も先日の雨で水量が豊富で見事な眺めです。 ただ休日とあって路上駐車の釣り客の車と騒がしい単車の多いのがねぇ。
広瀬まで下ってきてやっと適当な場所を見付けましたが、大失敗を、最初の右に向かって走っている写真、キャラダイスのサドルバッグからコンビニ袋か何か白いものがぶら下がっているでしょ(*_*)

1330五條市阪本まで下ってきました。 ところで今日はsyokoraさんがお仲間と高野山まで輪行で来ていて富貴方面へ来られる様子、その後所在が判らなかったのですが、ここにきてこれから今井峠に向かいますとの事、紀和隧道前後は圏外ですから野川あたりで発信しているはず、だとすればこちらが先に富貴へ着けるのでは、早速出屋敷峠への道を急ぎます。 ところで阪本と云えば五新線、阪本の三叉路からR168を天辻峠方面へ向かうとトンネルの坑口がぽっかり口をあけていて、中は阪大の核物理研究センターの大塔コスモ観測所として利用されているとの事なんですが。
出屋敷峠に到着、私の好きな峠の一つですが、ずいぶんと久しぶりです。 以前シクロツーリスト誌の「日本の峠200選」の原稿依頼の折に「芋峠」、「染谷峠」とともに推したかったのですが、当時は自転車趣味が低迷していてここまで現状取材に来る元気がなくて外してしまいました。 出屋敷峠は北側も筒香からの道との合流点である出屋敷辻(正式な地名ではありませんがかつてその名のバス停がありました)まで100m程の標高差こそあるのですが、下り一辺倒ではなく結構アップダウンがあります、そして出屋敷辻から先は富貴に向かって緩やかに向かって行く、なんとなく変な峠道です。
出屋敷辻に出た処で十中八九こちらが先だろうと踏んで暫く待ってみますがなかなか現れません、その内にここは圏外なのに気がつき念のため富貴へ進む事にします。 写真は途中にある「成金」バス停、ここで写真を撮ると「成金」になるそうです。 そこにsyokoraさんから連絡が、既に富貴集落に着いている様です、筒香からのダラダラ登りでプーたれてると思いきや、早い。
一行は橋本へ下り輪行で帰途に就くそうですので、火打口までご一緒する事にします。 富貴のレトロな街並みと、眼下に谷奥深の村を見下ろすポイントにて。
火打口でお別れし、私も桜井への帰途に就くのですが、五條の吉野ストアに立ち寄った後五條新町へ、雲行きが少し悪くなってきた事もあって写真は今一つ、餅商一ツ橋も今日はお休みですから、また出直す事にし大和街道を走り今井の交差点から吉野川沿いの道へ入り、阿太経由のいつものルートで帰途に就きました。 本日の走行145.8キロ、今回は阪本への下りや、富貴からの下りと快走コースがあったのでそれなりのアベレージで帰ってきました。
相変わらずGARMIN eTrex LEGEND HCxのログはあちこちで暴れまくっていますが、笠木峠、出屋敷峠付近でカシミールを用いて加筆修正しています、まぁ全体的にはこんな感じやと云う事で。

明日香村冬野にて

今日は貴重な梅雨の晴れ間、ただ午前中と夕方に所用があって遠くには行けませんので、先週同様に三脚を積んで「自撮り」に明日香村へ向かいました。
案山子ロードの棚田へ行ってみましたがまだ水も入っていません、話によるとどうやら再来週の様です。
栢森にて。 あちこちで紫陽花を見かける様になりましたが、お天気の日の紫陽花はね、で民家の石垣の名前の知らない花を。 今度はポンチョ被って紫陽花バックに「自撮り」してみますか。
栢森の奥は既に田植えは済んでいます。 あちこちロケハンしながら走っているのですが、なかなか思い通りの場所は見つかりません、さすがに畦は走れませんからね。
栢森から下畑への林道(栢森土場線)へ入ります。 真っ直ぐ行くと行き止まりなのですが、途中の三叉路でスイッチバックすると下畑集落へ行けます、芋峠に似た雰囲気の林間の道が続いています。
下畑にて、あまり綺麗な竹林でもないのですが。
先週に続いて冬野まで登りますが、昨日の雨で多武峰へのシングルトラックはかなりぬかるんでいると思いますので、もと来た道を引き返す事にします。
ところで冬野には良助法親王(りょうじょほっしんのう)の墓があり、宮内庁管轄の陵墓なのでいつも綺麗に手入れされています。 鎌倉時代の亀山天皇の第8皇子だと云うだけで詳しい事は何も知りませんが。
畑の三叉路で北側へ下る道に入り細川へ下り、多武峰への県道を少し登ります。 最近では近隣のローディの練習コースになっています、単に登るだけの目的でここを登るなんて、私には理解できませんが。 どうにか旧道に回りこみロケハンしながら下ります。
どうでしょう、やは何かりピンときませんねぇ。
と云う訳で時間も推してきましたので、石舞台に下り帰途に就く事に。 本日の走行52.8キロ。

吉野大峯林道青根ヶ峰付近からの展望
そう云えば暫く洞川(どろがわ)へ行っていないなぁと思いつつ、R309に長大トンネルが開通し便利になった今、自転車にとっては旧道が通行止めのままでは、車が凄いスピードで飛ばして行くあのトンネルをくぐらなけらばならないかと思うと億劫になってしまいます。 吉野山からの吉野大峯林道は全線舗装とは云え1,000m級の稜線に沿って走る険路、その林道もここ暫く崩落による通行止めが続いていました。 春頃から自転車なら通れるよとか、開通したよとかの情報が入ってきたので、頑張って吉野経由で走って行こうかと思っているうちに近畿地方は梅雨入り、金曜土曜と様子見しながら出そびれてしまい、3度目の正直で朝4時に起きて5時前に飛び出す事に。
例によって明日香村から芋峠へ、この時間ですから稲渕あたりからは1台の車にも遭わずに吉野側へ、上市橋で吉野川を渡ります、最高のお天気ですが予報では午後からの降水確率は20%。 近鉄吉野線をバックに1枚、15分程待てばさくらライナーがやってくるのですが、そうはのんびりしてられません。
吉野駅と如意輪寺近くのトイレに立ち寄っただけで一気に参陵トンネルから金峯神社の修行門前まで、桜のシーズンに二度登ってきていますから今年は既に三回目になります、バスがピストン運行している桜のシーズンの事を思うと静かなものです。 ここで持参の菓子パンをかじりながらちょっと長めの休憩を入れます、吉野山でペット飲料を1本買っておこうと思っていたのをすっかり忘れていました、まぁ今日の気温なら洞川までの20キロ弱は大丈夫でしょう、真夏なら自殺行為です。
青根ヶ峰の手前の激坂をどうにか登りきり登山口へ、かっこうの声が吉野の山々にこだまします。 吉野大峯林道はほぼ標高1,100m位まで登りますが、長い間通行止の原因になっていた崩落箇所はここなんでしょうね。
吉野大峯林道は修験道の道と知られる大峯奥駈道と平行していて、ここ「九十丁」と呼ばれる鞍部で交差し、林道は稜線の東側に出て下り基調となります。
高原洞川林道との合流点に到着、ここから川上村側は相変らず通行止になったままです。 洞川すなわち天川村に向かっては標高で150m程の登り返しになります。
もちろん今日も「自撮り」用の三脚は持ってきましたが、吉野大峯林道ではなかなか適当なポイントがありませんでした。 高原洞川林道は古くからの林道なのでガードレールの代わりのブロックが良い雰囲気を出していますね。
もう1箇所良いポイントがあるのですが、どこからかスズメバチが飛んできてヤバそうなのでやむなく撤収、替わりに2004年8月に来た時に撮った写真(右)を、モデルはなべちゃん。
大天井滝を右にみながら登り詰めると五番関トンネルです。 銘板によると平成5年となっていますが、初めて通った時はキャンピングで、真新しいコンクリートの出来たばかりのトンネルが記憶に残っています。
「従是女人結界」の大きな石柱のある母公堂まで下り洞川の旅館街へ、どこか他の観光地とは違った独特の雰囲気の街並みです。
最近はそば屋とか色々ありますが、洞川でしっかり食事をするとなると「みやそい」か「きらく」になってしまいます、人数が多かったりとか満員だったりとかで「みやそい」はずいぶん久しぶりです、小奇麗になって座敷が狭くなったと思ったら隣が駐車場になったんですね。 後で聞いた話では火事に遭って立て替えたそうです。 写真右は2004年当時。 ここは猪や鹿の丼やカレー、串カツがあるのですが、今日は至って普通の定食を頼みました。 名水豆腐を別に頼もうかとも思ったのですが、ちゃんと小さいのが付いてきました。 さてお腹が一杯になった処で、この先はどうしようかと、お天気は曇り空で降水確率は20%のまま、R309で帰るつもりは毛頭ありませんし、阪本まで下って出屋敷峠で富貴へ越えて五條経由で帰る事も考えたのですが、ここまで結構足を使ってきたので五條からの帰りを考えるとかなり厳しそうです、やはり小南峠かなと云う事に。
小南峠は県道48号洞川下市線とれっきとした地方主要道なのですが、地形図では黒線表記の険路です、標高1,050m程にある小南峠隧道は冬にはつららのできる知る人ぞ知るトンネル、ボータルこそコンクリートになってますが中は巣掘り、そのトンネルですがモルタルの吹き付け工事が続いています。 洞川の街を離れる頃には案の定「完全通行止」の看板が、「全面通行止」でなく「完全通行止」と云うのが何となく普通やないよとばかりに怪しいのですが、標高差は200m程、休日ですし何やら「kobo trail」とのトレッキングコースなのかの案内も出ている事ですしそのまま進みます。 トンネル内に工事資材が置かれているので車は無理ですが、自転車は全く問題ありません。 せっかくですから「自撮り」をば。
小南峠の北側は吉野のビューポイントと云われた展望の良い処だったのですが、植生の成長で展望がかなり遮られてしまいました。 ここから黒滝村川戸まで標高差600mのダウンヒル、しかし通行止とあって一般車は入ってこないので道は柴やら小石で大荒れ、まったく油断できない路面です。
黒滝村からは地蔵トンネルで下市町へ、秋野隧道でショートカットして吉野川河畔へ出て、走りなれた椿橋から壺阪峠のコースで帰途に就きました。 吉野大峯林道を吉野側から走るのは初めてでしたが、どっちから回ってもしんどい事に変わりはありませんね。 本日の走行108.2キロ、獲得標高は2,000m越え、下りで飛ばせない悪路のせいとは云えなんとAVS 13.5km/hとは。
相変らず芋峠他でGARMIN eTrex LEGEND HCxのログは暴れまくっています、標高はカシミールで書き換えましたが、もとのトラックデータがコースを逸脱していますのでエエ加減なものです、芋峠、金峯神社、壺阪峠の手前で小さなピークが出ていますがウソです、全体的こんな感じだと云う事でご承知置き下さい。
古稀に至ってもなお「走」「工」「趣」三拍子揃って三流のサイクリスト。ライフワークは「道路元標」と「自撮り」。なお「■ャリ」等の自転車に対する卑しい言葉をコメント等ではお使いにならないで下さい。