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7月18日の日記

20150718b.jpg先日、近鉄電車に乗る時にフト見た回数乗車券を見て愕然、有効期限が目の前に迫っています、いつも京都へ行く時に利用しているのですが、自転車で往復する機会が多くて使い切れなかったのです。 そして春に金券ショップで買っておいて使わず仕舞いの「株主優待乗車券」も今月一杯、こちらは1,400円以上でないと元がとれません、桜井からだと名古屋とか伊勢を通り越して磯部や賢島まで行かないといけません(^_^;) とにかくヒマはあっても金はない、そして貧乏性な性格ですから無駄にする訳には行きません。
 と云う訳で大阪まで往復する事に。 実はブレーキ台座の折れたasuka号をこの機会に修正と塗装のやり替えをプロトンにお願いしているのですが、ついでに懸案だったヘッドパーツも輪行用にしようとしていて、タンゲの輪行用ヘッドパーツは以前から用意はしてあったのですが、asuka号をバラして明けてびっくり、実はイタリアン規格だったのです、まぁ三流サイクリストの私の考える事ですから、こんなもんですわ。 T御大と橋口さんを3人で顔を見合わせてイタリアンの輪行用ヘッドパーツなんであるのだろうか、第一ヘッド抜き輪行なんて文化は日本だけではと。
 しかしあるもんなんですねそれが、ベロオレンジがイタリアン規格の輪行用ヘッドパーツを出していたんですね。 それをナニワ銀輪堂が在庫に持っている様なので直接買いに行く事にしました。
 鶴橋まで行ったのは良いのですが、大阪環状線が台風の影響とかで運休、地下鉄で代行輸送をやっている様なのでそちらへ行こうかと思案している内に運転が再開したのですが、大正までとんでもない満員電車で危うく降りられない処でした。
 せっかく大阪まで出てきたので梅田のヨドバシカメラとウエパーへ品定めに回ります、この値段は安いだろうとコンデジ用のケースを一つGET、ウエパーではランドナーバーが安かったのですがじっと我慢。 そのうちに土曜日の人出に疲れて来たので夕方になる前に帰途に就きました。

〇〇は光モノがお好き

 さて「ナイトランに備えて2灯化」に続いての光モノネタです。 だいすけさんみたいに4灯化なんて事ではありませんので、一緒にせんといて下さい。 しかし昔から光モノには目が無い様で(^_^;) うちの部屋のマシン群の裏側、2004年当時です、最近はかなり健全になってますが。

 

20150404h.jpgさてしょうもない事はおいといて。 ナイトランに限らず、先の「1泊2日南紀ツーリング(1日目)」の様に全行程の1割以上がトンネル、それも最近の高規格な道路のトンネルや、歩行者や自転車が稀な山中のトンネルとなると、自動車は結構なスピードで轟音とともに迫ってきます、果たして対向車以上に自動車を運転する人はこちらの事をちゃんと認識できているのかと心配になって、あまり精神衛生上好いものでもありません。 やはり頼りにせざる得ないのは視認性の高い反射材や尾灯の類ですね。

 

20150527h.jpgまずは珍品から、パイオニア精密と云う会社が作っていた「ランビーム」と云う商品、電磁誘導、即ちホイールに取り付けたマグネットでライト部分に仕込まれたコイル近くを通過する際に起きる電力でLEDを点灯させる仕掛けです。 取り付け位置が限られる事と、停車時には点灯しない事、自転車店のルートでは見かけた事はなく、ホームセンター等で売られていたせいか、回りで使っていたのは峠おやじナワールド氏だけでした。 つい最近までkoga-miyataに付けていました、なんと云っても操作や電池不要の手間要らず、あまりに強力なマグネットのせいでチェーンラインが崩れると云う話がありましたねぇ。
 
20150527i.jpg定番メーカーのキャットアイ製品、にしては数少ない「JIS規格適合リフレクター搭載」セフティーライト、照度と振動による自動点灯に残光機能。 ただシートステー専用なのが。 輪行袋の中でもけなげに点滅してくれますので、親切な人が気を使って「なにか電気点いてますよ」と声を掛けて頂いて恐縮する事に、で輪行の度に電池を抜いていたりしたら、カバーがユルユルになってしまいました。 最近は自動点灯モデルにはスイッチ付きもあるそうですね。
 
20150527j.jpgやはりマッドガード付き自転車に似合うのはこいつ、ソーラー式自動点灯の優れものなんですが、結構重量があってデリケートな本所の高級アルミマッドガードには荷が重い様で、今はステーのダルマネジを2個止めにしました。 それから充電池GP40BVHの寿命が長くないのと入手しにくいのが欠点、写真はブリジストンブランドですが、キャットアイからも同様のものが出ています。 マッドガード用なのにいずれも防水防滴はうたってはいません。
 
20150527e.jpgキャットアイの標準でクリップにもなるタイプ、大概のサドルバッグにはクリップできるベルトが付いていますよね、少なくとも私のTOPEAKとキャラダイスのバッグには付けられます。 電池は単4が2本、お手頃価格で充分な輝度です。 私はロードの時にはマウンテンスミスのランバーバッグ、いわゆるヒップバッグを使う事が多いのですが、その時はバッグに取り付けています、走行中も操作がしやすいので。
 
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3月の「赤穂~日生 かきおこポタ」で子囃子師匠が付けておられて気になっていたバーエンドに取り付けるLEDライト、同じものではありませんが、こんなものを見つけたので早速ポチってしまいました。 2個1組だとは考えもせずに2つ注文したので4個になってしまいました、3台に取り付けて予備1個で丁度良かったです。 電池はLR1130が2個、100均でも入手可能なものです。 モーメンタリスイッチで点滅~点灯~消灯します。 プラスチック製のナットを回す事で間のゴムを押しつぶしてハンドル内径に合わせ(写真右下)押し込みます。 パッケージには16~23mmの範囲に使えると書かれています。 シリコンのスイッチ部分を押さえて強引に押し込むと接触不良を起す様ですので、枠の部分を持って押し込む様にするのが良いでしょう。 手元でオンオフができるのと、視界の隅で点灯が確認できるので安心感がありますね。 2個1組と云う事はハンドル両側に付ける事を前提に売られている様ですが、同行者の話では右側だけで充分だよとの事でした。 電池の持ちは記載されていませんでしたが、添付の電池で10時間以上は使えてます。 ブルホーンだとかフラットバー、ミラーが付いているよとか、変わった処でバーエンドコントロールだよなんて方にはこんなのがあります。
 
20150527d.jpg自転車用と云う訳ではなく夜間にジョギングされる方にもおすすめの腕に付けるLEDライト、この手のものは昔からありましたが、LEDとシリコンの成型で装着感の良いものになってます。 電池はCR2032が2個、防滴仕様、点滅100時間、点灯70時間との事です。 発光色は赤、黄を始め各色あります、ちなみに写真はオレンジ色です。 と云う訳で珍品を別にしてみんな点けちゃうとこうなちゃいます。
 
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他にも光るボトルとか世間には色々とある様ですが、まぁあまり下品にならない程度にネ。
 
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バーエンドに付けるものや腕に付けるものは位置的に距離感がなくなるでしょうか、車も大きく避けてくれる様です、ぎりぎりの処で追い越す無神経かつ性格の歪んだ運転者も少なくない昨今、寄れるもんなら寄ってみろと云う感じです、冗談。
PS:しかし今までで一番難しくて上手く行かなかった「自撮り」だなぁ…

 

 

 
     
 

踏み込んではいけない道へ…

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日頃お付き合いのある方もブログ読者の方も、私が自転車メカに関しては触らない人、触れない人である事はご想像の通りなのですが。 知識もないし勉強しようと云う気持もないし、そんな事は自転車屋に任せるものと思っているのですが、自転車は乗り倒すもののことメカに関してはほったらかし同様、もちろんツーリング中に最低限度必要とするタイヤ交換やチェーンを継いだりする事や、バーテープやメーター、ライト、変わった処でマッドガードの加工取り付けはしますが、それ以上の事はできませんし、知識もなく専用工具も揃えていません。 と云うか性格的に凝り性なもんで、そっち方面に手をだすと泥沼にはまる事は目に見えています。 まして嗜好はマニアックな要素の多いツーリング系や旧車、その上幸か不幸か私のまわりにはその筋では一流の方々が… あえて踏み込みたくない領域なのですが、お世話になっていた「シクロサロンあすか」の親爺さんが体調を崩されてもう何年になるのでしょうか、私の暮らす奈良県中和地域にはいわゆるプロショップと云うのでしょう、スポーツサイクルを専門的に扱う店が皆無同様、何かと不自由を囲っております。 特にここ一年程は走行距離が伸びるに従ってあちこち不具合も、結局どうなんでしょうね、専用工具を揃える費用や余計な部材を抱えたりするロスと、自転車屋に任せる費用を天秤にかけると。 趣味的要素が多い点では自作PCと良く似た感じかと、まぁそちらの知識は仕事との関わりもある事ですが、お陰で身の回りはガラクタ同様になったいわゆるDOS/Vパーツで一杯、これと同じ事が自転車で起これば…

 ところが先日のkoga-miyataのトラブルに加えて、浮世の義理?で参加せざる得なくなってきた今月末のあるイベントにロードが至急必要となり、そんな事も云ってられなくなってきました。 旧知の九度山人さんが色々と気を使ってくれて、急遽asuka号を駆って45キロ余りの道のりを和歌山県九度山町へ。
 
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旧知の龍(ロン)さんから昔譲って頂いたと云うカーボンロードはどうかな、と云うお話もあったのですが、目を付けたのは写真左下のasukaロード、その存在は以前から知っていましたが、ご一緒する機会はなかったかと。 フレームサイズ540mmは私には少し大きいのですが、これをお借りしてkoga-miyataのハンドル周りと、サドル、ペダルを付け替えさせて貰う事で、話がまとまると早速AMAZONに必要な部材をスマホから発注、便利な世の中になったものです。 ここまで走ってきた我がasuka号をブーン君に背負わせて、あつかましついでに桜井まで送って貰う事に。
 
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慣れない手つきでハンドル周りを交換、ブレーキアウターはもちろん上出し、この長さに拘る方がおられましてねぇ、フレームサイズが大きくなった分ステムが長すぎるのですが、これは体を合わせる事に。 なぜかサドルはselle ITALIA STORIKA、初期の鋲付きモデル、これが私のお尻には合っているんですねぇ、養生もせずに輪行したりするもんでボロボロなんですが、新品なら3万円以上のプレミアが付いているとか、Mossのテントとかうちには時々分不相応なお宝があるのです。 ステムは良かったのですが、ピラー径は合いませんでしたのでシートポストはお借りしました、デュラやったのに残念。 ディレーラーはサンツアーのオーレ、26年ものの短命の珍品、さすがに変速まわりは触れません。 ペダルはSPDに換装。 実はこのasuka号、あすかの親爺の手になるものではないのです、私は三連勝のフレームだとばかり思っていたのですが、UG兄さんのお話でZUNOWのものだと初めて知りました。 少々ブレーキワイヤーの交換にてこずりましたが、無事に走れる様になりボジションを出しながら、隣町のT御大のお宅へ、ダメ出しを貰ってサドルとハンドルバーの調整、とにかく一応の格好は付きました。
 
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 代車はさてとしてkoga-miyataの事もあるので自転車をバラバラする処までは工具を揃えるつもりです、少しはきれいに乗れる様になるかな。 しかし既に部屋の中はひっくり返っております。 まず使わないだろうDOS/Vパーツの入ったコンテナを片付ける事から始めなければならない様です。

カメラバッグをフロントバッグに

20150422b.jpg20150422c.jpg 先日のフロントバッグのリクセン化で、カメラバッグ等で使い勝手の良さそうなものをリクセン化してみようと云う話になっていましたが、とりあえず目をつけていたのはこれ、VANGUARDと云うブランドのカメラバッグで、以前からうちに転がっていて、カメラバッグとして持ち出す事もなく単なるカメラアクセサリ入れとして使っているのですが、サイズ的になんとなく中途半端だし、フロントバッグにすると前開きになってしまうのと、後ろ側のポケットを潰してしまう事になるので躊躇しているのですが…
 
20150422a.jpg ところがこんなのがあったんです、エツミ製のリュック型カメラバッグが、ずいぶん以前に買ったのですが、出番がないまま殆ど新品(このモデルは現在では廃番の様ですが)と云うか、ミニベロのフロントバッグにならないかなと云う考えは無くも無かったのですが… ミニベロのフロントの縦長の空間、このスペースを有効に利用しようと云う考えは10年以上も前から、かのシクロアルピニストと云われたKeroさんが実践されていて、手作りの帆布製縦長フロントバッグを愛用されていました。 (彼は「自撮り」の先人でもあります)
 
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 私のKHSはその機動性から北は会津から南は宮崎まで、いつもの「18きっぷ」輪行で、主に道路元標蒐集に活躍していて、泊りがけともなるとおのずと荷物も増えてしまいます、私はツーリングでは背中には担がないと云うのが基本ですので、かなり強引に小型のサイドバッグを装備している訳です。 そして輪行時には輪行袋とカメラやモバイル機器の入ったフロントバッグを両肩に担ぐスタイル、フロントバッグをリュック化できれば輪行時にかなり楽になってくるはず。
 ちなみにリクセンカウルのフロントアタッチメントはタイオガのフロントバッグホルダーを介してハンドルポストに取り付けています(写真右上)、なお写真にも少し見えていますが、この世代のKHS F-20にはリクセンカウルのヘッドチューブアダプターを取り付けられるダボが付いているのですが、ねじ穴が浅すぎて使い物になりませんでした。
 
20150422e.jpg さてリュック型カメラバッグの改造です。 背当て部分にリクセンカール互換のBASILのアダプタープレートを取り付けます、そんなんしたら背中痛いやんか、とお思いでしょうが、これが殆どこたえないのです、それに第一このリュックを担ぐのは輪行袋を担いで移動する乗下車や乗換えの時だけです。 フロントバッグとは云えリュック型になって容量が増えた分、重量はおのずと増えてくるでしょう、リクセンカウルのクリックフィックスだけでは強度に不安があります、そこで出てくるのが昨日の「EB金具」なのです、これでフロントキャリアに固定すると抜群の安定感、おそらく「EB金具」がなければリュックをフロントバッグにする事には踏み切らなかったでしょう。
 
20150422f.jpg リュック型カメラバッグの多くは上下2気室になっています、このバッグの場合、フロントバッグとして利用している時は下部を開く事はできませんが、マジックテープで固定されている仕切りを外すと1気室にする事は可能ですし、輪行袋等の走行中に必要のないものを入れておいても良い訳です。 少し困ったのはフロントバッグとして使用時に邪魔になるショルダー、ブラブラさせていると非常に危険ですが、たたんでリュック自身のチェストハーネスやヒップベルトでハンドルポストにしっかり固定すると大丈夫です。 今日は荷物満載と云う訳でもありませんが、結構重いUPSの交換用バッテリーを積んで40キロ程走ってきました、ちなみにDST40.2km、AVS17.4km/h、MXS41.1km/h
 
20150422g.jpg 今のところ課題はバッグの大きさの割りにクリックフィックスやEB金具を取り付けている部分に腰がないので、なかなかパチンと一発で固定できない点でしょうか、バッグを内側から押さえてやるとかしないとなかなかうまく取り付けができません。 なにかしっかりとした芯材を入れてやる必要があるかも知れません。 後はSTIのワイヤーが邪魔になる事、折角の後開きが生かせません、別にSTIレバーに魅力は感じていませんので交換する手もありますが、バーエンドコントロールにすると輪行時に邪魔ですし、使い慣れているダブルレバーでは台座と折りたたみのKHSゆえにワイヤーの取り回しをどうすれば良いのか、色々と悩ましいところです。

ツーリング用バッグの選択

20150414a.jpg古くからのツーリング車に乗るサイクリストの多くはデイバッグ等を背負いこむ事を良しとしない、方は暑いとか背中が蒸れると云う意見で私もそう思うし、重心も高くなってしまい身体の動きも制限される、大きなザックを背負い込んで走っているサイクリストを見るとちょっと可哀相にさえ思える。 背中の蒸れを改善するために考えられた商品も昔からあるし、実際買って使った事もあるが、ちょっとはマシかなと思う程度で、構造的に収納力も2/3位になってしまい、結局はホコリを被っている。 それと私の場合カメラを担ぐとデイバッグは邪魔になって仕方がないと云うのが大きな理由で、10数年前から愛用しているのはマウンテンスミスのランバーバッグのシリーズ、いわゆるヒップバッグを云うやつ、今では同様のバッグも多いが、マウンテンスミスのHPによれば、このアイデアはマウンテンスミス創業者のものだとある、それに独自のフィットさせるシステムでなかなか上手くホールドする事ができる。 写真上(Photo : KMT48さん)は現行のTOURの前身のものですが同じく8リットルの容量、ロード用の輪行袋に脱いだ衣類の1枚や2枚は楽に入る。 しかし基本は荷物は身に着けない事が一番、最近はフロントバッグとキャラダイスの大型サドルに間に合っている事もあって、ランバーバッグの出番はロードに乗る時以外は減ったのですが、最近「自撮り」で三脚を持って行きたくなってくるとお泊りで輪行袋が加わるとキャラダイスのネルソンでも追いつかなくなってしまいました。 ロングフラップモデルも考えてみたのですが、最近どうも入手しにくい様で値段も安くはありません。 そこでランバーバッグの再登場となるのですが。
 
20150414b.jpg写真左は現行のDAY(14リッター)の前身でMOUNTAINSMITH CYCLING GEAR MOUTAIN (TM)、かなり陽に焼けてしまっていますが、破れ等はなくのびてしまったショックコードさえ替えてやれば十分見られますので、カラーゴム紐を取り寄せて早速補修してやります、手芸用品ですので耐候性が心配ですが、また替えてやれば良いでしょう。
 ところで現行品と同様に左右にボトル等も収容できるポケットが付いていて、容量も大きいだけに目一杯荷物を入れると相当な重量になってしまい、さすがに自慢のフィッティングシステムでも支えきれません、それに私の様にお腹の出たウェストのない人間は引っ掛かりがないので特にです。
 
20150414d.jpgそこにマウンテンスミスではオプションでショルダーベルトがSTRAPETTESと云う商品名で用意されています、実は以前から持っていたのですが、いくら探しても見つかりません、どうも現行品は取り付け方法が変わっている様に見えるのです。 駄目ならバッグも新色に買い換えるかと取り寄せてみると、ちゃんと1999年以前のシリーズでの取り付け方法が解説されていまして一件落着。 ころころ仕様を変えて旧製品との互換性をなくすどこかのメーカーは見習ってほしいものです。
 
20150414c.jpg余談ですがマウンテンスミスには以前サイクルスミスと云う兄弟ブランドでバッグを出していました。 完全に自転車用のパニアバッグやサイドバッグもあって、ランバーバッグシリーズも異なるネーミング、機能的にどこが違うのか良く判らなかったのですが。 その後マウンテンスミスサイクルギアと云うブランドになっていました。 左は「MOUNTAINSMITH CYCLING GEAR WORLD CUP(TM)」と云うリュック、先の理由で出番はありませんが、ヘルメットを収納できるザックとしては初めての製品だったのかも。

道路元標は何処へ

20150410e.jpg山口から帰ってきた時点で「青春18きっぷ」は後1回分残ってしまったが、有効期限の最終日10日のお天気は思わしくない。 10日に中央線薮原まで輪行して境峠を越えて奈川村道路元標を経て奈川渡ダムを経て松本泊、11日は塩尻市と岡谷市に残る現表を回って飯田泊、12日は三州街道を元標を巡りながら岡崎まで走り抜ける2泊3日280キロのプランを暖めていたのだが、どう考えてもお天気は味方はしてくれそうにない、いよいよ消化試合の「乗り鉄」の旅かと考えた挙句、天気の一番マシそうな金沢方面へとりこぼしている元標目当てに出掛ける事にした。
 
20150410a.jpgせっかくの「18きっぷ」だから能登半島まで行ってみたいところだが、さすがに戻ってこれないので金沢駅から歩いて10数分の石川郡は戸板村道路元標に向かう事に、しかし目標の戸板小学校が見つからない、GoogelMapをよくよく見てみると、そこにあるのは全くの更地、この都会のど真ん中で廃校でもあるまいと、丁度昼時なので近くのラーメン屋に入ってネットで情報収集すると、どうやら移転したらしい。 さらに10数分雨の中を歩いて行かなければならない様である。 さらにググっていると戸板公民館のブログに旧の戸板小学校内にあった道路元標の記事が、公民館の方が近いしそちらへ移転している可能性も無きにしも非ずなので、念のために小学校跡地を一回りした後に公民館を訪ねてみる事に。 いままでも現存情報がありながら現地に行くと見当たらない事は何度かあった、昨年も愛知県碧海郡の棚尾村道路元標がそうだったが、その時はその後に知多半島を回る予定だったので深追いできなかったが、案の定あとでネットで調べるとすぐ近くに移設保存されている事がわかり悔しい思いをしてしまった。 とにかく今回は時間の許す範囲で追っかけてみる事に。
 
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戸板公民館は写真のような立派な建物。 戸板と云う地名が先程から気になって仕方がなかったが、よくよく考えるとあのアイ・オー・データ機器のある場所だったとは。 公民館には女性の職員だけがおられてブログの記事を書いただろう館長も主事も不在との事、元標の所在についてもこの公民館も近く移転するとの事で、ここへ持ち込まれている事はないだろうとの事であった。
 
20150410c.jpg結局は新しい小学校を訪れる事になるのだが、女性職員なのか先生なのかは所在については知らないとの事、幸い出てこられた校長先生とお話する機会を得たが、二宮金次郎像はこちらへ移設したが、道路元標に関しては知らないとの事、やはり公民館の館長が詳しいのでそちらへ尋ねてみるのが良いだろうとの返事だった。 公民館へは後日メールで問い合わせみる事にし戸板を後にした。
 

 

20150410d.jpg石川郡にはあと1基、額(ぬか)村道路元標が残っている、JRで西金沢まで行き、北陸鉄道石川線で乙丸駅へ、幸いこちらは歩いて10分程額束神社の境内と云うか道路に面した場所に現存していた。

 

【1034】 2015/04/10 石川県 石川郡 額村(現 金沢市)

道路元標蒐集サイク(山口編1日目)

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山口県周防大島町 蒲浦村道路元標にて
 
 
 後3回分残っている「青春18きっぷ」、週間予報を模様眺めている内に有効期限の4月10日が迫ってきました。 最悪は自転車抜きでのんびり「乗り鉄」の旅になってしまうかも知れませんが、とにかく未修の道路元標の残っている処で天気の良さそうな方角へ向かえる様に幾つかプランを練っておいたのですが、この様子から金沢方面か広島方面かと云う事で、3基残している山口県に1泊2日で向かう事に。
山口へは先日の「しまなみ」の時にも使った、JR王寺駅まで20キロ余りを自走し始発に乗るのが一番良いのですが、前夜から雨が時折強く降ってきます、雨雲レーダーの予報を見ると未明3時には止んでくれるはずなのですが。 とにかく3時05分にこれ以上は降らないだろうとの判断で、真っ暗な大和川河畔を王寺へと向かう事に。
 今回は3度の輪行での移動を考えているためにKHSで、三脚を持って行きたいがためにリアのバッグを2サイドにしたためキャリア上がからっぽで、泥除けがないため迂闊にもお尻を濡らしてしまう事に、
なのに闇夜の21キロを1時時間2分で平均20.3キロとは。
 
 
20150407d.jpg前回と同様、新今宮、大阪、西明石で乗換えを済ませ姫路へ先回りして新見行き先頭車に乗車します。 この後、山口県大島郡の蒲浦村道路元標の残る周防大島へは山陽本線大畠駅まで、岡山、糸崎、岩国と乗換えをこなして都合9時間余りの長旅、九州佐賀まで行った事が2度あるとは云うものの、iPodを忘れてきたのは大失態です。 従って退屈しのぎはいわずと知れたSNSで皆さんに遊んで頂くのですが、モバイルバッテリーからスマホへの充電が上手く行かない様なのです、ACアダプターは持ってきていますし、大畠に着いたら駅前のコンビニで電池式の充電器を買うかするまで、暫くこちらも省エネモードに。
 
20150407e.jpg広島前後では結構込み合ってきます、糸崎からの車両は115系でも運転席後にスペースがないタイプで、席から離れたトイレ前のスペースに輪行袋を固定してあるのですが、駅での乗り降りの度に気にしていると、何やら視線を感じます!? その先にはどこかで拝見した様なお顔が… facebookのお友達で広島在のS氏がわざわざ乗り合わせてきてくれたのでした、混雑する車内で1駅だけでしが、結構な頂き物まで、もちろんお渡ししましたよ、名刺がわりのカレンダー。 (写真はS氏から頂きました)
 
20150407f.jpg色々考えてみると、原因はリール式のUSBケーブル(左)かも、ミニならGARMIN用がありますが、マイクロはこれ1本です。 大畠駅で下車後、早速コンビニへ、さすがにケーブルだけは売ってませんが、ケーブルが一体でなくて一番安いものをGET、1,008円也。 案の定ケーブルを替えてみるとモバイルバッテリーからの充電はばっちり。 しかしうちにはこの手の充電器がまた増える事に。
 
20150407g.jpg大畠駅1343着、降り立つのは2度目ですがホームから大島瀬戸をはさんで周防大島と大島大橋がすぐそこに見えます、瀬戸内海では淡路島、小豆島に続いて大きな島で、一度一周してみたいものですが海岸線が入り組んでいて、道路で一周すると100キロ近くにもなります。
 今回のKHSのいでたちは小径車には珍しい2サイド装備、モンベルのフロント用とされている小型のもの、それでも2サイドですからそれなりの収納力はありますが、輪行袋の中に押し込んでしまうので、かなり重くはなります。
 
20150407h.jpg蒲浦村道路元標までは大した距離でもありませんが、大島大橋まで登って行かなければなりません。 海沿いの静かな村のなかなかのロケーションに道路元標はあります、海の見える道路元標は函館市道路元標を初め幾つかありますが、今日の予定はここだけですので時間もありますし、道路元標を入れた「自撮り」をば。
 
明日は萩市の萩町道路元標からスタートです、島根県に入ってしまいますが1FでJAZZ屋をやっている益田駅前のビジホ「とらや」に泊まって、始発で萩に移動しようかと思ったのですが「とらや」は満室、東萩駅前で宿をとります。 厚狭から美祢線経由で長門市駅へ、キハ120のエンジン音が旅情を誘います。 本日の走行、王寺駅までの自走を含めても38.2キロ也。 「18きっぷ」で10,430円分乗車。
 

天の邪鬼「しまなみ」へ往く(3日目)

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豊浜大橋
 
今日の予定は今治港0825発のフェリーで岡村島へ渡り、いわゆる「とびしま海道」を走って呉線沿線から「18きっぷ」輪行で帰途に就く予定です。 岡村港から呉線仁方駅まではコースにもよりますが最短では40キロにもなりませんし、大阪鶴橋から近鉄を利用するとすれば仁方駅1655発と余裕の行程です。
 
20150327b.jpg昨日は時間切れで諦めた西条市の多賀村道路元標ですが、せっかくここまで来たのですから5時過ぎに宿を出て壬生川までの往復40キロ余りを走る事にしました。 真冬の陽の短い季節ならともかく明るなった頃に着いて戻っても今治港へ余裕で戻ってくる事ができました。
 
20150327f.jpg昨日facebookで仕入れていた情報では「とびしま海道」ではコンビニの類は皆無に等しいとの事、市内で補給を済ませ、今治城へ立ち寄った後、余裕で今治港へ戻ってきました。 話が前後しますが宿は港の目の前、自転車は玄関に入れさせて貰えました、部屋からはライトアップされた今治城天守が、そしてお土産と云う事で「今治タオル」まで頂きました。 そう云えば今治と云えばバリィさん、その縁だったのかムラマサ君がこの4月からNPO法人「シクロツーリズムしまなみ」に勤める事になったそうです、次に「しまなみ」を渡る機会があればお目にかかれるかな。
 
20150327c.jpg今治港0825発の岡村島行きフェリーです、しかし今日も最高のお天気です、伊良湖、淡路島、小豆島、天草等々、昔から船旅の時はお天気に恵まれる様ですね。  
 
20150327d.jpg昨日、尾道で貰っておいた「せとうちサイクルーズPASS」がここで役にたちます、今治~岡村の自転車込みの料金1,020円が930円になります。 しかし3日間有効とか邪魔くさいことをせずにせめて1年間有効とかにしてほしいですね。
 
20150327e.jpg今治~岡村航路は1時間の船旅、「しまなみ海道」の来島海峡大橋の下をくぐります。 写真は大橋と昨日登った亀老山の遠望です。  
 
 
20150327g.jpg岡村港を出るなり早速「自撮り」です。 ところで「とびしま海道」ですが「7つの島、7つの橋を…」が触れ込みになっていますが、実際には内2つの島は無人島で道路だけが通じていて、岡村島が愛媛県今治市、他は広島県呉市に属しています。 西側から→(安芸灘大橋)→下蒲刈島→(蒲刈大橋)→上蒲刈島→(豊島大橋)→豊島→(豊浜大橋)→大崎下島→(平羅橋)→平羅島→(中の瀬戸大橋)→中ノ島→(岡村大橋)→岡村島となっていて、無人島の平羅島と中ノ島を除いて、それぞれ北岸と南岸に沿って道路が通じていて、サイクリングロードは下蒲刈島を除いては南岸を走るコースが基本になっている様です。
 
20150327h.jpg岡村島南岸を回り、見えてきたのが左側から平羅橋、中の瀬戸大橋、岡村大橋。 岡村大橋を渡ると呉市です。

 

 

20150327i.jpg3つの橋を一気に渡ってしまうと大崎下島、ここには重要伝統的建造物群保存地区とされている「御手洗」地区があります。 あえて云えば「とびしま海道」の中で唯一観光地らしき処です。 時間もありますのでのんびりこんな写真を撮りながら過ごします。
 
20150327j.jpgところで御手洗地区の天満神社境内には「中村春吉碑」と云うのがありまして、この地の出身である中村春吉はなんと「日本初の自転車による世界一周旅行者」との事で、昨日のなんやら訳の判らない「サイクリストの聖地」より余程に聖地であります。
 
20150327k.jpgそれから御手洗地区の北側の大長地区は反対に生き生きとしたレトロな街並みがあります、私的にはこちらの方が好きですが。 
 
 
20150327l.jpg大崎下島南岸を行きます。 瀬戸内海らしい景観を望みながら快適なシーサイドコースに見えますが、実は強烈な向かい風に苦しめられています。 この後、豊浜大橋を渡り豊島は北岸を走る事にします、こちら側にはヤマザキYショップがありますが、品揃えは田舎のJAの売店って感じです。
 
20150327m.jpg豊島大橋と大橋から見下ろす上蒲刈島。 ところでそれぞれの橋へのアプローチですが「しまなみ海道」の様に自転車専用のループで斜度を緩やかにする様な考慮は特にされていません。
 
20150327n.jpg上蒲刈島も北岸を走りまして蒲刈大橋の見えるあたりまでやってきました。 蒲刈大橋を渡ると仁方駅まで8キロ余りの距離ですが、まだ時間がありますし100キロに少し足らない距離ですので、最後の下蒲刈島は南回りする事にしました。
 
20150327o.jpg下蒲刈島の南回りはかなり遠回りですが、車も少なくなかなかお勧めです。 そしてばっちりの「自撮り」ポイントを発見、セットをして走り出しますとうまい具合に左側から船が接近してきましたので、戻らずに2往復目に、タイマーの上限値である399枚にセットしていますので撮影はできるはずです。 船が正面に入った時には「やった」と思いましたが、戻ってみるとなんとカメラが動作していません、なんとバッテリが上がってしまっているのです、予備の電池はあるのですが、船は既にあっちへ行ってしまっているので意気消沈、取り直す気も萎えて撤収する事に、結局撮れていたのは、1回目の行きだけでした。
 
20150327p.jpg安芸灘大橋を渡ると本土です。 仁方駅へ行くか安芸川尻駅へ行くか迷ったのですが、「ゆめマート」と云う地元スーパーのある安芸川尻駅へ向かう事にしました。 なかなか弁当類も充実したスーパーでしたが、安芸川尻駅は島式ホームで上りも下りも跨線橋を渡る必要があります。 後で仕入れた情報ですが、仁方駅は両側に改札口があるそうです。 仁方駅へ向かってもコンビニがありますので、次があれば仁方駅に向かおうかと。 本日の走行104.5キロ、期せずして今年2度目の3日連続100キロ超を果たしました。 ゆっくりと輪行支度を済ませ安芸川尻1701発で帰途に就きました。
 
安芸川尻1701→1819糸崎1821→1949岡山1955→2121姫路2136→2238大阪2246→2302鶴橋(2307→2340桜井) 鶴橋駅まで5,400円分乗車。
 
【1029】 2015/03/25 広島県 神石郡 油木村 (現 神石高原町)
【1030】 2015/03/27 愛媛県 周桑郡 多賀村 (現 西条市)