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朽木~マキノ~琵琶湖キャンプツーリング(1日目)

大津市葛川梅の木町 梅ノ木キャンプ場にて

 急に時間があいたので1~2泊のつもりでキャンプツーリングに出掛ける事に。色々とプランはあるのですが、紀伊半島方面へ向かうと2泊3日では帰ってくるのが大変な事とお天気が一番安定してそうな滋賀県へ向かう事に、先月21~22日に琵琶湖へ行ったばかりなのですが、31日から今月1日に予定していて中止となった「おにゅう峠キャンプ」で考えていたコースで朽木を目指す事に、2005年まで滋賀県で唯一の村だった高島郡朽木村は現在は高島市となっています。コースは奈良阪を越え京都八幡木津自転車道を北上、久我橋から鴨川べりを走ってR367で途中越、花折峠を越えます。このコース一昨年8月になべちゃんの案内で小浜、昨年3月に大阪のFUJIWARAさんと同じく小浜まで復路輪行で走っています。
 ただ鴨川べりはあまり遅くなると観光客が多くなって走りづらくなるとの事ですので、可能な限り早く出発し明るくなった頃に自転車道に入れる様にと、未明3時過ぎに出発するつもりでいたのですが。走り出すと何やら異音が、一旦引き返して確認すると右前のサイド枠を支えている部分が少し拡がっていてバッグが踊っている様です、プライヤーで少しかしめてケーブルタイ2本でしっかり固定して再スタートできたのは4時前になってしまいました。ただ異音の原因はサイド枠ではなくボトルケージのねじだったのですがね、
 木津川の自転車道へ入ったのが0613、流れ橋が0726、御幸橋のさくらであい館に着いたのが0745と、やはり昨年一昨年のロードに比べると30分近くは余計にかかっている様です。
 さくらであい館で一息入れて桂川左岸の自転車道へ、嵐山へ向かう場合は久我橋を桂川右岸へ渡るのですが、真っ直ぐ鴨川左岸へと進みます、なお写真の集合住宅の横を抜けるより早めに河川敷へ下りた方が良いかと、この先断続的にダートがあったり、コンクリート舗装の継ぎ目があったりと些か走り難くなります。それと平日のこの時間帯となる通勤通学の自転車や歩行者もいる訳ですから結構気を使います。R24の勧進橋で一旦鴨川右岸に渡り、塩小路橋で再び左岸に戻ります、この点がこのルートのミソですね。

 納涼床の見える五条大橋界隈、この先前回前々回はロードだった事もあって出町柳前後で川端通りへ上がったのですが、今回はどこまで行けるか試してみる事に。
 結構良いペースで走る原住民とおぼしき自転車、無理に抜かさずに道案内をかって貰う事に、そろそろ川端通りへ上がるかと思いきや、かなり狭いところも橋をくぐってどんどん河川敷を行かはります(^_^)
 鴨川から高野川に入っても続き、最後は高野橋をくぐり北泉通りが高野川を渡る工事中の新しい橋のたもとまで河川敷を走り続ける事ができました(写真左)。御幸橋から20キロ余りを約1時間半、信号と車だらけの京都市街を信号なしで、うまくすればノンストップで抜ける事ができます。なお懸念していたサイドバッグを阻んで通れない様な箇所もありませんでした。
 R367に入り大原のファミマまで頑張ろうかと思っていたのですが、八瀬駅前のセブイレも大原同様にテーブルやらベンチがありましたので、ここで一息入れる事にします。ここまで80.5キロ、既に予定の朽木までの距離の2/3を走ったのですが、ただこの先には途中越(382m)と花折峠(581m)が待っています。
 途中越の巨大な切通し?を越えると滋賀県大津市です。途中トンネルへは向かわずに途中集落へ標高で80mばかり下ります、再び花折峠に向かって登り返すのですが。
 九十九折れの道をどうにかこなし旧道の花折峠への分岐まで来ました、今回は花折トンネル(727m)を通る事にしたのですが、なんと片側交互通行、誘導員がいるので安全に抜ける事はできはしましたが。
 さて今夜はLibraryさんに教えて貰った桑野橋河川公園(朽木村キャンプ場)を予定しています。ただ大原のファミマを過ぎるとコンビニどころか商店の類もないのですが、3キロ程先にはローソンと道の駅「朽木新本陣」があるので、チェックイン後に往復するつもりでいたのですが、朽木村キャンプ場の料金が4月から値上げしたとかでなんと自転車でも1泊2,000円也、1,500円ならと値切ったのですが、係りのおばさん曰く「私の一存ではまけられない」との事、7キロ手前ぬあった大津市の「梅ノ木キャンプ場」の方が安い事は判っていたので引き返す事に、ただ食料の買い出しなどを済ませなければならないので、さらに進まざる得ません。
 道の駅「朽木新本陣」に到着、ここの食堂はバイキング(1,080円)のみのメニューなのですが、実は今日はそれがお目当て、ただ平日は14時半までの受付で、なんと2分前の滑り込みセーフ、お陰でたらふく頂く事ができました。
 今日はキャンピングでの100キロ超に睡眠不足、たらふく食ったとあって、ローソンで弁当とカップ麺とかを買うだけにして「梅ノ木キャンプ場」まで10キロ余り引き返します。標高差は100m程なのですが川沿いにもかかわらず結構アップダウンもあるのです、同じ道を戻るのもなんなので少し対岸路を走ったりしながら16時半には到着、大津市に引き返した格好になりますが限りなく朽木村な大津市です。先客はファミリーの1組だけ、離れた処でのんびりと設営を始める事に。
 結局は予定より10数キロ余分に走る事になって、本日の走行131.2キロ。

 1日目 2日目 3日目

琵琶湖へ (2日目)

大津市小松浜にて

 さすがに昨日の疲れで夜中に一度目が醒めただけで4時過ぎまで爆睡、なにやらキャンプに来ている方がソロの時は睡眠時間が長い様な、今回テントのインナーがメッシュですし、冬用の寝袋を持ってきたのですが、標高が低いだけに少々暑かった位でした。
 さて今日の予定は石山寺の「茶丈藤村」でお昼を頂くと云うミッション以外は、走って帰るだけです。明るくなる前に撤収を始め、琵琶湖に朝日が昇るのを期待したのですが、雲が取れそうにもないので日の出時刻を回った5時20分には針江湖岸緑地公園を後にします。目の前が「びわいち」のルートなのですが、少し内陸側に入ります。
 目的は昨日Facebookのグループで知ったばかりの「針江 生水の郷」、早朝なので人影も見えず静かすぎる佇まいでした。
 安曇川大橋を渡り旧R161の県道558号高島大津線を南下、近江高島駅近くでびわ湖レイクサイド自転車道(県道601号守山大津志賀自転車道線)に戻りますが、R161との区間は時間帯にもよるのでしょうが交通量が多くストレスになりますね、逃げるように小松浜へ。ここにもキャンプ場があるのですが、やはり一人だと2,000円になってしまう計算です。
 湖水浴で賑わう季節を除けは釣り客だけの静かな処です。「自撮り」にも挑戦してみたのですが、雲がなかなか取れずに8時には小松浜を後にします。
 自転車道のカラー舗装や案内が良く整備されているのですが、素直に従って行くと右へ左へ結構ウロウロさせられます。
 9時過ぎには琵琶湖大橋を渡り東岸へ。
 昨日からサイドバッグやパニアバッグを付けた旅支度の自転車に出遭ったのは2,3台、日本一周中の1台を発見「三重県伊勢発538日目」と読めますが、2年も走っているの。この後オルトリーブのサイドバッグの外人さんのペアともすれ違いますが、クロスバイクとかばかりでマッドガード付きは1台も見かけませんでした。
 11時少し前に「茶丈藤村」に到着、ローディ御用達の甘味処です。お昼に「ふじおこわ」を確実に頂こうとすると、時間を狙い澄ましての到着です。奈良からもローディの皆さんが来れらているのですが、天ヶ瀬ダムは嫌、R307は嫌、犬打峠を南からは嫌と我儘を云っている私はなかなか来れなかったのです。
 大粒の丹波黒豆の入ったおこわと地元食材の「ふじおこわ」のお菓子を付けて貰って1,200円、自転車で来るとお菓子のサービスも。
 さて目的は果たしたので帰途に就きます、桜井へは宇治川沿いから田原へ抜けてR307を山城大橋に下るのが最短最速なのでしょうが、宇治川沿いに宇治へ下ります。時間的に12時台はトラックとかが比較的少なくなるのでね。
 緩やかに下り基調の道を快走し小1時間で天ヶ瀬ダムへ、ところがダムを下り出した辺りで前輪に違和感が、どうやらスローパンクした様です、下りきるまで安全に停まれる処がないのですよね、とにかく運動公園への三叉路でエアーを足し、宇治市街へ入る手前でチューブ交換をする事にしたのですが。5,300キロをパンクは後1回だけと云うパセラジャケットを先日新調したばかりで走ったのは正味2日、それもフロント2サイドの時に前輪とはね。それに前輪のクイックレリーズがサイド枠に当たって起こせません(写真右上)。スローパンクの原因はタイヤ交換した時にチューブに貼ったパッチが剥がれかけていたのかも知れませんね。
 とにかくチューブ交換を済ませて再び走り出しますが、宇治市街まで下ってくると奈良へ帰るにはどこかを登るか北西側に迂回するかなのですが。小倉駅前から大久保バイパスへ、信号も車も多くて結構時間を食われます、ここまで来たのですからと、新元号できっと忙しいだろうY氏のお店へ邪魔しに行くと、世間話と自転車談義ですっかり遅くなってしまいました。久津川病院の裏から木津川右岸に取り付き自転車道をぶっ飛ばし、お陰で木津に着いた時にAVSが20km/hを超えていたのは内緒。奈良坂を越えて上街道をひた走り日没直後に無事桜井に帰投しました。本日の走行141.2キロ、3日連続100キロ超とかありますが、140キロ以上連荘は記録にないです、まぁ4サイドで荷物満載でもなかったし、コース的に峠と云う峠はなかったですからね。300キロコースをキャンピングで1泊2日ですから駈け足は仕方がないですが、せめて2泊3日で2日目に余呉湖なんかも絡めて魅力的な湖北を走りたいものです。

琵琶湖へ (1日目 後半)

滋賀県道514号飯浦大音線 長浜市木之本町飯浦

 終点の米原まで乗車のつもりだったのですが、せっかくですので2つ手前の鳥居本駅で下車する事に、なおワンマン運転ですので無人駅では先頭から降車する必要がありますので、1つ手前の彦根駅で停車中に移動しておきました。
 レトロな鳥居本駅は国の登録有形文化財に指定されています。駅の前のR8をはさんだ反対側に中仙道鳥居本宿があります。
 湖岸道路へ出ようとして却って手こずってしまった様な、とにかく1240には琵琶湖湖岸へ。「びわいち」とおぼしきローディの多い事、スタート地点にもよるでしょうが、この辺りをこの時間に半時計回りしている様では遅いですね、さすがに時計回りで走ってくる連中は速そうです。さて今夜の幕営地ですが、琵琶湖の湖岸緑地公園は24時間以内であればキャンプ可となっているそうで、西岸の高島市まで走り適当な処を見つけようかと、ただ湖岸緑地公園と云っても四阿やトイレ、水道とかの有無など様々で、東岸の中主や姉川河口は情報があるのですが、西岸の幾つかについての情報がありません。もちろん正規のキャンプ場もあるのですが、オートキャンプ場をうたっていたりグループやファミリー向けの料金体系で、1人1泊で2,000円では頂けませんね。
 1430には県道514号の賤ヶ岳隧道へ、現在この旧道トンネルは補修工事中で県道飯浦大音線の殆どを含めて通行止なのですが、自転車歩行者のみ通行可となっています。「びわいち」がこれ程知られ滋賀県にとって観光資源ともなっている現状では、工事の邪魔になっても大型車が多く危険なR8の賤ヶ岳トンネル(850m)へ迂回させて事故でも起こったら非難を受ける事は目に見えていますからね。

 1512に西浅井のローソンに到着、しかし空模様が怪しくなってきました、今夜降る予報があるのですが、幕営地まではどうにか持って貰いたいものです。

 

 桜で知られる海津大崎も桜が終わってしまうと静かなものです。

 

 1645 「マキノ湖のテラス」着、時間とお天気の心配がなければメタセコイア並木までまわりたい処なのですが、その余裕はありません。湖北へ来る度に次はゆっくりと訪れたいと思うのですが、なかなか果たせません。さて今津で夕食の調達をしようとローソンに入ろうとしたら雨が、幸い直ぐに止んで、雨雲レーダーによると、この先も心配なさそうです。
 湖岸緑地公園ですが、角野浜はグークルで四阿に見えていたのは野鳥観察小屋だったり、適当なスペースもなく幕営向きではないので、針江浜まで南下する事に。
 針江浜湖岸緑地公園(写真)は、コンクリート製のベンチとテーブルがあり、屋根は藤棚状で雨露はしのげないのですが、もう降る心配もなさそうですので、ここで幕営する事に。ただこの周辺の湖岸緑地公園は県道333号安曇川今津線がすぐ傍を走っていてかなり騒がしく、決してお勧めではありません。コンビニ弁当とカップ麺の夕食を済ませ、さっさと休む事にします。本日の走行145.1キロ。

琵琶湖へ (1日目 前半)

旧R307 小野峠(Photo : niwa-chanさん)

  20日から23日にかけてフリーなので急遽キャンプツーリングに出掛ける事に、南海フェリーで徳島に渡って「四国の右上」を走ろうか、鳥羽まで走って伊勢湾フェリーで伊良湖に渡り渥美半島を走って適当な処から輪行で帰ってくるとか考えてみたのですが、先日からasuka号の足回りの整備をしたばかりだし、20日から飛び出すには色々と準備不足なので「手抜き自走びわいち」を企んでみました。うちの近所からでも「よろづ」のmillionさんとか「自走びわいち」を達成している人はいるのですが、さすが1日で300キロ以上を走るお歳でもありませんので、1泊2日のキャンプツ-リングで、それも貴生川駅(甲賀市)から米原駅まで近江鉄道のサイクルトレインで手抜きをするプランを考えてみました。
 1泊2日で料理をするつもりもありませんので、火器類はお湯を沸かすだけの装備、ただ気温差が大きい時期ですので柔軟性のある衣類の選択と準備が肝要ですね。今回はフロント2サイドにサドルバッグはキャラダイスのネルソンロングフラップを。ネイチャーハイクのソロテントが余裕で入ってしまいます。
 フラップを伸ばせば三脚も巻き込む事も出来そうですが、出し入れが面倒なので別途ベルトで括り付け、余裕部分に雨具類と工具袋を詰めています。
 貴生川駅までのルートは加茂から県道5号木津信楽線とR307に沿って走る定番ルート、2016年6月にも「黄和田キャンプ」に参加するために4サイドで走っています。今回は貴生川駅から米原まで直通のスジである貴生川発1028に乗るつもりで桜井の自宅を4時丁度に出発、奈良から加茂へ越える辺りで夜が明けます。
 6時28分には地元ローディにはお馴染みの和束のローソンへ、土曜ですがさすがに早いかして一人見かけただけ。なおここのイートインコーナーのテーブルには100VとUSB給電コンセントがついています。
 8時過ぎには京都府と滋賀県境の無名の峠(356m)と越えます。
 0828には信楽駅前に到着、貴生川までは下り基調の15キロ、時間の余裕もあるので一息入れます。
 出来る限りR307を走りたくないので川沿い、線路沿いの道を走り牧東の交差点にでると、なんとniwa-chanさんが小野峠を登ってKHSでお出迎えに来てくれていました。さすが地元民だけに新旧どの道を走ってもここへ出ざる得ない事が判っています。牧東から旧道への分岐までのR307はだらだら登りで車が多く一番嫌な区間です。庚申山広徳寺への分岐が旧道への入り口です。参道から先は一応通行止で木っ端が散乱して湧水が流れていますが自転車なら充分走行は可能です。この辺りは40数年前に当時の国鉄信楽線のSLを撮りに通った思い出深い土地です。
 かつては国鉄バス近城線(奈良~水口)も走った道です。

 



 小野峠を下ります。(写真はniwa-chanさん)
 niwa-chanさんの先導で0952には貴生川駅に到着、ここまで約75キロ。JR草津線との接続駅でもあるので、JR側からでも乗車できますが、自転車を持ち込むには東側に回ってのエレベーターを利用した方が良いでしょう、近くにコンビニもあります。KHSとasuka号との再会、延陽伯号が来て不遇を囲っていたうちのKHSはniwa-chanさんの処で余生を送るどころか大活躍しています。
 エレベータですが普通の自転車なら問題ないのですが、サイドバッグが付いていると乗り込むには工夫が必要です、もしかすると4サイドではバッグを外さないと載らないかも。米原までの普通運賃は1,130円ですのでフリーきっぷの「1デイスマイルチケット(年末年始を除く金土日祝発売)」880円を利用した方がお得になります。このサイクルトレインに乗るのは確か3度目、貴生川駅は琵琶湖岸からも離れていますし、車や信号の多くさしたる見所のない米原方面へのルートをワープできるので重宝しています。
 近江鉄道のサイクルトレインですが土日祝日は終日、平日は概ね9時から16時の間利用可能で別途料金は要りません。但し支線の八日市線と多賀線への乗車と彦根駅での乗降ができません。八日市線の近江八幡駅へ行ければ利用価値は高いと思うのですがね、なおロードバイクや小径車なら良いのですが、階段しかない駅もあるのでキャンピング支度など担げないと乗降できない駅もありますので注意が必要です。
 あと貴生川から米原までの所要時間は約1時間半、日中の運行本数は1時間1本程度ですから、時間を良く見ておかないと50キロ弱を走った方が早いと云う御仁もいるかと。ただ今回の私の様にツーリングの中盤だとかお昼時だと、丁度良いブレイクタイムになります。
 今回固定用のベルト類を持って来なかったのは失敗、1時間半近く走行中はasuka号を支えておく必要がありました。

 

十津川~南紀ツーリング(1日目)

国道168号から二津野ダムを望む

 昨年夏の「南の海へ」では1日で潮岬まで走る事が目標だったのですが、今回は「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」のポイントを巡る事が目的ですので一応の目的地は新宮と云う事で、今夜は何処で泊まる事になるか決まっていませんので、昨夏の様にテント一式を串本に送る事はせず、フロントバッグに押し込んで行きます。

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次のWAKAYAMA800は

 御坊まで走って息をつく間もないのですが、8/31~9/2に休みを確保していたのですが、なんとも悩ましい天気予報。31日にキャンピング支度でR169を南下し、北山村のおくとろで公園で1泊、9月1日はR169~R168~R42経由で潮岬、望楼の芝で2泊して3日朝一に帰途に就く計画を練っていたのですが、早くも台風の影響で1日以降の天気が思わしくありません、ただ日本海側の前線が悪さをしていて南へ行く程影響が少なく31日中は降られる心配はなさそうです。昨年の様にテントとマットだけをヤマト運輸の串本営業所に送っておく手もあるのですが、スタンプラリーのポイントを拾いながらとなるとどこまで走れるか、
 そこで4サイドの準備(写真左)をしていたのをフロント2サイド(写真右)にしてパニア台も外し、荷物は寝るだけのキャンプ装備にして出掛ける事に。
 夏支度ですので片側のサイドバッグにテント、マット、寝袋が余裕で入ります、この季節の低所ですから寝袋はなくても良い位なのですが、もう片方には衣類と真夏の能登半島で重宝したソフトクーラーボックスを、輪行袋と雨具は大型のサドルバッグ、キャラダイスネルソンに押し込む事に。
 コース的には「おくとろ公園」は諦めて一路R168を南下し新宮を目指す事に、とにかく微妙な天気予報を睨みながら31日の朝を待つ事にします。

12月19日の日記 ~10,000キロ達成~

OBPにて、キャンピングが一番似合わない風景ですね。

 今日は大阪でお世話になっている3軒のお店「アリオリドス」「ナニワ銀輪堂」「アヴィワン」へカレンダーを届けると云うミッション、最初は電車で行くつもりだったのですが、9氏から柿とレモンを頒けて頂いたのを実家に届ける事にしたのですが、提げて行くには大荷物に、そこでasuka号に積んで走って行く事に。重量的にサイドバッグ2個分にも満たないのですが、重心が高くなって些か乗りにくいのですが。
 大阪柏原までは大和川沿いの走り慣れた道を、週末日曜には「石川ポタ」でまた来る事になっているのですが、柏原市役所前です。実家は東成区ですので普通に考えると信号の多い市街を走って行かなくてはならないのですが、大和川から別れた長瀬川沿いに辿って行く事が可能なのです。途中遊歩道になったり一方通行だったりと、とても車では抜けられないのですが、そこは自転車、中央環状線との交差で少し迂回する以外は数える程の信号で片町線の放出駅の近くまで走って行く事ができます。長瀬川は今でこそ幅5m程の水路ですが、宝永元年に付け替えらるまで大和川本流で、戦前までは河川敷きを含めると30mの川幅が残っていたとか。大和川の源流は桜井市ですので、これに沿って実家へ帰れるとは何か因縁の様な。
 高井田から少し西へ走ると深江橋、幼稚園で船場から引っ越して小学校2年の夏まで暮らした街ですが、すっから様変わりしてしまいました。
 しかし大阪市内は信号ばかり、裏道は交差点が危ないし、表通りは車が多いのに路上駐車だらけで走り難い事、しかし一番気を付けないといけないのは車より自転車、逆走に信号無視ともう無法地帯。
 実家で柿の入った段ボールを下ろして多少身軽に。森ノ宮駅まで西進し、大阪城の東をOBP(大阪ビジネスパーク)へ、付近は大阪砲兵工廠の跡地で、私の小さい頃まで不発弾が多いと云う事で手付かずの廃墟のままだった記憶が。開高健の「日本三文オペラ」、小松左京の「日本アパッチ族」、梁石白の「夜を賭けて」の舞台になった場所ですが、今はその面影すらありません。
 天満橋を渡り空心町(東天満)交差点を経て次の目的地「アリオリドス」へ、お昼に野菜のパエリアを頂きカレンダーをお渡しして次は大正です。
 中之島を突っ切って土佐堀通からなにわ筋を南下し大正区三軒家の「ナニワ銀輪堂」へ。中元さんにはGWに「月うさぎキャンプ」でお逢いしているのですが、お店は4月以来で残念なのですが日没までの時間もありませんので、最後の目的地、住吉区我孫子のサイクルハウス「アヴィワン」へ、三軒家から我孫子ってこれと云う道がないのですが、途中紀州街道(住吉街道)を南下します、梅南、玉出と昭和の雰囲気が残っていて良いですね、一度ゆっくりと訪れてみたいものです。「アヴィワン」では大塚親分お手入れののコーヒーを頂きます、すみません年の一度の商売にならない来客に。時間も押してきましたのでお店を後にして帰途に就きます。
 あびこ筋を南下し大和川堤に出ると柏原まで一気に、暗くなるまでに奈良県に入りたかったのですが、柏原ですっかり暗くなってしまいました。御幸橋から飛鳥川沿いの自転車に入り、橿原市で買い物に立ち寄りましたが20時前には無事桜井に帰投しました。
 本日の走行117.1キロ、今年の累積走行距離が10,025.8キロ、3年連続の10,000キロ超を達成できました。

 

 

なおちゃんTOEIお披露目ツーリング

 今日はなおちゃんことH氏夫人の新車、東叡26HEランドナーのお披露目走行会、題して「なおちゃんTOEIお披露目ツーリング」です。コースプランはまえださん、先月の台風で不通箇所が出たりとコースが二転三転しましたが、京都府南丹市の道の駅「スプリングひよし」デポで大野ダムから美山へ時計回り、神楽坂トンネルで戻ってくる60キロ程のコースとなりました。
 馳せ参じる参加者はH夫妻を含めて17名にもなり、お昼は外でと云う事になりましたので、そうなると火器や水の準備が必要になり、タイヤは28Cに換装したものの、フロント2サイドにキャラダイスの大型サドルバッグと云う出で立ちのasuka号、流石に容量過多で、まずは使わないだろう防寒具で無理くり膨らませます。
 当初の亀岡スタート案では自走も考えていたのですが、日吉となると輪行も大変なので隣町のT氏の車に便乗させて頂く事になりました。「スプリングひよし」へは7月に「北の海へセンチュリーラン」で立ち寄っていますが、車で行くのは2001年7月15日の「古典ロード走行会」以来、その折りはT御大のデリカで行ったのですが随分と道が良くなったものです、大山崎ジャンクションと京都縦貫道のお陰で2時間足らずで着いてしまいました。
  お陰で少々早く着きすぎましたが、暫時予定の17名が到着します。今回はなおちゃん以外にもご近所明日香村のチネリ怪人vivvaさんのレストアなったエルス(写真右)以外にも目新しい車が幾つか並びます。
 朴念仁な私にはよう判りませんが、タイニーな彼女にチョイスされたニューマシン。
 さて9時過ぎには「スプリングひよし」をスタートし山陰本線に沿った府道他を行きます、出るなりF氏率いるWindyの面々とすれ違ったり、しんがりを勤めていたはずの私が組し易しと見たローディにアタック、付いて行くのは良いのですが、サイドバッグが付いている事も忘れて前に出てはいけません。(写真右:まえださん)

 胡麻駅の先で踏み切りを渡り府道と別れます。この辺り高原状のなだらかな道が続くのですが、実は太平洋側と日本海側の分水嶺に当たります。胡麻駅近くまで桂川水系と由良川水系の支流が迫り河川争奪の末の谷中分水界を形成、京都府レッドデータブック(河川地形)にも登録されています。途中で山陰本線旧高屋川橋梁の遺構に寄り道したりして一息入れます。
 暫くR27を我慢した後、府道12号綾部宮原線へ入り大野ダム方面へ。樫原の大原神社への入り口にある大けやきの前で本日の集合写真を。なお大きなサイズの画像は「ツーリングの記録」(要認証)からご覧下さい。
 今回私には来年の「CanCan謹製カレンダー」になおちゃんをデビューさせようと、写真撮影のミッションがあるのですが、土地勘のないこの地域、交通量からして大野ダム前後のこの区間しかないのですが、由良川沿いに東進するこの道は美山までずっと右岸を進む様でして、開けた風景と陽射しが逆になってどうにもなりません。まぁ結果はカレンダーを見てのお愉しみと云う事に。
 この後、某所で某誌の取材撮影があって時間も押してきているのですが長谷運動広場でお昼のランチと云う事に。逆回りしてきたWindy一行とも再開、皆さん思い思いに店を広げます。

  午後の暖かな陽射しにもっとのんびりしていたいのですが、運動広場を後にします。
 美山までは由良川左岸の長閑な道を行きます。vivvaさん良いですね、蹴り入れちゃいましょか。

  私は慌てて行く事もないので遅れて到着、UG兄さんのTOEIとT氏のアルプスが撮影中。編集者に目ざとく見付けられたasuka号も俎上に上げられたのですが、どうかボツにして下さいね。
 15時前には陽が傾いてきた道をデポ地へと急ぎます、神楽坂トンネルまでは旧道を縫って。
 BLKさんやniwaちゃんさんがガンガン行くので1時間程で「スプリングひよし」に無事戻って、本日の「なおちゃんTOEIお披露目ツーリング」はめでたくお開きとなりました。


 一部、まえださんの写真を拝借しています。
 例に拠って集合写真を含む当日の写真をうちのHPのアルバムに順次アップしています、[BYCICLE]→[ツーリングの記録]→[2017]と辿って下さい。1920×1280の大きなサイズもダウンロード可能です、参加者の方には再利用して頂いて結構です。なお認証が必要です、ログインは’2017’、パスワードは2017年の「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下黄色枠内の4桁の数字です。

まえださんの「自転車趣味+α」
ショコラさんの「四半世紀の時の流れ 自転車・ランドナー」

 

久しぶりの青空なのですが

明日香村石舞台にて

 秋雨に台風とこれでもかと云う程に悪い天気が続きましたが、昨日今日と2日間は久しぶりにスカッとした青空が、処が細々とした用事が入っていて遠くには出かけられず、合間合間に近くを走ってお茶を濁してきました。サイドバッグは色々と荷物があるので装着しています(^_^)
  先日の台風21号の被害ですが身近な処にも、橿原市田中町の飛鳥川沿いの飛鳥葛自転車道もご覧の様に路面の半分以上がえぐられてしまっています。専用道でもありませんし迂回路もあるのですが、復旧工事が始まっています。
 お昼はローディ御用達の「4’season」でランチ。

  畝傍山と二上山の黄昏、明日も良いお天気だそうなのですが。
 ところで明日からは次の台風22号で再び天気が崩れる予報。30日から来月3日にかけて紀伊半島へキャンプツーリングへ出掛ける計画をしていたのですが、その頃には天気は回復しそうなのですが、ところが。
  ご覧の様に紀伊半島の道はズタズタの状態、行きたかったコースはもちろん、アプローチルートも酷い状態になっています。
和歌山・奈良・三重 道路規制情報から、画像は10月23日のもの。
 今日は朝一に明日香村へ、石舞台から多武峰への県道155号も崩土とか、最近は近隣のローディのヒルクライムのメッカになっています、私は踏み込みませんが、旧道経由で多武峰へは抜けられる様です。
 吉野へ向う芋ヶ峠、即ち県道15号桜井明日香吉野線、稲渕から栢森に掛けて2ヶ所で倒木と土砂の流出で通行止になっていましたが、既に片側通行までに復旧。問題は栢森から先、自転車なら行けそうな雰囲気ですが、今日は時間がないのでここで引き返します。ただ情報に拠るとかなり酷い状態で当分は通れないかも、12月の「あすか鍋サイク」のパーマネントコースだけに困った事に。
 案山子ロードから棚田を見下ろす回廊の様な小径に入りますが…
 こんな処にも被害が、橘寺へ抜ける自転車道にも土砂が。
 蘇我入鹿の首塚付近から板蓋宮跡付近へ
 明日香村を後にし橿原神宮近くの宮内庁書陵部で行なわれていた献血に協力してから、こちらもローディ御用達の「よろづ」でお昼を。2日間で4時間程走れただけですが、走行61.4キロ、しかし今月はまだ500キロにも届いていません。