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OUT TO LUNCHI!

20151105a.jpg 1,724キロ、阿呆みたいに走った10月も終わり… 11月すっかり陽が短くなりましたねぇ、これからはお天気の良い日にはのんびりとポタるのが心地好い季節です。 今日は「延陽伯」号とお昼しに出てきました。

 
20151105b.jpg たとえコンビニ弁当と芸のないインスタントのカップコーヒーでも、とても贅沢な時間です。 石舞台の方はなにやら騒がしいのですが、ベンチから見下ろす棚田の案山子ロードは静かなものです。
 

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 役目を終えた案山子たちも寂しそうです。
 
 
 
 
 
 
 

 

20151105c.jpg 「自撮り」の準備もしてきたのですが、のんびりしているうちにどんどん日は傾いてしまいました。 ロケハンしながらスナップしたりして帰途に、本日の走行28.8キロ。
 Eric Dolphyの名盤「OUT TO LUNCHI!」とは特に関係はないのですが…

「延陽伯」号「しまなみ」を往く(3日目)

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 来島海峡大橋
 
20151017b.jpg 今日は今治港0825のフェリーで岡村島へ渡り「とびしま海道」を走って、JR呉線沿線から輪行で帰途に就きます。 「とびしま」沿線にはいわゆる大手コンビニの類はありませんので、一応今治市内で準備して今治港へ向かいます、1時間程ですが船の旅は良いもんです、一昨日入手しておいた「せとうちサイクルーズPASS」で100円の割引になります。
 岡村港をでるなり前回と同じポイントで「自撮り」をしていたのですが、どうも後輪が振れて仕方がありません、大崎下島に渡った処で確認すると、後輪のスポークが何本か手で回せる程にユルユルです、やはり「延陽伯」号で一気に100キロ近くは厳しかったかな、とにかくニップル回しは持ってきているので、平羅橋の見える公園で座り込んでフレ取りです、こんな時にダブルレッグのセンタースタンドが着いていると便利です。
 
20151017c.jpg 大崎下島、古い街並みが保存され観光化されている御手洗地区の手前、北側にある大長地区、ここが元の豊町の中心部なのですが、私は作為的に保存された御手洗より、昭和の香り漂うでも生き生きとしたこちらの雰囲気が好きですね。
 
20151017d.jpg 一応は御手洗地区も回ります、テレビでも紹介され全国的に有名な時計屋さんとか、もちろん中村春吉碑へも、諸説ありますがこちらこそ「サイクリストの聖地」に相応しいかと。
 
20151017e.jpg 今日は走る距離は知れているので、大崎下島南岸や上蒲刈島の大浦海岸とかでたっぷり「自撮り」を。
 前回は豊島と上蒲刈島は北岸を走ったので今回は南岸を行きます。 日影が全くないので真夏は辛いかも知れませんが。
 
20151017f.jpg 蒲刈大橋の手前の道の駅に着く頃には結構な時間になってしまいました。 前回はここで時間が余ってしまったので下蒲刈島を大回りしたのですが、今回は素直にブルーラインに従って安芸灘大橋へ。 呉線の最寄駅から輪行の予定なのですが、最寄の安芸川尻駅は跨線橋を渡る必要があるので、反対側の仁方駅に向かったのですが、なんと仁方駅は今は無人駅。 実は帰りの「鉄道の日記念JR西日本一日乗り放題切符」をまだ買っていなかったのです、当然企画切符ですから乗車後に車内で買うなんて事はできませんので、遅くとも尾道駅で買っておくべきだったのです、駄目もとで今治駅で聞いてみましたが、やはりJR四国では駄目でした(旅行代理店って手はあるのかな)。 仁方駅はかつての国鉄連絡線の仁堀航路の駅ですから、安芸川尻駅が有人駅だから仁方駅も有人だろうと云うのは考えが甘かった様です。 戻るか進むかナビで検索すると次の広駅まで約3キロ、広駅は間違いなく有人駅です。 乗車する予定の列車とは反対方向に走っている訳ですから、徐々に時間は厳しくなってきます。
 
20151017g.jpg とにかく広駅1651発の糸崎駅に無事乗車する事ができました。 この電車広駅始発なんで3番ホームからの発車で結局は輪行袋担いで跨線橋を渡る事に、こんな事なら最初から素直に安芸川尻駅へ向かうんだったと。 そんな訳で安芸灘大橋から電車に乗り込むまでの間の写真は1枚も無いのです。

 

 広1651~1819糸崎1821~1949岡山1955~2121姫路2137~2238大阪2243~2259鶴橋2308~2339桜井、岡山駅ホームは結構混むのですが休日が幸いした様で、姫路駅ではホームの立ち蕎麦を食らう余裕も、鶴橋からは近鉄利用で、桜井駅からはおっちら担いで帰って無事にその日のうちに帰宅できました。 本日の走行58.6キロ。
 

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「延陽伯」号「しまなみ」を往く(2日目)

20151016a.jpg いつもの様に暗いうちから起き出しているのですが、ホテルの窓から明けて行く尾道水道の模様を眺めるのもなかなか面白いもので、向島に渡る3つの渡船が一望です、左から尾道渡船、福本渡船、駅前渡船、朝の通勤時間帯を控えて忙しく行き来しています。 6時に出発するつもりがつい遅くなってしまいましたが、それでも価値ある眺めでした。
 遠回りにはなるのですが、今日は一番東側の尾道渡船で渡る事にしますので、昨日登ってきた道とは反対側の東側に下ろうとして、ちゃんとナビで確認すれば良いものを、横着したら案の定途中から階段にぶつかってしまい、担いで降りる事に。
 
20151016b.jpg それでも7時前には向島に上陸(写真左に見えるのがさっきまで見下ろしていた「ビュウホテルセイザン」)です。 尾道渡船で渡ってもちゃんと「しまなみ海道」を示すブルーラインは引かれていますので、呼子浜の待合セットを覗きがてら一度は… コンビニで補給を済ませてようやくスタートし向島の西側へ、写真右は昨日一周した岩子(いわし)島へ渡る向島大橋です。
 
20151016c.jpg 今回因島は約9~15キロ遠回りにはなりますが東海岸を巡る事にします。 早速因島大橋を南側から一望できるポイントで「自撮り」を。
 
20151016d.jpg 鏡浦までの間にこの様な因島大橋を望む事のできるポイントが何ヶ所かあります。
 
 
 
 
 
 
20151016e.jpg 椋浦港を過ぎて三庄(みつのしょう)までの間、北側から行くとピークの手前に展望の良い休憩ポイントがあります(トイレもあり)。 車も少ないしすっかり因島東海岸に魅せられてしまいました、故緑川洋一先生の世界ですね。 天気の良い午前中ならこちらがお奨めです、コース的に時間は倍以上は掛かるでしょうが。 ちなみこの東海岸のルートは「水軍スカイライン」と呼ばれている様で、スカイラインと云う事はそれなりの標高差はあると云う事でして…
 
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 写真左で見下ろす三庄の前後で「しまなみ」本来のルートである生口橋へのショートカットルートがあるのですが、遠回りついでにこのまま海岸沿いに進む事にします、地蔵鼻と云う岬を巡るルートの道路状況が判らないので通りすがりのおじいさんに聞いてみると、綺麗に舗装された一本道との事。 湾を挟んだ反対側の山腹に今さっき越えてきた道がみえます(写真右)。 後で知ったのですが「椋浦峠」と云う名前がついています、先月の丹後半島の七竜峠に続いて盟友「峠おやじ」の足跡のない峠GET。
 
20151016g.jpg 地蔵鼻(写真左)を回り、岬から先は軽自動車でないと通行困難と書かれた結構厳しい道が続きます、小さな海水浴場とトンネルを抜けて暫く行くと因島最大の街である土生(はぶ)へ、日立造船の企業城下町の様です。
 
20151016h.jpg 自転車神社こと大山神社へ、神社も自転車ブーム?を無視できない時代なんですね、サイクルスタンドの数からするとそれなりの参拝者がいる様です。 その手のお守りも売っている様なのですが、平日とあってか禰宜さんも巫女さんも姿が見えませんので、お参りだけ済ませて退散させて頂きました。
 
20151016i.jpg 生口橋まで来た処で丁度12時になってしまいました。 因島東海岸ですっかり時間を取られてしまいましたが、走った甲斐はあったので今日はこれで良しとしましょう、時間の読める処まで先を急ぐ事にします。
 
20151016j.jpg 多々羅大橋を越えて愛媛県へ、道の駅「多々羅しまなみ公園」のなにやら「サイクリストの聖地」へ、前にも来てますが、まぁ表敬方面と云う事で。 
 
20151016k.jpg 大三島橋、大島大橋と「延陽伯」号にはかなりオーバーペースで1515に来島海峡大橋の見える処までやってきました。 前回は亀老山へ登ったので遅くなったのですが、ここで来島海峡大橋をバックに「自撮り」を、それなりに交通量がありますので、間隙を縫って3テイクばかり、時間的に今治へ急ぐサイクリストも多いです。
 
20151016l.jpg 来島海峡大橋をくぐって少し西海岸へ、こちら側からだと大橋の6つの橋脚が綺麗に見えるのですよね。 次回は大三島、伯方島、大島の何れかを大回りしながら走ろうと考えながら海峡大橋を渡ります。
 
20151016n.jpg 来島海峡大橋を渡りサイクリングターミナル「サンライズ糸山」に立ち寄ります、ここで「サイクリング・パラダイス愛顔のえひめ旅行券」の引換券を旅行券に交換して貰います。 ネットで申し込み、コンビニで決済して受け取った引換券を実際に使用できる旅行券に指定場所で交換して貰う必要があるのです、利用する宿泊先で交換できれば良いのですが、ちょっと不便ですね。 「サンライズ糸山」のロビーからは来島海峡大橋が目の前に。 閉鎖されるサイクリングターミナルも少なくない中で、ここはロケーションが良いので一般客にも恵まれている様です。
 
20151016o.jpg 前回は海岸沿いの道を選んで今治市街まで走ったのですが、痛んだコンクリート舗装とかが多く路面が非常に悪かったので今回は素直にブルーラインに従って今治市街へ。 ほぼ予定通りの17時過ぎににゲストハウス「シクロの家」に到着、出迎えてくれたムラマサ君とは2013年の「5th 月うさぎキャンプ」以来です。 静岡で生まれ育った彼とは天神橋五丁目さんのブログやTwitter以来の繋がりなのですが、縁あって今は「シクロの家」他を運営する「NPO法人シクロツーリズムしまなみ」に勤めています。
 
20151016r.jpg ムラマサ君に手作りの「散策MAP」を貰いレクチャーを受けて、入浴と食事に出掛けますが、お目当てのレトロな銭湯は定休日で「シクロの家」で割引入浴券を買って駅裏のスーパー銭湯へ。 食事は今治自慢の焼き鳥屋を目指したのですが満員で、B級グルメの「焼豚玉子飯」をやっている中華料理屋へ、これはB級中のB級ですな、しかし高カロリーなものが売りの街です。 地方都市を訪れると必ず探索するJAZZ屋は2軒ありまして、今夜は「ベニアナ」へ、★★★☆☆かな、でもビール1杯550円ぽっきりは嬉しい。
 
20151016p.jpg ところで「シクロの家」はドミトリー中心のゲストハウスで、JR今治駅北口すぐの処にあります。 3月に今治に来た折は満室で利用できなかったのですが、幸い今回は休前日の宿泊でしたが前々日に予約が取れました。 ゲストハウスも色々なのですが、ここは「しまなみ」~「とびしま」他に関する情報や資料も豊富で、リーズナブルでとても清潔感のある空間です、もちろん自転車の保管スペースもあります。
 ちなみに「愛顔のえひめ旅行券」は5,000円で宿泊券8,000円分とサイクリング券2,000円分の計10,000円分が頂けた訳なのですが、サイクリング券の使い道が良く判らなかったのですが、「シクロの家」などでのグッズ類の購入にも使えるのですね。
 
20151016s.jpg 写真の「しまなみ島走MAP」は「NPO法人シクロツーリズムしまなみ」が発行していて、サイクリストの視線に立った非常に内容の充実した地図です「とびしま」編もあります。この内容手間ひまかかっています、有償とは云えどこやらの「ならクル」とやらとの違い、お役所仕事とNPO法人では腹の括り方が違うのでしょうね。既に走っている方もこれからの方にもお奨めです。
 

 
 本日の走行98.1キロ、ちょっと足りなかったですね。
 
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「延陽伯」号「しまなみ」を往く(1日目)

20151015a.jpg 急だったのですが「しまなみ海道」から「とびしま海道」へ行ってきました。 今年3月にも「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」で行っているのですが、実は今はやりの自治体発行の金券「サイクリング・パラダイス愛顔のえひめ旅行券」額面10,000円相当分を、5,000円で買えるキャンペーンで購入できたのですが、夏の「18きっぷ」のシーズンには使う機会がなく。 有効期限こそ来年1月中旬まではあるものの、10月3~18日まで発売されている「鉄道の日記念JR西日本一日乗り放題切符」を利用して行けないかと思っていたのですが、ど真ん中に「月うさぎキャンプ」の予定が入っていて、天気予報や今治で宿泊したいと考えている「ゲストハウス シクロの家」の空室状況を見ながら様子を見ていたのですが、16日の広島の天気予報が好転したので、急遽15~17日の2泊3日で行く事にしました。
 ところで「JR西日本一日乗り放題切符」ですが、「青春18きっぷ」に似た普通列車乗り放題の企画切符で、JR西日本限定で1日1枚毎の発売で3,000円と「18きっぷ」より割高ですが子供用の設定があるのが特徴です。 特筆すべきは今年度からは北陸新幹線の開通で第3セクターとなり「18きっぷ」が使えなくなった金沢~糸魚川間が利用できる事です。
 
20151015b.jpg さて肝心の乗って行く自転車ですが、asuka号は32Cを履かせてキャリアを付けたキャンプ仕様のまま、28Cのタイヤも走行距離が5,000キロを超えていて、32Cへ交換の際に処分して、替わりに注文しているタイヤがまだ届いていません。 基本的に荷物は背負わない主義ですからErbaロードで2泊3日の荷物と「自撮り」用の三脚を持って行く事は無理、KHSもバラバラになったまま、そうなると「延陽伯」号こと片倉シルクグロワール24の出番しかありません。
 予定は1日目に尾道駅まで輪行し、尾道界隈をポタってその日は尾道泊、2日目は「しまなみ海道」を走って今治で「シクロの家」泊、3日目はフェリーで岡村島へ渡って「とびしま海道」を走り、呉線沿線から輪行で帰途に就く段取り、2日目と3日目は3月の時とほぼ同じコースです。
 桜井から尾道まで普通列車の乗り継ぎだけで行こうとすると0552の始発に乗って1208着(平日のみですが大阪鶴橋まで近鉄利用で1050に到着する事が可能)、ところが王寺からだと0436の始発に乗れば尾道1033に到着が可能なのです。 JR王寺駅までの20キロ余りの道のり、主に大和川の土手の上の真っ暗な道を真夜中に走って行く事になるのですが。 決してお奨めはできませんが、1033尾道着なら輪行支度や足の速いロードなら、そう健脚でなくとも今治まで走って行ける時間なのです。
 とにかくヘッド抜き輪行にはそれなりの時間が掛かりますし足の遅い「延陽伯」号ですから皆目寝ずに2時25分に出発、ところがモバイルバッテリー用の充電器を忘れてきた事に気付いてUターン、2時40分に仕切りなおして出発する事に。 何度も真夜中に走っている道と云え慎重に、ともかくasuka号や20吋とは云え足の速いKHSの時とさして変わらない所要時間で3時45分に王寺駅に到着、これなら余裕です。 さりとて取り外す部分の多いマッドガード付き自転車のヘッド抜き輪行、現地に着いて走るに走れない様な状況にならない様に慎重には慎重を重ねて輪行支度を。
 実はこのタイムテーブルにはもう一つミソがあります。 平日に限っての場合ですが普通に「乗換案内」等のアプリで検索しますと、大阪0558発の姫路行き快速に乗車する様になりますが、ところが大阪0534の加古川行き普通に乗車すると西明石で1分接続ですが向いホームに播州赤穂行きが待っていて先に出発するのです。 姫路到着は0715、快速より13分先に着いてしまいます。 乗り継ぐ列車は同じ0731発の岡山経由の新見行きなのですが、この列車が4両編成で「18きっぷ」のシーズンにはその手の人で混むのです、0715に姫路駅に着いておれば新見行きが入線(写真中)する前ですから、輪行袋を担いでいてもちゃっかり最良の場所を確保(写真右)できるのです。 「18きっぷ」の時程でもないですが、後続の快速に乗ってきた輪行袋を担いだ女性はごくろうな事です。 なお大阪から普通電車、各駅停車ですから駅毎に扉が開いて冬は寒いですよ。
 
20151015c.jpg 岡山で乗り継いで予定通り尾道到着、輪行での「しまなみ」経験のある方ならご存知の尾道駅の「自転車組立場」へ、今日は尾道ポタで余裕で支度をします。 先の輪行の女性は先に降りて行ったのです姿が見えないなと思っていたら、遅れてやってきました、構内で店拡げて追い出されちゃったかな。 ロードでしたがこれから今治まで走って、明日戻ってくるそうです、ごくろう様です。 尾道でもう一つ、観光案内所で「せとうちサイクルーズPASS」なるものを頂いておきます、これで瀬戸内海の航路が割引となります、尾道から向島への航路は10円引き程度の僅かのものですが、明後日の今治~岡村航路だと缶コーヒ代位にはなります。 3日間有効で住所氏名の記入が必要です、なお尾道駅の観光案内所は9時からです。 実はこの時に尾道駅で買っておくべきものがあったのです、おかげで後で慌てる事に。
 
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 尾道ポタ、まずは3月に来た折に目に入った「おのみち映画資料館」(入場料500円)、尾道界隈は昔から多くの邦画のロケ地として利用された土地ですし、展示内容は邦画ファンにはたまらないものばかりです。 資料館の後尾道市街をポタるのですが、判っていた事ですがここは自転車でまわる処ではありません、「坂の街」どころか「階段の街」なのですから。 そろそろ時間も時間ですし尾道ラーメンでも食って向島に渡ろうと思っていたのですが、どこも満員だったり自転車の置けそうな適当な場所がなかったり。
 
20151015e.jpg 結局は邪魔臭くなって、携行食位なら持っているので何も食わずに向島へ渡る事に。 ところで尾道から向島に渡る船は3つあって「しまなみ」な人が使うのは主に駅前渡船ですが、写真は福本渡船で一番安くて大人自転車込みで70円、サイクルーズPASSを使うとなんと60円也。
 
20151015f.jpg 向島に渡ったのは尾道市街とともにここには大林宣彦監督作品のロケ地がいくつもあります。 一番好きな作品「あした」(1995)の呼子浜の待合所は尾道渡船の向島側に移転保存されているのですが(写真右上)、一番行きたかったのが(写真左下)のシーン、呼子浜での再開の翌朝、宝生舞演ずるめぐみが自転車で帰るシーン、尾道水道を挟んで尾道を見下ろす丘の上、その丘は特定できたのですが、JFEの敷地や保養所や民家に囲まれて登るルートが見当たりません。 諦めて向島を一周する事に、南側には呼子浜のロケ地があるのですが、アスセス路の道路状況が判らなくてここも断念、急に出掛けてきて事もあって下調べができず準備不足は否めませんでした。
 
20151015g.jpg 空振りついでに西隣の岩子(いわし)島も回って尾道市街に戻る事にしましたが、こちら側からは因島大橋を北側から一望する事ができます。
 
 
 
 
20151015h.jpg 今夜の宿は尾道に到着後、輪行支度を解いて無事に走り出せた時点で「じゃらん」で予約しました「ビュウホテルセイザン」。 山の中腹位にある事は覚悟していたのですが、標高100mの殆ど山の上(写真左上)、ナビで条件を’徒歩’に設定すると見事に階段が、自動車に設定するとかなり北側に大回りする事になりますが、それでも相当な激坂の連続です、素泊まりの予約でしたので食事と買出しを済ませてから行きましたがそれが大正解。 ホテル内にタイ料理のレストランがあってロビーもエスニックな雰囲気、なぜ尾道でタイ風なのか良く判りませんが。 なおお隣は尾道城、博物館として立てられた天守閣風建造物で現在は閉鎖されて廃墟に、心霊スポットとか。 しかしホテルからの展望は最高です、真夏でなければまた登ってきて泊まって良いかと、なお自転車は屋外になります。
 本日の走行、王寺駅までを含めて66.2キロ。
 
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「 Cycle Letters Photo Cycling Workshop」

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 今日は「 Cycle Letters Photo Cycling Workshop」と云うイベントに参加してきました。 サイクリストでカメラ好きの人ならご存知の方も多いかと思うのですが、「Bicycle Photo magazine」と云うムック本の編集をされている石川望氏がナビゲーターとなって、「大阪市内をカメラを持って、レクチャーを受けながらフォトサイクリングを楽しもう! 自転車を使った撮影会ならではの楽しさを体験できるワークショップです。  会場に戻って写真のセレクトをした後、時間があればプリンターで出力して、一人数枚を壁に貼り付けミニ写真展も…」と云うイベントなんです。
 エエッ天の邪鬼のアンタがそんなのに出るの、と云われそうですが、まぁマンネリ打破と云うか刺激を求めてと云うかこれも勉強、でも「六十の手習い」でもないですわネ。
 
20150926a.jpg 実はこのイベントを知ったのは前日の夜、この週末は東吉野へ行こうか、「ならサイクルスタンプラリー」のチェックポイントをゲットしに曽爾高原でも行こうかと考えていた処、facebookに入っていた「季刊サイクル」からのお知らせで、一応定員が10名で参加表明が9名、貧乏性なもんで残り1個に弱いんですよね。 雰囲気的にはKHSが相応しいのでしょうが、現在ドッグ入りの状態、そうなると「延陽伯」号こと片倉シルク グロワール24しかありませんよね、これも初めてのヘッド抜き輪行で、ちょっと触らなけらばならない処があって夜中まで格闘し、殆ど眠れないまま0651の快速急行で大阪上本町に向います。
 無事に輪行支度を解き、集合場所の西区のとある会社のショールームまでは距離的には僅かのもんなんですが、なんと云っても大阪のど真ん中すんなりとは行きませんが、そこはそれ集合時刻にはちゃんと到着する人です。
 実際に走ったのは7名だったのですが、ミニベロとロードと云った構成、ラーレーとブルーノのホリゾンタルフレームの20吋がいますので、決して「延陽伯」号は浮いていませんが、乗り手が世代的に浮いています。
 大阪市東区(現中央区)生まれの私ですが、西区界隈はあまり土地勘はありませんので、ひたすら大人しく着いて行くだけです。 ところで大阪市内を自転車で走るのは2012年2月の「大阪渡船ポタ」以来ですね。 まぁ適当な処で時間を取って各自自由に写真を撮る、必要な方は石川氏のレクチャーを受けるとか、ちょっと我々の処で云うヤラセ写真を撮ったりとか。
 
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 お昼には集合場所に戻ってくるのですが、ユニークなのはここから、撮影した写真をプリントアウトして、それぞれ数枚を選びだす訳です、特にテーマを決めて撮影している訳でもないのですが、記事構成のプロセスに近いものです、この辺がカメラの品評会の如き撮影会と違うところですね。
 
20150926c.jpg 結果、選んだと云うか選ばれた私の写真がこんな処です。 個人的には被写界深度のサンプルみたいな左下は気になるのですが、そこは彩りと云う事で。
 
20150926d.jpg 帰宅後、このブログを書きながらいつもの調子で選んだ写真はこんな処です。
 写真と自転車のウェイトの置き方とか、今の若い人の今風のスナップ写真感覚とかに戸惑うのと、あとちょっと懐かしかった川口町界隈で時間を取りたかったですね、緑橋から此処まで市電が走っていた記憶が蘇ってきました。 いずれにせよいつもと違った有意義な一日を過ごしました。
 
20150926e.jpg そうそう。 輪行とは云えせっかく自転車持って都会に出てきたのですから、もちろん「自撮り」も欠かしません、中之島の西の端、昭和橋です。
 解散後、大正区の「ナニワ銀輪堂」まで走りブツを仕入れ、千日前通を上本町まで走り再びヘッド抜き輪行で帰途に就きました、なんか一年分の信号を一日で走った様な… 本日の走行19.9キロ+α。
 
 
 

SW最終日は自撮りポタ

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20150923b.jpg シルバーウィーク最終日、午前中は昨日分のブログの更新と、ステムからきしみ音がしていたシルク24の整備。 午後からシルク24で「自撮り」に出掛け様とサドルにキャラダイスをぶら提げて三脚を括り付けますが、何かもうちょっとスマートな方法がないものかと思案しているうちに14時を回ってしまいました。
 しかし自宅から10キロも走らずとも、この様なローケーションに恵まれているとは幸せな事です。 お天気に恵まれたシルバーウィークでしたが明日からは下り坂とか、鮮やかな緋色の彼岸花も場所によっては見納めかも知れませんね。 昨日とは違って順光ですが、今日は14-140(換算28-280)mmズームを手に入れてから出番のなくなった45-200mmズームを積んできました。
 
20150923c.jpg 大官大寺跡のこの場所はたんぼのど真ん中で、畑仕事の軽トラがたまに通る位で、飛鳥遊歩道になっているものの滅多にハイカーも来ませんし、たまに地元の人が散歩する程度なんですが。 とんだ闖入者(失礼)が、犬がカメラの方に向わないかとハラハラしながら見守るしかありません。 タイマーはしっかり1秒間隔でシャッターを切り続けています。 ともかくご一行様は無事に通過して行かれました。
 
20150923d.jpg 陽射しが出たり入ったりの中、結局この場所で1時間以上ねばりましたね。 結果はいずれまた後日。 本日の走行14.0キロ。
 

ちょっと奈良盆地ポタ

20150904a.jpg 久しぶりに天気予報から傘マークが消えたので、「延陽伯」号こと片倉シルクグロワール24(1983?)を駆ってポタってきました。 一応の目的は「ならサイクルスタンプラリー」のポイントゲットなのですが。
 
20150904f.jpg 大和川河畔を行きます。 自転車道ではないのですが、見通しの良い川沿いの道が続いています。
 
20150904g.jpg 庵治町でR24を跨いで旧街道の下ッ道に入り北上しますが、京奈和道のインターの完成で途中の風景が変わってしまいましたね。 写真右は「稗田環濠」、奈良盆地に点在する環濠集落の中でも綺麗に濠が整備され保存されています。
 
20150904h.jpg 近くにスタンプラリーのチェックポントである売太(めた)神社がありますので立ち寄って行きます。 少し寄り道して辰市村道路元標へ、長い事旧村役場の建物が廃墟の様に残っていたのですが、久しぶりに来てみると消防団倉庫となり道路元標も再建されていました、どうやらここが安住の地となりそうです。
 
20150904i.jpg 大和郡山市にはあまり来る事がないので、ひさしぶりに「本家菊屋」に寄って「城の口餅」を頂きます(300円)。 お店の佇まいは良いのですが、市役所のまん前とあって、結構前を車が行き交っています。
 
20150904e.png チェックポイントの平城宮跡に寄りたいので奈良市街まで北上してきたのですが、雲行きが怪しくなってきたと思ったら雨がパラパラと、ほんと聞いていないよって感じです。 新大宮のローソンで菓子パンをかじりながら暫し雨宿り。 一応は輪行袋を持ってきてはいるのですが、どうやら通り雨で済みそうなので、おさまった処でチェックポイントの平城宮跡へ向けて再スタート。 その後西大寺から近鉄奈良線沿いに西へ、これが結構アップダウンがあるのですよね。 富雄でTRANSITさんに立ち寄ってバーテープをGETしてさらに西へと。
 
20150904c.jpg 往馬(いこま)大社で奈良盆地エリア10ヶ所を完了です。
 
 
 
 
 
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 生駒からはR168を王寺方面へ走れば良いのですが、交通量がが多いのであまり好きではありません、何を思ったのかR308を富雄側へ越える事に、ここには榁ノ木峠と云う結構エゲつない峠があって、過去に西行きで越えた事はあるのですが、案の定私の脚力と「延陽伯」号の足回りでは登れるはずもなく、きっちり推しが入ってしまいました。
 せっかくですので富雄村道路元標に立寄った後、富雄川右岸沿いに南下すれば自転車道に自然と入りますので、大和八木経由で帰ってきました、走行81.1キロですが結構疲れました。