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ゆるゆるCC「ミニベロポタ平野界隈」

 今日はゆるゆるCCの「ミニベロオフ平野区かいわい」なのですが、勤務明けですのでさすがに柏原市役所前9時は間に合いません。一旦不参加を決めてカレンダーをきんなん君に託けたりしておいたのですが、風は強いもののお天気は好さそうなんでできれば顔を出したい処。柏原は無理としても目的地の平野なら輪行すればお昼までには走り出せそう、職場の最寄り駅から輪行する手もありですが前日は雨、延陽伯号を走らせたくないので、輪行支度を済ませておいて、一旦帰宅後すぐに出発できる様に準備をしておきます。

 幸い何事もなく定刻には職場を出る事ができて30 分程で帰宅、桜井0941発奈良回りで平野1050着、一行は地獄巡りで知られる全興寺あたりで結構時間を取られるでしょうから丁度良いタイミングかも、輪行支度を解いて連絡を入れると目と鼻の先の杭全(くまた)神社に来ているとの事です。

 段取り良く杭全神社で一行と合流する事が、今日の参加者は私を含めて何と17名に。
 さて8吋のCarryMeから24吋までミニベロ軍団の出発。写真右は1980年11月に廃止になった南海電鉄平野線の廃線跡ですね。(写真右 : きょんちゃん)

 さてお昼なんですが、これだけの人数が入れそうなお店はファミレス位しか考えられませんが、幸い12時前と云う事で内環状線沿いの「丸徳ラーメン」にすんなり入る事が、店の前が歩道橋で自転車も上手く置けたりして。私はチャーシュ―麺を注文、しかしお昼前に満席にしてしまい、待つ事になった他のお客さん、すんませんネェ。(写真右 : きょんちゃん)
 さてお腹も一杯、温もった処で次のポイントにむかって出発。(写真 : だいちゃん)
 平野には「町ぐるみ博物館」として何ヶ所かいわゆる’まちかど博物館’があります、ここは平野郵便局の一角にある「ゆうびん博物館」、ソノシートがあるで!と指差す私、知らんか。(写真右 : だいちゃん)
 正直云ってどこをどう走っているのかよう判りません。(写真 : だいちゃん)

 喜連(きれ)まで南下、中高野街道の道筋に風情のある路地が、屋敷横丁(大阪市都市観光資源)と云うそうです。
 旧喜連村ですから平野郷とは少し離れているのですが、同様の環濠集落の名残りがある様なない様な。(写真 : だいちゃん)

 何人か帰途に就いた方もおられましたが「甘党まえだ」へ、「乳ボーロ」で知られる、今の人は知らんか、大阪前田製菓の直営店です、「あたり前田のクラッカー」の堺の前田製菓、これも知らんか、とは違う会社です。天王寺界隈にもお店があって’みたらし団子’が有名なのですが、私はぜんざいを頂く事に「おごぽご」「4’Season」と来て今シーズン4杯目。(写真右 : きょんちゃん)
 柏原市役所に向かって帰途に就いています、久宝寺緑地の中を、外環状線を跨ぐルートがあるとは知らなんだ。(写真 : だいちゃん)

 久宝寺の菓子舗「帯喜太」へ、なんでもだいちゃんの同級生のお店だとか、あんまきと関西では珍しくういろうが売りのお店で、私はあんまきを買って帰る事に。(写真左 : きょんちゃん)
 東大阪市八尾市界隈のサイクリストにはお馴染みの長瀬川沿いの道を行きます。(写真 : だいちゃん)

 サンディの前で福田BOSSさんと別れ、1540 スタート地点の柏原市役所まで戻って来たのは6名、最近できた「KASHIWARA」のモニュメント、私は始めてですので延陽伯号を担いで階段を上がります。同じ桜井のきんなん君は輪行で帰るそうですが、摂取カロリーの割には20キロ程しか走っていないのと、輪行支度が邪魔くさいのでこのまま走って帰る事にします、(写真左 : きょんちゃん)

 R25に入り 1603 府県境を越えて奈良県へ、1618 王寺駅付近を通過、17時丁度に「はせがわ展望公園」(写真右)まで帰ってきました。少し買い物に寄って 1744 無事桜井に帰投しました、走行50.5キロ。

「かかしライド」おまけ


田原本町蔵堂 村屋坐彌冨都比賣神社にて

 ゆるゆるCC「高取町かかしライド」からの続きです。西田原本駅でサイクルトレインに乗り遅れた皆さんをお見送りした後、とねっこさんとお別れして帰途に就くのですが、一昨日から挑戦しているスタンプラリー「ライドアラウンドinなら」、田原本町にも多くのチェックポイントがあります、せっかく田原本まで来たのですから、時間もある事ですし回ってみる事に。実は高取町の土佐街道にもチェックポイントが2ヶ所あったので、朝ちゃっかりチェックインしておいたのですけどね。
 まずは田原本駅界隈にある「観光ステーション磯城の里」「浄照寺」「欣月堂 田原本店」の3ヶ所なんですが、近くまできてもチェックインできるエリアに入れないのです、駅前や「浄照寺」の周りをぐるぐる回る事に、結局「浄照寺」は境内にある墓地の中でようやくチェックイン。
 寺川沿いの下ッ道を北上して「杵築神社(今里の蛇巻き)」(写真)へ、この後「唐古・鍵遺跡および史跡公園」「池神社」「コーヒーカントリーナヤ」「田原本青垣生涯学習センター」「ナオ珈琲」と、「池神社」は秋祭りの最中、「田原本青垣生涯学習センター」は南側でチェックイン、「ナオ珈琲」は走りながらチェックイン。この辺りあまりサイクリストが通るエリアではないのですが、恐らく同好の士と思しき自転車が2台、やはりテレビで紹介された事もあるのでしょうね。
 大和川べりに出て中ッ道をコースにある蔵堂橋へ、大和川の上流に桜井の町が見えます。そう云えば先週もErba号で来てましたね。


 「村屋神社」もチェックポイントになっているのです、なんでもさっきまで神楽が行われていたそうで、いつもは静かな境内が賑やかです、知ってれば真っ直ぐきたのに、残念。
 唯一桜井市域にあるチェックポイント「箸墓古墳」へ、東側の上ッ道上で足つきなしでチェックイン。これで今日は高取町の2ヶ所を含めて12ヶ所と荒稼ぎできました。
 奈良市街とか「生駒山麓公園」とかちょっと鬱陶しい処もあるのですが、お金もかからない事ですし暫くこれで愉しまさせて貰えそうです。本日の走行47,6キロ。

ゆるゆるCC「高取町かかしライド」

 今日はゆるゆるCCの「高取町かかしライド」、一行はいつもの様に大阪の柏原市役所前に集合して、関谷越でこちらへと走ってきます、それだけで’ゆるゆる’ではないと思うのですが… 

 橿原運動公園大駐車場に9時半が第2集合場所となっていますので、勤務明けから延陽伯号で向います。時間的には余裕だったのですが、駐車場に入った処で前輪がパンク、先月からパンクづいているのが、ただ前回は後輪でしたしその後前後タイヤ、リムテープ、チューブを交換したばかりなので因果関係はないと思うのですがね。大阪からの一行が到着するまでにはチューブ交換は無事完了。
 この時点で参加者は13名 (写真左 : すみれちゃんが撮影)

 まずは一町経由で「高取かかし祭り」が行われている高取町の土佐街道へ向いますが、途中で1名合流。

 人数が多いと信号で千切れる事も多くてなかなか大変です、ましてロード、クロス、ランドナー、小径車の混成部隊。
 とにかく無事に土佐街道に到着、前方に高取町道路元標が見えています。
 ここにきて15名なのかな、左の写真(出口さん撮影)、かかしが紛れ込んでいます。

 高取のかかし祭りは今回で15回目になるのですが、今年限りで最後になるとの事、明日香村の稲渕の棚田で行われている「案山子コンテスト」はコンテストですので毎年新作が登場するのですが、ここのは数人の有志の方々が作ってきたものを、土佐街道沿いの町家などに置いています。その数260体、終了と云う事で引き取り先が既に決まっているそうです。なお3月に行われている「町家の雛めぐり」も来春で終わりになるそうです。

 お昼は吉野ストアで弁当でも買って近隣公園ででも食べようかと云う事だったのですが「街の駅 城跡」の隣の「わくわく市場」で売っていた弁当を頂く事に、なんと「ゆるゆるCC」一行で買占めちゃいました。高カロリーのコンビニ弁当より野菜中心の弁当がとても美味しかったです。
 お昼過ぎには土佐街道を後にしますが、次々と見物客がやってきて午前中にこちらに来ておいて大正解でした。ここから地元の私がコースリーダーに、消防署の裏から明日香村に入り檜前の村中を抜けて飛鳥駅近くに出るかつての「あすか鍋サイク」の定番コースを行きます。
 「鬼の雪隠」と「鬼の俎」の間を抜け、これから甘樫丘のコキアと藤原宮跡のコスモスを巡ります。

 甘樫丘にて、コキアも盛りを少し過ぎたのかな (写真 : ゆるゆるの誰か)。全員が揃って集合写真、やはり15名で良いのかな。
 豊浦休憩所でトイレ休憩の後、飛鳥川沿いの自転車道を少し走り、別所町の集落の中を抜けて藤原宮跡へ、実は私の通勤ルートです、先日まで両側に彼岸花が咲いていたのですが。

 藤原宮跡のコスモス、今が盛りで見事ですが見物客も多いです。ここまで来たらすぐそこの「4’season」に寄りたい人も多かったのですが、すみれちゃんが念のため電話をした処、残念ながら満員との事。

 14時には藤原京跡を後にする事になったのですが、田原本へ走り近鉄田原本線のサイクルトレインを利用して王寺までワープする案が、7月の「ミニベロポタ」や昨年8月の「おふさ観音」の時も利用したのですが、王寺へ出れば峠越えせずに大和川沿いに柏原へ帰る事ができますので満場一致?で決定、橿原市市街の信号に時間を食われましたが、下ッ道に入り近鉄西田原本駅へ到着、なんと次の発車は1453、そのまま載せられるとは云え4分しかありません、券売機は1台なので切符を買うのも捗りません、どうにか乗れるかと思いきや、若干1名の切符が自動改札機に詰まるアクシデントが、4名が乗り遅れる事に。この時間帯は田原本線は1時間2本なんですね、次の1523発が入ってくるまでとねっこさんとお見送りして帰途に就く事にしました。

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHP「サイクリングの記録」にUPしています。なお認証が必要です、ログインは’2023’、パスワードは2023年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事があります、Crome等ブラウザで開いて下さい。

延陽伯号で阿紀能へ

宇陀市大宇陀 松山街道にて

 今日は大宇陀の阿紀神社で行われる阿紀能「翁」を観に延陽伯号で向かいます。「しまなみ~とびしま」を完走、今年は碓氷峠を下って片倉シルク所縁の富岡製糸場にも遠征している延陽伯号ですが、さすがに西峠や女寄峠を登るのは無理があるので、榛原まで3駅輪行します。
 宇陀に来る事は多くても榛原駅前に降りるのは久しぶり、なべちゃんと「月うさぎ」へ行った2020年10月11日以来。昔々ミスドがあったスペースは観光案内所「じゅうだテラス」と云うスペースになっています、トイレ、お土産販売、自販機、free-wifi、持込飲食OK、電動レンタサイクル貸出などをやっています。そう云えば8月に「月の宝箱」へ行った折にMt.なおじさんが云っていたのがここの事かな。今日は時間もないので中に入りませんでしたが、次に榛原駅近くに来たら覗いてみようかな。

 宇陀川沿いの道を行きます、実は延陽伯号で宇陀路を走るのは初めてなんです。榛原から大宇陀に向かう宇陀川と、菟田野へ向かく芳野川に沿っては控えめにサイクリングコースの表示があります、専用道ではありませんが通学路だったり、野良仕事の軽トラや地元のお年寄りがたまに行き交う、坂もありませんし、車も殆ど通りませんのでポタリングには最高のコースなんですが、ただ宇陀へ自転車で上がって来れるのはそれなりの健脚でないと、ちょっとね。田原本線も悪くないけど近鉄さんもこう云った処へサイクルトレインを走らせてほしいものです。
 すみません、お馴染みの「おごぽご」は今日は通過です。
 お昼12時に阿紀神社近くの「ヒルトコ・カフェ」で待ち合わせしているのですが、旧街道に入って松山街道の街並みから宇陀松山藩の西口門を抜けて行きます、街並みのあちらこちらに今日の「阿紀能」のポスターが。ところで松山藩はNHK大河「どうする家康」で浜野謙太演ずるなんとなく情けない織田信長の次男信雄が、関ヶ原後に入封されたのですが、織田家はお家騒動で5代目で松山藩を改易されています。今日の阿紀能は3代目長頼により始まったのだとか。

 西口門でボランティアガイドの人に捕まっていたのですが、ぎりぎり12時に「ヒルトコ・カフェ」に到着。ここで声を掛けて頂いたりょうママとあきちゃん、お馴染み「月うさぎ」の番頭さんとさっちゃんと合流、お昼にします。宇陀の道の駅から歩けば10分は掛かりますし旧い街並みとは国道を挟んで反対側なのですが、平日でも結構賑わっています。今日の日替わりはグラタンのセットなのですが、私はハンバーグランチを頂きました、ただ個人的には薄味過ぎるかな。

 14時から始まる阿紀能には少し時間があるので大宇陀の街並みを散策する事にします。
 今日は私だけ自転車なのですが、さすがに神事能「翁」にレーシーなスタイルはなんなので、サイクリストの正装ニッカにネルシャツ、ハンチングです、時節柄走行中はカスクを。(写真 : あきちゃん)
 旧い街並みを後にして、のどかな里山風景の中を阿紀神社へ向います。

 

 阿紀神社には少し早めに着いたのですが、結構席は埋まって脇正面の中程に座る事に、翁が面をつける場面が見えにくそうでどうかなと思ったのですが、演者の動きが良く判り、囃子方の並ぶ後座も見通せるので愉しめました。

 始まると撮影禁止ですので肝心な処の写真はないのですが、その内にYouTubeにでもアップされる事を期待してます。

 実は私が育った大阪市東区では近所に能楽堂があったり、奈良に来てからも新公会堂(現在の奈良春日野国際フォーラム)の能舞台にも行った事があるのですが、屋外の能舞台で能を観るのは初めてで、穏やかな秋の陽射しが差し込む舞台は素晴らしいものでした。「翁」は物語のある能や狂言とは違い神事としての要素が大きいもので、ちょっと難しいなと思っていたのですが、露払いの「千歳」の若々しい動き、五穀豊穣を願う「三番叟」の力強い動きは感動的でした。(写真左 : りょうさん)
 阿紀神社の秋の大祭として行われたので、終演後に餅撒きとかもあるそうですが、暗くなる前に女寄峠を下りたかったので、神社のまえでりょうさんや番頭さんとお別れして帰路を急ぐことにします。
 女寄トンネルを抜けて17時半には桜井に帰投、本日の走行26.4キロ、ちょっと走り足りなかったですが、お天気にも恵まれ良い1日を過ごしました。

2023年夏 18きっぷ輪行旅 おまけ

  

  加古川駅で 1736 発敦賀行新快速に乗換、加古川駅って姫路駅同様にローカル線区からの乗換改札があるのが輪行袋を担いでいると邪魔くさいのですよね。新快速に乗ってから思いついたのが、4月に放出に開店した「祝日麦酒」に寄って行こうと… 5月に島ヶ原でのキャンプでアリオリの竹元さんに教えて貰ったのですが、「月うさぎキャンプ」にも参加された事のあるOさんが放出駅前でクラフトビールのお店を開いたとの事、なかなか行く機会もないですし、東西線経由で放出で途中下車すれば、輪行袋を担いででも駅近で知り合いの店なら大丈夫でしょうと、尼崎で京田辺行区間快速に乗り換えます。
 お店は放出駅北側、シャッター商店街になっていた古い商店街の一角にあります、幸い神戸で降っていた雨はまだ大丈夫な様です。外からも見える醸造タンクにサイドバッグを付けた自転車。


 カウンタバーと聞いていたのですが、想像していたより広くて落ち着けます。クラフトビールは自社醸造の「花天エール」「ライチエール」「はらんきょサワー」の3種類の他にゲストビールが幾つか、結局Mサイズで3種類を飲み比べしてきました。

 木津経由の直通奈良行きは最終近くまでないので、2056 発おおさか東線経由奈良行き直通快速で。それでも桜井線では最終になるのですがね。放出駅で奈良行を待っていると検測車DEC741が、いわゆる在来線版ドクターイエロー、クモヤ443の後継ですがハイブリッド車両です、良い事あるかな。

 奈良で桜井線(万葉まほろば線)に乗り換えたまでは良かったのですが、気が付いたら香久山駅を出た処、次の畝傍駅で下車、既に上り下りも終電、近鉄の最終は日付が変わるまであるのですが、歩くなら高田まで行ってしまった方が近かったし雨も降っていません、すっかり酔いも醒めて延陽伯号を再び組み立てて桜井まで走る事に(-_-;) まぁ午前様になる前には帰投、本日の走行は80キロ超に。

2023年夏 18きっぷ輪行旅「兵庫県の道路元標」


 「18きっぷ」の残り1回分、6〜7日と連休なので石川県の未修の道路元標巡り他を画策していたのですが、お天気が良さそうなのは7日だけ、さすがに1日では無理があるのと「北陸3県デジタルスタンプラリー」も面白くないので、天気の良さそうな方角に矛先を変える事に。兵庫県下の道路元標は早い時期に殆ど回り終えているのですが、その後見つかったものとかで数ヵ所残っています、そこで今回は美嚢郡奥吉川村、加東郡社町、加西郡大和村の3ヶ所を回ることにし、福知山線の道場駅からスタートする事にします。

 兵庫県を始め西の方へ向かう時はどうしても大阪駅での乗り換えが絡んできます、特に平日ですと通勤時間帯と重なります。ただ学研都市線と東海道山陽本線、福知山線との間に直通があるので、所要時間が多少かかりますが大阪府下を乗ったまま通過する事ができます。桜井発の始発に乗車、奈良で京都行きに乗り継ぎ、木津から福知山線の新三田行き快速に、道場駅は停まりませんので、西宮名塩で各停に乗り継ぎます。

 生瀬〜道場間は1986年に武庫川の渓谷をトンネルで突っ切る現在の新線に切り替えられ、西宮名塩もその時に新しくできた駅なのです。道場駅に到着、辺りはのどかな田園風景が広がっているのですが、ここは神戸市なんです。

 せっかく近くを通りますので有馬郡の道場村道路元標を再訪します、JR道場駅からは結構離れている神戸電鉄の電鉄道場駅近くの古い街並みの中にあります、2007年5月以来、変わりはない様ですが後ろのお宅は酒屋さんだったのですが、廃業されてしまった様です、道路元標は100年余り、この家並みの変わり様を見てきたのですね。

 今日は前半は概ね六甲山地の北側を横断する県道17号西脇三田線を走るのですが、この県道大型車が多いのが難点、途中で美嚢郡の奥吉川村道路元標へ。

 中国道をくぐって歩道をを走っていた処でパンク、木陰を探してチューブ交換。関東沖に進んだ台風13号の影響かこの辺りから北西からの向かい風に苦しめられる事に。

 加東郡の社(やしろ)村道路元標は加東市明治館として保存されている元加東郡公会堂敷地内に保存されています。

 3つ目の大和村道路元標まで加古川の支流野間川、さらにその支流大和川に沿う様に、ほぼ県道34号西脇八千代市川線を遡ります、(写真右)大和川です。

 大和村道路元標は2016年に廃校となった多可町立八千代西小学校の正門脇の植え込みの中に保存?されています。藤原勝永著「兵庫県の道路元標」によると元の位置(柳小字柳596-5から500m北の小学校へ移転とあります。小学校の銘板はそのまま跡地には民間の会社か入っている様です。

 近くに「なごみの里 山都」と云うのがあって食事もできます、なんでも大石内蔵助所縁の地だとか。この先の舟坂峠(船坂トンネル 656m)を越えて播但線の福崎まで走る案もあったのですが、雲行きも怪しいですし、既に15時を回ってしまったので西脇町駅 1645 発で帰途に就こうと素直に来た道を折り返します。

 西脇町駅まで下り基調の15キロ、ぴったりかなと思って走っていたら今日2度目のパンク。西脇町 1645 の次の登りは 1751 かぁ…

 西脇町駅前には 1615 に到着、走行75.43キロ、輪行支度を済ませ無事に 1645 発に乗車、久しぶりに103系の乗り心地の悪さを堪能。西脇でコンビニに寄る余裕もなかったのですが、よくよく考えると道場駅出発時にカレーパンを1個食っただけで昼飯抜き、「18きっぷ」だけで帰るとして桜井は 2029 着かぁ… おまけに続く

【1180】 兵庫県 美嚢郡 奥吉川村(現 三木市)
【1181】 兵庫県 加東郡 社町(現 加東市)
【1182】 兵庫県 加西郡 大和村(現 多可町)

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」3日目

 今日は前橋、高崎、安中市域に残る道路元標の内5箇所を午前中に回って帰途に就きます。18きっぷだけで帰ろうとすると信越本線(北高崎〜横川)間からだと9時台になってしまいますので、前回同様名古屋から近鉄利用で安中駅 1129 発を予定しています。
 群馬郡の総社町、箕輪町、車郷村、碓氷郡の板鼻町、原市町と順調に回り終え、と行っても箕輪町まではだらだらと登り基調の県道を数キロ走らなけらばなりませんし、気温は日が昇るにつれどんどん上がってきますので、なかなか大変でしたが。板鼻から原市までは中山道を昨日とは逆方向に走った訳ですが、杉並木の高さに驚きました、写真を撮るタイミングを逸したのが残念、こう暑いとどうも横着になってしまいます。
 当初は一駅西の磯部駅から帰途に就く計画だったのですが、12時間に及ぶ長丁場の輪行に備えて最後にコンビニで買い出しをしておきたかったので安中駅に変更、順調に来て1時間速い1029に間に合う時間には到着。丁度輪行支度には都合のよい日陰になるベンチもあって、多目的トイレで着替えもできて正解でした。

 まずは 1129 発の高崎行きに乗車、これから11時間の輪行度です、ちなみに最長は王寺から九州佐賀までの17時間59分です。
 安中1029→1041高崎1054→1225籠原1241→1457熱海1519→1728掛川1738→1843豊橋1903→1958名古屋
  さすが首都圏、大宮から小田原あたりまでは結構満員だったような、寝てましたけど。前回、掛川→豊橋はクロスシートだったのですが、今回はロングシート、従ってJRは全線ロングシートと云う事に、まぁ昔に比べるとロングシートも奥行きが深くなって楽にはなりましたけど。豊橋での特快へのホーム変わり3分接続はパスして次の新快速に。
 名古屋からは2010発の五十鈴川行き特急に乗車、伊勢中川で大阪上本町行き急行に乗り換えます。2030発の大阪難波行き特急でも名張で同じ急行に乗り換える事になるだけです、特急料金は名張まで1..340円、中川までだと920円、ただ中川での乗換時間は僅か2分、中川での入線ホームってはっきりしていないのですよね。そして近鉄のチケットレスの溜まっているポイントが1,340円には届きません、このポイントって充足しないと使えないのです、その上に8月一杯で失効するポイントが、そら間に合うなら五十鈴川行き特急で中川まで行きますよね。
 輪行袋を置きやすくて降りやすい号車の最後尾を予約し、近鉄名古屋2010に乗車、とここまでは良かったのですが、なんと好事魔っているんですよ、なんと中川駅で人身、レチ(車掌)さん曰く3番ホームで警察が現場検証中、通常ならこの特急の向かい側に大阪行き急行が入るのですが、3番ホームが使えないとどうなるか判らないとの事。
 その中川ではこちらが3番ホームへ、大阪上本町行きが向かいの4番ホームで待っていて無事に乗り換える事ができましたが。桜井 2225 着、18きっぷで安中〜名古屋間 8,030円分乗車、本日の走行は53.0キロ。

【1175】 群馬県 群馬郡 総社町(現 前橋市 )
【1176】 群馬県 群馬郡 箕輪町(現 高崎市)
【1177】 群馬県 群馬郡 車郷村(現 高崎市 )
【1178】 群馬県 碓氷郡 板鼻町(現 安中市 )
【1179】 群馬県 碓氷郡 原市町(現 安中市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」2日目後半

 旧富岡製糸場正門前にて

 碓氷峠を下り横川駅に立ち寄るつもりだったのですか、気が付いたら通り過ぎてしまっていました、せっかくですので釜飯でも買って今度は遅いお昼にと思ったりしていたのですが… 次の機会に。
 後半も可能な限り旧中山道を辿って走りますが、概ねその方が自転車には走り良いのですが… 坂本宿と松井田宿の間でちょっとキツい坂を登らされます、川沿いの国道の方が楽だったかな^⁠_⁠^;⁠ 

 まずは碓氷郡松井田町道路元標、中山道沿いの旧家の角に残っています。今日は一旦ここで旧中山道とは別れます。

 北甘楽郡の妙義町道路元標へ、妙義山の異様な山容が眼の前にそびえています、なんでも日本三大奇勝(景)なんだそうです、あと2つは寒霞渓と耶馬渓だそうです、なる程。
 一ノ宮町道路元標を経て富岡市へ、今や世界遺産となった旧富岡製糸場へ、厳密にはルーツと云う訳でもないですが、延陽伯号こと片倉シルクグロワール24、片倉自転車工業の母体片倉工業は官営富岡製糸場を引き継いだ会社なんです、したがってシルクは片倉自転車のブランド名となったのです。別にここで自転車が作られていた訳でもなんでもないのですが、所縁の地と云う事で正門前で写真を。

 まだまだ夏休みとは云え平日にしては観光客が多いのは少々面食らいましたが、世界遺産ですもんね。少し離れた処の休憩所で小休止。ただ雨雲が近づいていいる様で、北北東に流れていますので長居は無用です。

 国道254号線沿いに北甘楽郡の福島町道路元標があるはずなのですが見当たりません、周りの建物からするとこのカーブミラーの隣に道路元標と電柱が立っていた様なのですが、ウロウロしていると案の定雨雲に追いつかれてしまいました。雨宿りがてら軒先で国道901号さんのHPを確認してみると甘楽町歴史民俗資料館に運ばれてしまったようですが、3キロ程南へ、後の予定と雲行きを考えると今回は諦めるしか…

 その後は降られる事もなく、多野郡吉井町と藤岡町、一旦神流川を渡り埼玉県に入り児玉郡賀美村、再び群馬県に戻り佐波郡玉村町、勢多郡下川淵村、群馬郡 京ヶ島村と本日は都合9基を回り終え前橋の宿へ。

 チェックインを済ませシャワーを浴びてから、ちょっと不便な処なので帳尻合わせを兼ね延陽伯号を駆ってバイパス沿いの「松のや」へ、群馬県まで来て「松のや」かいと云われそうですが、いつもの「得朝」ではなくダブルロースカツ定食を。本日の走行122.4キロ、延陽伯号での最長記録となりました。明日は午前中道路元標巡りをしてから帰途に就きます。

本日の収穫
【1166】 群馬県 碓氷郡 松井田町(現 安中市 )
【1167】 群馬県 北甘楽郡 妙義町(現 富岡市)
【1168】 群馬県 北甘楽郡 一ノ宮町(現 富岡市)
【1169】 群馬県 多野郡 吉井町(現 高崎市 )
【1170】 群馬県 多野郡 藤岡町(現 太田市)
【1171】 埼玉県 児玉郡 賀美村(現 上里町)
【1172】 群馬県 佐波郡 玉村町
【1173】 群馬県 勢多郡 下川淵村(現 前橋市)
【1174】 群馬県 群馬郡  京ヶ島村(現 高崎市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」2日目前半

6時には宿をスタート、まずは岩村田宿まで北上し旧中仙道へ入り追分宿から軽井沢に群馬県との県境となる碓氷峠を越えます、2010年9月に走ったルート(佐久平~横川)とほぼ重なります。既に暑い位の陽射しなのですが、残念ながら雲がかかって浅間山(2010年9月7日)は見えません。

 北国街道と合流する追分宿に着く事には霧雨の様相、とにかく国道18号の歩道を走って今日の最高標高1,003mを越えます。

 13年ぶりの軽井沢町道路元標を再訪。

 旧軽井沢駅舎記念館は現在はしなの鉄道の軽井沢駅舎として利用されています。


 現在の国道18号は南側の入山峠を越えているので、旧道は軽井沢駅前を過ぎると車は少なくなり、少し登るだけで碓氷峠に着くのですが、それにしても車が少ないなぁと思っていたら… なんと峠のゲートが塞がっていて「路肩崩落により通行止」との事、ここが通れないと今日の予定が成り立ちません。めがね橋へは横川側からは行けると書かれていますので、崩落箇所が熊ノ平より下なら「アプトの道」を行けばめがね橋へ出られます、数キロ下りますがダメ元で突入するしかありません。それに旧道と云っても全線2車線ですから自転車すら通れない2車線崩落なんてケースは稀ですしね。

 車がやって来る心配はほぼないのですが、決して耐パンク性能の良いとは云えない延陽伯号ですし、濡れた路面に枝などが散乱しているのでそろりそろりと下ります、雨上がり蝉しぐれの道が心地良いです。動画


 なんとあと少しで熊ノ平と云う処で重機が、崩落と云うより倒木の撤去作業が行われています、タイミング良く作業は終了間近で軽トラが1台後から降り来て待っています、これ幸いと軽トラの後について通過、路肩の崩落箇所では監督風の人が検証中の様子、崩落は知れていますが復旧工事が始まれば通してくれそうにありませんが、無事に熊ノ平駐車場に到着。もし通してくれなかった6キロ余りを登り返した上にどうやって今夜の宿の前橋に辿り着こうかと悩む処でした。

 熊ノ平前後からは重要文化財となっている碓氷峠鉄道施設を垣間見る事ができます、熊ノ平駅跡から横川まで「アプトの道」として遊歩道が整備されています、自転車は乗り入れ禁止と云う事ですが押せば問題ないでしょうとの事でネット上でレポートも上がっています。熊ノ平で少し階段を担ぎ上げて「アプトの道」へ入ればめがね橋の上に出られますが、下から見上げた写真を撮るには長い階段を担ぎ下りなけらばならないので、このまま国道を行きます。

 有名な、通称「めがね橋」です。丹後宮津を舞台にした瀬尾まいこ原作に拠る2008年の映画「天国はまだ遠く」でのロケ地にもなったのですが、自殺の名所と云う設定なので「めがね橋」とはクレジットされていません。前回はasuka号でしたので下に置いて登ったのですが、今回は延陽伯号を担いで階段を登ってみます。


 遊歩道になっている線路跡にベンチがあったので、軽井沢で調達したおにぎりで遅すぎる朝食にします、既に10時半なんですが… 平日ですが結構人が通ります、観光客やハイカーと云うよりウォーキングと云う雰囲気の人が多いですね、

 トンネル内の写真を撮りたいのと階段を降りるのも大変なので5号、4号、3号トンネルと抜けますと、担がずに一般道に出る事ができる部分があります。基本的に「アプトの道」はトンネル内は舗装、外は砂利道です。押している処を「自撮り」したかったのですが、泊りの時はなかなか荷物が限られますのでね。国道18号へ戻り、午後から道路元標を巡りながら前橋へ向かいます。

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2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」1日目

 今日は先月26~28日に続いて北関東へ道路元標蒐集サイクに向います。青線は先月のコース、赤線は今回の予定ルートですが、先月と同じく小海線中込駅前(長野県佐久市)の宿に前乗りし、長野群馬県境の峠を越えて群馬県側に下り前橋泊り。1日半で15基の道路元標を巡る予定にしていて、今年中に1,200基達成を目標にしているのですが。

 今回は峠と云っても軽井沢側から碓氷峠を越えるだけなので登りは知れていますので、身軽な延陽伯号で向う事にします、軽くてヘッド抜き輪行もできますのでコンパクトに輪行ができます。距離的には100キロ超ですので4月の和歌山自走の経験からインナーパンツは用意する事に。
 さて先月と同様に勤務明けからのスタートで、名古屋まで近鉄特急利用とプチ贅沢、桜井0952→1020名張1024→1149名古屋1224→1340中津川1415→1621塩尻1659→1758小淵沢1801→1951中込と所要時間9時間59分。


 丁度お昼時になる名古屋駅では今回もきしめん、一度冷たいのを食べてみてもよかったかな。

 1224発中津川行きに乗車、次の1245発でも同じ塩尻行きに乗り継げるのですが、中津川から先は2両編成ですからね、輪行袋の置き場所とかを考えると先に中津川に着いておいた方が良いですから。


 先月は雨でダイヤが乱れたりしたのですが定刻に小淵沢へ、小海線内でも鹿と接触したりなんて事もなく中込駅到着。(写真右は小海駅にて)

 宿は目の前ですが、先に輪行支度を解いておきます。この時間になると駅前はどこも開いていませんので、チェックインを済ませて延陽伯号で県道沿いの中華料理屋とコンビニを一回り。大きなお風呂で輪行疲れを取って明日に備えます。本日の走行、通勤の7キロ程と中込の街中を1.9キロ、「18きっぷ」で5,170円分乗車。

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