齋藤電鉄氏迎撃サイク(1日目)

 今日は遠路はるばる東京から齋藤電鉄さんが奈良にお越しになるので迎撃に向かう事に。昨日松阪まで輪行で来られ多気町のキャンプ場でくまっぷさんと野営の後、伊勢本街道を走って来られます。榛原への到着予定が15時頃との事ですが、せっかくですので朝から少し大和高原の辺りを走りながら補足する時間を合わせる事にします。
 長谷寺門前から今年初めて初瀬ダムへいつもの県道38号を、最初は登りとあって暑い位だったのですが、名阪国道をくぐると霙混じりの雪が舞っています、一旦はR369に入ったのですが、上都賀橋の三叉路から東へ逃げる事に。
 県道246号馬場針ヶ別所小倉線経由でR25旧道へ戻ります。県道127号北野吐山線は奈良県道路情報に拠ると通行止になっているので県道244号毛原切幡線を回って笠間へ下ろうと考えたのですが、R25からの分岐には「大型車通行困難」としかありません、こちら側からは殆ど片峠なので踏み込んで見ると峠の直前でゲートが、休日ですし何となく通れそうな雰囲気なので突っ込む事に。
 工事は法面の復旧工事なのですがほぼ完了していて問題なく通過、宇陀市側(旧室生村域)へ下りました、大和高原側より心持ち陽射しが暖かい様です、なお工期は5月末までとなっています。県道781号の旧道に突き当たるのですが、三叉路には白看が残っています、既に白看データベースにも載っているのですが、腐食がかなり進んできています。
 下り基調の県道781号をかっ飛ばして上笠間へ、私の好きな風景の一つです(写真左)。ここにも白看が残っているのですが、左方向が中峯山(ちゅうぶせん)となっているのが時代の流れを感じさせます。
 次の三叉路は右へ、昨年はUG兄さんと雪の中を左、笠間峠の方へ向かったのですが、今日は県道242号上笠間三本松停車場線へ。そのまま242号を辿るつもりだったのですが、うっかり「やまなみロード」の方へ、お陰で余計な坂を登らされるハメに。
 再び242号に戻って地蔵峠を越えます、三本松側からだとかなりの激坂です(写真右)。R165までは下らずに旧道の阿保越伊勢街道を西へ、

 古い道標や三本松村道路元標の残る宿場町の中を辿り、海老坂峠で先の「やまなみロード」の下をくぐり室生口大野駅へ下ります。時刻は1340、そろそろR368~369と伊勢本街道を走ってくる一行の時間が気になる処ですが、Facebookへの書き込みを見ていますと。
飯南粥見ローソン→仁柿峠→伊勢奥津駅→三重奈良県境→を
0900→1030→1242→1315→と走ってきている様です。
 昨年9月に私とvivvaさんと宮川からの帰りに走った時は食事休憩はなしだったのですが
0855→1014→1057→1120→の後、栂坂(とがさか)トンネル東口1325、榛原墨坂神社1411ですから、栂坂峠と大内峠を避けて栂坂バイパスの栂坂~石楠花~弁財天(開路)の3つのトンネルを通ったとしても15時過ぎはかなり厳しい計算になります。

 時間的に室生寺経由で栂坂バイパスと旧道とが交差する石楠花トンネルと弁財天トンネルの間まで上ろうかとも考えたのですが、合流しても寒い中をR368を榛原へ下るのも鬱陶しいので、室生ダム経由で榛原へ向かう事に。
  さて室生ダム湖畔をのんびり走っていると後ろから声が、山王ことS氏が、月ヶ瀬経由で笠置まで走り布目ダム経由(ダム湖右岸も通れる様になった由)で戻ってきたとか、やはり大和高原の寒さには参ったそうです。榛原までご一緒してお別れしますが、肝心の一行は1452でまだ御杖村土屋原、1時間半は掛かる計算ですので「おごぽご」まで往復する事にして、宇陀川沿いのサイクリングロードを行きます。
 「おごぽご」は野依の交差点近く、しょっちゅう行く訳でもありません、って先月も来てましたが、20何年寄せて貰ってます。ランチも良いですが、夏は氷、冬はぜんざいが私の定番。ちょうどぜんざいを食べ終わった頃にS電鉄さんから着信が、これから栂坂トンネルだとか、時間も押しているのでトンネルを抜ける様です、墨坂神社前で落ち合う事にして、宇陀川沿いを引き返します。
 1640 くまっぷさんに先導されて無事到着です。
 下市まで帰るくまっぷさんはここから関戸峠経由で帰途に就かれますので、S電鉄さんの伴走(護送)役をここでバトンタッチです。2月も半ばずいぶんと陽も長くなりましたが、暗くなる前に大和八木までお送りしたいので、R165西峠経由の道を急ぐ事にします。

 それでも可能な限り旧道を選んで行きます。
 榛原で伊勢本街道は阿保越伊勢街道と合流、近鉄大阪線と並行しながら、初瀬街道~横大路~竹内街道と真っ直ぐ西へ。

 暗くなる前には無事に下ッ道と交差する八木札の辻近くの宿までお送りする事ができました、本日の走行87.2キロ。明日は山之辺の道をご案内しながら奈良市方面へ向かいます。