「奈良県」カテゴリーアーカイブ

東の海へはたどり着けなかったけど

国道166号線高見ループ橋 三重県松阪市飯高町

 貴重な丸一日の休みとお天気回りが上手く重なったので走りに出かける事に。とにかく高見越で伊勢方面へ、今年の「東西南北の海へ」は「西へ」走っただけです。
 おおかた準備は済ませてあるので、4時15分に起き出してErbaロードで5時05分スタート、まだ路面が濡れていて今一つテンションが上がらない、まずはR165を走り西峠を越えて宇陀市、榛原から芳野川に沿って菟田野へ、松井橋のローソンで補給、この先予定のコースだと伊勢市までコンビニの類は皆無。そうそう店内が改装されています、売り場が広くなった様な気もしますけど、建屋は変わらない様な。
 緩やかに佐倉峠を登り詰め東吉野側は豪快ダウンヒル、鷲家(わしか)から木津(こつ)トンネルへ登り返します。この空模様では高見山は見えないだろうし、久しぶりの旧い木津トンネルへ。
 8時過ぎに高見登山口バス停へ、東の空に少し青空が見えてきました。
 旧道への分岐を過ぎ左へ大きくカーブしながら登る中村橋を渡っていると後輪に違和感が、どうやらスローパンクた様です、橋を2つ渡って広くなっている処でエアーを足します、少しなら騙し騙し走れそうなので、できれば高見トンネル口まで頑張りたい処。
  8時半にはトンネル口に到着、ここまで来れば駐車スペースにベンチ、トイレ、公衆電話があり、飲めないでしょうが水道もあります。
 圧を上げたらここまで走って来れる様なパンクですが、幸い水道には幸いバケツがあったので、確認するとバルブ近くのトレッド側にピンホールが、その付近のタイヤ裏をまさぐってきると、案の定引っかかりが、細い針金状の金属片が突き刺さっています、そのまま交換をしていれば、せっかく交換したチューブをダメにする処でした。

 高見トンネル(2,470m)を抜け、ループ橋を見下ろす処で一息入れ、ほぼ下りきった処で和歌山街道の三重県側最初の宿場波瀬(はぜ)宿に立ち寄ります、R166からは少し離れますが、写真左の分岐から車は通れない橋を渡って行きます。

 他所から訪れる人も稀なので、静かな宿場の佇まいが。それでも最近案内板が設置された様です。
 波瀬宿の後も3ヶ所程旧道を縫って走ります。

 宮本橋南詰のスーパー「つるや」で自販機休憩。伊勢方面へは最近はR369桜峠~丹生大師経由が多かったのですが、今日はR422湯谷峠経由で向かう事に、湯谷トンネルを抜けて少し下ると湯谷不動が、ここには水場があって真夏はオアシスです。

 宮川河畔に出て県道に入ります暫く旧宮川村を東へ、JAでお弁当が買えたので「もみじの里公園」でお昼にする事にしたのですが、公園へ下る坂道でグレーチングの切れ目に突っ込んで見事に後輪がパンク、水が溜まっていて気が付かなかったのが。
 「もみじの里公園」は一昨年9月に来たのですが、無料のキャンプ指定地となっています。三瀬谷ダム湖畔なので主にカヌーの利用が多いのですが、トイレと四阿(←但し)があります、食事とパンク修理で小1時間滞在。ところでスペアチューブを2本使い切ってしまったので、念のためにパッチ当てをしておこうとしたら、紙やすりがない事に、まぁ何とかなるでしょう。SNSでぼやいたら川崎のS氏がコンクリにこすりつけても良いよとのアドバイスが、なる程。


 13時過ぎに「もみじの里公園」を後にしR42船木大橋で宮川右岸に渡ります。船木大橋の下流側には旧R42の舟木橋が見えます、「自撮り」をしたくて準備もしてきたのですが、船木大橋は歩道が上流側にしかなく、交通量の多い国道だけに三脚が立てられません。なお上流側からは三瀬谷ダムと紀勢本線の鉄橋を望む事ができます。

 ワーレントラス橋は昭和9年に改修されたものですが、橋台は明治時代のものが使用され、登録有形文化財に指定されています。橋としては一応現役なのですが、老朽化で2t以上の車両は通行止になっています。
 船木大橋より下流、両岸に道が通じているのですが、左岸は宮川に流れ込む支流の浸食により、伊那谷の田切地形とまでは行かなくとも、アップダウンが多く、自転車なら交通量も少ない右岸の県道を継いで走る方が快適です。
 左岸の県道は大紀町打見で747号から38号伊勢大宮線となりますが、太平洋岸自転車道の鳥羽~紀伊長島間の山ルートとして整備が進んでいます。
 大紀町野原。

 県道38号は度会町麻加江で宮川左岸に渡ってしまいますが、今回は右岸を辿るつもりですので、右岸に沿った未踏の町道を行きますが、ダートを走らされたり(写真右)、県道に戻ってからも道を誤って一之瀬川沿いに遡ったりと。なお太平洋岸自転車道は中川大橋から内城田大橋までの間は左岸の県道を辿る様になっています。
 度会町川口で県道22号伊勢南東線に入りますが伊勢が近づくにつれて交通量も増えて走り難くなって 1545 ようやく伊勢市域に(写真左)。伊勢市津村町の交差点に太平洋岸自転車の標識があるのですが(写真右)「10m」って何でしょ、標高でもない様です。
 1615 ようやく度会橋東詰に到着、昨年5月24日には桜峠~丹生大師経由で6時間余りで来ていますが、ここまで約127キロ、10数キロ遠回りとは云え10時間54分も掛かっています。この時間から伊勢市街を抜けて内宮まで云っても仕方がないので「東の海へ」は諦め宮川橋を渡り旧街道の428号伊勢小俣松阪線に入り松阪方面へ。
 伊勢中川駅まで走ろうかとも思ったのですが、道も判りにくく、夕方の車の多い時間帯になったので、今日は松阪駅でお開きと云う事に。二度のパンクやコースミスはありましたが、櫛田川と宮川の清流を眺めながらのツーリングは上々だったかな、走行146.2キロ。

 

 

芋ヶ峠から津風呂湖畔へ

吉野町 津風呂湖畔「木の子広場」にて

 週間予報によると暫く雨続きとの事、久しぶりに芋ヶ峠を越えて吉野町の津風呂湖へ。芋を越えるのは2月15日以来、津風呂湖へは1月31日かな。
  津風呂湖は1964年に完成した津風呂ダムによってできた人造湖、関西では知られたヘラブナ釣りのスポットだとか、南岸を県道256号が通じていますが、近年北側にあった近畿自然歩道をどうにか車が通行できるまでに整備されました。その対岸路へは吉野町香束(こうそく)と入野(しおの)から進入できる他に3つの吊り橋がありますが、車が渡れるのは入野吊り橋のみで、全線に渡り1車線で離合が困難なために、車は地元の山仕事の人と釣り客が入って来る位です。
 写真は平尾吊り橋(みかえり橋)、今年になって対岸側の進入路が舗装され両側の樹木が切り払われて、渡りきった処の風景が一変してしまいました、これはこれで良いかな、ただウッドデッキとベンチが撤去されてしまいました。
 平尾吊り橋(149m)には「サイクリング車以外の二輪車の通行を禁止します。」との嬉しい看板があります。
 対岸路はかつて沢だった処が入り組んでいる為に、南岸の県道に比べると倍以上の距離になります。
 静かでのんびりサイクリングするには最高のロケーションです、ただブラインドカーブが多く、落石や稀に来る車には注意。写真右は入野(しおの)地区、春は桜が見事です。
 入野(しおの)から先、迷ったのですがR370を北上して宇陀へ向かう事に。写真は三茶屋(みちゃや)の交差点、南北のR370と東西の県道28号吉野室生寺針線が交差するのですが、吉野町上市付近から宇陀へは蛇行する吉野川に沿った国道より津風呂湖の北側をショートカットする県道の方が早いために、この交差点を西から北へと経由する交通量が多くなっています。県道は東吉野村への山越え区間(日の森峠)が不通区間となっていますが、町道で大宇陀方面へ抜ける事が可能です。
 交差点を東へ、少し登り小名トンネル(147m)を抜け、里山風景の中を進み、440m程の無名の峠を越えると宇陀市域です。峠は無名ですが付近は「釜縄手」と呼ばれ「古事記」や「日本書記」にも記された交通の要衝だとか。
 大宇陀へ下り旧街道の松山街道(写真左)を北上して行くと自然に宇陀川沿いの道(写真右)へでます。旧榛原町域ではサイクリングロードと控えめな標識があったりしますが、農道だったり通学路だったりと、他所の車は入ってこない自転車向きの道が榛原駅近くまで続いています。榛原篠楽まで北上し女寄峠を下って16時過ぎには帰投、走行63.7キロでした。

野迫川キャンプツーリング(2日目)

高野町富貴(ふき)「やきもちカフェ」にて

 昨夜から降り出した雨は渡途切れる事なく朝の9時頃まで降り続いていた按配、隣のツェルトの御仁(県庁のA氏)もどうにか過ごせた様である。実はおニューのテントを下ろすと降られると云うジンクスは今回も的中してしまいました。Schoolroomの「景山2」素材やカラーの違いある様ですがNaturehikeのCloudUp2と同じデザインの商品、AMAZONで8,970円で買えましたらCloudUp2の半分、昨年から目を付けていたのですがAMAZONからは一時姿を消していました。Naturehike, Schoolroom, GEERTOPがどの様な関係なのか良く判らないのですが、近年コスパが良くて人気と評価が定着してきたNaturehikeは、価格もしっかりしてきている事は否めません。2016年に買ったSchoolroomの1人用(商品のロゴはNaturehikeそのもの)は夏場涼しくて快適なのですが、なにかと荷物の多い私には狭すぎるのと、前室がないに等しい点が… 比較してみると。有効床面積2015×1000mm(重量:1.3kg)に対して有効床面積:2150×1500mm(重量:1.7kg) 、収納サイズが一回り大きくなりポールを別にしないとサイドバッグへの収まりが悪いものの、価格の安さを別にしても居住性、品質は満足できるものです。
 雨が収まり天気も快方に向かう予報ですが、テントを乾かすまでには行かないので、フライだけサイドバッグの上に括りつける格好ですが、11時前に「昭和食堂」を後にします。一昨年は天川~黒滝~吉野山経由で帰ったのですが、今回はJR五条駅から輪行するA氏と共に富貴経由で帰途に就きますが、なんと4サイドと20吋小径車のDAHONとの妙な組み合わせです。(Photo : katsuyo izumoto)
 上筒香までは昨日越えてきた紀和トンネル、今井辻から標高差100m少々の登りですが、昨日の疲れが取れていないのが、些か押しが入ってしまいました。
 上筒香から出屋敷辻を経て富貴まで丹生川沿いに緩やかな登り、ロードなら登り意識する事もないのですが、キャンピングにとっては登りは登りです。しかしA氏は快調ですなぁ。
 富貴では「やきもちカフェ」が開いていたので小休止、来月7月も第2,4日曜営業との事です。
 富貴から火打口までの長い長いダウンヒル、あまり良い写真がなくてすみません。この後A氏とは五條病院前でお別れし、吉野川沿いから阿太を越え、16時丁度には無事桜井に帰投しました、走行63.7キロ。しかしこの天気模様にも拘わらず走行中は雨に降られなかったのはラッキーだったのですが、「自撮り」装備も出番がなかったですし、些か気分の悪い事もあって残念なキャンツーでした。

野迫川キャンプツーリング(1日目)

和歌山県道102号宿九度山線 玉川峡にて

 2年ぶりに1泊2日で野迫川村へ向かいます。キャンプツーリングと云っても食事は「昭和食堂」のお世話になるので、火器やコッフェルの類は一切積んで行かないもののこの容量、4サイドの右前には寝袋と衣類、左前にクーラーボックスと酒、右後にテントとマット、左後はカメラと三脚が、まぁ余裕で収まってますが、決して軽くはないです。
 コースに悩んだものの結局は2年前と同じく一旦和歌山県九度山町まで迂回し丹生川に沿って筒香まで遡り、紀和トンネルで奈良県に戻る67キロ、獲得標高1,200m。さて心配なお天気の方ですが、野迫川村に着く頃まで持ってくれそうな、ただ予報は今夜から明日にかけて結構降りそうで「雲海合宿」と銘打ってますが、そちらの方はまず期待できないでしょう、せめてホタル見物位は。そして帰りは雨中走行は覚悟の上での出発です。
 少しは早く出られるかなと思っていたのですが、結局は一昨年と同じ0858に橿原を出発。近鉄飛鳥駅前から吉野口へのいつものルート、吉野口の手前から薬水までJR和歌山線と近鉄吉野線と並行して走ります。10時前には重阪(へいさか)峠を越えて五條市へ、4サイドとしてはなかなか良いペースです。実は昨夜になって「お客様ではない!! 明日は合宿!!」それは端から判っている事ですが、「早く来て準備を手伝~」とのお達し、今更どないせいちゅうねん。
 今回も県庁のA氏と現地でご一緒にするのですが、先日誕生日を迎えられたとの事で、還暦祝いの1本を五條の「うのかわ酒店」で仕入れて、五條新町を抜けて行きます。
 「WAKAYAMA800 スタンプラリー」も始まっているのですが、ポイントのJR隅田駅はパスして先を急ぐ事にし、阪合部橋を渡って紀の川左岸の県道55号橋本五條線へ、11時丁度に県境を越えて一旦和歌山県に。1151に九度山駅下を通過、一昨年より47分早。R370に入り赤瀬橋で県道102号宿九度山線へ入ります、玉川峡と呼ばれる峡谷沿いに1.5車線が続き車にはなかなか厄介な道でしょうが、旅自転車には最高のコースかと、一昨年9月には「二つの丹生川を遡るランドナーサイクリング」と題して皆さんをご案内した事も。
 彦谷で橋本から狼頭峠を越えてきたR371に入りますが、一休みしていたら昨年6月の「アリオリ自転車部 笠置キャンプ」でご一緒したNさんが車で、高野山に立ち寄って現地へ向かわれる由、「何か重いもの運びましょうか」との優しいお言葉を頂きましたが、そこは意地でもご遠慮申し上げる次第、一番重いのは乗員そのものなんで。
 1320 には「やどり温泉」に到着、一昨年より60分早、と云っても早く走れている訳でも何でもなく、休憩時間を端折っているだけなんですが。ところで雨雲レーダーによると雨雲が出ているので少し雨宿りを決め込んだものの、一向に降ってこないまま雨雲は消えてしまいました。
 河合橋でR371と別れ筒香への町道へ、ただ休憩時間を端折ってきたせいか、些か脚が回らなくなってきました。下筒香への分岐で「自撮り」に再挑戦しようと準備もしてきたのですが、お天気も今一なので先を急ぐ事に。ここから上筒香まで里山の風景に癒されます。
 15時前に上筒香に到着、ここから県道733号川津高野線に入り県境の紀和トンネルを越えて野迫川村に入るのですが、標高差300mを4キロで登らなくてはなりません。単純計算なら10%未満なのですが、取っ掛かりの1.5キロ、最後の500m程は乗れるもの、概ね途中の2キロで200m登らされる計算、幅員はないし路面は悪いとあっては蛇行もままならず、推しが入るのは承知の上です。
 ようやく緩斜面となったものの紀和トンネルの手前200m程で脚がつってしまい、休憩を余儀なくされる事に。結局1623にトンネルに到着、野迫川村入りしたのは1625。
 今井辻で県道53号高野天川線に入り「昭和食堂」にたどり着いたのは 1640、走行64.9キロ、所要時間は7時間42分、実走行時間は5時間17分、ほぼ同じコースを一昨年は5時間20分ですから、結果としては殆ど変わりはなかった訳。暫くすると小代下(旧大塔村)までバス輪行で来たA氏が到着。DAHONに40リッターのザック、今回はツェルトでの軽装備に挑戦、でもまさかこの天気予報にそれはないだろうと思っていたのですが、初志貫徹とは、でもペグ忘れちゃダメよ。

 元来キャンプ場ではないので、テントは駐車スペースになっている県道と川に挟まれた空き地を使わせて貰います、県道と云っても野迫川村の事ですから、暗くなると殆どと云って良い程に車は通らなくなります。一昨年も少し降られたのですが水捌けは良いので今夜の雨でも心配はなさそう。(Photo : katsuyo izumoto)
 今回10数名の参加で、私とA氏以外はゲストハウスもやっている「昭和食堂」に泊るか車中泊。乾杯の後、私とA氏に大和川CCのNさんカップルの4人でテーブルを囲む事に。
 A氏が提げてきたのは大塔の道の駅で買ってきた吉野北村酒造の酒、後1本加わり期せずして「ミニ酒池肉輪会」に、なにやらいつも以上に呑んだ様な。ホタルを観る事もでき、22時位になっていよいよ降り出した雨にテントに潜りこみます。

野迫川への道のり

 この週末は2年ぶりに野迫川村へ、一昨年11月に高野山経由で野迫川~護摩壇山~奥千丈林道~十津川と3泊4日で走って以来、今回は一昨年6月に続いて「昭和食堂」の「雲海合宿」に参加のためですが、ただ天気予報だと雲海は望めないかな、せめてホタル位は。
 野迫川村は奈良県吉野郡にある、奈良県人でさえ知る人とぞ知る山村、2020年6月1日の推計人口が349人ですから、日本唯一の飛び地の村和歌山県北山村や高知の大川村と入れ替わって、島嶼や東日本大震災後の集団移転で人口減少している町村を除けば、人口の最も少ない村になっているかも知れません。
 ところで明治22年の町村制により旧14村が合わさってできた野迫川村の村名ですが「野迫川」と云う川は何処にもありません、熊野川(新宮川)の最上流域に位置していますが、村内を流れる川は中原川、川原樋川とその幾つかの支流、池津川、北股川、弓手原川他、「野迫川」とは幾つかの旧村で構成する「組」野川組、迫組、川並組からきた合成地名なのです。
 奈良県にありながら古来高野山との結び付きが強く、江戸時代には紀州藩に属していた事もあり、今も和歌山県側からのアクセスの方が良く、高野山から南海りんかんバスの路線があるものの、奈良交通のバスも現在は乗り入れておらず(平日のみ旧大塔村の小代下で奈良交通と接続する村営バスが2往復ある。)、また南都銀行やJAバンクの支店、出張所はおろかATMすらない。なお指定金融機関は南都銀行の高野山支店になっています。
 その野迫川村とは何故か縁があるかして、ブランクはあったものの40年近く前から自転車の走れる道は走り尽くしてきて、MTB全盛期にはかつてのタニムラサイクルの面々と廃校跡の宿泊施設を利用して合宿サイクリングをした事もありました。また毎年カレンダーでお世話になる某S翁のルーツはこの地だったりして。
 冬はとんでもなく厳しいでしょうが、村域の殆んどが標高600m以上だけにとにかく夏は涼しい、日本三大荒神(諸説あり)の立里荒神を除けば際立った観光資源もないものの、最近では「雲海」を見られる事を売り出しています。ただ高野龍神スカイライン沿いの「鶴姫」や「平維盛の里」の現況を見るに、観光振興も取り巻く状況は厳しいかと。サイクリストとしては川原樋川林道の復旧を望んでいるのですがね。


 野迫川となると毎度悩むのが行きのコース、結果的には遠回りでも丹生川の渓流と里山風景を愉しめるこのコースに、五條までは吉野口駅前から重阪(へいさか)峠経由の定番コース20キロ、そこから加えて47キロの都合67キロ、最後に推し覚悟の今井峠が待ってますから、4サイドではこんな処でしょう。。


 野迫川村へ初めて入ったのは40年近く前、当時の花園村へ1泊2日のキャンプツーリング、その折は高野町富貴経由、上筒香から今井峠を越えて野迫川村野川谷へ、当時奈良交通の野迫川行き路線バスが走っていたコースです、その後高野辻まで登って、更に役場前から日の暮れたスカイラインに取り付いて、林道を花園へ下ったのですから、若かったとは云えようやるわ。以来富貴まで延々と登りの続くこのコースは封印、帰り専用です。「吉野山岳グランフォンド」のコースの一部になっている事もあってか、ローディには結構人気のコースとか。

 野迫川と云えば奥高野と呼ばれるだけに高野山経由のルートも当然考えられる訳ですが、交通量の多い矢立から大門への登りが嫌で敬遠していたのですが、極楽橋駅の手前を経由するルート教えて貰ってから何度か走っています、紀伊細川駅への分岐まで我慢すれば後は車の少ない道を縫って高野山役場の裏側へでます。キャンピングに限ってでも2017年と2018年に走っていて、今回も検討してみたのですが、野迫川村でも川原樋川方面へ下るならともかく野川谷へ下るのでは余計に200mは登る計算になります。


 普通、車で奈良から野迫川村それも野川谷に行くなら、五條からR168を十津川方面に向かい旧大塔村の小代下から県道53号高野天川線に入りますが、十津川方面へ向かうならともかくこのルートで野迫川に入った事はキャンピングでは一度もなく、ロードで2016年4月にT御大とF1氏と3人で走った位かと。とにかく車が多いのと、小代下から中原への登りが嫌い、川沿いのルートなのになんでこんなに登らなアカンのか。上図では極力車を避けるために五新線跡やら西吉野大滝経由の旧道を辿っています(Ride with GPSによるルート作成ではトンネル区間は道路面では地表面の標高になっています)。なお旧い天辻隧道は健在ですが西吉野側は全線ダートです。
 なお2015年10月の「吉野周回ツーリング」と2017年11月の「野迫川キャンプツーリング」では、県道53号を走りたくないだけの理由で旧大塔村宇井から、県道734号高野辻堂線と云うとんでもないルートで野迫川村入りした事があります、いずれも高野辻休憩所で野営したのですが、後にも先にも雲海を拝めたのは2017年11月の時だけです。

4サイドで「自撮り」ポタ

五條市新町 吉野川河畔にて

 今日は休みと梅雨の晴れ間が合った貴重な一日、4サイドで「自撮り」サイクに走り出します、実は4サイドでのシルエットを撮りたかったので、バッグの中身はリアサイドに関しては空なんです。
 JR和歌山線と近鉄吉野線に沿って南下し重阪峠を越えて五條へ、ただお天気の方は曇っていてすっきりしてきません。
 10時を回ってようやく青空が見えてきたのですが、どうも東の空は薄曇りのままで、思った様な背景になりません。
 せっかくですので河原に下りて走ってみます、4サイドでは草の上を走るのはなかなか大変。(写真左はハメコミ合成)
 この後九度山まで行くつもりだったのですが、些か時間を食ってしまったのと、来週末にも野迫川村まで行く計画も出てきたので、今日はここでお弁当を拡げてお昼にする事に、適当な四阿もある事ですし。

 Fcebookのカバー画像用に横長のショットを、PC用とスマホ用ではプロフィール画像と重なる位置が異なるので構図に工夫が要ります。なおフォーカスは置きピンです。
 とりあえず吉野経由で帰る事にし、近道でもないのですが大川橋で一旦吉野川を渡り右岸へ栄山寺橋で再び左岸へ、トンネルの坑口が姿を。その後は左岸の市道に入り阿太大橋で県道に戻ります。
 千石橋南詰を1342通過、さてどこから帰ろうかと。結局は壺阪峠へ、奥越部から谷あいに入ると沢筋の涼しい風が。
 峠への途中で「自撮り」を、このシチュエーションって絵になりそうなんですが結構難しい、柔らかな陽射しの時の方が雰囲気上手く行く様な、同じく壺阪峠にて
 1520 峠を越えます。リアサイドが空いてる事ですし、スーパーで2リッターの烏龍茶7本を詰め込んで、16時半過ぎには帰宅、走行77.2キロはポタとは云えない距離ですが。

 

「酒池肉輪会」黄和田キャンプ(2日目)

滋賀県道土山蒲生近江八幡線 笹尾峠にて

 今回、キャンピングで集まったのはショコラさん、niwa-chanさん、ヤマタンさんと私の4人、私以外は県内在住かスタート、県内と云っても大津から大橋~八幡経由で往復150キロになったそうですが。私は暑くなりそうなお天気に120キロ弱の長丁場、名残惜しいですが7時半にはお先に出発させて貰います。
 帰りは永源寺まで下り基調なので素直にR421を走る事にします。昨日通った案山子街道を走り、2016年同様に日野町から旧土山町、旧甲賀町を経て伊賀上野へ抜ける予定、ただ古琵琶湖層群と呼ばれ標高こそないものの丘陵と河谷によるアップダウンが結構堪えます、時間もあるのでとにかく一番楽そうなルートを縫って行く事に。

 0920 には日野町役場前に到着、補給と古い街並みを巡って10時前には日野を後にし、県道41号土山蒲生近江八幡線を南下します。

 日野から鎌掛を経て笹尾峠を越えて土山へは、中山道と東海道を結ぶ脇街道であった御代参街道の名残で、私の好きなルートの一つです。
 峠前後は大型車通行不可の1~1.5車線路が続くのですが、ショートカットになるのか時折地元とは思えない車も下ってくるので注意。「土山蒲生近江八幡線の早期改良」となんて看板もありますが、いつまでも今のままの方が。
 現在の甲賀市との境界、標高330m程の峠に到着、前回はいつ降り出すか判らない空模様に駆け足だったのですが、今日はここで「自撮り」を、ウェアがいまいちかな。
 少し下ると頓宮新池と云う貯水池があり、静かで良い処です。
 土山で東海道を跨ぎさらに一山越えて旧甲賀町へ、前回は阿山の道の駅経由で伊賀上野へ抜けたのですが、今回は草津線の油日から柘植へと線路沿いに走ろうとして激坂の農道に阻まれて迂回したり。
 どうにか県道4号草津伊賀線に出て 1218 今回3つ目の越境で三重県に。

 柘植から伊賀上野へは大和街道だったりなかったり、適当にR25とJR関西線を縫いながら西へ。
 13時過ぎには伊賀上野へ、今の季節この時間に伊賀上野だと余裕で明るいうちに帰れます。「伊賀路」か「わかや」でお昼にしようかとも思ったのですが、なにやら邪魔臭くなって「数馬茶屋」の裏のトイレを借りただけで、旧街道を南下して猪田道あたりで木津川を左岸へ渡ります。
 上野盆地の田園風景の中を行きます。
 ここまで来ると走り慣れた道、時間も読めますし木津川左岸のベンチの木陰で小休止、風が心地良いです、結局お昼にありつけずに手持ちの羊羹とかで虫養い。
 伊賀神戸駅の西側で近鉄大阪線をくぐったのが 1445、ほぼ線路沿いに美旗へ、4年前は本降りになってきて雨支度をした桔梗が丘から名張、赤目口とできるだけ旧道を縫って走り、1545 には県境を越えて奈良県へ。三本松から海老坂峠を越えて緑川半焼まで旧街道を走ったものの後はR165をひた走り、最後に西峠を下り無事に17時半に帰投。走行119.7キロ、久しぶりにキャンピング支度での2日連続の100キロ超、直前にタイヤ交換として出発したのは安心感が違いましたし、クランクを172.5mmに換えてから初のロングも問題なし、お天気と概ね風向きには恵まれたとは云え、目一杯かな。

前日 1日目 2日目

「酒池肉輪会」黄和田キャンプ(1日目)

府県道5号木津信楽線、京都滋賀県境にて

 越境自粛解除を受けてキャンプしようと云う話になったのですが、なかなか場所が決まりません、なんでも週末はキャンプ場は何処も一杯だとか、結局は4年前の2016年6月に行った事のある滋賀県東近江市の黄和田キャンプ場と云う事に、永源寺ダムの上流ですから、奈良桜井からだと片道120キロ近い道のりです。コースは前回同様、往路は加茂から信楽、水口経由、復路は伊賀上野経由、これは帰りに信楽経由だとR307小野峠を登らなければならないからです、距離的には殆ど変わりません。
 4時05分に桜井を出発、上街道を北上し、0520 猿沢池、0510 奈良阪を登って奈良少年刑務所跡の前を通ります。
 0550 には京都府へ、4ヶ月ぶりに自転車で越境します。なお昨今はマスクをしてないとアヤシイ人物な世情、走っている時は顎マスクです、でないと死にます。

 時間もあるので大仏線跡に沿って加茂へ越えずに旧木津町まで回りこんで木津川左岸を走り、恭仁大橋を渡り県道5号木津信楽線へ、信楽すなわち滋賀県甲賀市へ行くには一番快適なルートです。7時前には和束のローソンに立ち寄りますがご他聞にもれずイートインコーナーは使えません、しかし県道は土曜の朝とあってローディと単車の多い事。
 湯船では少しですが村の中の旧道へ、朝の里山風景に癒されます。  0825 標高350m程の県境に到着、和束のローソンを出たのが 0714 ですから湯船で一息入れていても1時間強、サイドバッグ4つで25キロある4サイドでは上等です。
 4年前に撮っていますが、ここで「自撮り」にトライしますが、陽射しがないので、今一つ、左の写真は例によって「Microsoft Image Composite Editer」による合成ですが、これも今一ですね。
 県境で30分ばかりいて信楽へ下ります、杉山でR307を跨いで旧道へ、0922 信楽駅前着、時節柄狸もマスクを、でも今までのコスプレの中で一番安上がりですね。30分ばかり休憩。この先は車の多いR307を避けて線路沿いの道を行きますと牧東の交差点までパスできますが些か判りにくいですし、玉桂寺前後は道も悪いです。
 牧東から小野峠への入り口までの交通量の多いR307の約3キロがこのルートで一番我慢のしどころ。踏切を渡って旧R307へ、庚申山広徳寺への分岐から先は通行止になっていて廃道寸前かと思えますが、地元の軽トラとかが通っていて、自転車なら問題ないです、但し木っ端が散乱していて水も出ていますのでロードでは厳しいかと、今日はハイカーとすれ違いましたね。
 4年前は日野町役場でabiさん達と合流してから黄和田キャンプ場へ向かったのですが、日野町へのアップダウンが鬱陶しいので、水口のスーパーで買出しをしてから、近江鉄道サイクルトレインで水口城南駅から長谷野(ながたにの)駅までワープします、但しコース的には西側へ迂回しているので実走距離は変わりませんし、水口城南駅から長谷野駅まで33分乗車で運賃700円は高いです、昨年4月には貴生川から米原の手前の鳥居本までフリーキップ(1日880円)を買って乗車しましたが、それなら価値があります。
 水口には西友もあるのですが駅近くの「バロー」へ、中小スーパーの方が自転車を置ける処から売り場までが手っ取り早いし、最近はどこでも保冷用の氷とかのサービスをやっているので利用価値大です。
 そのまま載せられるサイクルトレインに水口城南駅 1132 から乗車、キャンピングでも問題なし、ワンマン運行で2両目の扉が開かない無人駅から無人駅への乗車ですから1両目に乗車、整理券と取るのをお忘れなく。なお自転車での乗降ができる時間帯や路線や駅の制限以外にも、推してホームへ行けるスロープのある駅とかを事前に調べておいた方が、貴生川駅のエレベータはサイドバッグが着いているとちょっと大変です。
 車内でスーパーで買った弁当でも食べようかと思っていたのです部活帰りかの高校生と重なった様で、お弁当を拡げたのは長谷野駅に着いてからに。
 長谷野駅から県道170号高木八日市線(布引街道)と県道508号中里山上日野線を継いで旧永源寺町域へ、GoogleMapでは県道508号の山上界隈を「案山子街道」と案内しています、ご覧の様な案山子があちこちに。
 八風街道(現R421)に入り永源寺門前へ、ここから永源寺ダムの上の黄和田キャンプ場まで標高差は100m程なのですが、コースによっては結構アップダウンがあります。とにかく車の多いR421を避けて右岸のルートを取ります。
 右岸路はダム前後で通行止になっていて、永源寺ダムの天端道路はチェーンが掛かっています、しかしダム下より湖畔の方が坂がきつかったりして。1445 無事に黄和田キャンプ場到着、走行107.2キロ、所要時間10時間40分、実走行時間7時間03分でした。
 大津からのショコラさん以外は既に到着していて、「酒池肉輪会」お約束の持参の酒を並べます。しかし自粛モードから放たれ、来週には梅雨入りが予想され、今日明日と天気に恵まれるとの予報とは云え、キャンプ場のこの混み様は、4年前はがらがらだったんですけど。なお自転車での1泊料金は以前の600円から500円に値下がりしていました、なんでも以前は300円/日の計算だったとか、ここは車でのディキャンプが多いんですよね。
 なおじさんと明日香村のチネリ怪人VIVVAさんが不参加との事、残念ですが、今年から滋賀県人となったショコラさんも無事に到着。ときかくしっかり冷しながら走ってきたマイブームの「一番搾り<黒生>」を2本空けちゃいました、クーラーボックス様さま。
 ここ2日程皆目寝ていなかった割には遅くまで飲んでいた様ですが、以降記憶が曖昧です。

前日 1日目 2日目

そろそろ越境したいですよね

「ニホンオオカミ像」前にて(東吉野村小川)

 近畿での緊急事態宣言も解除されたものの、油断すると第二波が… などと云われると自粛ムードもなかなか拭えません。
 と云う訳で今日も県内限定で走り出しましたが、ソロで誰とも接触せすに自転車で走っていて、越境しない事にどれ程の意味があるのか疑問ですが。吉野口駅前から薬水、梨とかの袋がけがたけなわの大阿太高原を越えて吉野川に架かる梁瀬橋に下ります。なおこの区間で「京奈和自転車道」のサインの類いは途切れていますが、どのルートになるのでしょうか。

 緊急事態宣言解除、その最初の週末とあって、久しぶりにローディの姿も、さすがにグループライドはないようですが、見知った顔も、Yさんとかおだっちとか。ただ連なって走るバイクの姿が、どうなんでしょうね。
 ところで今日は「麦笑」が営業しているのでカンパーニュでも買って帰ろうかと思っていたのですが、朝からコンビニで現金を下ろそうと思っていたのを忘れ、僅かな小銭しかありません、なんと田舎の郵便局は日曜はATMが動いていない処が、吉野町の新子局も東吉野村の小川局もダメ、結局手元不如意で「麦笑」は通過したのですが、R166旧道沿いの高見郵便局は日曜でも9時~15時の間はATMが利用できたのです。調べてみると郵便局のATMの営業時間って結構まちまちなんですね、田舎へツーリングに行く時には口座のある三菱UFJ銀行がJAバンク、楽天銀行が郵便局と提携しているので、頼りにしていたのですが。
 映画にもなった「ニホンオオカミ像」ですが、こんな「自撮り」に挑戦しました、コンデジのDMC-TZ85、広角側で35mm換算24mmあるのですが、とても一枚に収める事はできません、横長の写真ってブログやSNSのタイトル画像に重宝するのですが、意識してそう云った写真を撮る機会は少ないです。Facebookの場合820×312ピクセルの2.63:1比(スマホアプリの場合640×360ピクセルの1.78:1比)、Twitterは1500×500の3:1比となっています。ここでは2枚の写真、右側はTZ85のインターバル撮影機能を使って「自撮り」していますが、帰宅後「Microsoft Image Composite Editer」と云うフリーウェアでパノラマ合成しています。
 染谷峠への途中でも「自撮り」に挑戦、三脚の高さがない上に可動モニターではないので不自由ですし、タイマー撮影ではフォーカスが思い通りにならないのですが、ちょっといつもと違う趣の「自撮り」です。
 1445 先週13日に続いて宇陀市(旧室生村域)との境界になる染谷峠(710m)に到着。今日は大内峠を西に下ってR369で榛原へ、篠楽、女寄辻経由で帰ってきました。本日の走行102.4キロ、今月既に900キロ超ですが、次の休みにはそろそろ越境したい処ですが…

大和青垣吉野川自転車道の延伸

 近鉄橿原線をアンダークロス、さすがに橿原線と天理線にタイミングを合わせて「自撮り」は無理ですので、合成しています。
 2017年10月13日に佐保川沿いの羅城門橋から三郷橋の4.4キロが供用された大和青垣吉野川自転車道線、京奈和自転車道の一角を成すとの触れ込み、ただこれまでは作りやすい処だけ作った感も無きにしに非ずだったのですが、三郷橋以南の佐保川べりは近鉄天理線と橿原線と交差していて従来から踏み切りがなく越える事ができず、自転車道がアンダークロスする計画に期待していたのですが、「コロナ禍」の渦中、3月末頃には供用されていた様で、昨日今日と走ってきました。
 今まで自転車道の南端だった県道193号筒井二階堂線の三郷橋西詰からスタート。近鉄天理線の手前まで佐保川右岸を走り天理線の線路をくぐります、以前から二輪なら線路沿いに平端駅まで抜ける事ができましたが、堤防に沿って近鉄橿原線をくぐり、再び佐保川右岸堤防上を走り高橋の手前までが新たに整備された区間で、自動車の進入ができない様になっています。
 近鉄天理線と橿原線に挟まれた250m程の区間は堤防の内側を行きます、真新しい舗装とブルーラインが。なぜか橿原線と交差する部分は以前から築堤ではなく鉄橋になっていて、自転車道でなくとも道路の計画があったのかが少々謎です、もし築堤だったら自転車道がアンダークロスするのは難しかったかも知れません。
 橿原線をくぐると佐保川右岸の堤防上に取り付きます、以前は河川管理道路で手前で行き止まりだったので進入できませんでしたが、新たにブルーラインだけが引かれた様です。
 佐保川に架かる高橋の手前で奈良県道108号大和郡山広陵線と合流(写真は振り返ったもの)、「京奈和自転車道」の案内標識が建っています。ここまでが自転車道として新たに整備された区間です。
 自転車道を示すブルーの矢印に従い佐保川と大和川が合流して最初の橋「板屋ヶ瀬橋」を渡ります。
 「板屋ヶ瀬橋」から350m程で「県立浄化センター公園」を起点としている「大和中央自転車道(県道273号大和郡山田原本橿原自転車道線)」と合流するのですが。


 ただこの先「大和中央自転車道」は飛鳥川に架かる保田橋の手前までは歩道だったり畦道を少し拡げて舗装しただけとか自転車道とは名ばかりの悲惨な状態です。


 この先「京奈和自転車道」の案内は「飛鳥葛城自転車道(県道274号明日香大和高田広陵自転車道線)」との合流点となる葛城川に架かる桜橋までないのですが、手前の曽我川を渡る小柳橋が現在架け替え工事中です、そこまでのルートが良く判りませんが、現状の「大和中央自転車道」をなぞるのだけは止めておいて貰いたいものです。ともあれ板屋ヶ瀬橋~三郷橋間の供用で大和川下流側から奈良市街へのルートとしての利用価値は充分あるかと。