「奈良県」カテゴリーアーカイブ

RRCB 大和高原早朝ラン

 RRCB(Restoring and Riding Classic Bicycles)の夏の恒例行事「大和高原早朝ラン」に参加してきました。と云っても仕事の都合で針テラス(名阪国道針I.C.)7時の集合にはとても間に合わないのですが、先々週の「ヴィンテージレーサー観賞会」、先週の「奥千丈林道」とRRCBの行事に参加できなかったので、頑張ってコースを逆回りして迎撃、合流する事にしました。ところで「大和高原早朝ラン」いつごろから始まったのでしょうね、真夏の一日朝の涼しいうちに標高のある大和高原の50キロ余りのコースを駆け抜けよう云うものです。昨年は不参加でしたが最近では一昨年に参加させて貰っています。
 自宅の桜井市ではなく橿原市内の出先を出発したのが0840、初瀬街道(横大路)を東へ走り長谷寺から<38>桜井都祁線へ、一番の難関が初瀬ダムです。一行は針テラスをスタート、山田から田原と須川ダムの下流、京都府との県境近くまで北上した後、柳生経由で布目ダムまで戻って来るのですが、既に柳生だとか、これはちょっと早すぎ、エイドポイントになっている布目ダムでの冷たいスイカにはありつけそうにありません。
 10時半頃には針を通過し小倉から<127>北野吐山線へ、一行はとっくに布目ダムに到着して冷たいスイカを頬張っている様です。このままダムに向かっても途中でトンボ返りになりそうなので、コース上で一番嫌な坂である<80>奈良名張線と合流する北野口で待ち構える事にしました。ところでここからは日本の原風景とも云える素晴らしい山村風景を見下ろす事ができます。
 計算通り一行が坂を上がってきました、先頭は明日香村のチネリ怪人vivvaさんです。参加者はドタもあって私を含めると16名との事です、プログレスの三島さんの姿も。(写真右:kiyaさん)
 北野口から<127>北野吐山線を折り返します。起点の北野から下深川まで未改良区間が続きます、渓流沿いの木陰が続き真夏でも快適、<25>月瀬針線と広域農道に挟まれて通う車も殆んどありません。


 針テラスには丁度お昼前に戻ってきて「王将」へ直行です。「王将」の前にサンジェ、チネリ、デローザ、ロッシンetc.の名車が並びます。

 今日は16時から有志が再来週の鈴鹿でのチームTTの練習との事で、昼食後はそれまでの間に山辺高校の近くにある「ミモザガーデン」にスイーツに行く事になりました。並松(なんまつ)池を見下ろすデッキのある素敵なカフェです、私は「なつみかんのかきごおり」を頂きました。(写真左:ショコラさん)
 午後2時に「ミモザガーデン」を後にし集合場所の針テラスへ戻りますが、自走の私はここでお別れし帰途に就かさせて頂きましたが、来年はフル参加で。本日の走行59.8キロ。

 

 当日の写真をうちのHPの「ツーリングの記録」にアップしています。[BICYCLE]→[ツーリングの記録]→[2017]とたどって下さい。なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧頂けません。ログインは’2017’、パスワードは「CanCan謹製卓上カレンダー 2017年版」奥付右下の数字です。以前のログイン、パスワードも現時点では使用できます。私の撮影分に関しては参加者の方は再利用して頂いて結構です。

 ショコラさんのレポートはこちら

 

ヘキサ・コレクション(奈良県)

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 まぁ道路元標に限らず昔から妙なモンを集める悪癖がありまして、ヘキサ即ち県道路線番号案内標識。暫くほってあったのですが、最近思い出した様に幾つか拾ってきましたんで、整理してみた訳です。黒い部分は欠番、グレーの部分は未収分ですが、県道であっても必ず建っていると云う訳でもなく、<12>堺大和高田線などは奈良県側は全線国道165号線と重複しているために、県道番号案内標識なんぞは建てるに建てられない訳でして、しかし経路の途中が国道と重複しているならともかくとして、起点寄り終点寄りに重複区間があるなら外してしまえばと思うのですがね。
 

20161022b.png 奈良県では100番までの地方主要道はともかく、以降の3桁県道は正式の路線番号案内標識がなく、補助標識があるのみと云う路線が結構あります。 和歌山県なんぞはさすが徳川御三家の末裔、ケチ臭い事はせずにしっかり正規の標識が建っています。 対して「三重乞食」と云われるだけあって、三重県では無駄ものは建てないと云う訳か、ガードレールにシールを貼っただけと云うのが多くて、われわれコレクターには残念なのであります。

 
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 こんな馬鹿な事を長い事やってますと、国道に格上げなんて御目出度い話ではなく、<204>下田良福寺線の様に格下げされて県道でなくなってしまったのもあって、なかなかのコレクターズアイテムに。
 
20161022d.png しょせん県道番号なんてお役所が適当に付けている様ですが、一応「道路法」に従って県告示が行なわれる訳でして、県によってはなんらかの分類も行なわれている様な。特に地方主要道を除く県道では都府県を跨ぐ場合、最近では700番台を両県が示し合わせて使用する様になっている様です。昔は同じ路線名なのに県境を跨ぐと路線番号が変わるなんて事があったのです。奈良県の場合では大阪府とは700番台、和歌山県とは730番台、京都府とは750番台、三重県とは780番台が使用されています。これはこれで道路元標ほどではありませんが、なかなか奥が深いのです。
 
 奈良、和歌山、三重の3県は紀伊半島の県道を走り潰していた頃に、和歌山県は残り10件まで迫っているのですが、地元にも拘わらず奈良県は、ちょっと紀伊半島とは云えない北部へは行ってない事と、補助標識では面白くない事もあって20数件残してしまっています。所詮はサイクリングのツマみたいなものですので、桜井と云う恵まれた環境に暮らしていると生駒くんだりまで走りに行こうと云う気がおこらないものでして。京都府や兵庫県も道路元標の宝庫でもあるので結構走り回ったのですが、その頃はヘキサ蒐集熱が冷めていたもので、殆どコレクションしてなかったのが、今から思うとちょっと残念ですが、今さら行くつもりもね。 ローディの間で人気のダムカードも、今さら県下のダム巡りするのもね。
 
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大和青垣吉野川自転車道線とは

20161022a.jpg 2月の事ですが、郡山の佐保川界隈を走っていた折に見掛けた道路工事の看板、「大和青垣吉野川自転車道線舗装工事」と聞きなれない名称の自転車道の名前があがっていたのですが…
 
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 最近になって奈良県の県道につぃて調べていたら6月3日付けで次の様な県告示が出ている事を知りました。内容はご覧の様に「大和青垣自転車道線」を道路法に従い認定すると云うものなのですが。自転車道であっても県道であれば、ちゃんと路線番号も付く訳でして。いわゆる「奈良自転車道」には県道266号奈良西の京斑鳩自転車道線、「大和中央自転車道」には県道273号大和郡山田原本橿原自転車道線は、そして「飛鳥葛城自転車道」には県道274号明日香大和高田広陵自転車道線と云う番号が振られています。奈良県では見かけませんが、和歌山県や三重県ではちゃんと路線番号案内標識いわゆるヘキサが設置されている路線もあります。
 
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 しかし前にも書きましたが奈良県では道路法に付けられた正式名称と愛称?が標識にまで混在していて、中には「ならクル」のサインまで並んでいる始末、訳の判らんと云うか誤解を招きかねない迷惑な話でもあります、閑話休題。さて話は戻って「大和青垣自転車道線」とはこの様な経緯によるものらしいのです。
 
20161022h.png しかし誰がブチ上げたのかは存じ上げませんが「全長75キロ、奈良県縦断サイクリングロード整備へ」(報道資料)に基づく「京都・奈良・和歌山における自転車を活用した広域観光活性化計画」(県PDF資料)によるものらしいのです。
 概ね奈良市から大和郡山市にかけて佐保川沿いに新たに自転車道を整備し、既存の3つの自転車道である奈良西の京斑鳩自転車道線~大和郡山田原本橿原自転車道線~明日香大和高田広陵自転車道線を継いで吉野川河畔に至ろうと云うものです。この様な自転車道の整備が、現状の自転車道の利用形態や利用状況からみて、どれ程意義のあるのものかは疑問ですが、部分的には歓迎できる点もなくはないです。奈良市街から佐保川沿いに大和川河畔に至るルートの整備プランはなかなか興味深く、現状では佐保川右岸の車道が舗装されているもののと路面状況が非常に悪い事、左岸には未舗装部分がある事、近鉄平端駅東方で近鉄天理線と橿原線に分断されてしまっている事が問題点としてあげられますが、自転車道として整備し鉄道部分をアンダーパスする点は非常に魅力的です。その他一般に公開されいる資料からは詳細なルートは判りませんが、御所市からは大阿太高原を越えて吉野川河畔に下る案は、私が帰路に良く利用しているだけに我意を得たりと。ただできれば阿田橋から南は県道<39>五條吉野線に沿うのではなく、右岸の市道を設定して貰いたかったですね。
 ちなみに「大和青垣吉野川自転車道」のネーミング、国定公園にもなっている「大和青垣」の名称ですが、春日断層より東の大和高原を意味するもので、「なるクル」の「T-1大和青垣ルート」は柳生から針方面に南下しているので異存はないのですが、大和盆地の真ん中を縦断するこの自転車道が「大和青垣」とは如何なものでしょう。なお県PDF資料の2枚目右上で「古都奈良の文化財(東大寺)」として紹介されている写真は、「ならクル」のフォトコンテストで最優秀賞を頂いた私の作品です、コラージュみたいであまり気に入った写真でもありませんが、何の連絡もなかったのですが二次使用権を譲っているだけに仕方はないものと、ただ何かで使ってくれるなら教えてねと云ってあったのですが。水戸岡さんの名前はクレジットされていても、私の名前がないのはネームバリューの差(^_^) さてこの計画は平成28年度から32年度にかけて13億4,500万円が事業費として計上されている事もお忘れなく。県がサイクリストをダシにして自分達と業者の為に、効果のない事業をまたやっているなんて云いたくないもんです。

「案山子コンテスト 2016」

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 先週に続いて明日香村稲渕で行なわれている「案山子コンテスト」を覗きに行ってきたのですが、明後日に投票を控えて作品が出揃っているのかと思っていたのですが… 先週と変わりありません、毎年素晴らしい作品で愉しまさせてくれる常連さんの出品がない様です。 それが理由ではないと思うのですが、今年は全体に今一つですね。
 
20160916b.jpg 幾つか紹介しておきますが、去年と比べると寂しいですね。 ところで彼岸花の方は一気に咲き始めています、写真としてもこちらの方が収穫があった様な。
 
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「十津川~龍神キャンプツーリング」2日目 ②

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逢坂隧道
 

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 旧中辺路町福定(現 田辺市)でR311に一旦入りますが、幾らも走らない内に旧道へと。 ここから本宮へは2つの峠を越えて行かなければなりませんが、まずは逢坂峠の逢坂隧道へ向かいますが。 やはり昨日と同様、暑くなってくるとまったく持って足が回らなくなります。 写真は福定から逢坂隧道への途中にある宝泉寺の大銀杏(写真 : Vivvaさん)、福定には以前は国道沿いに自販機があった様に記憶していたのですがあてが外れ、お寺の駐車場には山の水を引いた蛇口があって、この炎天下大助かりです。
 この先「通行止」の看板がでていたのですが、先に行った連中もお構いなし、私もさして気にはしていなかったのですが、暫くするとVivvaさんが引き返してきます、トンネルはゲートがしてあって入れないとの事、後1キロとないここまで登ってきて、ちょっと諦められません。 とにかく検分を、左右に人はすり抜けられる隙間があるのですが、サイドバッグを付けたキャンピングはともかくとしても、素の自転車のハンドルを回してもすり抜けられそうにありません。 上から越えられないかとやったみたのですが、高さもあってかなり難しそうです。 トンネルを抜ければもちろん下りですが、熊野古道と合流し近露の村を眼下に見下ろすビューポイントがあったのですが。
 Vivvaさんとエビさんが頑張ってくれたのですが、どうにも突破は叶わない様で、入口を入れても当然に出口も同じ状況である訳でして。 迂回路と云うかせっかく登ってきた道を国道311号まで戻り、現在の逢坂トンネルまで再び登らなくてはなりません。 諦めのついた人から引き返して下って行きます。
 
20160813v.jpg 道の駅「熊野古道中辺路」にて。 逢坂隧道を敗退してせっかく登って来た旧道を再び福定まで下り、国道311号を逢坂トンネルへ向かいます、トンネルまでの日影のない車の多い登りの辛かった事、逢坂トンネルは自転車の走れる様な歩道のない1,700m余りのトンネルです。 道の駅はトンネルを出てすぐ、何人かは既に食事中。 私は食欲もないのでかき氷を頂いて、めはり寿司を買い求めておきます。
 全員がそろって近露へ下り再び旧道へ入りますが、旧R311と熊野古道とが交錯しながら小広峠へと登って行きます。
 
20160813u.jpg 小広峠への途中にある野中の清水、さすがのギンタロウさんもドボンは遠慮されてますが、たっぷり浴びていた様な。
 
20160813w.jpg 野中の清水を出て小広峠へ向いますが、少しパラパラと降ってきたので、新高尾トンネルの前の四阿に入ります、何やら1人足らないのです。 ヤマタンさんがいないのです、そう云えば野中の清水でもいなかった様な、14年前とは云え私とヤマタンさんがこのルートを走っているので安心していたのですが。 ようやく携帯fが繋がったのですが、野中の清水の手前で間違って下ってしまい新道へ、仕方なく小広トンネルを抜けてしまったそうです。 ともあれ本宮側の何処かで合流できるでしょう。
 しかし逢坂峠と小広峠、何度かこえてますが、良く降られてます。 雨雲レーダーによると少し待てばかわせそうなんですが。
 
20160813x.jpg 小広峠からの下りは旧道を縫って走るつもりでいたのですかま、雨はおさまりそうにありませんし、時間もおしているので、新道を突っ走ります。 案の定湯峯温泉界隈まで下ってくると、雨はおさまり路面も濡れていません。 国道168号に入り熊野本宮へ、無事ヤマタンさんを補足。
 
 国道168号の奈良和歌山県境は川沿いとは云えちょっとした峠道になります。 果無山脈の東の端が新宮川(十津川)へ落ち込む場所で、深い峡谷になっています。 二津野ダムと云うダムがあるのですが道路から殆んど見えません。 県境はこの峠道の南側の取り付きにあるのでしすが、十津川村南端の七色集落から国道は山腹に張り付くように標高を上げて行きますが、現在ではピークのやや南側まで1,700mに及ぶ七色高架橋が共用されていて、旧道をのんびり走って行く事ができます。 十二滝の手前で七色高架橋と合流し、2つ目のトンネルでようやく登りが終わります。
 
20160813z.jpg デポ地の「昴の郷」まで後僅かと云う処でエビさんがパンク。 18時20分、皆さんの足を引っ張ったにも拘わらず、私が最初に「昴の郷」に戻ってきました。
 本日の走行76.1キロ、キャンピングが2日で150キロ、獲得標高2,000m以上と云う過酷なツーリングでしたが、最高の仲間と思い出に残るツーリングとなりました。
 
 
 

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「十津川~龍神キャンプツーリング」1日目

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国道425号線 奈良県吉野郡十津川村西中にて
 
20160812b.jpg 夜中のうちに神奈川からのエビさん、枚方からヤマタンさんが到着していた様で、村内の宿に前泊していたタモさんが到着して8名が揃い、「十津川~龍神キャンプツーリング」まずは標高815mの牛廻越に向けて出発です。 今回は私にタモさん、ギンタロウさんが4サイド、あびさん、なおじさん、ヤマタンさん、エビさん、Vivvaさんフロント2サイドに概ね大型サドルバッグと云った組み合わせです。
 ところで牛廻越とは奈良県十津川村と和歌山県の旧龍神村(現田辺市)を結ぶ2つのルートの一つで現在は国道425号線にこそ指定されているものの、国道418号、439号と並んで日本三大酷道とまで呼ばれている険しい道です。 同様に十津川村と旧龍神村を南寄りに並行して結んでいる県道735号龍神十津川線は引牛越と呼ばれており、道路状況は似たり寄ったりと云った処です。 何れも十津川往来をルーツとしているのですが、牛廻越は紆余曲折を経て昭和40年代には県道となり、平成5年に国道425号線となっています。
 
20160812c.jpg 私が初めて牛廻越を越えたのは30何年か前だと記憶しているですが、最近は2010年に川津今西林道に入るために玉垣内まで通ったのが最後で、峠を越えるのは14年ぶりになります。 暫くは十津川(新宮川)の支流西川に沿った集落の中をアップダウンを繰り返しながら進みます。
 
20160812d.jpg 交通量はたまに地元の軽自動車が行きかう程、ただお盆休みとあって行楽や帰省の車が少し入ってきます。 集落を継いで走る道を、村の人達と朝の挨拶を交わしながらのんびりと往きます。 こんな風景にはやはり日本の旅自転車が似合います、コスプレまがいのジャージをまとったレーサーで駆け抜けて行くのはどうなんでしょうね。 しかしアップダウンを繰り返すだけで一向に標高が稼げません。
 
20160812e.jpg 小さなトンネルを抜け小坪瀬(こつもぜ)の集落を過ぎる辺りから、ようやく峠道らしい登りが始まります。
 
 
 
 
 
 
20160812f.jpg 最後の集落となる迫西川(せいにしかわ)前後ではかなり斜度がキツくなってくる上に、木陰が少なくなります。 昨日100キロ以上走っているとか、病み上がりとか関係なく、自分では調子が悪いと思ってはいないのですが、急坂では思うように足が回らず、前を行く一行からどんどん離されてしまい、道端の木蔭を見付けては転がって休む始末。 しかし皆さん元気な事と云ったら。 上の写真はあびさんから頂きました、実は峠に着くまでの何時間か全く写真を撮っていないのですよ。
 
20160812g.jpg 12時42分、ほうほうの体で牛廻越に到着、30分は待たせてしまった様な。 出発前の予習ができなかった事、過去に何度か走っていると云う曖昧な記憶、良く似たロケーションの引牛越と記憶がごっちゃになっている様で、すいぶんイメージと違う行程でした。 本来は11時までには峠にたどり着ける心づもりでいたのですがね。 なおじさんが色々と食べ物を準備してくれているのですが、飲み物も底を付いている事もあって喉を通りません。
 
20160812h.jpg 峠を越えれば龍神温泉まで16キロ、登り返しこそありますが標高差400mのダウンヒルです、但しガードレールの整備されていない狭溢区間で、自動車にとってはR425で最も大変な区間でしょう。 (写真 : Vivvaさん)
 
 
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 小又川バンガローまで下れば自販機があるなので、ここまでノンストップで下ります。 但し道路から自販機のあるバンガローまではかなり降りて行かなければなりませんが。
 
 
 
20160812j.jpg 遠来のゲスト、エビさんもおられますので、折角ですから写真だけでもと龍神温泉に立ち寄ります。 龍神温泉から旧龍神村役場のあった西までは14キロ、国道371号線は改良され交通量も多くひたすら走るだけ、下り基調なのが救いです。
 
20160812k.jpg 旧龍神村役場だった田辺市龍神行政局の手前にある地元スーパーで買出しです、都会のスーパーの様に洒落たものこそありませんが、生鮮を含めそこそこのものが手に入ります。 買い食いする人やら、アイスクリームをほおばる人やら。
 
20160812l.jpg 今日の目的地「丹生ヤマセミの郷」まで後13キロ、県道735号引牛越に少し戻る形になります。 日高川の支流丹生ノ川に沿った道、多少アップダウンによるロスはありますが標高差は150m程。 途中にはB29墜落慰霊碑とか清明神社とかがあるので、ご案内したい処なのですが、既に16時近くになって時間の余裕もありませんので、またの機会に。 ともあれ16時半にはエビさん、なおじさん、何故か私の順番で到着。 しかし最後2キロのなおじさんの速い事と云ったら、「ヤマセミの郷」へ下る分岐での写真(右)を撮ろうと付いて行くのが精一杯でした。 なんでも「ビール」「温泉」と唱えながら走っていたとか。
 
20160812m.jpg 道の駅「龍神」にデポして「丹生ヤマセミの郷」に向った、別動隊の九度山人さんが、既に到着してキャンプ場とかの手続きとか済ませてくれていますので、とにかく荷物を下ろしてテントの設営を済ませて温泉へ。 到着するなり服のまま川へ飛び込んだ方々も若干3名。 車で来ている賢ちゃんを加えて、今夜は総勢10名の宴、例によって持ち寄り宴会の始まりです。
 「昴の郷」から74.5キロ、実走時間は5時間台とは云え真夏の8時間、獲得標高1,078mのタフなキャンプツーリング1日目でした。
 
 

「十津川~龍神キャンプツーリング」へ

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 今年のお盆はのんびりしていようかと考えていたのですが、7月3日伊賀上野での「ヴィンテージレーサー観賞会」の帰り、便乗させて貰ったヤマタンさんの車中で、お盆に息子とキャンプツーリングに行こうかと考えてるけどエエ処ないかなぁ、と云う話題。 じゃ昔一緒に行った和歌山県龍神村(現田辺市)の「丹生ヤマセミの郷」なんかどう、とコースなどの相談に乗っている内に、すっかりこっちもソノ気に。 じゃ休みを調整して一緒に行こうと云う話がだんだんエスカレートして、最近立ち上げたFacebookのグループ「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」のオフ会も兼ねてやろうと云う事に。 私は「丹生ヤマセミの郷」へは7年ぶり4回目になるのですが、デポ地を「昴の郷」にしてR425牛廻越~阪泰林道~中辺路と周回ルートを組むのは14年ぶり、その時も今回と同じくヤマタンさんと牛廻越で龍神入りし、遅れてやってくるUG兄さんとkondoさんが引牛越を越えて「ヤマセミの郷」で合流すると云うそんなプランでした。
 
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 ところで久しぶりの真夏のキャンプと云う事で夏用の寝袋と新調したテント、並べてみるとかなりコンパクトに、これならサイドバッグ4つに殆ど収まるのではと、調子に乗って食材とか買っていたら、結局はテントはパニア台の上に、いつもとあまり変わらないいでたちとなりました。
 

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 デポ地までヤマタンさんの車で3人3台は積めなくもないのですが、輪行並みにバラさなくてはならないので、帰りはお世話になるとして往路自走を企てみて、R169~R425と大回りして十津川へ入るのも面白いかなとも思ったのですが、先日からの夏風邪のせいでまだまだ本調子でもないので、無茶せずに基本最短のR168を南下する事にしました。
 
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 10日お昼に仮眠を取っておいて夕刻から準備を始め、天辻を涼しい内に越えたいと云う思いで、未明3時前に桜井を出発する事に。 一応JR吉野口駅前から重阪(へいざか)峠を目指すつもりで明日香村を抜けて行きます。 真夜中ですので走っている車も殆どないのですが、1台の黒い乗用車とすれ違ったと思っていたら、暫くすると戻ってきます、どうやら覆面パトカーの職質の様です、まあ時間も時間ですし、どうみても不審とまで行かなくても普通やない自転車ですからね、行き先と住所氏名をはっきりさせれば後は世間話です、どうやらポケモンGOで未成年者の補導が目的の様です、明日香村界隈にも結構いるんでしょうね。
 吉野口を過ぎ薬水まで来たところで、重阪を越えずに福神の旧道を車坂峠へ抜ける事にルート変更、遠回りにはなりますが、五條からR168を走るのはどうも気が進みません。 千石橋を渡り樺の木峠を越える頃には空がしらみ始めてきました。 城戸(じょうと)でR168に入り宗川渡(写真左上)から旧道へ入ります。 こんぴら館近くでの通行止は解消され旧道は再び通行止になっているのですが、せっかくの仮設橋をまさか撤去はしていないだろうと云うのが唯一の頼みなんですが。
 立川渡からの毘沙門天の激坂をどうにか漕ぎ上げ、西吉野大滝(右上)の前で道路に転がって大休止、なにしろ車がやってくる心配だけはありません、適当に補給食を口に入れます。 仮設橋もちゃんと残っていました、山側斜面を確認してみると、仮設橋ができる前に残っていた自転車と人が通れるだけの幅の路盤は完全に崩されていて、仮設橋が撤去されていたら全く通れない状態になっていました。
 新とは名ばかりの新天辻隧道(写真左下)を抜け阪本へ下りますが、実は今日は7月31日に行なわれた「野迫川~奥千丈林道サイク」のパート2として「奥千丈林道サイク 」が予定されていて、そちらの集合時刻が旧大塔村の「夢の湯」8時半と云う事なので、R168のどこかで追い越されるかなと思っていると、案の定休憩していた昭和館の前で何台かが。 (写真右下)
 
20160811f.jpg 「夢の湯」の駐車場に下りて行くと、皆さん出発準備に余念がありません。 今日は走らずにサポート係に徹するUG兄さんから、サポートカーに乗って美味しい処だけ走ったらと云う有り難いお誘い。 前泊組のあびさん、なおじさん、vivvaさんと平瀬キャンプ場で落ち合う夕刻まで、たっぷりある時間は十津川で温泉めぐりでもしようと思っていたのをやめて便乗させて貰う事に。
 
20160811g.jpg 先週は野迫川村役場のある上垣内から高野龍神スカイラインに取り付いたのですが、今回は大股~北今西~弓手原と走りスカイラインの箕峠へ登るコース、距離も標高も大きくなるのですが、車も少なくストレスがない処か川原樋川沿いのコース、秋の紅葉も素晴らしいですが、清流と眩い緑が最高です(写真左上)。 その部分を車から下ろして貰って走らせて貰いました。 箕峠から護摩壇山までは再びサポートカーに載せて貰い、まさに美味しい処どり。 護摩壇山で全員揃って休憩(写真右上)の後、メインの奥千丈林道、幾つかの登り返しがあるものの標高差1,000m近い下りなのですが、風屋ダム湖畔まで下っても平瀬キャンプ場までは約15キロあり今日の100キロ超えは確定、明日以降に余力を残して起きたかったので、そのまま便乗させて貰う事に。 先回りして展望の良い処でカフェ「ハイエース」の開店準備をば(写真左下)。 前回は5台がパンクの憂き目に遭うと云う状況だったのですが、今回の犠牲者はまえださん1人。 しかし私と同様に明日から「十津川~龍神キャンプツーリング」に参加するギンタロウさんが、脚が吊って動けないとか、大丈夫なの。
 
20160811h.jpg 風屋ダム湖畔の川津まで下ってきました。 ここで荷物一式とasuka号を下ろして出発準備を整え、本日の紅一点まいちゃんとツーショット。 ここまでは段取り通りだったのですが、先に行っているvivvaさんと連絡が取れると、平瀬キャンプ場は使えないとの事、今年GWに利用したと云うレポートがネット上にあったのですが、その上第二候補の池穴キャンプ場は5年前になくなっているとか、十津川村のHPにはしっかり掲載されているのに、どういう事。 とにかく27キロ先の明朝の集合場所「昴の郷」へ急ぎます、しかし今や十津川街道R168は長大トンネルの連続です。
 
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 途中、十津川温泉「庵の湯」に立ち寄り汗を流し、暗くなる直前に「昴の郷」に到着、大きな声では云えませんが、広場の隅っこで一同野営と云う事に、って既にあびさんとvivvaさんは宴会を始めていますが。 この夜はおニューのテント、インナーは前面メッシュ、フライもかけずに星空を見上げながら休みました。 本日の走行、途中サポートカーでキセルしたものの117.6キロ。
 
 
 集合写真を含む「奥千丈サイク Part.2」の写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2016]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、CanCan謹製カレンダーの奥付等でご確認下さい。
 

野迫川~奥千丈林道サイク

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 今日はUG兄さんの音頭で奥千丈林道へ行く事になりました。 奥千丈林道は和歌山県の護摩壇山から奈良県十津川村風屋ダムに抜ける林道で、五條市大塔町の温泉施設「夢の湯」にデポし、野迫川村を横断し奈良和歌山県境の稜線沿いに縦走する高野龍神スカイラインに取り付き、高野山まで輪行してきたメンバーと合流しようと云うプランです。
 
 奥千丈林道は30年程前に護摩壇山までMTBをバス輪行して一人で走った事があります、当時は県道となる十津川村杉清付近まで延々とダートが続いていました。
 
 「夢の湯」を出発し県道<734>高野辻堂線に入りますが、県道と云っても併用区間を除けば99%1.5車線と云う険道です。 その上先年の災害で工事が今なお続いており、数100m写真の様なダート区間を走って行かなければなりません。
 
 爽やかな川沿いの道を走って、川原樋川林道に入る鉄橋のところまでやってきました、この林道が通れなくなってもう何年になるのでしょうかね。 この辺りまでは坂と云う坂もありませんし余裕をかましていたのですが、この後パンクの神様の洗礼をまずT御大が受ける事になります。
 
 約束の時間には間に合わず、先着していた3名様を待たせてしまいましたが、とにかく高野龍神スカイラインの野迫川口に到着しました。 ここでFさんからの差し入れ、良く冷えた水羊羹です。
 
 野迫川口で参加メンバーが揃って総勢9名となり、スカイラインを護摩壇山に向いますが、休日とあって車と単車が多いですね。 若干1名が遅れている様なので箕峠で待ちますが、一向にやってこないのでPROGRESSのM店長が迎えに走り、時間も押してくるので各自持参の弁当を広げる事に。
 その後連絡がついたものの、パンクはパンクでもこのまま今日のコースを走る抜けるのは難しい状態らしくM店長とデポ地に引き返す事に。
 
 奥千丈林道へは護摩壇山の駐車場の数100m手前から分岐しているのですが、「鶴姫」も清水山の家も店じまいしている現在では高野山と龍神温泉との間、スカイライン上には補給できる処は花園物産販売所とスカイタワーしかありません、もちろん奥千丈林道も杉清まで下らなければ自販機すらありません。 薄曇と云う事もあるのですが、標高1,280mの護摩壇山は暑さ知らずです。
 
 いよいよ奥千丈林道です、伯母子岳登山路への分岐あたりまで稜線沿いの展望の良い道が続きます。 ダート時代と比べると植生の成長で荒々しい雰囲気とは変わった様です。 時間がかなり押していますのでゆっくり写真を撮っている時間がありませんが、いつか「自撮り」に訪れたいものです、展望の良い稜線沿いも良いですが、下り基調となる後半は広葉樹が多く、紅葉も良いのではと。
 
 車がやって来ないのを良い事に車座になってコーヒーブレイク、時間が押していても、これは外せません。
 
 3人目の犠牲者はつっちーさん、ひとごとと笑ってられません、この直後には私がパンクです。
 
 
 
 
 奥千丈林道は集落の手間井から県道<733>川津高野線となるのですが、道は却って悪くなる様な、舗装は痛み砂利が撒かれてダート以下、水溜りもあります。 そしてとどめにvivvaさんが前輪パンクして転倒、5人目の犠牲者です、その上少々擦りむいた様です。
 

風屋ダム近くまで下ってきた処で雲行きが怪しくなり、R168に出る手前の川津大橋に着く頃には本降りになってきました。 雨雲レーダーによると無理せず雨宿りした方が良さそうなので暫し木蔭で凌ぎます。

 
 R168に出てからは降られる事なく、谷瀬あたりまで来ると降っていなかった様な感じです。 リタイアして大塔に引き返したお2人は温泉でまったりしていたそうなのですが、一向に帰ってこないので心配になって様子を見に戻ってきてくれました。 残り僅かの距離なのですが、調子の悪かったH氏を回収して貰う事に。 どうにか真っ暗になる直前にデポ地に戻りましたが、愉しみにしていた温泉には間に合わず、帰途に就く事になりましたが、久しぶりにがっつり走らされた一日でした。 橿原までの回送を含めて本日の走行105.9キロ。
 
 例によって集合写真を含む写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2016]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、CanCan謹製カレンダーの奥付等でご確認下さい。
 
 

やる気無いのネ 奈良県道路環境課

20160722a.jpg 今日は一日時間があるので何処かへ走りに行こうかと、ここ最近大和高原づいているし、そう云えば6月に続いて今月もまだ東吉野へ行ってないのでは、と云う事で芋峠を越え川沿いに遡上するいつもの定番コースを走る事にしました。
 一応は重いカメラと三脚を積み「自撮り」の準備を整えて出掛けたのですが、もとより月一で走っていたこのコース、正直「自撮り」のネタは尽きているのですが…
 芋峠~高見川河畔~オオカミ像~丹生川上神社~高見山定点観測ポイント~投石の滝~染谷峠~室生ダム~と走り、女寄峠をバヒュンと下ってお昼過ぎにクソ暑い下界に、案の定三脚の出番はなかったですが、がっつり108.5キロを走って帰ってきました。
 
20160722b.jpg ところで吉野川沿いの道と云えば「ならクル T-1 大和青垣ルート」の誤表記、設置以来5年になるかと思うのですが、知ってか知らずかそのまま放置されています。 R370吉野町菜摘と矢冶の2ヶ所、4キロの隔たりがあるのですが、柳生までの距離はいずれも48キロになっています、走れども距離が縮まらないミステリーゾーン、柳生への道は遠いのであります。 どれだけの人がこの標識を頼りにしているかは疑わしい処ではありますが、判ってて県の恥を晒しておくのも忍びないので、5月に「ならくる」宛てにその旨をメールしておいた処。
 
奈良県道路環境課 自転車・交通企画係■■と申します。
 「ならクル」をご利用しただきありがとうございます。
 報告ありがとうございます。
「ならクル」サインの誤記については、現地確認させていただき対応させていただきます。 よろしくお願いします。 (原文のまま)
 
 との回答、これで一件落着と思いきや足掛け3ヶ月、一向に直っていないやおまへんか。 恐らく菜摘の方が52キロ位になる計算なのですが、当面は訂正シールでも作って貼れば済む話ではないかと、無視無策、やる気ないんでしょうかね。 それに世間の礼儀なら、現地調査の後、報告位してくるのが常識だと思いますがね。 ところでメールの発信元が「奈良県道路環境課(外部)」となっていた処をみると、おいおいこれも外部業者に丸投げかい。 以前に「なるクル」のフォトコンテストの不手際でお詫びの電話を入れてきた方も、実は業務を嘱託されていたとか。 頭下げる時位は自分で下げろよお役人!
 
20160722c.jpg さすがお役所、こう云った形のものは対応が早かったです、助命下萩線は正しくは県道245号、明日香村祝戸の標識左折方向は多武峰見瀬線で県道155号が正解、供用前日の写真でカバーがかかっています、今や近隣の坂馬鹿のメッカに。
 しかし「ならくる」の距離誤記で迷惑する人がいても、県道番号間違って困る人はそうはいないでしょ、しかしこれに気が付いた私が普通ではないのか。
 
20160722e.jpg 本名、別名、愛称、乱立する奈良県の自転車道の標識、そして知らないうちになんだこれは「上北山ルート 北部一周コース」「行者還コース」、なにやら水面下で次なる企みが。
 
 
 
 結局「ならくる」なんて「奈良県自転車利用促進計画」とやらで結構な口上を唱えて、サイクリストをダシにして、自分たちと業者の仕事を作って、利用活用されていようといまいお構いなし、後はほったらかし。 にも拘わらず性懲りもなく「全長75キロ、奈良県縦断サイクリングロード整備」とやらで27年度補正予算に3,100万円を計上したとか。
 
 ちょっと待てよ、私の指摘を受けて県の担当氏は「現地確認」に出たのかも、さすがに県庁にスポーツバイクなどなかろうし、公用自転車で県庁を出発しR369を登り円成寺と阪原の坂を越え、そして柳生から「ならくる」の中でも悪名高き「T-1 大和青垣ルート」を「現地確認」しつつ香酔峠の激坂をトラックに迫られながら効かないブレーキで恐々下り、吉野への旅を続けているのかも知れない、まさか入野峠の旧道に踏み込んでのたれ死んでいるのではなかろうか、そう思うと何やら不憫に。 「52キロ」の訂正シールを作って私宛に送ってくれれば両日中には貼りに行ってあげるのに。
 

大和高原早朝サイク

20160710a.jpg
奈良市藺生(いう)町にて 撮影:T御大
 
20160710b.jpg 今日も「自撮り&避暑」モードで大和高原へ上がろうかと思っていたら、T御大から連絡があり三脚は降ろして午前中2人で走る事に、7時に初瀬ダムで待ち合わせます。 いつもの様に笛吹奥宮の水場で一息入れてから旧都祁村へ、藺生町へちょっと寄り道。
 
20160710k.jpg 県道から外れているので他所の人が入ってこない静かな高原の里です。 ここには用水沿いに桜並木があるのですが、この時期はあじさいロードになります、暫し撮影タイム。 
 
20160710c.jpg R369沿いのコンビニで弁当を仕入れて小倉から県道<127>北野吐山線に入ります。 布目川の支流深川に沿った道で、途中渓流沿いの涼やかな道が快適です。 
 
20160710l.jpg 昨日までの雨で水量が豊富です、しかし濁っていないのが素晴らしいです、植生に恵まれた山なんですね。
 
20160710g.jpg 結局布目ダムに出てきました。 まだ9時なんですが、ここで弁当を広げる事に。 
 
 
 
 
20160710h.jpg 梅雨の合間の貴重なお天気の休日とあって、あちこちでサイクリストを見かけます。 と云っても私達以外はロードばかりです、なかには馴染みのあるジャージだったり見知った顔だったり。
 この後、柳生まで下りR369で帰途に就く事にしましたが、布目ダム以降は暑くなってきて走るのが精一杯で写真が一枚もありません。 走行83.8km、平均19.5km/h、獲得標高1,000m少々と頑張って、12時過ぎにくそ暑い下界に戻ってきました。