う~ん ちょっと失敗かも

2015年5月にエンド破損で引退せざる得なくなったKoga-Miyataの後がまに、2015年6月に京都のTさんから頂いたErba号、月日が経つのは早いもので既に7年、その間の走行距離は14,878キロ、輪行35回と大活躍して貰ったのですが、塗装の痛みが酷くなってきました、スチルブルーと云うのでしょうか少しくすんだブルーで、色合わせが難しくタッチアップも綺麗に行きません。特にデカールを貼ってある訳でもないので、そこで自力で再塗装に挑戦する事にしました。

 まずは試しとフロントフォークに挑戦、AMAZONで売っている塗料はがし液とサンドペーパーで塗装を剥がし、塗料は自動車の補修用として販売されているアクリル系塗料、自動車用ですからメーカー、車種に合わせてカラーは豊富でスプレー缶とタッチアップ用がほぼ揃います。ただ一般の塗料の様に原色が揃っている訳ではなく、メジャーな車種に限られています、それでも相当な種類です。元の色に近いものを探しましたが、いすずエルフ用のブルーが一番近いのですが、見た目がちょっと安っぽいですかね。ペーパーとプラサフで下地処理を繰り返し、これなら上手く行きそうです。

 ただ塗装の剥離、フレーム本体となると一般に入手できる塗料はがし液ではラチがあかず前に進みません。5月の琵琶湖キャンプの折に、ショコラさんとniwa-chanさんとその話をしていると、肌に付いたらピリピリする様な強力な剥離剤を使わないとなかなか剥がれないよとの話、それと塗ってからラップを巻いて暫く置くと良いとの事。強力な剥離剤こそ手を出しませんでしたが、ラップを巻く方法はなかなか効果的で、時間はかかりましたがサンドペーパーと併用しながら6月の始め頃には塗装を剥がし終える事ができました。

 小細工せずにブルー1色で済ませるつもりで、毎年8月第1日曜に行われるRRCBの「大和高原真夏の早朝ラン」には間に合うかなぁと考えていたのですが。なおヘッドパーツは抜き工具はありますが、圧入工具がないのでマスキングする事にします。

 ところで「大和高原真夏の早朝ラン」は日程的に参加が難しくなり、ちょうどその頃にRRCBの新しいボトルが届き、ギンタローさんのデザイン(写真左 真ん中)のマークが面白いので、ヘッドチューブとシートチューブを白にしてRRCBのマークのデカールで作って貼ってみようかと欲がでてきました、これが脱線の始まり。なお元々Erba号のヘッドチューブには「コルニャゴ」シールが貼ってありました。たまたま7月2日のゆるゆるCCのサイクでofはやまさんとご一緒したので尋ねてみる事に、デカールと云えばこの人しかいないでしょう。プリンタと市販のキットでもそこそこできそうです。ギンタローさんの許可を得て早速、金色っぽいのと銀色っぽいのを作ってみます。

 しかし塗分けが難しいです、マスキングテープから染み出ていたり、もともとこのフレームのラグとの継ぎ目の仕上げがあまりきれいと云えないのです、剥離の時に綺麗に削っておくべきでした。
 さて作ったデカールを水貼りするのはコツさえ掴めば簡単、デザインにもよりますが、カット部分も目立ちません。しかし相手がパイプだけに位置決めが難しい、ちょっと歪んだかな。
 ところで焼付塗装のできないシロウト塗装では強度がありません、気になっていたのが2液混合ウレタンクリアー、塗膜の強度や光沢が増すそうですが、混合して使い始めると12時間以内に使い切らなくてはならないのと結構高価なんです。7月18日にショコラさんと合った時にその事が話題に、なんでも焼付塗装のできないカーボンプレームはウレタンコーティングをしているのだとか。と云う事で2液混合ウレタンクリアーを入手。
 ところで塗装は何度か重ねて吹いているのですが、些か梨地っぽい仕上がり、吹いている時の距離が近すぎたかなと思いつつ、上からウレタンクリアーを吹けば、あのボテっとした仕上がりになるのだろうと考えていたのですが…

 これで塗膜の強度はあるのかな「うーん ちょっと失敗かも」、ともあれ色々な自転車仲間のアドバイスを受けながらここまでやってきたので、とにかく組付けを始めます。