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梅雨の中休み 信楽へ(前半)

府県道5号木津信楽線 京都滋賀県境にて

 西日本は異例の早い梅雨入りを宣言したものの、その後長い梅雨の中休みに、それはそれで良いのですが連日の猛暑が続いています。それも明日位までとの予報ですので、今日走っておかないと云う訳で、信楽方面を目指す事に。
 5時半過ぎに桜井を出発、上街道(上ッ道)を北上しますが、なんと櫟本で完全に通行止、いわゆる「北の横大路」と呼ばれる県道192号福住横田線と交差する処に架かっている「土橋」の架け替え工事の真っ最中。

 迂回路を探し橋の北側に出ますが、ここは櫟本町道路元標が建っていたとされる場所で「土橋」の親柱の傍に基部と思われるものが埋まっています。上田倖弘著「道路元標」に拠ると櫟本町道路元標は「改訂天理市史」(昭和51年刊)で「土橋北詰に現在倒れている」と記載されがなら保存などの処置がされずに逸失してしまったと嘆いておられます。過去に川ざらいをしたら道路元標がでてきたなんて話も複数あるので、周辺を見渡してはみたのですが…
 奈良市街に入り、いつもなら興福寺辺りから県庁前に出るのですが、漢国(かんこう)神社が「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントになっていますので「やすらぎの道」まで下る事に。ところで漢国神社の中には林神社なる社があって「饅頭の祖神」なんだそうです。
 奈良少年刑務所(旧奈良監獄)跡から奈良阪を越えて京都府へ、大仏線跡に沿って加茂、恭仁大橋で木津川を渡り井平尾から府道5号に入ります、既に道路脇の温度計が既に25℃を示しています。
 0837 には和束南のローソンへ、いつもなら何人ものローディがウロウロしているのですが、今日は珍しく今日は1人だけです。サンドイッチと飲み物を買って小休止、なんでもM氏が近くを走っていたのだとか。

 このルート4月にも「齋藤電鉄氏迎撃琵琶湖キャンプ」で走っていますが、その折は湯船から朝宮へ越えています。少し向かい気味ですが、涼やかな風が心地良いです。

 奈良交通のバスの終点小杉を過ぎると谷が開けてきます。信楽へ向かう多くの車は朝宮の方へ回りますので、車が少なく快適な道です、一昨年5月30日にF1氏と一緒に走って以来。1012 には滋賀県との県境になる無名の峠(357m)に到着、信楽から先のルートはまだ考えていないのですが、自走で帰るとなるとやはり伊賀上野(現在は伊賀市)経由しかないですよね、とにかく信楽駅を目指します。

 杉山口でR307を跨いで旧道へ、少し現道を走らないとならない部分もありますが、窯元の並ぶ道と旧い街並みを抜けて信楽駅まで行く事ができます。1039 駅前でお馴染みデカい狸が出迎えてくれます、2年ぶりですが昨年から白いマスクをしているのが、このマスクいつ外せる世の中になるのでしょうかね、狸も困り顔。
 暫し休憩しながらこの後のコースを考えます。一般的なのは素直にR138を辿って御斎(おとぎ)峠。勅旨から林道牧杉谷線を越えて岩尾池を回るコースも考えてみましたが、さすがに遅くなってしまいそう、車の多いR422の桜峠はないとしても御葉木峠(槙山新田越)で阿山経由はありかなぁ… やはり一昨年同様に神山経由で御斉峠かな、32Cを履いたasuka号ですし「鶏鳴の滝」にでも寄ってみるのも。(後半へ続く)

 

 

今日の「遠回り通勤ライド」は「Delft」へ

中街道(下ッ道)を行く 天理市庵治町にて

 今日の「遠回り通勤ライド」は出来上がった次期フロントバッグのプロトタイプを持って西大寺の自転車工房「Delft」まで往復する事に、プラダンとガムテープで作ったプロトタイプですが、一応フロントバッグとして使えますので、取り付けて行きます。なお実際に作って貰う色は写真のベージュではなくキャラダイス相当のグリーンになります。
 勤務明け後、9時から健康診断だったのですがグズグズしていたら順序が後ろの方へ、すっかり出遅れてしまいました。八木札の辻から中街道(下ッ道)を北上しますが、昨夜から絶食だったので、二階堂のローソンの寄り道してカレーパンを買い食い。菅田神社参道から三郷橋へ、京奈和自転車道は三郷橋から郡界橋まで2ヶ所で通行止なので筒井から下街道を大和郡山市街へ向かいます。

 三郷橋から筒井への間道の途中にある近代の道標(写真右)、停車場とあるのは天理軽便鉄道のもの、この間道が下街道と中街道を結ぶルートだっと事が読み取れます。R25との交差では筒井村道路元標も健在。(写真右)

 郡山市街に入ると下街道は柳町商店街へ、もう金魚電話ボックスも昔話になってしまいましたね。「菊屋」の前で大和郡山市役所に突き当たります。市街の旧い街並みを抜けて奈良口から秋篠川沿いの自転車道に入り尼ヶ辻駅近くまで北上します。

 結局「Delft」で2時間近く打ち合わせをして帰途に、秋篠川沿いを戻り、そのまま奈良口から京奈和自転車道を郡界橋まで走り中街道から大和川べりを走り帰ってきました、しかし6月にしてこの暑さ、国中をそれも木陰の少ない川べりの自転車道をウロウロするのも限界ですね、本日の走行55.0キロ。



布目ダムから笠置へ

布目湖々畔にて(山添村北野)

 梅雨の中休みが続きますね、先週の大和高原行きは出発が遅すぎて中途半端だったのでリベンジに。例によって長谷寺門前から初瀬ダムに取り付きます。

 桜井市小夫にて、すっかり田植えも終わった様で。一応ゴリラポッド位は持ってきているのですが、今回唯一のセルフ?です。

 大和川源流近く、天神社笛吹奥宮の湧き水の処まできましたが水が出てません、まさか「コロナ」対策と思ったのですが、暫くするとチョロチョロと、あれっセンサーでも付けたのかな、新発見。
 0923 には広域農道との信号を渡り並松池の手前で左折し山辺高校の裏側を越えると、布目川の支流小野味川源流部に出ます、ここから川沿いに殆ど下りのルート。なお布目川そのもの源流は先週通った桜峠の手前あたりなんですが、何れにせよ天理市福住町です。

 名阪国道をくぐり旧R25を跨いで天理市山田地区から布目川本流沿いへ、と云ってもまだまだ用水路程度の流れですが。
 再び奈良市域(旧都祁村)に入りR369と交差し少し下ると県道25号月瀬針線へ、これからの季節はあちこちで紫陽花を見る事のできるルートなんです。

 山添村に入り峰寺で県道80号奈良名張線と交差します、添上郡東山村道路元標の生存確認を。このまま直進しても良いのですが、お昼の用意をして来なかったので右折して大矢商店でパン2個を調達、この付近で食品が買えるのはここ位ですからね。

 右岸を走って布目ダムへ、一応ここも「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントなんで。暫し休憩の後 1115 には出発。
 県道4号笠置山添線と合流し、沈下橋でお馴染みの興ヶ原を行きます。

 このまま県道を走って柳生から打滝川沿いに笠置へ下るのが常でしょうが、今日は久しぶりに布目川沿いの黒線(地形図で幅員1.5~3mの道路)道へ。柳生への登りの途中を右へ下ります(写真左の黄色矢印)、なお手前を入っても下流側は行き止まりです。

 斜度はそれほどでもないのですが、路面は悪く傷んだ舗装がダートの様になっていたりぬかるんでいる箇所もあるので、ロードバイクでは推しても難渋する事に。ただ木津川が増水して木津川潜没橋が通行できなくなると、布目川発電所や笠置町飛鳥路地区への唯一の車道となるので余程の事でもない限り通行は確保されています。
 橋の架かった三叉路まで下ってきます。真っ直ぐ行くと飛鳥路を経て木津川潜没橋へ、橋を渡り渓流沿いに行くと布目川発電所、車道はその先の関西線の踏切までで、後は東海自然歩道が線路沿いに笠置まで続いています。

 せっかくですので発電所まで往復する事に、鉄橋の向こう側で布目川が木津川に合流しています。少し待てば加茂行きの下りが来るので狙ってみる事に。かつては急行も走っていた関西線ですが、今では亀山~加茂間は通勤通学の時間帯を除けばキハ120の1両編成と寂しい限りです。余談ですが1965年3月から1967年9月と短い間ですが、特急「あすか」が名古屋~東和歌山間(当時)を関西線~阪和貨物線~阪和線経由で走っていました、当時は堺市に住んでいたのですが、特急停車駅となる機会に金岡駅が堺市駅と改名したのです。実の処は特急「くろしお」の間合い運用だったのですが、奈良県下を国鉄~JRの特急列車が走ったのは後にも先にもこの2年半だけです。

 分岐まで戻り飛鳥路集落を抜けて関西線の踏切木津川潜没橋を渡りR163に出ます。一つ上流の大河原の沈下橋は「恋路橋」と云う由緒ある名前が付いていますが、ここのはそのものすばり木津川潜没橋です。
 R163に出た処で折り返しの上り列車を待ちます。R163は大型車が多くてサイクリストには評判の悪いルート、深い谷あいだけにこれを走るしかないのですよね。笠置トンネルを避けて関西屈指の心霊スポット「笠置観光ホテル」跡の下を通る川べりの旧道を行きます。色々云われてますが、トンネルより安全です、落ち葉に隠れた石を踏んで転けかけましたけど。ご興味のある方はググってみて下さい。なお北側に旧街道の笠置峠(車道)もあります。

 笠置橋からキャンプ場を望むとご覧の通り、「コロナ禍」で6月21日までの予定で閉鎖中です、こんなにすっきりきれいな「笠置キャンプ場」を初めてみました、いつもはこんなんですからね。
 再びR163に戻り泉大橋まで突っ走ります。桜井へは奈良阪を越えて奈良市街から上ッ道(上街道)を南下するのが最短なのですが、まだ時間もありますし京都八幡木津自転車道へ入り1キロ程で京奈和自転車道が分岐する公園へ、なお写真は京都側から見たものです。京奈和自転車自転車道を三郷橋まで走り、大和川左岸に帰途に就く事にしました。京奈和自転車道に関しては例によって色々と云いたい処もありますが、それはまた別に機会にがっつりと。今日は奈良市で31℃の最高気温だったとか、ただ湿度がなかったせい快適に走る事ができました。16時丁度には無事に桜井に帰投。計算通りと云いますか、本日の走行102.5キロ、まぁ昨日のロースとんかつ定食の分は走りましたよ。



遠回り通勤ライド(高田川~寺川河畔)


 今日の「遠回り通勤ライド」は高田川沿いに大和川まで北上し、ほぼ寺川沿いに桜井へ戻ります。まずは「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイント「ジョギング&サイクリングステーション橿原公苑」へ。

 そして高田の「松のや」で腹ごしらえ、11時までの「得朝ロースかつ定食」なんとこれが490円(クーポンで貰えるコロッケは別)、ごはんと味噌汁おかわり可(店舗による)、以前は一品(画像では冷奴)と味付け海苔がなくてなんと400円だったのですが… しかし朝からこの高カロリー、これで目標76.8kgなんて云ってられるのか。
 さて高田市街で用事を済ませ、高田川沿いに北上します。高田市街から大和川河畔に出るには快適なルートなんですが、近鉄田原本線の前後で両岸とも道が途切れているのです。

 竹取公園を右に見て、箸尾の桜並木辺りから迂回する必要があります、「この先行き止まり」は本当に行き止まりです。
 写真を撮り忘れましたが第二浄化センターから飛鳥葛城自転車道へ入り曽我川左岸へ、保田橋を渡り京奈和自転車道を少し走って大和川左岸へ。
 そして支流の寺川を遡ります。暫く行くと「面塚」付近は「観世能楽発祥の地」として公園が整備されています、寺川は多武峰が源流で桜井から田原本と流れてきていますが、残念な事に京奈和自動車道の前後とかで堤防上の道路は途切れています。中和幹線沿いで買い物の後お昼過ぎには帰宅。本日の走行39.8キロ、明日から6月なんですね。



久しぶりに大和高原へ


 今月は休みが取れなくて「二つの丹生川を遡る」以外はロクに走れていません、今日は2週間ぶりに丸1日の休みに、天気も梅雨の中休みと云う事でがっつり走ろうと思っていたのですが、朝起きるとテンションが…
 結局は10時半も回ってから走り出す事に、初瀬街道を東へ、長谷寺から県道38号桜井都祁線で大和高原を目指す事に、良く考えると今年初めてなんですね。初瀬ダムの天端道路を渡って左岸を行きます。
 現在は奈良市域になってますが旧都祁村へ、県道を離れて藺生(いう)地区へ、田植えが終わったばかりの田園風景が広がります、写真は桜並木なのですが、来月にはあじさいロードになります。
 名阪国道の針テラスが「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントになっているので立ち寄りますが、県外ナンバーの単車の巣になってます、葬送にチェックを済ませて退散したいのですが、些かポイントが判り難い場所です。

 もっと早く出ていれば布目ダムから柳生辺りまで走って行きたかったのですが、既にお昼を回ってしまっていますのでR25で天理方面に下る事にしますが、そのまま天理ダムに下るのも走るのも面白くないので県道192号福住横田線を下る事にしますが、なにしろ名阪国道の外輪坂のカーブを一直線に下る訳ですから相当の激坂で、桜峠から岩屋の集落に下りるまで平均斜度10%の一線路が3キロ近く続きます。「都祁山道」と云う由緒ある道で笠間峠を経て赤目へと続いています。天理市街から上ッ道(上街道)へ入り帰途に、本日の走行55.4キロ。



今日の「遠回り通勤ライド」は平端へ


 今日の「遠回り通勤ライド」は昨夜FacebookのAさんのタイムラインで話題にした近鉄平端駅付近へ向かう事に。八木札の辻を経て下ッ道(中街道)を北上します。

 下ッ道は田原本町前後はR24と近鉄橿原線に挟まれた寺川べりを北上し、天神橋で大和川を渡ります。二階堂から県道193号筒井二階堂線をなぞり、菅田神社の前を通って佐保川に架かる三郷橋へ。
 西詰で「京奈和自転車道」と交差しますので、左折して自転車道へ、県道280号大和青垣吉野川自転車道線として整備された区間で近鉄天理線と橿原線をアンダークロスします。

 天理線と橿原線の間から平端駅を望む事ができるのですが、なにやら天理線にオレンジ色の特急用車両が、天理教の「団臨」ですね、ヘッドマークは「あおぞらⅡ」となっていますが、白と青の塗装のは最近見かけないですね。

 ブルーラインに従いそのまま突っ込み処満載の「京奈和自転車道」へ、板屋ヶ瀬橋で大和川を渡ります。県浄化センターを挟んで左側が佐保川、右側が大和(初瀬)川です。
 新保田橋の手前で新しく整備された「京奈和自転車道」の大和中央自転車道(大和郡山田原本橿原自転車道線)部分に入ります。以前は少し手前から入る草ぼうぼうの区間で殆ど利用されていなかったのですが、唐院工業団地の整備でルートが変わったのですね。高田市クリーンセンターまで南下し、横大路から帰途に就きました。本日の走行39.6キロ。



次期フロントバッグプロジェクト(その後)


 なかなか進まない「次期フロントバッグプロジェクト」ですが… せっかくですので蔵王タイプのasuka号とリクセンカールのデモン太で兼用したいと考えてみたものの、なかなか難しいものがあります。asuka号もリクセンにしようかともおもったのですが、700Cと650Aてはハンドルバーとフロントキャリアの高低差がいかんともし難いのです。
 そう高くもないのでダメ元で買ってみたベロオレンジのフロントバッグサポーターを眺めながら悩んでいたのです。フロントキャリアの背の部分、ワイヤーガードと干渉するだろう事は予想していたのですが案の定。強度的にはフロントキャリアで支え、これだけでフロントバッグを吊ろうなんて考えない限り大丈夫でしょう。しっかりヘッドを締めないと首を振るだろう点は輪行用ヘッドでは限界がありますし、EB金具で底を固定する事で解決させます。不足する事もあり得るコラム長、うちのasuka号に関しては10mmのスペーサーを5mmに交換する事で解決、と云う事で採用を決定。


 もとよりサブブレーキのアウターの邪魔になっていた事もあり、この機会にワイヤーガードは30mmばかし寸を詰める事に、8Φ程とは云えメッキした鉄材を4ヵ所も巧く切断するのはなかなか大変です。詰めた部分を6Φのアルミ材でジョイントしましたが、防錆とかどうしたら良いかな。

 バッグそのものはまだまだこれからですが、これでasuka号のポジションは決まりです、ただステム長を長くとっているのでベロオレンジのサポーターは短いのが、最終的には少し短いのと交換する必要があるかも、そうなると「asuka」の刻印が惜しいのですが。ただ邪魔なワイヤーガードを詰めたのでアウターを短くスマートに引けそうです。(写真はステムを上げすぎてます)



二つの丹生川を遡る 2021(後半)

奈良県道138号赤滝五條線 吉野郡下市町西山にて

 1335 和歌山奈良県境の無名の峠(675m)を越え五條市域に入ります、旧の西吉野村永谷地区になります。写真の木組みが何だか判ります? 刈り取った稲を乾かす「はさ掛け」なんです、土地の狭い山間部ならではの形ですね。

 県境の峠から標高で160m程下り一旦R168に出て五條方面へ左折し、1キロ程下って西野トンネル(612m)の手前で旧道へと右折します。

 旧道を下ると西吉野大滝(清々大滝、立川渡大滝とも)に出ます、滝の中ほどを道路が跨いでいるのでなかなか圧巻です、夏は最高の清涼ポイント。ベンチもなにもありませんが、不動権現の前に座り込んで、九度山のローソンで買っておいた弁当をようやく頂く事が。
 更に下ると立川渡で県道49号勢井宗川野線に出ますので、ここを左へ。昨年V氏が右折して天川方面に行ってしまったとか、県道はR309新笠木トンネルと新川合トンネルの間に出てしまいます。
 県道を左折すると宗川野で再びR168に出ますので城戸(写真左)まで下り右折し五新線の遺構の高架をくぐり県道20号下市宗桧線へ、ここから奈良の丹生川沿いを走る事になります。標識が木立の陰になって判り難いですが八つ川で右折し(白銀トンネルの手前)県道138号赤滝五條線へと入ります(写真右)。
 丹生川沿いを緩やかに登って行きます。交通量も少なく木陰が多くて真夏も涼やかに走る事ができます、途中から下市町となります。付近は春には桜とサンシュユの咲く桃源郷、貝原の善徳寺の枝垂桜が見事です。

 下市町西山には旧下市町立丹生小学校の木造校舎が残っていたですが、先週頃から解体工事が始まっていると聞いていたのですが、既に解体されてしまっていました。立派な2階建木造校舎でグループで走る時には格好の記念写真ポイントだっただけに残念です。
 丹生でR309旧道に入りますので黒滝方面へ右折、丹生川上神社の前へ、川上村にあるのが上社、東吉野村にあるのが中社、自転車で三社巡りをするのも良いかも。なお神社は丹生バイパスの旧道沿いになります。

 黒滝村域に入り 1535 道の駅「吉野路 黒滝」へ、明るい内に橿原市まで戻るにはそろそろ時間が厳しくなってきました、1~1.5時間時間を詰めるのはなかなか難しいものです。道の駅は「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントにもなっているのですが、勿体ないですが今回は通過。黒滝村役場のある寺戸で県道48号洞川下市線へ入り地蔵トンネル(1,252.5m)を抜けます。役場近くに診療所でコロナワクチン接種が行われているせいか、いつになく車が多いです。
 再び下市町域に入り、予定のコースでは才谷(写真左)で県道257号才谷吉野山線に入り吉野山経由で帰途に就くつもりでしたが、このまま直進し秋野隧道から椿橋、壷阪峠で帰途に就く事に。

 1625 秋野隧道、1642 椿橋、1724には壷阪峠を越え、18時直前に勤め先に顔を出す事ができ、19時前には無事に帰宅する事ができました、本日の走行148.6キロ。吉野山経由だったら久しぶりにセンチュリ-ランになったかも、それより三脚を含め重い機材を積んでで出掛けたのに「自撮り」もできず仕舞いでしたが、新緑と川面を渡るカジカガエルの鳴き声に癒されながら走れたので上々だったと。



二つの丹生川を遡る 2021(前半)

和歌山県橋本市宿にて

 11日に九州南部が梅雨入り、今年の梅雨入り 各地で記録的に早い可能性との予報が。貴重な休みの今日に「晴れ」マークが、今日走らないと… とばかりに走り出す事に。コースは3年ぶりに「二つ丹生川を遡る」事に、奈良と和歌山それぞれの丹生川沿いは昨年も走っていますが、継いで走るのは2018年9月にRRCBの皆さんと走って以来、メインのルートは南海高野線のの九度山駅から二つの丹生川を辿りながら近鉄吉野線吉野山駅まで80キロ程の輪行を前提としたコースなのですが、桜井から往復自走となると150キロ前後になります。0646 桜井を出発、定番ルートで重阪(へいさか)峠を越えて五條市から橋本市へ、紀の川沿いの自転車道(写真上)に入ります。
 とここまでは良かったのですが、暗くならないうちには橿原までは戻らなくてはならない用事が、予定のコースを走っても間に合わなくはないのですが、せっかく「自撮り」の準備もしてきているのに、そこまでの余裕が…
 1020 九度山駅に立ち寄ります。2016年に放映されたNHKの大河ドラマ「真田丸」の機会に駅舎の外観やトイレや休憩スペースが整備されています。国道へ下る県道114号は和歌山県で最短の県道(wikiによると50m)。
 九度山から丹生川沿いに入り赤瀬橋までR370、昔の高野山道路(1987年まで有料道路、1993年から国道に)を走ります。南海高野線との交差、せっかくですが列車を待つ余裕はありませんので(2020年11月撮影)を。

 赤瀬橋交差点を直進し玉川峡沿いの県道102号宿九度山線に入ります。写真右は昨年秋にお世話になった「どーむびれっじキャンプ場」への吊り橋。

 ガードレールも断続的にしか整備されていない渓谷沿いの1~1.5車線路が続きます。

 再び橋本市域に入り彦谷で橋本橋南詰から狼頭峠を越えてきたR371と合流します。奈良方面から来るとR371狼頭峠を越えるのが最短なのですが、相当の激坂ですので。

 国道となっても道路状況は相変わらずです、宿の「やどり温泉」前で小休止、トイレや自販機があります。2009年の「峠おやじ弐千峠」イベントで宿泊しましたが、改装後は入っていないのですよね、一度ゆっくり来たいです。

 トンネルを抜けると河合橋の三叉路へ、R371は橋を渡り高野山へと登って行きますが、直進して町道筒香線へ進みます。

 徐々に標高を上げ下筒香から上筒香と山峡の田園風景の中へ、この週末に田植えでしょうか、田圃に水が入りあちこちで準備が行われています、この季節ならではの日本の風景です。
 上筒香で県道733号川津高野線を富貴方面へ左折、出屋敷辻から県道732号五條阪本線となります。
 お馴染み「成金」バス停、まだ奈良交通だった40年前から通ってますが、今も「お金持ち」には…

 高野町富貴は標高500~600mの天空の郷、九度山から遡ってきた丹生川の源流部にあたります。今日は時間もありませんので中心部には入らず、手前から奈良県側へ越える道へ入ります。1335 橋本市街を北側に見下ろす辺り、本日の最高点となる標高675m程の無名の峠で奈良県の丹生川の支流永谷川源流部の奈良県五條市(旧西吉野村永谷)へ入ります。(後半に続く)



世間はGW明けですが…

 奈良市佐紀町水上(みずかみ)池 京奈和自転車道にて


 「コロナ禍」でなくともGWだからってまとまった休みもなし、明けた今日が1日休み、お天気にしては今一テンションがあがらないのですが「次期フロントバッグプロジェクト」の相談で西大寺の自転車工房「Delft」さんへ向かう事にします。ついでに「自撮り」の準備もして、上ッ道(上街道)を北上し、今日は奈良市街経由で… さて走り出すと暑い位の陽気です。
 一昨年までなら平日でも観光客が一杯だった「ならまち」もご覧の通り。

 奈良公園の鹿達も木陰で諦め顔。
 打ち合わせを済ませ秋篠川沿いの自転車道を南へ、バックはご存知「薬師寺」。
 大和郡山市に入り奈良口の交差点から佐保川に架かる県道を羅城門橋東詰まで走り京佐保川沿いの大和青垣自転車道へ入りますが。
 なんと県道144号と交差する郡界橋東詰から南側が護岸工事で通行止(~7/30)、筒井橋前後の工事が終わったと思ったら今度はこっちですかい。最近新聞で「京阪奈自転車道開通」なんて報道されてましたよね。

 仕方がないので下ッ道(中街道)側に迂回して稗田の環濠集落を行きます。
 役の行者の石仏の建つ番匠橋から菩提仙川沿いに東に走り天理から再び上ッ道に入り帰途に就きました。先日の琵琶湖に続き「自撮り」の準備は出番なし、本日の走行60.9キロ、左膝の調子が今一つ気になるのですが。