「奈良県」カテゴリーアーカイブ

「遠回り通勤らいど」はまず芋へ


 今日の「遠回り通勤らいど」は「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のチェックポイント巡り、まずは芋ヶ峠を目指す事にします。9時を回るとどんどん気温が上がってきます、栢森の集落を抜け、峠への入り口までくると谷を下りてくる風が心地良いのですが、一昨日の雨で路面はかなりウェットな状況です。

 チェックポイントは峠の切通しへ登る手前の右側ですから、一気に登ってしまうと見落としてしまいますので注意。何故かなぁと思ったら、電波状況が多少良いのかも、キャリアにも拠るでしょうが。
 1台の車にもすれ違う事なく千股に下り三叉路を左折して志賀から平尾へと、次のポイント「吉野見附三茶屋」へ県道28号吉野室生寺針線で小島峠を越えて行けば最短なのですが、それではあまりに面白くないので津風呂湖畔へ向かう事にします。

 津風呂湖畔に出て「みかえり橋」こと平尾吊り橋を渡り木の子広場へ、昨年撮った吊り橋を渡る動画。三叉路を右折して入野(しおの)方面へ走るのが定番コースですが、今日は左へ入って小島峠の東側へ出て県道28号に戻る事にします。
 今しがた渡ってきた「みかえり橋」を真横から見る事ができます。標識によりますと入野まで9.5キロ、香束(こうそく)まで0.5キロとありますから、先年整備されたこの対岸路は10キロにもなるんですね。今となってはダートだった昔が懐かしいです。
 県道28号は吉野町と宇陀市を結ぶR370のバイパス路になっていて、距離も短く道も良いのでそれなりの交通量があります。三茶屋(みちゃや)でR370と交差します、直進は「4.3km通行不能」となっていて、県道そのものは日の森峠で分断されていて東吉野村経由で室生寺方面へは行けませんが、普通車なら宇陀方面に抜ける事は可能です。知らない車は入ってこないので、我々にとっては標識はこれで結構。
 今日2つ目のポイント「吉野見附三茶屋」に到着、実は先月10日にここで偶然Kさんに逢ってスタンプラリーが行われている事を教えて貰った次第。ここもチェックポイントは些か判り難い場所にありますね、そう云えば昔あったユニークなサイクルスタンドはなくなってしまいました。平日は出店もないし自販機やトイレ休憩に立ち寄るドライバー位、静かすぎるのもネェ。
 小休止の後、先月はR370を関戸峠へ向かったので、今日はトンネルを抜けて小名経由で、遠回りですし標高も関戸峠より高いですが、車の来ない里山風景の中をのんびり走る事ができます。無名の峠の切通しを越えると「釜縄手」と呼ばれる処、色々と由緒のある土地なんです。
 道の駅「宇陀路大宇陀」が3つ目のポイント。

 お昼にでもしようかと、松山街道から宇陀川河畔を北に取りますが「おごぽご」は火曜定休だったんです(*_*)

 鳥見山や大和富士と呼ばれる額井岳を正面に見ながら宇陀川河畔を行きます。
4つ目のポイント「宇陀市榛原総合センター」も施設そのものが火曜定休なのでもしやと思ったのですが、ポイント獲得には問題はありませんでした。旧道経由で西峠に取り付き下ったものの、うーん「ぶれーど・う」も売り切れ店仕舞の様子、14時過ぎには桜井に無事帰投、本日の走行58.2キロ。
 これで近場の8ヶ所を履修、期間は来年2月までですがやはり課題は11月末で通行止になる標高1,500m超の「大台ヶ原ビジターセンター」同じ処を戻るコースプランが嫌いなんで2004年5月に9さんと行って以来、もう17年も登ってないんですよ。この時はkoga-miyataのカーボンロードでしたが、行くなら今回の24ヶ所はマッドガード付き縛りにしようかと。



梅雨の中休み 信楽へ(後半)


御斎(おとぎ)峠からの伊賀盆地の展望

 1118 信楽駅を後にします唐突ですが1971年当時の信楽駅です。R307と県道138号を少し走って信楽中学横の坂を越えて大戸川べりへショートカットします。R307のバイパス工事が行われていて、いずれ信楽駅周辺の風景は一変するかも知れません。R422の対岸の自転車道(自転車通学路)を走って神山へ。県道334号多羅尾神山線へ入ります。手前の大戸川べりの道が舗装されていたのでそちらへ入ったのですが…
 山田牧場なる牧場がありましてお馬の親子になぜかダチョウが。そのまま走って行くとなんだか風景が違う、どうも道を取り違えた様です。このまま走っても県道138号に出て多羅尾経由で御斉峠へは行けるのですが小峠の北側に出てしまうので引き返す事に。
 大戸川沿いの県道334号に入ります、1.5車線のひなびた道が続き車はあまり来ません。
 1キロ程で「鶏鳴の滝」への分岐へ、滝までは0.8kmと案内板があり、そちらへ進むと芋ヶ峠の明日香側よりマシな程度の道が続きます、雨上がりでなければロードでも問題ないでしょう。
 駐車スペースや四阿、仮設トイレ、水道(飲めません)があってここからは自転車を置いて歩きとなります、滝までは125mとありますが、担ぐには些か足元が悪いです。

 決して大きくはありませんが、なかなか見応えのある滝で、寄り道して損はないかと。右側の画像をクリックすると動画(7秒)にリンクしています。
 分岐へ戻り再び県道を遡り御斎峠(570m)を目指します、信楽との標高差は300mもないのですが結構アップダウンがあって結構堪えます。御斉峠の切り通しより手前のピークの方が標高が高い様にさえ思えますが。処で御斉峠と云えば「本能寺の変」の折に徳川家康が遁走した「伊賀越の道」としても知られていますが、伊賀と甲賀を分かつ峠として司馬遼太郎の「梟の城」の舞台となったり、多羅尾代官所の仕置場(処刑場)跡があったり、月ヶ瀬村女子高生殺人事件の死体遺棄現場だったりと話題には事欠かない処です。
 1323 滋賀三重県境の切り通しに到着、古来の峠は少し東にある様です。処で御斎峠の文字表記ですが是非「御斎峠なのか御斉峠なのか」をご覧下さい。現実には多くの標識で「御斎峠」となっていますが、峠から上野側に下った処にある三重県知事の書になる石碑やWikipediaでは「御斎峠」としています。展望はその少し下った辺りが良く伊賀盆地は元より西南方向には金剛の山並みまで望めます。
 歴史のある峠道ですが、広域農道「伊賀コリドールロード」の整備やR422の三田坂トンネルの開通で車は随分と少なくなった事もあるのか、路面も傷んだままで補修も行き届いていない様で快適ダウンヒルとは行かない様です、やはり御斉峠は登らないと価値がありませんね。些か腕がくたびれたので、広域農道と合流し「天吹山の霊泉」のあるベンチで暫し休憩。
 いつもなら伊賀市街へ入るのですが、結構時間を食われるので、高倉大橋で服部川を渡り伊賀盆地を南下する事に。写真は高倉大橋から望む上野城、後ろの風車は青山高原になるのかな。
 これからまだ40キロは走らなくてはならないのでR163との交差点にあるミニストップで補給食を調達しておきます。ここ最近伊賀上野からの帰途には伊賀神戸~名張~榛原といわゆる阿保越伊勢街道経由をとる事が多いのですが、今回は伊賀盆地の西のへり、集落を繋ぐ道を辿ってR25に入り帰途に就く事に。

 15時丁度に新しく架け替えられた五月橋に到着、以前の鉄橋は解体撤去されてしまいましたが、橋台と親柱が残っています。前後にボニートラスを従えた旧橋は保存されませんでしたが、撤去の邪魔になりそうな親柱を敢えて残しているのと、このスペースは何かしら公園でも整備するのでしょうか。
 判っていた事ですが五月橋を渡ってから大和高原へへの登りに取り付きます。標高差400m程、ただ中峯山、波多野、春日、山添村役場のある大西、菅生、豊原と山間の集落を縫うようにアップダウンがあるので額面以上に登らされます、既に100キロ超の脚には堪えます。ようやく名阪国道脇に出て神野口ICと小倉ICの相田、奈良市(旧都祁村域)との境界付近でようやくピークとなります。針から初瀬ダム、長谷寺に下り 1811 無事に桜井に帰投、走行136.0キロ、距離的には名張経由より10キロ以上短かった計算、まぁ下界の暑さより少しは涼やかに走れた気持ちです。

 

 

梅雨の中休み 信楽へ(前半)

府県道5号木津信楽線 京都滋賀県境にて

 西日本は異例の早い梅雨入りを宣言したものの、その後長い梅雨の中休みに、それはそれで良いのですが連日の猛暑が続いています。それも明日位までとの予報ですので、今日走っておかないと云う訳で、信楽方面を目指す事に。
 5時半過ぎに桜井を出発、上街道(上ッ道)を北上しますが、なんと櫟本で完全に通行止、いわゆる「北の横大路」と呼ばれる県道192号福住横田線と交差する処に架かっている「土橋」の架け替え工事の真っ最中。

 迂回路を探し橋の北側に出ますが、ここは櫟本町道路元標が建っていたとされる場所で「土橋」の親柱の傍に基部と思われるものが埋まっています。上田倖弘著「道路元標」に拠ると櫟本町道路元標は「改訂天理市史」(昭和51年刊)で「土橋北詰に現在倒れている」と記載されがなら保存などの処置がされずに逸失してしまったと嘆いておられます。過去に川ざらいをしたら道路元標がでてきたなんて話も複数あるので、周辺を見渡してはみたのですが…
 奈良市街に入り、いつもなら興福寺辺りから県庁前に出るのですが、漢国(かんこう)神社が「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントになっていますので「やすらぎの道」まで下る事に。ところで漢国神社の中には林神社なる社があって「饅頭の祖神」なんだそうです。
 奈良少年刑務所(旧奈良監獄)跡から奈良阪を越えて京都府へ、大仏線跡に沿って加茂、恭仁大橋で木津川を渡り井平尾から府道5号に入ります、既に道路脇の温度計が既に25℃を示しています。
 0837 には和束南のローソンへ、いつもなら何人ものローディがウロウロしているのですが、今日は珍しく今日は1人だけです。サンドイッチと飲み物を買って小休止、なんでもM氏が近くを走っていたのだとか。

 このルート4月にも「齋藤電鉄氏迎撃琵琶湖キャンプ」で走っていますが、その折は湯船から朝宮へ越えています。少し向かい気味ですが、涼やかな風が心地良いです。

 奈良交通のバスの終点小杉を過ぎると谷が開けてきます。信楽へ向かう多くの車は朝宮の方へ回りますので、車が少なく快適な道です、一昨年5月30日にF1氏と一緒に走って以来。1012 には滋賀県との県境になる無名の峠(357m)に到着、信楽から先のルートはまだ考えていないのですが、自走で帰るとなるとやはり伊賀上野(現在は伊賀市)経由しかないですよね、とにかく信楽駅を目指します。

 杉山口でR307を跨いで旧道へ、少し現道を走らないとならない部分もありますが、窯元の並ぶ道と旧い街並みを抜けて信楽駅まで行く事ができます。1039 駅前でお馴染みデカい狸が出迎えてくれます、2年ぶりですが昨年から白いマスクをしているのが、このマスクいつ外せる世の中になるのでしょうかね、狸も困り顔。
 暫し休憩しながらこの後のコースを考えます。一般的なのは素直にR138を辿って御斎(おとぎ)峠。勅旨から林道牧杉谷線を越えて岩尾池を回るコースも考えてみましたが、さすがに遅くなってしまいそう、車の多いR422の桜峠はないとしても御葉木峠(槙山新田越)で阿山経由はありかなぁ… やはり一昨年同様に神山経由で御斉峠かな、32Cを履いたasuka号ですし「鶏鳴の滝」にでも寄ってみるのも。(後半へ続く)

 

 

今日の「遠回り通勤ライド」は「Delft」へ

中街道(下ッ道)を行く 天理市庵治町にて

 今日の「遠回り通勤ライド」は出来上がった次期フロントバッグのプロトタイプを持って西大寺の自転車工房「Delft」まで往復する事に、プラダンとガムテープで作ったプロトタイプですが、一応フロントバッグとして使えますので、取り付けて行きます。なお実際に作って貰う色は写真のベージュではなくキャラダイス相当のグリーンになります。
 勤務明け後、9時から健康診断だったのですがグズグズしていたら順序が後ろの方へ、すっかり出遅れてしまいました。八木札の辻から中街道(下ッ道)を北上しますが、昨夜から絶食だったので、二階堂のローソンの寄り道してカレーパンを買い食い。菅田神社参道から三郷橋へ、京奈和自転車道は三郷橋から郡界橋まで2ヶ所で通行止なので筒井から下街道を大和郡山市街へ向かいます。

 三郷橋から筒井への間道の途中にある近代の道標(写真右)、停車場とあるのは天理軽便鉄道のもの、この間道が下街道と中街道を結ぶルートだっと事が読み取れます。R25との交差では筒井村道路元標も健在。(写真右)

 郡山市街に入ると下街道は柳町商店街へ、もう金魚電話ボックスも昔話になってしまいましたね。「菊屋」の前で大和郡山市役所に突き当たります。市街の旧い街並みを抜けて奈良口から秋篠川沿いの自転車道に入り尼ヶ辻駅近くまで北上します。

 結局「Delft」で2時間近く打ち合わせをして帰途に、秋篠川沿いを戻り、そのまま奈良口から京奈和自転車道を郡界橋まで走り中街道から大和川べりを走り帰ってきました、しかし6月にしてこの暑さ、国中をそれも木陰の少ない川べりの自転車道をウロウロするのも限界ですね、本日の走行55.0キロ。



モバイルグランフォンド in 奈良・吉野

 毎年恒例の「山岳グランフォンド in 吉野」、もとよりこの手のイベントには興味はないのですが、今年は「コロナ禍」の影響で悩ましい事になっている様です。その変わりと云うかスタンプラリー「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」とやらがGWから行われていると耳にしたので調べてみると、期間は4月29日から来年2月28日、チェックポイントは24ヵ所で十津川村や下北山村はポイントに含まれていません、基本的にポイントは「山岳グランフォンド」のコース周辺との事らしいです。ユニークなのは、各ポイントの難易度により得点が設定されていたて、例えば国中のポイントなら1点、大台ヶ原なら10点と云う具合で、それが賞品ランクに反映されます。賞品もそれなりにあって… オリジナルジャージの購入権なんてのも要らないし、輪行グッズはもう結構、東予や別府へのフェリー乗船券には食指が動きますが、但し全24ヵ所獲得の上に抽選でそれぞれ5名(組)ですから手にできるは確率は低いです。
 ちなみ私は2014年の「ツールド紀伊」で「金魚ロールケーキ」(QCRの女性陣のお腹に)を始め、2015年の「ならサイクルスタンプラリー」で県内の名産品、石川県の「いしかわ里山里海サイクリングルート」では「醤油とドレッシングの詰め合わせ」や「能登牛のすきやき肉」、2019年の「WAKAYAMA800」では宿泊券をGETしているのですよ。ただ「ツールド紀伊」の頃の様に全ポイント踏破が3名(だったらしい)とは違い、最近は認知されてきたせいか参加者も増えて、そうおいしいと云えないかも。
 ただがむしゃらに完走やタイムを目指すのでなく、コースや自分の体力を考えながらチェックポイントを回る知的ゲーム、時節柄「密」にもなりにくいですしね、別に一人で走らなければならない事でもないのですが。
 24ヶ所のチェックポイント、大方は寄ったり通ったりした事のある処なので新鮮味はないのですが、まぁ来年2月末までと期間はありますので、ツーリングの途中にぼちぼちと拾って行く事にしましょうか。しかし大台ヶ原なんて11月下旬までしか走れないし(県道40号大台ヶ原公園線は冬期閉鎖となる)、そういえば2004年5月以来行っていないなぁ… 



布目ダムから笠置へ

布目湖々畔にて(山添村北野)

 梅雨の中休みが続きますね、先週の大和高原行きは出発が遅すぎて中途半端だったのでリベンジに。例によって長谷寺門前から初瀬ダムに取り付きます。

 桜井市小夫にて、すっかり田植えも終わった様で。一応ゴリラポッド位は持ってきているのですが、今回唯一のセルフ?です。

 大和川源流近く、天神社笛吹奥宮の湧き水の処まできましたが水が出てません、まさか「コロナ」対策と思ったのですが、暫くするとチョロチョロと、あれっセンサーでも付けたのかな、新発見。
 0923 には広域農道との信号を渡り並松池の手前で左折し山辺高校の裏側を越えると、布目川の支流小野味川源流部に出ます、ここから川沿いに殆ど下りのルート。なお布目川そのもの源流は先週通った桜峠の手前あたりなんですが、何れにせよ天理市福住町です。

 名阪国道をくぐり旧R25を跨いで天理市山田地区から布目川本流沿いへ、と云ってもまだまだ用水路程度の流れですが。
 再び奈良市域(旧都祁村)に入りR369と交差し少し下ると県道25号月瀬針線へ、これからの季節はあちこちで紫陽花を見る事のできるルートなんです。

 山添村に入り峰寺で県道80号奈良名張線と交差します、添上郡東山村道路元標の生存確認を。このまま直進しても良いのですが、お昼の用意をして来なかったので右折して大矢商店でパン2個を調達、この付近で食品が買えるのはここ位ですからね。

 右岸を走って布目ダムへ、一応ここも「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントなんで。暫し休憩の後 1115 には出発。
 県道4号笠置山添線と合流し、沈下橋でお馴染みの興ヶ原を行きます。

 このまま県道を走って柳生から打滝川沿いに笠置へ下るのが常でしょうが、今日は久しぶりに布目川沿いの黒線(地形図で幅員1.5~3mの道路)道へ。柳生への登りの途中を右へ下ります(写真左の黄色矢印)、なお手前を入っても下流側は行き止まりです。

 斜度はそれほどでもないのですが、路面は悪く傷んだ舗装がダートの様になっていたりぬかるんでいる箇所もあるので、ロードバイクでは推しても難渋する事に。ただ木津川が増水して木津川潜没橋が通行できなくなると、布目川発電所や笠置町飛鳥路地区への唯一の車道となるので余程の事でもない限り通行は確保されています。
 橋の架かった三叉路まで下ってきます。真っ直ぐ行くと飛鳥路を経て木津川潜没橋へ、橋を渡り渓流沿いに行くと布目川発電所、車道はその先の関西線の踏切までで、後は東海自然歩道が線路沿いに笠置まで続いています。

 せっかくですので発電所まで往復する事に、鉄橋の向こう側で布目川が木津川に合流しています。少し待てば加茂行きの下りが来るので狙ってみる事に。かつては急行も走っていた関西線ですが、今では亀山~加茂間は通勤通学の時間帯を除けばキハ120の1両編成と寂しい限りです。余談ですが1965年3月から1967年9月と短い間ですが、特急「あすか」が名古屋~東和歌山間(当時)を関西線~阪和貨物線~阪和線経由で走っていました、当時は堺市に住んでいたのですが、特急停車駅となる機会に金岡駅が堺市駅と改名したのです。実の処は特急「くろしお」の間合い運用だったのですが、奈良県下を国鉄~JRの特急列車が走ったのは後にも先にもこの2年半だけです。

 分岐まで戻り飛鳥路集落を抜けて関西線の踏切木津川潜没橋を渡りR163に出ます。一つ上流の大河原の沈下橋は「恋路橋」と云う由緒ある名前が付いていますが、ここのはそのものすばり木津川潜没橋です。
 R163に出た処で折り返しの上り列車を待ちます。R163は大型車が多くてサイクリストには評判の悪いルート、深い谷あいだけにこれを走るしかないのですよね。笠置トンネルを避けて関西屈指の心霊スポット「笠置観光ホテル」跡の下を通る川べりの旧道を行きます。色々云われてますが、トンネルより安全です、落ち葉に隠れた石を踏んで転けかけましたけど。ご興味のある方はググってみて下さい。なお北側に旧街道の笠置峠(車道)もあります。

 笠置橋からキャンプ場を望むとご覧の通り、「コロナ禍」で6月21日までの予定で閉鎖中です、こんなにすっきりきれいな「笠置キャンプ場」を初めてみました、いつもはこんなんですからね。
 再びR163に戻り泉大橋まで突っ走ります。桜井へは奈良阪を越えて奈良市街から上ッ道(上街道)を南下するのが最短なのですが、まだ時間もありますし京都八幡木津自転車道へ入り1キロ程で京奈和自転車道が分岐する公園へ、なお写真は京都側から見たものです。京奈和自転車自転車道を三郷橋まで走り、大和川左岸に帰途に就く事にしました。京奈和自転車道に関しては例によって色々と云いたい処もありますが、それはまた別に機会にがっつりと。今日は奈良市で31℃の最高気温だったとか、ただ湿度がなかったせい快適に走る事ができました。16時丁度には無事に桜井に帰投。計算通りと云いますか、本日の走行102.5キロ、まぁ昨日のロースとんかつ定食の分は走りましたよ。



遠回り通勤ライド(高田川~寺川河畔)


 今日の「遠回り通勤ライド」は高田川沿いに大和川まで北上し、ほぼ寺川沿いに桜井へ戻ります。まずは「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイント「ジョギング&サイクリングステーション橿原公苑」へ。

 そして高田の「松のや」で腹ごしらえ、11時までの「得朝ロースかつ定食」なんとこれが490円(クーポンで貰えるコロッケは別)、ごはんと味噌汁おかわり可(店舗による)、以前は一品(画像では冷奴)と味付け海苔がなくてなんと400円だったのですが… しかし朝からこの高カロリー、これで目標76.8kgなんて云ってられるのか。
 さて高田市街で用事を済ませ、高田川沿いに北上します。高田市街から大和川河畔に出るには快適なルートなんですが、近鉄田原本線の前後で両岸とも道が途切れているのです。

 竹取公園を右に見て、箸尾の桜並木辺りから迂回する必要があります、「この先行き止まり」は本当に行き止まりです。
 写真を撮り忘れましたが第二浄化センターから飛鳥葛城自転車道へ入り曽我川左岸へ、保田橋を渡り京奈和自転車道を少し走って大和川左岸へ。
 そして支流の寺川を遡ります。暫く行くと「面塚」付近は「観世能楽発祥の地」として公園が整備されています、寺川は多武峰が源流で桜井から田原本と流れてきていますが、残念な事に京奈和自動車道の前後とかで堤防上の道路は途切れています。中和幹線沿いで買い物の後お昼過ぎには帰宅。本日の走行39.8キロ、明日から6月なんですね。



久しぶりに大和高原へ


 今月は休みが取れなくて「二つの丹生川を遡る」以外はロクに走れていません、今日は2週間ぶりに丸1日の休みに、天気も梅雨の中休みと云う事でがっつり走ろうと思っていたのですが、朝起きるとテンションが…
 結局は10時半も回ってから走り出す事に、初瀬街道を東へ、長谷寺から県道38号桜井都祁線で大和高原を目指す事に、良く考えると今年初めてなんですね。初瀬ダムの天端道路を渡って左岸を行きます。
 現在は奈良市域になってますが旧都祁村へ、県道を離れて藺生(いう)地区へ、田植えが終わったばかりの田園風景が広がります、写真は桜並木なのですが、来月にはあじさいロードになります。
 名阪国道の針テラスが「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントになっているので立ち寄りますが、県外ナンバーの単車の巣になってます、葬送にチェックを済ませて退散したいのですが、些かポイントが判り難い場所です。

 もっと早く出ていれば布目ダムから柳生辺りまで走って行きたかったのですが、既にお昼を回ってしまっていますのでR25で天理方面に下る事にしますが、そのまま天理ダムに下るのも走るのも面白くないので県道192号福住横田線を下る事にしますが、なにしろ名阪国道の外輪坂のカーブを一直線に下る訳ですから相当の激坂で、桜峠から岩屋の集落に下りるまで平均斜度10%の一線路が3キロ近く続きます。「都祁山道」と云う由緒ある道で笠間峠を経て赤目へと続いています。天理市街から上ッ道(上街道)へ入り帰途に、本日の走行55.4キロ。



今日の「遠回り通勤ライド」は平端へ


 今日の「遠回り通勤ライド」は昨夜FacebookのAさんのタイムラインで話題にした近鉄平端駅付近へ向かう事に。八木札の辻を経て下ッ道(中街道)を北上します。

 下ッ道は田原本町前後はR24と近鉄橿原線に挟まれた寺川べりを北上し、天神橋で大和川を渡ります。二階堂から県道193号筒井二階堂線をなぞり、菅田神社の前を通って佐保川に架かる三郷橋へ。
 西詰で「京奈和自転車道」と交差しますので、左折して自転車道へ、県道280号大和青垣吉野川自転車道線として整備された区間で近鉄天理線と橿原線をアンダークロスします。

 天理線と橿原線の間から平端駅を望む事ができるのですが、なにやら天理線にオレンジ色の特急用車両が、天理教の「団臨」ですね、ヘッドマークは「あおぞらⅡ」となっていますが、白と青の塗装のは最近見かけないですね。

 ブルーラインに従いそのまま突っ込み処満載の「京奈和自転車道」へ、板屋ヶ瀬橋で大和川を渡ります。県浄化センターを挟んで左側が佐保川、右側が大和(初瀬)川です。
 新保田橋の手前で新しく整備された「京奈和自転車道」の大和中央自転車道(大和郡山田原本橿原自転車道線)部分に入ります。以前は少し手前から入る草ぼうぼうの区間で殆ど利用されていなかったのですが、唐院工業団地の整備でルートが変わったのですね。高田市クリーンセンターまで南下し、横大路から帰途に就きました。本日の走行39.6キロ。



二つの丹生川を遡る 2021(後半)

奈良県道138号赤滝五條線 吉野郡下市町西山にて

 1335 和歌山奈良県境の無名の峠(675m)を越え五條市域に入ります、旧の西吉野村永谷地区になります。写真の木組みが何だか判ります? 刈り取った稲を乾かす「はさ掛け」なんです、土地の狭い山間部ならではの形ですね。

 県境の峠から標高で160m程下り一旦R168に出て五條方面へ左折し、1キロ程下って西野トンネル(612m)の手前で旧道へと右折します。

 旧道を下ると西吉野大滝(清々大滝、立川渡大滝とも)に出ます、滝の中ほどを道路が跨いでいるのでなかなか圧巻です、夏は最高の清涼ポイント。ベンチもなにもありませんが、不動権現の前に座り込んで、九度山のローソンで買っておいた弁当をようやく頂く事が。
 更に下ると立川渡で県道49号勢井宗川野線に出ますので、ここを左へ。昨年V氏が右折して天川方面に行ってしまったとか、県道はR309新笠木トンネルと新川合トンネルの間に出てしまいます。
 県道を左折すると宗川野で再びR168に出ますので城戸(写真左)まで下り右折し五新線の遺構の高架をくぐり県道20号下市宗桧線へ、ここから奈良の丹生川沿いを走る事になります。標識が木立の陰になって判り難いですが八つ川で右折し(白銀トンネルの手前)県道138号赤滝五條線へと入ります(写真右)。
 丹生川沿いを緩やかに登って行きます。交通量も少なく木陰が多くて真夏も涼やかに走る事ができます、途中から下市町となります。付近は春には桜とサンシュユの咲く桃源郷、貝原の善徳寺の枝垂桜が見事です。

 下市町西山には旧下市町立丹生小学校の木造校舎が残っていたですが、先週頃から解体工事が始まっていると聞いていたのですが、既に解体されてしまっていました。立派な2階建木造校舎でグループで走る時には格好の記念写真ポイントだっただけに残念です。
 丹生でR309旧道に入りますので黒滝方面へ右折、丹生川上神社の前へ、川上村にあるのが上社、東吉野村にあるのが中社、自転車で三社巡りをするのも良いかも。なお神社は丹生バイパスの旧道沿いになります。

 黒滝村域に入り 1535 道の駅「吉野路 黒滝」へ、明るい内に橿原市まで戻るにはそろそろ時間が厳しくなってきました、1~1.5時間時間を詰めるのはなかなか難しいものです。道の駅は「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントにもなっているのですが、勿体ないですが今回は通過。黒滝村役場のある寺戸で県道48号洞川下市線へ入り地蔵トンネル(1,252.5m)を抜けます。役場近くに診療所でコロナワクチン接種が行われているせいか、いつになく車が多いです。
 再び下市町域に入り、予定のコースでは才谷(写真左)で県道257号才谷吉野山線に入り吉野山経由で帰途に就くつもりでしたが、このまま直進し秋野隧道から椿橋、壷阪峠で帰途に就く事に。

 1625 秋野隧道、1642 椿橋、1724には壷阪峠を越え、18時直前に勤め先に顔を出す事ができ、19時前には無事に帰宅する事ができました、本日の走行148.6キロ。吉野山経由だったら久しぶりにセンチュリ-ランになったかも、それより三脚を含め重い機材を積んでで出掛けたのに「自撮り」もできず仕舞いでしたが、新緑と川面を渡るカジカガエルの鳴き声に癒されながら走れたので上々だったと。