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帳尻り合わせに遠回り通勤

平城宮址 朱雀門にて

 明日はお天気が悪いと云う事ですので、今日は帳尻合わせに遠回り通勤へ…
 まずは橿原神宮の境内を抜けて西へ、深田池の向こうに金剛葛城のやまなみが。
 例によってまずは腹ごしらえ、1月ぶりに来たら「松のや」さん改装されて他店同様セルフ計形式に、それは構わないのですが外側も改装されて自転車が置きにくくなってしまいました。
 葛城川沿いまで戻り京奈和自転車道を北上します。


 ここのトラップは相変わらずです、奈良県道路マネジメント課は危険性を認識していないのでしょうか、まぁ彼らは机上でした物事を考えていませんからね。

 いつまでやってんの、とにかく迂回路が難解、北行きに関して土庫川と葛城川の間を鳥居大橋まで走るのが良いかと、どうやら6月28日までの様ですが。
 桜橋西詰で京奈和ルート
から離れ飛鳥葛城自転車道を、大和川右岸太子橋北詰から御幸橋北詰近くまでの通行止区間を対岸から見ると、巨大な遊水地でも造っているのでしょうか。
 御幸橋南詰までやってきました。さっきから目に付く新しい標識「世界遺産周回サイクルルート」、何なんでしょうね。まずは標識ありきは毎度の事で、南部一周コースや不動七重の滝コース、東ノ川・薬師コース、はどうなった!

 御幸橋を渡り富雄川沿いの自転車道に入ります、治水上の問題もあると思いますがR25と交差する米寿橋とかJRとの様にアンダーパスにしてほしいものですよね。
 近鉄大和郡山駅北の立体交差、もう長い事やってますなぁ… 後何年掛かるのでしょうか。

 秋篠川沿いに入ります、再び京奈和ルート、歩行者自転車専用道路とは云え、狭い上に散歩する高齢者やランナーが多い。
 とにかく平城宮址までやってきました、水上池あたりまで北上しようかと思っていたのですが、予定の50キロはクリアするので帰途に、みやと通りを南下し柏木町から佐保川河畔へ。

 京奈和ルートへ。
 三郷橋を渡り菅田神社参道下ッ道(中街道)へ、天神橋で大和川を渡り、庵治町でR24を跨いで大北橋西詰で再び大和川河畔へ。桜井イオンで買い物を済ませ 65キロ程走って14時半には無事帰宅。昨年5月の910キロをクリアして「帳尻合わせ」もできました。

久し振りに「二つの丹生川」へ(前半)

 今日は久しぶりに和歌山県と奈良県にそれぞれある丹生川と云う川に沿った道を遡るサイクリングに出掛ける事にしました。
 この二つの丹生川、何れも紀の川の支流で一つは和歌山県高野町富貴を源流とし九度山町で紀の川に流れこみ、もう一つは奈良県吉野郡黒滝村を源流とし五條市で紀の川に合流しています。Geoshapeリポジトリ > 国土数値情報河川データセット より
 ここでは「丹生」の由来は割愛しますが、全国には10以上の丹生川があり多くの土地に「丹生」の地名があり、また丹生神社もあります。この丹生川沿いの道は以前から何度も走っているのですが、雰囲気の良い山峡を縫って走るコースで、大阪方面からの輪行を前提とした「二つの丹生川を遡るランドナーサイク」と銘打ってして2018年9月2022年10月にRRCB有志で走っています、起点は南海高野線九度山駅、一応の終点は近鉄吉野線吉野駅として距離は約75キロになります。ただ私の場合は奈良桜井から九度山駅まで自走し、吉野駅から自走で帰途に就くとなると150キロ前後と結構な距離になってしまいます。

 朝6時に桜井の自宅をスタート、明日香村を抜けて近鉄飛鳥駅前から吉野口駅前(写真左)、そこからはJR和歌山線に沿って走ります。吉野口駅の手前からは京奈和自転車道のルートが利用できますが、大阿太高原には入らず重阪(へいざか)峠(写真右)を越えてR24に入ります。。

 五條市今井から二見の手前まで旧道を行きます。本陣交差点をパスできるのがメリット。最近になってサイクリングルートを示す青矢印が北行きのみマーキングされています。五條市街を抜けるまでは先々週の「四国の右上…」とほぼ同じコースですね。

 上野公園の脇を通ってJR和歌山線沿いの小径へ、現在の和歌山線は紀の川寄りを走っていますが、昭和26年頃まで山側の真土(まつち)トンネルが使われていて現在も廃トンネルを見る事ができます(写真左)、和歌山線唯一のトンネルだったのですがね。小径は暗渠になっていますが、線路は鉄橋で奈良和歌山県境を越えています。(写真右)

 和歌山県で最も北に位置する隅田(すだ)駅、紀の川サイクリングロードの終点にもなっています。かつての木造駅舎は取り壊され今どきの簡易な待合室のみになっています、決して綺麗とは云えなかったトイレも撤去されました。
 恋野橋で紀の川左岸へ渡り、再び京奈和自転車道へ。橋本橋南詰を少し行った処から快適な専用道となり、南海高野線学文路駅の手前まで続いています。

 約43キロ走って九度山駅に到着、九度山の交差点から駅前への僅かな距離は和歌山県道114号九度山停車場線なのですが、50mで10m余り登らされる激坂です。
 現在、九度山駅にはおむすびスタンド「くど」がOPENしています。売り場は下りホームに面していますが、自動改札を通らずに行く事も可能です。「みかん鶏味噌カツ」と「おかかはちみつ梅」を買い求めて今日のお昼にします。さてここからが「二つの丹生川」のコースになりますが、奈良県黒滝村の道の駅「吉野路黒滝」まで食料品の調達は期待できません。

 出発しようと思っていたら「特急こうや」が、初代の20000系より洗練されていますが、やはり昭和のデザインですよね。
 九度山をスタート、赤瀬橋までの僅かな距離ですが R370を行きます。向こうの赤いアンダートラス橋は近代化産業遺産にもなっている丹生川橋梁。2020年に撮った「自撮り」とてもタイミングが合わせられないので合成。

 赤瀬橋交差点で高野山へ向かうR370と別れ県道102号宿九度山線へ、「玉川峡」と呼ばれる丹生川右岸のガードレールも途切れ途切れの1~1.5車線路を行きます。以前に一度お世話になったキャンプ場「どーむびれっじ」ですが、その後「ごりょう橋キャンプ場」として再開されている様ですが、利用期間が限定されている様です。

 彦谷で橋本橋から狼頭峠を越えてきたR371に合流、国道と云っても紀伊半島の山間部を縦走する酷道、道路状況は県道102号と変わりありません、と云うかそれ以下の区間も。

和歌山県道102号宿九度山線から酷道371号へ 玉川峡を行く(3分27秒)


 途中、橋本市宿にある「やどり温泉」改装前の2009年ですが「峠おやじ弐千峠」サイクの前日はここに泊まりましたね。現在は火水木曜が休館日となって自販機は利用できますがトイレが使用できません。

 河合橋の三叉路で右折して高野山へ向かうR371と別れ、町道筒香線を筒香へ、「つつごう」ではなくて「つつか」です。
 標高436m、以前に「自撮り」もした、下筒香の集落を見上げるビューポイント、1155 お昼前ですしおあつらえ向きのコンクリートブロックもある事ですし「くど」で買ったおむすびをここで頂く事にします。
 下筒香で県道733号川津高野線へ、三叉路を右折すると紀和隧道(今井峠)を越えて野迫川村へ行く事ができます。五條から奈良交通の路線バスが和歌山県高野町の富貴と筒香を経由して野迫川村野川へ通っていた時代もありました。現在の高野町コミニティバスのバス停も「野迫川口」となっています。

 上筒香の風景、既に田植えが終わっています。
 「ここで写真をとると成金になれるらしいぞ!」で知られる成金バス停、初めて通ったのは40年近く前だと思うのですが、まぁ成金にならずとも飢えずに生き長らえているので良しとしましょう。

 標高600m近い高野町富貴の街並みにある「やきもちカフェ」は原則月2回第2,4日曜日のみの営業です、近くに無料休憩スペースができていました。富貴の里おもしろスポット進化地図

 富貴が和歌山の丹生川の源流部となります、ここから奈良県側へ向かって標高650m程の峠を越えますが、標識もなにもないのでどこが県境なのか良く判りません。GoogleMapに「鳩の首峠」と云う表記も見えますが、この富貴から西吉野町永谷へ越える道ではなく西吉野の大日川(おびがわ)から永谷に越える十津川街道の間道であった様で天誅組も関わった峠道だとか。(後半に続く)

津山から「片鉄ロマン街道」へ (後半)

同和鉱業片上鉄道 苦木駅跡

 ゆっくりと資料館を見学し13時過ぎに吉ヶ原を後にします。8年前に訪れた2016年4月9日は吉ヶ原を出たのが17時過ぎで和気まで走る抜けるのが精一杯でしたが今回は余裕です。
 自転車専用道の入り口はここ、途中専用道でなかったり R374の歩道部分だったりする部分もあります。

 概ねR374と吉井川と並行していますし、ブルーラインや案内が充実していますので道を誤る事はないでしょう。なお片上鉄道は吉井川に支流吉野川が合流する直前に左岸から右岸に渡っていたのですが、その鉄橋は撤去されたので自転車道は吉野川を1キロ近く遡った処の鷺橋を経由しています。しかし沿線は何処も桜が満開です。

 桜の季節でなくとも「片鉄ロマン街道」での見所はこの苦木駅跡でしょう、木造のホーム上屋が良い状態で維持されています、サイクリスト以外にも車を路駐して見物に来ている人も少なくない様です。でもプラットホームにアスファルト舗装された路盤の自転車道、どこか違和感がありますよね、「新春ラン」でお馴染みの三河広瀬駅の方が良いかも。


 苦木駅跡手前から天瀬駅まで(2分19秒)


 和気の3つ手前にあった天瀬駅跡もホームと上屋が残っており、そして桜を見る事ができます。なお途中にトンネルは和気以北に2つ、以南に峠清水トンネル(203m 照明有)があります。

 1443 和気駅南口に到着、こちら側からは乗り降りできず、北口へ繋がる地下道と駐輪場とトイレだけがあります。前回は和気駅に辿り着いたのが暗くなってからでしたので、北口に出て輪行支度をして帰途に就きましたが、今回は日生まで走る予定です。ロータリーを挟んだ南側にドラッグストアがありましたので、飲み物を補給し西片上へ向かいます。

  和気から西片上へは傍示ヶ峠があり峠清水トンネルが抜けています。西片上からスタートするとトンネルまでだらだらと登りが続くのと、輪行で関西方面に帰途に就くなら山陽本線和気駅より赤穂線の西片上駅の方が便利が良いので「片鉄ロマン街道」を往復されるなら和気駅スタートで赤穂線の駅をゴールにした方が良いかと。
 赤穂線をアンダーパスした処で自転車専用道は終わります。最寄り駅は西片上ですがR250を日生まで走ります。交通量が結構あるのと2度ばかりアップダウンがありますのでせっかくだから「カキオコ」食って帰ろうと云う向き以外はお勧めしません。ちなみに私は牡蠣が駄目で「かきおこラン」で一人「豚玉」食ってた人なんで、単に日生以西は西大寺まで未踏だと云う理由なんです。

 16時には日生駅前に到着、昨年12月まで近くの桟橋から小豆島大部港行きフェリーが1日4便出ていたのですが休航となってしまいました、実質的には廃止の様で色々とプランを練っていたのですがついに乗る機会がないままでした。
 日生 1652 発播州赤穂行きに乗車、播州赤穂では概ねすぐの接続で多くは大阪以東へ直通の快速となります。播州赤穂、大阪、奈良と最小限の乗り継ぎで 2029 無事桜井駅に、3,410円分乗車、本日の走行 95.8キロ。

1日目 2日目前半 2日目後半

津風呂湖畔から宇陀路へ

津風呂湖畔にて (Photo : 冨士原一)

 例によって勤務明けなのですが「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のチェックポイントも、9時スタートで回れそうな処は吉野山位しか残っていませんし、明日は伊勢方面へのロングライドを画策しているので軽く走っておこう思っていたら、F1さんとMさんが釣れちゃいましたので、明日香川原のセブイレで9時に合流する事に。
 F1さんとは2月の「川湯温泉キャンプツーリング」の往路以来、Mさんとは昨夏の「大和高原早朝ラン」以来です。ところでMさん、芋ヶ峠は30年ぶりだそうです、あまり変わってませんけどね。

 津風呂湖に架かる「みかえり橋」、サイクリング車の通行が許可されています。なお吊り橋からの釣りは禁止です。

 木の子広場で小休止の後、北岸を入野(しおの)へ向かいます、ダムの天端道路を渡って県道を行くより倍近くの距離になりますが、車は殆ど来ません。但しブラインドカーブが多い上に石や枝が散乱している処が多いので注意。木の子広場までは先月15日に来たばかりですが、その折は反対側の香束へ抜けました。
 30分あまりで入野へ、この先の予定を決めてなかったのですが、三茶屋から小名経由で宇陀方面へ越える事に、R370を関戸峠へ向かうより車は格段に少ないです。

 お昼は大宇陀のローソンで弁当を買って宇陀川沿いの四阿で頂き、篠楽から女寄辻に出て下界へ下ります。桜井市街でお二人とお別れして14時半には無事帰投、本日の走行62.9キロ。曇り空でしたが、梅雨明けの猛暑を多少は涼やかに走れたかと。



南の海へ「川湯温泉キャンプツーリング」(2日目)

三和(みわ)大橋にて


 撤収完了、10時過ぎに「川湯野営場」を後にし「川湯温泉」に向かいます。キャンプ場ゲートから公衆浴場まで650m程、歩いて行くにはちょっと距離があります。ちなみに「川湯野営場」のチェックアウトは12時まで。

 「仙人風呂」は今日2月28日までなのですが、水着が必要ですし、川の水でうめているので、近くの宿でも利用していないとね。代わりに公衆浴場(250円也)へ、と云う訳でN女史の入浴画像はなし、代わりに15年前の画像を…
 11時過ぎに川湯温泉を後に、R168に出た処のYショップで「さんま寿司」と「豆大福」を調達し、デポ地の小舟キャンプ場(三重県紀和町)へ戻る2人と共に三和大橋まで熊野川右岸を南下します。今回LG360CAMを持ってきているので動画を撮ってみたのですが、お天気は今一な上に途中でバッテリがあがってしまい、ロクなものでもありませんが、請川からR168旧道の敷屋大橋の手前までを5分に編集しました。

 請川からR168を13キロ程(旧道経由)走り1134 三和大橋が見えてきました。

 三和大橋を渡った熊野川対岸は三重県南牟婁郡紀和町、お二人とはここでお別れ。なお熊野川1998年までは新宮川が法定名称でした、水系名は今も新宮川水系。
 新宮まで約18キロ、左岸に県道もあるのですが、そのまま右岸のR168を行きます。R42に入り紀勢本線で1駅先の三輪崎へ「南の海」へ到達です。R168~R42経由で本州最南端の潮岬へ向かうにはR42に入ってから多くなる交通量と細かなアップダウンが辛い処、三和大橋では晴れ間も見えたのですが、海沿いのR42に出てから雲行きが怪しく時折雨粒が、ただ向かい風ではないのが救い。

 16時半過ぎに古座へ、潮岬まで後20キロ近くあるのですが、せっかく古座まで来たのですから、本州最南のJAZZ喫茶「イワシの目」へ、漁港と海鳥の見えるJAZZの店は稀有です、窓から見える波と風の音に南紀ならぬ北国の海を感じる日でしたが。
 LPのコレクションも相当のものです、ここの親爺はかつて北海道と東北のJAZZ喫茶を自転車で回ったと云う達人、ご挨拶とコーヒー1杯で帰るつもりが、あるLPの話題で1曲聴いて帰る事に。雨具を着込む程でもありませんが小雨の中を串本の街へ、オークワで弁当を買い込んで潮岬へ、何度も来ていて判っている事ですが、最後の坂道標高差70mは堪えます。
 1840 潮岬望楼の芝キャンプ場に到着、40数年来何度も来ていますが、やはりキャンプブームなんですね10張り近くのテントが、強風の中慎重に設営を済ませテントにもぐりこみます、風は強いですが気温は低くないので、今夜は湯だんぽの必要もない様です。本日の走行87.1キロ。

1日目 2日目 3日目



遠回り通勤ライドでLG360CAMを

大和川河畔を行きます (田原本町法貴寺にて)

 予報では昼から崩れるとか云っていたのですが、あまりに良いお天気ですので「遠回り通勤」モードに、デモン太を駆って、まずは腹ごしらえに。

 せっかくのお天気ですので、先日格安で手に入れた360度カメラ「LG360CAM」を、決して電気カミソリではありません。取り付け方法にまだまだ工夫が必要ですが。2016年に発売されたこのカメラ、後継が出ていないと云うか今なお現行品なのか、もう終わっている様な気もしなくもないのですが、最近になって盟友輪童さんが動画をアップしたりしてます。しかし既にアプリがGooglePlayにないとか、編集ソフトでエラーを出したりとなかなか手こずらせます、まぁ動画に関しては撮りぱなっしでロクに編集もしてこなかったのにいきない360度はね。輪童さんにアドバイスして貰ったりして、どうにか使える様に。まぁ安かったから良いですけど、案の定時間を取られるのと本体以上が出費があるかもと。
 八木札の辻から下ッ道を北上し寺川沿いを、春ですね、思わず足を停めます。
 大和川を渡る天神橋南詰めを西へ大和川左岸へ、板屋ヶ瀬橋を渡って大和川から佐保川右岸の京奈和自転車道を三郷橋まで、昨年供用された近鉄平端駅付近で、橿原線と天理線をアンダークロスする区間を走ってみます、休日とあって散歩する家族連れが多いです。
 360度で撮影していますからVR動画にもできるのですが、上は2Dにトリミングして編集(ただ繋いだだけですが)したものです(約2分)。
 撮影そのものはスタンドアロンでもスマホからでも行えますが(設定はスマホからのみ)、困ったのは動画撮影は20分で否応無く止まるので、ドライブレコーダーとしては役をなしません。ちなみに20分で約2.5GByteですから8Mのメモリーカードで約1時間、内蔵バッテリーは約70分との事です。ファイル分割は致し方ないとしても、メモリーカード一杯までの連続撮影がほしいところ、ただ発熱を考えるとこの筐体ではその辺りが限界かも。
 前後レンズ何れかを単独で180度カメラとして利用もできたり、静止画ではインターバル撮影(2秒、5秒、10秒、30秒、60秒間隔、もちろん20分縛りはなし)もできるのですが、さてどう云った使い方が面白いのでしょうかね。
 再び下ッ道に戻り大和川を東へ、三輪山を望みながら大和川べりを走って桜井へ、本日の走行35.3キロ。

 



どーむびれっじキャンプ場

 この季節だと最低気温が15℃を下回る事はない小豆島で2泊の予定でしたので衣類以外、テントと寝袋は夏支度でしたので少々寒い思いをしましたが、と云っても標高は100m少しなのですが、まぁ家にいるより良く寝ていた様な。
 今日のお天気は夕方位までは持ちそうなんで、のんびりと撤収して、せっかくですのでこのまま丹生川沿いに遡り「やどり温泉」から高野町の筒香、富貴経由で帰る事にします。
 時間もあるので場内を巡視、本来のテントサイトはこちら側の様です。桜の木の下にウッドデッキなんかもあります。
 撤収完了。帰りしなに管理人(オーナー?)さんと少しお話しを、今週は台風襲来が痛いと、元よりバンガローがメインで車が乗り入れなれない事もあったりと、昨今のキャンパーでの賑わいとは縁がないとか。
 11時過ぎに「とーむびれっじ」を後にし丹生川沿いに県道102号宿九度山線~R371~高野町道筒香線と遡ります、ほぼ丹生川の源流とも云える標高600mの富貴まで登るのですが、R371合流直前に短い激坂があるものの比較的に楽に標高を稼ぐ事ができます。玉川峡と呼ばれる渓谷沿いの道が河合橋まで続きます。「やどり温泉」までは夏に川遊びの家族連れの車が入ってくるものの交通量は少ないです、と云うより国道区間1を含めて車で走るには離合困難な大変なコースですが、一昨年「”2つの丹生川を遡る” ランドナーサイク」でご案内したツーリング車にはぴったりのサイクリングコースです。

 彦谷で橋本橋から狼頭峠を越えてきたR371に、国道とは云え道路状況は変わりません。魅力的な渓谷沿いのルート「自撮り」の準備もしてきているのですが、いつ降ってきてもおかしくない空模様ではネェ、新しく準備した三脚を取り付けている長尺物用キャリアの方はまずまずなんですが。
 1212 河合橋に到着、高野山へ向かうR371とここで別れ町道筒香線に入ります。

 渓谷沿いの道は筒香から富貴にかけて山間の盆地風景へと、上筒香で県道733号川津高野線へ、右折すると紀和トンネルを越えて野迫川村に至ります。
 富貴の手前から少し降り出してきました、どうやら天気の崩れるのは早そうです。

 幸いと云うか富貴の町に入る辺りで本降りになってきたので、暫く雨宿り、雨雲の途切れるのを待って五條への豪快ダウンヒル。五條病院前のファミマと栄山寺と再度雨宿りする事に、他は木陰なら雨粒をかわせる程度なので、サイドバッグにカバーをかけただけで、ポンチョを被る事もなく走り抜けます。
 明日香村に入る頃にはすっかり暗くなりましたが走り慣れた道、18時過ぎに無事に桜井に帰投しました。走行75キロ、自走圏内を1泊2日4サイドで走っていたので些か物足りませんが、台風には勝てませんよね。しかし2016年9月の白崎海岸2018年9月の丹後半島とこれまで何度キャンプツーリングを邪魔された事やら。



リベンジ能登半島(4日目)

能登島向田町にて

 今日は午前中に能登島を回り昼過ぎの列車で帰途に就きます。能登島は七尾湾に浮かぶ周囲約72キロの島、現在では本土側と2つの橋で結ばれています。2001年にも中能登農道橋(ツインブリッジのと 620m)を渡り島内をショートカットして能登島大橋(1,050m)で戻った事があり、R249を走るより距離は僅かに能登島経由が短いのですが、アップダウンがありますので自転車では。島内には2つの道路元標が残っており、今日は能登島大橋を渡り島を反時計回りに回り中能登農道橋で戻ります。
 能登島佐波町にて、島の西南から北岸を回り東南にかけてほぼ一周する様に海岸沿いを県道257号田尻祖母浦半浦線が結んでいますが、南側ではアップダウンのある内陸部を走らなくてはなりません。
 島の東部に位置する東島村道路元標(写真左)から次の中乃島村道路元標へは島を県道258号野崎向田線で横断すれば近いのですが、折角ですのでサイクリングルートから離れて島の北側に突き出た小さな半島を巡る事にします。後で知ったのですが、県道258号には石川県最古の現役道路用隧道があるのだとか。
 ほぼ島の北端の祖母ヶ浦(ばがうら)、対岸は穴水あたりになります。野崎から向田への鄙びた海岸線ルートはお勧めです。 穏やかな七尾北湾を見ながら、もうあちらこちらで稲刈りが始まっています。一応ロードですしフロントバッグを外して撮ってみたのですが、やはりフレームバッグはシルエット的には邪魔ですよね。
 島内には「いしかわ里山里海サイクリングルート」のポイントも何ヵ所か。

 石川県道257号田尻祖母浦半浦線
 中能登農道橋(ツインブリッジのと)、能登島大橋と同じく南側のみ歩道があります。
 中能登農道橋を渡った処にある「長浦うるおい公園」からの展望。予定では西岸駅から帰途に就くつもりでいたのですが、2キロ程遠くなるものの能登鹿島駅の方が手前にコンビニとかあって便利そうですし、18きっぷとは別に払わなければならない和倉温泉までののと鉄道の運賃も150円安くなりますのでそちらへ向かう事に、ただ上り列車に乗るので輪行袋を担いで跨線橋を渡らなくてはなりません。
 1220 能登中島駅に到着、走行51.6キロ、3日間で228.1キロ走行。道路元標は一昨年と取りこぼした他に都合10基と、十分にリベンジは果たせました。
 七尾行きは1332発ですからのんびりと且つしっかり輪行支度を、この駅には多目的トイレもあって着替えるにも丁度良いです、まぁ無人駅とかでは平気で待合室で着替えていますが。なお駅は民間委託駅ですが平日の日中以外は無人になる様です。
 この駅は仲代達也さんが主宰する無名塾が定期的に公演を行っている能登演劇堂が近くにあり、ポスターなどが掲示されています。
 鉄な人にとっては、この駅の側線には郵便車オユ10が保存されているのが魅力、内部の見学もさせて貰えるそうです。

 そんなこんなで退屈しない能登中島駅、行き違いする下り列車の到着を待って 1332 後にします。
 年々姿を消して行く国鉄時代の車両、七尾線の415系もこの秋から521系との置き換えが始まります、ここのは800番台と云うマニアックな改造車なんです。桜井線も昨年227系への置き換えが行われましたし、どこへ行っても画一化された代わり映えしない車両ばかりに。(写真左)七尾駅で新旧のツーショトを、(写真右)金沢駅4番ホームを引き上げて行きます、恐らくこれが乗り納めになるかと。
能登中島1332→1353七尾1358→1531金沢1613→1739芦原温泉1753→1906敦賀1919→2104京都2136→2236奈良2257→2325桜井 乗車時間9時間53分(内6回の乗り継ぎ待ち時間2時間07分)、JRとなる和倉温泉から 6320円分乗車。

【1105】 2020/9/3 石川県鹿島郡東島村(現 七尾市)
【1106】 2020/9/3 石川県鹿島郡中乃島村(現 七尾市)

 1日目 2日目 3日目 4日目

芋ヶ峠から津風呂湖畔へ

吉野町 津風呂湖畔「木の子広場」にて

 週間予報によると暫く雨続きとの事、久しぶりに芋ヶ峠を越えて吉野町の津風呂湖へ。芋を越えるのは2月15日以来、津風呂湖へは1月31日かな。
  津風呂湖は1964年に完成した津風呂ダムによってできた人造湖、関西では知られたヘラブナ釣りのスポットだとか、南岸を県道256号が通じていますが、近年北側にあった近畿自然歩道をどうにか車が通行できるまでに整備されました。その対岸路へは吉野町香束(こうそく)と入野(しおの)から進入できる他に3つの吊り橋がありますが、車が渡れるのは入野吊り橋のみで、全線に渡り1車線で離合が困難なために、車は地元の山仕事の人と釣り客が入って来る位です。
 写真は平尾吊り橋(みかえり橋)、今年になって対岸側の進入路が舗装され両側の樹木が切り払われて、渡りきった処の風景が一変してしまいました、これはこれで良いかな、ただウッドデッキとベンチが撤去されてしまいました。
 平尾吊り橋(149m)には「サイクリング車以外の二輪車の通行を禁止します。」との嬉しい看板があります。
 対岸路はかつて沢だった処が入り組んでいる為に、南岸の県道に比べると倍以上の距離になります。
 静かでのんびりサイクリングするには最高のロケーションです、ただブラインドカーブが多く、落石や稀に来る車には注意。写真右は入野(しおの)地区、春は桜が見事です。
 入野(しおの)から先、迷ったのですがR370を北上して宇陀へ向かう事に。写真は三茶屋(みちゃや)の交差点、南北のR370と東西の県道28号吉野室生寺針線が交差するのですが、吉野町上市付近から宇陀へは蛇行する吉野川に沿った国道より津風呂湖の北側をショートカットする県道の方が早いために、この交差点を西から北へと経由する交通量が多くなっています。県道は東吉野村への山越え区間(日の森峠)が不通区間となっていますが、町道で大宇陀方面へ抜ける事が可能です。
 交差点を東へ、少し登り小名トンネル(147m)を抜け、里山風景の中を進み、440m程の無名の峠を越えると宇陀市域です。峠は無名ですが付近は「釜縄手」と呼ばれ「古事記」や「日本書記」にも記された交通の要衝だとか。
 大宇陀へ下り旧街道の松山街道(写真左)を北上して行くと自然に宇陀川沿いの道(写真右)へでます。旧榛原町域ではサイクリングロードと控えめな標識があったりしますが、農道だったり通学路だったりと、他所の車は入ってこない自転車向きの道が榛原駅近くまで続いています。榛原篠楽まで北上し女寄峠を下って16時過ぎには帰投、走行63.7キロでした。

WAKAYAMA800 有田から日高へ

和歌山県日高郡日高町比井にて 阿尾冨士を望む

 今シーズンは早々に50ポイントパーフェクトは諦めた「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」ですが、30ポイント賞とリピーターポイントだけは押さえておこうと、「青春18きっぷ」で和歌山県は有田へ向かう事にしました。機材は先日から手を入れていたデモンタで、箕島駅から海岸沿いに通称「キララときめきロード」を御坊まで南下するプランです。
 桜井0552発、高田、五条、和歌山乗換えの和歌山線~紀勢本線経由で箕島着0838ですが、和歌山駅での乗換時間が2分、階段または地下道がある上にホームに乗換の自動改札機があって、勝手が判らないとかなり厳しいです、天王寺から阪和線経由でも到着時間は変わらなくて乗り換えに余裕があるのですが、時節柄混雑するターミナルや路線は避けたいものでして。無事に紀伊田辺行きに、輪行袋を置くスペースのある車両へ乗り込みますが、なんと平日にも拘わらず4台もの先客が、学生さんの様ですね。まあ箕島まではすぐですので立って行く事にします。
 箕島駅をスタート、まずはお昼の弁当を調達しに近くのスーパーオークワに立ち寄ります。有田川を渡り「有田みかん海道」に入ります。昨年も2月に走ったのですが、有田川河口に突き出た半島をぐるっと回ります、北西側から南側へと紀伊水道の眺望が素晴らしいのですが、標高で150m程登らなければなりません。
 北西側の展望、紀淡海峡から淡路島が望めます(写真左)。標高を稼ぎながら南側に回りこむと湯浅湾を挟んでこれから向かう白崎海岸の先端やうっすらと四国を望む事ができます(写真右)。
 みかん畑の中の急坂を下り県道20号有田湯浅線に入ります。ただ向かい風が些か強くなってきました、このコースを湯浅から南向きに走るのはほぼ初めて、やはり御坊スタートが楽だったかなと少々後悔、線路沿いに県道をショートカットする手もなくはないのですが、せっかくですので海を見ながら頑張る事にします。湯浅の街中を過ぎると「キララときめきロード」は県道23号御坊湯浅線となり、湯浅湾を巡る様に「テスティモーネ アリダ」「湯浅うまいもん蔵」「広川町立ふれあい館」とボイントをこなして由良町へ向かいます。
 広川町「稲むらの火の館」から変わって今シーズンからポイントになった「広川町立ふれあい館」、広川ビーチ駅に隣接しています。
 由良町域に入ると白崎海岸までリアス式海岸の地形が続き、県道はアップダウンを繰り返します。以前は衣奈(えな)漁港で県道23号から県道24号御坊由良線が分かれていたのですが、現在は衣奈(えな)トンネル近くまで登るルートに変わっています。通行止とかが続いていたのですが、以前のルートが通れましたので、山越えで衣奈へ越えます(写真)。この区間も現在トンネル工事が行われていました。
 衣奈から県道23号に入り海沿いの4つのトンネルと橋を経て道の駅「白崎海洋公園」へ下る手前、白崎海岸の案内板を傍に休憩場所が、地元の方の手作りのものの様です、湯浅湾に浮かぶ島々の眺めが素晴らしいのでお借りしてお昼にする事に。眺めが良いとオークワで買った198円也の弁当も価値があると云うものです。
 道の駅「白崎海洋公園」は2018年9月の台風被害で1年程閉鎖されていたのですが、現在はほぼ復旧しています、ただキャンプ施設はまだの様ですね。

 かつて軍港であった由良港を巡ります、現在は海上自衛隊由良基地があります、運が良ければ潜水艦が見られるかも。柏漁港の手前から日高町となり、小浦峠の手前まで未改良の鄙びた道が続きます。写真は方杭(かたくい)にて。
 由良町の「平佐館」日高町の「温泉館’海の里’みちしおの湯」で30ポイント達成です。
 小浦峠を越えると通称阿尾冨士を望む事ができます。かつて原発誘致に揺れた土地です。
 小浦、比井、産湯、阿尾と緩やかな海岸沿いを行きます。今回は南行きで走ってみましたが、このコースやはり北行きが正解かと、写真も何枚か自転車を海側に置いて反対向きに撮ってます。但し「有田みかん海道」は逆向きは厳しいかと。
 緩やかな峠を越えると美浜町、1523には三尾へ、移民が多かったのでアメリカ村と呼ばれているのですが、アメリカではなくカナダへの移民なのですがね。ポイントにもなっている「日の岬」まで往復する時間もあるのですが予定の30ポイントは達成したのと、距離の割には少々疲れ気味なのでここで帰途に就く事に、ここからは御坊駅が最寄りなのですが、一駅和歌山駅よりの紀伊内原駅まで走る事にします、御坊駅では普通列車は階段を渡ったホームになり、紀伊内原駅は下り列車は確実に手前のホームになります、駅前にコンビニもありますしね。ちなみ紀伊半島を巡る紀勢本線は三重県の亀山駅が起点で和歌山市駅が終点となります。
 次の下り列車まで約30分、現場でのデモンタの輪行仕度はまだ二度目なんで、落ち着いてぼちぼちやります。正直云ってロードの方が楽です、軽いしね。ただ拘りのマッドガード付きであると云う点ではヘッド抜きに分割式マッドガード仕様と比べるとはるかに楽で早いです。
 1635 和歌山行きに乗車、いつになく帰途に就いたのが早かったので普通列車の乗り継ぎでも21時過ぎには帰宅できます。走行72.3キロ、先月も伊賀上野まで71.8キロ走っていますが、このデモンタで100キロ超はちょっと厳しいかな。asuka号なんかに比べると650A×38の低圧のタイヤって事もあるし、あと気になるのはQファクターの違い、以前フロントダブルの9さんのasukaロードを借りて、午後から走れなくなった事があったっけ、次回は延陽伯号にしているSPDシューズを履いて見ようかと。そんな事を考えながら和歌山で乗り換え、実はこの時、とんでもない忘れ物をしてしまったのです。