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7th「月うさぎ」キャンプ(3日目)

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Photo : syokoraさん
 
20150506b.jpg「月うさぎ」キャンプ3日目の朝、今日も最高のお天気です。 各自自分のテントや荷物を片付けながら朝食を済ませます。 今日は私、UG兄さん、九度山人さんが4サイド自走で帰途に就きますので撤収が早いのですが、陽射しのお陰でテントも充分に乾かす事ができました。
 
20150504b.jpg今回参加した自転車の一部ですが、(左上)UG兄さんの1958年エルス・キャンピング、(右上)九度山人さんのBSアトランティス、(左下)私のasuka700cツーリング、1999年だっけ、(右下)大黒屋さんのグランボア エトワール。
 
 
 
20150506c.jpg自走組の出発準備も整い4サイドの3段重ね。
 
20150506e.jpg話題は次のツーリングのプランに… 今回はシェフ役とサポートに徹して下さったsyokoraさん有難うございました、次回は4サイド自走で。
 
20150507g.jpgお馴染みセルフ3連写で記念撮影、結局今回三脚を使ったのは記念撮影だけでした、折角だからゴリラポッドを持ってくれば良かったかな。
 
20150507h.jpgさあ出発です、UG兄さんは大阪は八尾へ、九度山人さんはその名の通り和歌山県九度山町へ。
 
20150506i.jpg1950年代生まれの乗り手とキャンピング車が豪快に一谷峠と、そして女寄峠を下ります。
 
 
 
 
 
 

20150506j.jpg桜井を通り過ぎて横大路を八木までご一緒し、飛鳥川沿いの大和中央自転車道の入り口へ、ここでお昼にします。 おっさん2人がなにやら店を拡げてますので、前を通る人、自転車、単車、車、もしかしたら近鉄電車に乗っている人までが… ガン見して行きますので、事故らないかと心配になります。 お腹が一杯になった処でお別れ、私は桜井へと引き返します、本日の走行41.3キロ、距離は知れていますが年に何度できるかの4サイドでの充実したサイクでした。

 いつもお世話になる「月うさぎ」さん、わざわざ差し入れを頂いたVIVVA2000さん、TABOOさん、いまやんさん、有難うございました。  
 
 
 

今月の締めは

20150430a.jpg4月も今日で終わり、昨夜asuka号の足回りを触ったので、大和川河畔を流して御幸橋まで、飛鳥川沿いの自転車道を走り大和八木経由で帰ってきました。
本日の走行36.4キロ、今月の走行1,059.0キロ、今年の累計4,349.3キロ。
 
20150430b.jpg走っている間に防水処理をしたテントを乾かしておきましたが、フライは現地でしようかな、って初日の4日には雨マークが…  
 
 
 

20150430a.png 復活?後まもなく1年になりますね。




 
20150430b.png体重に関しては下げ止まりと云うより、リバウンド気味? 最近お腹が空いて空いて仕方がないのですよね、体脂肪は維持している様だから別に良いのかなぁ…
 
 
 
 
 
 
 
道路元標はまあボチボチとやりますわ。
 
【1031】 2015/04/07 山口県 大島郡 蒲浦村 (現 周防大島町
【1032】 2015/04/08 山口県 阿武郡 萩町 (現 萩市)
【1033】 2015/04/08 山口県 美祢郡 大田村(現 美祢市)
【1034】 2015/04/10 石川県 石川郡 額村(現 金沢市)

今月も無事に1,000キロ超え

20150428a.jpg4週ぶりの木津川の自転車道です。 週一で城陽市に所用があるので、可能な限り走って行くのですが、今月は雨だったり荷物が多かったりとなかなか走れませんでした、1往復すると交通費が1,500円浮くので、毎週走れれば毎月タイヤが買える計算になりますね。
 
 
20150428b.jpg最短コースは山城大橋を渡り右岸を北上するのですが、往復100キロに少し届かないので、最近はそのまま左岸の自転車道を木津川大橋まで北上して折り返しています。 近鉄京都線木津川橋梁にて、ここ何週か電車の中から覗いてましたが。
 
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暮れあたりから続いていた自転車道の工事も終わり走りやすくなりました。 写真は木津川流れ橋にて、持参のポットのコーヒーとパンで一息入れます。 平日ですが気候も良くなった事もあるでしょう、頻繁にローディが出入りしています。
 
 
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陽が長くなると帰りにつくのがついつい遅くなってきて、16時を回ってようやく帰途に。 信号のない自転車道とは云え、60年ものの乗り手と20年もののツーリング車が巡航30キロをキープするのはなかなか大変。

 
20150428e.jpg小腹が空いてきて桜井まで持ちそうにないので、コンビニで菓子パンを買って猿沢池で一息入れる事にしたのですが、隣のベンチでクラシックギターを弾いている人がいて、聞き入っていたらすっかり長居をして遅くなってしまいました。
 
本日の走行102.0キロ、今月も無事に1,000キロ超えを果たす事ができました。

天の邪鬼「しまなみ」へ往く(2日目)

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向島から望む因島大橋
 
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松永では駅から歩いて1分程の「ニュー長和島」と云うビジネスホテルをじゃらんで取りました、近くに食事のできる店やコンビニがあったので手っ取り早く済ませてしまうには福山や尾道と云った大きい街より便利かも知れません、自転車は階段室に入れさせて貰えました。
 
20150326c.jpg松永から海寄りの道を選んで尾道へ尾道大橋の下をくぐり市街です、「おのみち映画資料館」と云うのがありました、尾道と云えば大林宣彦監督の出身地でもあり、幾つもの作品が舞台となった街、いつかのんびりとロケ地巡りをしてみたいですね。
 
20150326d.jpg尾道から向島に渡る渡船は3航路ありますが、「しまなみ」を走る自転車での利用が多いのはこの駅前渡船、自転車込みで110円也。 乗船前に駅前港湾駐車場の受付まで行って「せとうちサイクルーズPASS」を貰ってきます、これで瀬戸内海の主な航路への自転車持込時に割引が適用されます、明日の今治~岡村島の航路で活用させて貰います。 3日間有効で適用航路、料金、発行箇所、時間に注意して下さい。
 
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向島にて、今回初めての「自撮り」です、実は輪行袋と2泊3日の荷物をサドルバッグに押し込んだものの三脚を持ってくる事ができませんでした、走っていて良いロケーションを見つけてもちゃんとした三脚がなければ視線の高さを稼げません、視線での視界と地上すれすれからの視界は全く違ったものなのです、おのずと見通せる場所、見下ろせる場所を見つける事が先決問題なのです。
 
20150326f.jpg生口(いくち)橋、「しまなみ海道」は尾道大橋を除いて6つの橋があるのですが、いずれも橋へのアプローチは非常に緩やかに設計されていて、ママ■■■のおばさんの集団までがサイクリングに興じています、とにかく親子や家族連れ、女性が多いです、私の様なツーリング車が少数派だったりして。
 
20150326g.jpg生口島から見る多々良大橋。 せっかくですから橋をバックにできる「自撮り」ポイントを探すのですが、なかなか見つかりません。

 

 

 

 
 
20150326h.jpg多々良大橋へのアプローチでようやく見つけたポイント、しかしここまで近づくと橋が巨大過ぎて納まりません。
 
20150326i.jpgそれよりもセッティング中に撮ったショットの方が面白かったりして、どこかの大学の自転車部の春合宿でしょうか、先程から何組もグループで走っています、クロスバイクやMTBにオルトリーブのバッグが多く今風なのがちょっと寂しいですが。 右の若い子達、後で道の駅でお知り合いになったので掲載の許可を頂きましたよ。
 
20150326j.jpg多々良大橋を大三島に渡った処にある道の駅「多々良しまなみ公園」には何やら「サイクリストの聖地」とありますが。 ここでのんびり一人で休憩してしていると記念撮影を引き受けさせられ続ける事請け合います。 いわゆるローディはスルーして行ってしまいあまり立ち寄らない様ですね。
 
20150326k.jpg道の駅を出て暫く上浦あたりの鄙びた漁村と海岸風景です。

 

 

 

 
 
 
 
20150326l.jpg大三島橋を渡ると伯方島。 伯方島では向かい風に苦しめられる事に、たまたま抜かしてくれたロードにしっかりしがみ付いて行きます、伯方大島大橋の入り口まで暫し楽させて貰いました、さすがにツーリング車に代わって引けよなんて云わないでしょうし。
 
20150326m.jpg伯方大島大橋を渡り大島へ下ってくる処です、手すりの支柱にショックコードで括りつけてみました。 このショックコードはどこかのアウトドアブランドのもので輪行や荷物の固定、テントの設営に重宝していて20年以上も使い続けています。 やはりゴリラポッドを買うべきなのか、しかしあのデザインはどうも私的には許せないのですが。
 
20150326n.jpgやはり橋が近過ぎて上手く写し込めませんが、ここでも微笑ましい風景が、すみませんおばちゃんには了解貰ってません。
 
20150326o.jpgツーリング中は頻繁にfacebookでやりとりをしていますが、syokora氏から「しまなみ」へ行ったら亀老山へ登る様にとの指令が、丹後半島の折には云う事を聞かずに経ヶ岬へ行かずに後悔したので、今日は登らなければなりますまい、30分頑張ればとの事ですのでまぁ貧脚の私でも45分位あれば行けるでしょう、しかし標高300mと云っても殆ど0からスタートですからね。 それに今日は今治へ渡ってから多賀村道路元標まで往復40キロ走らなければならない予定が残っているのです。 亀老山へは東側から登って行くのですがルートが西側に回り込む辺りから眼下に来島海峡と大橋が、なかなかの展望です。 頂上の展望台からも同様の風景が見渡せますが、自転車を入れて写真を撮るなら途中の道路沿いからの方が良いでしょう。
 
20150326p.jpg頂上は360度の展望です。 売店の藻塩アイスが旨いとの事でしたが、この季節の平日とあってか売店は開いていませんでした。 ここの展望がすっかり気に入って多賀村道路元標の事なんかすっかり忘れてしまいました。
 
20150326q.jpg来島海峡大橋近くまで下ってきました。 ここでも手すりの支柱に括り付けて「自撮り」に挑戦してみましたが、ここで連続撮影が途中で止まってしまう事態が、なんとメモリカードが一杯、朝から「自撮り」ばかりやってましたからね、とりあえず空振りのショットをしこしこ削除しますが、これが結構な手間、SDカードですから今治に行けばどうにでもなるでしょう。
 

20150326r.jpg全長4キロを超える来島海峡大橋を渡り終える頃にはすっかり陽は傾いてきました、多賀村道路元標へ行くのは諦め、市内に「カメラのキタムラ」があったのでSDカードを調達し夕食を、今治港近くで取っておいた宿へと向かいます。 本日の走行103.0キロ。

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志摩ツーリング

 

 

20150124b.jpg鳥羽展望台

今日は「ツール・ド・紀伊」のスタンプポイントをGETしにKHSを担いで伊勢志摩方面へ輪行で向かいます。

 

20150124c.jpg今回は予め橿原市の金券ショップで買っておいた近鉄の株主優待乗車券を利用します。 近畿日本鉄道の路線のド真ん中に住んでいると名古屋または志摩方面まで行かないとメリットはないのですが、往路の桜井~鳥羽、復路の賢島~桜井で650円ばかしお得になる勘定です。 鳥羽駅まで輪行してスタートです、最初の目的地は鳥羽展望台、三重県道<128>磯部鳥羽線いわゆるパールロードを走らないと行けない処なのですが、いつも志摩方面へ行く時は平行している昔からの県道<750>阿児磯部鳥羽線を走っているので、麻生の浦大橋を除いて一度も走った事がありません、もちろん一般県道で自転車も走って構わない訳ですが、いわゆる観光ドライブウェイ、ロードならまだしも小径車に相応しい道ではありません、今回もできる限り走りたくないので極力<750>を走って行く事にします。

 

 

20150124d.jpg麻生の浦大橋を渡りパールロードと別れると漁港を縫って走る鄙びた道が続きます、石鏡(いじか)では伊良湖岬が遠望できます、しかし最高のお天気、この季節の晴天ならではの澄み切った空気です。 石鏡を過ぎた辺りでパールロードへ入りますが、鳥羽展望台までは標高差で100m以上登らなくてはいけません、展望台だから仕方がないと云えば仕方がないのですが。 なお地図上ではパールロードと<750>は何ヶ所かで交差していますが立体交差になっているので、接続している箇所は限られています。

 

 

20150124e.jpgパールロードは毎年秋に「サイクルマラソン鳥羽志摩線(とばしません)」と云うイベントが行われている位ですから結構ロードで走っている人を見かけますが、鳥羽展望台ではGIANTのGREAT JOURNEY の4サイドで日本一周中の若者に出会いました、山口県を出発し時計回りで北海道を回って今日が181日目、これから紀伊半島一周ですね。 大学は大阪で高取町に知人がおられるとの事で奈良にも来られるとの事、再会が愉しみです。 ブログもされているので応援よろしく。

 

 

 

20150124f.jpgパールロードを少し走り再び<750>へ、国崎、2つめのポイント「相差海女文化資料館」のある相差(おおさつ)と走り的矢へ、ここで<750>は的矢湾に分断されていて、県道船と云う無料の渡船が結んでいます、対岸までの距離は数百mですが、対岸の三ヶ所(さんがしょ)と渡鹿野島の3ヶ所を結んでいます。 船がこちら側にいない時は写真の腕木を水平にしてやると、それが目印になって迎えにやってきてくれますが、今回は20分程待ちました。 なお一応自転車はそのまま載せて貰えますが、持ち上げられない様なキャンピング仕様の自転車は無理かと、それに写真の様な小型船ですので載せられる台数に限界があります、それと周辺道路から乗り場への案内の類は皆無ですので注意して下さい。

 

20150124g.jpg対岸へ渡り少し<750>を走ってから<129>磯部大王自転車道線へ入ります、暫くは殺風景な山の中を走りますが、写真の国府白浜海岸に出て少し海岸線を走ります。 この後自転車道のルートに従うと再び山側へ入りR260を走らされるので、時間に余裕があれば波切(なきり)方面へ回るのも良いかも知れません。

 

20150124i.jpgR260は深谷水道を渡った処からバイパスが出来ているので旧道は車が少なくなって自転車にとってはすいぶん走りやすくなっていました。 今日3つ目のポイント「海女小屋体験施設・海女資料館」のある越賀まで行ってから和具港へ戻ります。 写真は越賀海岸。

 

 

 

 

20150124h.jpgここから英虞湾をはさんだ賢島まで伊勢マリンレジャーの運行する定期船がありますのでそれに乗船する事に、桟橋の向こうに見えているのはR260のバイパスの志摩大橋です。 昔御座~浜島間の航路へはロードをそのまま載せて貰ったのですが、賢島の船着場と近鉄賢島駅は距離が100mとありませんし、自転車をそのまま載せて貰えるかが判りませんでしたので、和具港で輪行支度を済ませてしまいました。 なお手荷物品扱いですので運賃の610円以外に360円が必要です。
 今回は「ツール・ド・紀伊」のポイント巡りと云う事で鳥羽駅から和具港まで走りましたが、風光明媚な志摩半島、鳥羽からのパールロードや鄙びた<750>と県道船、近鉄志摩磯部からスタートする自転車道、旧R260で志摩半島の先端御座白浜とコースを工夫してみると面白いかと思います。 本日の走行70.8キロ。

 

 

 

奈良県の自転車道に物申す

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Photo by SORAさん

 

奈良県下、特に国中と呼ばれる奈良盆地をスポーツサイクルで走っている人なら多かれ少なかれ自転車道のお世話になっていると思います。 まぁ中には障害物の多い自転車道を避けて一般道を自動車とせめぎあいながら走る人もいるかとは思うのですが、あえて云えばそんなに使い勝手の良いものでもありません。 ところで県下には現在3つの自転車道が設定されている訳ですが…

 

 

 

20150100a.jpgその奈良県の自転車道ですが、奈良県における広域的な自転車利用ネットワーク「ならクル」をはじめ県の案内によりますと「奈良自転車道」「大和中央自転車道」「飛鳥葛城自転車道」の3つが挙げられています、ところが実際に走ってみると「奈良西の京斑鳩自転車道」「大和郡山田原本橿原自転車道」「明日香大和郡山自転車道」と云った聞きなれない名称の自転車道の標識が現れます。

 

 

20150100b.jpgこれには本名と云って良いのか「奈良自転車道」は奈良県道266号奈良西の京斑鳩自転車道線(添付図赤線)、「大和中央自転車道」は奈良県道273号大和郡山田原本橿原自転車道線(添付図青線)、「飛鳥葛城自転車道」には奈良県道274号明日香大和高田広陵自転車道線(添付図緑線)と云う道路法に従って認定された正式名称がある事に起因しているためなのですが、他所から走りに来た人が案内標識を頼りに走っていると戸惑う事でしょうし、不親切以上にかえって混乱させる案内標識なのです。

 

 

20150100c.jpgその上場所によってはこんな事も、なければ全くない自転車道の標識、ある処には異なる表記で並んでいる、無駄と云うか違う名称で予算の二重取りでもしているのかと疑われても仕方ありません。
 ところでその自転車道、実際のルート設定はどうなんでしょう、奈良公園から平城宮跡を経て法隆寺を結ぶ奈良自転車道(奈良西の京斑鳩自転車道線)はまぁ良しとして、大和中央自転車道(大和郡山田原本橿原自転車道線)や飛鳥葛城自転車道(明日香大和高田広陵自転車道線)は意図が理解できません。 自転車道ですから目的を決めずのんびりポタリングを愉しむ人もおれば、トレーニングにと行ったり来たりする人もいるでしょう、しかしあくまでも道なのですから、目的地を結んで行くのが本来の形でしょう。 私が見聞きする範囲では奈良県北部や大阪方面から見所の多い橿原市や明日香村、また吉野方面へのアプローチとして自転車道を利用する人の多くは、御幸橋から曽我川沿いの飛鳥葛城自転車道へ一旦入るものの保橋で県道<36>天理王寺線を少し走り保田橋で飛鳥川沿いの大和中央自転車道へ入り、橿原市今井町界隈(厳密には四条町)で再び飛鳥葛城自転車道に戻っています。 大和中央自転車道の起点の県浄化センターから保田橋にかけては盲腸の様なもので私の知る限り利用者も皆無で、また田んぼのあぜ道を舗装しただけの様な処もあります、また飛鳥葛城自転車道の大和高田市域と先の橿原市四条町付近までは高田バイパスの高架下の側道で決して走りやすいコースとは云えません。 と云う状況から利用者は自然と最良のルートを選択している訳です。 自転車道策定の段階で何故無駄のないルート設定ができなかったのでしょうか、無駄があると云う事は税金が有効に使われていないと云う事に他ならないのです、どう見ても格好さえ整えておけば良いと云ったお役所仕事が見え隠れしてきます。

20150100f.jpg予算あっての事ですから未整備区間がある事や、長期的な周辺の整備計画や開発計画もある事でしょうが、橿原市今井町付近の様にルートが判りにくいにも拘わらず案内標識が途切れてしまう箇所があると思えば(写真左)の様に無駄に標識が並んでいる箇所も少なくありません。

 

 

20150100g.jpg当然道路なんですから維持管理も必要です。 最近高度成長期に造られたトンネルや橋梁の多くが老朽化してきていて問題になっていますが、自転車道も造ってやったぞみたいな感じで後はほったらかし、維持管理する予算もないのか草ぼうぼうでほったらかしと云うケースも時々見られます。 別にこれは奈良県だけに限った事ではなく、和歌山県道<801>白浜日置川自転車道線の様に廃道寸前みたいな処もありますが、大阪府の南河内サイクルライン(いわゆる石川サイクリングロード)や京都府の嵐山八幡木津自転車道の様にちゃんと整備維持管理されている処もあります(羽束師橋以北の案内は不十分だとは思いますが)。

20150100h.jpg決して何もかもほったらかしとまでは云いません。 写真は飛鳥葛城自転車道の「おやなぎ橋」です、以前はご覧の様にクランクカーブに急坂で大きな段差、まるでこけてくれと云わんばかり、案内標識に気をとられでもしたら見事なトラップです。 もちろん現在では補修されていますが、僕の様な天の邪鬼から見れば誰か転倒して怪我でもしたから改修したのかなと想像してしまいます。 本来は自転車道として設定された時点で整備されていなければならないはずです、利用者すなわち自転車に乗る人の視点に立っていないと云う事はこう云った事でもあきらかです。

 

 

20150100d.jpg【余談】(写真左)奈良県道助命下萩線の正しい路線番号は245号である、山添村助命(ぜみょう)と都祁村(現奈良市)下深川の2ヶ所で間違いを見つけ県に報告、後日再訪した折には直されていた。 (写真右)は2009年12月14日に県道155号多武峰見瀬線が供用される前日の写真、従って多武峰方面への案内がマスキングされているが、Y字路の左方面は15号ではなく155号である。 安全や利害に関係する道路標識に対して案内標識に対して興味や注意を払うのは一部のマニアだけなのかも知れないが、故なのかこの様に自転車道の名称然りやっている事がエエ加減なのである、当然これらの訂正にはそれなりの費用がかかっただろうし、間違えた部署なり業者が費用を捻出したのだろうが、場合によっては税金が無駄に使われていたかも知れない。

南紀ツーリング

20150108m.jpgR42 道の駅「イノブータンランドすさみ」前にて

 

20150108a.jpg云う訳で「18きっぷ」を使って天王寺廻りで南紀を目指します。 王寺駅0436発の関西本線始発に乗車するために真夜中3時過ぎに桜井を出発します。 距離的には最短ではありませんが、車が少なくて走りなれた大和川沿いのコースをとります、堤防沿いの道で路肩の白線が途切れていたりするので夜走るのは人にはお勧めできませんが、コースは熟知していますし、過去にも何度か夜中に走っています。 今夜は月明かりが明るく路面を照らしてくれています。 21.4キロ、予定通り1時間少しで王寺駅に到着。

 

 

20150108b.jpg天王寺、和歌山と乗り換えて紀伊田辺0839着。 こう云った18きっぷと輪行を駆使してポイントを巡るのは1000基を越す道路元標巡りでノウハウがあります、ジョルダンの乗換案内NEXTとウェイポイントを登録したGARMINは欠かせません。 乗換案内NEXTも決してお行儀が良くないのでガラケー時代と能力不足の先代スマホでは多少苦労させられましたが。

 

 

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最初の目的地は熊野古道中辺路の稲葉根王子、付近は過去何度も通っていますが、ここ訪れるのは初めてです。 スマホのナビ機能とGARMINを併用しながらやってきました、古いGARMINに較べて格段の進歩がありますね、音声ガイドも素晴らしい。

 

 

 

20150108d.jpg富田川に架かる幾つかの沈下橋のひとつ畑山橋、富田川沿いのこの辺りを走る時は左岸の<220>岩田保呂線を走る事が多かったのですが、最近はR311もバイパスができて自転車も走りやすくなりましたが、右岸の堤防道路を行きます。 ただ岩田橋を過ぎた処からとんでもない行き止まりの道へ入り込んでしまって、撤退を余儀なくされました。

 

20150108e.jpg朝来(あっそ)駅へ、ここは中辺路への出入口にあたるので今まで何度も輪行で利用しています、近くのローソンで補給してから駅へ。



 

 

20150108f.jpg何度もブログで紹介していますが、KHSの輪行支度はあっと云う間です、できるだけコンパクトにしたいので、ハンドルを抜いてシートポストも下げていますが。 輪行袋はオーストリッチのちび輪を使っています、ちょっとキツくて、2本のベルトの1つが締められません、キャリアが付いていないのならいけるのかな、基本バッグ等は極力身に付けたくないのでこの手のキャリアとバッグは必需品なんです。

 

 

20150108g.jpg後から考えると走っても良かった様な気もするのですが、紀伊日置駅までの3駅輪行しました。 椿から日置川まで<801>白浜日置川自転車道線と云う道があるにはあるのですが、これがとんでもない道でして。 今回のテーマ「ツール・ド・紀伊」稲葉根王寺に続いて道の駅「志原海岸」で今日2ヶ所目のポイントGETです。

 

 

20150108h.jpg観光地の多い南紀の中では知名度は低いのですが、道の駅「志原海岸」から日置川河口にかけて美しい砂浜が続きます、先に挙げた<801>白浜日置川自転車道線もこの区間だけはお奨めできます、2006年9月

 

20150108i.jpg現在は白浜町の一部となってしまった日置川町、日置川の街並みは南紀には珍しい佇まいです、漁港のそれとは違う。 調べてみると古くは日置川上流からの木材集積の地として栄えたらしいのです、紀勢本線の駅からも離れ、国道はバイパスが出きて通る車も人少ない、全く観光化されていない静かな街並みです。

 

 

20150108j.jpg日置川から次のすさみ町へは平成9年にバイパスとなる日置川道路の開通で従来の岬廻りのルートは県道<243>日置川すさみ線となりました、少し登って行かなければなりませんが、先の日置川の街を見下ろす事ができます、豊かな日置川の河口にできた砂州の上に発展した街だと云う事が良く判ります。

 

 

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その県道は通う車もなく、国道の喧騒をよそに釣り人の路上駐車だけが目立つ静かな岬まわりの道です、2006年9月。 この後3つ目のポイント道の駅「イノブータンランドすさみ」へ、次のポイントである道の駅「くしもと橋杭岩」へは後30キロ程の行程です、帰りの輪行の時間を考えると微妙な時間、初めてではありませんが海岸沿いのアップダウンの繰り返されるルート、工事で交互通行とかも幾つかあって所要時間が読めません。

 

20150108n.jpg午後からは晴れてきて、さすがに暖かいとは云えませんが明るい陽射しが心地良く、追い風に押されている事もあって快調に走ります。 近畿道の工事でダンプこそ多いのですが、この季節は観光のバスや車が少ないので快適です。 串本町に入る頃には海の向こうに本州最南端潮岬が見えてきました、自転車で紀伊半島を巡った人には感動の風景ですよね。

 

 

20150108o.jpg15時半には余裕で串本の街に入りコンビニで補給を済ませ橋杭岩へ、本日の予定終了です。

 

 

20150108p.jpg串本駅へは戻らず、距離的にも近い次の紀伊姫駅へ向かいます。 トイレも付近に自販機すらない殺風景な無人駅ですが、階段のない待合とホーム、輪行には好都合です。 1644発紀伊田辺行きで帰途に就きました。 ここまでの走行距離98.9キロ、真っ直ぐ家に帰れませんねぇ。

 

 

20150108q.jpg紀伊田辺、御坊、和歌山、天王寺、王寺とタイトな乗換をこなし帰ってきましたが、桜井までは行かず一駅手前の香久山駅で下車、ここから走って帰る事にします。 と云っても距離は知れていますし、紀伊姫駅同様に階段が無いに等しい駅なのでかえって楽かも知れません。 と云う訳で本日の走行101.7キロ、微妙な帳尻合わせですが松の内に2度目の100キロ超え、昨年9月以来のKHSでの100キロ超えとなりました。 「18きっぷ」は8,090円分乗車、後1回分ありますので1日おいて再び南紀へ向かいます。

 

今年最初の100キロ超

 

20150105a.jpg今日は例によって京都府城陽市まで往復です、予報では暖かくなると云う事で風もなさそう、7時前に桜井を出発します。 上街道を北上、猿沢池から興福寺境内、県庁前から奈良阪、少年刑務所の前を通って、青山から梅美台、井関川沿いに走って三角公園で嵐山八幡木津自転車道に入ります。 いつもは山城大橋を渡って木津川右岸に入るのですが、このコースでは往復100キロに少し届かないので、気が向いたら数字合わせに帰途に寄り道したりするのですが、今日はそのまま左岸の自転車道を走って国道1号線の木津川大橋まで北上する事にしました。 流された流れ橋の復旧が決まったそうですが、いつになるのでしょうね。 往路54.3キロ。

 

 

20150105b.jpg15時過ぎに城陽市を出発し帰途に就きます。 朝と同じウェアだと走り出すと暑い位の陽気です、着込んでいるフリースを脱ごうかと考えながらそのまま奈良阪へ、しかし最近すぐお腹が空いて仕方がありません、県道沿いのサークルKであんぱんと缶コーヒーを補給し猿沢池で小休止。 「冬至十日経てば●●でも判る」と云いますが、少しは日没が遅くなってきた様な、私の様に脚力のない人間は距離を稼ごうと思うと陽が短いといけません、暗いうちから走り出すのは抵抗がないのですが、日没を迎えてナイトランになってしまうのってあまり好きやないのです、未明と違って車が多いって事もありますが。 ところで日没の時刻が最も早いのは実は12月上旬だって知ってます。 桜井まで帰って来たところでイオンに寄って買物をを済ませて帰宅、本日の走行103.4キロ、流れ橋が渡れる様になるまでは暫くこのコースで行きましょう。 3日の新春ランは新年会みたいなもんですから、今日から本格始動、今年も城陽往復で距離を稼がせて貰います、まぁ通勤ライドみたいなもんですわ。

第20回新春サイクルミーティング

 毎年新春3日は愛知県豊田市の「昭和の森」で行われる「新春サイクルミーティング」にUG兄さんの車に便乗させて貰い参加しているのですが…
 朝6時過ぎに桜井を出発し待ち合わせ場所の橿原市のT御大宅まで自走しますが、前日からの寒波で名阪国道が通行止との事、他の大阪組も断念との報が入ってきます。 とにかく京奈和道から大久保バイパス、京滋バイパス、新名神と迂回し名古屋を目指す事にします、京都府から滋賀県にかけてご覧の様な積雪で、一体いつ着くのやらと云った状況だったのですが、三重県に入ってからは積雪も少なく、懸念していた渋滞も大した事はなく、集合時刻に少し遅れる事10時15分には「昭和の森」に到着する事ができました。

 

 

「新春サイクルミーティング」は名古屋の「サイクリストクラブはづき」さんとカトーサイクルさんが行っている毎年正月の恒例行事で、私は2008年からお邪魔させて貰っています、レーティングはマッドガード付き自転車である事。 今年は節目の第20回だったのですが「はづき」の代表であった鈴木昭一さんが昨年亡くなられ寂しい20回目を迎える事となりました。 昨年は100名を超える参加者だったのですが、今年は寒波の影響を懸念された方が多かったのか70数名の参加となった様です、それでも70数台のランドナーやスポルティーフが集まるのですから壮観です。

 

「新春ラン」は挨拶と自己紹介の後、景品の抽選会があります、今年はアイズバイシクルの土屋ご夫妻も来られていて、豪華な景品が追加されています。 この後は各自食事を済ませて、記念撮影後にスタートと云う段取りです。 うちのグループはUG兄さんの鍋にT御大ちの自家製野菜が追加されています。

 

 

 

毎年、故鈴木昭一さんやNBさんが記念写真を撮っておられるのですが、今年はNBさんも雪で参加を断念、誰も三脚を持ってきていません、さすがに私も「自撮り」の予定はありませんので三脚は持って来ず、どうにか柵の支柱にカメラを乗っけてセルフ撮影、私の写真がオフィシャルなものになってしまいました、これはこれで光栄な事でして。

 

 

さて出発です、コースは「昭和の森」をスタートして北コースと南コースが毎年交互に設定されると思っていたのですが、今年も激坂のある北コースとの事。 写真右は今日の目玉、おニューのイリベ号に跨るまえださんです。

 

 

70台ものガード付き自転車が走るのは壮観です。 自転車談義のための?休憩時間もたっぷり、25キロに満たない行程に所要時間が3時間。

 

 

北コース最大の難所、通称「けいぞう峠」

 

 

「けいぞう峠」は下りもご覧の通り、なおじさんを3連写。

 

 

ここが最後の休憩ポイントです、最近ロードばっかり乗ってるTABOOさん決まってまんなぁ。

 

 

 

15時前には全員無事に「昭和の森」に帰ってきました、凍結路面で転倒があったとか、大事はない様で。 写真左のBSMは私のじゃありませんよT御大の。 東日本大震災の時、実は私はこのBSMを借りて名古屋上水の上の自転車道を走っていました。
 と云う訳で恒例の「新春ラン」を終え、通行止の解除された名阪経由で無事に帰って参りました、本日の走行は朝の回送分を加えて31.2キロ也、ちょっと控えめな走り初めでした。  

 

 
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