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琵琶湖キャンプツーリング(1日目)

木津川河畔にて 京都府木津川市加茂町

 0850に職場を出発、4月に琵琶湖に向かった時は下ッ道(中街道)を北上したのですが、買い物に寄り道したために上ッ道(上街道)を北上する事に、写真は天理市丹波市にて、念のためにキャリアのネジの点検をしておきます。
 奈良市街を抜けて奈良阪を超えます、丁度11時に元の奈良少年刑務所前へ。
 
 隣に新しい道ができているのにわざわざ通る事もないのですが大仏線跡を(写真左)。木津川べりに出て恭仁大橋の見える処へ(写真右)。1143 恭仁大橋を渡ります、スタートから10分遅れですが、4月に比べて35分遅れです。
 和束清水橋で府道5号木津信楽線と別れ県境越の町道へ、町道と云っても和束から信楽方面へのメインルートになっています。1311 京滋県境の無名の峠を越えます、和束ローソンでの休憩時間が短くした分で6分短縮。県境を越えると直ぐにR307の旧道の裏白峠の東側に出て暫くでR422に入ります。ここから大津市大石まで標高差200m程のダウンヒル、と云っても車が多いのであまり快適でもありませんが。土曜とあって登って来るサイクリストが結構います。1354 鹿跳(ししとび)橋、4月より28分遅れ。
 1419 瀬田の唐橋東詰、1429には近江大橋の手前へ、休憩もあったのですが向い風に苦しめられた4月の時間に追いついてしまいました。現地では飲料水がないのでイオンモール草津で飲料水2リッターを調達しますが、「お客様感謝デー」とあって店内は大混雑、他の買い物もあったのですが所要40分。1520 帰帆島の北側の橋を越え 1535 無事に集合場所の「湖岸緑地志那1」に到着、走行84.8キロ。

 4月はここからまだ50キ先の「六ツ矢崎浜キャンプ場」まで走ったのですが、9月10月と通勤以外ではロクに走っていなかったので、今日はこれで目一杯と云う感じです。Mt.なおじさんとショコラさんは既に到着して設営も済ませています。
 昨日地元のniwa-chenさんに声を掛けたのですが、「今回は遠慮しときます」とつれない返事をしていた割にちゃんと居るではありませんか、泊りはなしで芋煮と柿を差し入れに持ってやってきてくれました。

 メインはショコラさんが準備してくれたもつ鍋です、焚き火を囲んで夜遅くまで酒宴は続きます。(写真右 : Mt.なおじさん)

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明日は琵琶湖へ

 Mt.なおじさんとショコラさんと月末までにasuka号が治ったら琵琶湖畔へキャンプに行こうと計画したものの、先週辺りが体調が今一つ、咳もしなければ熱もないし鼻水もでる訳でもなし、もちろん臭覚も味覚も異常なし、ただ風邪をひいた様な倦怠感が。ここ最近ストレスがたまる事が続いているし、もうこれはあれだなぁとS先生から処方して貰っている薬を半日量だけ使う事に。asuka号も火曜には「ナニ銀」さんから引き取る事ができて、お天気次第でいよいよ行くしかない状況に、木曜のうちにキャリアの取り付けなど自転車本体の準備が完了、金曜の朝には薬のお陰かずいぶんと気分も良くなって食料以外の荷物の準備を済ませる事が…

 ところで新しいフロントバッグをasuka号仕様の取付け方で実際に使うのは今回が初めて、VeloOrange製のサポートを輪行ヘッドで使うのは首を振る事は必須ですので底面をEB金具で固定しています。なおバッグ側のプレートは自作です。
 お天気の方は日曜朝の予報がコロコロ変わっていたのですが琵琶湖周辺はほぼ大丈夫そう、16時には試運転も兼ねて藤原宮跡をうろうろしながら出勤、なかなか快調です。食事に関してはショコラさんが来るから心配なかろうと、明朝に酒と携行食だけ買って向かう事にします。

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齋藤電鉄氏迎撃琵琶湖キャンプ(1日目)

琵琶湖大橋を望む 守山市にて

 何事もなければ4時過ぎまで仮眠をしてられるのですが、好事磨多しとは良く云ったもので、案の定 0245に起こされます。とにかく橿原市の勤務先を 0839 にスタート、飛鳥川べりから下ッ道(中街道)を北上、環濠集落で知られる稗田町を過ぎた辺りで佐保川沿いに入り、平城宮跡の中を突っ切ってJR平城山(ならやま)駅付近で京都府に入ります。京奈和自転車道のルートになっていて最近ようやく案内の標識が整備されつつあります。とにかく一番楽に府県境を越える事ができます。
 木津川左岸に出て 1115 恭仁(くに)大橋で右岸に渡り、府県道5号木津信楽線に入りますが、休日とあってローディの多い事。1155 お馴染み和束のローソンで補給を兼ねて小休止。

 和束と湯舟の間のトンネルを過ぎた辺りで、niwa-chanさんがお出迎えに来てくれました、場所も時間も決めてなかったのですが、コースの見当はついているのでKHSを駆ってここまで下ってきてくれました。いつもは府県道5号を信楽町神山まで越えるのですが、今日はniwa-chanさんの案内で朝宮へ標高323m程の無名の峠越えます。実は裏白峠の西側に越える穀池峠は越えた事はあるのですが、こちらは初めてなのです。R477に入る処でniwa-chanさんとお別れし瀬田に向かって長いダウンヒルです。


 1326 瀬田川と合流する鹿跳(ししとび)橋へ、滋賀県に強風注意報が出ていると聞いたのですが、向かい風でなかなか前に進みません、瀬田の唐橋近くで小休止(写真左)。時間もないので今回は「茶丈藤村」はパスして左岸の「夕照の道」の道を行きます。ところで琵琶湖周辺の湖岸緑地は「コロナ禍」でことごとくキャンプ禁止になっているのですが、帰帆島前後はOKらしく結構な人出です。しかし湖岸道路は最悪の向かい風、後でショコラ氏に教えて貰ったのですが、この風だと内側の「メロン街道」(農免道路)を走った方が楽かもとか。琵琶湖大橋を渡り対岸の湖西側は多少マシな事を願うばかり。16時前に大橋を渡りきり再び大津市に。
 いわゆる「びわいち」ルートを逆打ちするのは初めてなんですが、対向車線路肩のブルーラインを頼りに走ります。時間的にも「びわいち」も終盤とおぼしきサイクリストが次々とやってきます、17時前にはどうにか蓬莱浜を通過、あまり暗くならない内に大型車の多いR161を抜けだしたいものです。白髭神社を過ぎ湖岸道路を避けて県道558号高島大津線を北上し、1840 安曇川町のバローに立ち寄って買出しを済ませた頃にはもう真っ暗、ナイトランは覚悟の上ですのでライト等の装備は完璧ですが「六ッ矢崎浜オートキャンプ場」に着いたのは1939 ですから休憩込みで10時間の道のり、17時頃には着いていた一行と無事に合流する事ができました。

 既に宴の準備はできているので、お二人に手伝ってもらってテントを設営します。一行は最初湖岸よりにテントを設営したものの、あまりに風が強いので木立の中で宴を初めていたとの事、私は木立の中に設営する事にしたので、結局は二人も木立の中へ引っ越しする事に、すぐ横が道路なのですが、夜も更けると意外に静かです。

 酒だけ積んできた私ですが、ショコラシェフと齋藤さんのお陰で満腹満足の夜が更けて行きます、暫くは「月うさぎキャンプ」や「笠置キャンプ場」での大人数でのキャンプは憚られるご時世ですが、それはそれで少人数でのキャンプを暫くは愉しむ事も良いでしょう。
 本日の走行134.4キロ、所要時間8時45分、平均速度15.3km/h。
 明日は4サイドを3台連ねて堅田まで走る予定です。

前日 1日目 2日目前半 2日目後半 おまけ



「川湯温泉キャンプツーリング」(3日目)


 暗い内は風やら雨やらと不穏な天気であまり熟睡できなかったのですが、寒くなかったのは幸い。明るくなる頃には天気も回復して陽射しも、この3日間で最高のお天気やないですが、ほんと天気予報はアテになりません。
「望楼の芝キャンプ場」以前は通年無料のキャンプ場だったのですが、現在は繁忙期に有料期間とイベントでの禁止期間が設定される様です。無料期間は松林の向こう側はキャンプ禁止ですが、有料期間は逆になります。
 今日はサイドバッグ分の荷物をクロネコに託し、串本から4駅西の和深まで移動し、目を付けているポイントで写真撮影の後、午後には和深駅から、今日3月1日から利用開始の「青春18きっぷ」で輪行、帰途に就きます。のんびり撤収していたら9時前になってしまいましたが、風のお陰でテントが見事に乾いてくれました、濡れたテントって重いし嵩張るし後始末も大変なんですよね。

 何度も来ている処ですが、お天気も良いので本州最南端の碑のある処まで自転車を推して行って記念写真を。

 せっかくですので潮岬を反時計周りして串本へ戻ろうかと思ったのですが、東風がまだ残っているのとアップダウンがあるのでかつて測候所のあったバス道を抜けて行く事にします。昨夜登った坂の途中にある展望スポットから望む串本の町、向こうに橋杭岩が見えます、背後の一番奥の山は那智の妙法山(749.5m)ですね。
 串本の町に入る手前、串本古座高校の北隣、クロネコヤマトの串本営業所があります。140サイズの段ボール箱を2つ購入、660円也。段ボール箱なんか商店とかスーパーでタダで貰えるだろう、なんて聞いた様な口を利く人がいますが、実際そんな都合の良い箱なんてないものです、ましてサイドバッグの入る大きなものなんて、結果的に個数が増えて運賃が高くなったりして。クロネコにせよ郵便局にせよ行けば運賃に応じた最適の寸法のしっかりした箱が買えて、持込割引とかも適用されますし、梱包するにはガムテープなんかも必要です、まあ遠慮なく借りる(使う)事もできます。ただし各種サイズの箱を必ず常備しているとは限りませんので、事前に聞いておいた方が良いかも知れません、過去にクロネコの営業所で140の箱がない事が一度ありました。ゆうパックの大きな箱はなかなかしっかりしているのですが、郵便局って未だに営業時間がお役所ですからね。
 さてサイドバッグにキャリアのサイド枠、その他不要なもの詰め込みます、間違っても輪行袋を送ってしまわない様に、140サイズが2個口、持込割とデジタル割で奈良県まで3,080円也、メンバー割りを使えは10~15%の割引も受けられますが、プリペイドへのチャージが5,000円からと云うのは。

 R42を西へ、高富のローソンで補給の後、田並トンネルは旧道になる大辺路の飛渡谷道(とびやたにみち)を行きますが、残念ながら展望は利きません。
 R42に戻り、和深駅を過ぎた辺りまで海の見えるポイントで「自撮り」を、重い三脚や機材を積んできた甲斐がないとね。

 時間もありますし些か走り足りないので周参見か紀伊日置辺りまで走りたい気持ちもあるのですが、和深駅裏の海岸に下り、弁当を食べながらブログやSNSのヘッダー用の横長の写真を撮影する事に。5.25:1とか2.7:1なんて横長の写真はある程度意識して撮らないといけませんからね。
 和深駅は海の見えるレトロな駅だったのですが、改築されトイレも含め綺麗になっています、ただ跨線橋が撤去され目の前の下り(天王寺方面)ホームへは大きく迂回しなくてならなくなりました、階段もあり5分位かかりますので輪行の時は使いにくくなりましたし、商店の類はもちろん国道沿いにあった自販機もなくなってしまいました。本日の走行28.1キロ、少々物足りない気もしますがのんびりと春の陽気の3日目を過ごす事ができました。
 和深から桜井までの最終は和歌山経由の1655ですが、今日から大阪府の「緊急事態宣言」が解除されているとは云え、輪行袋を担いで経由するのも何ですので、1430発の新宮行きに乗車し松阪から近鉄を利用して帰る事にします。
 桜井線や和歌山線からは昨年淘汰された105系(右)は紀伊田辺以南ではまだ健在な様です。新宮で多気行きに乗り換え、ここからはJR東海の非電化区間、3代目キハ25(左)はなかなか快適、輪行袋を担いで狭い扉やデッキ、輪行袋の置き場のない車内に難渋したキハ58やキハ11(2代目)が懐かしいですわ。
 多気駅で快速「みえ」に、1駅で松阪、近鉄電車に乗ればもう半分帰ってきた心地です。2156 「青春18きっぷ」と「近鉄株主優待券」を使った7時間26分がかりの鈍行の旅を終え桜井に帰投しました。心配した天気に今回は概ね恵まれ、都合230キロ充実したツーリングを無事に終えました、今年は休暇と天気の巡り合わせが良い事を願うばかり、次は四国~小豆島のリベンジかな。

1日目 2日目 3日目



南の海へ「川湯温泉キャンプツーリング」(2日目)

三和(みわ)大橋にて


 撤収完了、10時過ぎに「川湯野営場」を後にし「川湯温泉」に向かいます。キャンプ場ゲートから公衆浴場まで650m程、歩いて行くにはちょっと距離があります。ちなみに「川湯野営場」のチェックアウトは12時まで。

 「仙人風呂」は今日2月28日までなのですが、水着が必要ですし、川の水でうめているので、近くの宿でも利用していないとね。代わりに公衆浴場(250円也)へ、と云う訳でN女史の入浴画像はなし、代わりに15年前の画像を…
 11時過ぎに川湯温泉を後に、R168に出た処のYショップで「さんま寿司」と「豆大福」を調達し、デポ地の小舟キャンプ場(三重県紀和町)へ戻る2人と共に三和大橋まで熊野川右岸を南下します。今回LG360CAMを持ってきているので動画を撮ってみたのですが、お天気は今一な上に途中でバッテリがあがってしまい、ロクなものでもありませんが、請川からR168旧道の敷屋大橋の手前までを5分に編集しました。

 請川からR168を13キロ程(旧道経由)走り1134 三和大橋が見えてきました。

 三和大橋を渡った熊野川対岸は三重県南牟婁郡紀和町、お二人とはここでお別れ。なお熊野川1998年までは新宮川が法定名称でした、水系名は今も新宮川水系。
 新宮まで約18キロ、左岸に県道もあるのですが、そのまま右岸のR168を行きます。R42に入り紀勢本線で1駅先の三輪崎へ「南の海」へ到達です。R168~R42経由で本州最南端の潮岬へ向かうにはR42に入ってから多くなる交通量と細かなアップダウンが辛い処、三和大橋では晴れ間も見えたのですが、海沿いのR42に出てから雲行きが怪しく時折雨粒が、ただ向かい風ではないのが救い。

 16時半過ぎに古座へ、潮岬まで後20キロ近くあるのですが、せっかく古座まで来たのですから、本州最南のJAZZ喫茶「イワシの目」へ、漁港と海鳥の見えるJAZZの店は稀有です、窓から見える波と風の音に南紀ならぬ北国の海を感じる日でしたが。
 LPのコレクションも相当のものです、ここの親爺はかつて北海道と東北のJAZZ喫茶を自転車で回ったと云う達人、ご挨拶とコーヒー1杯で帰るつもりが、あるLPの話題で1曲聴いて帰る事に。雨具を着込む程でもありませんが小雨の中を串本の街へ、オークワで弁当を買い込んで潮岬へ、何度も来ていて判っている事ですが、最後の坂道標高差70mは堪えます。
 1840 潮岬望楼の芝キャンプ場に到着、40数年来何度も来ていますが、やはりキャンプブームなんですね10張り近くのテントが、強風の中慎重に設営を済ませテントにもぐりこみます、風は強いですが気温は低くないので、今夜は湯だんぽの必要もない様です。本日の走行87.1キロ。

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どーむびれっじキャンプ場

 この季節だと最低気温が15℃を下回る事はない小豆島で2泊の予定でしたので衣類以外、テントと寝袋は夏支度でしたので少々寒い思いをしましたが、と云っても標高は100m少しなのですが、まぁ家にいるより良く寝ていた様な。
 今日のお天気は夕方位までは持ちそうなんで、のんびりと撤収して、せっかくですのでこのまま丹生川沿いに遡り「やどり温泉」から高野町の筒香、富貴経由で帰る事にします。
 時間もあるので場内を巡視、本来のテントサイトはこちら側の様です。桜の木の下にウッドデッキなんかもあります。
 撤収完了。帰りしなに管理人(オーナー?)さんと少しお話しを、今週は台風襲来が痛いと、元よりバンガローがメインで車が乗り入れなれない事もあったりと、昨今のキャンパーでの賑わいとは縁がないとか。
 11時過ぎに「とーむびれっじ」を後にし丹生川沿いに県道102号宿九度山線~R371~高野町道筒香線と遡ります、ほぼ丹生川の源流とも云える標高600mの富貴まで登るのですが、R371合流直前に短い激坂があるものの比較的に楽に標高を稼ぐ事ができます。玉川峡と呼ばれる渓谷沿いの道が河合橋まで続きます。「やどり温泉」までは夏に川遊びの家族連れの車が入ってくるものの交通量は少ないです、と云うより国道区間1を含めて車で走るには離合困難な大変なコースですが、一昨年「”2つの丹生川を遡る” ランドナーサイク」でご案内したツーリング車にはぴったりのサイクリングコースです。

 彦谷で橋本橋から狼頭峠を越えてきたR371に、国道とは云え道路状況は変わりません。魅力的な渓谷沿いのルート「自撮り」の準備もしてきているのですが、いつ降ってきてもおかしくない空模様ではネェ、新しく準備した三脚を取り付けている長尺物用キャリアの方はまずまずなんですが。
 1212 河合橋に到着、高野山へ向かうR371とここで別れ町道筒香線に入ります。

 渓谷沿いの道は筒香から富貴にかけて山間の盆地風景へと、上筒香で県道733号川津高野線へ、右折すると紀和トンネルを越えて野迫川村に至ります。
 富貴の手前から少し降り出してきました、どうやら天気の崩れるのは早そうです。

 幸いと云うか富貴の町に入る辺りで本降りになってきたので、暫く雨宿り、雨雲の途切れるのを待って五條への豪快ダウンヒル。五條病院前のファミマと栄山寺と再度雨宿りする事に、他は木陰なら雨粒をかわせる程度なので、サイドバッグにカバーをかけただけで、ポンチョを被る事もなく走り抜けます。
 明日香村に入る頃にはすっかり暗くなりましたが走り慣れた道、18時過ぎに無事に桜井に帰投しました。走行75キロ、自走圏内を1泊2日4サイドで走っていたので些か物足りませんが、台風には勝てませんよね。しかし2016年9月の白崎海岸2018年9月の丹後半島とこれまで何度キャンプツーリングを邪魔された事やら。



小豆島へ向かうものの…


 6日から9日にかけて先日復帰したばかりのasuka号を駆って「小豆島キャンプツーリング」をと、和歌山港まで走り7日未明の南海フェリーで徳島へ渡り、大坂峠経由で高松へ、小豆島池田港へ渡り、小豆島で2泊し、9日朝に福田港から姫路港に渡り、サイドバッグ等の荷物をクロネコに託し、姫路界隈から輪行で帰途に就くと云う3泊4日約230キロ走行のプラン。山陽~阪神~近鉄経由なら阪神なんば線のお陰で乗換えで改札を通る事なく桜井まで帰ってこれます。
 3日に引き取ってきたばかりのasuka号に急ぎマッドガードとキャリアを取り付け、5日のお昼にはキャンプ機材等の準備を完了したのですが…



 なんと突然の台風の発生、この時点で停滞していて進路は曖昧、台風の直接の影響が近畿地方出るのは9日の午後位、ところが前線の影響か晴れマークのならんでいた今週の天気予報は一転傘マークがちらちらと。とにかく7日未明の徳島フェリーに乗船するために6日午後には和歌山港に向かうので、それまで様子見をしていたのですが…
 せっかく準備を整えたのですから矛先を変える事も考えたのですが、降水確率は香川県より近畿地方の方が良くなく、小豆島を走る8日の予報が各社まちまちと悩ましい事この上なし。
 6日お昼前になっても判断に迷う状況、とにかく11時過ぎに桜井を出発、台風の影響でしょうか北風に推されながら快調に重阪峠を越えて五條から橋本と殆ど足付きなしで和歌山県へ、紀の川自転車道へ南馬場緑地公園で一息入れる事に。
 天気予報は相変わらず、このまま和歌山まで走り深夜0240発のフェリーまで時間潰しをするのも鬱陶しくなってきました、真っ暗な自転車道を走りたくないと云う理由で、いつも和歌山ラーメンを食ってスーパー銭湯で時間を潰すのですが。それに和歌山→徳島、高松→池田、福田→姫路のフェリー代(〆て5,960円)、9日に姫路辺りから輪行で帰る予定ですので余分な荷物をクロネコのお世話になると、せっかく「自撮り」の準備をしてきているのに天気に恵まれないと小豆島は走り抜けるだけの極めてコスパの悪い旅になってしまいます。その上昨日からお腹の調子が今一つ、脚の方は快調なのですがネェ。
 と云う訳で九度山町の「どーむびれっじキャンプ場」へ予約の電話を入れOKと云う事になり、今夜はそちらにお世話になって明日引き返す事に決定。
 紀の川左岸にはコンビニしかありませんので、学文路(かむろ)から岸上橋を渡って右岸へ、高野口のオークワで食料と酒を調達、九度山橋を渡り再び左岸に、道の駅「柿の郷くどやま」へ立ち寄ります、今年は全く回っていないのですが、とりあえず「WAKAYAMA800」のポイントをGET。
 「どーむびれっじ」は九度山町中心部から紀伊丹生川(紀の川水系には奈良県域にも丹生川があります「二つの丹生川を遡る」)沿いに10キロ弱県道102号を遡った処にあり、前は時々走っているのですが利用するのは今回が初めて、あの剛脚kimotoshiさんが定宿にしている秘密基地なんです。
 16時半少し前には「どーむびれっじ」入り口の吊り橋に到着。
 平日と云う事もありますが、今夜の利用客は私一人、流しとトイレが近いのでバンガローに囲まれた広場に張らせて貰う事に。
 温水シャワーとかもあるのですが、オークワで調達したあてとビールで今夜は終わってしまいました。プレミアムモルツの「黒」不味いぞ、やはり一番搾りの「黒」だな。本日の走行62.6キロ、良しとしましょう。



野迫川キャンプツーリング(2日目)

高野町富貴(ふき)「やきもちカフェ」にて

 昨夜から降り出した雨は渡途切れる事なく朝の9時頃まで降り続いていた按配、隣のツェルトの御仁(県庁のA氏)もどうにか過ごせた様である。実はおニューのテントを下ろすと降られると云うジンクスは今回も的中してしまいました。Schoolroomの「景山2」素材やカラーの違いある様ですがNaturehikeのCloudUp2と同じデザインの商品、AMAZONで8,970円で買えましたらCloudUp2の半分、昨年から目を付けていたのですがAMAZONからは一時姿を消していました。Naturehike, Schoolroom, GEERTOPがどの様な関係なのか良く判らないのですが、近年コスパが良くて人気と評価が定着してきたNaturehikeは、価格もしっかりしてきている事は否めません。2016年に買ったSchoolroomの1人用(商品のロゴはNaturehikeそのもの)は夏場涼しくて快適なのですが、なにかと荷物の多い私には狭すぎるのと、前室がないに等しい点が… 比較してみると。有効床面積2015×1000mm(重量:1.3kg)に対して有効床面積:2150×1500mm(重量:1.7kg) 、収納サイズが一回り大きくなりポールを別にしないとサイドバッグへの収まりが悪いものの、価格の安さを別にしても居住性、品質は満足できるものです。
 雨が収まり天気も快方に向かう予報ですが、テントを乾かすまでには行かないので、フライだけサイドバッグの上に括りつける格好ですが、11時前に「昭和食堂」を後にします。一昨年は天川~黒滝~吉野山経由で帰ったのですが、今回はJR五条駅から輪行するA氏と共に富貴経由で帰途に就きますが、なんと4サイドと20吋小径車のDAHONとの妙な組み合わせです。(Photo : katsuyo izumoto)
 上筒香までは昨日越えてきた紀和トンネル、今井辻から標高差100m少々の登りですが、昨日の疲れが取れていないのが、些か押しが入ってしまいました。
 上筒香から出屋敷辻を経て富貴まで丹生川沿いに緩やかな登り、ロードなら登り意識する事もないのですが、キャンピングにとっては登りは登りです。しかしA氏は快調ですなぁ。
 富貴では「やきもちカフェ」が開いていたので小休止、来月7月も第2,4日曜営業との事です。
 富貴から火打口までの長い長いダウンヒル、あまり良い写真がなくてすみません。この後A氏とは五條病院前でお別れし、吉野川沿いから阿太を越え、16時丁度には無事桜井に帰投しました、走行63.7キロ。しかしこの天気模様にも拘わらず走行中は雨に降られなかったのはラッキーだったのですが、「自撮り」装備も出番がなかったですし、些か気分の悪い事もあって残念なキャンツーでした。

野迫川キャンプツーリング(1日目)

和歌山県道102号宿九度山線 玉川峡にて

 2年ぶりに1泊2日で野迫川村へ向かいます。キャンプツーリングと云っても食事は「昭和食堂」のお世話になるので、火器やコッフェルの類は一切積んで行かないもののこの容量、4サイドの右前には寝袋と衣類、左前にクーラーボックスと酒、右後にテントとマット、左後はカメラと三脚が、まぁ余裕で収まってますが、決して軽くはないです。
 コースに悩んだものの結局は2年前と同じく一旦和歌山県九度山町まで迂回し丹生川に沿って筒香まで遡り、紀和トンネルで奈良県に戻る67キロ、獲得標高1,200m。さて心配なお天気の方ですが、野迫川村に着く頃まで持ってくれそうな、ただ予報は今夜から明日にかけて結構降りそうで「雲海合宿」と銘打ってますが、そちらの方はまず期待できないでしょう、せめてホタル見物位は。そして帰りは雨中走行は覚悟の上での出発です。
 少しは早く出られるかなと思っていたのですが、結局は一昨年と同じ0858に橿原を出発。近鉄飛鳥駅前から吉野口へのいつものルート、吉野口の手前から薬水までJR和歌山線と近鉄吉野線と並行して走ります。10時前には重阪(へいさか)峠を越えて五條市へ、4サイドとしてはなかなか良いペースです。実は昨夜になって「お客様ではない!! 明日は合宿!!」それは端から判っている事ですが、「早く来て準備を手伝~」とのお達し、今更どないせいちゅうねん。
 今回も県庁のA氏と現地でご一緒にするのですが、先日誕生日を迎えられたとの事で、還暦祝いの1本を五條の「うのかわ酒店」で仕入れて、五條新町を抜けて行きます。
 「WAKAYAMA800 スタンプラリー」も始まっているのですが、ポイントのJR隅田駅はパスして先を急ぐ事にし、阪合部橋を渡って紀の川左岸の県道55号橋本五條線へ、11時丁度に県境を越えて一旦和歌山県に。1151に九度山駅下を通過、一昨年より47分早。R370に入り赤瀬橋で県道102号宿九度山線へ入ります、玉川峡と呼ばれる峡谷沿いに1.5車線が続き車にはなかなか厄介な道でしょうが、旅自転車には最高のコースかと、一昨年9月には「二つの丹生川を遡るランドナーサイクリング」と題して皆さんをご案内した事も。
 彦谷で橋本から狼頭峠を越えてきたR371に入りますが、一休みしていたら昨年6月の「アリオリ自転車部 笠置キャンプ」でご一緒したNさんが車で、高野山に立ち寄って現地へ向かわれる由、「何か重いもの運びましょうか」との優しいお言葉を頂きましたが、そこは意地でもご遠慮申し上げる次第、一番重いのは乗員そのものなんで。
 1320 には「やどり温泉」に到着、一昨年より60分早、と云っても早く走れている訳でも何でもなく、休憩時間を端折っているだけなんですが。ところで雨雲レーダーによると雨雲が出ているので少し雨宿りを決め込んだものの、一向に降ってこないまま雨雲は消えてしまいました。
 河合橋でR371と別れ筒香への町道へ、ただ休憩時間を端折ってきたせいか、些か脚が回らなくなってきました。下筒香への分岐で「自撮り」に再挑戦しようと準備もしてきたのですが、お天気も今一なので先を急ぐ事に。ここから上筒香まで里山の風景に癒されます。
 15時前に上筒香に到着、ここから県道733号川津高野線に入り県境の紀和トンネルを越えて野迫川村に入るのですが、標高差300mを4キロで登らなくてはなりません。単純計算なら10%未満なのですが、取っ掛かりの1.5キロ、最後の500m程は乗れるもの、概ね途中の2キロで200m登らされる計算、幅員はないし路面は悪いとあっては蛇行もままならず、推しが入るのは承知の上です。
 ようやく緩斜面となったものの紀和トンネルの手前200m程で脚がつってしまい、休憩を余儀なくされる事に。結局1623にトンネルに到着、野迫川村入りしたのは1625。
 今井辻で県道53号高野天川線に入り「昭和食堂」にたどり着いたのは 1640、走行64.9キロ、所要時間は7時間42分、実走行時間は5時間17分、ほぼ同じコースを一昨年は5時間20分ですから、結果としては殆ど変わりはなかった訳。暫くすると小代下(旧大塔村)までバス輪行で来たA氏が到着。DAHONに40リッターのザック、今回はツェルトでの軽装備に挑戦、でもまさかこの天気予報にそれはないだろうと思っていたのですが、初志貫徹とは、でもペグ忘れちゃダメよ。

 元来キャンプ場ではないので、テントは駐車スペースになっている県道と川に挟まれた空き地を使わせて貰います、県道と云っても野迫川村の事ですから、暗くなると殆どと云って良い程に車は通らなくなります。一昨年も少し降られたのですが水捌けは良いので今夜の雨でも心配はなさそう。(Photo : katsuyo izumoto)
 今回10数名の参加で、私とA氏以外はゲストハウスもやっている「昭和食堂」に泊るか車中泊。乾杯の後、私とA氏に大和川CCのNさんカップルの4人でテーブルを囲む事に。
 A氏が提げてきたのは大塔の道の駅で買ってきた吉野北村酒造の酒、後1本加わり期せずして「ミニ酒池肉輪会」に、なにやらいつも以上に呑んだ様な。ホタルを観る事もでき、22時位になっていよいよ降り出した雨にテントに潜りこみます。

「酒池肉輪会」黄和田キャンプ(2日目)

滋賀県道土山蒲生近江八幡線 笹尾峠にて

 今回、キャンピングで集まったのはショコラさん、niwa-chanさん、ヤマタンさんと私の4人、私以外は県内在住かスタート、県内と云っても大津から大橋~八幡経由で往復150キロになったそうですが。私は暑くなりそうなお天気に120キロ弱の長丁場、名残惜しいですが7時半にはお先に出発させて貰います。
 帰りは永源寺まで下り基調なので素直にR421を走る事にします。昨日通った案山子街道を走り、2016年同様に日野町から旧土山町、旧甲賀町を経て伊賀上野へ抜ける予定、ただ古琵琶湖層群と呼ばれ標高こそないものの丘陵と河谷によるアップダウンが結構堪えます、時間もあるのでとにかく一番楽そうなルートを縫って行く事に。

 0920 には日野町役場前に到着、補給と古い街並みを巡って10時前には日野を後にし、県道41号土山蒲生近江八幡線を南下します。

 日野から鎌掛を経て笹尾峠を越えて土山へは、中山道と東海道を結ぶ脇街道であった御代参街道の名残で、私の好きなルートの一つです。
 峠前後は大型車通行不可の1~1.5車線路が続くのですが、ショートカットになるのか時折地元とは思えない車も下ってくるので注意。「土山蒲生近江八幡線の早期改良」となんて看板もありますが、いつまでも今のままの方が。
 現在の甲賀市との境界、標高330m程の峠に到着、前回はいつ降り出すか判らない空模様に駆け足だったのですが、今日はここで「自撮り」を、ウェアがいまいちかな。
 少し下ると頓宮新池と云う貯水池があり、静かで良い処です。
 土山で東海道を跨ぎさらに一山越えて旧甲賀町へ、前回は阿山の道の駅経由で伊賀上野へ抜けたのですが、今回は草津線の油日から柘植へと線路沿いに走ろうとして激坂の農道に阻まれて迂回したり。
 どうにか県道4号草津伊賀線に出て 1218 今回3つ目の越境で三重県に。

 柘植から伊賀上野へは大和街道だったりなかったり、適当にR25とJR関西線を縫いながら西へ。
 13時過ぎには伊賀上野へ、今の季節この時間に伊賀上野だと余裕で明るいうちに帰れます。「伊賀路」か「わかや」でお昼にしようかとも思ったのですが、なにやら邪魔臭くなって「数馬茶屋」の裏のトイレを借りただけで、旧街道を南下して猪田道あたりで木津川を左岸へ渡ります。
 上野盆地の田園風景の中を行きます。
 ここまで来ると走り慣れた道、時間も読めますし木津川左岸のベンチの木陰で小休止、風が心地良いです、結局お昼にありつけずに手持ちの羊羹とかで虫養い。
 伊賀神戸駅の西側で近鉄大阪線をくぐったのが 1445、ほぼ線路沿いに美旗へ、4年前は本降りになってきて雨支度をした桔梗が丘から名張、赤目口とできるだけ旧道を縫って走り、1545 には県境を越えて奈良県へ。三本松から海老坂峠を越えて緑川半焼まで旧街道を走ったものの後はR165をひた走り、最後に西峠を下り無事に17時半に帰投。走行119.7キロ、久しぶりにキャンピング支度での2日連続の100キロ超、直前にタイヤ交換として出発したのは安心感が違いましたし、クランクを172.5mmに換えてから初のロングも問題なし、お天気と概ね風向きには恵まれたとは云え、目一杯かな。

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