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賀名生(あのう)梅林へ

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賀名生皇居跡
 
この週末は奈良県下のあちこちの梅林がピークを迎える様で、皆さん月ヶ瀬、広橋、賀名生とそれぞれ走りに行かれる計画を練っておられる様ですが、土曜は予定があり、日曜はお天気が下り坂との予報がでているので、今日走って行く事にしました。
 
20150320n.jpg皇居跡に立ち寄った後、賀名生梅林へ、梅の写真はこちらで見ていただくとして、例によって「自撮り」メイキング写真を。 お天気はもっと良い予報だったのですが曇ったまま、梅林の上の方からは五條方面が望めるのですが、どうもそちらは陽射しがあって晴れている様です。
 
20150320o.jpgなかなか感じの良い梅林の中の小径を見つけたので、早速セットして走って行ったのですが、小径へ入るところにも害獣除けのフェンスが、万事休す。
 
20150320p.jpg気を取り直して別のポイントでリベンジ。
 
20150320q.jpg平日だったのですが3台程自転車を見かけました、どこのどちらさんか知りませんお尻拝借。 幟がなければこのポイントで「自撮り」するのになぁと思って諦めましたが、撮っても良かったかも。 
 
20150320r.jpg梅林の中のあちこちで見物客相手のお店を開いていますので「おでん」をやっているお店で休憩、看板猫もいます。


 
20150320s.jpg五新線跡まで下りてきて賀名生停留所跡でコーヒータイム、お馴染み「萌の朱雀」のロケ地です。
 
 
 
20150320t.jpg今日のベストショットはこれかな、真横からの撮影ですから17日と同様に、タイマーはトリガーにだけ使って、カメラ側の連写機能を使ってます。 

20150320u.jpg とても暖かいのですが、空模様の方は何かすっきりしません、春のこう云ったお天気は昔から好きではありません、いつもなら城戸まで行って樺ノ木峠か黒滝をまわって帰るのですが、なんとなく体が重いので賀名生で引き返す事にして五條から吉野川沿いの道で帰途に就きました。 写真は<39>五條吉野線の対岸路、お気に入りの道です。 本日の走行85.5キロ。

1泊2日南紀ツーリング(2日目)

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 今日は紀伊半島の中でもお気に入りの道である<44>那智勝浦熊野川線~<45>那智勝浦本宮線を継いで那智勝浦町へ抜ける山越えのルートを走り、紀伊半島で現存が確認されていながら唯一未修の色川村道路元標と、那智高原公園経由で「ツール・ド・紀伊」の最後のポイントである熊野那智大社を巡り、那智駅から輪行で帰途に就く予定です。
 
20150313b.jpg「まつや」で朝風呂に入り6時前に出発です、どうやら「千人風呂」は増水のために利用できなかった様です。



20150313c.jpgR168を新宮に向かって暫く南下し、<44>那智勝浦熊野川線に入ります。 幸い小口の南方商店が開いていましたので菓子パンとチョコレートを補給。 小口にはキャンプ場がありソロやグループで何度か訪れた事があり、ここのお店でそこそこのものは調達できます。 自動販売機もここが最後で那智勝浦町籠まで25キロあまり何もありません。
 
20150313d.jpg小口を過ぎると<44>那智勝浦熊野川線は極端に狭くなり赤木川の渓谷に沿って行きます。
 
 
 
 
20150313e.jpgこのまま渓谷沿いの道が続いてくれれば有難いのですが、静閑瀞と云う渓谷を避けて山越えのルートとなります。 こんな山の中でも人家があり、かつての小学校の跡が今も残っています。 
 
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滝本集落を過ぎると「宝龍滝・野々滝」と書かれた立派な案内板が目に入ります、宝龍滝は裏那智の滝と呼ばれる落差51mのなかなかの名瀑です、過去3度訪れていて、今回はどうしようかと思ったのですが、そうは来れない場所です、今日は水量も多そうですしお天気も最高、時間は推してしまいますが、最悪もう1泊してもいいやと腹を括る事にしました。 荒れた車道を少し行くと駐車スペースの様な広場があり、ここに自転車を置いて歩きます、10分もあれば滝壺の目前まで行けます。
 
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2段の滝なのですが(写真右上)上の滝は手前からでないと見えません。 やはり来た甲斐がありましたね。
 
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 宝龍滝を後にすると那智勝浦町との境界に向かって再び登りとなりますが、那智勝浦町の標識を過ぎても暫く登りが続き、那智勝浦町小麦と記された県道標識を過ぎたあたりでほぼ登りは終わり、暫く緩やかなアップダウンが続きます。
 
20150313i.jpg 籠集落に到着、1日3回町営バスもやってきますが、標高400m那智勝浦町でも奥まった処にある集落です。 ここには田村商店と云うお店があって、ここのおばちゃんには昔色々とお世話になりましたが、お世話になったサイクリストやライダーも少なくないはずです。
 
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 今回のツーリングの目的の一つ「色川村道路元標」です、今までに何度となくこの前を通っているのに気づかなかったんですねぇ。 ここで1,028基目の道路元標です。 
 
 
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籠からは<43>那智勝浦古座川線に入ります、明るい南側斜面に開けた色川の集落の中を下って行きます。

 
20150313m.jpg 次の目的地は那智の滝のある熊野那智大社、普通なら那智駅側から登って行くのですが、観光バスとかが多いのであまり好きではありません、そこで余分に登る事にはなりますが、那智高原公園を経て元の妙法スカイラインを通り裏側から下って行く事にしました。 写真は<43>那智勝浦古座川線からの分岐、ここから10%勾配が2キロ続きます。
 
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 標高546mの那智高原公園、(写真右)今走ってきた色川の集落が眼下に見えます。

20150313o.jpg 元の妙法スカイラインは熊野交通の運営していた有料道路でしたが、現在は県道となり<46>那智山勝浦線の一部となっています。 スカイラインと標榜していただけになかなかの展望です。 下って行くと見晴台と云う展望スポットがありますが、写真はさらにその上からでわざわざ那智高原公園まで登って下って来た甲斐のある眺望です。
 
20150313p.jpg見晴台にて。


 
 
 
 
 
 
20150313q.jpg 那智の大滝の前で「ツール・ド・紀伊」スタンプラリー30地点目をGET!
 
 
 
 
20150313r.jpg 那智駅まで下ってきましたが、最悪もう一泊泊まってでもと腹を括っていた割にはまだ2時間余りの余裕があります。 せっかくの那智勝浦ですから、「ツール・ド・紀伊」全30地点達成、自分へのご褒美として「マグロ」でもと勝浦方面へ、何も下調べもしていなかったので、国道沿いで見つけたお店へ、奮発して「マグロ贅沢丼」1,600円也、なかなかのものでした。
 

 

20150313s.jpg 紀伊勝浦駅近くまできましたのでここから輪行する事に、既に和歌山経由で帰る事のできるスジはありませんので、1718発で松阪経由、近鉄利用で帰途に就きますが6時間の長旅になります。 結局はJRが少し遅れて松阪での近鉄との3分接続では間に合わず1本遅れて、伊勢中川で五位堂行き最終に乗る事になってしまいました、ともあれ2338桜井に無事帰り着き、紀伊半島1泊2日ツーリングを無事終えました。

【1028 和歌山県 東牟婁郡 色川村 (現 那智勝浦町)

(1日目へ)

 

1泊2日南紀ツーリング(1日目)

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奈良県下北山村 池原ダムにて

 懸案だったR169経由で北山村から蟻越峠をへて川湯温泉で1泊、県道44~45号で那智勝浦町へ越える1泊2日のツーリングへ、「ツール・ド・紀伊」のスタンプラリーを兼ねて行ってきました。

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 早朝5時半に桜井を出発、吉野側への最短ルート<37>桜井吉野線へ入ります、2003年の新鹿路トンネルの開通以来、車が増えたのであまり使わないのですが、今日は150キロ余りの長丁場、先を急いでこのルートをとります、いつも忘れ物はないかなと復唱しながらスタートするのですが、多武峰への坂を登り出してから用意しておいた菓子パンを忘れて来た事に気が付きます、R169は吉野町を出るとコンビニの類は熊野市五郷までありません、ここまで登って引き返す気にもならず、まぁ菓子パン程度なら下北山村池原で買えるでしょう。 飯盛塚の集落を過ぎたあたり、右側の資材置場でしきりに犬が吠えています、ちゃんと繋いであれば良いのになぁと思っていると、1匹が道路へ飛び出してきました、かなんやっちゃなと思っていた処へ対向車が、ドンと鈍い音が。 車は立ち去り、犬も資材置場の中を走って行きました、その後無事なのかどうかは知る由もなく、防犯のためでしょうか放し飼いにしていて、こちらの落ち度はなにもない処か、対向車が慌ててハンドルを切ったりしようものなら、こちらが巻き添えを食っていたかも知れません。 そして全長2,000m超の新鹿路トンネル、吉野側へ向かって下り基調なのは良いのですが、トンネルの中で追い越しをかけてくる馬鹿な対向車が、今日はスタート早々ロクでもない事が続き、先が思いやられます。 予定では津風呂湖畔の県道を行くつもりだったのですが、車はあまり通らないとは云えブラインドカーブの多い道を避けて、今日は三茶屋経由でR370に入る事にしました。

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 入野(しおの)峠を下り、国栖から<262>国栖大滝線でR169へ入ります。 大滝ダム、道の駅「杉の湯川上」で一息入れながら柏木へ。 大峯登山の宿場として賑わった集落です、レトロな「朝日館」は今も営業しています。

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 標高で400mを過ぎるあたりから少し雪が舞ってきました。 大迫ダムを過ぎ、かすかに伯母峯ループ橋の見える処までやってきました。

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 2003年に供用されたR169伯母谷道路は、伯母谷、栗の木、滝の脇、一ヶ山、大獄の5つのトンネルと伯母谷ループ橋で構成されています。 旧道の事を思うと斜度が平均化されたので走りやすくはなってますが、車が結構なスピードで走ってきますので、自転車にとってあまり気持の良いものではありません。

20150312f.jpg 伯母谷ループ橋、雪の合間に陽射しが。 

 
 
 
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 R169の最高地点、新伯母峰トンネル(1,964m)に到着、R168の新天辻隧道と同様、新とは名ばかりの結構古いトンネルなので路肩も狭く、自転車にとっては最悪です。 この季節ですから行楽の車こそ少ないのですが、結構大型車がやってきます。

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 新しく供用された和佐又トンネルを初めて通り道の駅「吉野路上北山」へ到着、菓子パンを買ってストーブの前でぼっこりします。

20150312i.jpg 池原ダムへ立ち寄ってから一旦池原へ下ってR169を離れR425を登り返します、このままR169を走った方が楽なのですが、下北山村道路元標の生存確認に迂回します、この登り返しのキツい事と云ったら、今日のコースで一番つらかった様な。 登りきった処にある明神池、なにやら七不思議のある池だそうです。 池神社にここまでの無事に感謝してお参りを。

 
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 道路元標の残る下北山村役場を経て不動トンネルを越えるといよいよ日本唯一飛び地の村和歌山県東牟婁郡北山村です。 悠々と北山川が流れている様に見えますが、ここは小森ダムのダム湖です。 なかなかの「自撮り」ポイントなのですが、今回は巨大輪行袋にサドルバッグを占領されてしまい、ポンチョか三脚かの二択になってしまい三脚は諦める事に、スタンド程度の小型の三脚では高さが稼げず諦めました。
 
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 北山村の道の駅「おくとろ」が「ツール・ド・紀伊」のスタンプポイントとなっています、無事28地点目をGET! ここで平日にもかかわらず1台のロードが、お話をしていると新宮の方で、奇遇にも2012年4月の「月うさぎキャンプ」に来られていたどらちゃんさんのお知り合いの方でした、世間が狭いのか、どらちゃんの顔が広いのか。
 
20150312l.jpg 北山村から先のR169はずいぶんと久しぶりです。 観光筏流しやカヌーのラフティングで有名な北山峡です。


 
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 小松トンネルから奥瀞道路で再び奈良県へ、小松、有蔵、東野トンネルと橋で構成される新しい道路です、バイパス路の様に思えますが、この区間には昔から車の通れる道がなく北山村は他県を大きく迂回しなければ和歌山県の他の市町村へ入る事ができませんでした。 奥瀞道路の開通で距離こそ短くなりましたが、村全体が飛び地ゆえ今なお奈良県か三重県を通らないと和歌山へは行けません。 写真下中が新しく供用された奥瀞トンネルで初めて通ります、右側に旧道の田戸隋道が見えています。 トンネルをでると直ぐに工事現場となり旧道を下ります。
 
20150312n.jpg 奥瀞道路は今なお工事中で大型車の通行困難な蟻越峠がR169現道として健在です。 
 
 
 
 

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  現在のR169を貫く様に奥瀞道路の工事が行われています。
20150312o.jpg 十津川村竹筒でR311と合流し再び和歌山県に入り、16時40分宮井大橋を渡ってR168へ。 
 
 
 
20150312q.jpg R168を北上し熊野本宮大社で29地点目のスタンプポイントへ、今日の予定終了です。 R168も五條市の五條病院前のサークルKを最後に終点の新宮市街までコンビニの類は一切ありません、元の本宮町域(現在は新宮市)にヤマザキストアが2軒ありますが、朝8時頃から夜7時頃までの営業で、食事のできる店も早い時間に閉まってしまいますのでご注意を。 明日も補給のあてがはっきりしませんので本宮大社の前のヤマザキストアで補給を済ませておきます。
 

20150312r.jpg 今夜の宿は川湯温泉「まつや」、3回目になります。 温泉地に珍しいシングルルームのあるビジホ風のホテルで、本館にあたる「みどりや」の露天風呂や予約をすれば食事もできます。 主に熊野古道歩きのハイカーが利用している様です。 1台だった事もあるのでしょうが自転車はロビーに入れさせて貰えました。 川湯温泉ではこの季節、大塔川の河原を利用した「千人風呂」が有名ですが、水着を忘れてきましたし、150キロ越えの疲れもあるので「まつや」内の温泉で済ませ明日に備えて早々に休む事にしました。
 本日の走行153.1キロ。 しかし判っていた事ですが、始めての通る3つを含めてトンネルだらけのコースでした、主な処だけでも挙げてみると、新鹿路(2466m)、大滝(722m)、高原(495m)、伯母谷(445m)、栗の木(1297m)、滝の脇(207m)、一ヶ山(440m)、大獄(1030m)、新伯母峰(1964m)、和佐又(900m)、不動(2038m)小松(734m)、有蔵(306m)、東野(1389m)、四滝(1212m)、東敷屋(1380m)、二ツ石(798m)と17キロを超えて全行程の1割以上がトンネルだった事が。

(2日目へ)

2月の締めは106.6キロ

https://canpal.xsrv.jp/wp/assets_c/2015/02/Image480BW.gif木津川右岸、近鉄京都線の踏切にて

20150228c.jpg今日は昨日に続いて京都府城陽市まで行かなければならなくなってしまいました。 まあお天気も良いので走って行く事にしたのですが、作業に必要な12吋ノートはさすがにキャラダイズのサドルバッグにも入りません、まぁ入ったとしても振動の事を考えると躊躇してしまいますが。 10吋ノートならフロントバッグとか愛用のマウンテンスミスのヒップバッグにどうにか入るのですが、仕方なくリュックを背負って走る事に、この季節ならかえって暖かいかも知れませんが、夏なら絶対嫌ですね。 それに着替えに加えて帰りに「自撮り」をしようと交換レンズに三脚まで、結構な重量になってしまいました。 朝は寒かったのでフリースを着込んでいたのですが、奈良市あたりまで来たら暑くなってきたので猿沢池で脱いでいると、見かけた事のある風体のサイクリストが通り過ぎて行きますが、呼ぼうにも名前が出てきません、幸い10m程先で停まったので、Twitterのハンドル名で呼んだら気付いて貰えました、30分近く世間話をしてお別れします。 例によって木津川のサイクリングロードを北上して「流れ橋」で一息入れて、距離稼ぎのためにR1の木津川大橋まで北上して少し折り返します。

20150228d.jpg作業は1時間半程で終了、用事が済めばさっさと帰途に就く事にします。 私のではないですが、赤いThinkPadもなかなか良いでしょう。 しかしLenovoになってだいぶ経ちましたが、修理対応が遅くなってしまった様に思えますね。

20150228e.jpg自転車道の対岸、木津川右岸を南下します。 こちらは自転車道側と違い踏み切りになっています、と云っても車は通れません、ここが今日の「自撮り」ポイントです。 最近はエスカレートしてきて他に動くものを入れてみようかなんて、そうなるとなかなかタイミングが難しいです。 踏切が鳴り出してから電車がやってくる時間を計算するのですが、新田辺駅に停まらない特急と、富野荘駅に停まる普通とは時間が違ってきますが、時刻表まで確認してられませんので、何がやってくるかは判りません。 20150228f.jpg結論として、踏切での写真は電車の写っていない方が雰囲気があったりして。 入っていてもシャッター速度はもう少し遅くても良かったかも。 結局今日のベストショットは一番上のコマ、それをマスクしてモノトーンにして、お遊びでモーションGIFにしてみました。 今日は土曜日とあって散歩の人とか多く何かと撮りづらかったですが、ここには桜の木もあるのでその頃にもう一度トライしてみます。 20150228g.jpgもう一ヶ所は山城大橋を渡り、自転車道を少し南下して万灯呂山を見上げる辺りです。 ここでは先日思いついたタイマー機能付きレリーズのバルブ機能を利用して連写を行う事を実際に試してみたのですが、Lumix G2はスペック上は最高秒3.2コマの撮影ができるのですが、メモリーカードによっては書き込みが追い着かない様です。 それと問題はカメラ側を連写モードにするとAFS((Auto Focus Single)モードでは最初のレリーズ時に合ったピントに固定されてしまう事です、これはAFC((Auto Focus Continuous)モードと追尾AFを上手く使うか、あっさりMFで置きピンしてしまうか、研究の余地ありです。 と云う訳であまり成果のないまま帰途に就き18時過ぎに桜井へ帰ってきました、本日の走行106.6キロ、今月の累計は1,130.2キロとなりました。

春告草「福寿草」サイク

 

20150221a.jpg今日はお天気が良さそうなのでT御大に声を掛けて五條経由で西吉野方面へ走りに行く事にしました、賀名生梅林の梅にはまだ早いですが、津越の福寿草が見られるかも。 御大は5月の「鈴鹿」にQCR(くわんさい・くらしっく・れーさー)から半ば強引に参加メンバーにさせらてしまっているのですが、さすがの国体チャンプ(昭和54年宮崎国体成年男子スクラッチ優勝)も去年走ったのは500キロにも満たないとか、顔を合わせる度に「走らなアカンねん、走らなアカンねん」とボヤいておられます。 と云っても私では噛ませ犬にもならないので、あちこち声を掛けたら釣れましたね強力なのが、VIVVA2000さんが来てくれる事になりました。

20150221b.jpg7時過ぎに桜井を出発、昨夜ミシュラン・ワールド・ツアー700x32cからpanaのTourerPlus700x28cに換装していますから、軽い事軽い事、羽の生えたように走ります。 明日香村いつもの大官大寺跡にて、今朝は霜が下りて寒いですが気持ちの良い朝です、お昼は暖かくなるとか。

20150221c.jpg吉野口駅に到着、ここで8時半に待ち合わせです。 レトロな駅舎の吉野口駅、JR和歌山線と近鉄南大阪線の乗換駅としてかつては賑わいました。 昔々和歌山線のSLの写真を撮りに良く通った駅です。 

20150221d.jpgT御大に続いて、嬉々としてVIVVA2000さんが登場。 しかしT御大の片倉はサドルバッグサポーターと何やら年代物のタイヤがやばそう、VIVA2000さんのサンプレも結構?な音してまんがな、今日は大丈夫なんやろか。 輪童さんか鉄人児玉さんのドタ参があるかもと待ってみたのですがお見えになりそうもないので、3人で出発です。

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<120>五條高取線を走り重阪峠を越えR24を少し我慢しながら走って栄山寺口から旧街道へ入り五條新町へ、五條新町と云えばここですね「餅商一ツ橋」。 そしてT御大旧知の市口薬局(享保元年創業)、せっかくだからと挨拶だけのつもりが、上がりこんでコーヒーまで戴きながら見学させて貰いました。

20150221f.jpgR168を少し走り五條病院前の吉野ストアでお昼の食料を補給する事に、しかし走ってくるロードの多い事、短い間に20台以上はすれ違った様な、会釈してもスルー、どうやらブルベの様です、走るだけで必死なんですね。 吉野ストアを出て昨年バス運行が廃止となった五新線跡に沿った道を走ります、バス運行はなくなっても専用道は進入禁止です、良い子は走ってはいけません、詳しくはこちら

20150221h.jpg五新線の遺構を見ながらR168を行きま~す。 城戸(じょうど)から<20>下市宗桧(むねひ)線へ入り、陰地(おんじ)から津越への激坂へ、県道からの標高差が250m程あります。 斜度は笠置山登るよりはマシかなと云う感じです。

20150221k.jpgようやく福寿草自生地のある稱名(しょうみょう)寺に到着、蝋梅もなかなか見事です。  

 

20150221s.jpgおまたせしました福寿草です、標高は450m程あるのですが、もう雪は残っていません。  

 

20150221t.jpgここでこっそり抜け駆けしていた輪童さんとkitanoさんと合流できました、門前で店を拡げてお昼にします。  

 

20150221v.jpg右側のお宅に入って行くT御大、こちらのお宅はあの尾野真千子さんのご実家です。 お母さんがご自身で作られた農作物を売っておられます、VIVVA2000さんが黒豆を買っていましたので、黒豆茶を戴いてしまいました。 ここからもう一ヶ所福寿草のポイントがあるそうなので一行はそちらの方へ向かったのですが、私は靴紐を治しているうちにはぐれてしまい、左へ下る細い道と右へ登る広い道と云う悩ましい三叉路へ出てしまいました、左へ下りたのですがどうやらとんでもない道をショートカットしてしまった様で一行の前へでてしまいました。 まぁこんな山中でも携帯電話が通じる便利な世の中になったものです。
20150221w.jpg 十日市で輪童さんと別れ、まだまだ走り足らなそうなお二人と<138>赤滝五條線で黒滝村方面へ向かいます。 夏はキャンプ場があったり五條から天川へ抜ける車が入ってくるのですが、この季節は車の少ない鄙びた道です。

20150221x.jpg先月も来たのですが、丹生小学校跡へ立ち寄ります。 実は私のリアから異音が、マッドガードが割れてしまったのです、補修してあったのですが、やはり駄目だった様です、T御大にガムテープを戴いて応急処置を、これで3人とも爆弾を抱えて走る事に、後30キロ以上はありますが持ってくれるでしょうかね。

20150221y.jpgR309に入り道の駅「吉野路黒滝」で小休止、この冬初めて自販機で飲料を補給しまして、<48>洞川下市線へ入って地蔵トンネルへ、ほっとくと峠へ行ってしまいそうなお2人です。 この後椿橋で吉野川を渡り壺阪峠で帰途に就く予定です、下市経由でと話をして、よくよく考えると立石から秋野隧道で阿知賀へ越えれば下市の街中を通らなくて済むと、気が付いたのは既に遅し、お二人はぶっ飛んで行ってしまいました。 

20150221z.jpgいつもの椿橋で小休止。 薄暗い壺阪峠を越え、高取町でT御大と別れ、明日香村でVIVVA2000さんと別れ無事17時半には桜井に帰ってきました、本日の走行105.6キロ、同行者が同行者だけにくたびれましたが、お天気に恵まれ最高の1日を過ごす事ができました。
 例によってうちのHPのアルバムに写真をUPしています、大きなサイズの画像もダウンロードできます。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2015]と辿って下さい。 なお認証が必要です、ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、CanCan謹製カレンダー等でご確認下さい。

フロントバッグのリクセン化(続き)

20150220c.jpg 先日の「フロントバッグのリクセン化」ですが、案の定カメラの様な重いものを入れると首をもたげてしまいます、それと装着時にたわんで力を入れにくいのですね。 やはり1.2mm厚のPP板では力不足は否めません。

20150220a.jpg再び100均へ出向きまして仕入れましたのはL型金具ならぬブックエンド。

20150220b.jpgドリルで穴を開け背面パネルに挟み込んで底板を支持する様にしてみました、これで大丈夫でしょう。

20150220d.jpgついでにバウンド防止にショックコードを取り付けてみましたが、ちょっとゴム紐が太すぎた様で(^_^;:)

尾鷲ツーリング

20150215a.jpg尾鷲市 三重県立熊野古道センター

今日は予定通り「ツール・ド・紀伊」スタンプラリ-のポイント獲得に高見越で尾鷲市に向かいます。 尾鷲へは過去に何度か自走で行っていますし、コース的にも不安はないのですが、この季節に脚力の無い私が150キロ近く走るのですから、いつもの様にのんびりとは走ってられないのですが、結局スタートしたのは少し明るくなってきた6時10分でした。

20150215b.jpg西峠を通過、菟田野松井橋のローソンで補給の後、佐倉峠を越え新木津トンネルを抜けていつもの定点観測ポイント、まずまずのお天気なので高見山を頂上まで見上げる事ができました。 しかし休日とあって霧氷目当ての登山客を乗せた奈良交通の臨時バスが何台も通り過ぎて行きます、バスだけではないのでそれだけの人が登ったら上は大変な事になっているでしょうね。

20150215c.jpg9時半過ぎに高見トンネルの入り口に到着、3時間半程かかってますがこれでも結構目一杯です。 雪は4日の「伊勢ツーリング」で来た時と変わりません、前回は歩道に凍結した漏水の氷の破片が散乱していて往生したので、今回は車道を行きます、それでも処々濡れている箇所があるので慎重に走ります、万が一車が接近している時に滑りでもしたら笑い事ではありませんから。

20150215d.jpg高見トンネルを抜けてループ橋を下ります、今回はのんびりと旧道巡りをしている訳にも行きませんので波瀬地区は新道でショートカット、<569>蓮峡線を経てR422に入り湯谷トンネルを越えます。 トンネルを出て数100m程下った処にある湯谷不動尊、湧き水とベンチがあって夏は最高の休憩ポイントです、ここで小休止、ポットのコーヒーを頂きます。 残念ながらdocomoも届きません、結構な山の中ですんで。

20150215e.jpg大台町へ下り<31>大台宮川線へ、旧宮川村役場付近で宮川右岸へ渡り<424>大宮宮川線に入り、紀勢道の大宮大台IC付近でそのまま<731>川合大宮線へ入ります、こちらは大内山川をはさんでR42の対岸路になります、紀勢本線にほぼ沿っていて車も少ないのですが結構アップダウンがあります。 しかし高速道路の完成であちこちで風景が一変しています。

20150215f.jpg時間の余裕がないと云いながら紀勢本線のキハ40系もそろそろ終焉なので、列車の時刻を睨みながら線路沿いを走ります、阿曽駅と伊勢柏崎駅の間で適当な場所を見つけたので、ここで昼食&鉄な時間にします。 facebookにアップした画像を見て鉄な某S先生は場所を特定したので、結構知られた撮影ポイントなのかも。 一応「自撮り」用に三脚も積んできたのですが、そんな余裕もなく、お荷物になってしまいました。

20150215g.jpg3枚目は電線が被っていますが、まぁ3度美味しい場所でした、やってきたのは東海色、この後に大内山駅と梅ヶ谷駅との間で下り列車を狙えたのですが、そちらも東海色でした。 個人的には旧国鉄色が趣味なんですが、旧国鉄色の2連と云うのは難しそうですね。 ちなみにキハ40系のオリジナルは首都圏色だと記憶しています。 もう少し温かくなったらこれを目的に走りに来ても良いかな、陽が長くなったら2往復狙えるかも。

20150215h.jpg梅ヶ谷を過ぎるとR42を走るしかありませんが、まぁ荷坂峠は片峠みたいなものですから、熊野古道ブ-ムのお陰で旧峠も行ける様ですがダートです。 しかし高速の開通でR42も交通量が減って随分走り易くなりました、鉄な用事がなければ素直をアップダウンの少ないR42を走った方が良いかも。

20150215i.jpg霞んでいますが、荷坂峠から見る熊野灘です、ここから紀伊長島まで200m程のダウンヒルです。 

 

20150215j.jpgここまで来てやっと今日最初のスタンプポイント道の駅「紀伊長島マンボウ」です、マンボウ串焼とかクジラ串焼とかありますが、あまり好みやないんでパス。 紀伊長島ではR42東長島トンネルを避けて旧市街の駅前へ、踏切の横のその名も「ふみきりや」は健在でした、一応お花屋さんなんで用はありませんが。

20150215k.jpg紀伊長島から尾鷲にかけては幾つかの旧トンネルが歩行者や自転車用に供用されている処があり、中には県指定文化財となっているトンネルもあります。
 (左上)長島歩道トンネル、これは例外でR42長島トンネルより新しくて、最初から歩道トンネルとして作られています。 (右上)旧長島隧道、R42江ノ浦トンネルの海側にあります。 (左下)古里歩道トンネル(旧海野隧道)、R42古里トンネルの海側にあります。 (右下)道瀬隧道、やはりR42道瀬トンネルの海側にあります。 この後R42には三船トンネルがあり山側に三浦隧道と云うのがあったのですが、残念ながら廃道となっています。

20150215l.jpg銚子川を渡り、道の駅「海山」を過ぎると今日最後の峠となる尾鷲トンネルへ、熊野古道の馬越峠に相当します。 トンネルまでは標高差100m程、斜度も知れていますが、ここまで走ってきていると結構辛いものがあります。 ここも旧トンネルがあって海側にポッカリと口を開けているのですが、尾鷲側で橋が落ちてしまったとかで通行不能となっています、紀北町と尾鷲市の境界ですので、行き交う人もいないとは思いますが。 熊野古道の方の峠はブームのお陰で階段が整備されているのものの、自転車では返って越え難くなってしまいました、盟友峠おやじナワールド氏は押し担ぎで越えた様ですが。
 606mのトンネルを抜けると尾鷲市です、残念ながらこのルートでは海を見下ろす云った展望はありません。 1999年に尾鷲から見て対岸の須賀利へ越えて、定期船に乗って尾鷲入りした事ありましたが、背後に大台の山々を背負った尾鷲の風景は感動ものでした、今はその定期船もありません。

20150215m.jpg尾鷲市街を抜けて少し行った処の丘の上にある「熊野古道センター」へ、思っていた以上に立派な施設にちょっと面食らいます。 17時26分余裕で25地点目のスタンプGET、伊勢路エリア完了、三重県制覇、残るは和歌山県の5地点のみです。 ところで「熊野古道センター」の最寄り駅は一つ先の大曽根浦駅なのですが、付近にコンビニも何もない無人駅ですので尾鷲駅まで戻り1905発の最終のスジに乗る事にします。

20150215n.jpg帰途、桜井までの輪行は4時間6分、コンビニで食料を仕入れて尾鷲駅へ、今回はマッドガード無しで来ていますので楽勝で輪行支度を済ませ1905発多気行きに無事乗車しました。 本日の走行充実の148.8キロでした。  

 

吉野山サイク

20150214g.jpg吉野川椿橋

今日は何処へ行こうかと決まらないまま明日香村から芋峠へ、千股のせせらぎ公園で持参のポットのコーヒーでまったりしながら、土曜日だし定番の東吉野村へ向かって「よしの庵」でお蕎麦でも戴こうかなとも考えながら、先々週に取りこぼした「ツール・ド・紀伊」のポイントである吉野水分(みくまり)神社へ行く事に。

 

20150214a.jpg近鉄吉野駅にて、この駅名標は製材組合が世界遺産登録を記念して樹齢200年の吉野杉から作って寄贈したもの、他に駅のホームの柱などに付いている縦長の駅名標も吉野杉のものが使われていたりします。

20150214b.jpg県道を参陵トンネルまで登ります、後1月半もするとこの狭いトンネルを中心に花見客の車で大渋滞するのですが、今は静かなものです。 12月にも来ているのですが、その時は水分神社までの最短ルートの首塚経由の道へ入ったのですが、判っていながら推し上げる結果となってしまいました。

 

 

20150214c.jpg今日は西よりの吉野大峯林道へ入る道をとる事にします、少し余分に登る事にはなりますが、こちらは常識の範囲内の坂ですので充分乗って行けます。 さすがに標高600mになりますので昨日降った雪が。


20150214d.jpg吉野水分神社でポイントGET、これで23地点目奈良県制覇、後は三重県の2地点と和歌山県の5地点の計7地点を残すのみです。 一応「自撮り」用に三脚を積んできましたので証拠写真をば。


 

 

 

 

20150214e.jpg首塚側の激坂も凍結の心配はなさそうですので、帰りはそちらを下る事に、とは云っても恐る恐るでしか下れませんが。 桜のシーズンにはここから見事な風景が見渡せます、一目千本ってやつです。


20150214f.jpg

せっかく登ってきたのですから「静亭」でお昼にする事にします、若女将に撮って頂いた写真を拝借しました。 この後才谷へ下り秋野村道路元標下市町道路元標の生存確認をして、椿橋から壺阪峠経由で帰ってきましたが、自宅まで後1キロも無いと云う処で後輪がパンク、寒くなってきた夕刻の外でチューブ交換も何なのでトボトボ推して帰ってきましたが、本日の走行75.2キロ。
 昨日の雪で心配していたのですが標高600mの吉野水分神社でも積雪は大丈夫そうなので、明日は高見越で尾鷲を目指す事にします。

 

 

 

 

 

3日連続100キロ超えは伊勢ツーリング

 

20150204a.jpg今日は復調以来の当面の目標だった「3日連続100キロ超え」を果たそうと一昨日、昨日に続いて、お伊勢さんまで片道のツーリングに出掛ける事にしました。 それに「ツール・ド・紀伊」のスタンプラリーのポイント2ヶ所をGETすると云う目的もあります。 基本道路元標であったりとか県道ヘキサ蒐集とか何か目標やテーマが無いと走らない人でして「走るのに理由はいらない」なんて格好の良い事をのたまう御仁でもありません。 今日は復路伊勢市から輪行の予定ですので、昨年暮に新調していたオーストリッチのMTB用の大型の輪行袋をサドルバッグに押し込んで行きます、しかしデカいキャラダイスのネルソンがそれだけで一杯です。

20150204b.jpg桜井から伊勢へはいわゆる伊勢本街道とよばれるR165~R368が最短コースになるのですが、R368の大内峠までのだらだらと続く登りとその後のアップダウンが嫌なので、昔からR166高見越を走っています。 R165西峠を越えて宇陀市へ、さすがに標高300m台の宇陀は寒いです。

20150204c.jpg菟田野松井橋のローソンで補給、これよりR166は60キロ程は松阪市飯南町付近までコンビニの類はないのです。 桜峠を越えて昨日も来たばかりの東吉野村へ、最近佐倉峠を越えたところにこんな看板ができました「ニホンオオカミ最後の地…」、まだお目にかかってませんがオオカミのゆるキャラもいるそうです。

20150204d.jpg佐倉峠を下り鷲家(わしか)で高見村道路元標の生存確認をした後、新木津(こつ)トンネルまで登り返しトンネルを抜けるといつもの定点観測ポイント、昨日と違ってなかなかのお天気です。 高見トンネルまでできる限り旧道を走って行きます。 ところで高見峠への旧道ですが、奈良県側通行止になったままと思っていたのですが、通行止の案内はでていませんでしたね。

20150204e.jpg路肩には雪が残っていますが問題なく高見トンネルに到着(最初の写真)、今日は向かって右側の歩道を行く事にしましたが、所々で漏水が凍って散乱しています、ちょっとこれには難儀しましたが、そのまま歩道を走って行く事に。 無事に2,470mの高見トンネルを抜け、ループ橋を見下ろせる処で一息入れます。

20150204f.jpgここからは松阪市飯南町粥見(かゆみ)まではR166を櫛田川沿いに約40キロ標高差500m程の下り基調の道を走って行けば良いのですが、そんな事は決して致しません可能な限りの旧道、脇道、裏道を縫って走って行きます。 まずは高見峠を越えて最初の宿場波瀬(はぜ)集落へ、昭和31年まで飯高郡波瀬村で里程標が残っています。 ここだけは時間が止まってしまった様な旧街道の街並みです。

20150204g.jpg松阪市飯高町森のR166旧道区間、遠回りになりますのでわざわざ通る車はありません。 なお先の波瀬集落に入る処から次の珍布(めずらし)峠まで、天神橋五丁目さんが2007年10月に撮った動画「R166旧道脇道裏道ツーリング「和歌山街道 珍布峠へ編」がYouTubeに残っていますので、興味のある方はどうぞ。

20150204h.jpg道の駅「飯高駅」の手前から旧道に入り和歌山街道珍布峠へ、櫛田川の蛇行部分をショートカットしているだけの標高差50m程の小さな峠ですが、岩盤を穿った深い切り通しが独特です、最近は訪れるハイカーも増えている様で案内板などが整備されています。 和歌山街道は伊勢南街道とも云われますが、江戸時代初期に紀州徳川家が参勤交代に利用していた時期があり、またこれから走る和歌山別街道の途中にある田丸は同じく紀州徳川家の所領でもあり、三重県の櫛田川沿いのこの道は和歌山とは縁が深いのです。 珍布峠を東へ下るとR166沿いにある道の駅より先に出てしまいますので、道の駅に立ち寄りたい向きは少し引き返す必要があります、ご注意を。

20150204i.jpg一旦R166に出ますが<745>片野飯高線に入り櫛田川右岸に入ります。 そのまま右岸を走りR368に出ますので、もうR166に戻る事はありません。 写真は<745>から見る櫛田川、背後の山は局ヶ岳(1,029m)伊勢三山と呼ばれているそうです。 写真の沈下橋は渡れましたが今はどうでしょうね。 (2007年4月)

20150204j.jpgR368に入り桜峠を越えます、飯高町側から大した標高差でもありませんが、ここまでに走ってきている事もあって谷あいのダラダラとした登りがあまり好きではありません。 私の知る限り三重県には桜峠は三つありますねR422信楽と青山高原に。 桜峠を越えたのは14時12分、もう登りはありませんがまだ30キロ以上は走らなくてはなりませんので、少々時間が押してきました。 それでもなお極力旧街道を走ります、何やら未知の道路元標がひょこっと現れそうな雰囲気の道筋ですねぇ。

20150204k.jpg予定の一つであった3日連続100キロ超えは達成、別に早く走りたいとは思いませんが、ツーリストとして連日走れる持久力と気力は持っておきたいですね。 16時丁度に伊勢市域に入りました。

20150204l.jpg度会(わたらい)橋を渡り外宮前の「ツール・ド・紀伊」のポイントをGETし内宮前のポイントへ、伊勢志摩エリアをクリアし都合22地点達成し後8地点です。 近々にも今日と同じ高見越えで尾鷲を目指す予定にしています。
20150204m.jpgせっかく内宮まで来たのですから「おかげ横丁」へ、しかしどのお店も5時で店仕舞い、折角の伊勢ですが「伊勢うどん」も「赤福」もなし。 なにやらうら寂しい赤福前、三脚を持ってきていたら人影のない貴重な風景で「自撮り」が出来たのに、残念。

20150204n.jpg最寄の近鉄五十鈴川駅まで走り、コンビニで豚まんと唐揚げで虫養いをして帰途に就きました。 本日の走行124.9キロ。