「道路元標」カテゴリーアーカイブ

2023年夏 18きっぷ輪行旅総括

 今夏の「18きっぷ輪行旅」の総括です。7回分を利用、5の倍数ではありませんが、売ったり買ったりしますので。2泊3日が2回と日帰りが3回、もう少し回りたかったのですが、後半の不安定な天気と休みがシンクロしなかったもので、来春には3セク化で行けなくなる石川県は行っておきたかったのですが…


 余談になりますが、上図は青線が自転車で走った区間である事は云うまでもないのですが、ふと思ったのは輪行した区間を点線とかで表現したい、すなわち鉄道での経路部分をKML等で出力する、ところがこれができない。探してみると GPS Visualizer と云うツールを使うとできるらしい、試してみると現在はGoogleMap APIキーを求められる、これは想定外の課金が怖くて止めたので、使えないので頓挫。そうなると余計にやりたくなってきている。ないか良いアイデアはないだろうか。

7月26-28日 
2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征」

7月26日 (桜井0952→1020名張1024→1149近鉄名古屋)名古屋1224→1340中津川1415→1621塩尻1659→1758小淵沢1801→1951中込 所要11時間59分 内JR 5,170円分乗車
7月27日 中込~十石峠~伊勢崎 走行123.2キロ
7月28日 伊勢崎~籠原駅 走行53.0キロ
籠原1313→1541二宮1546→1630熱海→掛川1840→1846豊橋2004→2058名古屋(近鉄名古屋2130→名張→桜井2337) 所要時間10時間24分 内JR 7,150円分乗車

8月21日
 2023年夏 18きっぷ輪行旅「北陸本線廃線跡 山中越」
~奈良駅 走行21.0キロ
奈良0448→0544京都0551→0653近江今津0705→0724近江塩津0727→0740敦賀0742→0757今庄 所要3時間9分 2,640円分乗車
今庄駅~山中越~敦賀市内~敦賀駅/桜井駅~ 走行51.2キロ
敦賀1523→1657京都1707→1751奈良1812→1845桜井 所要3時間22分 2,640円分乗車 計5,280円乗車

8月23-25日 2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」
8月23日 (桜井0952→1020名張1024→1149近鉄名古屋)名古屋1224→1340中津川1415→1621塩尻1659→1758小淵沢1801→1951中込 所要11時間59分 内JR 5,170円分乗車
8月24日 中込~軽井沢~碓氷峠~富岡~前橋 走行122.4キロ
8月25日 前橋~安中駅 走行53.0キロ
安中1029→1041高崎1054→1225籠原1241→1457熱海1519→1728掛川1738→1843豊橋1903→1958名古屋(近鉄名古屋2010→伊勢中川→2225桜井) 所要時間11時間56分 内JR 8,030円分乗車

9月1日 2023年夏 18きっぷ輪行旅「敦賀から三方五湖」
~奈良駅 走行21.4キロ
奈良0448→0544京都0551→0653近江今津0705→0724近江塩津0727→0740敦賀 所要2時間52分 2,310円分乗車
敦賀駅~三方五湖~上中駅 走行74.2キロ
上中1744→1846東舞鶴1850→1919綾部1928→2029園部2040→2128京都2137→2232奈良2257→2325桜井 所要5時間41分3,740円分乗車 計6,050円乗車
桜井駅~

9月7日 2023年夏 18きっぷ輪行旅「兵庫県の道路元標」
桜井0543→0616奈良0619→0627木津0640→0836西宮名塩0846→0853道場 所要時間3時間10分 1,690円分乗車
道場駅~奥吉川村道路元標~社町道路元標~大和村道路元標~西脇市駅 走行75.43キロ
西脇市1645→1731加古川1736→1822尼崎1836→1903放出 所要時間2時間18分 1,980円分乗車
放出2056→2136奈良2204→2241畝傍 所要時間1時間45分770円分乗車 計4,440円分乗車 畝傍駅~

 7回分で41,290円分乗車、待ち時間を含めて68時間35分乗っていた計算になりますが、走っていた時間はざっと40時間程。

 そうそう2回目を駅の窓口で求めた時にアンケートが付いていました。ネットで「青春18きっぷ」の先行きを心配する書き込みがありましたが、このアンケートは今に始まった事でもないので、ご心配なく。JRにすれば特になにもせずに売上が上がるので無くすなんて事はありえないでしょう、しかし実際に何枚売れているかとかJR6社にどのように配分されているのか知りたい処ではあります。一説によると「18きっぷ」の売上は年間80億円に及ぶとか、すると枚数は… アンケートの回収率、こんな原始的なアンケート集計だとサンプリング数も知れている、となると意味があるのでしょうかねぇ…

2023年夏 18きっぷ輪行旅「兵庫県の道路元標」


 「18きっぷ」の残り1回分、6〜7日と連休なので石川県の未修の道路元標巡り他を画策していたのですが、お天気が良さそうなのは7日だけ、さすがに1日では無理があるのと「北陸3県デジタルスタンプラリー」も面白くないので、天気の良さそうな方角に矛先を変える事に。兵庫県下の道路元標は早い時期に殆ど回り終えているのですが、その後見つかったものとかで数ヵ所残っています、そこで今回は美嚢郡奥吉川村、加東郡社町、加西郡大和村の3ヶ所を回ることにし、福知山線の道場駅からスタートする事にします。

 兵庫県を始め西の方へ向かう時はどうしても大阪駅での乗り換えが絡んできます、特に平日ですと通勤時間帯と重なります。ただ学研都市線と東海道山陽本線、福知山線との間に直通があるので、所要時間が多少かかりますが大阪府下を乗ったまま通過する事ができます。桜井発の始発に乗車、奈良で京都行きに乗り継ぎ、木津から福知山線の新三田行き快速に、道場駅は停まりませんので、西宮名塩で各停に乗り継ぎます。

 生瀬〜道場間は1986年に武庫川の渓谷をトンネルで突っ切る現在の新線に切り替えられ、西宮名塩もその時に新しくできた駅なのです。道場駅に到着、辺りはのどかな田園風景が広がっているのですが、ここは神戸市なんです。

 せっかく近くを通りますので有馬郡の道場村道路元標を再訪します、JR道場駅からは結構離れている神戸電鉄の電鉄道場駅近くの古い街並みの中にあります、2007年5月以来、変わりはない様ですが後ろのお宅は酒屋さんだったのですが、廃業されてしまった様です、道路元標は100年余り、この家並みの変わり様を見てきたのですね。

 今日は前半は概ね六甲山地の北側を横断する県道17号西脇三田線を走るのですが、この県道大型車が多いのが難点、途中で美嚢郡の奥吉川村道路元標へ。

 中国道をくぐって歩道をを走っていた処でパンク、木陰を探してチューブ交換。関東沖に進んだ台風13号の影響かこの辺りから北西からの向かい風に苦しめられる事に。

 加東郡の社(やしろ)村道路元標は加東市明治館として保存されている元加東郡公会堂敷地内に保存されています。

 3つ目の大和村道路元標まで加古川の支流野間川、さらにその支流大和川に沿う様に、ほぼ県道34号西脇八千代市川線を遡ります、(写真右)大和川です。

 大和村道路元標は2016年に廃校となった多可町立八千代西小学校の正門脇の植え込みの中に保存?されています。藤原勝永著「兵庫県の道路元標」によると元の位置(柳小字柳596-5から500m北の小学校へ移転とあります。小学校の銘板はそのまま跡地には民間の会社か入っている様です。

 近くに「なごみの里 山都」と云うのがあって食事もできます、なんでも大石内蔵助所縁の地だとか。この先の舟坂峠(船坂トンネル 656m)を越えて播但線の福崎まで走る案もあったのですが、雲行きも怪しいですし、既に15時を回ってしまったので西脇町駅 1645 発で帰途に就こうと素直に来た道を折り返します。

 西脇町駅まで下り基調の15キロ、ぴったりかなと思って走っていたら今日2度目のパンク。西脇町 1645 の次の登りは 1751 かぁ…

 西脇町駅前には 1615 に到着、走行75.43キロ、輪行支度を済ませ無事に 1645 発に乗車、久しぶりに103系の乗り心地の悪さを堪能。西脇でコンビニに寄る余裕もなかったのですが、よくよく考えると道場駅出発時にカレーパンを1個食っただけで昼飯抜き、「18きっぷ」だけで帰るとして桜井は 2029 着かぁ… おまけに続く

【1180】 兵庫県 美嚢郡 奥吉川村(現 三木市)
【1181】 兵庫県 加東郡 社町(現 加東市)
【1182】 兵庫県 加西郡 大和村(現 多可町)

2023年8月のまとめ

   走行611.7キロ、内訳はasuka 295.1キロ、デモン太 102.2キロ、延陽伯号こと片倉シルクグロワール24が 214.4キロ。
 赤線が8月の走行区間、青線は7月以前。自宅/職場周辺は一部割愛しています。

8月5-6日 番頭さんを囲んで「月の宝箱」宴会 2023年夏
8月13日 大和盆地 早朝ポタ
8月21日 2023年夏 18きっぷ輪行旅「北陸本線廃線跡 山中越」
8月23-25日 2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」

道路元標

【1166】 2023/8/24 群馬県 碓氷郡 松井田町(現 安中市 )
【1167】 2023/8/24 群馬県 北甘楽郡 妙義町(現 富岡市)
【1168】 2023/8/24 群馬県 北甘楽郡 一ノ宮町(現 富岡市)
【1169】 2023/8/24 群馬県 多野郡 吉井町(現 高崎市 )
【1170】 2023/8/24 群馬県 多野郡 藤岡町(現 太田市)
【1171】 2023/8/24 埼玉県 児玉郡 賀美村(現 上里町)
【1172】 2023/8/24 群馬県 佐波郡 玉村町
【1173】 2023/8/24 群馬県 勢多郡 下川淵村(現 前橋市)
【1174】 2023/8/24 群馬県 群馬郡  京ヶ島村(現 高崎市)
【1175】 2023/8/25 群馬県 群馬郡 総社町(現 前橋市 )
【1176】 2023/8/25 群馬県 群馬郡 箕輪町(現 高崎市)
【1177】 2023/8/25 群馬県 群馬郡 車郷村(現 高崎市 )
【1178】 2023/8/25 群馬県 碓氷郡 板鼻町(現 安中市 )
【1179】 2023/8/25 群馬県 碓氷郡 原市町(現 安中市)

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2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」3日目

 今日は前橋、高崎、安中市域に残る道路元標の内5箇所を午前中に回って帰途に就きます。18きっぷだけで帰ろうとすると信越本線(北高崎〜横川)間からだと9時台になってしまいますので、前回同様名古屋から近鉄利用で安中駅 1129 発を予定しています。
 群馬郡の総社町、箕輪町、車郷村、碓氷郡の板鼻町、原市町と順調に回り終え、と行っても箕輪町まではだらだらと登り基調の県道を数キロ走らなけらばなりませんし、気温は日が昇るにつれどんどん上がってきますので、なかなか大変でしたが。板鼻から原市までは中山道を昨日とは逆方向に走った訳ですが、杉並木の高さに驚きました、写真を撮るタイミングを逸したのが残念、こう暑いとどうも横着になってしまいます。
 当初は一駅西の磯部駅から帰途に就く計画だったのですが、12時間に及ぶ長丁場の輪行に備えて最後にコンビニで買い出しをしておきたかったので安中駅に変更、順調に来て1時間速い1029に間に合う時間には到着。丁度輪行支度には都合のよい日陰になるベンチもあって、多目的トイレで着替えもできて正解でした。

 まずは 1129 発の高崎行きに乗車、これから11時間の輪行度です、ちなみに最長は王寺から九州佐賀までの17時間59分です。
 安中1029→1041高崎1054→1225籠原1241→1457熱海1519→1728掛川1738→1843豊橋1903→1958名古屋
  さすが首都圏、大宮から小田原あたりまでは結構満員だったような、寝てましたけど。前回、掛川→豊橋はクロスシートだったのですが、今回はロングシート、従ってJRは全線ロングシートと云う事に、まぁ昔に比べるとロングシートも奥行きが深くなって楽にはなりましたけど。豊橋での特快へのホーム変わり3分接続はパスして次の新快速に。
 名古屋からは2010発の五十鈴川行き特急に乗車、伊勢中川で大阪上本町行き急行に乗り換えます。2030発の大阪難波行き特急でも名張で同じ急行に乗り換える事になるだけです、特急料金は名張まで1..340円、中川までだと920円、ただ中川での乗換時間は僅か2分、中川での入線ホームってはっきりしていないのですよね。そして近鉄のチケットレスの溜まっているポイントが1,340円には届きません、このポイントって充足しないと使えないのです、その上に8月一杯で失効するポイントが、そら間に合うなら五十鈴川行き特急で中川まで行きますよね。
 輪行袋を置きやすくて降りやすい号車の最後尾を予約し、近鉄名古屋2010に乗車、とここまでは良かったのですが、なんと好事魔っているんですよ、なんと中川駅で人身、レチ(車掌)さん曰く3番ホームで警察が現場検証中、通常ならこの特急の向かい側に大阪行き急行が入るのですが、3番ホームが使えないとどうなるか判らないとの事。
 その中川ではこちらが3番ホームへ、大阪上本町行きが向かいの4番ホームで待っていて無事に乗り換える事ができましたが。桜井 2225 着、18きっぷで安中〜名古屋間 8,030円分乗車、本日の走行は53.0キロ。

【1175】 群馬県 群馬郡 総社町(現 前橋市 )
【1176】 群馬県 群馬郡 箕輪町(現 高崎市)
【1177】 群馬県 群馬郡 車郷村(現 高崎市 )
【1178】 群馬県 碓氷郡 板鼻町(現 安中市 )
【1179】 群馬県 碓氷郡 原市町(現 安中市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」2日目後半

 旧富岡製糸場正門前にて

 碓氷峠を下り横川駅に立ち寄るつもりだったのですか、気が付いたら通り過ぎてしまっていました、せっかくですので釜飯でも買って今度は遅いお昼にと思ったりしていたのですが… 次の機会に。
 後半も可能な限り旧中山道を辿って走りますが、概ねその方が自転車には走り良いのですが… 坂本宿と松井田宿の間でちょっとキツい坂を登らされます、川沿いの国道の方が楽だったかな^⁠_⁠^;⁠ 

 まずは碓氷郡松井田町道路元標、中山道沿いの旧家の角に残っています。今日は一旦ここで旧中山道とは別れます。

 北甘楽郡の妙義町道路元標へ、妙義山の異様な山容が眼の前にそびえています、なんでも日本三大奇勝(景)なんだそうです、あと2つは寒霞渓と耶馬渓だそうです、なる程。
 一ノ宮町道路元標を経て富岡市へ、今や世界遺産となった旧富岡製糸場へ、厳密にはルーツと云う訳でもないですが、延陽伯号こと片倉シルクグロワール24、片倉自転車工業の母体片倉工業は官営富岡製糸場を引き継いだ会社なんです、したがってシルクは片倉自転車のブランド名となったのです。別にここで自転車が作られていた訳でもなんでもないのですが、所縁の地と云う事で正門前で写真を。

 まだまだ夏休みとは云え平日にしては観光客が多いのは少々面食らいましたが、世界遺産ですもんね。少し離れた処の休憩所で小休止。ただ雨雲が近づいていいる様で、北北東に流れていますので長居は無用です。

 国道254号線沿いに北甘楽郡の福島町道路元標があるはずなのですが見当たりません、周りの建物からするとこのカーブミラーの隣に道路元標と電柱が立っていた様なのですが、ウロウロしていると案の定雨雲に追いつかれてしまいました。雨宿りがてら軒先で国道901号さんのHPを確認してみると甘楽町歴史民俗資料館に運ばれてしまったようですが、3キロ程南へ、後の予定と雲行きを考えると今回は諦めるしか…

 その後は降られる事もなく、多野郡吉井町と藤岡町、一旦神流川を渡り埼玉県に入り児玉郡賀美村、再び群馬県に戻り佐波郡玉村町、勢多郡下川淵村、群馬郡 京ヶ島村と本日は都合9基を回り終え前橋の宿へ。

 チェックインを済ませシャワーを浴びてから、ちょっと不便な処なので帳尻合わせを兼ね延陽伯号を駆ってバイパス沿いの「松のや」へ、群馬県まで来て「松のや」かいと云われそうですが、いつもの「得朝」ではなくダブルロースカツ定食を。本日の走行122.4キロ、延陽伯号での最長記録となりました。明日は午前中道路元標巡りをしてから帰途に就きます。

本日の収穫
【1166】 群馬県 碓氷郡 松井田町(現 安中市 )
【1167】 群馬県 北甘楽郡 妙義町(現 富岡市)
【1168】 群馬県 北甘楽郡 一ノ宮町(現 富岡市)
【1169】 群馬県 多野郡 吉井町(現 高崎市 )
【1170】 群馬県 多野郡 藤岡町(現 太田市)
【1171】 埼玉県 児玉郡 賀美村(現 上里町)
【1172】 群馬県 佐波郡 玉村町
【1173】 群馬県 勢多郡 下川淵村(現 前橋市)
【1174】 群馬県 群馬郡  京ヶ島村(現 高崎市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」2日目前半

6時には宿をスタート、まずは岩村田宿まで北上し旧中仙道へ入り追分宿から軽井沢に群馬県との県境となる碓氷峠を越えます、2010年9月に走ったルート(佐久平~横川)とほぼ重なります。既に暑い位の陽射しなのですが、残念ながら雲がかかって浅間山(2010年9月7日)は見えません。

 北国街道と合流する追分宿に着く事には霧雨の様相、とにかく国道18号の歩道を走って今日の最高標高1,003mを越えます。

 13年ぶりの軽井沢町道路元標を再訪。

 旧軽井沢駅舎記念館は現在はしなの鉄道の軽井沢駅舎として利用されています。


 現在の国道18号は南側の入山峠を越えているので、旧道は軽井沢駅前を過ぎると車は少なくなり、少し登るだけで碓氷峠に着くのですが、それにしても車が少ないなぁと思っていたら… なんと峠のゲートが塞がっていて「路肩崩落により通行止」との事、ここが通れないと今日の予定が成り立ちません。めがね橋へは横川側からは行けると書かれていますので、崩落箇所が熊ノ平より下なら「アプトの道」を行けばめがね橋へ出られます、数キロ下りますがダメ元で突入するしかありません。それに旧道と云っても全線2車線ですから自転車すら通れない2車線崩落なんてケースは稀ですしね。

 車がやって来る心配はほぼないのですが、決して耐パンク性能の良いとは云えない延陽伯号ですし、濡れた路面に枝などが散乱しているのでそろりそろりと下ります、雨上がり蝉しぐれの道が心地良いです。動画


 なんとあと少しで熊ノ平と云う処で重機が、崩落と云うより倒木の撤去作業が行われています、タイミング良く作業は終了間近で軽トラが1台後から降り来て待っています、これ幸いと軽トラの後について通過、路肩の崩落箇所では監督風の人が検証中の様子、崩落は知れていますが復旧工事が始まれば通してくれそうにありませんが、無事に熊ノ平駐車場に到着。もし通してくれなかった6キロ余りを登り返した上にどうやって今夜の宿の前橋に辿り着こうかと悩む処でした。

 熊ノ平前後からは重要文化財となっている碓氷峠鉄道施設を垣間見る事ができます、熊ノ平駅跡から横川まで「アプトの道」として遊歩道が整備されています、自転車は乗り入れ禁止と云う事ですが押せば問題ないでしょうとの事でネット上でレポートも上がっています。熊ノ平で少し階段を担ぎ上げて「アプトの道」へ入ればめがね橋の上に出られますが、下から見上げた写真を撮るには長い階段を担ぎ下りなけらばならないので、このまま国道を行きます。

 有名な、通称「めがね橋」です。丹後宮津を舞台にした瀬尾まいこ原作に拠る2008年の映画「天国はまだ遠く」でのロケ地にもなったのですが、自殺の名所と云う設定なので「めがね橋」とはクレジットされていません。前回はasuka号でしたので下に置いて登ったのですが、今回は延陽伯号を担いで階段を登ってみます。


 遊歩道になっている線路跡にベンチがあったので、軽井沢で調達したおにぎりで遅すぎる朝食にします、既に10時半なんですが… 平日ですが結構人が通ります、観光客やハイカーと云うよりウォーキングと云う雰囲気の人が多いですね、

 トンネル内の写真を撮りたいのと階段を降りるのも大変なので5号、4号、3号トンネルと抜けますと、担がずに一般道に出る事ができる部分があります。基本的に「アプトの道」はトンネル内は舗装、外は砂利道です。押している処を「自撮り」したかったのですが、泊りの時はなかなか荷物が限られますのでね。国道18号へ戻り、午後から道路元標を巡りながら前橋へ向かいます。

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年7月のまとめ

   走行728.4キロ、内訳はasuka 377.6キロ、Silk24 350.8キロ。
 赤線が7月の走行区間、青線は6月以前。自宅/職場周辺は一部割愛しています。

7月2日 ゆるゆるCC「ランドナーオフ滝畑ダム」
7月22日 「デルフト」朝ポタへ
7月23日 ゆるゆるCC「ミニベロポタ 夏の陣」
7月26-28日 2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征」
7月30日 ゆるゆるCC「夏でも涼しい東吉野村」

道路元標

【1148】 2023/7/27 長野県 南佐久郡 大日向村(現 佐久穂町)
【1149】 2023/7/27 群馬県 多野郡 上野村
【1150】 2023/7/27 群馬県 多野郡 鬼石町(現 藤岡市)
【1151】 2023/7/27 埼玉県 児玉郡 若泉村(現 神川町)
【1152】 2023/7/27 埼玉県 児玉郡 青柳村(現 神川町)
【1153】 2023/7/27 埼玉県 児玉郡 丹荘村(現 神川町)
【1154】 2023/7/27 埼玉県 児玉郡 七本木村(現 上里町)
【1155】 2023/7/27 埼玉県 児玉郡 旭村(現 本庄市)
【1156】 2023/7/27 埼玉県 児玉郡 仁手村(現 本庄市)
【1157】 2023/7/28 群馬県 佐波郡 伊勢崎町(現 伊勢崎市)
【1158】 2023/7/28 群馬県 佐波郡 境町(現 伊勢崎市 )
【1159】 2023/7/28 群馬県 新田郡 木崎町(現 太田市)
【1160】 2023/7/28 群馬県 新田郡 尾島町(現 太田市)
【1161】 2023/7/28 埼玉県 大里郡 中瀬村(現 深谷市)
【1162】 2023/7/28 埼玉県 大里郡 八基村(現 深谷市)
【1163】 2023/7/28 埼玉県 大里郡 大寄村(現 深谷市)
【1164】 2023/7/28 埼玉県 大里郡 明戸村(現 深谷市)
【1165】 2023/7/28 埼玉県 大里郡 太田村(現 熊谷市)

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2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征」3日目

日光例幣使街道 木崎宿にて

 さて今日は午前中に群馬県と埼玉県の道路元標を回れるだけ回り、JR高崎線籠原駅から東海道線経由で帰途に就く予定です。

 6時半には宿を出発、利根川の支流広瀬川沿いに走っている高崎伊勢崎自転車道を利用しながら、伊勢崎町、境町、木崎町、尾島町と群馬県下の4つの道路元標 を巡ります。この時点で8時半を回り、雲一つない空遮るもののない陽射しに気温はどんどん上がってきます。この後は利根川を渡り埼玉県に入るのですが、その前に最寄りのクロネコヤマトから余分な荷物を送っておこうと尾島営業所と休憩を兼ねて道の駅「おおた」へ向かいます。しかしこの時点で9時を回っていて、18きっぷだけで桜井へ帰るタイムリミット、籠原発 1113 は厳しくなってきました。

 0942 上部大橋で利根川を渡り埼玉県へ。中瀬村、八基村と回って「小山川ウォーク&サイクルロード」を東へ走り、大寄村、明戸村、大田村と都合5基を。

 この先利根川右岸には多くの道路元標が残っていて午後から回れば後10基以上は稼げるのですがこの炎天下ではね、なおこれまでで1日での最高は2007年4月11日に兵庫県下で播但線に沿って17基を回ったのが最多記録かと。とにかく3月12日に取りこぼした処まで回る事ができましたが「18きっぷ」だけで帰る事は断念。

 1205 籠原駅到着、前回3月21日同様ここから帰途に就く事にします、一度来て勝手が判っていると色々と都合が良いもので、予め近くのスーパーで買出しを済ませておきました、なにせ奈良まで長丁場ですからね。日陰になるベンチで輪行支度を始めます。写真は3月の時のもの、籠原以降写真を撮る気力が全くなかったもので。
 奈良桜井までは籠原1307→1607熱海1617→1822掛川1840→1846豊橋1948→2042名古屋、既に18きっぷだけでは桜井まで帰れませんので名古屋から近鉄利用となるのですが、最終の急行が2049、名古屋の7分は問題ないとしても、輪行袋を担いでの豊橋乗換2分は厳しいです。万が一の場合は2130発の大阪難波行近鉄特急と云う事に。
 ところで籠原駅1307発の熱海行、接触事故とかで遅れていて籠原仕立ての1313発湘南新宿ライン国府津行が先に発車する事に、国府津着は1545、熱海、静岡と乗り継いで浜松で1307発のスジに追いつくのですが。遅れている電車を待つか一歩でも先に進んでおくかの選択が悩ましい処。
 結局咄嗟の判断で国府津行きに乗る事に、冷房の良く効いた車内でウトウトしたしまい、都内を通過していた記憶はありません。国府津まで乗るとホームを渡らなくてはならなくなるので一駅手前の二宮駅で国府津以遠へ行く次の列車を待ちますが、やってきたのはなんと遅れていた籠原1307発の熱海行でした、ただ輪行袋を担いで乗り込むには少々気を使う混み具合、なんと今夜は熱海で洋上花火大会なんだとか。
 二宮からは熱海、掛川 1840 発と乗り継ぎロングシート地獄からやっと解放され、籠原で買ったお弁当をようやく食べる事ができました、昨日受け取ったヘッドフォンもあまり座れなかったのと眠たいのでまり退屈しのぎのお供にはならなかった様な。(写真は愛野~袋井の車中から)
 その後豊橋での接続は無理せず諦めて、2100発の「ひのとり」は割高なので2130近鉄特急とオンライン予約、名張で高安行き最終に乗り継いで 2337 ようやく桜井に辿り着きました。近鉄を含め乗車時間10時間24分、青春18きっぷを7,150円分乗車。

本日の走行53.0キロ

本日の収穫
【1157】 群馬県 佐波郡 伊勢崎町(現 伊勢崎市)
【1158】 群馬県 佐波郡 境町(現 伊勢崎市 )
【1159】 群馬県 新田郡 木崎町(現 太田市)
【1160】 群馬県 新田郡 尾島町(現 太田市)
【1161】 埼玉県 大里郡 中瀬村(現 深谷市)
【1162】 埼玉県 大里郡 八基村(現 深谷市)
【1163】 埼玉県 大里郡 大寄村(現 深谷市)
【1164】 埼玉県 大里郡 明戸村(現 深谷市)
【1165】 埼玉県 大里郡 太田村(現 熊谷市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征」2日目後半

神流(かんな)川河畔の国道299号旧道

 風も通らず陽射しが暑いだけの峠、展望台に登って弁当を食べただけで 1105 十石峠を後にします、暫くは稜線の北側のアップダウンのある道が続きます、平日ですがローディが一人尊敬しますわ。現在国道299号線は十石峠の群馬県側で通行止めの区間があり林道矢弓沢線を迂回する必要があり、2キロ少し走るとり矢弓沢線の分岐があります。ここから標高差600mを超えるダウンヒルが、舗装はされていて、県道124号まで約7キロありますから、正直登りたくないコースです。

 矢弓沢線を下り、長野県からぶどう峠を越えてきた県道124号上野小海線に合流  し暫くで国道299号線に戻ります。1155 上野村楢原、やっと自動販売機のある処まで下りてきました。ただ現国道に入れば道の駅があった様ですが。

 現国道を出来るだけ避けて旧道区間を行きます、父母トンネルの旧道区間。川面が近いので空気が心地良いものの、標高500m台とは云え暑いです。

 旧道沿いに残る上野村道路元標(群馬県多野郡)、上野村は1899年に町村制が施行され上野村として発足して以来廃置分合や町制はしていません。

 ところで国道299号線ですが佐久穂町から十石峠を挟んだ区間は長野県佐久市を起点とする国道462号線との併用区間でして、ここにきてようやくその事を示す標識が(写真左)。上野村道の駅「上野」で小休止の後、神流町神ヶ原で国道299号線と462号線が別れます(写真右)、右折し299号線で志賀坂峠を秩父方面に越えるプランもあったのですが、ここへ来て標高差400mを登り返す気力はありませんの神流川沿いの国道462号へ、、ただ今夜の宿のある伊勢崎市まではまだ60キロ以上あります。

 1345 神流町の道の駅「万葉の里」へ、万葉の里って道の駅は和歌山や富山にもあるのですが、ここのは「まんば」と読む様です。ところでこの先を考えると喜んで良いの判りませんか随分雲が増えてきて神奈川の方では雷雨が降っている様です、お陰で陽射しが遮られて暑さが随分楽に。
 神流川には下久保ダム(神流湖)と云う結構大きなダムがあって暫く北岸に沿って走るのですが、思いの外きつい登り返しがあります、ルートマップのプロフィールからダム手前に登り返しがあって、これが結構堪えます。写真は3つ目のトンネルを抜けて下流側に出た処から下久保ダムを望みます。

 曇ってくれたお陰で気温もやや下がった様で、市街地をウロウロしなけらばならない道路元標巡りが捗りました。大日向村、上野村に続き群馬県下で1基、埼玉県下で6基と都合9基を回る事ができました。 1726 利根川右岸に取り付きます、右岸堤は利根川自転車道となっていて、自転車道を新坂東大橋まで遡ります。

 新坂東大橋を渡ります、日本最大級の利根川とあって河口から182キロでもこの川幅ですからね。936mの橋を渡りきると再び群馬県となり伊勢崎市、後は今夜の宿に向かう訳ですが、その前に昨日輪行車中から密林に頼んでおいたワイヤレスヘッドホンを引き取って置かなければなりません。

 ところで今回はRide with GPSにPCで作成したルートに元標の位置をPOIとして登録してあって、非常に役立ったのですが、Ride with GPSのスマホ上でルート修正ってどうもやりにくいのですよね。今回の様に後から立ち寄りたいポイントを追加してルートを修正する作業がどうもスムースに行かないので少々手こずりました。

 どうにか「コープ宮子店」に辿り着きましたが、コンビニでの店頭受け取りは何度も利用していますが、AMAZONロッカーの利用は初めて、奈良の田舎にはそんなものありませんからね。ロッカーはコープ宮古の店頭にあり、到着後に送られてくるコードを使って開錠し取り出します、慣れればコンビニでの店頭受け取りより手っ取り早いです。今夜の宿のバイパス沿いとあって外食の店は近くに幾らでもあるのですが既に120キロ超、コープの前まで来ている事ですし、ここで弁当と飲み物を調達。
 1850 宿の「セレクトイン伊勢崎」に到着、楽天トラベル頼みでクーポンとかの割引で2,580円也。昨夜同様に大と云う程でもない大浴場があるのですが、ホテルそのものが近くの伊勢崎オートレース場が開催されている時の子供連れやグループ客を意識しているのか、部屋の誂えがちょっと変わっていますが、コスパだけは最高。ただ自転車を濡れずに安心して置いておける場所がないのが、非常階段の下に押し込んでおきましたが、高級ロードバイクでの方にはお勧めできませんね。

本日の走行123.2キロ

本日の収穫
【1148】 長野県 南佐久郡 大日向村(現 佐久穂町)
【1149】 群馬県 多野郡 上野村
【1150】 群馬県 多野郡 鬼石町(現 藤岡市)
【1151】 埼玉県 児玉郡 若泉村(現 神川町)
【1152】 埼玉県 児玉郡 青柳村(現 神川町)
【1153】 埼玉県 児玉郡 丹荘村(現 神川町)
【1154】 埼玉県 児玉郡 七本木村(現 上里町)
【1155】 埼玉県 児玉郡 旭村(現 本庄市)
【1156】 埼玉県 児玉郡 仁手村(現 本庄市)

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2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征」2日目前半

十石(じっこく)峠(1351m)にて


 明るくなってきた頃には起きだして輪行支度を解き、出発準備を始めます。今日は十石峠を越えて群馬県側に下り利根川を渡り伊勢崎市までの120キロ程の行程になります。十石峠までの標高差は約670m、群馬県側から登る事を考えるとずっと楽なはずですが。写真は宿の前と中込駅の前で。

 小海線に沿って県道2号川上佐久線を約10キロ、中込駅から6駅先の海瀬駅近くまで南下。十石峠への国道299号へ入る手前で補給のために千曲川を渡り一旦国道141号線に入ります。この先は群馬県に下るまで補給は期待できません。


 国道299号は長野県茅野市から埼玉県入間市を結ぶ延長200キロ程の国道で、途中麦草峠(2,157m)、長野群馬県境の十石峠(1,351m)、群馬埼玉県境の志賀坂峠(780m)を経由します。佐久穂町から十石峠まではほぼ抜井川に沿っていて、1982年に完成した古谷ダムまでは改良が済んでいて概ね集落を避ける様にバイパス化されています。

 1ヶ所だけ通行止でバイパスを経由しなけらばならない区間がありましたが、旧道を縫って走ってゆくと車も少なくのんびりと里山風景を堪能しながら走る事ができます。

 南佐久郡大日向村道路元標は佐久穂町大日向の旧道沿い、大日向多目的研修センターと云う公民館の様な建物の前に残っています。

 古谷ダム、決して大きなダムでもありませんが、急坂もなくあっけなくダムに着いてしまいました。ダムサイトにはトイレがあるだけ、この先は民家もありません。

 沿線唯一の景勝地「乙女の滝」入口には駐車スペースがありますが、滝までは300m程遊歩道を歩いて行かなければならない様で一旦諦めたのですが、車道が滝近くまで来ると滝へ降りる階段があり自転車なら置いておけるスペースがあるので、ここから「乙女の滝」へ向かう事に。


 落差こそ大きくないものの水量が豊富なせいか「乙女の滝」と云う名にしてはなかなかの迫力です

 国道299号「乙女の滝」前後が狭隘で斜度もあります、その後緩急を繰り返しながら十石峠へ、暑さのせいでしょうか、ここまでの距離、所要時間は大した事もないのですが、結構堪えます。

 展望台が見えて十石峠に到着です、案内表示の温度は34℃を表示、日向の温度とは云え標高の割りには涼しくありません。

 展望台が開放されていますので登ってみます、3階建て位の高さはあるのですが、正直云って展望は決して良いとは。ベンチも何もありませんので、床に座りこんで持参の弁当をひろげます。

 ただ展望台からは国道が見下ろす事ができます。なかなか面白いのですが、残念な事に今回は「自撮り」の準備はありません。

 

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